JPH07272118A - 抽出濾過装置 - Google Patents

抽出濾過装置

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Publication number
JPH07272118A
JPH07272118A JP5960694A JP5960694A JPH07272118A JP H07272118 A JPH07272118 A JP H07272118A JP 5960694 A JP5960694 A JP 5960694A JP 5960694 A JP5960694 A JP 5960694A JP H07272118 A JPH07272118 A JP H07272118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction
extracted liquid
liquid receiver
extraction liquid
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5960694A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Yamanishi
敏光 山西
Yuzuru Nakamura
譲 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP5960694A priority Critical patent/JPH07272118A/ja
Publication of JPH07272118A publication Critical patent/JPH07272118A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濾過フィルタを通して抽出液を自重で落下さ
せ、抽出液受け内から貯溜容器側への払い出し時間を最
小限にできる抽出濾過装置を提供する。 【構成】 抽出用原料と湯とが供給されるシリンダ21
の下方にフィルタ4を介して抽出液受け23を押し当て
る。抽出液受け23の下端部に接続した細径の管路24
の流路直径および水頭差Hは、抽出の際に抽出液受け2
3内の抽出液5を管路24内において満ちた状態で連続
して排出するように設定されている。つまり、一旦抽出
動作が開始されてから終了するまで、常に抽出液受け2
3内に抽出液5が残る範囲内で、管路24の流路直径お
よび水頭差Hを設定し、この範囲内で水頭差Hを大きめ
に設定する。この結果、一旦管路24に流入した抽出液
5は、連続して出口部24側に一定速度で送り出され、
払出時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抽出用容器内に抽出用
原料と湯とを供給して混合させ、濾過フィルタを通して
抽出液を貯溜容器側に払い出すコーヒーなどの飲料の抽
出濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動販売機の抽出濾過装置は図2
に示すような構成とされている。ブルワーユニット1
は、抽出用原料と湯とを供給して混合させるブルワーユ
ニット本体2と、混合液3を濾過するペーパーフィルタ
4を受けるとともに濾過された抽出液5を受ける抽出液
受け6とで構成されている。ブルワーユニット本体2は
上部開口部7を弁体8により開閉自在に構成され、下面
開口部9にはペーパーフィルタ4を介して抽出液受け6
が押し当てられている。
【0003】上記構成において、コーヒーなどの飲料は
以下のような手順で調理される。下面開口部9にペーパ
ーフィルタ4を押し当てて形成された抽出室11には、
上部開口部7を介して湯Aとコーヒー粉などの原料Bと
が投入される。
【0004】湯Aと原料Bが投入された後、弁体8が実
線位置に移動されて上部開口部7が閉塞され、エアーポ
ンプ12によって抽出室11に空気が送られて加圧され
る。湯Aと原料Bとの混合液3は、抽出室11の内外の
圧力差によってペーパーフィルタ4から抽出液受け6内
に押し出され、ペーパーフィルタ4の上にはコーヒー滓
が残る。抽出が完了すると、ブルワーユニット本体2に
対して抽出液受け6を降下させるとともに、ローラ13
を回転させて、ローラ13とピンチローラ14とで挟持
されたペーパーフィルタ4が滓バケツに向けて矢印C方
向に駆動され、ペーパーフィルタ4上のコーヒー滓が滓
バケツに廃棄される。
【0005】なお、抽出液受け6内に押し出された抽出
液5は排出用管路15を介してカップ16に払い出さ
れ、この後工程で、カップ16に砂糖やミルクが混入さ
れて攪拌される。
【0006】この種の抽出濾過装置によれば、抽出室1
1内に空気を送り込んで、抽出液5を抽出液受け4側に
強制的に送り出しているため、抽出液受け4に送り出さ
れた抽出液5はその送出しの際の勢いにより短時間で払
い出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の抽出濾過装置では、抽出液5を強制的に送り出
す構造であるため、その自重により自然に抽出した抽出
液と比べて味覚が若干異なってしまい、原料が有する本
来の味覚が得られないおそれがある。
【0008】これに対処する方法としては、上方を大気
に開放した状態で抽出用容器内に抽出用原料と湯とを供
給して混合させ、抽出用容器の下面側に配設された濾過
フィルタを通して、濾過フィルタ下方の抽出液受け内に
抽出液をその自重により落下させて、抽出液受け内の抽
出液をカップなどの貯溜容器側に払い出すことが考えら
れる。
【0009】しかし、この場合には、抽出液受け内に抽
出液をその自重により落下させる構成であるため、抽出
液の量が少ない抽出終期などに排出用管路内において抽
出液が途切れてしまうことがあり、このように抽出液が
一旦途切れて少量となると、排出用管路内における抽出
液の流れる勢いが大きく低下して、抽出液を払い出す時
間が結果的に長くなったり、排出用管路内に一部の抽出
液が残ったままとなったりするおそれがある。
【0010】本発明はこのような課題を解決するもの
で、濾過フィルタを通して抽出液受け内に抽出液をその
自重により落下させるものにおいて、抽出液受けから貯
溜容器側への払い出し時間を最小限に抑えることができ
る抽出濾過装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、抽出用容器内に抽出用原料と湯とを供給し
て混合させ、抽出用容器の下面側に配設された濾過フィ
ルタを通して、濾過フィルタ下方の抽出液受けの内部に
抽出液をその自重により落下させ、抽出液受け内の抽出
液を貯溜容器側に払い出す抽出濾過装置であって、前記
抽出液受けに接続される入口部から貯溜容器側の出口部
まで所定の水頭差を有するように配置されかつ一回分の
