JPH07269771A - 継手装置 - Google Patents

継手装置

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Publication number
JPH07269771A
JPH07269771A JP5947294A JP5947294A JPH07269771A JP H07269771 A JPH07269771 A JP H07269771A JP 5947294 A JP5947294 A JP 5947294A JP 5947294 A JP5947294 A JP 5947294A JP H07269771 A JPH07269771 A JP H07269771A
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JP
Japan
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pipe
communication hole
engaged
base part
base
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Application number
JP5947294A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Miyazaki
秀和 宮崎
Tamio Asano
民雄 浅野
Takeshi Miyazaki
毅 宮崎
Terumitsu Oshima
照光 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to DE1995111479 priority patent/DE19511479C2/de
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Publication of JPH07269771A publication Critical patent/JPH07269771A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/02Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets partly surrounding the pipes, cables or protective tubing
    • F16L3/04Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets partly surrounding the pipes, cables or protective tubing and pressing it against a wall or other support

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】作業性の向上及びコストの低減を図り、パイプ
の口金部を確実に固定して口金部をはじめとするパイプ
のがたつきを抑制する。 【構成】パイプ1の一端にはOリング5の装着される口
金部2が、他端部には接続部6が形成される。デリバリ
パイプ9にはアンダーカット形状を有する連通孔12及
び係合凹部21が形成される。口金部2の直上部に取付
部16及び剛性を有する係止部17よりなる固着クリッ
プ15が装着される。係止部17は口金部2を囲むよう
にして配列された係止爪18と回動規制突起19とから
なる。口金部2が連通孔12に嵌め込まれる際に、係止
爪18が連通孔12の上孔部14に係止され、回動規制
突起19が係合凹部21に係合される。口金部2は係止
爪18により少なくとも口金部2を囲むように固定さ
れ、係止部17が比較的短くて済むため、口金部2自身
が強固に固定され、パイプ1に応力がかかっても口金部
2がぐらつかない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継手装置に係り、詳し
くは、例えば燃料供給用のホースと、デリバリパイプと
を接続するための継手装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20に示すように、従来の継手装置に
は、いわゆるリングユニオンが使用されている。このリ
ングユニオンは、パイプ71の一端とニップル72とが
接続され、パイプ71の他端とリング73の側面に形成
された側孔73aとがそれぞれ接続されたものである。
リップル72及びリング73は切削加工によって製作さ
れ、これらとパイプ71とは蝋付けによって強固に接合
されている。また、ニップル72を介して燃料ホース7
5が接続される。さらに、リング73の中心には側孔7
3aとも連通する中心孔73bが穿設されている。そし
て、このリング73が利用されることにより、相手部品
たるデリバリパイプ74にリングユニオンが連結され
る。
【0003】すなわち、リング73の中心孔73bに
