JPH072725Y2 - 建設機械におけるバケツト角制御装置 - Google Patents

建設機械におけるバケツト角制御装置

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JPH072725Y2
JPH072725Y2 JP2634689U JP2634689U JPH072725Y2 JP H072725 Y2 JPH072725 Y2 JP H072725Y2 JP 2634689 U JP2634689 U JP 2634689U JP 2634689 U JP2634689 U JP 2634689U JP H072725 Y2 JPH072725 Y2 JP H072725Y2
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JP
Japan
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bucket
boom
lever
control valve
control
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JP2634689U
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JPH02116548U (ja
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隆太郎 亀下
修治 今野
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ホイールローダ等の建設機械におけるバケツ
ト角制御装置に関するものである。
〈従来技術〉 ホイールローダ等の建設機械において、稼働時間の少な
い小型機種には、一本レバーでブーム及びバケツトを制
御するものもあるが、大型機種では長時間作業のため疲
労の少ない二本レバーが大半をしめている。
すなわち、大型機種では、従来、第4図に示す如く、ブ
ームシリンダ1用のブームレバー2とバケツトシリンダ
3用のバケツトレバー4とを操縦パネルに並べて設け、
これらのブームレバー2及びバケツトレバー4によりブ
ーム用パイロツト弁5及びバケツト用パイロツト弁6を
介してブーム制御弁7およびバケツト制御弁8を夫々作
動させ、ブームシリンダ1及びバケツトシリンダ3を制
御するようにしている。なお、第4図中、9は主油圧ポ
ンプ、10はパイロツト用油圧ポンプ、11はパイロツト用
リリーフ弁である。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来技術において、堀削作業時には、通常、バケツ
トを地面に水平に突込むが、原石等の硬い土質の場合、
地面に対するバケツトの突込みを良くするために、バケ
ツト角をやや下向きにして掘削に入る。この時、片手
(左手)はハンドルを握っているので、右手一本でブー
ムレバー2を握りながら、瞬間的にバケツトレバー4を
下げ方向に倒し、バケツトの角度をやや下向きにしなけ
ればならない。しかし、逆にバケツトを下に向けすぎる
と、バケツトが地面に食い込みすぎて掘削できなくな
る。したがつて、バケツトを適正角度に制御するには、
操作が煩雑で高度な熟練を必要とする欠点があつた。
また、掘削時には、車両の牽引力によりブーム側の油圧
がリリーフ状態となることがあるが、その時、バケツト
を若干上向きにすると、リンクの関係でブーム力が回復
し、より深く掘削できる。したがつて、この時にもブー
ムレバー2を押えたまま瞬間的にバケツトを適正角度に
制御する必要があるが、前述の場合と同様非常に高度な
熟練を要する欠点があつた。
また、煩雑で高度な技能を要するだけでなく、従来はブ
ームレバー2とバケツトレバー4とを頻繁に握り換えな
がら操作するため、長時間作業を行なう場合には、頻繁
な手の動きによりオペレータの疲労が激しくなる欠点が
あつた。
本考案は、上記に鑑み、ブームレバーを持つたままでバ
ケツトを適正角度に容易に制御でき、熟練度を要するこ
とはなく操作できる建設機械におけるバケツト角制御装
置の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1,2図の如く、ブーム1
3を昇降させるブームシリンダ1と、ブーム13先端のバ
ケツト14を回動させるバケツトシリンダ3とが備えら
れ、これらシリンダ1,3をブーム制御弁7及びバケツト
制御弁8を介して制御するブームレバー2及びバケツト
レバー4が備えられた建設機械において、ブームレバー
2に、上げ方向と下げ方向とに選択操作可能な制御スイ
ツチ18が設けられ、該制御スイツチ18の操作時に、選択
された方向にバケツト制御弁8を一定時間だけ作動させ
るタイマー19,20が設けられたものである。
〈作用〉 上記課題解決手段において、ブームレバー2を握つたま
まで制御スイツチ18を上げ又は下げ方向に操作すると、
タイマー19,20で設定された一定時間だけバケツト制御
弁8が上げ又は下げ方向に作動し、バケツトシリンダ3
が伸縮しバケツト14を上げ又は下げ方向に回動させる。
したがつて、制御スイツチ18を必要回数だけ操作するこ
とにより、ブームレバー2を握つたままでバケツト14を
適正角度に制御することができ、ブームレバー2からバ
ケツトレバー4に握り換える必要がないので、操作が容
易であり、またオペレータの疲労も軽減できる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。な
お、第4図に示す従来例と同一名称物には同一符号を付
し、その説明を省略する。
図面は本考案に係るバケツト角制御装置をホイールロー
ダに採用した場合を示し、第1図は本考案の要部の構成
図、第2図は同じく電気回路図、第3図は同じくホイー
ルローダの側面図である。
第3図に示す如く、ホイールローダは、車体12と、車体
12の前部に昇降自在に枢着されたブーム13と、ブーム13
を昇降させるべく車体12とブーム13間に架設されたブー
ムシリンダ1と、ブーム13の前端部に軸14aを介して上
下回動自在に枢着されたバケツト14と、リンク15を介し
