JP7117924B2 - ダストカバー - Google Patents

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本発明は、ボールジョイントに用いられるダストカバーに関する。
従来、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントにおいては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバーが用いられている。図6及び図7を参照して、従来例に係るボールジョイントに用いられるダストカバーについて説明する。図6は従来例に係るダストカバーの模式的断面図である。図7は従来例に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図の一部拡大図である。
ボールジョイントは、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300に結合されるナックル400とを備えている。そして、ダストカバー700は、変形可能な膜状の胴体部710と、胴体部710の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部730と、胴体部710の他端側に設けられるシール部720とを一体に備えている。このダストカバー700はゴムなどの弾性体単体により構成される。また、シール部720は、ボールスタッド300に摺動自在に設けられる内周シール部721,722と、ナックル400に対して摺動自在に設けられる補助シール部723及びダストリップ724とを備えている。
そして、従来例に係るダストカバー700においては、胴体部710とシール部720とが繋がる部分のうちの内周面側は、胴体部710におけるシール部720に向かって縮径する内周面側傾斜面711と、シール部720における平面状の面725とが滑らかに繋がっている。また、胴体部710とシール部720とが繋がる部分のうちの外周面側は、胴体部710におけるシール部720に向かって縮径する外周面側傾斜面712と、シール部720における円柱面状の面726とが滑らかに繋がっている。
以上のように構成されるダストカバー700により、ソケット200に対してボールスタッド300が搖動しても回転しても、ダストカバー700によりシール機能が発揮される。
しかしながら、使用環境によっては、ソケット200に対してボールスタッド300が大きく揺動したり、初期設定の状態で、ソケット200に対してボールスタッド300が傾いた状態で用いられたりすることがある。このような場合には、上記従来例に係るダストカバー700では品質性が維持できないおそれがあった。この点について、以下に説明する。
ダストカバー700においては、シール部720については、ボールスタッド300及びナックル400に対するシール性を維持させるために、変形し難いのが望ましい。これに対して、胴体部710については、ソケット200に対するボールスタッド300の揺動に追随するために、変形し易いのが望ましい。
しかしながら、上記のように構成されるダストカバー700においては、胴体部710が変形すると、胴体部710とシール部720とが互いに引っ張り合うなど相互に大きく影響し合う状態となる。これにより、胴体部710については、シール部720に引っ張られたりすることで、変形範囲が狭くなってしまう。また、シール部720については、胴体部710に引っ張られたりすることで、変形してしまう。図7においては、ソケット
200に対してボールスタッド300が大きく傾いた状態におけるダストカバー700の様子を示している。図示のように、胴体部710の変形範囲が狭いことに起因して、胴体部710が干渉し易くなってしまう(図7中、Yで示す部分参照)。また、シール部720が変形してしまうことに起因して、ボールスタッド300から離れてしまい易くなってしまう(図7中、Zで示す部分参照)。
なお、シール部の内部、または、シール部と胴体部とが繋がる部分の内部に、金属などにより構成される補強環を埋設することで、シール部と胴体部とが互いに影響することを抑制する技術も知られている。しかしながら、この場合には、コストが高くなるなどの問題がある。従って、上記のような補強環を備えていない構成において、シール部と胴体部とが互いに影響することを抑制する技術が望まれている。
特開2000-230540号公報 特開平8-159147号公報
本発明の目的は、シール部の内部、または、シール部と胴体部とが繋がる部分の内部に補強環が埋設されていなくても、シール部と胴体部とが互いに影響することを抑制することのできるダストカバーを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のダストカバーは、
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボール
スタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられ、前記軸部と結合部材に対してそれぞれ摺動自在に備えられるシール部と、を一体に有すると共に、
少なくとも、前記胴体部及びシール部は、弾性体単体で構成されるダストカバーであって、
前記胴体部とシール部とが繋がる部分のうちの内周面側は、前記胴体部における前記シール部に向かって縮径する内周面側傾斜面と、前記シール部における平面状の面とが、円柱面状段差面により繋がっており、
前記胴体部とシール部とが繋がる部分のうちの外周面側は、前記胴体部における前記シール部に向かって縮径する外周面側傾斜面と、前記シール部における円柱面状の面とが、平面状段差面により繋がっており、
