JP3215333B2 - マイコン制御器具 - Google Patents

マイコン制御器具

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JP3215333B2
JP3215333B2 JP26158996A JP26158996A JP3215333B2 JP 3215333 B2 JP3215333 B2 JP 3215333B2 JP 26158996 A JP26158996 A JP 26158996A JP 26158996 A JP26158996 A JP 26158996A JP 3215333 B2 JP3215333 B2 JP 3215333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを用いて器具の運転作動を制御するマイコン制御器
具に関し、詳しくは、生産工場等において器具の運転検
査や作動調整を行うための外部装置を接続する通信コネ
クタを具備したマイコン制御器具に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータ(以下、マイコン
と称する)を用いて器具の運転作動を制御するマイコン
制御器具では、通常、マイコンの異常動作時にマイコン
をリセットするウォッチドッグ回路や、マイコンの動作
を規定するデータを記憶保持したEEPROM等の不揮
発性メモリ回路等、器具の運転時のマイコンの制御動作
を補助する各種の付加回路が備えられている。
【0003】前記ウォッチドッグ回路は、マイコンの正
常動作時に該マイコンから出力されるウォッチドッグパ
ルスが入力され、マイコンが暴走して、ウォッチドッグ
パルスが出力されなくなると、それに応じてマイコンの
リセットポートにリセット信号を付与する。
【0004】また、前記EEPROM等の不揮発性メモ
リ回路は、例えばガス燃焼器具では、マイコンにより制
御する比例弁の電流の調整値や燃焼ファンの電流の調整
値等のデータを記憶保持し、器具の運転時には、マイコ
ンはこのデータを参照しつつ器具の運転を制御する。
【0005】一方、この種のマイコン制御器具では、そ
の生産工場等において、器具が正常に動作するか否かの
検査が一般に行われ、この検査は、例えば器具のマイコ
ンを器具の外部に備えたパソコン等の外部装置の指示
(検査プログラム)に従って作動させ、このときの器具
の作動状態を示す信号を該マイコンから外部装置に受け
取ることで行われる。
【0006】この検査を行うために、器具には、マイコ
ンと前記パソコン等の外部装置とを接続してそれらの間
の通信を行うための通信コネクタが備えられている。こ
の場合、該通信コネクタには、マイコンの入力ポート及
び出力ポートにそれぞれ接続された受信端子及び送信端
子が備えられ、これらの端子を介して外部装置との間で
信号の授受を行う。尚、該通信コネクタには、通常、接
地用端子も備えられ、さらにマイコン及び外部装置間の
同期用のクロック信号を両者の間で通信するためのクロ
ック端子が必要に応じて備えられる。
【0007】また、前記付加回路として、例えば前記ウ
ォッチドッグ回路を備えたマイコン制御器具では、前記
の検査のために、マイコンに通常の動作とは異なる動作
を意図的に行わしめる場合には、その途中でマイコンが
ウォッチドッグ回路によりリセットされてしまうのを防
止する必要がある。このため、このような検査を行う場
合には、ウォッチドッグ回路の動作を無効とする信号、
例えばマイコンが正常動作時にウォッチドッグ回路に付
与するウォッチドッグパルスと同一の疑似信号を前記パ
ソコン等の外部装置から該ウォッチドッグ回路に付与す
る。そして、この信号を外部装置からウォッチドッグ回
路に付与するために、前記通信コネクタには、前述の受
信端子等の端子に加えて、ウォッチドッグ回路に接続さ
れた付加回路接続端子が備えられている。
【0008】また、前記付加回路として、例えば前記E
EPROM等の不揮発性メモリ回路を備えたマイコン制
御器具では、前述のような検査と並行して、不揮発性メ
モリ回路にデータを入力して器具の動作を調整する場合
がある。この場合、EEPROM等の不揮発性メモリ回
路は、データが不用意に書き換えられたり破壊されるの
を防止するためのプロテクト機能を有しており、これが
機能している状態では、不揮発性メモリ回路にデータを
入力することができない。このため、上記のように不揮
発性メモリ回路にデータを入力して器具の動作を調整す
