JPH07272037A - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JPH07272037A
JPH07272037A JP6063561A JP6356194A JPH07272037A JP H07272037 A JPH07272037 A JP H07272037A JP 6063561 A JP6063561 A JP 6063561A JP 6356194 A JP6356194 A JP 6356194A JP H07272037 A JPH07272037 A JP H07272037A
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Takeshi Ishida
武 石田
Shigeru Yasuda
茂 安田
Seiji Yoshitake
誠司 吉武
Kunio Iwakawa
邦雄 岩川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スタック部に導かれた紙幣を利用した不正操作
も確実に防止できるようにした紙幣処理装置を提供す
る。 【構成】紙幣(300)の返却時に該返却紙幣が2枚以
上の場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として異常返却
紙幣検出部(100a)で検出し、異常処理部100b
の制御により所定の異常処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動販売等の各種自動
サ―ビス機器に用いられる紙幣処理装置に関し、特に紙
幣の引き抜き等の不正操作を確実に防止するようにした
紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売等の各種自動サ―ビス機器に用
いられる紙幣処理装置は、紙幣挿入口から挿入された紙
幣を搬送モータにより駆動される搬送ベルトを用いて装
置内を搬送して紙幣識別センサの配設位置を通過させ、
紙幣識別センサの出力に基づき真券と判定された紙幣は
一時保留(エスクロ)し、その後返金指令が発生した場
合は、該一時保留した紙幣(以下エスクロ紙幣という)
を上記搬送モータを逆転することにより紙幣挿入口に返
却し、スタック指令が発生した場合は、該エスクロ紙幣
をスタッカに蓄積するように構成されている。
【0003】ここで、従来の紙幣処理装置においては、
上記エスクロ紙幣に対する不正行為を防止するために、
紙幣搬送路にレバー形状のシャッタを設ける構成が知ら
れている。
【0004】すなわち、このシャッタは、紙幣が紙幣挿
入口に挿入された場合に開き、紙幣識別センサにより真
券と判断される前に紙幣搬送路を塞ぎ、その後一時保留
(エスクロ)されるエスクロ紙幣に対して紙幣挿入口か
ら操作できないように構成されている。
【0005】しかし、従来の装置のシャッタは、レバー
形状であり、このシャッタはソレノイドで駆動され、し
かも、紙幣搬送路を塞ぐ場合は、シャッタの自重により
動作するように構成されているため、例えば、紙幣にテ
ープ等を取り付けて紙幣挿入口に挿入し、この紙幣が一
時保留(エスクロ)状態になった段階で、このテープを
引けば、簡単にシャッタを開くことができ、その後この
エスクロ状態になったエスクロ紙幣を紙幣挿入口から取
り出す等の不正行為が可能になる。
【0006】そこで、エスクロ紙幣に対する不正行為を
確実に防止するために、紙幣挿入口に、シャッタモータ
により駆動されるシャッタを設け、このシャッタが不正
に開かれたことが検出された場合、または一時保留部に
保留された紙幣が逆流したことが検出された場合は、 1)シャッタモータを再作動させてシャッタを閉じる方
向に再駆動する 2)一時保留部に保留された紙幣を強制的にスタック部
に導いてスタックする 3)一時保留部に保留された紙幣の相当額を投入金額か
ら強制的に減額する 4)一定時間の間紙幣の受付けを強制的に禁止する ように構成した紙幣処理装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成をとっても、例えば、スタック部において
スタックができないような変造紙幣、例えば、縦長に切
り裂いた紙幣をテープ等で接続した紙幣を用い、この変
造紙幣に続いて他の紙幣を挿入し、この変造紙幣に対す
るスタック動作が行われた後、例えば、返金操作を行っ
て、この変造紙幣とともに後から挿入した紙幣をこれら
紙幣に接続されたテープ等を用いて同時に引き出す操作
を行うと、実際は紙幣がスタック部にスタックされてい
ないにも係わらず、スタックされたものと判断されてし
まうという不正操作が可能になるという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、スタック部に導かれ
た紙幣を利用した不正操作も確実に防止できるようにし
た紙幣処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明は、紙幣挿入口に挿入された紙幣を装置
内に引き込んで、識別部で識別するとともに、該識別部
で真券と識別された紙幣を一時保留部に一時保留し、返
金指令により該一時保留部に保留した紙幣を紙幣挿入口
に返却し、収金指令により、該一時保留部に保留した紙
幣をスタック部に導いてスタックする紙幣処理装置にお
いて、前記紙幣の返却時に該返却紙幣が2枚以上の場合
は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する異常返却
紙幣検出手段と、前記異常返却紙幣検出手段により前記
返却紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は所定の
異常処理を実行する異常処理手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】また、この発明は、紙幣挿入口に挿入され
た紙幣を装置内に引き込んで、識別部で識別するととも
に、該識別部で真券と識別された紙幣を一時保留部に一
時保留し、返金指令により該一時保留部に保留した紙幣
を紙幣挿入口に返却し、収金指令により、該一時保留部
に保留した紙幣をスタック部に導いてスタックする紙幣
処理装置において、前記紙幣の返却時に該返却紙幣の光
の透過率を検出し、該光の透過率が1枚の紙幣に対応す
る光の透過率より大きい場合は、該返却紙幣を異常返却
紙幣として検出する第1の検出手段と、前記紙幣の返却
時に該返却紙幣に間隔があるか否かを検出し、間隔があ
ると検出された場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣とし
て検出する第2の検出手段と、前記紙幣の返却時に該返
却紙幣の長さを検出し、該検出した返却紙幣の長さが1
枚の紙幣に対応する長さより長い場合は、該返却紙幣を
異常返却紙幣として検出する第3の検出手段と、前記第
1の検出手段または前記第2の検出手段により前記返却
紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は、該返却紙
幣を前記スタック部に導いて強制的にスタックする強制
取込手段と、前記第3の検出手段により前記返却紙幣が
異常返却紙幣として検出された場合は、前記返却紙幣の
返却動作を停止し、異常を報知する異常報知手段とを具
備することを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明では、スタック部に導かれた紙幣を利
用した不正操作の場合、この不正操作による紙幣の返却
時には、返却される紙幣が少なくとも2枚になることに
着目し、紙幣の返却時に該返却紙幣が2枚以上の場合
は、該返却紙幣を異常返却紙幣として異常返却紙幣検出
手段により検出し、該異常返却紙幣検出手段により返却
紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は異常処理手
段により所定の異常処理を実行する。