は、孔付ボルト76がワッシャ77を介してデリバリパ
イプ74の連通孔74aの上部に位置決めされる。そし
て、孔付ボルト76がデリバリパイプ74の連通孔74
aに螺着されることによって、リングユニオンはデリバ
リパイプ74に強固に固定される。なお、リング73の
側面と、デリバリパイプ74の一側面とには図示しない
回止板が別途装着され、リング73及びデリバリパイプ
74の相対回動が規制される。そして、図示しない燃料
タンクからの燃料は、燃料ホース75からニップル72
及びパイプ71を介してリング73へと供給され、孔付
ボルト76の内部を介してデリバリパイプ74ひいては
インジェクタへと導入される。
【0004】しかし、上記のようなホース継手装置で
は、リングユニオンを製造するのに手間がかかってい
た。つまり、リング73及びニップル72は棒材から切
削加工が必要であった。また、リング73とパイプ71
との蝋付等による接合作業が必要であった。さらに、リ
ングユニオンをデリバリパイプ74に接続するために、
孔付ボルト76等の多くの部品を要し、コストが嵩んで
いた。さらに、回止板等の部品を別途装着してリング7
3及びデリバリパイプ74の相対回動を防止する必要が
あった。
【0005】上記の不具合を解消するための技術とし
て、例えば特開平6−50468号公報及び特開平6−
50469号公報に開示されたものが知られている。こ
の技術では、図21に示すように、パイプ81は、ほぼ
直角状に折曲形成されるとともに、その一端に口金部8
2が形成され、他端に図示しないホースの接続部が形成
されている。また、口金部82近傍の所定箇所には固着
クリップ84が取付けられている。この固着クリップ8
4の両側にある係止部85の下端には爪85aが一体形
成されている。そして、該爪85aがデリバリパイプ8
6の引掛部87に係止されるとともに、デリバリパイプ
86の連通孔88に口金部82が嵌め込まれることによ
り、デリバリパイプ86にパイプ81が固定される。そ
の結果、パイプ81のデリバリパイプ86に対する上下
方向及び水平方向への位置決めが図られる。
【0006】上記の技術によれば、切削工程及び螺着作
業の省略及び部品点数の低減を図ることができる。その
結果、取付に際しての作業性の著しい向上が図られると
ともに、コストの低減を図ることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、固着クリップ84により固定される箇所と、
連通孔88に嵌め込まれる口金部82の箇所とは異なっ
ている場合があった。すなわち、口金部82自体が固定
されていない場合があった。このため、パイプ81に応
力が加わった場合には、その応力によって口金部82に
がたつきが発生してしまうおそれがあった。
【0008】また、固着クリップ84は、両側に延びる
係止部85の爪85aが所定の幅を有するデリバリパイ
プ86の引掛部87に引っ掛けられることにより固定さ
れていた。このため、固着クリップ84のパイプ86へ
の取付部分から、爪85までの距離、すなわち係止部8
5自体が比較的長いものとなっていた。従って、パイプ
81に応力が加わった場合には、係止部85が撓み、パ
イプ81にがたつきが生じてしまうおそれがあった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、パイプを介して相手部
品に接合された継手装置において、作業性の向上及びコ
ストの低減を図ることが可能で、パイプの口金部を確実
に固定でき、もって、口金部をはじめとするパイプのが
たつきを抑制することのできる継手装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、少なくとも一端
に口金部が形成されてなるパイプと、前記口金部が嵌め
込まれる連通孔を有する相手部品と、前記パイプの口金
部の外周又は前記相手部品の連通孔の内周に設けられ、
前記口金部と前記連通孔との間を密接するためのシール
部材と、前記パイプの口金部の近傍に取付けられた取付
部及び該取付部から少なくとも前記口金部を挟むか又は
囲むようにして延び、前記相手部品の連通孔と前記口金
部との上下方向及び水平方向への位置決め固定が可能な
係止部を有する固定手段とを備えた継手装置であって、
前記連通孔をアンダーカット状に形成するとともに、前
記相手部品の前記連通孔とは異なる箇所に係合凹部を形
成し、かつ、前記係止部を、所定の剛性を有する素材に
より形成するとともに、前記口金部を挟むか又は囲むよ
うにして延びる複数の係止爪と前記係合凹部に係合可能
な回動規制突起とから構成し、前記係止爪をアンダーカ
ット状の前記連通孔に係合させるとともに、前記回動規
制突起を前記係合凹部に係合させたことをその要旨とし
ている。
【0011】また、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の継手装置において、前記取付部は、前
記パイプに対し、かしめ固定又は前記取付部の上下位置
に前記パイプに一体的に形成された拡径部により固定さ
