JPH07271409A - 建設機械の電子制御装置 - Google Patents

建設機械の電子制御装置

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JPH07271409A
JPH07271409A JP8225694A JP8225694A JPH07271409A JP H07271409 A JPH07271409 A JP H07271409A JP 8225694 A JP8225694 A JP 8225694A JP 8225694 A JP8225694 A JP 8225694A JP H07271409 A JPH07271409 A JP H07271409A
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JP
Japan
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control
memory
setting device
construction machine
electronic control
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JP8225694A
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Shigenori Aoki
茂徳 青木
Hiroshi Watanabe
洋 渡辺
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子制御式建設機械を使用する作業現場で、
作業員が簡単に制御ボックス内の制御パラメータを変更
できるようにする。 【構成】 油圧ショベル等の建設機械の油圧システムを
電気的に制御する電子制御装置であり、制御内容と制御
手順を格納する書換え不能な第1のメモリ15、制御パラ
メータ(制御プログラムの一部を含む)を格納する書換
え可能な不揮発性の第2のメモリ31、読書き自在な第3
のメモリ17、第1から第3のメモリの各格納内容を読出
してシステム制御を行う制御実行手段16を含む制御装置
本体11と、第3メモリにおいて制御内容の切換えや制御
範囲等の設定を行う第1の設定器12と、第2メモリに格
納された制御パラメータを書換え、作業機個々の制御パ
ラメータを設定する第2の設定器33とによって構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式の建設機械
において制御パラメータの変更を作業現場で容易に行え
る電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルなどの建設機械では、近
年、その操作を容易化し操作性を向上する目的で油圧シ
ステムの電子制御化が図られている。以下、代表例とし
て油圧ショベルを取り上げて説明する。電子制御式油圧
ショベルでは、電子制御装置としてコンピュータを搭載
し、そのメモリに、行うべき作業に関し標準的な作業手
順のための制御プログラムおよび標準的な制御パラメー
タが格納されている。電子制御装置は、制御プログラム
および制御パラメータを用いて制御指令を生成し、油圧
ショベルの油圧システムに設けられたバルブ等の動作を
制御する。
【0003】図4は、従来の電子制御装置の内部構成の
例を示す。図4において、11は電子制御装置を内蔵す
る制御ボックス、12は制御内容および制御範囲等の入
力を行う設定器である。制御ボックス11と設定器12
はコネクタ13,14を介して接続される。設定器12
は、複数用意された制御内容のうち、使用したい制御を
選択したり、制御に使用する数値(例えば操作フロント
の移動範囲等の数値)を入力するためのもので、ユーザ
側の作業員によって入力される。
【0004】制御ボックス11内に内蔵される電子制御
装置は、制御内容とその手順(制御プログラム)と制御
パラメータを格納するメモリ(EPROM) 15、このメモリ
15から制御プログラムと制御パラメータを読出して制
御指令を生成するCPU16、演算結果を一時的に格納
するメモリ(RAM)17によって構成される。メモリ15
は、その格納内容を作業現場等で自由に書き換えること
はできない。電子制御装置は、入力/出力ポート18お
よび信号ケーブル19を経由して、油圧ショベルの各部
に配置されたセンサ20からの検出信号、および操作作
業員によって操作される各種スイッチ21からの操作信
号を入力し、また生成された制御指令に関する信号を各
部のバルブ22に出力する。また電子制御装置は、アナ
ログの検出信号をディジタルに変換するA/D変換器2
3、スイッチ21からの操作信号を受けとる受信回路2
4、制御指令信号に基づき駆動信号に生成するドライバ
25を備える。さらに、前述の設定器12から入力され
