JPH0727130Y2 - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JPH0727130Y2
JPH0727130Y2 JP6253291U JP6253291U JPH0727130Y2 JP H0727130 Y2 JPH0727130 Y2 JP H0727130Y2 JP 6253291 U JP6253291 U JP 6253291U JP 6253291 U JP6253291 U JP 6253291U JP H0727130 Y2 JPH0727130 Y2 JP H0727130Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
drill
guide shaft
clamper
support
Prior art date
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Application number
JP6253291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH057780U (ja
Inventor
義治 田中
Original Assignee
日本電話施設株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、通信設備のケーブル
増設に際してケーブル用接続ボックスの側面に孔を穿つ
ための穿孔装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信設備の地下施設は、ケーブルを収容
しているパイプとケーブルを接続するために所定の間隔
をもって設置されているコンクリート製のケーブル用接
続ボックス(マンホールあるいはハンドホール)とを主
体として構成されている。そして近年の情報化時代の到
来に伴う通信設備の不足を補うには、ケーブルを収容す
るための前記パイプを増設する必要がある。このパイプ
の増設には前記ケーブル用接続ボックスの側壁に、新し
いパイプを接続するための孔をあけなければならない。
そこで一般的な従来の工法としてはハンド式のエアピッ
クハンマーなどを使用して前記ボックスの側壁を破砕し
て孔をあけ、ここに新しいパイプを接続した後にボック
スの壁をモルタルで補修している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記ボックスの側壁に
新しいパイプを接続する位置は、既存のパイプの位置を
基準として決定されるが、前記エアピックハンマーなど
によって正確な位置に必要最小限の大きさの孔をあける
には余程の熟練を要する。したがって通常は孔が正確な
位置にあけられなかったり、ボックスの壁が必要以上に
破砕され、それに伴う補修や清掃といった余分な作業も
必要となる。またコンクリートを対象とした電動ドリル
とその支持機構を使用して安定した穿孔を実施すること
も考えられる。しかし特に市街地においてはパイプ増設
作業のために大きな作業スペースを確保することは困難
であり、大掛かりな装置を使用することは殆ど不可能で
ある。
【0004】この考案の技術的課題は、通信設備の増設
に際してケーブル用接続ボックスの側壁に新しいパイプ
を接続するための孔を、簡単な装置により既設のパイプ
を基準とした予定位置に正確かつ容易にあけることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この考案における穿孔装置は次のように構成されて
いる。すなわちケーブル用接続ボックスから外部に延び
る既設のケーブル収容パイプに装着可能なクランパー
と、このクランパーに対して前記パイプ回りに回動でき
るように結合された支持アームと、この支持アームに対
して前記パイプからの距離の調整可能に取付けられた支
持部材と、この支持部材に対して前記パイプと平行に固
定されたガイドシャフトと、このガイドシャフトに沿っ
てスライド可能に組付けられ、かつ前記ケーブル用接続
ボックスの側壁に穿孔可能なドリルが装着されるドリル
ホルダーと、このドリルホルダーを前記ガイドシャフト
に沿ってスライド操作可能なドリル送り機構とを備えて
いる。
【0006】
【作用】前記構成において新しいパイプの増設に際して
は、前記クランパーを既設のパイプに装着するととも
に、前記ドリルホルダーに所定のドリルを取付ける。そ
してクランパーに対する前記支持アームの回動調整及び
支持アームに対する前記支持部材の位置調整により、既
設パイプに対するドリルの位置を決定する。この状態で
ドリルを駆動させながら前記ドリル送り機構を操作し、
ドリルホルダーをケーブル用接続ボックスの側壁に向け