れていることをその要旨としている。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明において
は、請求項1又は2に記載の継手装置において、前記パ
イプに折曲部を形成するとともに、少なくともその折曲
部を断面略四角形状に形成したことをその要旨としてい
る。
【0013】加えて、請求項4に記載の発明において
は、請求項1〜3のいずれかに記載の継手装置におい
て、前記パイプには、前記固定手段を被覆するためのダ
ストカバーを設けたことをその要旨としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、パイプの少な
くとも一端には口金部が形成される。このパイプの口金
部の外周又は相手部品の連通孔の内周にシール部材が設
けられ、該シール部材により、口金部が連通孔に固定さ
れたときに両者間が密接される。また、パイプの口金部
の近傍には固定手段の取付部が取付けられる。そして、
口金部が連通孔に嵌め込まれたときに、取付部から延び
る係止部により、口金部は、少なくとも口金部を挟まれ
るか又は囲まれるようにして固定される。そして、相手
部品の連通孔と口金部との上下方向及び水平方向への位
置決め固定がなされる。
【0015】従って、孔付ボルト等の部品及びその螺着
等を要しないため、部品点数及び作業工数の低減が図ら
れる。また、口金部は、係止部により、少なくとも口金
部が挟まれるか又は囲まれるようにして固定されるた
め、口金部自身が固定されることとなり、パイプに応力
がかかったとしても、口金部のぐらつきが抑制される。
【0016】また、係止部のうちの係止爪が、アンダー
カット状に形成された連通孔に係合されることにより、
口金部自身の上下方向への移動が規制される。また、係
止部のうちの回動規制突起が相手部品の係合凹部に係合
されることにより、固定手段の回動が規制される。従っ
て、取付部と係止部の先端の係止爪との距離は、最小限
に止めることが可能となる。しかも、係止部は所定の剛
性を有している。このため、パイプに応力がかかったと
しても係止部が撓むことによって、口金部等がぐらつく
ことがない。
【0017】さらに、請求項2に記載の発明において
は、請求項1に記載の発明の作用に加えて、取付部は、
パイプに対し、かしめ固定又は取付部の上下位置にパイ
プに一体的に形成された拡径部により固定されている。
このため、蝋付け等の固定が施されなくとも、固定手段
は容易に、かつ、確実にパイプに対し固定されうる。
【0018】併せて、請求項3に記載の発明において
は、請求項1又は2のいずれかに記載の発明の作用に加
えて、パイプに折曲部が形成され、少なくともその折曲
部は断面略四角形状となっている。このため、折曲部部
分の曲率半径が小さい場合であっても、パイプが潰れた
りしにくくなり、充分な空間面積が確保されうる。
【0019】加えて、請求項4に記載の発明において
は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の作用に加え
て、パイプには、固定手段を被覆するためのダストカバ
ーが設けられる。このため、連通孔の内部にゴミ、ホコ
リ等の異物が侵入するのが抑制されうる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
10に基づいて説明する。図1は本実施例の継手装置を
示す断面図である。断面円環状をなすパイプ1の一端に
は、口金部2が形成されている。この口金部2は、ビー
ド加工が施されることにより形成された山部3及び谷部
4を有している。また、前記谷部4には、シール部材と
してのゴム製のOリング5が装着されている。一方、パ
イプ1の他端には、接続部6が形成されている。この接
続部6も山部6a及び谷部6bを有している。該接続部
6には、図示しない燃料タンクに連通する燃料ホース7
が接続されているとともに、その外周には、スリーブ8
がかしめ固定されている。また、前記パイプ1の途中
は、略直角状に折曲げられている。
【0021】本実施例において、相手部品を構成するデ
リバリパイプ9は略直方体状に形成されている。デリバ
リパイプ9の内部には、図示しないインジェクタに連通
する連通路11が形成されているとともに、その上部に
は、該連通路11に開口する連通孔12が穿設されてい
る。この連通孔12は、前記口金部2の山部3の外形と
ほぼ同径の下孔部13と、その上側に位置し、下孔部1
3よりも大径の部分を有するとともにアンダーカット形
状をなす上孔部14とからなっている。そして、前記パ
イプ1の口金部2が連通孔12に嵌め込まれることによ
り、パイプ1はデリバリパイプ9に対し連結固定されて
いる。
【0022】次に、その連結構造について説明する。図
1,4,10に示すように、口金部2の直上部には、バ
ネ鋼よりなる固定手段としての固着クリップ15が装着
されている。より詳しく説明すると、所定の剛性を有す
る固着クリップ15は、円筒状をなし、前記パイプ1に
対してかしめ固定された取付部16と、該取付部16か
ら下方へ広がるようにして延びる係止部17とからなっ
ている。また、係止部17は、略V字状をなす複数本の
(本実施例では4本の)係止爪18と、鉤状をなす回動
規制突起19とから構成されている。さらに、係止爪1
8は、前記口金部2を囲むようにして配列されており、
特に、各係止爪18の中心と口金部2の軸心とが一致し
ている。
【0023】一方、デリバリパイプ9上面の前記連通孔
12とは異なる部位には、前記回動規制突起19の端面
とほぼ同一形状をなす係合凹部21が形成されている。
そして、本実施例においては、前記係止爪18が連通孔
12の上孔部14に係止されているとともに、回動規制
突起19が前記係合凹部21に係合されている。
【0024】さらに、固着クリップ15の上方のパイプ
1には、該固着クリップ15を覆うようにしてゴム製の
ダストカバー22が装着されている。次に、本実施例の
ホース継手装置の製造方法及び接続方法について説明す
る。図2に示すように、まず、何も形成されていないパ
イプ1を用意する。そして、図3に示すように、このパ
イプ1の一端側にビード加工を施すことにより、山部3
及び谷部4を形成する。すなわち、口金部2を形成す
る。次に、図5に示すように、パイプ1の他端側から固
着クリップ15を嵌め込む。続いて図6に示すように、
パイプ1の他端側にビード加工を施すことにより、山部
6a及び谷部6bを形成する。すなわち、接続部6を形
成する。
【0025】次に、図7に示すように、固着クリップ1
5の取付部16をかしめることにより、固着クリップ1
5をパイプ1に対し固定する。そして、図8に示すよう
に、パイプ1を略直角状に折曲げる。その後、図9に示
すように、Oリング5を口金部2の谷部4に装着すると
ともに、ダストカバー22を取付ける。このようにし
て、パイプアッセンブリが作製される。
【0026】次に、上記のパイプアッセンブリを前記デ
リバリパイプ9に固定する。すなわち、図1,10に示
すように、係止部17の回動規制突起19が前記係合凹
部21に係合されるように、前記口金部2を連通孔12
に嵌め込む。すると、係止部17の係止爪18は、連通
孔12の上側から案内されてゆき、上孔部14のアンダ
ーカット形状により係止される。また、回動規制突起1
9が前記係合凹部21に係合される。さらに、Oリング
5が連通孔12の下孔部13内周面に密接し、口金部2
と連通孔12との間がシールされる。併せて、ダストカ
バー22の下端面がデリバリパイプ9の上面に当接し、
撓む。このため、固着クリップ15がダストカバー22
によって被覆されることとなる。
【0027】なお、燃料ホース7及びスリーブ8の装着
は、接続部6が形成された後であれば、いつでも行われ
うる。上述したように、本実施例では、ビード加工及び
折曲げ加工等によりパイプアッセンブリを作製すること
ができるため、従来技術で示したような切削加工を必要
としない。また、蝋付等による接合作業も必要としな
い。さらに、固着クリップ15を用いることにより、パ
イプ1をデリバリパイプ9に固定するため、従来技術で
用いた孔付ボルト等の部品を必要としない。併せて、回
動規制突起19を係合凹部21に係合させるだけで、パ
イプ1の回動を規制することができる。従って、回止板
等の部品を別途装着する必要がない。
【0028】これらのことから、継手装置を得るために
必要される作業工数の著しい低減を図ることができ、も
って作業性の著しい向上を図ることができる。また、部
品点数の低減を図ることができ、著しいコストの低減を
図ることができる。
【0029】さらに、口金部2は、係止爪18により、
少なくとも口金部2が囲まれるようにして固定される。
このため、口金部2自身が固定されることとなり、パイ
プ1に応力がかかったとしても、口金部2がぐらつくこ
とはない。その結果、口金部2を確実に固定することが
できる。しかも、本実施例では、各係止爪18の中心と
口金部2の軸心とが一致しているため、係止爪18によ
る応力のかかり方のバランスが図られる。その結果、上
記固定をさらに確実なものとすることができる。
【0030】併せて、本実施例では、係止部17の係止
爪18が、アンダーカット状に形成された連通孔12の
上孔部14に係合されることにより、口金部2自身の上
下方向への移動が規制される。従って、取付部16と係
止部17の先端の係止爪18との距離は、従来技術とは
異なり最小限に止めることが可能となる。しかも、係止
部17は所定の剛性を有している。このため、パイプ1
に応力がかかったとしても係止部17が撓むことによっ
て、口金部2等がぐらつくことがない。その結果、パイ
プ1の固定をさらに一層確実なものとすることができ
る。
【0031】加えて、本実施例では、パイプ1に装着さ
れたダストカバー22により、固着クリップ15が被覆
される。このため、連通孔12の内部にゴミ、ホコリ等
の異物が侵入するのを抑制することができ、Oリング5
に異物が付着するのを抑制することができる。その結
果、異物の侵入等によるトラブルの発生を未然に防止す
ることができる。