【0012】ここで、前記異常返却紙幣検出手段は、前
記返却紙幣の光の透過率を検出し、該光の透過率が1枚
の紙幣に対応する光の透過率より大きい場合は、該返却
紙幣を異常返却紙幣として検出する。
【0013】また、前記異常返却紙幣検出手段は、前記
返却紙幣に間隔があるか否かを検出し、間隔があると検
出された場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出
する。
【0014】また、前記異常返却紙幣検出手段は、前記
返却紙幣の長さを検出し、該検出した返却紙幣の長さが
1枚の紙幣に対応する長さより長い場合は、該返却紙幣
を異常返却紙幣として検出する。
【0015】また、前記異常処理手段は、前記返却紙幣
を前記スタック部に導いて強制的にスタックする強制取
込手段を具備する。
【0016】また、前記異常処理手段は、前記返却紙幣
の返却動作を停止し、異常を報知する異常報知手段を具
備する。
【0017】また、この発明では、 1)紙幣の返却時に該返却紙幣の光の透過率を検出し、
該光の透過率が1枚の紙幣に対応する光の透過率より大
きい場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する
第1の検出手段 2)紙幣の返却時に該返却紙幣に間隔があるか否かを検
出し、間隔があると検出された場合は、該返却紙幣を異
常返却紙幣として検出する第2の検出手段 3)紙幣の返却時に該返却紙幣の長さを検出し、該検出
した返却紙幣の長さが1枚の紙幣に対応する長さより長
い場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する第
3の検出手段 を設け、第1の検出手段または第2の検出手段により返
却紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は、強制取
込手段により該返却紙幣をスタック部に導いて強制的に
スタックし、第3の検出手段により返却紙幣が異常返却
紙幣として検出された場合は、異常報知手段により、返
却紙幣の返却動作を停止し、異常を報知する。
【0018】
【実施例】以下、この発明に係わる紙幣処理装置の一実
施例を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1はこの発明に係わる紙幣処理装置の制
御系統の全体構成を示すブロック図であり、図2は、こ
の発明に係わる紙幣処理装置500の概略構成を側面図
で示したものである。
【0020】図1および図2において、この紙幣処理装
置500は、紙幣挿入口11の近傍に紙幣挿入口11か
ら挿入された紙幣300を検出する入口センサ10が配
設される。この入口センサ10は後に詳述するように紙
幣挿入口11の両端に配設された2つの入口センサP1
R、P1Lから構成され、この入口センサ10の検出出
力は制御部100に入力され、制御部100は、この入
口センサ10の検出出力に基づき紙幣搬送モータ50を
駆動回路51を介して駆動し、これにより、全体を図示
しない搬送機構が動作を開始し、紙幣挿入口11から挿
入された紙幣300を紙幣搬送路400に沿って搬送す
る。
【0021】ここで、プーリ53とプーリ54との間に
懸架された紙幣搬送ベルト52は、上記搬送機構の一部
を構成するもので、この紙幣搬送ベルト52の配設位置
に達した紙幣300はこの紙幣搬送ベルト52により紙
幣搬送路400に沿って搬送される。
【0022】紙幣搬送路400には、入口シャッタ71
が設けられる。この入口シャッタ71は、シャッタモー
タ70により上下に移動して紙幣搬送路400を開閉す
るもので、このシャッタモータ70は制御部100によ
り駆動回路72を介して駆動される。
【0023】また、この紙幣搬送路400には、紙幣識
別するための光センサ20および磁気センサ30が設け
られる。
【0024】紙幣搬送路400に沿って搬送される紙幣
300は、この光センサ20および磁気センサ30によ
り必要なデータが読み取られる。この光センサ20およ
び磁気センサ30の出力は制御部100に入力され、制
御部100は、この光センサ20および磁気センサ30
の出力に基づき紙幣300の真偽の判定を行う。
【0025】また、この紙幣搬送路400には、光セン
サ20および磁気センサ30の配設位置を通過した紙幣
300の通過を検出する紙幣通過センサ(P2)40が
設けられている。この紙幣通過センサ(P2)40の検
出出力は制御部100に加えられる。
【0026】紙幣搬送路400の終点部分には、紙幣搬
送路400を搬送された紙幣300を蓄積するスタッカ
90が設けられている。紙幣搬送路400を搬送された
紙幣300は、スタックモータ80の駆動により図示し
ないスタック機構を用いてスタッカ90に蓄積される。
【0027】このスタックモータ80は、制御部100
からのスタック指令により駆動回路81を介して駆動さ
れる。
【0028】また紙幣搬送モータ50には、この紙幣搬
送モータ50の回動に同期してパルスを発生するパルス
発生部60が設けられており、このパルス発生部60か
ら発生されるパルスは制御部100に加えられ、制御部
100はこのパルスを計数することにより紙幣搬送路4
00上の紙幣の位置を判断する。
【0029】また、この実施例において、光センサ20
および磁気センサ30は、図3に示すように、紙幣搬送
路400の紙幣搬送方向Aに直角な方向に一列に配列さ
れた3個の光センサ(PXR)20−1、(PXC)2
0−2、(PXL)20−3および2個の磁気センサ3
0−1、30−2から構成され、後に詳述するように、
紙幣搬送路400に沿って搬送される紙幣は、この3個
の光センサ(PXR)20−1、(PXC)20−2、
(PXL)20−3および2個の磁気センサ30−1、
30−2の検出出力に基づきその真偽が判定される。
【0030】また、制御部100には異常返却紙幣検出
部100aおよび異常処理部100bが設けられてお
り、異常返却紙幣検出部100aは、紙幣の返却時に該
返却紙幣が2枚以上の場合は、該返却紙幣を異常返却紙
幣として検出する。
【0031】ここで、異常返却紙幣検出部100aによ
る異常返却紙幣の検出は、 1)3個の光センサ(PXR)20−1、(PXC)2
0−2、(PXL)20−3により返却紙幣の光の透過
率を検出し、該光の透過率が1枚の紙幣に対応する光の
透過率より大きい場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣と
して検出する 2)3個の光センサ(PXR)20−1、(PXC)2
0−2、(PXL)20−3の検出出力に基づき、返却
紙幣に間隔があるか否かを検出し、間隔があると検出さ
れた場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する 3)パルス発生部60から発生されるパルスを用いて返
却紙幣の長さを検出し、該検出した返却紙幣の長さが1
枚の紙幣に対応する長さより長い場合は、該返却紙幣を
異常返却紙幣として検出する ことにより行われる。
【0032】そして、異常処理部100bは、1)また
は2)により返却紙幣が異常返却紙幣として検出された
場合は、該返却紙幣をスタック部に導いて強制的にスタ
ッカ90にスタックする紙幣取込み処理を行い、3)に
より返却紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は、
返却紙幣の返却動作を停止し、異常を報知する。
【0033】ここで、3)により返却紙幣が異常返却紙
幣として検出された場合には、紙幣取込み処理を行わず
に返却紙幣の返却動作を停止し、異常を報知するように
構成した理由は、紙幣の正常な返却であっても、例え
ば、紙幣挿入口11で紙幣を顧客が押さえた場合、返却
紙幣が詰った場合等には3)により検出される場合があ
るからである。
【0034】まず、図2および図4から図8を参照して
この実施例の紙幣処理装置の概略動作を説明する。
【0035】図2に示すように、紙幣挿入口11から紙