るシリアルデータを受信する受信回路26を備える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルの電子制
御装置では、作業現場において制御パラメータを変更す
る必要がたびたび生じる。例えば、油圧ショベルの標準
機だけを考慮した制御ボックスであれば、製品の出荷時
に、標準機用の制御パラメータをメモリ15に記憶させ
ておけばよい。しかし実際の作業現場では、標準機に対
して各種の改良を加え、色々なアタッチメントを取り付
けて使用する場合がほとんどである。従って、作業機個
々の改造に応じて制御パラメータを変更する必要が生じ
る。例えば油圧ショベルの作業フロントを改造して長く
した場合、作業フロントの制御内容は同じでも、フロン
ト長さに関する制御パラメータを変更しないと、意図し
た通りに作動しなくなる。しかも作業機の改造はすべて
標準機の製造工場から出荷した後に行われるものであ
り、詳細な制御パラメータの調整は、直接使用される作
業現場で変更することが必要とされる。
【0006】従来の電子制御装置の構成において制御パ
ラメータの変更が生じたとき、メモリ(EPROM) 15は書
換え不能の構造を有しているので、一度メモリ15を取
外しメモリ15の内容を変更して新たに取り付けなけれ
ばならないが、作業員が作業現場で制御ボックス11を
油圧ショベルから取り外し、内部の制御パラメータを変
更するのは実際上困難である。また、環境の悪い作業現
場で制御ボックス11を取り外してメモリ15を付け替
えるのは、製品の信頼性を著しく損なうものである。
【0007】本発明の課題は上記問題を解決することに
あり、その目的は、電子制御式の建設機械を使用する作
業現場で、作業員が簡単に制御ボックス内の制御パラメ
ータを変更でき、かつ製品の信頼性を確保でき、さらに
簡単、安価な回路構成で、誤動作で書換えられるのを防
ぐことのできる建設機械の電子制御装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設機械の
電子制御装置は、油圧ショベル等の建設機械の油圧シス
テムを電気的に制御する電子制御装置であり、制御内容
と制御手順を格納する書換え不能な第1のメモリ、制御
パラメータ(制御プログラムの一部を含む)を格納する
書換え可能な不揮発性の第2のメモリ、読書き自在な第
3のメモリ、第1から第3のメモリの各格納内容を読出
してシステム制御を行う制御実行手段を含む制御装置本
体と、第3メモリにおいて制御内容の切換えや制御範囲
等の設定を行う第1の設定器と、第2メモリに格納され
た制御パラメータを書換え、作業機個々の制御パラメー
タを設定する第2の設定器とによって構成される。
【0009】上記の構成において、第2の設定器は、制
御装置本体に対して着脱自在であり、作業機ごとの制御
パラメータの設定が必要なときにのみ、制御装置本体に
接続され、使用される。
【0010】上記の構成において、第2の設定器は接続
識別手段を有し、制御装置本体は、接続識別手段からの
信号を受ける識別判定手段と、この識別判定手段の指令
に基づいてデータ伝送路を切換えるスイッチ手段とを有
し、この構成において制御装置本体に接続された第2の
設定器によってデータを入力するとき、この入力データ
は、スイッチ手段に基づき第1の設定器用に設けられた
受信回路を経由して第2メモリに格納される。
【0011】上記の構成において、第2メモリに対し
て、第2の設定器が制御装置本体に接続されていないと
きに第2メモリのデータ書換えを防ぐスイッチ手段を設
けた。
【0012】
【作用】本発明では、油圧ショベル等の油圧システムを
電気的に制御するために設けられた電子制御装置によっ
て、当該電子制御装置のメモリ内に用意された制御内容
等に基づいて対象となる作業機の作業動作を制御するこ
とにおいて、電気的に書換え可能な第2のメモリを設け
てこれに制御パラメータを記憶させるようにし、かつ第
2メモリの記憶内容を書き換えるための第2の設定器を
用意したため、作業現場で作業機ごとの制御パラメータ
を容易に設定することができる。この場合に、第2の設
定器は、電子制御装置を内蔵する制御ボックスに対して
取り付け、取り外しが自在な構造とし、メーカ側の作業
員のみが行えるようにする。
【0013】また電子制御装置を含む制御ボックスで
は、第2の設定器の取付け判定を、第2の設定器のコネ
クタに設けたスイッチ手段によって判定し、第2の設定
器によってのみ、第2メモリに格納される制御パラメー
タを変更できるようなハードウェア構成にした。これに
より、制御ボックス内の制御パラメータを作業機に応じ
て作業現場で簡単に変更でき、かつ制御パラメータの消
去や誤入力が簡単に発生しないようにできる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本発明に係る電子制御装置の第1実
