JP7116957B2 - 二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法 - Google Patents
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Description
[先端二重管の装填操作]
削孔機60のドリルヘッド66には、予め図1および図2に示したスイベルセット40が取り付けられている。このスイベルセット40には、まず、図2(A)に示すように先端二重管20からなる二重管組立体10が取り付けられる。この取付作業においては、予めインナービット23が取り付けられた先端ロッド21の雄ねじに、エクステンションロッド43の雄ねじがねじ結合され、予めリングビット24が取り付けられた先端ケーシング22の雌ねじ27がカップリング46の雄ねじ49にねじ結合される。これにより、先端二重管20のみからなる二重管組立体10は、削孔機60に装填される。その装填操作は、ガイドセル64を垂直に立てずに水平または傾斜させて作業者により手作業により行うことができる。ただし、先端二重管20の削孔機60への装填作業は、専用の装填機を使用するようにしても良く、先端二重管20を二重管ローディング機80のホルダー95に収容しておき、ホルダー95からクランプユニット88により把持して装填するようにしても良い。
[削孔作業]
先端二重管20の先端を地面に接触させて削孔作業が開始される。削孔作業が開始されると、先端二重管20はドリルヘッド66により正転方向つまり削孔方向に回転駆動されるとともに、ガイドセル64に沿って下方に駆動される。この駆動に加えて、先端二重管20に打撃力を加えるようにしても良い。さらに、パワーユニット83内に設けられた送水ポンプを駆動してスイベル継手55の給水ポートに切削水が供給される。切削水は給水流路52、25を通ってインナービット23から吐出され、土壌を含む切削水は排水スペース26、54を通って削孔機60に戻される。
[分離操作]
削孔作業が終了したら、図6に示されるように、クランプユニット70のアウタークランプ71により先端ケーシング22を把持つまりクランプする。クランプする位置は先端ケーシング22の雌ねじ27よりも下側の位置である。この状態のもとで、ドリルヘッド66を逆転駆動してカップリング46の雄ねじ49を先端ケーシング22の雌ねじ27に対して緩めて先端ケーシング22をカップリング46から分離する。さらに、ドリルヘッド66を送りモータ67により上昇移動させると、先端ロッド21の上端部が先端ケーシング22の上端面よりも上方に突出する。次いで、先端ロッド21の上端部をインナークランプ72により把持してクランプする。先端ロッド21がインナークランプ72によりクランプされた状態のもとで、ドリルヘッド66を再度逆転駆動すると、先端ロッド21とエクステンションロッド43は切り離される。
[連結二重管の装填操作]
次いで、作業者が操作ボード110を操作して二重管ローディング機80を遠隔操作し、搬出部Fの位置のホルダー95に収容された連結二重管30をクランプユニット88によりクランプする。つまり、ケーシングクランプ91により連結ケーシング32をクランプし、ロッドクランプ92により連結ロッド31をクランプする。そして、装填用アーム85を駆動させて連結二重管30の中心を、削孔機60のスイベルセット40の中心に位置決めして連結二重管30の連結ロッド31をスイベルセット40に接触させる。
[連結二重管の接続操作]
このようにしてスイベルセット40に装填された連結二重管30は、先端二重管20に接続される。この操作においては、まず、ドリルヘッド66を駆動してスイベルセット40を回転させることにより、連結ロッド31を回転し、インナークランプ72に保持された先端ロッド21に連結ロッド31をねじ結合させる。次いで、同様にして、連結ケーシング32を先端ケーシング22にねじ結合する。これにより、連結二重管の接続操作が終了する。
[削孔作業]
図2(B)に示されるように、先端二重管20と連結二重管30とからなる二重管組立体10により、削孔作業が行われる。図10(C)は、図2(B)に示した二重管組立体10により削孔作業が行われた後、スイベルセット40が上昇した状態を示す。
[ロッド群の抜管操作]
まず、一番上の連結二重管30の連結ケーシング32を削孔機60のアウタークランプ71によりクランプし、ドリルヘッド66によりスイベルセット40を回転させて連結ケーシング32をスイベルセット40のカップリング46から分離する。この分離操作によりロッド群は引き上げられ、一番上の連結ロッド31は、インナークランプ72によりクランプされる。次いで、ブレーカ73によりエクステンションロッド43をクランプしてエクステンションロッド43を僅かに回転させる。
[ケーシング群の抜管操作]
ケーシング群を抜管するために、まず、アウタークランプ71によりクランプされている1番上の連結ケーシング32とカップリング46とをねじ結合させた後に、連結ケーシング32のクランプを開放してケーシング群を上昇させる。2番目の連結ケーシング32がアウタークランプ71の位置にまで上昇したら、その連結ケーシング32をアウタークランプ71によりクランプする。次いで、インナークランプ72により1番上の連結ケーシング32をクランプして回転させることにより、1番上の連結ケーシング32を2番目の連結ケーシング32から分離する。この状態のもとで、二重管ローディング機80のクランプユニット88により1番上の連結ケーシング32をクランプし、ドリルヘッド66によりスイベルセット40を回転させてカップリング46と連結ケーシング32とを分離する。分離された連結ケーシング32は二重管ローディング機80により、既に連結ロッドが収納されたホルダー95に被せるようにして治められる。
