JPH047273Y2 - - Google Patents

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JPH047273Y2
JPH047273Y2 JP1647286U JP1647286U JPH047273Y2 JP H047273 Y2 JPH047273 Y2 JP H047273Y2 JP 1647286 U JP1647286 U JP 1647286U JP 1647286 U JP1647286 U JP 1647286U JP H047273 Y2 JPH047273 Y2 JP H047273Y2
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rod
cylinder
pile
swivel
drilling
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は掘削ロツドを次々と接続しながら穴
掘る掘削機に関する。
「従来の技術」 掘削機により穴を掘る場合、深く掘るためには
掘削ロツドを次々に接続しながら行うが、従来に
おいては掘削ロツドの接続をいちいち手作業で行
つていた。そのため作業性が悪かつた。この掘削
ロツドの接続を自動的又は遠隔操作により行うこ
とができるようにするためには、その前提として
穴内の掘削ロツドを固定し、その上端に新たな掘
削ロツドを接続することになり、また掘削ロツド
を回収する際に、抜き出した掘削ロツドの下側の
掘削ロツドを固定して、その上側の掘削ロツドを
外すことになる。
そのように掘削ロツドを保持するためのロツド
クランプとしてシリンダ機構を使用することが考
えられる。しかしながらそのシリンダによつて掘
削ロツドを両側から押え保持した状態で、その上
側に掘削ロツドをねじ結合によつて接続する場
合、シリンダのロツドに回転力が加わると、シリ
ンダのシール部分が悪影響を受け、シールが劣化
するおそれがある。また掘削ロツドの接続にはそ
の中心合わせを行う必要があり、従つて掘削ロツ
ドを押える部分に案内片を設けて中心合わせをす
ることが考えられるが、通常のシリンダは伸縮し
ている間にそのロツドが回転するため、案内片を
正しく作用させることが困難となる。
「問題点を解決するための手段」 この考案によれば掘削位置における掘削ロツド
を左右から挟み固定することができる第1、第2
シリンダが設けられ、第1、第2シリンダの各ロ
ツドには掘削ロツドを押える押え具がそれぞれ取
付けられ、その押え具の上側に掘削ロツドを案内
する案内片がそれぞれ固定されている。更に第
1、第2シリンダの各チユーブはその押え具の外
周面に沿うように延長され、これらの延長部には
案内片に対する通路を構成する切欠きがそれぞれ
設けられている。
ロツドクランプの両シリンダによつて掘削ロツ
ドを押え保持し、その押えている掘削ロツドの端
に、案内片により案内されて上側から掘削ロツド
の中心を位置合わせすることができる。案内片は
シリンダのチユーブの延長部の切欠きによつて、
案内保持され、シリンダのロツドを伸縮させても
常に正しい位置、姿勢が保持され、案内作用が得
られる。
更にチユーブの延長部に押え具が嵌合されてお
り、従つて保持している掘削ロツドに対しねじ結
合によつてねじの締め付け回転力を与えた場合
に、その曲げ力が押え具と延長部とによつて受け
られ、前記曲げ力はシリンダのロツドに加わるこ
とがなく、シールが劣化するおそれはない。
「実施例」 杭埋設手順 この考案による掘削・杭埋設機を説明する前
に、穴を掘り、その穴に杭を埋設する手順を第1
図を参照して説明する。まず第1図Aに示すよう
にオーガ11によつて表層土部に穴12を掘り、
その後その穴12の入口の周縁部にケーシング1
3を嵌め込んで穴12の崩れを防止し、その状態
で下端にピツト14を付けた掘削ロツド16を回
転しながら穴12を掘り下げ、かつこれと共に高
粘性の掘削液、一般に泥水に適当な増粘剤などを
混ぜたものを高圧噴射して掘削液による掘削を行
う。その掘削の進行に従つて次々と掘削ロツド1
6を接ぎ足しながら掘削をすると共に、その掘削
液を穴12から吸い上げて掘削した土を取出し、
かつ穴12内は掘削液17で充満した状態とす
る。このようにして所定の深さまで掘削を行う
と、穴12の最下端部は広げて球根部18とす
る。掘削ロツドの回収の始めの一定期間はピツト
14を上昇させながら回転させ、かつ掘削液を噴
射させて掘削し、このようにして穴径が拡大され
た球根部18を形成した後、その掘削ロツド16
を次々と回収する。その際に球根部18は掘削液
を根固め液で置換し、その上の部分は掘削液を周
辺固定液で置換する。第1図cに示すように掘削
ロツドの回収が終つた後に第1図Dに示すように
杭19を順次穴12内に沈設していく。この杭1
9は例えば既成の鉄筋コンクリートパイルであ
る。この最下端の杭19には外周に袋21がかぶ
