JP7110054B2 - 二重管ローディング機 - Google Patents
二重管ローディング機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7110054B2 JP7110054B2 JP2018184839A JP2018184839A JP7110054B2 JP 7110054 B2 JP7110054 B2 JP 7110054B2 JP 2018184839 A JP2018184839 A JP 2018184839A JP 2018184839 A JP2018184839 A JP 2018184839A JP 7110054 B2 JP7110054 B2 JP 7110054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double
- loading
- double pipe
- casing
- machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
[先端二重管の装填操作]
削孔機60のドリルヘッド66には、予め図1および図2に示したスイベルセット40が取り付けられている。このスイベルセット40には、まず、図2(A)に示すように先端二重管20からなる二重管組立体10が取り付けられる。この取付作業においては、予めインナービット23が取り付けられた先端ロッド21の雄ねじに、エクステンションロッド43の雄ねじがねじ結合され、予めリングビット24が取り付けられた先端ケーシング22の雌ねじ27がカップリング46の雄ねじ49にねじ結合される。これにより、先端二重管20のみからなる二重管組立体10は、削孔機60に装填される。その装填操作は、ガイドセル64を垂直に立てずに水平または傾斜させて作業者により手作業により行うことができる。ただし、先端二重管20の削孔機60への装填作業は、専用の装填機を使用するようにしても良く、先端二重管20を二重管ローディング機80のホルダー95に収容しておき、ホルダー95からクランプユニット88により把持して装填するようにしても良い。
[削孔作業]
先端二重管20が削孔機60に装填されたら、ガイドセル64を垂直の姿勢として、図10(A)に示されるように、先端二重管20を削孔ポイントPに位置決めする。この位置決めに際しては、先端二重管20を把持して削孔機60を削孔箇所に走行させるようにしても良く、削孔箇所に削孔機60を走行させた後に、先端二重管20を削孔機60に装填するようにしても良い。
[分離操作]
削孔作業が終了したら、図6に示されるように、クランプユニット70のアウタークランプ71により先端ケーシング22を把持つまりクランプする。クランプする位置は先端ケーシング22の雌ねじ27よりも下側の位置である。この状態のもとで、ドリルヘッド66を逆転駆動してカップリング46の雄ねじ49を先端ケーシング22の雌ねじ27に対して緩めて先端ケーシング22をカップリング46から分離する。さらに、ドリルヘッド66を送りモータ67により上昇移動させると、先端ロッド21の上端部が先端ケーシング22の上端面よりも上方に突出する。次いで、先端ロッド21の上端部をインナークランプ72により把持してクランプする。先端ロッド21がインナークランプ72によりクランプされた状態のもとで、ドリルヘッド66を再度逆転駆動すると、先端ロッド21とエクステンションロッド43は切り離される。
[連結二重管の装填操作]
次いで、作業者が操作ボード110を操作して二重管ローディング機80を遠隔操作し、搬出部Fの位置のホルダー95に収容された連結二重管30をクランプユニット88によりクランプする。つまり、ケーシングクランプ91により連結ケーシング32をクランプし、ロッドクランプ92により連結ロッド31をクランプする。そして、装填用アーム85を駆動させて連結二重管30の中心を、削孔機60のスイベルセット40の中心に位置決めして連結二重管30の連結ロッド31をスイベルセット40に接触させる。
[連結二重管の接続操作]
このようにしてスイベルセット40に装填された連結二重管30は、先端二重管20に接続される。この操作においては、まず、ドリルヘッド66を駆動してスイベルセット40を回転させることにより、連結ロッド31を回転し、インナークランプ72に保持された先端ロッド21に連結ロッド31をねじ結合させる。次いで、同様にして、連結ケーシング32を先端ケーシング22にねじ結合する。これにより、連結二重管の接続操作が終了する。
[削孔作業]
図2(B)に示されるように、先端二重管20と連結二重管30とからなる二重管組立体10により、削孔作業が行われる。図10(C)は、図2(B)に示した二重管組立体10により削孔作業が行われた後、スイベルセット40が上昇した状態を示す。
[ロッド群の抜管操作]
まず、一番上の連結二重管30の連結ケーシング32を削孔機60のアウタークランプ71によりクランプし、ドリルヘッド66によりスイベルセット40を回転させて連結ケーシング32をスイベルセット40のカップリング46から分離する。この分離操作によりロッド群は引き上げられ、一番上の連結ロッド31は、インナークランプ72によりクランプされる。次いで、ブレーカ73によりエクステンションロッド43をクランプしてエクステンションロッド43を僅かに回転させる。
[ケーシング群の抜管操作]
ケーシング群を抜管するために、まず、アウタークランプ71によりクランプされている1番上の連結ケーシング32とカップリング46とをねじ結合させた後に、連結ケーシング32のクランプを開放してケーシング群を上昇させる。2番目の連結ケーシング32がアウタークランプ71の位置にまで上昇したら、その連結ケーシング32をアウタークランプ71によりクランプする。次いで、インナークランプ72により1番上の連結ケーシング32をクランプして回転させることにより、1番上の連結ケーシング32を2番目の連結ケーシング32から分離する。この状態のもとで、二重管ローディング機80のクランプユニット88により1番上の連結ケーシング32をクランプし、ドリルヘッド66によりスイベルセット40を回転させてカップリング46と連結ケーシング32とを分離する。分離された連結ケーシング32は二重管ローディング機80により、既に連結ロッドが収納されたホルダー95に被せるようにして治められる。
20 先端二重管
21 先端ロッド
22 先端ケーシング
30 連結二重管
31 連結ロッド
32 連結ケーシング
40 スイベルセット
41 アダプター
43 エクステンションロッド
46 カップリング
51 給水孔
