JP2592615Y2 - 二重管取付装置 - Google Patents

二重管取付装置

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JP2592615Y2 JP1991106744U JP10674491U JP2592615Y2 JP 2592615 Y2 JP2592615 Y2 JP 2592615Y2 JP 1991106744 U JP1991106744 U JP 1991106744U JP 10674491 U JP10674491 U JP 10674491U JP 2592615 Y2 JP2592615 Y2 JP 2592615Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、既に埋設されている下
水導管等の本管(以下、埋設管という)に非開削によっ
て枝管を取り付ける場合等に使用する二重管取付装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば下水道管,水道管,ガス管
等の埋設管に枝管を取りつける場合には、超音波や電磁
波等によって地中の埋設管の位置を確認したあと、その
埋設管の上部の地盤を開削して枝管を取りつけていた
が、この開削工法は、地上のスペースを大きくとり、工
事が大がかりとなるし、交通障害にもなる難点がある。
【0003】そこで、最近は非開削工法が行われてい
る。その一例を図12乃至図16について説明する。図
12は、非開削工法に使用される掘削装置31の従来例
を示す正面図である。同図において、32はガイドフレ
ームであって、機台33に枢着され起倒自在になってい
る。このガイドフレーム32には、起倒用シリンダ34
が機台33より設けられ、起倒される。前記機台33上
には制御装置及びコントロールパネル35が設けられる
と共に機台33にはアウトリガ36が設けられてレベル
調整ができるようになっている。前記ガイドフレーム3
2には、スライドテーブル37が摺動自在に設けられ、
このスライドテーブル37には、スライドシリンダ38
が連結され、ガイドフレーム32に沿って摺動されるよ
うになっている。前記スライドテーブル37には、内管
ヘッド39及び外管ヘッド40が搭載され、スライドテ
ーブル37を摺動することによって移動される。
【0004】内管ヘッド39は、回転自在のチャック4
1を備え、チャック41にはモーター42が連結されて
いる。従って、内管ヘッド39には、スライドテーブル
37の摺動によって推力が、モーター42によって回転
が与えられる。そして、内管ヘッド39には、先端にオ
ーガ43が、オーガ軸44をチャック41に把持されて
取りつけられる。外管ヘッド40は、内管ヘッド39の
下方に位置して設けられクランプ機構を備えている。こ
の外管ヘッド40には、ケーシングパイプ45が、クラ
ンプ機構にクランプされて取りつけられる。前記オーガ
43とケーシングパイプ45とは同心的に取りつけられ
る。尚、ガイドフレーム32の端部には、パイプホルダ
46が設けられ、ケーシングパイプ45の接続または切
離し時は保持され、掘進時にはそれをガイドする。
【0005】しかして、前記掘削装置31を用いて、次
のように施工される。まず、地中の埋設管Pの位置を超
音波等で確認した後、図13のごとく掘削装置31の掘
削方向を所定の角度に設置し、先端にビット47を取り
つけたオーガー43を回転給進させると共に、ケーシン
グパイプ45を押し込みながら同時掘進させ、前記ケー
シングパイプ45の先端が埋設管Pの外側に到達した時
点で地盤の掘削を停止する。次にケーシングパイプ45
の内部を洗浄したあと、オーガー43を回収し、図14
に示すように穿孔装置48を用いて埋設管Pに所定の径
の孔P1 を穿設する。次いで図15のごとくケーシング
パイプ45内に塩化ビニールパイプ等の枝管49を挿入
して上記孔P1 に取りつける。最後に図16に示すよう
に枝管49の外周部にモルタル等の充填材51を充填し
ながらケーシングパイプ45を回収し、施工が完了す
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように掘削装置3
1を用いて掘削する場合、掘削深度によりオーガ43及
びケーシングパイプ45が単数ですむ場合は少なく、ほ
とんどが順次継ぎ足して所定深度まで掘削するのが通常
である。このようなオーガ43(以下、内管という)及
びケーシングパイプ45(以下、外管という)などの二