る場合には、前記外部装置から不揮発性メモリ回路にそ
のプロテクト機能を解除する信号を付与する。そして、
この信号を外部装置から不揮発性メモリ回路に付与する
ために、前記通信コネクタには、さらに、不揮発性メモ
リ回路に接続された付加回路接続端子が備えられてい
る。
【0009】ところで、このような通信コネクタを具備
した従来のマイコン制御装置では、該通信コネクタの端
子配列は、特別な配慮をすることなく、単に接続コード
の配線の都合等により任意に設定されていた。
【0010】しかしながら、このような従来のマイコン
制御装置では、次のような不都合を生じるものとなって
いた。
【0011】すなわち、器具の通常的な使用状態におい
て、前記通信コネクタはこれに塵や埃、あるいは水滴等
が付着して、互いに隣接する端子間が短絡状態となる場
合がある。
【0012】そして、この場合、例えば前記ウォッチド
ッグ回路に接続した付加回路接続端子を前記通信コネク
タに備えたものでは、その接続端子が例えば前記送信端
子に隣接していると、それらの端子間が短絡状態となっ
た場合には、器具の運転時にマイコンの出力ポートから
出力される信号がウォッチドッグ回路に付与されて、該
ウォッチドッグ回路が正常に動作せず、マイコンの異常
動作が生じても該ウォッチドッグ回路によるマイコンの
リセットが行われないことがある。尚、このような事態
は、前記ウォッチドッグ回路に接続した付加回路接続端
子が通信用コネクタの接地端子やクロック端子に隣接し
ていて、それらの間が短絡状態となった場合にも同様に
生じることがある。
【0013】また、例えば前記不揮発性メモリ回路に接
続した付加回路接続端子を通信用コネクタに備えたもの
では、その接続端子が前記送信端子等に隣接している場
合に、それらの端子同士が塵等により短絡状態となる
と、器具の運転時に不揮発性メモリ回路にそのプロテク
ト機能を解除する信号が付与されて、該不揮発性メモリ
回路のデータが誤って書き換えられたり破壊されてしま
う虞れがあり、ひいては器具の異常動作を生じる虞れが
ある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、パソコン等の外部装置と器具のマイコンや付
加回路との間で信号を授受して器具の動作検査等を行う
ための通信用コネクタを器具に備えたマイコン制御器具
において、通信用コネクタの付加回路接続端子がこれに
隣接する端子に塵や埃、水滴等により短絡しても付加回
路の異常動作を生じることなく、器具の正常な運転を行
うことができるマイコン制御器具を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のマイコン制御器
具はかかる目的を達成するために、器具の作動を制御す
るマイクロコンピュータと、該マイクロコンピュータの
制御動作を補助する付加回路と、少なくとも前記マイク
ロコンピュータの入力ポート及び出力ポートにそれぞれ
接続された受信端子及び出力端子、並びに前記付加回路
に接続された付加回路接続端子を有し、器具の運転検査
又は器具の運転作動の調整の際に前記マイクロコンピュ
ータ及び/又は付加回路との信号授受を行う外部装置を
着脱自在に接続可能な通信コネクタとを具備したマイコ
ン制御器具において、前記通信コネクタの付加回路接続
端子を、前記受信端子のみに隣接する位置に配置したこ
とを特徴とする。
【0016】かかる本発明によれば、前記通信コネクタ
の付加回路接続端子に隣接する前記受信端子は、前記マ
イクロコンピュータの入力ポートに接続され、また、こ
の入力ポートは一般に高入力インピーダンスを有するの
で、該通信コネクタに前記外部装置が接続されていない
状態では、該受信端子は実質的に開放状態となってい
る。このため、通信コネクタに前記外部装置が接続され
ていない器具の通常的な使用状態において、前記付加回
路接続端子がこれに隣接する受信端子に塵や埃、水滴等
により短絡しても、該付加回路接続端子に接続されてい
る前記付加回路になんらかの信号が付与されることはな
い。従って、該付加回路が器具の運転時に異常動作を生
じることがなく、ひいてはマイコン制御器具の正常な運
転がなされる。
【0017】よって本発明によれば、通信用コネクタの
付加回路接続端子がこれに隣接する端子に塵や埃、水滴
等により短絡しても付加回路の異常動作を生じることな
く、器具の正常な運転を行うことができる。
【0018】かかる本発明では、例えば付加回路接続端
子と受信端子とを互いに隣接させて通信コネクタに配置