53 排水孔
55 スイベル継手
60 削孔機
61 キャタピラー
62 削孔機本体
63 操作アーム
64 ガイドセル
66 ドリルヘッド
67 送りモータ
70 クランプユニット
71 アウタークランプ
72 インナークランプ
73 ブレーカ
80 二重管ローディング機
81 キャタピラー
82 ローディング機本体
83 パワーユニット
84 基台
85 装填用アーム
86 ロータ
88 クランプユニット
91 ケーシングクランプ
92 ロッドクランプ
93 割出し移動機構
94 無端移動部材
95 ホルダー
96 位置決め部材
97 コントローラ
Claims (5)
- 連結ロッドと当該連結ロッドが収容される連結ケーシングとからなる連結二重管を、当該連結二重管を駆動するドリルヘッドを有する操作アームが設けられた削孔機に装填する二重管ローディング機であって、
走行機構を備え前記削孔機に走行するローディング機本体と、
前記ローディング機本体に設けられ、平面視において長円形であり水平方向に移動する無端移動部材を有する割出し移動機構と、
前記無端移動部材に複数設けられ、それぞれ内部に前記連結二重管を上下方向に収容する円筒形状のホルダーと、
前記連結ロッドを把持するロッドクランプ、および前記連結ケーシングを把持するケーシングクランプを備えたクランプユニットと、
前記ローディング機本体に設けられ、前記クランプユニットを前記ホルダーと前記削孔機の装填位置との間で移動する装填用アームと、を有し、
前記ホルダーに収容された前記連結二重管を前記装填用アームにより前記削孔機の前記装填位置に搬送する、二重管ローディング機。 - 請求項1記載の二重管ローディング機において、
前記ローディング機本体に設けられたパワーユニットと、
前記パワーユニットに設けられ、前記走行機構、前記割出し移動機構、前記クランプユニット、および前記装填用アームを駆動する駆動機器に動力を供給する駆動源と、
前記駆動源を制御するコントローラに、無線通信により操作信号を送信する操作ボードと、
を有する二重管ローディング機。 - 請求項2記載の二重管ローディング機において、
前記コントローラは、前記連結二重管が前記クランプユニットに把持されて前記削孔機に移動されたときの装填位置の位置情報が前記操作ボードにより入力されたときに、前記位置情報が格納されるメモリーを有し、
引き続いて、他の前記連結二重管を前記ホルダーから前記削孔機に装填する際に、前記位置情報に基づいて前記クランプユニットを自動的に駆動する、二重管ローディング機。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の二重管ローディング機において、
それぞれの前記ホルダーの内部に、前記無端移動部材の上面よりも突出して前記連結ロッドに当たる位置決め部材を前記無端移動部材に設け、前記位置決め部材は、前記連結二重管が前記ホルダーに収容された状態のもとで、前記連結ロッドの端部を前記連結ケーシングの端部よりも上方に突出させる、二重管ローディング機。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の二重管ローディング機において、
前記走行機構は、無限軌道である、二重管ローディング機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184839A JP7110054B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 二重管ローディング機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018184839A JP7110054B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 二重管ローディング機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020051232A JP2020051232A (ja) | 2020-04-02 |
JP7110054B2 true JP7110054B2 (ja) | 2022-08-01 |
Family
ID=69996290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018184839A Active JP7110054B2 (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 二重管ローディング機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7110054B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7406187B2 (ja) | 2021-03-26 | 2023-12-27 | 日本基礎技術株式会社 | 削孔装置 |
JP7445221B2 (ja) | 2021-07-26 | 2024-03-07 | 日本基礎技術株式会社 | 削孔装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230189A (ja) | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社鴻池組 | 穿孔ナビゲーション装置 |
JP2017519922A (ja) | 2014-07-09 | 2017-07-20 | ソレタンシュ フレシネSoletanche Freyssinet | ロボットアームを用いた地盤の掘削方法 |
US20170321501A1 (en) | 2014-12-11 | 2017-11-09 | Comacchio Srl | Handling vehicle for transporting, handling, loading and collecting drill rods and/or pipes and/or tools |
JP2018141285A (ja) | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社日伸テクノ | 二重管ロッド脱着装置 |
JP2022001694A (ja) | 2020-06-19 | 2022-01-06 | 鉱研工業株式会社 | ロッドハンドリングアタッチメント |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53113704A (en) * | 1977-03-16 | 1978-10-04 | Toyo Kogyo Co | Method of adjusting end of drilllhole of rock drill and its device |