施例の構成図、図2は主要動作を示すフローチャート、
図3は電子制御装置の第2実施例の構成図である。
【0015】図1において、図4に基づいて説明した従
来の電子制御装置の構成要素と実質的に同一の要素には
同一の符号を付している。11は電子制御装置が内蔵さ
れる制御ボックスで、この制御ボックス11は、図示さ
れない例えば油圧ショベル等の作業機に付設される。作
業機には、この作業機を動作させる油圧システムの各部
に配置された圧力センサ(または差圧センサ等)、各駆
動部に配置された位置センサ(または変位センサ等)等
のセンサ20と、運転作業員席に配置されかつ運転作業
員によって操作される各種スイッチ21と、油圧システ
ムの各部に配置され、作動油の流量および流れる方向を
調整する電磁比例弁等のバルブ22が設けられる。制御
ボックス11は、信号ケーブル19を介して、センサ2
0からの検出信号、スイッチ21からの操作信号をそれ
ぞれ入力し、かつ各バルブ22に対し制御信号を出力す
る。
【0016】制御ボックス11に内蔵される電子制御装
置は、制御プログラムおよび制御パラメータを読出し、
制御プログラムの起動・実行を行い制御指令を生成する
CPU16と、制御内容とその手順(制御プログラム)
を格納した読出し専用の第1のメモリ(EPROM) 15と、
制御パラメータを格納するもので、作業機個々の制御パ
ラメータを設定・格納できるように電気的に書換え可能
の構造を有し、かつ電源を切ってもメモリ内のデータが
消えない特性(不揮発性)を有する第2のメモリ(EEPRO
M)31と、読書き自由な第3のメモリ(RAM) 17と、外
部の設定器からシリアルに送られてくるデータを取り入
れる受信回路(SIO) 26と、外部のスイッチ21からの
操作信号を取り入れる受信回路(DIO) 24と、センサ2
0から送られてくる検出信号(アナログ信号)をCPU
16で処理可能なデジタル信号に変換するA/D変換器
23と、制御の時間サイクルを管理するタイマー(TIM)
32と、電気信号を油圧制御量に変換するためのバルブ
22を駆動する駆動信号を生成するドライバ25とを含
む。制御パラメータを電気的に書換え可能な第2のメモ
リ31を備えることに、本発明の特徴の1つがある。ま
た18は、上記の信号ケーブル19や、制御ボックス側
のコネクタ13が接続される入力/出力ポートである。
【0017】メモリ15に格納される制御内容は数種類
あり、制御内容の選択は後述の第1の設定器12を用い
てユーザ側の作業員が選択する。
【0018】設定器12は、従来から装備されている設
定器(本実施例では第1の設定器)であり、ユーザ側の
操作作業員によって、複数の制御内容のうち、使用した
い制御内容を選択したり、制御に使用する数値、例えば
操作フロントの移動範囲等の数値を入力する目的で、自
由に使用される設定器である。設定器12は、コネクタ
14を用いて制御ボックス11のコネクタ13に接続さ
れるもので、常に制御ボックス11に接続された状態に
保持される。
【0019】また33は第2の設定器で、この設定器3
3は、メーカ側の作業員のみが、制御に必要な作業機個
々の制御パラメータのデータを制御ボックス11内の書
換え可能なメモリ31に設定するための設定器である。
制御パラメータとしては、例えば、操作フロントのアー
ムの長さや質量に相当するパラメータで、ユーザ側が知
らなくても良いが、その機械を制御するためには必要な
パラメータであって、一度設定するとその後に変更する
必要のないものである。第2の設定器33は、制御ボッ
クス11に対して着脱自在で、通常、制御ボックス11
に対して非接続の状態にあり、制御パラメータの変更・
設定を行う必要が生じた場合に、専用コネクタ34を介
して制御ボックス側のコネクタ13の対応接合部に接続
される。設定器33は、制御ボックス11に対して自由
に着脱されるように構成され、メーカ側の作業員のみに
よって管理される。制御パラメータの新たな設定を行う
とき、メーカ側の作業員は、設定器33をコネクタ13
の所定箇所(対応接合部)に接続し、設定器33を操作
して制御パラメータの設定を行う。設定器33のコネク
タ34にはスイッチ35が設けられる。このスイッチ3
5は、設定器33が制御ボックス11に接続されたとき
に、設定器33が接続されていることをCPU16に知
らせるためのスイッチである。スイッチ35の代りに、
接続ピンや接続ケーブルを使用することもできる。
【0020】2つの設定器12,33を接続可能としか
つ各設定器で設定されたデータを制御ボックス11に入
力できる構成において、電気回路の簡素化の点で、受信
回路26を単一とし(個別に2つ設けない)、各設定器
に対し共用するようにした。そのため、受信回路26の
前段に切換えスイッチ36を設け、CPU16が設定器
33の接続・非接続を判定して切換えスイッチ36の接
続状態を制御する。すなわち、CPU16は、第2の設