抽出の際に抽出液受け内の抽出液を管内において満ちた
状態で連続して排出する流路直径とされた管路を備えて
なるものである。
【0012】
【作用】上記構成により、管路の流路直径を従来より小
さくして、抽出の際に抽出液受け内の抽出液を管内にお
いて満ちた状態で連続して排出する細さに設定すること
により、一旦、管路に流入した抽出液は、その流れの慣
性により水頭差に基づく一定速度で、空気を混入させる
ことなく連続して出口部側に送り出されることとなり、
これにより、抽出液受け室から貯溜容器側への払い出し
時間を最小限に抑えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。なお、従来と同様のものには同符号を付して、そ
の説明は省略する。
【0014】図1において、21は、抽出用原料と湯と
が供給される抽出用容器としてのシリンダで、上面部は
大気に開放されている一方、下面開口部22に濾過フィ
ルタとしてのペーパーフィルタ4を介して抽出液受け2
3が押し当てられている。そして、シリンダ21内の混
合液3はその自重によりペーパーフィルタ4を通して濾
過され、抽出液受け23にて受けられるようになってい
る。
【0015】抽出液受け23は逆円錐形状とされ、その
下端部に、抽出液受け23内の抽出液5を貯溜容器であ
るカップ16側に払い出す管路24が接続されている。
この管路24は従来より細径とされているとともに、入
口部24aから出口部24bまで所定の水頭差Hを有す
るように配置されている。
【0016】ここで、管路24の流路直径および水頭差
Hは、抽出の際に抽出液受け23内の抽出液5を管路2
4内において満ちた状態で連続して排出するように設定
されている。つまり、流路直径をより小さく設定するほ
ど、時間当りの最大排水量が低下することとなる一方、
水頭差Hをより大きくなるように配置するほど管路24
を連続的に流れる抽出液5の流速を増加させることがで
き、かつ一回分の抽出量は一定量であるため、一旦抽出
動作が開始されてから終了するまで、常に抽出液受け2
3内に抽出液5が残る範囲内で、管路24の流路直径お
よび水頭差Hを設定し、この範囲内で水頭差Hを大きめ
に設定する。
【0017】この結果、一旦、管路24に流入した抽出
液5は、その流れの慣性により水頭差Hに基づく一定速
度で、空気を混入させることなく連続して出口部24側
に送り出されることとなり、一回分の抽出液5は途切れ
ることなく、カップ16に払い出される。したがって、
抽出液5を払い出す時間を短縮することができるととも
に、管路23内に一部の抽出液5が残ったままとなるよ
うな不具合も防止できる。
【0018】なお、この実施例においては、貯溜容器と
してカップ16を用いた場合を述べたが、これに限るも
のではなく、コーヒーサーバーなどの容器に払い出す場
合においても同様の効果を得られることはいうまでもな
い。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、抽出液受
けに接続される管路を、入口部から貯溜容器側の出口部
まで所定の水頭差を有し、かつ一回分の抽出の際に抽出
液受け内の抽出液を管内において満ちた状態で連続して
排出する流路直径となるように設定することにより、抽
出液を途切れることなく貯溜容器側に払い出すことがで
きて、抽出液を払い出す時間を短縮することができると
ともに、管路内に一部の抽出液が残ったままとなるよう
な不具合も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動販売機の抽出濾過
装置を概略的に示した断面図である。
【図2】従来の自動販売機の抽出濾過装置を概略的に示
した断面図である。
【符号の説明】
3 混合液 4 ペーパーフィルタ(濾過フィルタ) 5 抽出液 16 カップ(貯溜容器) 21 シリンダ(抽出用容器) 23 抽出液受け 24 管路 24a 入口部 24b 出口部 A 湯 B 原料 H 水頭差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出用容器内に抽出用原料と湯とを供給
    して混合させ、抽出用容器の下面側に配設された濾過フ
    ィルタを通して、濾過フィルタ下方の抽出液受けの内部
    に抽出液をその自重により落下させ、抽出液受け内の抽
    出液を貯溜容器側に払い出す抽出濾過装置であって、前
    記抽出液受けに接続される入口部から貯溜容器側の出口
    部まで所定の水頭差を有するように配置されかつ一回分
    の抽出の際に抽出液受け内の抽出液を管内において満ち
    た状態で連続して排出する流路直径に設定された管路を
    備えてなる抽出濾過装置。
JP5960694A 1994-03-30 1994-03-30 抽出濾過装置 Pending JPH07272118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5960694A JPH07272118A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 抽出濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5960694A JPH07272118A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 抽出濾過装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07272118A true JPH07272118A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13118091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5960694A Pending JPH07272118A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 抽出濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07272118A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111295558A (zh) * 2017-11-09 2020-06-16 三菱电机株式会社 出冰机以及制冷冰箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111295558A (zh) * 2017-11-09 2020-06-16 三菱电机株式会社 出冰机以及制冷冰箱

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