幣300が挿入されると、この紙幣300は、まず、入
口センサ10により検出される。入口センサ10により
紙幣300の挿入が検出されると、入口センサ10の検
出出力により、シャッタモータ70が駆動され、図4に
示すように、シャッタ71が上方に移動され、紙幣搬送
路400が開口される。また、入口センサ10の検出出
力により、紙幣搬送モータ50が駆動され、図示しない
搬送機構により紙幣挿入口11から挿入された紙幣30
0は装置内部に導かれ、搬送ベルト52により上方に搬
送される。そして紙幣300の先端が光センサ20の配
設位置に達すると、光センサ20による紙幣300の識
別動作が開始される。
【0036】ところで、この実施例においては、光セン
サ20の検出出力に基づき紙幣300の随時判定を行
い、その後、光センサ20の検出出力および磁気センサ
30の検出出力に基づき総合判定を行うように構成され
ている。
【0037】すなわち、この実施例では、紙幣300を
紙幣の長さ方向に沿った複数のポイントに分け、この複
数のポイントについて光センサ20の検出出力をサンプ
リングし、このサンプリングした値を予め設定した上記
複数のポイントに対応する判定基準値(識別データ)と
順次比較し、このサンプリング値が識別データの許容範
囲内にない場合は、この時点で偽券と判定して、紙幣搬
送モータ50を逆転し、これにより、偽券と判定した紙
幣を紙幣挿入口11に返却する、いわゆる随時判定を行
うように構成されている。
【0038】また、光センサ20の検出データおよび磁
気センサ30の検出データは一旦記憶され、光センサ2
0よる随時判定で真券と判定された紙幣に対してこれら
の記憶データにより総合判定を行う。
【0039】なお、上記説明では光センサ20の出力に
基づき随時判定を行うようにしたが、磁気センサ30の
出力も考慮して随時判定を行うように構成してもよい。
【0040】紙幣搬送路400に沿って搬送ベルト52
により搬送される紙幣300の先端が、図5に示すよう
に、紙幣通過センサ40の配設位置に達すると、この紙
幣通過センサ40はオンになり、紙幣300が更に進ん
で、図6に示すように、この紙幣300の後端が磁気セ
ンサ30の配設位置に達すると、上述した磁気センサ3
0の検出データに基づく総合判定が行われ、ここで、こ
の紙幣300が真券であると判定されると、シャッタモ
ータ70を駆動し、シャッタ71を下方に移動し、紙幣
搬送路400を閉鎖する。
【0041】そして、紙幣300が紙幣搬送路400に
沿って更に進み、図7に示すように紙幣300の後端が
紙幣通過センサ40の配設位置に達すると、紙幣通過セ
ンサ40はオフになり、この紙幣300は一時保留状態
(エスクロ状態)になる。
【0042】この状態において、制御部100からスタ
ック指令が発生されると、この紙幣300は搬送ベルト
52の駆動により図8に示す位置まで進み、この位置で
図示しないスタック機構により矢印Bに示すように移動
してスタッカ90に蓄積される。
【0043】図9は、この実施例の紙幣処理装置の電源
挿入時等の初期動作をフローチャートで示したものであ
る。
【0044】電源挿入時等の初期動作においては、ま
ず、制御部100の初期設定、すなわち図示しない記憶
装置(RAM)のクリア、ポートイニシャライズ等を行
う(ステップ101)。次に、スタッカ90の図示しな
い扉が開いているかを調べる(ステップ102)。ここ
で、スタッカ90の扉が開いている場合は、この扉を閉
め、次に、識別部、すなわち光センサ20および磁気セ
ンサ30の配設位置に紙幣があるかを調べ(ステップ1
03)、ある場合はこの紙幣の返金動作を行い(ステッ
プ104)、ない場合は次に紙幣通路、すなわち紙幣搬
送路400上に紙幣があるかを調べる(ステップ10
5)。ここで、紙幣搬送路400上に紙幣がある場合
は、この紙幣を取り込む収金動作を行い(ステップ10
6)、ない場合は、シャッタモータ70を駆動してシャ
ッタを閉じ(ステップ107)、その後、スタックモー
タ80を駆動して紙幣搬送路400上の紙幣をスタッカ
90に蓄積するスタック動作を行い(ステップ10
8)、待機状態になる。
【0045】図10は、待機状態の動作をフローチャー
トで示したものである。
【0046】この動作においては、まず、光センサ20
に異常有りかを調べ(ステップ111)、光センサ20
に異常がない場合は、スイッチ類に異常有りかを調べ
(ステップ112)、異常がない場合はシャッタモータ
70を駆動してシャッタを開き(ステップ113)、入
口センサ10に紙幣が有るかを調べ(ステップ11
4)、紙幣が有る場合は紙幣挿入処理に移行し、ない場
合は待機状態に戻る。
【0047】図11は、紙幣挿入口に紙幣が挿入された
場合の紙幣挿入処理をフローチャートで示したものであ
る。
【0048】紙幣挿入処理においては、まず、光センサ
20および磁気センサ30の検出出力に基づく紙幣の識
別処理を行い(ステップ121)、この紙幣の識別処理
により挿入された紙幣が真券であると判別された場合は
(ステップ122)、シャッタモータ70を駆動してシ
ャッタを閉じ(ステップ123)、この真券と判別され
た紙幣をカウントアップした後(ステップ124)、一
時保留(エスクロ)する。
【0049】また、ステップ122で真券でない、すな
わち偽券と判別されると、紙幣搬送モータ50を逆転
し、この偽券と判定した紙幣を紙幣挿入口11に返却す
る返金動作を行い(ステップ125)、待機状態にな
る。
【0050】図12は、一時保留(エスクロ)時の動作
をフローチャートで示したものである。
【0051】一時保留(エスクロ)時においては、ま
ず、返金指令が有るかを調べ(ステップ131)、返金
指令が有る場合は、返金動作を行い(ステップ13
3)、待機状態になる。
【0052】また、ステップ131で返金指令がない場
合は、次に収金指令、すなわちスタック指令が有るかを
調べ(ステップ132)、収金指令が有る場合は、収金
動作を行い(ステップ134)、待機状態になる。ま
た、ステップ132で収金指令がない場合はステップ1
31に戻る。
【0053】ところで、この実施例においては、上記図
9のステップ104に示した返金動作、図11のステッ
プ125に示した返金動作、図12のステップ133に
示した返金動作において、返却される紙幣が2枚である
場合はこれを検出し、返却される紙幣が2枚であると検
出された場合は、 1)返却紙幣をスタック部に導いてスタッカ90に強制
的にスタックする 2)返却紙幣の返却動作を停止し、異常を報知する 動作を行うように構成されている。
【0054】次に、この実施例における返金動作、すな
わち返金処理の詳細について説明する。
【0055】図13乃至図15は、電源投入時の返金処
理、すなわち、図9に示したステップ104の返金動作
の詳細を示したものである。
【0056】図13において、まず、返金動作中である
ことを示すフラグをセットし、光センサ(RX)20、
すなわち光センサ(PXR)20−1、(PXC)20
−2、(PXL)20−3を連続点灯に制御し、返金動
作時の減算パルス数をN1(例えば510パルス)と設
定する(ステップ201)。
【0057】なお、ここでセットされる減算パルス数
は、紙幣搬送モータ50の駆動によりパルス発生回路6
0から発生されるパルスにより制御部100内でダウン
カウントされる。
【0058】続いて、100ms待ち(ステップ20
2)、P2センサ、すなわち紙幣通過センサ40がオン
かオフかを調べる(ステップ203)。
【0059】ここで、P2センサがオンであると、紙幣
搬送モータ(MOR)50を駆動し、3秒タイマをセッ
トする(ステップ204)。
【0060】次に、P2センサがオンかオフかを調べ
(ステップ206)、P2センサがオンであると、次
に、PXR、すなわち光センサ20−1がオンかオフか
を調べ(ステップ207)、PXRがオンであると、次
に、PXC、すなわち光センサ20−2がオンかオフか
を調べ(ステップ208)、PXCがオンであると、次
にPXL、すなわち光センサ20−3がオンかオフかを