US4280785A (en) * | 1979-05-09 | 1981-07-28 | Wismer & Becker Contracting Engineers | Multi-directional lifting and handling attachment for a crane boom |
JPH06100051B2 (ja) * | 1985-02-04 | 1994-12-12 | 日鉱金属株式会社 | 自動さく孔方法 |
JPH0816430B2 (ja) * | 1987-06-17 | 1996-02-21 | 東京電力株式会社 | 自動ボ−リング装置 |
JP2755787B2 (ja) * | 1990-05-30 | 1998-05-25 | 三菱重工業株式会社 | 穿孔機の二重管式ドリルロツド着脱装置 |
JP2835551B2 (ja) * | 1992-03-18 | 1998-12-14 | 鉱研工業株式会社 | 二重管ロッドハンドリング装置 |
JP3108892B2 (ja) * | 1992-04-24 | 2000-11-13 | 鉱研工業株式会社 | ロッド供給装置 |
JP2719520B2 (ja) * | 1993-02-08 | 1998-02-25 | 三東工機株式会社 | アンカードリルの供給装置および接続固定装置 |
JPH07238772A (ja) * | 1994-03-01 | 1995-09-12 | Seiwa Kiko Kk | 二重管式ドリルツールの供給装置 |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018184839A patent/JP7110054B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230189A (ja) | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社鴻池組 | 穿孔ナビゲーション装置 |
JP2017519922A (ja) | 2014-07-09 | 2017-07-20 | ソレタンシュ フレシネSoletanche Freyssinet | ロボットアームを用いた地盤の掘削方法 |
US20170321501A1 (en) | 2014-12-11 | 2017-11-09 | Comacchio Srl | Handling vehicle for transporting, handling, loading and collecting drill rods and/or pipes and/or tools |
JP2018141285A (ja) | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社日伸テクノ | 二重管ロッド脱着装置 |
JP2022001694A (ja) | 2020-06-19 | 2022-01-06 | 鉱研工業株式会社 | ロッドハンドリングアタッチメント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020051232A (ja) | 2020-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11002134B2 (en) | Method and apparatus for splitting or cleaving rock | |
US9068454B1 (en) | Method for wire saw excavation | |
JP7110054B2 (ja) | 二重管ローディング機 | |
JPH09250287A (ja) | 地山削孔装置 | |
JP7116957B2 (ja) | 二重管ローディング機と削孔機の併用使用方法 | |
CN114651109A (zh) | 一种用于钻进和将孔口支撑套管定位至爆破孔内的方法和设备 | |
CN104141455A (zh) | 钻机设备和钻机钻进方法 | |
KR20120134077A (ko) | 굴착 장치 및 방법 | |
JP3120027B2 (ja) | トンネル用ロックボルト施工装置 | |
JP5809790B2 (ja) | ロックボルト形成方法および削孔装置 | |
JP3791644B2 (ja) | ボルタヘッド | |
CN106761512A (zh) | 岩心切割装置及施工方法 | |
CN206309319U (zh) | 岩心切割装置 | |
RU2695196C2 (ru) | Установка для бурения горной породы и способ боковой установки в заданное положение бурильного устройства | |
JP6590346B2 (ja) | 削孔用アタッチメント、削孔機、トンネル内壁面削孔方法 | |
KR100624535B1 (ko) | 지하굴착을 위한 파이프 루프공법에서 강관의 파일링방법및 그 장치 | |
JP4113305B2 (ja) | 地中障害物の除去工法 | |
CN115030677B (zh) | 一种潜孔钻头打捞设备及其打捞方法 | |
JP2592615Y2 (ja) | 二重管取付装置 | |
JP2008038400A (ja) | 管体の埋設工法 | |
JP2019065536A (ja) | ロックボルト施工装置及びロックボルト施工方法 | |
JP4104340B2 (ja) | 管路推進装置 | |
JP5581076B2 (ja) | 削孔装置 | |
CN112983256A (zh) | 基于顶锤式跟管钻进的钻孔钻进方法及施工过程的加固方法 | |
JP2022143914A (ja) | マンホール胴枠撤去装置および胴枠撤去方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220720 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7110054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |