JPH07269715A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

ボールジョイント用ダストカバー

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Publication number
JPH07269715A
JPH07269715A JP6083696A JP8369694A JPH07269715A JP H07269715 A JPH07269715 A JP H07269715A JP 6083696 A JP6083696 A JP 6083696A JP 8369694 A JP8369694 A JP 8369694A JP H07269715 A JPH07269715 A JP H07269715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
bellows
fixing portion
ball joint
large diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP6083696A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Iwata
明生 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIIPAA KK
Keeper Co Ltd
Original Assignee
KIIPAA KK
Keeper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KIIPAA KK, Keeper Co Ltd filed Critical KIIPAA KK
Priority to JP6083696A priority Critical patent/JPH07269715A/ja
Publication of JPH07269715A publication Critical patent/JPH07269715A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0666Sealing means between the socket and the inner member shaft
    • F16C11/0671Sealing means between the socket and the inner member shaft allowing operative relative movement of joint parts due to flexing of the sealing means

Abstract

(57)【要約】 【目的】 補強環をなくしてもベロー部のS字湾曲が起
こらないようにする。また、小径固定部のリップの浮上
やベロー部のナックルハウジングとの接触による摩滅を
防止する。 【構成】 中程が膨らみ大径固定部3よりも大径の最大
径部5を有し、かつこの最大径部5よりも小径固定部2
側寄りの肉厚が大径固定部3側寄りの肉厚よりも厚肉で
あり、さらに最大径部5と大径固定部3との間で大径固
定部3の近傍を除く箇所に最小薄肉部6を設けたベロー
部4とし、ボールジョイントにセットされて軸方向の圧
縮力を受けた際に、大径固定部3寄りの薄肉部、特に最
小薄肉部6が変形して全体に大径固定部3側に移動する
ようにベロー部4が湾曲するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
のリンク装置やシフトレバーなどに用いられているボー
ルジョイントを保護するダストカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のダストカバーとしては、例えば
図4及び図5に示すようなものが従来知られている(実
公平2−36973号)。このダストカバー101は、
ボールジョイントのボールスタッド107に装着される
小径固定部102と、ソケット108側に装着される大
径固定部103及びこれらの間で変形するほぼ円筒状の
ベロー部104とから成り、小径固定部102及び大径
固定部103にはこの部分の変形を防ぐための補強環1
05,106が埋設されている。また、ベロー部104
の肉厚は局部的に変形するのを防ぐためほぼ均一に設け
られている。したがって、ボールジョイントに装着され
たとき軸方向に圧縮されて図5に示すように変形する。
【0003】しかしながら、このボールジョイント用ダ
ストカバー101では大径固定部103及び小径固定部
102に補強環105,106を埋設しているためコス
ト高となる問題を有している。そこで、このダストカバ
ーのコストダウンを図るため補強環105,106をな
くすことが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補強環
を除いた均一な肉厚のベロー部を有する図6に示すよう
なダストカバー201の場合、ボールジョイントに装着
されて軸方向に圧縮されたとき、ベロー部204がS字
湾曲を起こして小径固定部202のリップ203を浮き
上がらせシール性を失ってしまう問題を有している。ま
た、ボールスタッド205側のナックルハウジング20
6が大径の場合、図7に示すようにボールスタッド20
5が傾いた際に、S字湾曲したベロー部204がナック
ルハウジング206側へ押しつけられて摩耗し穴があく
虞がある。これによって、ダストカバーの機能が失われ
ボールジョイントが錆びる事態を招く虞もある。
【0005】本発明は補強環をなくしてもベロー部のS
字湾曲を起こすことがないボールジョイント用ダストカ
バーを提供することを目的とする。また、本発明は小径
固定部のリップの浮上やベロー部のナックルハウジング
との接触による摩滅を防止するボールジョイント用ダス
トカバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、ボールスタッドに装着される小径固定部
と、ソケット側に装着される大径固定部及びこれらの間
で変形するベロー部とから成るボールジョイント用ダス
トカバーにおいて、中程が膨らみ大径固定部よりも大径
の最大径部を有し、かつこの最大径部よりも小径固定部
側寄りの肉厚が大径固定部側寄りの肉厚よりも厚肉であ
り、さらに最大径部と大径固定部との間でかつ大径固定
部近傍を除く箇所に最小薄肉部を設けたベロー部とする
ようにしている。
【0007】
【作用】したがって、ボールジョイントにセットされて
軸方向の圧縮力を受けたベロー部は、大径固定部寄りの
薄肉部、特に最大径部よりも若干大径固定部寄りの部分
に設けられた最小薄肉部によって積極的に大径固定部と
最大径部との間で変形が起こり、ベロー部全体が大径固
定部側へ移動すると共に大径固定部の近傍に応力が集中
するのを防ぎS字湾曲を起こさない。また、ソケット側
に移動するように湾曲したベロー部は、ボールスタッド
が傾いても、ナックルハウジングとは干渉を起こさな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0009】図1に本発明のボールジョイント用ダスト
カバー1の一実施例を示す。このダストカバー1は、一
般にクロロプレンゴムなどの合成ゴムで成形されてお
り、ボールジョイントのボールスタッドに装着される小
径固定部2と、ソケット側に装着される大径固定部3及
びこれらの間で変形するベロー部4とを有している。
【0010】そして、ベロー部4は、大径固定部3より
も更に大径の最大径部5を設けて中程が膨らんだちょう
ちん型に形成され、かつ最大径部5よりも小径固定部2
側の肉厚が大径固定部3側の肉厚よりも厚肉に形成され
ている。最大径部5より小径固定部2側のベロー部4の
肉厚は、小径固定部2に向かうに従って徐々に肉厚が厚
くなり小径固定部2で最大肉厚となるように設けられて
いる。また、最大径部5と大径固定部3との間でかつ大
径固定部3の近傍を除く箇所には最小薄肉部6が形成さ
れている。ここで、最小薄肉部6は最大径部5付近の肉
厚の80%〜95%の肉厚とすることが好ましい。80
%よりも薄いと繰り返し屈曲によって破損し易くなり、
95%よりも厚いとS字湾曲を起こし易くなる虞があ
る。なお、ベロー部4をちょうちん型に形成して小径固
定部2から最大径部5にかけての傾きを大きくするとと
もに、最小薄肉部6を設けてS字湾曲を防いでいるの
で、ベロー部4がソケット12側へ移動するように変形
する際にもソケット12に対する接触圧力が小さくな
る。
【0011】小径固定部2には内周面に複数本のリップ
8,9が形成され、ボールスタッド10と密着するよう
に設けられている。本実施例の場合、ボールスタッド1
0はナックルハウジング11から突出する部分が徐々に
径を大きくするテーパーを有しているため、これに沿っ
てリップ8,9も大径固定部3へ向かうほど高さが低く
形成され、ボールスタッド10に同じ密着力を発揮する
ように設けられている。
【0012】大径固定部3はソケット12側に設けられ
る環状の凹部13と密着嵌合する形状に設けられてい
る。そして、その外側の溝部7に締め付けバンド14を
装着するように設けられている。
【0013】以上のように構成された本発明のボールジ
ョイント用ダストカバー1によれば、ボールジョイント
にセットされた際、軸方向の圧縮力を受けたベロー部4
は図2に示すように、大径固定部3寄りの薄肉部6が変
形して全体に大径固定部3側に移動するように湾曲す
る。したがって、ベロー部4にS字湾曲が起こらず小径
固定部2のリップ部8,9が浮上してボールスタッド1
0に対する密着力を低下させることはない。また、ソケ
ット12側に移動するように湾曲したベロー部4は、図
3に示すようにボールスタッド10が傾いても、ナック
ルハウジング11とは干渉を起こすことがない。また、
ソケット12側と接触しても、ソケット12とベロー部
4は互いに固定されていることに加えて接触圧力を低減
できるのでほとんど摩耗することはない。
【0014】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のボールジョイント用ダストカバーは、中程が膨らみ大
径固定部よりも大径の最大径部を有し、かつこの最大径
部よりも小径固定部側寄りの肉厚が大径固定部側寄りの
肉厚よりも厚肉であり、さらに最大径部と大径固定部と
の間で大径固定部の近傍を除く箇所に最小薄肉部を設け
たベロー部としたので、ボールジョイントにセットされ
て軸方向の圧縮力を受けた際に、大径固定部寄りの薄肉
部、特に最小薄肉部が変形して全体に大径固定部側に移
動するようにベロー部が湾曲する。
【0016】したがって、補強環を有していなくともベ
ロー部にS字湾曲が起こらず、小径固定部のリップ部が
浮上してボールスタッドに対する密着力を低下させるこ
とはない。
【0017】また、ベロー部がソケット側に移動するよ
うに湾曲するので、ボールスタッドが傾いても、ナック
ルハウジングとは干渉を起こすことがなく、穴があくこ
とがない。また、ソケット側と接触しても、ソケットと
ベロー部は互いに固定されていることに加えて接触圧力
を低減できるのでほとんど摩耗することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールジョイント用ダストカバーの一
実施例を示す中央縦断面図である。
【図2】図1に示すダストカバーをボールジョイントに
装着し、ボールスタッドが傾いていない状態を示す説明
図である。
【図3】図1に示すダストカバーをボールジョイントに
装着し、ボールスタッドが傾いた状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来のボールジョイント用ダストカバーの一例
を示す中央縦断面図である。
【図5】図4に示すダストカバーをボールジョイントに
装着し、ボールスタッドが傾いていない状態を示す説明
図である。
【図6】補強環のないダストカバーをボールジョイント
に装着し、ボールスタッドが傾いていない状態を示す説
明図である。
【図7】補強環のないダストカバーをボールジョイント
に装着し、ボールスタッドが傾いた状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 小径固定部 3 大径固定部 4 ベロー部 5 最大径部 6 最小薄肉部 10 ボールスタッド 12 ソケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールスタッドに装着される小径固定部
    と、ソケット側に装着される大径固定部及びこれらの間
    で変形するベロー部とから成るボールジョイント用ダス
    トカバーにおいて、前記ベロー部は中程が膨らみ前記大
    径固定部よりも大径の最大径部を有し、かつこの最大径
    部よりも前記小径固定部側寄りの肉厚が前記大径固定部
    側寄りの肉厚よりも厚肉とすると共に前記最大径部と前
    記大径固定部との間でかつ前記大径固定部近傍を除く箇
    所に最小薄肉部を設けたことを特徴とするボールジョイ
    ント用ダストカバー。
JP6083696A 1994-03-31 1994-03-31 ボールジョイント用ダストカバー Pending JPH07269715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239970A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Somic Ishikawa Inc ボールジョイント用ダストカバー
EP3862585A4 (en) * 2018-10-01 2022-06-08 NOK Corporation DUST COVER

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007239970A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Somic Ishikawa Inc ボールジョイント用ダストカバー
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