定器33が接続されていないときには端子36aに接続
され、接続されているときには端子36bに接続される
ように制御する。さらに、メモリ31に対してスイッチ
37を設ける。このスイッチ37は、第2の設定器33
が接続されているときにのみメモリ31の格納データを
書換えられるようにするためのハードウェア構成であ
る。これは、メモリ31が電気的に書換え可能である点
を配慮し、例えばノイズによるCPU16の誤動作等に
起因してメモリ31の格納データが書換えられ、破壊さ
れるのを防止するために設けられる。
【0021】制御ボックス11に対し第1の設定器12
が接続され、かつ第2の設定器33が接続されていない
状態において、第1の設定器12でデータが設定された
場合、このデータは、シリアル通信に基づき、コネクタ
14,13を介して制御ボックス11内に送信される。
設定器12から送信されたシリアルデータは、制御ボッ
クス11で、切換えスイッチ36を経由して受信回路2
6で受信され、メモリ17に格納される。制御ボックス
11に第2の設定器33が接続されていない状態では、
前述の通り切換えスイッチ36は端子36a側に接続さ
れている。その後、メモリ17に格納されたデータを用
いて、作業機の動作制御が行われる。作業機のエンジン
を切って制御ボックスの電源をOFFにすると、メモリ
17に格納されたデータは消滅する。
【0022】メーカ側の作業員によって、作業現場で、
制御ボックス11に対し第2の設定器33が接続された
場合には、前述の通り、スイッチ35の作用に基づいて
CPU16は、設定器33が接続されたというデータを
受ける。それに基づきCPU16は、切換えスイッチ3
6の接続状態を端子36b側に切換える。第2の設定器
33で設定された制御パラメータに関するデータは、第
1の設定器12の場合と同様に、シリアル通信でコネク
タ34,13を経由して制御ボックス11に対して送信
される。制御ボックス11では、切換えスイッチ36を
経由して送信されてきたデータを受信回路26で受信
し、そのデータをメモリ31に格納する。設定器33で
設定されたデータは、制御ボックス11の電源をOFF
にしても消えることがない。メーカ側の作業員は、第2
の設定器33を制御ボックス11に接続して制御パラメ
ータの設定を行い、それが終了すると、設定器33を制
御ボックス11から取り外す。これによって、制御ボッ
クス11内では切換えスイッチ36によってデータ伝送
路が端子36a側に切り換えられる。このような構成を
採用する理由は、制御パラメータは、メーカ側の作業員
が一度設定すればよいものであるからである。
【0023】図2は、制御ボックス11においてCPU
16が切換えスイッチ36を切換えるための制御を示
す。ステップS1ではスイッチ35からの信号が入力さ
れたか否を調べる。入力がないときには、切換えスイッ
チ36を第1の設定器12側に切換える(ステップS
2)。入力があるときには、第1の設定器12との間で
交信が行われているか否かが判断される(ステップS
3)。交信が行われていないときには切換えスイッチ3
6で第2の設定器33側に切換えが行われ(ステップS
4)、交信が行われているときには切換えは行われな
い。
【0024】上記の構成によって、環境の良くない作業
現場において、制御ボックス11を開閉することもな
く、また制御プログラムが格納されているメモリ15に
関係なく、制御ボックス内の作業機に応じた制御パラメ
ータを簡単に変更でき、かつ制御パラメータの消去や誤
入力が容易に発生しないようにできる。
【0025】図3は、電子制御装置の第2の実施例を示
す。図2において、図1で説明した要素と実質的に同一
の要素に同一の符号を付している。11は制御ボック
ス、12は第1の設定器、33は第2の設定器である。
制御ボックス11の基本的構造は、図4で説明した従来
の制御ボックス11の内部構造と同じである。相違する
点は、メモリ(EEPROM)31を有する点である。また図1
で説明した制御ボックス11と比較すると、切換えスイ
ッチ36およびスイッチ37を省略している。また制御
ボックス11は、単一の接合部を有するコネクタ13を
有し、このコネクタ13は設定器12,33に対して共
用され、いずれか一方の設定器が接続される。
【0026】設定器12,33はそれぞれ、制御ボック
ス11側のコネクタ13に接続される専用のコネクタ1
4,34を有する。そして、コネクタ14には開状態の
スイッチ38、コネクタ34には閉状態のスイッチ35
を備えている。制御ボックス11のコネクタ13に設定
器12または設定器33のいずれか択一的に接続される
とき、CPU16は、スイッチ35,38を利用してい
ずれの設定器が接続されたかを判断する。そして、その
判断に基づいて、設定器12によって入力されたデータ
はメモリ17に保存し、設定器33によって入力された
データはメモリ31に保存する処理を行う。作業現場
