JPH07272625A - シート貼り付け装置 - Google Patents

シート貼り付け装置

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Publication number
JPH07272625A
JPH07272625A JP6261394A JP6261394A JPH07272625A JP H07272625 A JPH07272625 A JP H07272625A JP 6261394 A JP6261394 A JP 6261394A JP 6261394 A JP6261394 A JP 6261394A JP H07272625 A JPH07272625 A JP H07272625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
resin sheet
glass bulb
glass
rubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP6261394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ohashi
孝司 大橋
Kenichi Ikeda
健一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6261394A priority Critical patent/JPH07272625A/ja
Publication of JPH07272625A publication Critical patent/JPH07272625A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスバルブ管面に爆発時のガラス破片の飛
散防止、及び外光に対するコントラストの向上を目的と
して樹脂製のシートを気泡の混入やしわの発生などの画
質劣化要因の発生無く、かつ連続的に貼り付ける装置を
提供する。 【構成】 ロール状に加工された樹脂製のシート11を
連続的に供給するローラ12と、樹脂製のシート11を
ガラスバルブ18の管面上に加圧しながら貼り付けるた
めにシリンダ17の加圧圧力によって上下するゴムロー
ラ16と、ガラスバルブを一方向に移動させるためのコ
ンベア19とを有し、ゴムローラ16のゴムの部分がガ
ラスバルブ表面の凹凸や曲率を吸収するのに適当な厚み
を有する構成のシート貼り付け装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管などのガラ
スバルブを用いて画像を表示するテレビジョン装置の管
面上に樹脂製のシートを貼り付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管などのガラスバルブを用いた
画像表示装置における外光コントラスト向上の手段とし
て、ブラウン管などのガラスバルブの管面上にブルース
モークやグレースモークに染料や顔料を用いて染色した
ポリウレタン製やPET製の樹脂製のシートを直接貼り
付ける、つまり樹脂製のシートとガラスバルブ管面を光
学的に隙間無く密着させることにより、入射した外光の
反射を極端に減少させ、外光に対するコントラストを樹
脂製のシート非導入時に比べて格段に高めることが可能
であるが、従来はガラス上にPETなどの樹脂製のシー
トを貼り付ける方式としては建物用や自動車用の窓ガラ
スにPETなどの防眩フィルムを貼り付ける際に行われ
る水貼りと呼ばれる方法を用いていた。
【0003】これはあらかじめ貼り付けられるガラス面
に水や石鹸水などを刷毛などで均一に塗布しておき、そ
の後樹脂製のシートを貼り付け、さらにその後にスクイ
ージやローラによって樹脂製のシートとガラス面の間に
生じた気泡を除去するという方法である。この方法によ
れば樹脂製のシートは水や石鹸水などが乾いた後にガラ
ス面に密着する。
【0004】ただしこの方法をブラウン管などのガラス
バルブ管面上に樹脂製のシートを貼り付ける方法として
導入すると、気泡の混入としわの発生が大きな問題とな
る。すなわち、ブラウン管などのガラスバルブは建材用
などの板ガラスと異なり、表面形状が曲率を持った形状
になっており、このために平坦で曲率を持たない樹脂性
のシートはガラスバルブ上に貼り付けた時どうしても端
部が浮いてしまい、このため気泡を完全に除去すること
が非常に困難であるとともに、しわの発生が避けられな
い。
【0005】また、ブラウン管などのガラスバルブは板
ガラスと異なり、表面の凹凸が大きく、この事も樹脂製
のシートを貼り付けた際に気泡の混入やしわの発生を引
き起こす大きな要因となる。さらに前記した従来の方法
では均一な圧力と均一な速度で樹脂製のシートの貼り付
けを行うことができないために、水が乾燥した際に粘着
層の厚みむらや樹脂製のシート表面の凹凸が発生し、こ
のために画像表示装置として用いたときにガラスバルブ
上に映し出された映像がゆがんだり、にじんだりすると
いう画像表示装置として致命的な問題が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来方
法においてはブラウン管などのガラスバルブ上に樹脂製
のシートを貼り付けた場合、気泡の混入やしわの発生や
粘着層の厚みむら、樹脂製シート表面の凹凸の発生が著
しい画質劣化の要因となる。
【0007】この様な現象に対して従来は特に全ての問
題点に対して同時に有効な積極的な対処がなされていな
かった。