てスライドさせる。これによりボックスの側壁には既設
パイプを基準とする所定の位置に新しいパイプを接続す
るための孔があけられる。
【0007】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面にしたがって説
明する。図1に穿孔装置の使用状態が斜視図で示され、
図2にこの装置の平面図が示され、図3に同じ装置が正
面図で示されている。これらの図面から明らかなように
穿孔装置は、一対のクランパー10、これらのクランパ
ー10にに対してそれぞれ回動自在に結合された支持ア
ーム20、両支持アーム20にそれぞれ取付けられた支
持部材30、両支持部材30の間に架け渡された状態で
固定されたガイドシャフト36、このガイドシャフト3
6に沿ってスライド可能に組付けられたドリルホルダー
40、このドリルホルダー40をドリル60と共にガイ
ドシャフト36に沿ってスライド操作させるためのドリ
ル送り機構50を主体として構成されている。
【0008】前記の両クランパー10は、通信設備の既
設のケーブル収容パイプ72に対して図1に示されてい
るように装着できるようになっている。そして両クラン
パー10は連結ロッド16により互いに結合されてい
る。図4にクランパー10の一つが示されている。この
図面においてクランパー10はヒンジピン12を支点と
して仮想線のように開くことができ、この状態で前記パ
イプ72の外周に組付けることが可能である。組付けた
後はヒンジピン12の反対側に位置しているロックレバ
ー14を実線のように操作してクランパー10を閉じた
状態にロックできる。また両クランパー10の内周側に
は、パイプ押え17がそれぞれ設けられている。このパ
イプ押え17は、クランパー10にねじ込まれている調
整ボルト17aを回すことで前記パイプ72の外周面に
押し付けられ、もってこのパイプ72とクランパー10
との間の隙間(がた)が詰められるようになっている。
さらに両クランパー10の外周部には、それぞれ支持ブ
ラケット18が取付けられている。
【0009】前記の両支持アーム20は、それぞれの基
端部が前記両クランパー10の各支持ブラケット18に
対し結合ボルト22により回動調整可能に結合されてい
る。すなわち両支持アーム20は前記既設のパイプ72
回りに回動でき、それぞれの結合ボルト22を締付ける
ことで任意の回動位置に固定できる。両支持アーム20
は前記パイプ72に沿ってそれぞれ同方向へ延長され、
先端部はパイプ72と直交する方向に曲げられている。
したがって両支持アーム20の基端部と先端部とは、共
に同方向へ一定寸法だけオフセットしている。このオフ
セットにより前記パイプ72に対する両クランパー10
の装着位置に対し、前記ドリル60の装着位置を後述す
るケーブル用接続ボックス70の壁面に接近させること
ができる。このためドリル60の加工ストロークの無駄
を少なくして有効ストロークを大きくとれる。
【0010】前記両支持アーム20の先端部には、前記
支持部材30がそれぞれ取付けられている。そしてこれ
ら支持アーム20の先端部及び両支持部材30には、前
記パイプ72と直交する方向に長い調整孔24,32が
形成されている。これらの調整孔24,32にボルト3
4を挿通させて締付けることにより、各支持部材30は
それぞれの支持アーム20に固定される。両支持部材3
0に両端が固定された前記ガイドシャフト36はパイプ
72と平行に位置しており、このガイドシャフト36の
軸上には前記ドリルホルダー40がこのガイドシャフト
36に沿ったスライドが可能に組付けられている。そし
てこのドリルホルダー40には、図1で示されているよ
うにドリル60が装着される。
【0011】前記ドリル送り機構50は、そのレバー5
2を図1及び図2の矢印方向へ引っ張ることにより、て
この原理で力を増幅して前記ドリルホルダー40に伝え
る構成となっている。すなわちこのレバー52の基端部
はドリルホルダー40に対し支持ピン54によって回動
操作可能に結合されている。またこのレバー52は、前
記ガイドシャフト36の軸上にスライド可能に組付けら
れたスライドアンドロックリング56に対しピン58で
連結されている。
【0012】前記レバー52が支持ピン54を支点とし
て前記矢印方向へ操作されたとき、前記スライドアンド
ロックリング56には、これをガイドシャフト36の軸
線に対して傾ける方向の偏った力が作用する。このため
リング56はガイドシャフト36に対するスライドがロ
ックされた状態となり、レバー52の操作に基づいて前
記ドリルホルダー40がガイドシャフト36に沿って送
られることとなる。なおスライドアンドロックリング5
6とドリルホルダー40との間におけるガイドシャフト
36の軸上にはリターンスプリング59が設けられてい