する一方、これら以外の端子を付加回路接続端子との間
に空き端子を存して配置することも可能であるが、この
ようにすると、使用しない空き端子を設けるために、通
信コネクタが大型化し、また、コスト的にも不利なもの
となる。
【0019】そこで、本発明ではさらに、前記付加回路
接続端子は、前記通信コネクタの一端側の最端部に配置
されると共に、前記受信端子が該最端部の付加回路接続
端子に隣接して前記通信コネクタに配置され、該付加回
路接続端子及び受信端子以外の各端子は、該付加回路接
続端子との間に該受信端子を介在させて前記通信コネク
タに配置されていることを特徴とする。
【0020】このような各端子の配置を行うことで、前
述のように未使用の空き端子を設けずとも、付加回路接
続端子を受信端子のみに隣接させて配置することができ
ると共に、これら以外の各端子も、それらの間に空き端
子を存することなく配置することができ、これにより、
通信コネクタのサイズを最小限に留めることができる。
【0021】かかる本発明のより具体的な態様では、前
記付加回路は、前記マイクロコンピュータの異常動作時
に該マイクロコンピュータをリセットするウォッチドッ
グ回路であり、前記付加回路接続端子は、前記外部装置
による器具の運転検査又は器具の運転作動の調整の際に
前記ウォッチドッグ回路にその作動を無効にする信号を
付与するための端子である。
【0022】これによれば、通信コネクタの前記付加回
路接続端子が受信端子に短絡しても、該通信コネクタ側
からウォッチドッグ回路に、その作動を無効にしてしま
うような信号が付与されることがなく、該ウォッチドッ
グ回路は正常に動作し、従って、マイクロコンピュータ
の異常動作が生じた場合には、ウォッチドッグ回路によ
り適正にマイクロコンピュータをリセットして、正常状
態に復帰させることができる。
【0023】あるいは、前記付加回路は、プロテクト機
能を有し前記マイクロコンピュータの動作を規定するデ
ータを保持する不揮発性メモリ回路であり、前記付加回
路接続端子は、前記外部装置による器具の運転検査又は
器具の運転作動の調整の際に前記不揮発性メモリ回路に
そのプロテクト機能を解除する信号を付与するための端
子である。
【0024】これによれば、通信コネクタの前記付加回
路接続端子が受信端子に短絡しても、該通信コネクタ側
から不揮発性メモリ回路に、そのプロテクト機能を解除
してしまうような信号が付与されることがなく、該不揮
発性メモリ回路のデータは適正に保護され、従って、マ
イクロコンピュータによる器具の動作制御を正常に行う
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1を参照
して説明する。図1は本実施形態のマイコン制御器具の
要部の回路構成図である。
【0026】同図を参照して、このマイコン制御装置
は、マイクロコンピュータ1(以下、マイコン1と称す
る)とウォッチドッグ回路2(付加回路)と通信コネク
タ3とを具備する。
【0027】マイコン1は所定のプログラム等に従って
器具の動作制御を行うもので、クロック信号を出力する
クロックポート4と、マイコン1の動作状態を示す信号
を出力する出力ポート5と、器具の動作検査のための動
作指令信号を入力する検査用の入力ポート6と、正常動
作時に一定周期のウォッチドッグパルスPを出力するウ
ォッチドッグ出力ポート7と、マイコン1のリセット信
号を入力するリセット入力ポート8とを有する。
【0028】ウォッチドッグ回路2は、マイコン1の異
常動作時にマイコン1を自動的にリセットして正常状態
に復帰させるものであり、マイコン1の前記ウォッチド
ッグ出力ポート7から出力されるウォッチドッグパルス
Pを入力する入力ポート9と、マイコン1をリセットす
るリセット信号をマイコン1の前記リセット入力ポート
8に出力する出力ポート10とを有する。このウォッチ
ドッグ回路2は、その入力ポート9にマイコン1のウォ
ッチドッグ出力ポート7からウォッチドッグパルスPが
与えられなくなったとき、マイコン1の異常動作が生じ
たと判断し、それに応じて出力ポート10からマイコン
1のリセット入力ポート8にリセット信号を出力して、
該マイコン1をリセットする。
【0029】通信コネクタ3は、マイコン1の前記クロ
ックポート4、出力ポート5及び入力ポート6にそれぞ
れ接続されたクロック端子11、送信端子12及び受信
端子13と、器具内で接地された接地端子14と、ウォ
ッチドッグ回路2の前記入力ポート9に接続された付加