調べ(ステップ209)、PXLがオンであると、図1
4のステップ212に進む。
【0061】なお、ステップ203で、P2センサがオ
フであると判定された場合は、紙幣搬送モータ(MO
R)50を駆動し、3秒タイマをセット(ステップ20
5)し、図14のステップ212に進む。
【0062】また、ステップ207でPXRがオフであ
ると判定された場合、ステップ208でPXCがオフで
あると判定された場合、ステップ209でPXLがオフ
であると判定された場合は、ステップ210に進み、3
秒経過したか、すなわち、ステップ204でセットされ
た3秒タイマがタイムアップしたかを調べ、3秒経過し
ていない場合はステップ206に戻り、3秒経過した場
合は、紙幣詰まりとして返金動作中であることを示すフ
ラグをリセットし、紙幣詰りであることを示すフラグを
セットし、光センサ(RX)20の発光を点滅に制御
し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し(ス
テップ211)、図15に示すステップ223に進む。
【0063】図14のステップ212においては、N2
(例えば30パルス)経過したかが調べられ、N2(例
えば30パルス)経過している場合は、2枚重ね判定処
理を行う(ステップ213)。この2枚重ね判定処理に
ついては、後に、図25を参照して詳述する。
【0064】また、ステップ212においてN2(例え
ば30パルス)経過していない場合は、隙間判定処理を
行う(ステップ214)。この隙間判定処理について
は、後に、図24を参照して詳述する。
【0065】ステップ213の2枚重ね判定処理におい
て、OK、すなわち2枚重ねでないと判定された場合は
ステップ214の隙間判定処理に進み、ステップ214
の隙間判定処理において、OK、すなわち隙間がないと
判定された場合は、ステップ215に進む。
【0066】なお、ステップ213の2枚重ね判定処理
において、NG、すなわち2枚重ねであると判定された
場合、ステップ214の隙間判定処理において、NG、
すなわち隙間があると判定された場合は、図23に示す
ステップ503に進む。この場合は、異常としてこの紙
幣の取込動作が行われるが、この場合の処理について
は、後に図23を参照して詳述する。
【0067】ステップ215においては、P2センサが
オンかオフかを調べる。ここで、P2センサがオフであ
ると、次に、PXRがオンかオフかを調べ(ステップ2
16)、PXRがオフであると、次に、PXCがオンか
オフかを調べ(ステップ217)、PXCがオフである
と、次にPXLがオンかオフかを調べ(ステップ21
8)、PXLがオフであると、次に、入口センサP1R
がオンかオフかを調べる(ステップ219)。ここで、
入口センサP1Rがオフであると、次に、入口センサP
1Lがオンかオフかを調べ(ステップ220)、入口セ
ンサP1Lがオンであると、ステップ201で設定した
N1(例えば510パルス)経過したかを調べ(ステッ
プ221)、N1(例えば510パルス)経過している
場合は、図15のステップ223に進む。
【0068】なお、ステップ219で、入口センサP1
Rがオンと判定された場合はステップ221に進み、ま
た、ステップ220で入口センサP1Lがオフであると
判定された場合は、図15のステップ223に進む。
【0069】また、ステップ215でP2センサがオン
と判定された場合、ステップ216でPXRがオンと判
定された場合、ステップ217でPXCがオンと判定さ
れた場合、ステップ218でPXLがオンと判定された
場合、ステップ221でN1(例えば510パルス)経
過していないと判定された場合は、3秒経過したか、す
なわち、ステップ204でセットされた3秒タイマまた
はステップ205でセットされた3秒タイマがタイムア
ップしたかを調べ、3秒経過していない場合はステップ
212に戻り、3秒経過した場合は、紙幣詰まりとして
ステップ211に進み、返金動作中であることを示すフ
ラグをリセットし、紙幣詰りであることを示すフラグを
セットし、光センサ(RX)20の発光を点滅に制御
し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し、図
15に示すステップ223に進む。図15に示すステッ
プ223では、光センサ(RX)20の発光を点滅に制
御し、紙幣搬送モータ(MOR)50を逆転する。その
後、100ms待ち(ステップ224)、30秒タイマ
をセットする(ステップ225)。そして、隙間判定処
理を行う(ステップ226)。この隙間判定処理につい
ては、後に、図24を参照して詳述する。
【0070】このステップ226の隙間判定処理で、O
K、すなわち隙間がないと判定された場合は、ステップ
227に進み、入口30秒確認処理を行う。この入口3
0秒確認処理については、後に、図26を参照して詳述
する。
【0071】ステップ227の入口30秒確認処理が終
了すると、次に、入口センサP1Lがオンかオフかを調
べ(ステップ228)、入口センサP1Lがオフである
と、次に、入口センサP1Rがオンかオフかを調べる
(ステップ229)。ここで、入口センサP1Rがオフ
であると、返金動作中であることを示すフラグをリセッ
トし、紙幣詰りであることを示すフラグをリセットし
(ステップ230)、図9に示したメイン処理へ進む。
【0072】なお、ステップ226の隙間判定処理で、
NG、すなわち隙間があると判定された場合は、図23
に示すステップ503に進む。この場合は、異常として
この紙幣の取込動作が行われるが、この場合の処理につ
いては、後に図23を参照して詳述する。
【0073】また、ステップ228で入口センサP1L
がオンと判定された場合、ステップ229で入口センサ
P1Rがオンと判定された場合はステップ226に戻
る。
【0074】図16乃至図18は、識別エラー等による
自動返金処理、すなわち、図11に示したステップ12
5の返金動作の詳細を示したものである。
【0075】図16において、まず、紙幣搬送モータ
(MOR)50をオフにし、識別動作中を示すフラグを
リセットし、光センサ(RX)20、すなわち光センサ
(PXR)20−1、(PXC)20−2、(PXL)
20−3を連続点灯に制御する(ステップ301)。
【0076】続いて、100ms待ち(ステップ30
2)、次に、この時点でのパルス数とN3(例えば75
mmに相当する150パルス)を減算パルス数へセット
する(ステップ303)。
【0077】なお、ここでセットされる減算パルス数
は、紙幣搬送モータ50の駆動によりパルス発生回路6
0から発生されるパルスにより制御部100内でダウン
カウントされる。
【0078】次に、P2センサがオンかオフかを調べ
(ステップ304)、P2センサがオンであると、紙幣
搬送モータ(MOR)50を駆動し、3秒タイマをセッ
トする(ステップ305)。
【0079】次に、P2センサがオンかオフかを調べ
(ステップ307)、P2センサがオンであると、次
に、PXR、すなわち光センサ20−1がオンかオフか
を調べ(ステップ308)、PXRがオンであると、次
に、PXC、すなわち光センサ20−2がオンかオフか
を調べ(ステップ309)、PXCがオンであると、次
にPXL、すなわち光センサ20−3がオンかオフかを
調べ(ステップ310)、PXLがオンであると、図1
7のステップ313に進む。
【0080】なお、ステップ304で、P2センサがオ
フであると判定された場合は、紙幣搬送モータ(MO
R)50を駆動し、3秒タイマをセットし(ステップ3
06)し、図17のステップ313に進む。
【0081】また、ステップ308でPXRがオフであ
ると判定された場合、ステップ309でPXCがオフで
あると判定された場合、ステップ310でPXLがオフ
であると判定された場合は、ステップ311に進み、3
秒経過したか、すなわち、ステップ305でセットされ
た3秒タイマがタイムアップしたかを調べ、3秒経過し
ていない場合はステップ307に戻り、3秒経過した場
合は、紙幣詰まりとして返金動作中であることを示すフ
