JPH07270178A - 差動トランスのコアの位置を検出する装置 - Google Patents

差動トランスのコアの位置を検出する装置

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JPH07270178A
JPH07270178A JP5852994A JP5852994A JPH07270178A JP H07270178 A JPH07270178 A JP H07270178A JP 5852994 A JP5852994 A JP 5852994A JP 5852994 A JP5852994 A JP 5852994A JP H07270178 A JPH07270178 A JP H07270178A
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JP
Japan
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voltage
primary coil
differential transformer
capacitor
control circuit
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Application number
JP5852994A
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English (en)
Inventor
正人 ▲吉▼田
Masato Yoshida
Kuniaki Mitsuhira
国昭 光平
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な構成の、差動トランスを用いた
位置検出装置を提供する。 【構成】 トランジスタQ1 がオンすると、1次側コイ
ルLaに電流が流れ、磁気エネルギーが蓄えられる。ト
ランジスタQ1 がオフすると、コンデンサC1 の両端に
フライバック電圧が発生する。この電圧はフライバック
電圧制御回路4とトランジスタQ2 により9Vに制御さ
れ、これにダイオードD1 の順方向電圧V D1が加算され
て、1次側コイルLaに印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差動トランスのコアの
位置を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置では、図6の様に、
正弦波発振器13で差動トランス11の1次側コイルL
aを直接駆動し、2つの2次側コイルLb、Lcの発生
電圧を整流・平滑回路16で整流・平滑し、その差を差
動増幅器15にて増幅した電圧を、差動トランス11の
コア12に接続された被側定物の位置検出値としてい
た。
【0003】または、図7の様に、正弦波発振器13か
らの出力である正弦波をツェナーダイオードとダイオー
ドの組合わせZ1、D1とZ2とD2により矩形波にして、
差動トランス11の一次側コイルLaに印加し、前記と
同様二次側電圧を整流・平滑し、位置検出値としてい
た。
【0004】図8は、正弦波発振器13の代わりに、ト
ランジスタを駆動するだけの発振回路13’を設け、電
源(+12V)のオン/オフのみで、差動トランス11
の1次コイルLaに電圧を印加しようとするものであ
る。この図8の回路は、トランジスタQ1 のオン時の電
圧値が位置検出値(2次側の電圧値)を反映するもので
あり、この電圧の精度が位置検出精度に影響を与えるも
のであるので、オン時の電圧を一定にする電圧制御回路
14等が付加されている。また、1次側のフライバック
電圧(トランジスタQ1 のオフ時の1次側コイルLaの
両端の電圧)はパルス状の逆電圧になり、電圧制御回路
14等に影響を与えかねないので、スナバ回路17を設
けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6、
図7で用いている正弦波発振器は複雑であり、また、正
弦波の振幅が位置情報を持っているため、温度ドリフト
の無い一定の振幅および周波数の正弦波を作るために
は、回路が複雑になり、比較的多数の部品が必要であ
る。
【0006】また、この様な問題を解決するために図8
の回路が考えられているが、発振回路自体はトランジス
タを駆動するのみで、簡単になる。しかし、位置検出値
に係る1次側電圧として、トランジスタQ1 のオン時の
電圧を用いており、トランジスタQ1のオン時の電圧の
振幅が位置検出値を反映しているので、フライバック電
圧は必要でなく、パルス状の電圧であるため、その処理
のためにスナバ回路17が必要となる。
【0007】本発明の目的は、比較的簡単な構成の、差
動トランスを用いた位置検出装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の、差
動トランスのコアの位置を検出する装置は、差動トラン
スの一次側コイルの電源端と電源の間に接続されたスイ
ッチング素子と、該スイッチング素子を一定周期でオン
/オフする発振回路と、任意の電圧を一定に制御する電
圧制御回路と、前記差動トランスの各2次側コイルに現
れる電圧を整流し、整流後の2つの電圧の差を取り出す
検出回路とを有する差動トランスのコアの位置を検出す
る装置において、前記スイッチング素子のオフ時に発生
するフライバック電圧を一定に制御する回路を有するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2の差動トランスのコアの
位置を検出する装置は、前記フライバック電圧を一定に
制御する制御回路が、正極が1次側コイルの接地端に接
続されたコンデンサと、アノードが該コンデンサの負極
に接続され、カソードが1次側コイルの電源端に接続さ
れたダイオードと、前記コンデンサの両端に現れるフラ
イバックパルスを検出し、これを一定に制御する電圧制
御回路から構成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】スイッチング素子をオンすると、1次側コイル
の電圧は電源電圧となり、トランスに電流が流れ、磁気
エネルギーが蓄えられる。次に、スイッチング素子をオ
フすると、電流は、急に止まるが、トランスに蓄えられ
た磁気エネルギーが電流を流そうとするため、高いスパ
イク状の逆電圧(フライバック電圧)が発生する。この
フライバック電圧は制御回路により一定に制御される。
そして2次側コイルに現れる電圧が整流され、差電圧
(位置出力電圧)が得られる。
【0011】制御回路の動作は次の通りである。スイッ
チング素子がオンのとき電源から1次側コイルに電流が
流れ、1次側コイルに磁気エネルギーが蓄えられる。次
に、スイッチング素子がオフすると、コンデンサの電圧
が電圧制御回路に入力され、電圧制御回路内部にある基