せられてある。杭19の沈設を終了すると第1図
Eに示すように順次連結された杭19の内部を通
じてセメントを入れ、袋21内にセメントを充満
し、球根22を形成して杭の埋設を終了する。
概 略 この考案の掘削・杭埋設機は第2図に外観を示
すように可動体31上に取付けられている。可動
体31は無限軌道車とした場合であり、この可動
体31上にスキツト(架台)32が取付けられ、
スキツト32はアウトリガー33によつて地上に
保持することができる。
スキツト32の上には掘削タワー34が立てら
れ、掘削タワー34には上下できるように回転装
置、例えばパワスイベル35が上下自在に取付け
られている。このパワスイベル35は掘削タワー
34の上端に取付けられた給進装置36によつて
上下に駆動される。またパワスイベル35はその
回転軸を回転することができる。つまりパワスイ
ベル35の回転軸に掘削ロツドを取付けてパワス
イベル35を回転し、給進装置36によりパワス
イベル35を押し下げて掘削し、或いは杭をパワ
スイベル35に取付けて穴内に杭を沈設するよう
にされる。
更に供給機構37がスキツト32上に設けら
れ、供給機構37は掘削ロツド或いは杭を保持し
てこれをほぼ水平面内で回動することができ、そ
の回動によりその掘削ロツド或は杭をスイベル3
5の直下に持ち来たすことができる。スキツト3
2上には操作員が乗車して操作を行うための操作
室38が設けられてある。更にスキツト32上に
クレイン39が取付けられ、クレイン39によつ
て杭や掘削ロツドの供給機構37に対する取付
け、取外しを行うことができる。また各種シリン
ダなどを制御するための各種制御弁などがスキツ
ト32上の弁収容部41内に収容され、その制御
用油タンク40が設けられている。
掘削位置合せ 掘削に当つてその掘削位置に正しく掘削ロツド
を位置させる必要があるが、可動体31による移
動制御だけでは高い精度でその位置合せをするこ
とは困難であり、そのため可動体31上において
掘削タワー34を正確に水平面内で位置制御する
ことができるようにされている。またその掘削を
正しく垂直に行うためにスキツト32を正確に水
平に保持する必要がある。まず掘削タワー34を
正確に位置させるための位置合せ手段を説明す
る。
即ちこの掘削・杭埋設機は第3図乃至第5図に
示すようにスキツト32は下部スキツト32aと
その上に配された上部スキツト32bとにより構
成した場合であり、これら各スキツト32a,3
2bは第6図及び第7図に示すようにそれぞれほ
ぼ方形状をしており、かつ枠状に作られて軽量化
された場合である。上部スキツト32b上の一端
に掘削タワー34が取付けられており、この上部
スキツト32bの掘削タワー34が立てられてい
る側の端部を前方側とする。またこの上部スキツ
ト32bの前方端はスイベル35の直下に取付け
られた掘削ロツドなどが通ることができるように
半円形状切欠き43が形成されている。
下部スキツト32aに少くとも1本、この例で
は2本の案内ロツド44a,44bが第4図及び
第7図に示すように保持される。これら案内ロツ
ド44a,44bは前後方向に延長し、かつその
後方端部において軸ピン45a,45bを回動中
心としてほぼ水平面内で回動できるようにされて
いる。これら案内ロツド44a,44bは下部ス
キツト32aに形成された孔46a,46b内に
配され、その孔内で第4図において前方端が左右
方向に回動できるように下部スキツト32aに保
持される。
上部スキツト32bはこれら案内ロツド44
a,44b上に保持され、かつこれら案内ロツド
に沿つて移動できるようにされている。即ちこれ
ら案内ロツド44a,44b上にそれぞれ保持リ
ング47a,47bが通され、保持リング47
a,47b上に上部スキツト32bか固定されて
いる。下部スキツト32aの前後方向の中間に設
けられた補強片48と上部スキツト32bの前方
部との間に移動用シリンダ49が取付けられ、移
動用シリンダ49を伸縮することによつて上部ス
キツト32bは下部スキツト32aに対して案内
ロツド44a,44b上を移動することができ
る。つまり上部スキツト32bを前後方向に移動
させることができる。
また下部スキツト32aの前方端部と一方の案
内ロツド44bの前方端部との間に回動用シリン
ダ51が連結され、その回動用シリンダ51を伸
縮することによつて案内ロツド44bが水平面内
で軸ピン45bを中心に回動し、従つて上部スキ
ツト32bが下部スキツト32aに対して回動
し、つまり掘削タワー34を第4図において左右
方向に移動させることができる。
またこの例においては上部スキツト32bの後
方端部において案内ロツド44a,44bにリン
グ52a,52b(52aは図示せず)が挿通さ
れ、これらリング52a,52bは、上部スキツ
ト32bの後方端に取付けられたシリンダ53
a,53bと連結され、これらシリンダ53a,
53bのロツドを強く引上げることによつて案内
ロツド44a,44bの位置を固定することがで
きるようにされている。
このような構成で移動用シリンダ49を伸縮す
ることによつて掘削タワー34を前後方向に移動
調整することができ、かつ回動用シリンダ51を
伸縮させることによつて掘削タワー34の左右方
向の位置を調整することができる。
なお掘削タワー34は第3図に示すようにシリ
ンダ54によつて点線34′と示すように後方に
ほぼ水平の状態に倒すことができるようにされて
おり、掘削タワー34をスキツト上に立てた状態
においてはピン55を挿入してその立てた状態を
安定に保持するようにすることができる。クレイ
ン39もシリンダ56により図において前方側に
倒してほぼ水平に倒すことができる。クレイン3
9はその長さを伸縮することができ、かつ360°に
わたつて回転することができるものである。操作
室38は上部スキツト32b上に設けられ、クレ
イン39は下部スキツト32a上に取付けられて
いる。掘削ロツドを垂直に掘り進めるためスキツ
ト32を水平に保持するための構成は後で説明す
る。
供給機構 パワスイベル35の回転軸57の下に掘削ロツ
ド或いは杭を持ち来してこれに連結して掘削或い
は杭の沈設を行うが、パワスイベル35の位置に
掘削ロツドや杭を供給機構37により供給するよ
うにする。供給機構37は掘削ロツド又は杭をパ
ワスイベル35の下の位置から水平面内で回動す
ることができ、適当に回動した位置においてクレ
インにより掘削ロツドや杭を供給機構から取外す
ことができ、また供給機構に取付けることができ
るようにされている。また供給機構37はこの例
においては複数の掘削ロツドを保持し、掘削ロツ
ドを自動的に順次供給し、また回収することがで
きるようにした場合である。
このためロツド保持機構58が第3図乃至第5
図に示すように上部スキツト32b上に水平面内
で回動自在に設けられる。例えば第4図に示すよ
うに掘削タワー34は2本の案内支柱34a,3
4bが上部スキツト32b上に平行に立てられ、
その両端が連結部34cで連結されて構成されて
おり、その一方の案内支柱34bに第9図に示す
ようにこれとほぼ平行して揺動軸59が回動自在
に保持される。揺動軸59にはその上端部及び下
端部にそれぞれ保持腕61a,61bが取付けら
れ、保持腕61a,61b間に回転軸62が回動
自在に保持される。回転軸62の下端部には円形
支持板63がその中心に回転軸62が挿通した状
態で固定されており、回転軸62の上端部には円
形保持板64がその中心部に挿通させ、回動自在
に保持されている。
保持板64は第10図に示すようにその一部に
出し入れ用切欠き65が形成されている。この回
転軸62の中間部において仮留め機構66が設け
られる。仮留め機構66は第10図に示すように
周方向に対し斜めに突出した爪67を持つ固定板
68が回転軸62に固定されると共に、これと近
接対向して回動板69が回動自在に回転軸62に
保持される。回動板69は第11図に示すように
等角間隔で突起71を持つものである。第9図及
び第11図に示すように固定板68と回動板69
との間にシリンダ72が取付けられ、シリンダ7
2を伸縮制御することによつて回動板69を固定
板に対して或る角度回動することができ、つまり
爪67と突起71との間に掘削ロツドを挟み保持
し、またその保持を解除することができる。
第9図に示すように支持板63上には位置決め
用凹部73が等角間隔に形成されており、この凹
部73内に掘削ロツド16の下端を挿入位置決め
させることができる。また保持板64の周縁に下
側に周鍔74が形成されている。更に保持板64
には上下に延長したクラツチ用シリンダ75が取
付けられ、クラツチ用シリンダ75のロツドの上
端は保持腕61aに形成した孔76内に挿入して
保持腕61aと係合することができる。クラツチ
用シリンダ75のロツドの下端は、回転軸62に
固定したクラツチ板77の等間隔の孔78内に選
択的に挿入させることができる。つまりクラツチ
用シリンダ75のロツドを上側に移動させると保
持板64は保持腕61aと連結され、クラツチ板
77との連結は外れ、逆にクラツチ用シリンダ7
5のロツドを下側に移動させるとクラツチ板77
の孔78に挿入されてクラツチ板77と連結され
て保持腕61aとの連結は外れる。
第12図に示すように保持腕61bと回転軸6
2との間に回転用シリンダ79が連結されてあ
る。回転軸62に回動アーム80が回動自在に保
持され、回動アーム80に、ロツドを上下させる
シリンダ81が取付けられ、また保持腕61bに
ロツドを上下させるシリンダ82が取付けられ
る。シリンダ81,82は第9図に示すように支
持板63の下に等角間隔に形成された係合孔83
と選択的に係合することができる。爪68、突起
71、位置決め用凹部73、クラツチ板77の孔
78、係合孔83などは掘削ロツドの保持可能な
本数、この例では12だけそれぞれ設けられてい
る。
掘削ロツド16を出し入れ用切欠き65の位置
においてその下端を支持板63の位置決め用凹部