【0032】なお、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない
範囲で次のような実施もできる。 (1)前記実施例では、パイプ1の断面形状を円環状と
したが、図11に示すように、少なくとも略直角状に折
曲げられた折曲部1aの断面形状を略四角形状に形成す
るようにしてもよい。このような構成とすることによ
り、折曲部1aの曲げ部分の曲率半径が小さい場合であ
っても、パイプ1が潰れたりしにくくなり、充分な空間
面積が確保されうる。そして、このように曲率半径を小
さくした場合には、パイプ1の空間に占めるスペースを
小さくすることができ、ホース継手装置全体の小型化を
図ることができる。もちろん、パイプ1の全ての断面形
状を略四角形状としてもよい。
【0033】(2)前記実施例では、固定手段として円
筒状の取付部16を有する固着クリップ15を用いた
が、図12に示すような固着クリップ45を用いてもよ
い。すなわち、固着クリップ45の取付部46は、一端
が開口する開口部46aを有するとともに、断面略コ字
状の回動規制部46bを有している。一方、パイプ1に
は、予めかしめ形成された小径部1b及び回動規制突起
1cが形成されている。
【0034】そして、固着クリップ45が開口部46a
側から図の矢印方向に嵌め込まれることにより、パイプ
1の小径部1bに対して取付られる。このようにして取
付けられた固着クリップ45の取付部46の上下位置
は、パイプ1の小径部1bよりも大径の拡径部1eが存
在している。このため、当該拡径部1eにより、固着ク
リップ45の上下方向への移動が規制される。また、回
動規制突起1cには固着クリップ45の回動規制部46
bが嵌め込まれることから、固着クリップ45の回動も
規制される。このように、円筒状の取付部16を有する
場合には、パイプ1の長さ方向に嵌め込む必要があった
前記実施例とは異なり、上記例では、固着クリップ45
のパイプ1に直交する方向からの取付ができる。その結
果、取付作業のさらなる簡素化を図ることができる。
【0035】(3)上記別例の他の態様として、図13
に示すような固着クリップ48を用いてもよい。すなわ
ち、固着クリップ48の取付部49は、平面略C字状を
なし、一端が開口する開口部49aを有している。但
し、本例では、上記(2)の別例で設けられていた回動
規制部46bは設けられておらず、しかも、この開口部
49aの開口幅は、充分に小さいものとなっている。一
方、パイプ1には、上下一対の拡径部としての山部5
0,51と、これら山部50,51から上下方向に延び
る突起50a,51aとがビード加工によって形成され
ている。前記突起50a,51aは開口部49aとほぼ
同一の幅を有している。
【0036】そして、固着クリップ48が開口部49a
側から図の矢印方向に嵌め込まれることにより、パイプ
1の山部50,51間に取付けられる。このようにして
取付けられた固着クリップ48の取付部49の上下方向
への移動は、山部50,51の存在により規制される。
また、開口部49aは丁度50a,51aに嵌め込まれ
ることから、固着クリップ48の回動も規制される。本
例においても、上記別例とほぼ同等の効果を奏する。
【0037】(4)前記実施例では、係止部17を、4
本の係止爪18と、1本の回動規制突起19とから構成
したが、係止爪18は2本以上であれば何本でもよい。
また、回動規制突起19は複数本であってもよい。さら
に、これらの形状は上記実施例のものに何ら限定される
ものではない。
【0038】(5)前記実施例では、シール部材として
Oリング5を採用したが、その外にも、以下のようなシ
ール部材を用いてもよい。 (5−1)図14に示すようなOリング55を用いても
よい。このOリング55は、ゴム製のリング本体55a
と、その内部に埋設されたスプリング55bとを備えて
いる。このような構成とすることにより、ゴムのみによ
り構成されたOリング5に比べて、スプリング55bの
存在により伸縮力が増大し、締付力が増大したものとな
り、さらなるシール性の向上を図ることができる。
【0039】(5−2)図15に示すような円筒状のゴ
ム製のリング56を用いてもよい。このリング56を用
いた場合には、連通孔12内に突起58を形成するのが
望ましい。かかる構成としても充分なシール性が確保さ
れる。
【0040】(5−3)図16に示すような筒状のゴム
製のリング59を用いてもよい。このリングは上方ほど
厚肉なテーパ状をなしている。かかる構成とすることに
より、ゴム製のリング59の弾性力と、係止部17、特
に係止爪18の上孔部14への係合力との相乗効果によ
り、優れたシール性及び固定性の確保が可能となる。ま
た、テーパ状をなすリング59により、図の上下方向の
応力も吸収することができる。
【0041】(5−4)図17に示すような円環状のゴ
ム製のリング60を連通孔12内周面側に付着させるよ
うな構成としてもよい。かかる構成としても上記実施例
と同等の効果を奏する。また、同図に示すように、リン
グ60の内周側端縁が下方に湾曲しているような場合に