てバケツト14を回動させるべくリンク15とブーム13間に
架設されたバケツトシリンダ3とを備えて成る。
車体12にはエンジン16、キャビン17等が搭載され、また
そのキャビン17内の操縦パネルには、ブームレバー2と
バケツトレバー4とが左右に並設されている。
図示の如く、本考案に係るバケツト角制御装置は、この
種のホイールローダにおいて、ブームレバー2に、上げ
下げ方向に選択操作可能な制御スイツチ18が設けられ、
この制御スイツチ18の操作時に、選択された方向にバケ
ツト制御弁8を一定時間だけ作動させるタイマー19,20
が設けられたものである。
制御スイツチ18は、第2図に示す如く、上げ接点21、中
立接点22及び下げ接点23を備えた三極オン・オフ型の切
換スイツチにより構成され、ブームレバー2を握つたま
まで操作できるように上端の握り部2aに配されている。
上げ接点21及び下げ接点23は上げ用及び下げ用の各タイ
マー19,20に接続されると共に、そのタイマー19,20の時
限オフ用の接点24,25を介して上げ用及び下げ用のセレ
クト弁26,27のソレノイド28,29に接続されている。タイ
マー19,20は、接点21,23がオンした時に、一定時間、例
えば0.5〜1.0秒経過後に接点24,25をオフするものであ
り、その時間はオペレータのフィーリングで任意に設定
可能である。
セレクト弁26,27は、第1図に示す如く、二位置切換式
の電磁弁であつて、バケツト用パイロツト弁6とバケツ
ト制御弁8とを接続する上げ用および下げ用のパイロツ
ト回路30,31と、パイロツト用油圧ポンプ10との間に介
装されており、通常は各パイロツト回路30,31を介して
バケツト用パイロツト弁6とバケツト制御弁8を連通す
る状態にあり、ソレノイド28,29が励磁した時のみ、バ
ケツト用パイロツト弁6に関係なくパイロツト用油圧ポ
ンプ10からバケツト制御弁8にパイロツト圧をかけるよ
うになつている。
上記構成において、ブームレバー2を握つたままで制御
スイツチ18を下げ方向に操作すると、下げ接点23がオン
し、タイマー20が時計動作を開始すると共に、接点25を
介してソレノイド29が励磁し、セレクト弁27がパイロツ
ト用油圧ポンプ10側に切換わり、バケツト制御弁8のス
プールが下げ側に作動する。そして、一定時間後にタイ
マー20によつて接点25がオフし、セレクト弁27のソレノ
イド29が消磁し、セレクト弁27が復帰する。したがつ
て、制御スイツチ18を下げ側に操作すれば、一定時間だ
けバケツト制御弁8が下げ側に切換わり、バケツトシリ
ンダ3がその時間に相当する分だけ収縮するので、バケ
ツト14が下げ方向に回動する。この時の一回の回動角を
例えば2〜3°に設定しておけば、制御スイツチ18を一
回操作する毎にバケツト14が下げ方向に2〜3°づつ回
動する。故に、掘削作業時、硬くて掘削し難い土質の場
合には、バケツトレバー4をさわることなくブームレバ
ー2を握つたままで制御スイツチ18を下げ方向に必要回
数Nだけ操作すれば、土質に応じてバケツト14を2〜3
°×Nの適正角度に制御できる。
また、制御スイツチ18を上げ方向に操作すれば、前述と
同様にして、バケツト14が2〜3°づつ上げ方向に回動
する。したがつて、掘削中、土質が硬くブーム13側がリ
リーフ状態になつた時には、バケツトレバー4を操作す
ることなくバケツト14を上げ方向に回動させて適正角度
に制御できる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、バケツト制御弁8が電磁弁であつて、バケツト
レバー4に連動するスイツチでバケツト制御弁8を直接
制御するものの場合には、タイマー19,20の接点24,25を
バケツト制御弁8のソレノイドに接続すれば良く、実施
例のセレクト弁26,27等を省くことができる。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、ブーム
レバーに、上げ方向と下げ方向とに選択操作可能な制御
スイツチが設けられ、該制御スイツチの操作時に、選択
させた方向にバケツト制御弁を一定時間だけ作動させる
タイマーが設けられているので、ブームレバーを握つた
ままでバケツトを適正角度に制御でき、従来に比較して
操作が非常に容易になると共に、オペレータの疲労も軽
減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、第1図は
本考案の要部の構成図、第2図は同じく電気回路図、第
3図は同じくホイールローダの側面図、第4図は従来の
ホイールローダ流体圧回路図である。 1:ブームシリンダ、2:ブームレバー、3:バケツトシリン
ダ、5:ブーム用パイロツト弁、6:バケツト用パイロツト
弁、7:ブーム制御弁、8:バケツト制御弁、13:ブーム、1
4:バケツト、18:制御スイツチ、19,20:タイマー、26,2
7:セレクト弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームを昇降させるブームシリンダと、ブ
    ーム先端のバケツトを回動させるバケツトシリンダとが
    備えられ、これらシリンダをブーム制御弁及びバケツト
    制御弁を介して制御するブームレバー及びバケツトレバ
    ーが備えられた建設機械において、ブームレバーの握り
    部に、上げ方向と下げ方向とに選択操作可能な制御スイ
    ツチが設けられ、該制御スイツチの操作時に、選択され
    た方向にバケツト制御弁を一定時間だけ作動させるタイ
    マーが設けられたことを特徴とする建設機械におけるバ
    ケツト角制御装置。
JP2634689U 1989-03-07 1989-03-07 建設機械におけるバケツト角制御装置 Expired - Lifetime JPH072725Y2 (ja)

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JPH02116548U JPH02116548U (ja) 1990-09-18
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