ラグをリセットし、紙幣詰りであることを示すフラグを
セットし、光センサ(RX)20の発光を点滅に制御
し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し(ス
テップ312)、図17に示すステップ313に進む。
【0082】図17に示すステップ313においては、
N2(例えば30パルス)経過したかが調べられ、N2
(例えば30パルス)経過している場合は、2枚重ね判
定処理を行う(ステップ314)。この2枚重ね判定処
理については、後に、図25を参照して詳述する。
【0083】また、ステップ313においてN2(例え
ば30パルス)経過していない場合は、隙間判定処理を
行う(ステップ315)。この隙間判定処理について
は、後に、図24を参照して詳述する。
【0084】ステップ314の2枚重ね判定処理におい
て、OK、すなわち2枚重ねでないと判定された場合は
ステップ315の隙間判定処理に進み、ステップ315
の隙間判定処理において、OK、すなわち隙間がないと
判定された場合は、ステップ316に進む。
【0085】なお、ステップ314の2枚重ね判定処理
において、NG、すなわち2枚重ねであると判定された
場合、ステップ315の隙間判定処理において、NG、
すなわち隙間があると判定された場合は、図23に示す
ステップ503に進む。この場合は、異常としてこの紙
幣の取込動作が行われるが、この場合の処理について
は、後に図23を参照して詳述する。
【0086】ステップ316においては、ステップ30
3でセットした減算パルスが0となったかが調べられ
る。ここで、ステップ303でセットした減算パルスが
0となっている場合は、紙幣詰まり若しくは2枚の紙幣
が連続して返却されたとしてステップ313に進み、返
金動作中であることを示すフラグをリセットし、紙幣詰
りであることを示すフラグをセットし、光センサ(R
X)20の発光を点滅に制御し、図示しないこの装置の
フロントランプを消灯し(ステップ211)、図17に
示すステップ313に進む。
【0087】ステップ316において、ステップ303
でセットした減算パルスが0でないと判断された場合
は、次に、P2センサがオンかオフかを調べる(ステッ
プ317)。ここで、P2センサがオフであると、次
に、PXRがオンかオフかを調べ(ステップ318)、
PXRがオフであると、次に、PXCがオンかオフかを
調べ(ステップ319)、PXCがオフであると、次に
PXLがオンかオフかを調べ(ステップ320)、PX
Lがオフであると、次に、入口センサP1Rがオンかオ
フかを調べる(ステップ321)。ここで、入口センサ
P1Rがオフであると、次に、入口センサP1Lがオン
かオフかを調べ(ステップ322)、入口センサP1L
がオンであると、図18に示すステップ324に進み、
入口センサP1Lがオフであると、図18に示すステッ
プ330に進む。
【0088】なお、ステップ321で、入口センサP1
Rがオンと判定された場合は、図18に示すステップ3
24に進む。また、ステップ317でP2センサがオン
と判定された場合、ステップ318でPXRがオンと判
定された場合、ステップ319でPXCがオンと判定さ
れた場合、ステップ320でPXLがオンと判定された
場合は、3秒経過したか、すなわち、ステップ305で
セットされた3秒タイマまたはステップ306でセット
された3秒タイマがタイムアップしたかを調べ(ステッ
プ323)、3秒経過していない場合はステップ313
に戻り、3秒経過した場合は、紙幣詰まりとしてステッ
プ312に進み、返金動作中であることを示すフラグを
リセットし、紙幣詰りであることを示すフラグをセット
し、光センサ(RX)20の発光を点滅に制御し、図示
しないこの装置のフロントランプを消灯し、図18に示
すステップ330に進む。
【0089】図18に示すステップ324では、N4
(例えば210パルス)を減算パルス数へセットし、次
に、隙間判定処理を行う(ステップ325)。この隙間
判定処理については、後に、図24を参照して詳述す
る。
【0090】このステップ325の隙間判定処理で、O
K、すなわち隙間がないと判定された場合は、ステップ
326に進み、NG、すなわち隙間があると判定された
場合は、図23に示すステップ503に進む。この場合
は、異常としてこの紙幣の取込動作が行われるが、この
場合の処理については、後に図23を参照して詳述す
る。
【0091】ステップ326では、入口センサP1Rが
オンかオフかを調べ、入口センサP1Rがオフである
と、次に、入口センサP1Lがオンかオフかを調べる
(ステップ327)。ここで、入口センサP1Lがオフ
であると、ステップ330に進み、入口センサP1Lが
オフであるとステップ328に進む。なお、ステップ3
26で入口センサP1Rがオンと判定された場合はステ
ップ328に進む。
【0092】ステップ328では、3秒経過したか、す
なわち、ステップ305でセットされた3秒タイマまた
はステップ306でセットされた3秒タイマがタイムア
ップしたかを調べ、3秒経過した場合は紙幣詰まりとし
てステップ312に進み、返金動作中であることを示す
フラグをリセットし、紙幣詰りであることを示すフラグ
をセットし、光センサ(RX)20の発光を点滅に制御
し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し、図
18に示すステップ330に進む。
【0093】また、ステップ328で3秒経過していな
いと判断された場合は、ステップ324でセットされた
減算パルスが0かを調べ(ステップ329)、0でない
場合は、ステップ325に戻り、減算パルスが0と判定
された場合は、光センサ(RX)20の発光を点滅に制
御し、紙幣搬送モータ(MOR)50を逆転させる(ス
テップ330)。その後、100ms待ち(ステップ3
31)、30秒タイマをセットする(ステップ33
2)。そして、隙間判定処理を行う(ステップ33
3)。この隙間判定処理については、後に、図24を参
照して詳述する。
【0094】このステップ226の隙間判定処理で、N
G、すなわち隙間があると判定された場合は、図23に
示すステップ503に進む。この場合は、異常としてこ
の紙幣の取込動作が行われるが、この場合の処理につい
ては、後に図23を参照して詳述する。
【0095】ステップ333の隙間判定処理でOK、す
なわち隙間がないと判定された場合は、入口30秒確認
処理を行う(ステップ334)。この入口30秒確認処
理については、後に、図26を参照して詳述する。
【0096】ステップ334の入口30秒確認処理が終
了すると、次に、入口センサP1Rがオンかオフかを調
べ(ステップ335)、入口センサP1Rがオフである
と、次に、入口センサP1Lがオンかオフかを調べる
(ステップ336)。ここで、入口センサP1Lがオフ
であると、100ms待ち(ステップ336)、返金動
作中であることを示すフラグをリセットし、紙幣詰りで
あることを示すフラグをリセットし(ステップ33
8)、その後、図示しないこの装置のフロントランプを
点灯し(ステップ339)、図11に示した待機処理へ
進む。
【0097】なお、ステップ335で入口センサP1R
がオン、ステップ336で入口センサP1Lがオンと判
定された場合はステップ333に戻る。
【0098】図19乃至図22は、エスクロ位置からの
返金処理、すなわち、図12に示したステップ133の
返金動作の詳細を示したものである。
【0099】図19において、まず、識別動作中である
ことを示すフラグをリセットし、返金動作中であること
を示すフラグをセットし、紙幣搬送モータ(MOR)5
0をオフ、すなわち紙幣搬送モータ(MOR)50を停
止する(ステップ401)。続いて、100ms待ち
(ステップ402)、入口センサP1Rがオンかオフか
を調べ(ステップ403)、入口センサP1Rがオフで
あると、次に、入口センサP1Lがオンかオフかを調べ
(ステップ404)、ここで、入口センサP1Lがオフ
であると、ステップ405に進む。
