JPH07272467A - 記録媒体挿入口用蓋装置 - Google Patents

記録媒体挿入口用蓋装置

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JPH07272467A
JPH07272467A JP6061082A JP6108294A JPH07272467A JP H07272467 A JPH07272467 A JP H07272467A JP 6061082 A JP6061082 A JP 6061082A JP 6108294 A JP6108294 A JP 6108294A JP H07272467 A JPH07272467 A JP H07272467A
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JP
Japan
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JP6061082A
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Inventor
Naoki Morikawa
直樹 森川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 前面パネル6に回動可能に支持され記録媒体
挿入口4を後面側より閉蓋する第1の蓋板2と、この第
1の蓋板2に回動可能に支持されこの第1の蓋板2に開
設された記録媒体挿通孔3を前面側より閉蓋する第2の
蓋板1を有する。各蓋板2,1は、それぞれの閉蓋方向
(矢印E,D)に回動付勢されている。 【効果】 記録媒体挿入時は第1の蓋板2が回動され排
出時は第1の蓋板2が回動されるので、駆動機構を用い
ずとも、記録媒体の挿入排出に応じた開閉操作がなされ
る。記録媒体装着後においても記録媒体挿入口を確実に
閉蓋できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクプレーヤ装置
やテーププレーヤ装置の如き装置が有する記録媒体挿入
口を開閉蓋するための記録媒体挿入口用蓋装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクプレーヤ装置やテーププ
レーヤ装置の如く、装置筐体内にディスクカートリッジ
やテープカセットの如き記録媒体が挿入され、この記録
媒体に対して情報信号の記録または再生を行うように構
成された記録再生装置が提案されている。
【0003】このような記録再生装置においては、上記
記録媒体は、上記装置筐体に形成された記録媒体挿入口
を介して、該装置筐体の外方側より、この装置筐体内に
挿入操作されて装着される。
【0004】上記記録媒体挿入口は、上記記録再生装置
の非使用時においては、上記装置筐体内に塵挨が侵入す
ることを防止するため、記録録媒体挿入口用蓋装置の蓋
部材により閉蓋されるようになされている。そして、こ
の記録媒体挿入口用蓋装置は、上記記録媒体挿入口に上
記記録媒体が挿入されるときには、該記録媒体挿入口を
開蓋する。
【0005】上記記録再生装置の使用時、すなわち、上
記装置筐体内に上記記録媒体が装着されている状態にお
いては、上記記録媒体挿入口は、上記蓋部材により、ま
たは、上記記録媒体により、閉蓋される。
【0006】すなわち、上記記録媒体挿入口用蓋装置が
モータ等により上記蓋部材を開閉駆動操作するものであ
る場合には、この蓋部材は、上記記録媒体の挿入及び排
出操作に連動して開閉操作され、上記記録媒体挿入口内
に該記録媒体が存在しているときのみ開蓋操作され、該
記録媒体の装着完了時及び排出完了時には閉蓋操作され
る。
【0007】そして、上記記録媒体挿入口用蓋装置が、
モータ等の駆動力によっては上記蓋部材を開閉操作せ
ず、該蓋部材が閉蓋方向に弾性付勢されているとともに
上記記録媒体により押圧されて開蓋されるようになされ
ているものである場合には、この蓋部材は、上記記録媒
体の挿入操作により開蓋操作され、該記録媒体の装着完
了時には、この記録媒体の後端側部分により当接された
まま、開蓋状態に維持される。このとき、上記記録媒体
挿入口は、上記記録媒体の後端部により閉蓋されている