回路接続端子15とを具備する。
【0030】この場合、付加回路接続端子15は通信コ
ネクタ3の一端側の最端部に配置され、その隣にインピ
ーダンスが高い前記受信端子13が配置されている。そ
して、他の端子11,12,14は付加回路接続端子1
5との間に受信端子13を存して、該付加回路接続端子
15から離間して配置されている。尚、端子11,1
2,14の相互の位置関係は任意でよい。
【0031】以上説明した構成を具備する本実施形態の
マイコン制御器具では、その生産工場等において器具の
動作検査を行う際に、前記通信コネクタ3に、パソコン
等の外部装置(図示せず)が該外部装置に備えたコネク
タ16を介して着脱自在に接続される。このとき、外部
装置は通信コネクタ3の接地端子14を介して器具と同
レベルに接地される。
【0032】このように外部装置を通信コネクタ3に接
続した状態で、通信コネクタ3のクロック端子11を介
して外部装置に与えられるマイコン1のクロック信号に
同期させて、外部装置から通信コネクタ3の受信ポート
を介してマイコン1の入力ポート6に検査用の動作指令
信号を与え、該マイコン1に所要の動作を行わしめる。
そして、このときマイコン1の出力ポート5から出力さ
れる器具の動作状態を示す信号を通信コネクタ3の送信
端子12を介して外部装置側で受け取り、それを外部装
置において解析することで、器具の正常な動作が行われ
るか否かの検査がなされる。また、この検査に際して、
マイコン1に通常とは異なる動作を意図的に行わせる場
合に、ウォッチドッグ回路2がマイコン1を自動的にリ
セットしてしまうことのないように、外部装置から通信
コネクタ3の付加回路接続端子15を介してウォッチド
ッグ回路2の入力ポート9に、マイコン1からその正常
動作時に出力されるウォッチドッグパルスPと同じ信号
Paを付与する。これにより、ウォッチドッグ回路2
は、マイコン1がウォッチドッグパルスPを出力しなく
なっても、マイコン1にリセット信号を出力することが
なく、所望の検査が行われる。
【0033】一方、本実施形態のマイコン制御装置の通
常的な使用時には、通信コネクタ3には外部装置が接続
されず、該通信コネクタ3は未使用状態とされる。この
場合、通信コネクタ3に付着する塵や埃、あるいは水滴
等により、隣接する端子同士、例えば前記付加回路接続
端子15がこれに隣接する前記受信端子13に短絡する
ことがある。
【0034】しかるに、受信端子13に接続されたマイ
コン1の入力ポート6は、その入力インピーダンスが高
いため、該受信端子13は実質的に開放状態である。従
って、この受信端子13と付加回路接続端子15とが塵
等により短絡しても、該付加回路接続端子15に接続さ
れたウォッチドッグ回路2の入力ポート9に通信コネク
タ3側からなんらかの信号が付与されてしまうことはな
い。このため、ウォッチドッグ回路2は、マイコン1の
ウォッチドッグ出力ポート7からの出力のみに応じて正
常な動作を行うこととなる。
【0035】従って、器具の運転時にマイコン1が異常
動作を生じたにもかかわらず、マイコン1がウォッチド
ッグ回路2によりリセットされなかったり、あるいは、
マイコン1が正常に動作しているにもかかかわらずウォ
ッチドッグ回路2によりマイコン1がリセットされてし
まうような事態を生じることがなく、マイコン1の制御
による器具の正常な動作を行うことができる。
【0036】尚、本実施形態では、器具の検査時にマイ
コン1と外部装置との間で同期通信を行うために、両者
の間でクロック信号を授受するようにしたが、非同期通
信を行う場合や、あらかじめ外部装置側のクロックをマ
イコン1のクロックに合わせておいて通信を行う場合
(所謂、調歩同期通信)には、通信コネクタ13のクロ
ック端子11は不要となる。
【0037】次に、本発明の他の実施形態を図2を参照
して説明する。図2は本実施形態のマイコン制御器具の
要部の回路構成図である。
【0038】同図を参照して、このマイコン制御装置
は、図1のものと同様に、器具の動作制御を行うマイコ
ン17と、器具の検査に際してパソコン等の外部装置
(図示せず)を接続する通信コネクタ18とを具備する
と共に、マイコン2の動作制御を規定するデータを保持
する不揮発性メモリ回路19(付加回路)を具備する。
この場合、不揮発性メモリ19は例えばEEPROMを
採用している。
【0039】マイコン17は、図1のものと同様に、マ
イコン17の動作状態を示す信号を出力する出力ポート
20と、器具の動作検査のための動作指令信号を入力す