【0100】なお、ステップ403で入口センサP1R
がオンと判定された場合、ステップ404で入口センサ
P1Lがオンであると判定された場合はステップ403
に戻る。
【0101】ステップ405では、シャッタモータ70
を駆動し、シャッタ71を開く動作を行う(ステップ4
05)。次に、シャッタ71を開く動作が終了したか否
かを調べる(ステップ406)。このシャッタ71を開
く動作が終了したか否かの判断は、シャッタ71に対応
して設けられた図示しないシャッタスイッチ(シャッタ
SW)の検出出力に基づき行われる。
【0102】ステップ406で、シャッタ71を開く動
作が終了したと判別された場合は、図20に示すステッ
プ412に進む。
【0103】また、ステップ406でシャッタ71を開
く動作が終了していないと判断された場合は、次に、シ
ャッタ異常かを調べる(ステップ407)。ここで、シ
ャッタ異常でないと判断された場合はステップ406に
戻り、シャッタ異常と判断された場合は、次に、シャッ
タモータ70を駆動し、シャッタ71を閉じる動作を行
う(ステップ408)。
【0104】そして、次に、シャッタ71を閉じる動作
が終了したか否かを調べ(ステップ409)、シャッタ
71を閉じる動作が終了したと判断された場合は、図2
0のステップ423に進む。
【0105】また、ステップ409でシャッタ71を閉
じる動作が終了していないと判断された場合は、次に、
シャッタ異常かを調べ(ステップ410)、ここで、シ
ャッタ異常でないと判断された場合はステップ409に
戻り、シャッタ異常と判断された場合は、次に、シャッ
タSWオンエラーかを調べる(ステップ411)。ここ
で、シャッタSWオンエラーの場合は、図20のステッ
プ423に進み、シャッタSWオンエラーでない場合
は、図21のステップ428に進む。
【0106】図20に示すステップ412では、光セン
サ(RX)20の発光を連続点灯に制御し、次に、長さ
判定用パルス数と150パルス(75mm分)を減算パ
ルス数へセットする(ステップ413)。
【0107】そして、紙幣搬送モータ(MOR)50を
駆動し、3秒タイマをセットする(ステップ414)。
【0108】次に、PXRがオンかオフかを調べ(ステ
ップ415)、PXRがオフであると、次に、PXCが
オンかオフかを調べ(ステップ416)、PXCがオフ
であると、次にPXLがオンかオフかを調べ(ステップ
417)、PXLがオフであると、次に、3秒経過した
か、すなわち、ステップ413でセットされた3秒タイ
マがタイムアップしたかを調べ(ステップ418)、3
秒経過していない場合はステップ415に戻り、3秒経
過した場合は、ステップ419に進む。
【0109】なお、ステップ415でPXRがオンと判
定された場合、ステップ416でPXCがオンと判定さ
れた場合、ステップ417でPXLがオンと判定された
場合は、図21に示すステップ428に進む。
【0110】ステップ419では、紙幣搬送モータ(M
OR)50を逆転し、次に、シャッタモータ70を駆動
し、シャッタ71を閉じる動作を行う(ステップ42
0)。そして、シャッタ71を閉じる動作が終了したか
否かを調べ(ステップ421)、シャッタ71を閉じる
動作が終了したと判断された場合は、ステップ423に
進み、シャッタ71を閉じる動作が終了していないと判
断された場合は、次に、シャッタ異常かを調べ(ステッ
プ422)、ここで、シャッタ異常でないと判断された
場合はステップ421に戻り、異常と判断された場合
は、図21のステップ428に進む。
【0111】また、ステップ423では、PXRがオン
かオフかを調べ、PXRがオフであると、次に、PXC
がオンかオフかを調べ(ステップ424)、PXCがオ
フであると、次にPXLがオンかオフかを調べ(ステッ
プ425)、PXLがオフであると、次に、P2センサ
がオンかオフかを調べる(ステップ426)。ここで、
P2センサがオンであると、払出異常として返金動作中
を示すフラグをリセットし、払出異常を示すフラグをセ
ットし(ステップ427)、所定のエラー処理を行う。
【0112】なお、ステップ423でPXRがオンと判
定された場合、ステップ424でPXCがオンと判定さ
れた場合、ステップ425でPXLがオンと判定された
場合、ステップ426でP2センサがオフと判定された
場合は、図21に示すステップ428に進む。
【0113】図21に示すステップ428では、紙幣の
払い出し枚数を1、釣り銭枚数を0にセットする(ステ
ップ428)。そして、PXRがオンかオフかを調べ
(ステップ429)、PXRがオンであると、次に、P
XCがオンかオフかを調べ(ステップ430)、PXC
がオンであると、次にPXLがオンかオフかを調べ(ス
テップ431)、PXLがオンであるとステップ433
に進む。
【0114】なお、ステップ429でPXRがオフであ
ると判定された場合、ステップ430でPXCがオフで
あると判定された場合、ステップ431でPXLがオフ
であると判定された場合は、ステップ432に進み、3
秒経過したか、すなわち、ステップ414でセットされ
た3秒タイマがタイムアップしたかを調べ、3秒経過し
ていない場合はステップ429に戻り、3秒経過した場
合は、紙幣詰まりとして図22に示すステップ445に
進み、返金動作中であることを示すフラグをリセット
し、紙幣詰りであることを示すフラグをセットし、光セ
ンサ(RX)20の発光を点滅に制御し、図示しないこ
の装置のフロントランプを消灯し、ステップ446に進
む。
【0115】ステップ433では、2枚重ね判定処理を
行う。この2枚重ね判定処理については、後に、図25
を参照して詳述する。
【0116】ステップ433の2枚重ね判定処理におい
て、OK、すなわち2枚重ねでないと判定された場合
は、次に、隙間判定処理を行う(ステップ434)。こ
の隙間判定処理において、OK、すなわち隙間がないと
判定された場合は、ステップ434に進む。
【0117】なお、ステップ433の2枚重ね判定処理
において、NG、すなわち2枚重ねであると判定された
場合、ステップ434の隙間判定処理において、NG、
すなわち隙間があると判定された場合は、図23に示す
ステップ501に進む。この場合は、異常としてこの紙
幣の取込動作が行われるが、この場合の処理について
は、後に図23を参照して詳述する。
【0118】ステップ435においては、ステップ41
3でセットした減算パルスが0となったかが調べられ
る。ここで、ステップ413でセットした減算パルスが
0となっている場合は、紙幣詰まり若しくは2枚の紙幣
が連続して返却されたとして図22に示すステップ44
5に進み、返金動作中であることを示すフラグをリセッ
トし、紙幣詰りであることを示すフラグをセットし、光
センサ(RX)20の発光を点滅に制御し、図示しない
この装置のフロントランプを消灯し(ステップ21
1)、ステップ446に進む。
【0119】ステップ435において、ステップ413
でセットした減算パルスが0でないと判断された場合
は、次に、P2センサがオンかオフかを調べる(ステッ
プ436)。ここで、P2センサがオフであると、次
に、PXRがオンかオフかを調べ(ステップ437)、
PXRがオフであると、次に、PXCがオンかオフかを
調べ(ステップ438)、PXCがオフであると、次に
PXLがオンかオフかを調べ(ステップ439)、PX
Lがオフであると、図22に示すステップ441に進
む。
【0120】なお、ステップ436で、P2センサがオ
ンと判定された場合、ステップ437でPXRがオンと
判定された場合、ステップ438でPXCがオンと判定
された場合、ステップ439でPXLがオンと判定され
た場合は、ステップ440に進み、3秒経過したか、す
なわち、ステップ414でセットされた3秒タイマがタ
イムアップしたかを調べ、3秒経過していない場合はス
テップ433に戻り、3秒経過した場合は、紙幣詰まり
として図22に示すステップ445に進み、返金動作中
であることを示すフラグをリセットし、紙幣詰りである
ことを示すフラグをセットし、光センサ(RX)20の