ことになる。そして、上記記録媒体は、上記蓋部材に摺
接しつつ、上記装置筐体の外方側に排出される。上記蓋
部材は、上記記録媒体の排出の完了後に閉蓋する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に上記蓋部材を上記モータ等により開閉駆動操作するよ
うに構成された記録媒体挿入口用蓋装置においては、装
置構成が複雑化、大型化し、また、製造、組立が煩雑化
される。また、電源遮断時や、誤動作、故障時において
は、上記蓋部材の開閉が行えなくなり、このとき、上記
装置筐体内に上記記録媒体が装着されている場合には、
この記録媒体の該装置筐体よりの取り出しが出来なくな
ってしまう。
【0009】また、上記蓋部材が上記記録媒体に当接さ
れて開蓋されることとした記録媒体挿入口用蓋装置にお
いては、該記録媒体が装着されているときの上記記録媒
体挿入口の閉蓋が不完全である。そのため、上記記録再
生装置の使用時において、上記記録媒体挿入口を介して
の上記装置筐体内への塵挨、異物の侵入の虞れがあり、
また、該装置筐体内についての静電対策が不完全となる
虞れがある。さらに、この記録媒体挿入口用蓋装置は、
上記記録再生装置の使用時の外観意匠を劣化させる。
【0010】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、記録再生装置における記録媒体
挿入口を介しての装置筐体内への塵挨、異物の侵入を、
非使用時、使用時に依らずに確実に防止することがで
き、構成が簡素であって製造、組立が容易であり、ま
た、故障時等においても記録媒体の上記装置筐体よりの
取り出しが可能となされた記録媒体挿入口用蓋装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る記録媒体挿入口用蓋
装置は、記録媒体挿入口の縁部近傍に対して回動可能に
支持され該記録媒体挿入口を閉蓋する閉蓋位置とこの閉
蓋位置より一方向側に回動された位置である該記録媒体
挿入口を開蓋する開蓋位置とに亘って回動可能であると
ともに記録媒体の挿通が可能な記録媒体挿通孔を有する
第1の蓋部材と、この第1の蓋部材に対して回動可能に
支持され上記記録媒体挿通孔を閉蓋する閉蓋位置とこの
閉蓋位置より他方向側に回動された位置である該記録媒
体挿通孔を開蓋する開蓋位置とに亘って回動可能である
第2の蓋部材と、上記第1の蓋部材を上記閉蓋位置とな
す方向に回動付勢する第1の付勢手段と、上記第2の蓋
部材を上記閉蓋位置となす方向に回動付勢する第2の付
勢手段とを備えてなるものである。
【0012】また、本発明は、上述の記録媒体挿入口用
蓋装置において、上記第1の蓋部材の回動軸と、上記第
2の蓋部材の回動軸とを、互いに同軸状となしたもので
ある。
【0013】さらに、本発明は、上述の各記録媒体挿入
口用蓋装置において、上記第1の蓋部材は、上記記録媒
体挿入口を有する装置筐体の内方側に回動されることに
より上記開蓋位置となされ、上記第2の蓋部材は、上記
装置筐体の外方側に回動されることにより上記開蓋位置
となされることとしたものである。
【0014】
【作用】本発明に係る記録媒体挿入口用蓋装置は、記録
媒体の挿通が可能な記録媒体挿通孔を有し回動可能に支
持されて記録媒体挿入口を開閉可能となし閉蓋方向に回
動付勢された第1の蓋部材と、この第1の蓋部材に対し
て回動可能に支持されて該記録媒体挿通孔を開閉可能と
なし閉蓋方向に回動付勢された第2の蓋部材とを備えて
いるので、上記記録媒体挿入口に対して挿入または排出
される記録媒体の移動方向に応じて、上記第1の蓋部材
が該記録媒体に押圧されて上記第2の蓋部材を伴って回
動付勢力に抗して回動される状態と、該第2の蓋部材の
みが該記録媒体に押圧されて回動付勢力に抗して回動さ
れる状態との、いずれかの状態となされ、また、該記録
媒体が該記録媒体挿入口内に存在しないときには、該各
蓋部材が閉蓋状態となされる。
【0015】また、上記記録媒体挿入口用蓋装置におい
て、上記第1の蓋部材の回動軸と上記第2の蓋部材の回
動軸とを互いに同軸状となした場合には、これら各蓋部
材は、少ない容積内に効率良く配設されることができ
る。
【0016】さらに、上記各記録媒体挿入口用蓋装置に
おいて、上記第1の蓋部材は、上記記録媒体挿入口を有