る検査用の入力ポート21とを具備し、また、マイコン
17によりEEPROM19のデータを読み書きする際
に、EEPROM19を選択・指定する信号を出力する
チップセレクタ出力ポート22と、EEPROM19に
書き込むデータ信号を出力するデータ出力ポート23
と、EEPROM19から読み込むデータ信号を入力す
るデータ入力ポート24とを具備する。
【0040】EEPROM19は、マイコン17の前記
各ポート22〜24との間でそれぞれ前述の信号を授受
するチップセレクタ入力ポート25、データ入力ポート
26及びデータ出力ポート27を具備すると共に、EE
PROM19に備えられたデータ保護用のプロテクト機
能を有効としたり解除するための信号を入力するプロテ
クトポート28を具備する。
【0041】この場合、EEPROM19は、プロテク
トポート28にHiレベルの信号を付与すると、プロテ
クト機能が解除され、Loレベルの信号を付与すると、
プテクト機能が有効となる。尚、このプロテクト機能の
有効・解除のための信号レベルは上記と逆の場合もあ
る。
【0042】通信コネクタ18は、マイコン17の前記
出力ポート20及び入力ポート21にそれぞれ接続され
た送信端子29及び受信端子30と、器具内で接地され
た接地端子31と、EEPROM19のプロテクトポー
ト28に接続された付加回路接続端子32とを具備す
る。
【0043】この場合、図1のものと同様に、付加回路
接続端子32は通信コネクタ18の一端側の最端部に配
置され、その隣に前記受信端子30が配置されている。
そして、他の端子29,31は付加回路接続端子32と
の間に受信端子30を存して、該付加回路接続端子30
から離間して配置されている。尚、端子29,31の相
互の位置関係は任意でよい。
【0044】以上説明した構成を具備する本実施形態の
マイコン制御器具では、生産工場等において器具の動作
検査を行う際に、図1のものと同様に、通信コネクタ1
8に、パソコン等の外部装置(図示せず)がコネクタ3
3を介して着脱自在に接続される。
【0045】そして、この場合、例えば非同期通信でマ
イコン17と外部装置との間で通信コネクタ18の送信
端子29及び受信端子30を介して信号の授受が行わ
れ、器具の動作検査がなされる。
【0046】また、本実施形態では、上記の動作検査を
並行して、マイコン17による器具の動作制御を調整す
るためのデータをEEPROM19に通信コネクタ18
に設けた図示しない端子を介して書き込むようにしてい
る。そして、この場合、EEPROM19のプロテクト
機能を解除する必要があるため、外部装置から通信コネ
クタ18の付加回路接続端子32を介してEEPROM
19のプロテクトポート28にプロテクト機能を解除す
る信号Pbを付与する。これによりEEPROM19の
プロテクト機能が解除され、この状態でEEPROM1
9に必要なデータが書き込まれる。
【0047】一方、本実施形態のマイコン制御装置の通
常的な使用時には、通信コネクタ18には外部装置が接
続されず、該通信コネクタ18は未使用状態とされる。
この場合、図1のものと同様に、通信コネクタ18に付
着する塵や埃、あるいは水滴等により、付加回路接続端
子32がこれに隣接する受信端子30に短絡することが
ある。
【0048】しかるに、受信端子30はマイコン17の
高入力インピーダンスの入力ポート21に接続されて実
質的に開放状態であるため、この受信端子30と付加回
路接続端子32とが短絡しても、該付加回路接続端子3
2に接続されたEEPROM19のプロテクトポート2
8に通信コネクタ18側からプロテクト機能を解除する
ような信号が付与されてしまうことはない。このため、
EEPROM19は、そのデータが不用意に書き換えら
れたり、破損してしまうことなく、該データを適正に保
持する。
【0049】従って、マイコン17は、EEPROM1
9に保持された正常なデータを参照しつつ、器具の動作
制御を正常に行うことができる。
【0050】尚、本実施形態では、器具の検査時にマイ
コン17と外部装置との間で非同期通信を行うようにし
たが、図1のものと同様に通信コネクタ18にクロック
端子を備え、マイコン17と外部装置との間で同期通信
を行うようにしてもよい。
【0051】また、以上説明した各実施形態では、付加
回路としてウォッチドッグ回路2や不揮発性メモリ19
(EEPROM)を備えたものを示したが、付加回路と
して例えば器具の動作状態を検出するためのセンサ回路
を具備し、器具の検査に際して、外部装置から通信コネ
クタを介してセンサ回路の出力部にセンサの疑似的検出
信号を付与し、その疑似的検出信号によりマイコンの動
作制御を行わしめるような場合にも本発明を適用するこ
とができる。この場合には、センサの疑似的検出信号を
与える通信コネクタの端子をマイコンの入力ポートに接
続した受信端子のみに隣接させるように通信コネクタの
端子を配列する。
【0052】また、前述の各実施形態では、付加回路接
続端子を通信コネクタの最端部に設けたものを示した
が、付加回路接続端子を通信コネクタの最端部に設けず
とも、付加回路接続端子及び受信端子以外の端子を付加
回路接続端子との間に空き端子を設けて配置するように
してもよい。例えば図1の第1の実施形態において、付
加回路接続端子15と受信端子13との位置を入れ換
え、その付加回路接続端子15と他の端子11,12,
14の間に未使用の空き端子を設けるようにしてもよ
く、このことは図2の第2の実施形態についても同様で
ある。そしてこのようにしても第1及び第2の実施形態
と同様の作用効果が得られる。但し、前記各実施形態の
ように、付加回路接続端子を通信コネクタの最端部に配
置した場合には、上記のような空き端子を設ける必要が
ないため、通信コネクタのサイズを必要最小限に留める
ことができ、空き端子を設ける場合に比して、有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイコン制御装置の一実施形態の腰部
の回路構成図。
【図2】本発明のマイコン制御装置の他の実施形態の腰
部の回路構成図。
【符号の説明】
1,17…マイクロコンピュータ、2…ウォッチドッグ
回路(付加回路)、3,18…通信コネクタ、5,20
…マイコンの出力ポート、6,21…マイコンの入力ポ
ート、12,29…送信端子、13,30…受信端子、
15,32…付加回路接続端子、19…不揮発性メモリ
回路(付加回路)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】器具の作動を制御するマイクロコンピュー
    タと、 該マイクロコンピュータの制御動作を補助する付加回路
    と、 少なくとも前記マイクロコンピュータの入力ポート及び
    出力ポートにそれぞれ接続された受信端子及び出力端
    子、並びに前記付加回路に接続された付加回路接続端子
    を有し、器具の運転検査又は器具の運転作動の調整の際
    に前記マイクロコンピュータ及び/又は付加回路との信
    号授受を行う外部装置を着脱自在に接続可能な通信コネ
    クタとを具備したマイコン制御器具において、 前記通信コネクタの付加回路接続端子を、前記受信端子
    のみに隣接する位置に配置したことを特徴とするマイコ
    ン制御器具。
  2. 【請求項2】前記付加回路接続端子は、前記通信コネク
    タの一端側の最端部に配置されると共に、前記受信端子
    が該最端部の付加回路接続端子に隣接して前記通信コネ
    クタに配置され、該付加回路接続端子及び受信端子以外
    の各端子は、該付加回路接続端子との間に該受信端子を
    介在させて前記通信コネクタに配置されていることを特
    徴とする請求項1記載のマイコン制御器具。
  3. 【請求項3】前記付加回路は、前記マイクロコンピュー
    タの異常動作時に該マイクロコンピュータをリセットす
    るウォッチドッグ回路であり、前記付加回路接続端子
    は、前記外部装置による器具の運転検査又は器具の運転
    作動の調整の際に前記ウォッチドッグ回路にその作動を
    無効にする信号を付与するための端子であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のマイコン制御器具。
  4. 【請求項4】前記付加回路は、プロテクト機能を有し前
    記マイクロコンピュータの動作を規定するデータを保持
    する不揮発性メモリ回路であり、前記付加回路接続端子
    は、前記外部装置による器具の運転検査又は器具の運転
    作動の調整の際に前記不揮発性メモリ回路にそのプロテ
    クト機能を解除する信号を付与するための端子であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のマイコン制御器
    具。
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