73の一つに挿入し、かつ仮留め機構66の爪6
7と突起71との間に配置する。この状態でシリ
ンダ72を制御して爪67と突起71とにより掘
削ロツド16を挟み保持する。次にクラツチ用シ
リンダ75のロツドを上側に移動してその上端を
保持腕61aの孔76に結合し、つまり保持板6
4が回動しないようにし、下側に設けてあるシリ
ンダ81のロツドを上側に突出して供給孔83に
挿入し、シリンダ82のロツドを引つ込め、この
状態で回転用シリンダ79を制御すると支持板6
3、回転軸62が一定角度、例えば30°回転させ、
保持板64は先に述べたように保持腕61aに固
定されているため支持板63上に配され、かつ仮
留め機構66で保持された掘削ロツド16が回転
軸62と共に回動する。その後シリンダ81のロ
ツドを引つ込め、シリンダ82のロツドを上昇さ
せて係合孔83に挿入し、この状態で回転用シリ
ンダ79を逆に制御すると回転軸62上の回動ア
ーム80のみを復帰させることができ、先に回動
した掘削ロツド16の回動位置を保持したままで
ある。このようにしてシリンダ81,82を逆に
制御すると共に回転用シリンダ79を制御するこ
とによつてこの支持板63上に配した掘削ロツド
16を保持板64の周鍔74の内側に回動位置さ
せる。この状態で仮留め機構66による保持を解
いても掘削ロツド16の上端部は保持板64の周
鍔74の存在によつて倒れることなく保持板64
と支持板63との間に掘削ロツド16が保持され
る。このようにして掘削ロツド16は例えば30
°角間隔で回転軸62の回りに12本を保持させる
ことができる。
回転軸62の中間部には杭押え84が保持さ
れ、杭押え84の可動部84aをシリンダ85に
より制御することによつて杭19を挟み保持する
ことができる。クラツチ用シリンダ75の下端を
クラツチ板77の孔78に第9図に示したように
挿入した状態において先に述べたようにシリンダ
81,82とシリンダ79とを制御することによ
つてロツド保持機構58全体を回動軸62を中心
に回転させることができる。つまり出し入れ用切
欠き65の角度位置を保持アーム61aに対して
任意に設定することができる。
第9図及び第12図に示すように掘削タワーの
案内支柱34bと保持腕61bの端部との間に揺
動用シリンダ86が取付けられてあり、揺動用シ
リンダ86を制御することによつてロツド保持機
構58全体を揺動軸59の回りに回動させること
ができる。つまりロツド保持機構58をほぼ水平
面内で例えば90°程度回動させることができる。
この回動により第4図及び第5図に示すようにロ
ツド保持機構58をスイベル35の直下の位置に
回動させたり、これに対して外れた位置に、つま
りクレイン39側に回動させることができる。従
つて掘削ロツド16や杭19をこの機械の前方端
部、つまり掘削ロツドによる掘削位置や杭を沈設
する位置に限らず、自由な位置(方向)からロツ
ド保持機構58に対して掘削ロツドを保持させ、
またこのロツド保持機構58から外したり杭をロ
ツド保持機構に保持させる作業をクレインを使つ
て行うことができる。
チヤツキング 更に、この機構においては掘削ロツド16をパ
ワスイベルに対して自動的に又は遠隔操作により
取付け或いは取外すことができ、かつ杭19もパ
ワスイベル35に対して取付けることができる。
第3図、第4図に示すようにバワスイベルマウン
ト88が案内支柱34a,34b間にわたつてこ
れに案内されて上下できるように取付けられ、そ
のパワスイベルマウント88にパワスイベル35
が取付けられている。そのパワスイベルマウント
88の下にチヤツキングマウント89がシリンダ
91a,91bによつてパワスイベルマウント8
8に対して上下できるように取付けられている。
チヤツキングマウント89も案内支柱34a,3
4bに上下自在に案内保持されている。
チヤツキングマウント89にチヤツキング91
が保持され、第15図、第16図、第16図Aに
示すようにロツド保持機構58をパワスイベル3
5の下に位置させた状態において1本の掘削ロツ
ドがチヤツキング91に挿通でき、その掘削ロツ
ド16をチヤツキング91で掴むことができる。
チヤツキングマウント89はロツド保持機構58
の邪魔にならないようにその外周に位置してい
る。
チヤツキング91は掘削ロツド16を掴んだ状
態で回動することができるものである。すなわ
ち、円筒状ロツド案内90a,90bが上下に同
軸心上に配列されてチヤツキングマウント89に
取付けられ、ロツド案内90a,90bに形成さ
れた開口にシリンダ92及び係合片94が垂直軸
心を中心に回動自在に保持され、そのシリンダ9
2は前記開口を通じてロツド案内90a,90b
内に入ることができ、つまりロツド案内90a,
90bに挿通された掘削ロツドをシリンダ92で
係合片94に押えて掘削ロツドを掴むことができ
る。係合片94は前方に突出し、可動シリンダ9
5のチユーブに固定された突起96と係合してい
る。可動シリンダ98は左右に動くことができる