は、連通路11及び連通孔12内からの燃料温度の上昇
に伴う圧力の上昇があったとき、その圧力は図の矢印方
向に加わる。このため、その圧力により一層のシール力
の向上を図ることができる。
【0042】(5−5)図18に示すような円環状のゴ
ム製のリング62をデリパリパイプ63のアンダーカッ
ト状の収容部64に収容させる構成としてもよい。この
リングは断面略逆V字状をなしている。このため、図1
9に示すように、上記の如く燃料温度の上昇に伴う圧力
の上昇があったとき、その圧力は図の矢印方向に加わ
る。このため、その圧力によりパイプ1の口金部2も押
されることとなり、より一層のシール力の向上を図るこ
とができる。
【0043】(5−6)シール部材を構成する素材とし
て、ゴム以外にも軟質樹脂等を採用してもよい。 (6)前記実施例で採用したダストカバー22を省略す
る構成としてもよい。
【0044】(7)前記実施例では、固着クリップ15
を、バネ鋼により構成したが、ステンレス等のその外の
金属や、耐熱性を有する樹脂等、所定の剛性を有してい
ればいかなる素材を用いてもよい。
【0045】(8)前記両実施例では、燃料ホース7と
デリバリパイプ9との継手装置について具体化したが、
相手部品としては、その外にフューエルフィルタ、燃料
タンク等を採用してもよい。また、燃料ホース7の代わ
りにブレーキホース、パワステホース等の各種ホースを
採用してもよい。さらに、接続部6の代わりに他端側に
も口金部2を有するタイプものであってもよい。かかる
場合には、当該他端の口金部2には、各種相手部材が接
続される。特許請求の範囲の各請求項に記載されないも
のであって、上記実施例から把握できる技術的思想につ
いて以下にその効果とともに記載する。
【0046】(a)請求項1〜4に記載の継手装置にお
いて、前記シール部材は、Oリングよりなることを特徴
とする。このような構成とすることにより、シール部材
の装着を容易に行うことができる。
【0047】(b)請求項1〜4に記載の継手装置にお
いて、前記シール部材は、内部にスプリングを有するO
リングよりなることを特徴とする。このような構成とす
ることにより、伸縮力が増大し、締付力が増大したもの
となり、さらなるシール性の向上を図ることができる。
【0048】(c)請求項1〜4に記載の継手装置にお
いて、前記シール部材は、筒状のリングよりなることを
特徴とする。かかる構成としても、充分なシール性を確
保することができる。
【0049】(d)請求項1〜4及び上記付記(a)〜
(c)に記載の継手装置において、前記係止部又はその
係止爪の中心と口金部の軸心とが一致していることを特
徴とする。かかる構成とすることにより、固定の確実性
をさらに向上させることができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4に記
載の継手装置によれば、パイプを介して相手部品に接合
された継手装置において、該装置を得るに際しての作業
性の向上及びコストの低減を図ることができるととも
に、パイプの口金部を確実に固定でき、もって、口金部
をはじめとするパイプのがたつきを抑制することができ
るという優れた効果を奏する。
【0051】特に、請求項3に記載の継手装置によれ
ば、折曲部部分の曲率半径が小さい場合であっても、パ
イプが潰れたりしにくくなり、充分な空間面積が確保さ
れうる。その結果、継手装置全体の小型化を図ることが
できるという優れた効果を奏する。
【0052】また、請求項4に記載の継手装置によれ
ば、連通孔の内部にゴミ、ホコリ等の異物が侵入するの
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例における継手装置
を示す断面図である。
【図2】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示すパイプの断面図である。
【図3】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示すパイプの断面図である。
【図4】一実施例における固着クリップを示す斜視図で
ある。である。
【図5】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示すパイプ及び固着クリップの断面図である。
【図6】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示すパイプ等の断面図である。
【図7】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示す図であって、固着クリップの取付部をかしめ固定
した状態を示すパイプ等の断面図である。
【図8】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示す図であって、パイプを折曲げた状態を示す断面図
である。
【図9】一実施例において継手装置を製造する際の手順
を示す図であって、パイプにOリング等を装着した状態
を示す断面図である。