準電圧(一定電圧)に一致する様に、電圧制御回路が前
記コンデンサの電圧を制御することにより、1次側フラ
イバック電圧は、この基準電圧(一定電圧)にダイオー
ドの順方向電圧を加えた電圧になる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の差動トランスの
コアの位置を検出する装置の構成図、図2はトランジス
タQ1オン時の電流ionの流れを示す図、図3はトラン
ジスタQ1オフ時の電流ioffの流れを示す図、図4は1
次側、2次側の電圧を示す図である。
【0014】1次側コイルLa、2次側コイルLb,L
cおよびコア2は差動トランス1を構成している。1次
側コイルLaの電源端と電源+12vの間にはトランジ
スタQ1 が接続され、トランジスタQ1 は発振回路3に
より周波数f=20KHZ でオン/オフされる。1次側
コイルLaの接地端にはコンデンサC1 の正極が接続さ
れ、コンデンサC1 の負極は、カソードが1次側コイル
Laの電源端に接続されたダイオードD1 のアノードに
接続されている。コンデンサC1 の両端にはトランジス
タQ2 が接続され、トランジスタQ2 のエミッタとベー
スの間にフライバック電圧制御回路4が接続されてい
る。ダイオードD2 、D3 はそれぞれ2次側トランスL
b,Lcの電圧Vb 、Vc を半波整流する。コンデンサ
2 と抵抗R2 はCRフィルタを構成しダイオードD2
の出力を直流に変換し、コンデンサC3 と抵抗R3 はC
Rフィルタを構成しダイオードD3 の出力を直流に変換
する。差動増幅器5は両直流出力を差動増幅し、コア2
の位置xに対応した位置出力電圧Vout を出力する。
【0015】次に、本実施例の動作を説明する。トラン
ジスタQ1 がオンのとき電源12Vから1次側コイルL
aに電流ionが流れ、1次側コイルLaに磁気エネルギ
ーが蓄えられる(図2)。次に、トランジスタQ1 がオ
フすると、1次側コイルLaの磁気エネルギーは電流i
off となり、コンデンサC1 を充電する(図3)。コン
デンサC1 の電圧はフライバック電圧制御回路4とトラ
ンジスタQ2 により9Vになるように制御されている。
これにより、ダイオ−ドD1 の順方向電圧をV D1とする
と、1次側コイルLaのフライバック電圧Vfaは−(9
+VD1)[V]に精度よくクランプされる(図4
(1))。そして、2次側コイルLb、Lcに2次側電圧
b 、Vc (図4(2)、(3))が現れる。ここで、電圧Va
と電圧Vb ,Vc は極性が逆になっている。コア2の
位置xにより2次側のフライバック電圧Vfb、Vfcの値
が変化するので、2次側の交流電圧Vb 、Vc はダイオ
ードD2、D3 で整流され、CRフィルタを通して直流
に変換される。2次側のフライバック電圧Vfb、Vfc
電圧差を差動増幅器5で増幅して位置出力電圧Vout
出力される。
【0016】図5は差動トランスのコア2の位置をx、
直線範囲を2nとした時の位置xと出力電圧Voutの関
係を示す。
【0017】このように、差動トランス1の1次側コイ
ルLaに流れる電流をトランジスタQ1 でオン/オフ
し、フライバック電圧を一定に制御し、2次側コイルに
現れる電圧を整流して位置出力電圧Vout を得ることに
より、回路が正弦波を作る場合よりも単純になり、また
温度の影響も少ない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、1次側
コイルへの通電をスイッチング素子でオン/オフし、1
次側コイルにフライバック電圧を印加し、このフライバ
ック電圧を一定に制御することにより、比較的簡単な構
成で、差動トランスのコアの位置を検出できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の、差動トランスのコアの位
置を検出する装置の構成図である。
【図2】トランジスタQ1オン時の電流ionの流れを示
す図である。
【図3】トランジスタQ1オフ時の電流ioffの流れを示
す図である。
【図4】1次側、2次側の電圧を示す図である。
【図5】差動トランス1のコア2の位置をx、直線範囲
を2nとした時の位置xと位置出力電圧Vout の関係を
示す図である。
【図6】従来装置の構成図である。
【図7】他の従来装置の構成図である。
【図8】図6、図7の従来装置の欠点を解消する従来装
置の構成図である。
【符号の説明】
1 差動トランス 2 コア 3 発振回路 4 フライバック電圧制御回路 5 差動増幅器 La 1次側コイル Lb、Lc 2次側コイル Q1 、Q2 トランジスタ C1 、C2 、C3 コンデンサ D1 、D2 、D3 ダイオード R2 、R3 抵抗 Va 、Vb 、Vc 電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動トランスの1次側コイルの電源端と
    電源の間に接続されたスイッチング素子と、該スイッチ
    ング素子を一定周期でオン/オフする発振回路と、任意
    の電圧を一定に制御する電圧制御回路と、前記差動トラ
    ンスの各2次側コイルに現れる電圧を整流し、整流後の
    2つの電圧の差を取り出す検出回路とを有する差動トラ
    ンスのコアの位置を検出する装置において、前記スイッ
    チング素子のオフ時に発生するフライバック電圧を一定
    に制御する制御回路を有することを特徴とする差動トラ
    ンスのコアの位置を検出する装置。
  2. 【請求項2】 前記フライバック電圧を一定に制御する
    制御回路が、正極が1次側コイルの接地端に接続された
    コンデンサと、アノードが該コンデンサの負極に接続さ
    れ、カソードが1次側コイルの電源端に接続されたダイ
    オードと、前記コンデンサの両端に現れるフライバック
    パルスを検出し、これを一定に制御する電圧制御回路か
    ら構成されている請求項1記載の装置。
JP5852994A 1994-03-29 1994-03-29 差動トランスのコアの位置を検出する装置 Pending JPH07270178A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006349627A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The ワイヤ位置検出方法及びその装置
JP2008102144A (ja) * 2000-11-30 2008-05-01 Asylum Research Corp 高精度位置測定のための改良された直線型可変差動トランス
JP4852666B1 (ja) * 2011-03-04 2012-01-11 株式会社マコメ研究所 変位センサ

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