ようにチヤツキングマウント89に保持され、そ
の両側のロツド95a,95bはチヤツキングマ
ウント89に固定されている。よつて可動シリン
ダ95の例えば図においてロツド95a側に油圧
を供給し、ロツド95b側の油圧を減少すると可
動シリンダ95のチユーブは図において右側に移
動し、シリンダ92bで掴んだ掘削ロツド16が
図において反時計方向に回動させることになる。
逆の方向に掘削ロツドを回動させるにはシリンダ
95のロツド95b側に油圧を供給すればよい。
なおチヤツキングマウント89には後述するチエ
ーンが通る孔97が開けられている。
従つて掘削ロツド16の一つをスイベルの回動
軸57の直下に位置させてかつその位置において
ロツド保持機構の保持板64における出し入れ用
切欠き65をチヤツキング91と対向させ、この
状態でシリンダ91a,91bを制御してチヤツ
キングマウント89を保持板64よりも下に位置
させ、ロツド保持機構58に保持されている1本
の掘削ロツド16をチヤツキング91の孔98内
に挿通する。その後シリンダ92a,92bを制
御してその掘削ロツド16を掴み、かつこの状態
でチヤツキングマウント89をシリンダ91a,
91bを制御してスイベルマウント88に近づ
け、つまりチヤツキング91で掴んだ掘削ロツド
16の1本をスイベル35の回転軸57に近づけ
ると共にスイベル35を回転させることによつて
そのスイベル回転軸57の下端部に形成された雄
ねじ99を掘削ロツド16の上端に形成された雄
ねじ101(第17図)内にねじ込み、掘削ロツ
ド16をスイベル回転軸57に接続する。ロツド
保持機構58を回動してその接続された掘削ロツ
ド以外のものをパワスイベル35の位置より外
す。以下ロツド保持機構58をパワスイベルの直
下より外すことを復帰動作と言う。その後パワス
イベルを下し、既に地中内に入つている掘削ロツ
ドの上端側にパワスイベルに接続された掘削ロツ
ドを近づけて、かつパワスイベル35を回転させ
て今接続した掘削ロツドの下端に形成された雄ね
じ102(第17図)を、既に地中内に挿入した
最上端の掘削ロツドの上端雌ねじ101にねじ結
合して接続する。この場合その接続を完全にする
ため地中側にある掘削ロツドをロツドクランプに
よつて保持して行う。
ロツドクランプ ロツドクランプ103は第3図、第4図に示す
ように上部スキツト32bの前方端位置において
第7図に示した切欠き43の両側においてシリン
ダ104a,104bが上部スキツト32bに取
付けられ(第18図、第19図参照)、シリンダ
104a,104bのロツドには押え具105
a,105bが取付けられ、これら押え具105
a,105bは相対向する面がほぼ共通の円筒面
を形成するようになつており、その円筒面の軸芯
方向はスイベル回転軸上下方向とされている。そ
の押え具105a,105bの上側には案内片1
06a,106bがそれぞれ固定されており、こ
れら案内片106a,106b間にスイベル回転
軸57に釣り下げられた掘削ロツドが案内されて
降下できるようにされている。
更にシリンダ104a,104bの各チユーブ
は押え具105a,105b側にそれぞれ延長さ
れ、延長部107a,107bとされており、こ
れら延長部は押え具105a,105bがそれぞ
れ嵌合されてこれに案内されるようになされ、か
つその際に案内片106a,106bと対向して
延長部107a,107bにはそれぞれ第3図、
第18図A、第19図Aに示すように切欠き10
8が形成されている。切欠き108により案内片
106a,106bが案内され、かつシリンダ1
04a,104bを伸縮してもそのロツドが回転
することなく案内片106a,106bは常に対
向し、かつ上側に位置している。押え具105
a,105bの間に掘削ロツドが位置しており、
その掘削ロツド16をシリンダ104a,104
bを制御して挟み保持して固定することができ、
この固定した状態においてスイベル35を回転し
てその上側のスイベル回転軸57に連結された掘
削ロツドとロツドクランプ103により保持され
た掘削ロツドとねじ結合接続することができる。
この際ロツドクランプ103はその回転力を受け
るが、その回転力は押え具105a,105bと
延長部107a,107bとの嵌合部によつて受
けられ、シリンダ104a,104bのロツドに
は殆んど達しない、従つてシリンダのシールが前
記回転力により劣化されるおそれはない。なおこ
の例では案内片106a,106bの固定片11
0a,110bが切欠き108に位置し、案内片
の回転止めとした場合である。
第3図、第19図に示すようにこのロツドクラ
ンプ103の押え具105a,105bの直下に
おいてゴムのような弾性リング109が保持具1
11に嵌着保持されている。その弾性リング10
9内にスイベル35により保持された掘削ロツド
が弾性的に接触して挿通させるように位置決めさ
れている。従つてこの掘削ロツド16を回収する
際にこの弾性リング109を掘削ロツドが通過す
るため、その際に掘削ロツド16についた泥が除
去され、チヤツキング91やロツドクランプ10
3における保持を確実に行うことができる。
ロツドクランプ103によつて掘削ロツドを保
持し、かつスイベル35を自由に回転できる状態
にしてチヤツキング91でスイベル回転軸と接続
して掘削ロツドを掴み、第15図、第16図にお
いて説明した可動シリンダを制御することによつ
て、上側の掘削ロツドを回動し、つまり上側の掘
削ロツドとロツドクランプ103によつて保持さ
れている掘削ロツドとのねじ結合をゆるめること
ができる。そのゆるめた状態においてチヤツキン
グ91による保持もゆるめ、かつスイベル35を
逆回転することによつてロツドクランプ103に
よつて保持された掘削ロツドとスイベル回転軸5
7に接続された掘削ロツドとの間のねじ結合を外
し、更に前述したロツド保持機構58から掘削ロ
ツドをスイベル回転軸57に接続した操作と逆の
操作によつて、スイベル回転軸57に接続された
掘削ロツドをロツド保持機構58に保持させるこ
とによつて掘削ロツドの回収を行うことができ
る。
ロツドクランプ103は杭を埋設する際に邪魔
になるため、ロツドクランプ103を、前記位置
から外すことができるようにされてある。すなわ
ち第18図、第18図A、第19図に示すよう
に、ロツドクランプ103(シリンダ104a,
104b)は可動板301上に取付けられ、可動
板301はその両側部が案内レール302a,3
02bにより案内され、上部スキツト32b上を
前後に移動できるように保持され、可動板301
と上部スキツト32bとの間に連結されたシリン
ダ303を制御することにより、第18図の点線
位置まで可動板301を引込めることができる。
弾性リング109も可動板301に取付けられて
ある。
第19図に示すようにビツト付掘削ロツドの中
間部にフランジ16aが形成されており、この掘
削ロツドをこれに弾性リング109を通した状態
でパワスイベルに取付け、その弾性リング109
を、保持具111の高さに位置させた状態でロツ
ドクランプ103を前方に移動させて保持具11
1内に弾性リング109を嵌合させることができ
る。また掘削ロツドの回収時にその逆の操作によ
り弾性リング109も回収することができる。
第3図乃至第5図に示すように掘削タワー34
の上、つまり連結部34c上に給進装置36が取
付けられており、給進装置36は例えば油圧モー
タ113の回転軸にスプロケツト114が取付け
られ、そのスプロケツト114は駆動軸115に
取付けられた大きいスプロケツト116にチエー
ン117により結合されて駆動軸115は減速さ
れ、その駆動軸115の両端部にスプロケツト1
18a,118bがそれぞれ取付けられ、これら
スプロケツト118a,118bにそれぞれチエ
ーン119a,119bが取付けられて更に減速
されている。このチエーン119a,119bの
各一端はスイベルマウント118に固定され、他
端は案内支柱34a,34bの下端部にそれぞれ
取付けられたスプロケツト121a,121bを
それぞれ巡つて更にチヤツキングマウント89の
孔97を通つてスイベルマウント88に固定され
ている。従つて給進装置36の油圧モータ113
を一方向に回転し、スイベルマウント88を降下
し、逆方向に回転させてスイベルマウント88を
上昇させる。このようにしてスイベル35を上下
させることができる。なおこのスイベル35の上
下量を測定するため、また掘削ロツドによる掘削
深度を測定するため、例えば油圧モーチ113の
回転軸上にロータリエンコーダ122が取付けら
れている。
パワスイベル スイベル35はスイベルマウント88上におい
て油圧モータ124が取付けられ、第20図に示
すようにその回転軸に歯車125が取付けられ、
歯車125は大歯車126と噛合されており、そ
の大歯車126上の回転軸がスイベル回転軸57
と連結されている。従つて油圧モータ124の回
転によつてスイベル回転軸57が減速回転され
る。この時の回転量や回転速度は歯車125と連
結されたロータリエンコーダ128によつて測定
することができるようにされている。
またこの機械においてはピツト14(第1図
B)の回転により掘削すると同時に掘削液を高圧
噴射して掘削する。そのためにスイベル回転軸5
7は第20図に示すように二重管とされ、中心に
孔をもつ内管129が通つており、その内管12
9と外管131との間に筒状通路132が形成さ
れており、大歯車126のケース133より上方
に外管131が突出し、その突出端部にジヨイン
ト部134が回転自在に被されている。通路13
2内にそれぞれ液を外部から供給するためにジヨ
イント部134上端に高圧管連結部135a及び
ジヨイント部134の側部に低圧管連絡部135
bがそれぞれ設けられてある。
内管129内に高圧掘削液を供給し、筒状通路
132に低圧で大量に周辺固定液やセメントミル
クなどが供給される。なかこのスイベル回転軸の
内管129内からの高圧掘削液及び筒状通路13
2からの低圧液を通すため掘削ロツド16も第1
7図に示すように、二重管とされてある。
杭接続治具 杭をパワスイベル35に接続するためには、杭
接続治具をパワスイベル35に接続して行う。杭
接続治具137は第21図に示すようにほぼ円筒
状をしており、その筒状体138の上面は上板1
39で塞がれ、その上板139の中心に連結雌ね
じ141が固定されており、この連結雌ねじ14
1によりパワスイベルの回転軸の雄ねじ99又は
掘削ロツドの下端雄ねじ102をねじ結合させる
ことができる。更にこの例においてはこの治具1
37を最終杭とパワスイベルとの接続にも利用で
きるようにした場合であつて、筒状体138の内
周面に円筒雌ねじ142がねじ143により取外
し自在に取付けられている。その円筒雌ねじ14
2に杭19の上端部の雄ねじ144をねじ結合す
ることができる。つまり杭19は第22図に示す
ようにその上端部には雄ねじ144が作られてお
り、下端部にこの雄ねじ144とねじ結合するこ
とが可能な雌ねじ145が作られており、またこ
の杭19には中心孔が貫通されている。
一方最終杭、つまりいちばん上に埋設する杭
は、例えば第21図Bに示すようにその上端に外
周径よりも小さい径の筒状突部146が突出形成
されており、その筒状突部146の側面に一対の
ピン147が180°離れて突出固定されている。杭
接続治具137は筒状体138の内側において内
筒148が同心的に取付けられ、その内筒148
には第21図Cに示すようにその下端面よりほぼ
L字状の切欠き149が180°離れて形成されてお
り、このL字状切欠き149(図においては逆L
字状となつている)に最終杭19のピン147を
挿入結合することができる。
杭クランプ 第3図、第4図、第23図に示すようにロツド
クランプ103の下において杭クランプ151が
設けられる。この杭クランプ151は軸152を
中心に回動アーム153が回動自在に設けられ、
アーム153の一端はシリンダ154に連結さ
れ、アーム153の他端に杭押え155が取付け
られる。杭押え155は杭19の周面に沿うよう
な形状とされている。このような回動アーム15
3、シリンダ154、杭押え155が対向して一
対設けられている。よつてその両シリンダ154
を制御することによつて杭19を両側からむ挟ん
で保持することができる。
掘削ロツド16をスイベル回転軸57に接続す
る場合と同様に杭19をスイベル回転軸57に接
続する場合は、回転軸57に予め杭接続治具13
7を接続しておき、この状態においてロツド保持
機構58の杭押え84に杭19を保持させ、その
状態でその杭19に杭接続治具137をスイベル
35の回転により回転して保持した杭19にねじ
結合させて接続する。その後、その下の杭を杭ク
ランプ151で保持し、その状態でスイベルを降
し回転させてスイベルと接続した上側の杭を下側
の杭にねじ結合させる。
水平制御 次にスキツト32を水平に保持する制御につい
て説明する。例えばスキツト32を保持するアウ
トリガーを第24図に示すように前方側のアウト
リガー33a,33bと後方側のアウトリガー3
3c,33dとの四つのアウトリガーで保持する
場合を例とする。交差する二つの直線の交差点に
傾斜計を設けるが、この例においてはアウトリガ
ー33aと33dとを結ぶ線161上に傾斜計1
62を設け、その傾斜計162によつて直線16
1の水平面に対する傾斜角を検出するようにし、
またこの線161と直角な線163の水平面に対
する傾斜を傾斜計162で検出する。傾斜計16
2の支持部は例えば第3図中の操作室38内に設
けられている。
傾斜計162によつて直線161の水平面に対
する検出傾斜角に対応してアウトリガー33aと
33dを制御して水平とするが、その場合傾斜計
162とアウトリガー33a及び33dとの各距
離a及びdに対応してそのa:dの比率をもつて
アウトリガー33aと33dの一方を例えば上昇
させると他方を下げるように制御することによつ
て少ない制御量で直線161を水平にする。また
直線163の水平面に対する傾斜を補正するため
にアウトリガー33b,33cを結ぶ線を直線1
63に投影した時のアウトリガー33b,33c
と傾斜計163との距離b,cに対応して同様に
アウトリガー33b,33cを互いに逆に制御す
る。つまりアウトリガー33bと33cを結ぶ線
と直線161との交点とアウトリガー33b,3
3c間の距離b′,c′に応じて直線163の水平面
に対する傾斜を補正するようにすればよい。
これらアウトリガー33a乃至33dに対する
制御はそのアウトリガーの最初の張り出しの際に
は高速に行い、水平保持のための僅かなずれの補
正制御は少しずつ高精度に制御する。このような
点からこれらアウトリガー33a乃至33dに対
する駆動シリンダ164a乃至164d(第25
図)にはそれぞれそのアウトリガーを上下するた
めの切替え用バルブ165a乃至165dがそれ