る。このリターンスプリング59は、スライドアンドロ
ックリング56を通じて前記レバー52を図面の実線の
状態に戻す方向の弾性力を有する。
【0013】図5に通信設備のケーブル増設にあたって
ケーブル用接続ボックス70の側壁に対する穿孔作業の
準備完了状態が示されている。この準備作業は、まずケ
ーブル用接続ボックス70の外側に作業スペースを確保
するための穴を掘り、既設のパイプ72に対して前記の
両クランパー10を前に述べた手順によってそれぞれ装
着する。また増設ケーブル用の新しいパイプを接続する
ために前記ボックス70の側壁にあけられる孔の位置を
既設のパイプ72を基準として決定しておく。この決定
された穿孔位置に前記ドリル60のコアビットを対向さ
せるように、両クランパー10に対する両支持アーム2
0の回動位置及びこれらの支持アーム20に対する支持
部材30の結合位置を調整する。
【0014】なお、すでに説明したように両支持アーム
20のオフセットを利用することで両クランパー10は
既設のパイプ72に対して作業のしやすい箇所に装着で
き、ドリル60のコアビットはボックス70の壁面に可
能な限り接近させておくことことができる。この状態で
ドリル60を駆動させつつ前記ドリル送り機構50のレ
バー52を図1及び図2の矢印方向に引っ張ることによ
り、先に説明したようにドリルホルダー40がドリル6
0と共にガイドシャフト36に沿ってボックス70側へ
送られる。この結果、ボックス70の側壁に対する穿孔
が開始され、しかもこの穿孔作業は常に安定した状態で
安全に遂行される。そして両支持アーム20のオフセッ
トにより、ドリル送り機構50の送りストロークのほと
んどが穿孔のための加工ストロークとして有効に機能す
る。
【0015】
【考案の効果】この考案は、通信設備のケーブル増設に
際してコンクリート製のボックス側壁に対し既設のパイ
プを基準とした位置に新しいパイプ用の孔を正確かつ容
易にあけることができ、一般の作業者でも迅速かつ適性
に作業を行え、また新しいパイプを設置した後の補修や
清掃といった余分な作業も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穿孔装置の使用状態を表した斜視図である。
【図2】穿孔装置の平面図である。
【図3】穿孔装置の正面図である。
【図4】クランパーの拡大平面図である。
【図5】穿孔作業状態の概要を表した説明図である。
【符号の説明】
10 クランパー 20 支持アーム 30 支持部材 36 ガイドシャフト 40 ドリルホルダー 50 ドリル送り機構 60 ドリル 70 ケーブル用接続ボックス 72 既設のパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル用接続ボックスから外部に延び
    る既設のケーブル収容パイプに装着可能なクランパー
    と、 このクランパーに対して前記パイプ回りに回動できるよ
    うに結合された支持アームと、 この支持アームに対して前記パイプからの距離の調整可
    能に取付けられた支持部材と、 この支持部材に対して前記パイプと平行に固定されたガ
    イドシャフトと、 このガイドシャフトに沿ってスライド可能に組付けら
    れ、かつ前記ケーブル用接続ボックスの側壁に穿孔可能
    なドリルが装着されるドリルホルダーと、 このドリルホルダーを前記ガイドシャフトに沿ってスラ
    イド操作可能なドリル送り機構とを備えた穿孔装置。
JP6253291U 1991-07-12 1991-07-12 穿孔装置 Expired - Lifetime JPH0727130Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6253291U JPH0727130Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 穿孔装置

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JP6253291U JPH0727130Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 穿孔装置

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Publication Number Publication Date
JPH057780U JPH057780U (ja) 1993-02-02
JPH0727130Y2 true JPH0727130Y2 (ja) 1995-06-21

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