する装置筐体の内方側に回動されることにより該記録媒
体挿入口を開蓋することとし、上記第2の蓋部材は、上
記装置筐体の外方側に回動されることにより該記録媒体
挿入口を開蓋することとした場合には、上記記録媒体を
上記記録媒体挿入口に対して挿入するときには、該記録
媒体挿入口の全域が開放され、該記録媒体が該記録媒体
挿入口より排出されるときには、上記記録媒体挿通孔の
みが開放されることになり、該記録媒体を手指により保
持してなされるこの記録媒体の該記録媒体挿入口への挿
入操作が容易となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る記録媒体挿入口用蓋装
置は、図1に示すように、ディスクカートリッジやテー
プカセットの如き記録媒体に対して情報信号の記録また
は再生を行う記録再生装置28の装置筐体の一部をなす
前面パネル部6上に配設される。
【0018】上記前面パネル部6には、横長のスリット
状の記録媒体挿入口4が開設されている。この記録再生
装置28においては、上記記録媒体は、上記記録媒体挿
入口4を介して上記装置筐体内に挿入され、この装置筐
体内に配設された図示しないローディング機構により、
装着部に装着される。上記装着部に装着された記録媒体
は、上記記録再生装置の有する光学ピックアップ装置や
磁気ヘッド装置等によって、情報信号の書き込み、また
は、読み出しを行われる。
【0019】上記記録再生装置28においては、操作パ
ネル部10が、上記前面パネル部6の前面部に対して着
脱可能となされている。この操作パネル部10は、上記
前面パネル部6と略々同一の大きさを有する平板状に形
成され、前面部に複数の操作釦9を有している。この操
作パネル部10は、上記前面パネル部6の両側側の下方
部分に突設された一対の支持片7,7により両側側の被
支持部8,8を支持され、上記前面パネル部6に重ね合
わされるようにして、上記装置筐体に取り付けられる。
このように上記装置筐体に取り付けられた操作パネル部
10は、この装置筐体内に収納され上記光学ピックアッ
プ装置等を制御する電子回路部に対し、上記各操作釦9
を電気的に接続させている。すなわち、上記装置筐体に
取り付けられた操作パネル部10の操作釦9を操作する
ことにより、該装置筐体内の電子回路部に対する制御を
行うことができる。そして、上記操作パネル部10は、
上記記録再生装置の非使用時においては、上記装置筐体
より取り外しておくことができる。
【0020】上記操作パネル部10には、記録媒体導入
口11が開設されている。この記録媒体導入口11は、
上記前面パネル部6の記録媒体挿入口4に対応して形成
されており、上記操作パネル部10が上記装置筐体に取
り付けられたとき、該記録媒体挿入口4の前方に位置す
るようになされている。そして、上記記録媒体導入口1
1の後方側には、図1及び図7に示すように、記録媒体
導入吻部12が突設されている。この記録媒体導入吻部
12は、内側部の縦断面が上記記録媒体導入口11に対
応しており、該記録媒体導入口11に挿入された記録媒
体を後方側に導くようになされている。この記録媒体導
入吻部12は、上記操作パネル部10が上記装置筐体に
取り付けられたとき、後端部を上記記録媒体挿入口4の
周囲部に近接させる。
【0021】そして、上記前面パネル部6の記録媒体挿
入口4は、本発明に係る記録媒体挿入口用蓋装置の第1
の蓋部材2により閉蓋されている。すなわち、上記前面
パネル部6の前面部には、上記記録媒体挿入口4の下縁
部及び両側縁部に沿って、突状29が突設されている。
上記第1の蓋部材2は、図2及至図4に示すように、上
記記録媒体挿入口4に対応した横長の短冊状に形成さ
れ、両側側の下方側部分に左右一対の回動軸となる同軸
状の第1の支軸21,21を有し、これら第1の支軸2
1,21を上記突状29の両側側部分に形成された軸受
け孔に回転可能に嵌入係合させている。この第1の蓋部
材2は、上記各第1の支軸21,21回りに回動可能に
支持され、上記記録媒体挿入口4を閉蓋する閉蓋位置
と、図5中矢印Bで示すように、上記装置筺内内方側に
回動されて該記録媒体挿入口4を開蓋する開蓋位置とに
亘って、回動可能となされている。この第1の蓋部材2
は、上縁側を上記記録媒体導入吻部12の後端部に当接