重部材(二重管)の接続作業においては、パイプなどの
部材が細く軽い場合は人力での作業も可能であるが、一
般にはクレーンなどの吊り装置を使用し、複数の作業員
で作業している。ところが二重管接続作業は、掘削角度
が急傾斜になると内管が滑りやすいため内管及び外管
を、それぞれ固定しなければならず面倒であるし、別に
固定する工具が必要となり不経済で、保管管理も面倒で
ある。しかも内管を接続する場合には、外管を内管接続
部より上方に確実に保持し接続作業が容易で安全に行え
るようにしなければならず、従来の工具では安全性に不
安がある。また、掘削角度が変化するとそのつど芯出し
のための吊り角度の調整が必要となり、従来の方法では
その都度手数がかかり面倒である。本考案は、このよう
な点に鑑み前記不具合を解消し二重管の接続作業及び回
収作業が少人数で安全でしかも容易に行える二重管取付
装置を提供することを目的とする。
【0007】前記目的を達成するため、本考案は、内管
及び外管からなる二重管を備えた掘削装置の下端側に枢
支され、この掘削装置の前面に起倒自在な二重管取付装
置であって、 前記内管は回転自在なオーガからなり、こ
のオーガの前端に前記外管先端より突出し且つ当該外管
外径より拡径されたオーガビットを設け、 前記掘削装置
は、機台にガイドフレームを起倒自在に枢支し、このガ
イドフレームに摺動自在にスライドテーブルを設け、こ
のスライドテーブルに、当該スライドテーブルを移動さ
せるシリンダを連結するとともに、モータにより回転す
るチャックからなる内管ヘッドと、この内管ヘッドの直
下位置で前記シリンダに連結して軸方向に沿い移動可能
なクランプ機構からなる外管ヘッドとを同一軸心上に搭
載する一方、前記ガイドフレームの下端にホルダを設け
てなり、 さらにこの掘削装置の下端適所に枢支されたフ
レームを起倒自在に設け、 前記フレームの上方と下方と
にそれぞれパイプグリッパを設け、 前記下方のパイプグ
リッパは、前記フレームに摺動自在で且つ前記シリンダ
が連結されて移動可能であり、 前記上方及び下方のパイ
プグリッパに外管用ストッパを設けるとともに、前記下
方のパイプグリッパに内管用ストッパを設けた。
【0008】
【作用】掘削装置では、内管ヘッドに内管を取付け回転
と給進を与え、外管ヘッドに外管を取付け給進を与え、
掘削することができる。二重管取付装置のフレームは起
倒自在であり、該フレームには上方と下方にパイプグリ
ッパが設けられているので、フレームを倒した状態で、
該パイプグリッパに内管及び外管を取りつけることがで
きる。この時、パイプグリッパにはストッパが設けられ
ているので、外管は外管用ストッパで係止し、内管は内
管用ストッパで係止して取りつけることができる。そこ
でフレームを起立させれば、取りつけられた二重管は、
掘削装置の前面の内管ヘッド及び外管ヘッドとホルダと
の間に位置するから、この状態で二重管の接続が可能と
なる。接続が完了したらフレームを倒し、掘削装置で掘
削を続行することができる。従って、掘削装置に取りつ
けられている二重管での掘削が終了すると、内管ヘッド
及び外管ヘッドから離し、該ヘッドを戻し二重管取付装
置を用いて新たな二重管を前記二重管に接続することに
よって掘削を続行できる。このようにして二重管を順次
接続しての掘削が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例について本考案を詳細に
説明する。図1は本考案の実施例を示す正面図、図2は
掘削装置及び二重管取付装置を倒した状態の正面図、図
3は要部を示す一部断面拡大図、図4は図3A−A線断
面図である。同図において、1は掘削装置、2は二重管
取付装置であり、二重管取付装置2は掘削装置1の前面
に起倒自在となっている。掘削装置1は、機台3に起倒
自在に枢支されたガイドフレーム4と、該ガイドフレー
ム4に摺動自在に設けられたスライドテーブル5と、該
スライドテーブル5に搭載された内管ヘッド6及び外管
ヘッド7と、前記ガイドフレーム4の下端に設けられた
ホルダ8とより構成される。
【0010】前記機台3にはアウトリガ9が設けられレ
ベル調整ができる。また、ガイドフレーム4には、起倒
用シリンダ(図示せず)が連結され、該起倒用シリンダ
により掘削方向の角度の設定を行う。また、前記内管ヘ
ッド6及び外管ヘッド7は、このスライドテーブル5に
搭載され、スライドテーブル5のスライドにより進退さ
れる。
【0011】前記内管ヘッド6は、回転自在の油圧チャ
ック11がモーター10に連結されて構成され、この内