で、作業機ごとの制御パラメータを設定する必要が生じ
たときに、メーカ側の作業員は、制御ボックス11のコ
ネクタ13から設定器12を取り外し、かつコネクタ1
3に設定器33を接続し、制御パラメータの設定を行
う。制御パラメータの設定が終了すると、再度、設定器
33を取り外し、設定器12を接続する。通常の状態で
は、設定器12が接続された状態に保持される。またス
イッチ37を設けることによって、前記実施例と同様
に、第2の設定器33が接続されたときのみメモリ(EEP
ROM)31が書き換えられるようにしている。
【0027】上記実施例では、メモリ31に格納される
書換え自由なデータを制御パラメータとして説明した
が、他のデータ、例えば作業機ごとに書換えの必要が部
分的に生じる可能性のある制御プログラムの一部であっ
てもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、油圧ショベル等の建設機械の油圧システムを電気
的に制御する電子制御装置において、制御ボックス内に
外部より内部データを書き換えることができ、かつ電源
を切っても消えないメモリを設け、かつ必要に応じて制
御ボックスに接続して当該メモリの格納データを書き換
えることのできる設定器を設けるようにしたため、制御
ボックス内の作業機に応じた制御パラメータを作業現場
において簡単に変更できる。また制御パラメータを設定
するための設定器のコネクタに接続識別手段を設けるこ
とにより、通常の設定器と制御ボックス内部内の電気回
路を共用でき、これによって内部回路を簡素化できる。
さらに、上記接続識別手段、および上記メモリのデータ
伝送路にスイッチを設けることにより、ハードウェア的
に制御パラメータの消去や誤入力が簡単に発生しないよ
うにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子制御装置の第1実施例を示す
構成図である。
【図2】切換えスイッチの切換え動作を説明するための
フローチャートである。
【図3】本発明に係る電子制御装置の第2実施例を示す
構成図である。
【図4】従来の電子制御装置の構成図である。
【符号の説明】
11 制御ボックス 12 第1の設定器 15 メモリ(EPROM) 17 メモリ(RAM) 31 メモリ(EEPROM) 33 第2の設定器 36 切換えスイッチ 37 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の油圧システムを電気的に制御
    する電子制御装置において、 制御内容および制御手順を格納する書換え不能な第1の
    メモリと、制御パラメータを格納する書換え可能な不揮
    発性の第2のメモリと、読書き自在な第3のメモリと、
    前記第1メモリ、前記第2メモリ、および第3メモリの
    各格納内容を読出してシステム制御を行う制御実行手段
    を含む制御装置本体と、 前記第3メモリにおいて制御内容の切換えや制御範囲等
    の設定を行う第1の設定器と、 前記第2メモリに格納された制御パラメータを書換え、
    作業機個々の制御パラメータを設定する第2の設定器
    と、 を備えることを特徴とする建設機械の電子制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建設機械の電子制御装置
    において、前記第2の設定器は、前記制御装置本体に対
    して着脱自在であり、作業機ごとの制御パラメータの設
    定が必要なときにのみ、前記制御装置本体に接続され、
    使用されることを特徴とする建設機械の電子制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建設機械の電子制御装置
    において、前記第2の設定器は接続識別手段を有し、前
    記制御装置本体は、前記接続識別手段からの信号を受け
    る識別判定手段と、この識別判定手段の指令に基づいて
    データ伝送路を切換えるスイッチ手段とを有し、前記制
    御装置本体に接続された前記第2の設定器によってデー
    タを入力するとき、この入力データは、前記スイッチ手
    段に基づき前記第1の設定器用に設けられた受信回路を
    経由して前記第2メモリに格納されることを特徴とする
    建設機械の電子制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の建設機械の電子
    制御装置において、前記第2メモリに対して、前記第2
    の設定器が前記制御装置本体に接続されていないときに
    第2メモリのデータ書換えを防ぐスイッチ手段を設けた
    ことを特徴とする建設機械の電子制御装置。
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