させることにより、または、下縁側を上記前面パネル部
6の前面部に当接させることにより、上記閉蓋位置より
も上記装置筐体の外方側となる方向への回動が規制され
ている。
【0022】上記第1の蓋部材2には、上記記録媒体が
通過し得る大きさの記録媒体挿通孔3が開設されてい
る。すなわち、この第1の蓋部材2は、全体として枠状
の形状を有して形成されている。この記録媒体挿通孔3
の上縁部の後方側部分には、鍔部13が下方側に向けて
突設されている。
【0023】上記第1の蓋部材2の一方の第1の支軸2
1の近傍には、切り欠き部22が形成されている。そし
て、この一方の第1の支軸21には、一部を上記切り欠
き部22に進入させて、第1の付勢手段となる第1の捻
りコイルバネ23のコイル部が外嵌装されている。この
第1の捻りコイルバネ23は、一方のアーム部24を上
記第1の蓋部材2の背面部に当接係合させ、他方のアー
ム部25を上記突状29の前端部に当接係合させること
により、図4中矢印Eで示すように、上記第1の蓋部材
2を、この第1の蓋部材2の上端側が前方に移動する方
向に回動付勢し、上記閉蓋位置となしている。
【0024】そして、上記第1の蓋部材2の記録媒体挿
通孔3は、第2の蓋部材1により閉蓋されている。すな
わち、上記第2の蓋部材1は、上記記録媒体挿通孔3に
対応した横長の短冊状に形成され、両側側の下方側部分
に左右一対の回動軸となる同軸状の第2の支軸14,1
4を有し、これら第2の支軸14,14を上記記録媒体
挿通孔3内の両側側部分に形成された一対の軸受け孔2
0,20に回転可能に嵌入係合させている。上記各軸受
け孔20,20に嵌入された上記各第2の支軸14,1
4は、上記各第1の支軸21,21に対して、同軸状と
なされている。上記第2の蓋部材1は、上記各第2の支
軸14,14回りに回動可能に支持され、上記記録媒体
挿通孔3を閉蓋する閉蓋位置と、図5中矢印Aで示すよ
うに、上記装置筺内の外方方向に回動されて該記録媒体
挿通孔3を開蓋する開蓋位置とに亘って、回動可能とな
されている。
【0025】上記第2の蓋部材1の一方の第2の支軸1
4の近傍には、切り欠き部15が形成されている。そし
て、この一方の第2の支軸14には、一部を上記切り欠
き部15に進入させて、第2の付勢手段となる第2の捻
りコイルバネ17のコイル部が外嵌装されている。この
第2の捻りコイルバネ17は、一方のアーム部18を上
記第2の蓋部材1の前面部の形成された係合溝16内に
嵌入係合させ、他方のアーム部19を上記第1の蓋部材
2の背面部に当接係合させることにより、図4中矢印D
で示すように、上記第2の蓋部材1を、この第2の蓋部
材1の上端側が後方に移動する方向に回動付勢し、上記
閉蓋位置となしている。なお、上記第2の蓋部材1は、
上記記録媒体挿通孔3内に嵌合され、上縁部分を上記鍔
部13の前面部に当接されて、上記閉蓋位置にて停止さ
れている。
【0026】上記第1の蓋部材2の上縁部は、円筒面
(R面)26となされている。また、上記第2の蓋部材
1の上縁部の後方側部分は、円筒面(R面)27となさ
れている。また、上記第2の蓋部材1の前面部には、両
側側に位置して、縦方向の一対の突状部5,5が形成さ
れている。これら突状部5,5は、上方側に向いたテー
パ状に形成されており、上端側が上記第2の蓋部材1の
前面部に対して滑らかに連なり、下端側が円筒面(R
面)となされている。
【0027】上述のように構成された本発明に係る記録
媒体挿入口用蓋装置を有する記録再生装置28において
は、図5において矢印Fで示すように、上記記録媒体1
01が上記装置筐体に取り付けられた操作パネル部10
の記録媒体導入口11に挿入されると、この記録媒体1
01は、上記記録媒体導入吻部12により導かれて、前
端面部を上記第2の蓋部材1に臨ませる。そして、さら
に、上記記録媒体101を上記記録再生装置28の内方
側に向かう方向に移動させると、この記録媒体101
は、上記第2の蓋部材1の前面部を押圧し、この第2の
蓋部材1を介して、図6に示すように、上記第1の蓋部
材2を後方側に回動させる。このとき、上記記録媒体1
01の外側面部には、上記各突状部5,5、または、上
記第1の蓋部材2の上縁部の円筒面26が摺接され、こ
の記録媒体101の外側面部の傷損が防止される。