管ヘッド6には、本実施例では内管12としてオーガが
チャック11に把持されて取り付けられる。前記外管ヘ
ッド7は、内管ヘッド6の下方に位置して設けられ、ク
ランプ機構(図示せず)を備え、スライドテーブル5に
摺動自在に設けられ、シリンダ14により位置移動可能
になっている。この外管ヘッド7には、外管13がクラ
ンプ機構にクランプされて取り付けられる。従って、内
管ヘッド6には、スライドテーブル5の摺動によって推
力が、モーター10によって回転が与えられ、また、外
管ヘッド7にはスライドテーブル5の摺動によって推力
が与えられるから、内管ヘッド6に取り付けらた内管1
2には回転と推力が伝達され、外管ヘッド7に取り付け
た外管13には推力が与えられる。また、外管ヘッド7
は、シリンダ14によりスライドテーブル5に沿って進
退される。
【0012】二重管取付装置2は、掘削装置1の下端に
枢支され、その前面に起倒自在であって、掘削装置1の
下端に枢支されたフレーム15と、該フレーム15に設
けられた上部及び下部パイプグリッパ16,17と、該
パイプグリッパ16,17に設けられた外管用ストッパ
18及び内管用ストッパ19とから構成される。
【0013】前記フレーム15は、本実施例においては
フレーム部材15a,15bを接続して使用している
が、一体のフレームであってもよいことはもちろんであ
り、本実施例ではフレーム部材15a,15bを接続し
たものを単にフレーム15として説明する。このフレー
ム15は、掘削装置1の下端部、例えばホルダ8の側部
に枢着され起倒自在であり、このフレーム15にはシリ
ンダやウインチなどの起倒装置20が連結され起倒され
る。前記フレーム15には上方に上部パイプグリッパ1
6,下方に下部パイプグリッパ17が設けられている。
このグリッパ16,17は、パイプを挾持する断面凵形
で、倒した状態で上面が開口してフレーム15に固設さ
れており、二重管12,13はこのパイプグリッパ1
6,17内に嵌入される。前記上部及び下部パイプグリ
ッパ16,17には、外管用ストッパ18が、下部パイ
プグリッパ17には内管用ストッパ19が設けられ、パ
イプグリッパ16,17内に嵌入された二重管12,1
3をそれぞれ係止する。前記外管用ストッパ18は、本
実施例ではパイプグリッパ16,17の外側面に長孔2
1が穿設され、該長孔21に螺子22を螺入し外管13
外周面を締め付けて係止するものである。ここで長孔2
1としたのは、外管13の径の大小に対応できるように
するためである。また、前記内管用ストッパ19は、本
実施例では下部パイプグリッパ17に対向して孔23が
穿設され、この孔23に係止用ピン24が貫通され、内
管12を受け止め係止するものである。更に、前記下部
パイプグリッパ17は、フレーム15に摺動自在に取り
つけられたスライドテーブル25に固設され、スライド
シリンダ26で位置移動可能となっている。
【0014】しかして、掘削装置1では、内管ヘッド6
及び外管ヘッド7が、1つのスライドテーブル5に搭載
され、内管ヘッド6はモーター10で回転するので、内
管ヘッド6及び外管ヘッド7にそれぞれ内管12及び外
管13を保持させ、内管12だけをモーター10で回転
させながらスライド用シリンダでスライドテーブル5を
ガイドフレーム4上を移動させることによって内管12
及び外管13を給進させ掘削することができる。また、
内管ヘッド6はスライドテーブル5に固定され、外管ヘ
ッド7はスライドテーブル5にシリンダ14により位置
移動可能に取りつけられているので、外管ヘッド7をス
ライドさせることで、二重管12,13接続時のスペー
スの確保、及び内管12の先端、例えばビットと外管先
端との相対位置の調整を行うことができる。
【0015】二重管取付装置2は、倒した状態で上部及
び下部パイプグリッパ16,17に内管12及び外管1
3からなる二重管を嵌入し、螺子22を螺入することに
よって外管13を締め付けて係止し、孔23に係止用ピ
ン24を貫通することによって内管12を係止し、二重
管を取りつける。しかる後、起倒装置20で掘削装置1
の前面に起立させると、二重管は、掘削装置1の取付位
置にくるため、内管12及び外管13をそれぞれ内管ヘ
ッド6及び外管ヘッド7に取りつけると共に、既に削孔
内に残置された内管12及び外管13と接続することが
できる。また、二重管の回収時は、前記動作と逆の動作
をさせれば良い。下部パイプグリッパ17は、フレーム
15に位置移動可能であるため、二重管の接続・回収時
の二重管取付装置2の起倒の際、削孔内に残置する二重