ぞれ各シリンダに対する油圧通路に設けられ、ま
たこれら上下切替え用バルブ165a乃至165
dに共通の油圧通路に高速制御用バルブ166が
挿入され、このバルブ166と並列に低速制御用
バルブ167が設けられる。更に高速制御用バル
ブ166の切替え用バルブ165a〜165d側
の油圧通路にその油圧を検出する圧力スイツチ1
68が設けられている。圧力スイツチ168はそ
の検出した油圧の圧力が所定値以上でバルブ16
6による制御からバルブ167による制御に切替
える。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案による掘削機におい
ては、ロツドクランプ103のシリンダ104
a,104bを制御することによつて掘削位置の
掘削ロツドを左右から挟んで保持することがで
き、その保持した掘削ロツドに対して上側から掘
削ロツドを結合する場合、パワスイベルに接続さ
れた掘削ロツドの下端は案内片106a,106
bによつて案内されて正しく中心合わせが下の掘
削ロツドに対して行われ、両者を容易に接続する
ことができる。その案内片106a,106bは
押え具105a,105bに取付けられており、
かつ案内片の回り止めがなされ、つまりこの例に
おいては案内片106a,106bの各固定部1
10a,110bが切欠き108により案内さ
せ、回り止めとなつており、案内片106a,1
06bはシリンダ104a,104bのロツドの
伸縮に拘らず常に上側の正しい位置にあつて、案
内としての作用が常に正しく行われる。
更に押え具105a,105bの外周にはシリ
ンダのチユーブの延長部107a,107bが延
長されており、これによつて押え具105a,1
05bが案内されており、従つてその押え具10
5a,105bによつて保持している掘削ロツド
に対して回転力が強く与えられ、これによつて押
え具の伸縮方向に対して曲げる方向の力が発生し
ても、この力は押え具105a,105bと延長
部107a,107bとにより受け止められ、こ
の曲げ力がシリンダ104a,104bのロツド
に加わることはなく、シリンダのシールが劣化す
るようなおそれはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は掘削、杭埋設の工程を説明するための
断面図、第2図はこの考案による掘削・杭埋設機
の外観を示す斜視図、第3図はその掘削・杭埋設
機の側面図、第4図は第3図の右側面図、第5図
は第3図の平面図、第6図は下部スキツトと上部
スキツトとの連結状態を示す側面図、第7図は第
6図の平面図、第8図は第6図のAA線断面図、
第9図は供給機構の一例を示す縦断面図、第10
図は第9図の平面図、第11図は第9図のBB線
断面図、第12図は第9図のCC線断面図、第1
3図は第9図のDD線断面図、第14図は第13
図の正面図、第15図はチヤツキング91の平面
図、第16図は第15図の正面図、第16図Aは
チヤツキング91のPP線断面図、第17図は操
作ロツドを示す図、第18図はロツドクランプ1
03の右半分を断面とした平面図、第18図Aは
第18図のHH線断面図、第19図は第18図の
一部を断面とした正面図、第19図Aは第19図
のFF線断面図、第20図はパワスイベル35の
一半部を断面とした正面図、第21図は杭接合治
具137を示す断面図で、同図Aは中間杭との接
続状態を示し、同図Bは最終杭との接続状態を示
し、同図Cは同図Bを90°回転した状態を示す図、
第22図は中間杭を示す正面図、第23図は杭ク
ランプ151の一部を示す平面図、第24図はア
ウトリガと傾斜計との関係を示す平面図、第25
図はアウトリガに対する駆動シリンダと切換えバ
ルブとの関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スキツト上に取付けられた回転装置により掘削
    ロツドを回転しながら押下げ、次々と掘削ロツド
    を接続しながら掘削を行う掘削機において、 上記回転装置により回転される位置に配された
    掘削ロツドを、上記スキツトに取付けられた第
    1、第2のシリンダにより左右から挟んで固定す
    ることができるロツドクランプが設けられ、上記
    ロツドクランプを構成する第1、第2のシリンダ
    の各ロツドには掘削ロツドを抑える押え具がそれ
    ぞれ取付けられ、 これら押え具の各上側にそれぞれ、それら間に
    掘削ロツドを上方から位置させる際の案内片が固
    定され、 上記第1、第2のシリンダの各チユーブには、
    それぞれの押え具側に、内部に上記押え具が移動
    可能に位置されている延長部が形成され、 両延長部には、上記押え具の移動に伴う上記案
    内片の移動を可能とするように切り欠きが形成さ
    れていることを特徴とする掘削機。
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