【0008】本発明はこのような問題点を解消する目的
でなされたもので、効果的かつ合理的に気泡の混入やし
わの発生、粘着材の厚みむら、樹脂製のシート表面の凹
凸の発生を抑制する画像表示装置用シート貼り付け装置
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は基材となる樹脂
層と粘着層の少なくとも2層よりなるロール状に加工さ
れた樹脂製のシートを連続的に供給するローラと、前記
樹脂製のシートをブラウン管等のガラスバルブの管面上
に加圧しながら貼り付けるためにシリンダの加圧圧力に
よって上下移動するゴムローラと、前記ブラウン管等の
ガラスバルブを一方向に移動させるためのコンベアとを
有し、前記ゴムローラのゴムの部分がブラウン管等のガ
ラスバルブ表面の凹凸や曲率を吸収するのに適当な厚み
を有することを特徴とするシート貼り付け装置を提供す
る。
【0010】
【作用】本発明では樹脂製のシートがローラによって連
続的かつ安定的に供給されるとともに、ガラスバルブ管
面上への貼り付けは、シリンダにて一定圧力で加圧され
たローラによって行われるために加圧圧力が均一であ
り、またガラスバルブ自体がコンベアによって一定速度
で移動しながら貼り付けを行う構成とすることで、貼り
付け時の場所による加圧圧力のばらつきや貼り付け速度
のむらがなく、このため粘着材のむらや樹脂製のシート
表面の凸凹が生じることがないようにしたと同時に複数
のサンプルに対して連続的に均一な条件で貼り付けが行
えるようにした。
【0011】さらに貼り付け用のローラを適当な厚みを
持ったゴムで作成し、そのローラの加圧圧力をシリンダ
によって調整し、ローラ自身の硬度を変化させることに
よって、ガラスバルブ表面の凹凸や曲率をローラによっ
て吸収し、貼り付け時の気泡の混入やしわの発生を抑制
できる最適条件で貼り付けが行えるようにした。
【0012】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の第一の実施例におけるガラ
スバルブ用樹脂製シート貼り付け装置の概略を示す斜視
図である。供給するロール状の樹脂シート11がガイド
ローラA12を経由して貼り付けローラ16の下を通過
し、コンベア19によって連続的に送られてきたガラス
バルブ18の管面上に樹脂シート11が貼り付けられ
る。ロール状の樹脂シート11とコンベア19を用いた
ことにより量産時の連続的な貼り付けが可能な構成とな
っている。
【0014】図3は本発明による第一の実施例であるガ
ラスバルブ用樹脂製シート貼り付け装置の側面図である
がこれを用いて前述した貼り付けの様子をさらに詳細に
説明する。
【0015】供給するロール状の樹脂シート11はガイ
ドローラA12を経てガイドローラB13のところで基
材と離型紙に分割する。図2に樹脂シート11の断面図
を示すが、これを併用して説明する。樹脂シート11は
基材21、粘着層22、離型紙23の3層構造になって
おり、矢印24に示すとおり粘着層22と離型紙23の
層間において剥離を起こす構造となっている。図3にお
いて、樹脂シート11の離型紙23の部分はガイドロー
ラC14を経て重り15に引っ張られ、このため樹脂シ
ート11はガイドローラB13において剥離を起こす。
また残った樹脂シート11の基材21は貼り付けローラ
16の下を通過し、ここでコンベア19によって送られ
てきたガラスバルブ18の管面上に粘着層22によって
貼り付けられる。ここで貼り付けはコンベア19によっ
てガラスバルブ18を等速で図中矢印の方向に移動させ
ることによって行われる。これにより従来は不可能であ
った等速での貼り付けが可能となる。
【0016】また貼り付けローラ16を用いて貼り付け
を行うことにより、貼り付け時ガラスバルブ18に均一
な圧力が加わり、むらの無い均一な貼り付けが行えるこ
とで、粘着材のむらや、基材表面の凹凸の発生を防ぐこ
とができると共に、ガラスバルブ18の表面の曲率や凹
凸を貼り付けローラ16のゴムの厚みによって吸収する
事で貼り付け時の気泡の混入やしわの発生を抑制する事
ができる構成となっている。
【0017】このように本発明によるガラスバルブ用樹
脂シートの貼り付け装置によればガラスバルブ18に樹
脂シート11を貼り付けた構成の画像表示装置において
画質劣化の大きな要因となる気泡の混入、しわの発生、
粘着層のむらや基材表面の凹凸について、その発生を防
ぐことが可能である。
【0018】なお、加圧シリンダ17による加圧圧力と
コンベア19によるガラスバルブ18の移動速度、さら
に貼り付けローラ16のゴム硬度などが気泡の混入やし
わの発生、ゴミの混入などの画質劣化要因の発生に大き
な影響を与えることが分かっている。すなわち、まず加
圧圧力については、加圧シリンダ17による加圧圧力が
小さすぎると樹脂シート11が貼り付けローラ16によ
って押さえきれず、ガラスバルブ18の両端の部分にお
いて樹脂シート11が気泡を混入してしまい、逆に加圧
シリンダ17による加圧圧力が大きすぎると樹脂シート
11の基材21が弾性変形し、いわば一方向に延びた状
態でガラスバルブ18の管面に貼り付いてしまうために
剥離やしわの発生などの問題が発生し、さらに加圧圧力
を大きくするとガラスバルブ18自体が割れてしまうと
いう問題が生ずる。
【0019】またコンベア19による移動速度について
は移動速度が速すぎるとガイドローラB13における樹
脂シート11の離型紙23と基材21、粘着層22間の
剥離速度が速くなり、このために剥離によって発生する