管と、二重管取付装置が保持する二重管とが互に接触し
損傷することがない位置に離して保持することができ
る。
【0016】次に本考案を使用しての施工工程を図5乃
至図11と共に説明する。最初は、、二重管の補給接続
工程である。 (1)まず、図5に示すように最初の1ストローク掘削
(掘進)が終了すると、ホルダ8を閉じ外管13を保持
し、外管ヘッド7のクランプと、内管ヘッド6のチャッ
ク11とを開き、ヘッド6,7をストロークエンドまで
後退させる(図5中鎖線位置より実線位置に移動)。す
ると内管12及び外管13の二重管は削孔内に残置され
る。一方、二重管取付装置2には、倒した状態で次に補
給する内管12及び外管13の二重管がセットされる。 (2)次に図6に示すように外管ヘッド7をシリンダ1
4でストロークエンドまで後退(鎖線位置より実線位
置)させ、二重管取付装置2を起立させて二重管のセン
タリングをする。 (3)そこで図7に示すように外管ヘッド7をストロー
クエンドまで前進(鎖線位置より実線位置)させ、クラ
ンプを閉じ外管13を把持させた後、パイプグリッパ1
6,17の外管用ストッパ18を開放する。 (4)次に図8に示すように二重管取付装置2のスライ
ドテーブル25をスライドさせ下部パイプグリッパ17
を前進(図7に示す状態より図8に示す状態)させる
と、内管12は下部パイプグリッパ17の内管用ストッ
パ19に係止されているだけなので、下部パイプグリッ
パ17の前進と共に前進するから、そこで補給(接続す
べき)する内管12のジョイントを既に削孔内に残置さ
れた内管12のジョイントに差し込み、下部パイプグリ
ッパ17の内管用ストッパ19を開放する。 (5)次に図9に示すように二重管取付装置2を倒して
元の位置に戻し、内管12のジョイント部を接続する。 (6)次に図10に示すように外管ヘッド7により補給
する(接続する)外管13を前進(図9の状態から図1
0の状態)させ、補給する外管13のジョイント(実施
例では螺子ジョイント)が、削孔内に残置する外管13
のジョイントに少しのぞいた(差し込まれた)ら停止す
る。そこで外管ヘッド7のクランプを開放し、補給する
外管13を自由にし、回転して接続する。 (7)次に図11に示すように内管ヘッド6を所定の位
置まで前進(図10の状態から図11の状態)させ、補
給する内管12を内管ヘッド6のチャック11で把持
し、必要に応じて外管ヘッドスライドシリンダ26によ
り外管ヘッド7をスライドさせ内管12と外管13の相
対位置を調整し外管ヘッド7のクランプを閉じ外管13
をつかみ、ホルダ8を開放し、掘削(掘進)を開始す
る。この掘削(掘進)ストロークが終了したら、前記
(1)に戻り繰り返す。
【0017】次に二重管の回収工程を説明する。回収時
には、内管12及び外管13を単独で回収するが、ここ
では内管12は既に回収されており、外管13を回収す
る場合を示す。 (a) 外管ヘッド7をストロークエンドまで前進(内管ヘ
ッド6も同時に移動)させ、外管ヘッド7のクランプを
閉じ外管13を保持する。 (b) ホルダ8を開放し、外管ヘッド7を後退させ外管1
3を引き出し、ホルダ8を閉じ下方の外管13をつか
む。 (c) 外管ヘッド7のクランプを開放し、トングを使い外
管13の螺子を緩める。 (d) 二重管取付装置2を起立させ、外管13をパイプグ
リッパ16,17内に嵌入位置させた後、外管用ストッ
パ18を締めて外管13を保持し、内管ヘッド6及び外
管ヘッド7をストロークエンドまで後退させる。 (e) 下部パイプグリッパ17をストロークエンドまで後
退させ、外管13のジョイント部を完全に引き離す。そ
こで、二重管取付装置2を倒し外管13を回収する。
尚、本考案は、前記実施例に限定されるものではない。
例えば、本考案に係る二重管取付装置が起倒自在に取り
つけられる掘削装置は、前記実施例に示すものでなく、
図12に示すタイプであってもよく、また、スライドテ
ーブルの移動もスライド用シリンダでなくオイルモータ
とチェーンの組み合わせでもよい如くである。
【0018】
【考案の効果】以上説明のとおり、本考案は、二重管取
付装置を、掘削装置に取りつけたことで、従来の人手で
行う二重管接続作業において問題であった、重くて取り
扱いが難しい内管及び外管の二重管を確実に保持しての
移動、芯出し、及び螺子を損傷しないように二重管をス
ライドさせる作業を、直接作業員が二重管に触れること
なく、安全に、早く行うことができる。因に、作業時間
は、二重管取付装置を使わない場合に比べ大巾に短縮さ