発光を点滅に制御し、図示しないこの装置のフロントラ
ンプを消灯し、ステップ446に進む。
【0121】図22に示すステップ441では、N4
(例えば210パルス)を減算パルス数へセットする
(ステップ441)。そして、次に、隙間判定処理を行
う(ステップ442)。この隙間判定処理については、
後に、図24を参照して詳述する。
【0122】このステップ442に示す隙間判定処理に
おいて、NG、すなわち隙間があると判定された場合
は、図23に示すステップ501に進む。この場合は、
異常としてこの紙幣の取込動作が行われるが、この場合
の処理については、後に図23を参照して詳述する。
【0123】また、ステップ442に示す隙間判定処理
において、OK、すなわち隙間がないと判定された場合
は、ステップ443に進む。
【0124】ステップ443では、3秒経過したか、す
なわち、ステップ414でセットされた3秒タイマがタ
イムアップしたかを調べ、3秒経過していない場合はス
テップ444に進み、3秒経過した場合は、紙幣詰まり
としてステップ445に進み、返金動作中であることを
示すフラグをリセットし、紙幣詰りであることを示すフ
ラグをセットし、光センサ(RX)20の発光を点滅に
制御し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯
し、ステップ446に進む。
【0125】ステップ444においては、ステップ44
1でセットした減算パルスが0となったかが調べられ
る。ここで、ステップ441でセットした減算パルスが
0でないと判断された場合は、ステップ442に戻り、
ステップ441でセットした減算パルスが0となってい
る場合は、ステップ446に進む。
【0126】ステップ446では、光センサ(RX)2
0の発光を点滅に制御し、紙幣搬送モータ(MOR)5
0を逆転させる。その後、100ms待ち(ステップ4
49)、30秒タイマをセットする(ステップ45
0)。そして、隙間判定処理を行う(ステップ45
1)。この隙間判定処理については、後に、図24を参
照して詳述する。
【0127】このステップ451の隙間判定処理で、N
G、すなわち隙間があると判定された場合は、図23に
示すステップ503に進む。この場合は、異常としてこ
の紙幣の取込動作が行われるが、この場合の処理につい
ては、後に図23を参照して詳述する。
【0128】ステップ451の隙間判定処理でOK、す
なわち隙間がないと判定された場合は、入口30秒確認
処理を行う(ステップ452)。この入口30秒確認処
理については、後に、図26を参照して詳述する。
【0129】ステップ452の入口30秒確認処理が終
了すると、次に、入口センサP1Rがオンかオフかを調
べ(ステップ453)、入口センサP1Rがオフである
と、次に、入口センサP1Lがオンかオフかを調べる
(ステップ454)。ここで、入口センサP1Lがオフ
であると、100ms待ち(ステップ455)、返金動
作中であることを示すフラグをリセットし、紙幣詰りで
あることを示すフラグをリセットし(ステップ45
6)、その後、図示しないこの装置のフロントランプを
点灯し(ステップ457)、図12に示した待機処理へ
進む。
【0130】なお、ステップ453で入口センサP1R
がオン、ステップ454で入口センサP1Lがオンと判
定された場合はステップ451に戻る。
【0131】図23は、異常時の紙幣取込処理を示すも
ので、まず、紙幣の払出枚数異常かを調べ(ステップ5
01)、払出枚数異常である場合はステップ503に進
み、払出枚数異常でない場合は、紙幣の払出終了を確認
し(ステップ502)、ステップ503に進む。
【0132】ステップ503では、光センサ(RX)2
0の発光を点滅に制御し、紙幣搬送モータ(MOR)5
0を逆転させる。その後、100ms待ち(ステップ5
04)、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し
(ステップ505)、紙幣詰りであることを示すフラグ
をリセットし、識別部異常であることを示すフラグをセ
ットし(ステップ506)、紙幣をスタック部に導いて
強制的にスタックする異常時の取込み動作を行う。
【0133】図24は、隙間判定処理の詳細を示したも
のである。
【0134】この隙間判定処理においては、まず、PX
Rが1度オフしているかを調べ(ステップ601)、P
XRが1度オフしていない場合は、次に、PXRがオン
したかオフしたかを調べ(ステップ602)、PXRが
オンした場合はステップ605に進み、PXRがオフし
た場合はPXRが1度オフしたことを記憶して(ステッ
プ603)、ステップ605に進む。
【0135】また、ステップ601で、PXRが1度オ
フしている場合は、次に、PXRがオンしたかオフした
かを調べ(ステップ604)、PXRがオンした場合
は、NG、すなわち隙間ありと判定し、PXRがオフし
た場合はステップ605に進む。 ステップ605で
は、PXCが1度オフしているかを調べ、PXCが1度
オフしていない場合は、次に、PXCがオンしたかオフ
したかを調べ(ステップ606)、PXCがオンした場
合はステップ609に進み、PXCがオフした場合はP
XCが1度オフしたことを記憶して(ステップ60
7)、ステップ609に進む。
【0136】また、ステップ605で、PXCが1度オ
フしている場合は、次に、PXCがオンしたかオフした
かを調べ(ステップ608)、PXCがオンした場合
は、NG、すなわち隙間ありと判定し、PXCがオフし
た場合はステップ609に進む。 ステップ609で
は、PXLが1度オフしているかを調べ、PXLが1度
オフしていない場合は、次に、PXLがオンしたかオフ
したかを調べ(ステップ610)、PXLがオンした場
合は、OK、すなわち、隙間なしと判定し、PXLがオ
フした場合はPXLが1度オフしたことを記憶して(ス
テップ611)、OK、すなわち、隙間なしと判定す
る。
【0137】また、ステップ609で、PXLが1度オ
フしている場合は、次に、PXLがオンしたかオフした
かを調べ(ステップ612)、PXLがオンした場合
は、NG、すなわち隙間ありと判定し、PXLがオフし
た場合は、OK、すなわち、隙間なしと判定する。
【0138】図25は、2枚重ね判定処理の詳細を示し
たものである。
【0139】この2枚重ね判定処理においては、まず、
PXRの出力データであるデータPxRの読込処理を行
い(ステップ701)、次に、新データと前データの比
較を行う(ステップ702)。ここで、新データ<前デ
ータでないとステップ704に進み、新データ<前デー
タであると、前データを新データで置き換える記録デー
タの更新処理を行い(ステップ703)、ステップ70
4に進む。
【0140】ステップ704では、新データと予め設定
されたしきい値との比較を行い、新データ<しきい値で
あると、NG、すなわち2枚重ねと判定し、新データ<
しきい値でないとステップ705に進む。、ステップ7
05では、PXCの出力データであるデータPxCの読
込処理を行い、次に、データと前データの比較を行う
(ステップ706)。ここで、新データ<前データでな
いとステップ708に進み、新データ<前データである
と、前データを新データで置き換える記録データの更新
処理を行い(ステップ707)、ステップ708に進
む。
【0141】ステップ708では、新データと予め設定
されたしきい値との比較を行い、新データ<しきい値で
あると、NG、すなわち2枚重ねと判定し、新データ<
しきい値でないとステップ709に進む。
【0142】ステップ709では、PXLの出力データ
であるデータPxLの読込処理を行い、次に、新データ
と前データの比較を行う(ステップ710)。ここで、
新データ<前データでないとステップ712に進み、新
データ<前データであると、前データを新データで置き
換える記録データの更新処理を行い(ステップ71
1)、ステップ712に進む。
【0143】ステップ712では、新データと予め設定
されたしきい値との比較を行い、新データ<しきい値で