静電気量が増大し、これが空気中のゴミを引き寄せ、ゴ
ミの混入量が多くなることが分かった。これについては
コンベア19によるガラスバルブ18の移動速度を制御
する他に、クリーンルーム内で帯電防止用のイオンシャ
ワーなどの設備を用いることによって避けることが可能
である。
【0020】さらに貼り付けローラ16のゴム硬度につ
いては硬度が高すぎるとガラスバルブ18は厳密な平面
ではなく、曲率を持っていると共に表面に凹凸を持って
いるのでガラスバルブ18の特に両端部において樹脂シ
ート11を十分に加圧することができず、気泡の混入や
しわの発生の原因となる。
【0021】ポリウレタンを基材とした基材の厚み20
0(μm)、粘着層の厚み40(μm)の樹脂シートにおい
て、ゴム厚10(mm)の貼り付けローラによって幅2
50(mm)のガラスバルブに貼り付けを行う場合、加
圧シリンダによる加圧圧力を荷重55(kg)以上、コ
ンベアによるガラスバルブの移動速度を1800(mm
/min)以下、さらに貼り付けローラのゴム硬度を5
0以下にした場合、気泡の混入やしわの発生、ゴミの混
入、粘着層のむらなどの画質劣化要因となる諸問題の発
生が極めて少ない事が分かった。
【0022】これらの諸条件を樹脂シートの種類やガラ
スバルブ18の種類によって調整し、一定条件にて本発
明によるガラスバルブ用樹脂シート貼り付け装置を用い
ることにより、最適な貼り付け条件下での貼り付けを連
続的に、かつサンプル間でのバラツキなく均一に行うこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ラウン管などのガラスバルブの管面上に樹脂製のシート
を貼り付ける際に従来発生していた気泡の混入やしわの
発生、粘着層のむらや基材表面の凹凸などを除去するこ
とができると同時に、ガラスバルブへの樹脂シート貼り
付け作業を連続的に、均一に行うことができるガラスバ
ルブ用樹脂シート貼り付け装置を提供することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第一の実施例におけるシート貼
り付け装置の斜視図
【図2】本発明における第一の実施例における樹脂製の
シートの断面図
【図3】本発明における第一の実施例におけるシートの
貼り付け方法説明の為の側面図
【符号の説明】
11 樹脂シート 12 ガイドローラA 13 ガイドローラB 14 ガイドローラC 15 重り 16 貼り付けローラ 17 加圧シリンダ 18 ガラスバルブ 19 コンベア 20 矢印 21 基材 22 粘着層 23 離型紙 24 矢印

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に加工された樹脂製のシートを
    連続的に供給するローラと、前記シートをガラスバルブ
    の管面上に加圧しながら貼り付けるためにシリンダの加
    圧圧力によって上下移動するゴムローラと、前記ガラス
    バルブを一方向に移動させるためのコンベアとを有し、
    前記ゴムローラのゴムの部分がガラスバルブ表面の凹凸
    や曲率を吸収する厚みを有することを特徴とするシート
    貼り付け装置。
JP6261394A 1994-03-31 1994-03-31 シート貼り付け装置 Pending JPH07272625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6261394A JPH07272625A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 シート貼り付け装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6261394A JPH07272625A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 シート貼り付け装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07272625A true JPH07272625A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13205347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6261394A Pending JPH07272625A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 シート貼り付け装置

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JP (1) JPH07272625A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383093B1 (ko) * 1999-12-02 2003-05-12 주식회사 엘지화학 격벽제조용 플라스틱 필름 및 이를 이용한 플라즈마디스플레이 패널용 격벽 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383093B1 (ko) * 1999-12-02 2003-05-12 주식회사 엘지화학 격벽제조용 플라스틱 필름 및 이를 이용한 플라즈마디스플레이 패널용 격벽 제조 방법

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