れ、作業性は著しく向上した。また、作業する人は地上
に設けた台上とほぼ同じレベルにある二重管取付装置と
の間で二重管を移動するだけで良く、ガイドフレームの
設定角度が変化しても容易に対応でき、1人でも充分作
業できる。このように、二重管の接続及び回収作業の効
率化と省力化が図れ、安全に作業を行うことができる。
しかも本考案は、外管を回転せずに、外管先端より少し
先行し外管外径より少し大きな径に広がるオーガビット
を取りつけた内管(オーガ)を回転させ内外管を同時に
推進する掘削が可能なため、装置の必要馬力を小さくし
トリルヘッドとパワーユニットを小型化できるし、管接
続・回収時に必要な作業スペースは、「ロッド長+ネジ
部の長さ+余裕」であり、二重管接続・回収の場合は、
特にこの「ネジ部の長さ+余裕」が多く必要になるが、
本考案は、外管ヘッドがスライドし位置移動可能である
ため、その分ドリルヘッドのストロークを短くでき小型
化できる。従って、家庭からの排水管(枝管)を本管に
取りつける時のように環境制限の厳しい狭い場所での作
業に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の状態より掘削装置を倒した状態の正面図
である。
【図3】本考案の要部を示す一部断面拡大図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本考案の施工工程を示す説明図である。
【図6】次の施工工程を示す説明図である。
【図7】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図8】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図9】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図10】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図11】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図12】掘削装置の従来例を示す正面図である。
【図13】従来の掘削装置を使用しての施工工程を示す
説明図である。
【図14】次の施工工程を示す説明図である。
【図15】更に次の施工工程を示す説明図である。
【図16】更に次の施工工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 掘削装置 2 二重管取付装置 4 ガイドフレーム 5 スライドテーブル 6 内管ヘッド 7 外管ヘッド 8 ホルダ 10 モータ 11 油圧チャック 12 内管 13 外管 14 シリンダ 15 フレーム 16 上部パイプグリッパ 17 下部パイプグリッパ 18 外管用ストッパ 19 内管用ストッパ 25 スライドテーブル 26 スライドシリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管及び外管からなる二重管を備えた掘
    削装置の下端側に枢支され、この掘削装置の前面に起倒
    自在な二重管取付装置であって、 前記内管は回転自在なオーガからなり、このオーガの前
    端に前記外管先端より突出し且つ当該外管外径より拡径
    されたオーガビットを設け、 前記掘削装置は、機台にガイドフレームを起倒自在に枢
    支し、このガイドフレームに摺動自在にスライドテーブ
    ルを設け、このスライドテーブルに、当該スライドテー
    ブルを移動させるシリンダを連結するとともに、モータ
    により回転するチャックからなる内管ヘッドと、この内
    管ヘッドの直下位置で前記シリンダに連結して軸方向に
    沿い移動可能なクランプ機構からなる外管ヘッドとを同
    一軸心上に搭載する一方、前記ガイドフレームの下端に
    ホルダを設けてなり、 さらにこの掘削装置の下端適所に枢支されたフレームを
    起倒自在に設け、 前記フレームの上方と下方とにそれぞれパイプグリッパ
    を設け、 前記下方のパイプグリッパは、前記フレームに摺動自在
    で且つ前記シリンダが連結されて移動可能であり、 前記上方及び下方のパイプグリッパに外管用ストッパを
    設けるとともに、前記下方のパイプグリッパに内管用ス
    トッパを設けたことを特徴とする二重管取付装置。
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