【図10】一実施例においてパイプアッセンブリをデリ
バリパイプに固定する際の作用を示す斜視図である。
【図11】本発明を具体化した別の実施例におけるパイ
プを示す断面図である。
【図12】別の実施例における継手装置を示す断面図で
ある。
【図13】別の実施例における継手装置を示す断面図で
ある。
【図14】別の実施例におけるシール部材を示す平面図
である。
【図15】別の実施例におけるシール部材の構造を示す
断面図である。
【図16】別の実施例におけるシール部材の構造を示す
断面図である。
【図17】別の実施例におけるシール部材の構造を示す
断面図である。
【図18】別の実施例におけるシール部材の構造を示す
断面図である。
【図19】別の実施例において図18の状態からパイプ
を嵌め込んだときの作用を示す断面図である。
【図20】従来技術における継手装置を示す斜視図であ
る。
【図21】従来技術における継手装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…パイプ、1a…折曲部、2…口金部、5,55…シ
ール部材としてのOリング、6…接続部、7…ホース、
9…相手部品としてのデリバリパイプ、12…連通孔、
15,45,48…固定手段としての固着クリップ、1
6,46,49…取付部、17…係止部、18…係止
爪、19…回動規制突起、21…係合凹部、22…ダス
トカバー、56,59,60,62…シール部材として
のリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 毅 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 大島 照光 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に口金部(2)が形成さ
    れてなるパイプ(1)と、 前記口金部(2)が嵌め込まれる連通孔(12)を有す
    る相手部品(9)と、 前記パイプ(1)の口金部(2)の外周又は前記相手部
    品(9)の連通孔(12)の内周に設けられ、前記口金
    部(2)と前記連通孔(12)との間を密接するための
    シール部材(5,55,56,59,60,62)と、 前記パイプ(1)の口金部(2)の近傍に取付けられた
    取付部(16,46,49)及び該取付部(16,4
    6,49)から少なくとも前記口金部(2)を挟むか又
    は囲むようにして延び、前記相手部品(9)の連通孔
    (12)と前記口金部(2)との上下方向及び水平方向
    への位置決め固定が可能な係止部(17)を有する固定
    手段(15,45,48)とを備えた継手装置であっ
    て、 前記連通孔(12)をアンダーカット状に形成するとと
    もに、前記相手部品(9)の前記連通孔(12)とは異
    なる箇所に係合凹部(21)を形成し、かつ、前記係止
    部(17)を、所定の剛性を有する素材により形成する
    とともに、前記口金部(2)を挟むか又は囲むようにし
    て延びる複数の係止爪(18)と前記係合凹部(21)
    に係合可能な回動規制突起(19)とから構成し、前記
    係止爪(18)をアンダーカット状の前記連通孔(1
    2)に係合させるとともに、前記回動規制突起(19)
    を前記係合凹部(21)に係合させたことを特徴とする
    継手装置。
  2. 【請求項2】 前記取付部(16,46,49)は、前
    記パイプ(1)に対し、かしめ固定又は前記取付部(1
    6,46,49)の上下位置に前記パイプ(1)に一体
    的に形成された拡径部(1e,50,51)により固定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の継手装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パイプ(1)に折曲部(1a)を形
    成するとともに、少なくともその折曲部(1a)を断面
    略四角形状に形成したことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の継手装置。
  4. 【請求項4】 前記パイプ(1)には、前記固定手段
    (15,45,48)を被覆するためのダストカバー
    (22)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の継手装置。
JP5947294A 1994-03-29 1994-03-29 継手装置 Pending JPH07269771A (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100640919B1 (ko) * 2000-05-08 2006-11-02 엘지전자 주식회사 가스기기의 밸브와 메인파이프 체결구조
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