【0028】上記記録媒体101の上記装置筐体内への
挿入が終了すると、上記各蓋部材2,1は、図7に示す
ように、上記各捻りコイルバネ23,17の付勢力によ
り、それぞれの閉蓋位置に復帰され、上記記録媒体挿入
口4を閉蓋する。上記記録媒体101は、上記装置筐体
内において上記ローディング機構により搬送され、上記
装着部に装着される。
【0029】そして、上記記録媒体101が上記ローデ
ィング機構により上記装置筺体内より排出されるときに
は、この記録媒体101は、図8において矢印Gで示す
ように、上記第2の蓋部材1を内方側より押圧して外方
側に回動させ、上記記録媒体導入吻部12内に進入す
る。このとき、上記記録媒体101の外側面部には、上
記第2の蓋部材1の上縁部の円筒面27が摺接され、こ
の記録媒体101の外側面部の傷損が防止される。上記
記録媒体101の排出が完了すると、上記各蓋部材2,
1は、図9に示すように、上記各捻りコイルバネ23,
17の付勢力により、それぞれの閉蓋位置に復帰され、
上記記録媒体挿入口4を閉蓋する。
【0030】なお、上述した録媒体挿入口用蓋装置にお
いては、上記第1の蓋部材2が上記装置筐体の内方側に
回動されることにより上記記録媒体挿入口4を開蓋し、
上記第2の蓋部材1が該装置筐体の外方側に回動される
ことにより該記録媒体挿入口4を開蓋するので、上記記
録媒体101を上記記録媒体挿入口4に対して挿入する
ときには、該記録媒体挿入口4の全域が開放され、該記
録媒体101が該記録媒体挿入口4より排出されるとき
には、上記記録媒体挿通孔3のみが開放されることにな
る。すなわち、この記録媒体挿入口用蓋装置において
は、上記記録媒体101を手指により保持してなされる
この記録媒体101の上記記録媒体挿入口4への挿入操
作が容易なものとなされている。
【0031】しかしながら、本発明に係る記録媒体挿入
口用蓋装置は、上記第1の蓋部材2が上記装置筐体の外
方側に回動されることにより上記記録媒体挿入口4を開
蓋し、上記第2の蓋部材1が該装置筐体の内方側に回動
されることにより該記録媒体挿入口4を開蓋するように
構成してもよい。
【0032】また、上述の記録媒体挿入口用蓋装置にお
いては、上記第1及び第2の蓋部材2,1を支持する上
記各支軸21,21、14,14は、互いに同軸状とな
されており、該各蓋部材2,1が、少ない容積内に効率
良く配設されている。しかし、本発明に係る記録媒体挿
入口用蓋装置は、この構成に限定されることなく、上記
第1及び第2の支軸21,21、14,14が、互いに
同軸ではない位置となされた構成としてもよい。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録媒体挿
入口用蓋装置は、記録媒体の挿通が可能な記録媒体挿通
孔を有し回動可能に支持されて記録媒体挿入口を開閉可
能となし閉蓋方向に回動付勢された第1の蓋部材と、こ
の第1の蓋部材に対して回動可能に支持されて該記録媒
体挿通孔を開閉可能となし閉蓋方向に回動付勢された第
2の蓋部材とを備えている。
【0034】そのため、この記録媒体挿入口用蓋装置
は、上記記録媒体挿入口に対して挿入または排出される
記録媒体の移動方向に応じて、上記第1の蓋部材が該記
録媒体に押圧されて上記第2の蓋部材を伴って回動付勢
力に抗して回動される状態と、該第2の蓋部材のみが該
記録媒体に押圧されて回動付勢力に抗して回動される状
態との、いずれかの状態となされ、また、該記録媒体が
該記録媒体挿入口内に存在しないときには、該各蓋部材
により該記録媒体挿入口を確実に閉蓋することができ
る。
【0035】また、上記記録媒体挿入口用蓋装置におい
て、上記第1の蓋部材の回動軸と上記第2の蓋部材の回
動軸とを互いに同軸状となした場合には、これら各蓋部
材は、少ない容積内に効率良く配設されることができ
る。
【0036】さらに、上記各記録媒体挿入口用蓋装置に
おいて、上記第1の蓋部材は、上記記録媒体挿入口を有
する装置筐体の内方側に回動されることにより該記録媒
体挿入口を開蓋することとし、上記第2の蓋部材は、上
記装置筐体の外方側に回動されることにより該記録媒体
挿入口を開蓋することとした場合には、上記記録媒体を
上記記録媒体挿入口に対して挿入するときには、該記録