あると、NG、すなわち2枚重ねと判定し、新データ<
しきい値でないと、OK、すなわち2枚重ねでないと判
定する。
【0144】図26は、入口30秒確認処理の詳細を示
したものである。
【0145】この入口30秒確認処理においては、ま
ず、30秒経過したかが調べられ(ステップ801)、
30秒経過した場合は、紙幣詰りを示すフラグをセット
し、紙幣返却動作中であることを示すフラグをリセット
し、図示しないこの装置のフロントランプを消灯し(ス
テップ802)、リターンする。なお、ステップ801
で30秒経過していないと判断された場合は、そのまま
リターンする。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、紙幣の返却時に該返却紙幣が2枚以上の場合は、該
返却紙幣を異常返却紙幣として異常返却紙幣検出手段に
より検出し、該異常返却紙幣検出手段により返却紙幣が
異常返却紙幣として検出された場合は所定の異常処理を
実行するように構成したので、スタック部に導かれた紙
幣を利用した不正操作も確実に防止することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる紙幣処理装置の一実施例の制
御系統の全体構成を示すブロック図。
【図2】この発明に係わる紙幣処理装置の一実施例の概
略構成を示す側面図。
【図3】この実施例における光センサおよび磁気センサ
の配設例を示す図。
【図4】この実施例の概略動作を説明する図。
【図5】この実施例の概略動作を説明する図。
【図6】この実施例の概略動作を説明する図。
【図7】この実施例の概略動作を説明する図。
【図8】この実施例の概略動作を説明する図。
【図9】この実施例の紙幣処理装置の電源挿入時等の初
期動作を示すフローチャート。
【図10】この実施例の紙幣処理装置の待機状態の動作
を示すフローチャート。
【図11】この実施例の紙幣処理装置の紙幣挿入口に紙
幣が挿入された場合の動作を示すフローチャート。
【図12】この実施例の紙幣処理装置の一時保留(エス
クロ)時の動作を示すフローチャート。
【図13】この実施例における電源投入時の返金処理の
詳細を示したフローチャート。
【図14】この実施例における電源投入時の返金処理の
詳細を示したフローチャート。
【図15】この実施例における電源投入時の返金処理の
詳細を示したフローチャート。
【図16】この実施例における識別エラー等による自動
返金処理の詳細を示したフローチャート。
【図17】この実施例における識別エラー等による自動
返金処理の詳細を示したフローチャート。
【図18】この実施例における識別エラー等による自動
返金処理の詳細を示したフローチャート。
【図19】この実施例におけるエスクロ位置からの返金
処理の詳細を示したフローチャート。
【図20】この実施例におけるエスクロ位置からの返金
処理の詳細を示したフローチャート。
【図21】この実施例におけるエスクロ位置からの返金
処理の詳細を示したフローチャート。
【図22】この実施例におけるエスクロ位置からの返金
処理の詳細を示したフローチャート。
【図23】この実施例における異常時の紙幣取込処理の
詳細を示したフローチャート。
【図24】この実施例における隙間判定処理の詳細を示
したフローチャート。
【図25】この実施例における2枚重ね判定処理の詳細
を示したフローチャート。
【図26】この実施例における入口30秒確認処理の詳
細を示したフローチャート。
【符号の説明】
10 入口センサ 11 紙幣挿入口 20 光センサ 30 磁気センサ 40 紙幣通過センサ 50 紙幣搬送モータ 52 紙幣搬送ベルト 60 パルス発生部 70 シャッタモータ 71 シャッタ 80 スタックモータ 90 スタッカ 100 制御部 100a 異常返却紙幣検出部 100b 異常処理部 300 紙幣 400 紙幣搬送路 500 紙幣処理装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣挿入口に挿入された紙幣を装置内に
    引き込んで、識別部で識別するとともに、該識別部で真
    券と識別された紙幣を一時保留部に一時保留し、返金指
    令により該一時保留部に保留した紙幣を紙幣挿入口に返
    却し、収金指令により、該一時保留部に保留した紙幣を
    スタック部に導いてスタックする紙幣処理装置におい
    て、 前記紙幣の返却時に該返却紙幣が2枚以上の場合は、該
    返却紙幣を異常返却紙幣として検出する異常返却紙幣検
    出手段と、 前記異常返却紙幣検出手段により前記返却紙幣が異常返
    却紙幣として検出された場合は所定の異常処理を実行す
    る異常処理手段とを具備することを特徴とする紙幣処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記異常返却紙幣検出手段は、 前記返却紙幣の光の透過率を検出し、該光の透過率が1
    枚の紙幣に対応する光の透過率より大きい場合は、該返
    却紙幣を異常返却紙幣として検出することを特徴とする
    請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】 前記異常返却紙幣検出手段は、 前記返却紙幣に間隔があるか否かを検出し、間隔がある
    と検出された場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として
    検出することを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記異常返却紙幣検出手段は、 前記返却紙幣の長さを検出し、該検出した返却紙幣の長
    さが1枚の紙幣に対応する長さより長い場合は、該返却
    紙幣を異常返却紙幣として検出することを特徴とする請
    求項1記載の紙幣処理装置。
  5. 【請求項5】 前記異常処理手段は、 前記返却紙幣を前記スタック部に導いて強制的にスタッ
    クする強制取込手段を具備することを特徴とする請求項
    1記載の紙幣処理装置。
  6. 【請求項6】 前記異常処理手段は、 前記返却紙幣の返却動作を停止し、異常を報知する異常
    報知手段を具備することを特徴とする請求項1記載の紙
    幣処理装置。
  7. 【請求項7】 紙幣挿入口に挿入された紙幣を装置内に
    引き込んで、識別部で識別するとともに、該識別部で真
    券と識別された紙幣を一時保留部に一時保留し、返金指
    令により該一時保留部に保留した紙幣を紙幣挿入口に返
    却し、収金指令により、該一時保留部に保留した紙幣を
    スタック部に導いてスタックする紙幣処理装置におい
    て、 前記紙幣の返却時に該返却紙幣の光の透過率を検出し、
    該光の透過率が1枚の紙幣に対応する光の透過率より大
    きい場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する
    第1の検出手段と、 前記紙幣の返却時に該返却紙幣に間隔があるか否かを検
    出し、間隔があると検出された場合は、該返却紙幣を異
    常返却紙幣として検出する第2の検出手段と、 前記紙幣の返却時に該返却紙幣の長さを検出し、該検出
    した返却紙幣の長さが1枚の紙幣に対応する長さより長
    い場合は、該返却紙幣を異常返却紙幣として検出する第
    3の検出手段と、 前記第1の検出手段または前記第2の検出手段により前
    記返却紙幣が異常返却紙幣として検出された場合は、該
    返却紙幣を前記スタック部に導いて強制的にスタックす
    る強制取込手段と、 前記第3の検出手段により前記返却紙幣が異常返却紙幣
    として検出された場合は、前記返却紙幣の返却動作を停
    止し、異常を報知する異常報知手段とを具備することを
    特徴とする紙幣処理装置。
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