20 先端二重管
21 先端ロッド
22 先端ケーシング
30 連結二重管
31 連結ロッド
32 連結ケーシング
40 スイベルセット
41 アダプター
43 エクステンションロッド
46 カップリング
51 給水孔
53 排水孔
55 スイベル継手
60 削孔機
61 キャタピラー
62 削孔機本体
63 操作アーム
64 ガイドセル
66 ドリルヘッド
67 送りモータ
70 クランプユニット
71 アウタークランプ
72 インナークランプ
73 ブレーカ
80 二重管ローディング機
81 キャタピラー
82 ローディング機本体
83 パワーユニット
84 基台
85 装填用アーム
86 ロータ
88 クランプユニット
91 ケーシングクランプ
92 ロッドクランプ
93 割出し移動機構
94 無端移動部材
95 ホルダー
96 位置決め部材
97 コントローラ
Claims (5)
- 削孔個所に走行する削孔機本体を有し、 連結ロッドと当該連結ロッドが収容される連結ケーシングとからなる連結二重管を備えた二重管組立体を駆動する削孔機と、
前記削孔機に走行するローディング機本体、前記ローディング機本体に設けられ平面視において長円形であり水平方向に移動する無端移動部材を有する割出し移動機構、前記無端移動部材に複数設けられそれぞれ内部に前記連結二重管を上下方向に収容する円筒形状のホルダー、および装填用アームを備え、前記割出し移動機構の搬出部に移動された 前記連結二重管を前記削孔機に装填する二重管ローディング機と、
を使用して削孔作業を行う二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法であって、
前記無端移動部材に設けられた 複数の前記ホルダーに、前記連結ロッドの上端部が前記連結ケーシングよりも上方に突出した状態でそれぞれ収容された前記連結二重管を、前記装填用アームの先端に設けられた二重管ローディング機のクランプユニットによりクランプして前記削孔機に搬送する工程と、
前記連結二重管を前記クランプユニットにより保持しながら、前記削孔機に上下方向に移動自在のドリルヘッドに取り付けられたスイベルセットにねじ結合する工程と、
先端ロッドと当該先端ロッドが収容される先端ケーシングとからなり前記削孔機のクランプユニットに保持された先端二重管に、前記連結二重管を接続する工程と、
前記先端二重管と前記連結二重管とからなる二重管組立体を前記削孔機のドリルヘッドにより回転駆動して地盤を削孔する工程と、
を有する二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法。 - 請求項1記載の二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法において、
前記連結二重管を前記先端二重管に接続する前に、前記先端二重管のみからなる二重管組立体を前記削孔機により駆動して地盤を削孔する工程を有する、二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法。 - 請求項1または2記載の二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法において、
前記先端二重管と前記連結二重管とからなる二重管組立体による削孔が終了した後に、上端部の前記連結二重管に他の連結二重管を接続し、前記先端二重管と複数の前記連結二重管とからなる二重管組立体を前記削孔機により駆動して地盤を削孔する工程を有する、二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法において、
前記二重管組立体による削孔と、前記二重管組立体の上端部の連結二重管への他の連結二重管の接続とを、繰り返し、所定の深度の削孔を地盤に形成する、二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法において、
前記先端ケーシングと前記連結ケーシングとからなるケーシング群を、前記削孔機のクランプユニットにより保持し、上端部の前記連結ケーシングを前記スイベルセットから分離する工程と、
前記ドリルヘッドにより前記先端ロッドと前記連結ロッドとからなるロッド群を引き上げる工程と、
上から2番目の前記連結ロッドをクランプして一番上の前記連結ロッドを前記二重管ローディング機に戻す工程と、
全ての前記連結ロッドが二重管ローディング機に戻された後に、前記ケーシング群を前記スイベルセットに接続する工程と、
上から2番目の前記連結ケーシングをクランプして一番上の前記連結ケーシングを前記二重管ローディング機に戻す工程と、
を有する二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法。
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