媒体挿入口の全域が開放され、該記録媒体が該記録媒体
挿入口より排出されるときには、上記記録媒体挿通孔の
みが開放されることになり、該記録媒体を手指により保
持してなされるこの記録媒体の該記録媒体挿入口への挿
入操作を容易なものとすることができる。
【0037】すなわち、本発明は、記録再生装置におけ
る記録媒体挿入口を介しての装置筐体内への塵挨、異物
の侵入を、非使用時、使用時に依らずに確実に防止する
ことができ、構成が簡素であって製造、組立が容易であ
り、また、故障時等においても記録媒体の上記装置筐体
よりの取り出しが可能となされた記録媒体挿入口用蓋装
置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体挿入口用蓋装置を有して
構成された記録再生装置の要部の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】上記記録媒体挿入口用蓋装置の構成を示す分解
正面図である。
【図3】上記記録媒体挿入口用蓋装置の構成を示す正面
図である。
【図4】上記記録媒体挿入口用蓋装置の構成を示す上記
図3中のC−C断面である拡大縦断面図である。
【図5】上記記録再生装置における上記記録媒体挿入口
用蓋装置の構成を一部を透視して示す縦断面図である。
【図6】上記記録再生装置において記録媒体挿入口より
記録媒体が挿入されているときの状態を一部を透視して
示す縦断面図である。
【図7】上記記録再生装置において記録媒体の挿入が完
了した状態を一部を透視して示す縦断面図である。
【図8】上記記録再生装置において記録媒体挿入口より
記録媒体が排出されているときの状態を一部を透視して
示す縦断面図である。
【図9】上記記録再生装置において記録媒体の排出が完
了した状態を一部を透視して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 第2の蓋部材 2 第1の蓋部材 3 記録媒体挿通孔 4 記録媒体挿入口 6 前面パネル部 14 第2の支軸 17 第2の捻りコイルバネ 21 第1の支軸 23 第1の捻りコイルバネ 28 記録再生装置 101 記録媒体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体挿入口の縁部近傍に対して回動
    可能に支持され、該記録媒体挿入口を閉蓋する閉蓋位置
    とこの閉蓋位置より一方向側に回動された位置である該
    記録媒体挿入口を開蓋する開蓋位置とに亘って回動可能
    であるとともに、記録媒体の挿通が可能な記録媒体挿通
    孔を有する第1の蓋部材と、 上記第1の蓋部材に対して回動可能に支持され、上記記
    録媒体挿通孔を閉蓋する閉蓋位置とこの閉蓋位置より他
    方向側に回動された位置である該記録媒体挿通孔を開蓋
    する開蓋位置とに亘って回動可能である第2の蓋部材
    と、 上記第1の蓋部材を上記閉蓋位置となす方向に回動付勢
    する第1の付勢手段と、 上記第2の蓋部材を上記閉蓋位置となす方向に回動付勢
    する第2の付勢手段とを備えてなる記録媒体挿入口用蓋
    装置。
  2. 【請求項2】 第1の蓋部材の回動軸と、第2の蓋部材
    の回動軸とは、互いに同軸状となされてなる請求項1記
    載の記録媒体挿入口用蓋装置。
  3. 【請求項3】 第1の蓋部材は、記録媒体挿入口を有す
    る装置筐体の内方側に回動されることにより開蓋位置と
    なされ、 第2の蓋部材は、上記装置筐体の外方側に回動されるこ
    とにより開蓋位置となされてなる請求項1、または、請
    求項2記載の記録媒体挿入口用蓋装置。
JP6061082A 1994-03-30 1994-03-30 記録媒体挿入口用蓋装置 Withdrawn JPH07272467A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09161369A (ja) * 1995-11-20 1997-06-20 Samsung Electron Co Ltd 光学用ドライバのドア装置

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