ダストカバーの中心軸線方向において、前記平面状段差面が設けられている位置は、前記円柱面状段差面が設けられている範囲と重ならない位置に設けられており、前記平面状段差面の仮想的な延長面は前記円柱面状段差面に重ならないことを特徴とする。
本発明における「平面状」とは、平面の場合に限らず、略平面の場合も含まれる。また、本発明における「円柱面状」とは、円柱面の場合に限らず、略円柱面の場合も含まれる。そして、本発明によれば、胴体部とシール部とが繋がる部分においては、内周面側は円
柱面状段差面により繋がっており、外周面側は平面状段差面によって繋がっている。そして、ダストカバーの中心軸線方向において、平面状段差面が設けられている位置は、円柱面状段差面が設けられている範囲と重ならない位置に設けられている。従って、シール部は、胴体部に対して首振りし易い。これにより、胴体部が変形しても、胴体部とシール部とが互いに引っ張り合うなど相互に影響してしまうことを抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、シール部の内部、または、シール部と胴体部とが繋がる部分の内部に補強環が埋設されていなくても、シール部と胴体部とが互いに影響することを抑制することができる。
図1は本発明の実施例1に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例1に係るダストカバーの模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係るダストカバーにおけるシール部付近を拡大した模式的断面図である。 図4は本発明の実施例1に係るダストカバーがボールジョイントに装着された状態におけるダストカバーの様子を示す模式的断面図である。 図5は本発明の実施例2に係るダストカバーにおけるシール部付近を拡大した模式的断面図である。 図6は従来例に係るダストカバーの模式的断面図である。 図7は従来例に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図の一部拡大図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1~図4を参照して、本発明の実施例1に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るボールジョイント及びボールジョイントに装着されるダストカバーの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面でダストカバー等を切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例1に係るダストカバーの模式的断面図である。図2においては、ダストカバーに外力が作用していない状態を示している。また、ダストカバーに外力が作用していない状態においては、ダストカバーは回転対称形状である。図2においては、ダストカバーに外力が作用していない状態において、ダストカバーの中心軸線を含む面でダストカバーを切断した断面図を示している。なお、以下の説明において、「ダストカバーの中心軸線」とは、ダストカバーに外力が作用していない状態におけるダストカバーの中心軸線を意味する。図3は本発明の実施例1に係るダストカバーにおけるシール部付近を拡大した模式的断面図である。図4は本発明の実施例1に係るダストカバーがボールジョイントに装着された状態におけるダストカバーの様子を示す模式的断面図であり、ボールスタッドが大きく傾いた状態におけるダストカバーの様子を示している。
<ボールジョイント>
特に、図1を参照して、本実施例に係るダストカバーを適用可能なボールジョイントの
一例を説明する。ボールジョイントは、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300の軸部310と結合する結合部材としてのナックル400とを備えている。
ボールスタッド300は、軸部310の一端に球形部320を有している。ソケット200は、環状のケース210と、ケース210の底側に固定される底板220と、球形部320の軸受230とを備えている。軸受230は、球形部320の曲率半径と同径の球形状の面で構成された軸受面231を有している。ナックル400は、軸部230における球形部320とは反対側において、ナット500によって、軸部310と結合されている。
そして、本実施例に係るボールジョイントにおいては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバー100が備えられている。
<ダストカバー>
特に、図2を参照して、本実施例に係るダストカバー100について説明する。ダストカバー100は、変形可能な胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられる被固定部130と、胴体部110の他端側に設けられるシール部120とを備えている。これらの胴体部110と被固定部130とシール部120は一体となっている。また、本実施例に係るダストカバー100においては、これらの胴体部110,被固定部130及びシール部120は、ゴムなどの弾性体単体により構成されている。
胴体部110は、中央付近が外側に膨らんだ環状の部分により構成される。ただし、胴体部110の構成は、図示の例に限定されることはない。例えば、胴体部については、中央付近が円筒形状に近く、あまり膨らんでいない形状の構成を採用することもできるし、蛇腹形状の構成を採用することもできる。
被固定部130は、ソケット200に固定される。より具体的には、被固定部130は、ソケット200のケース210に固定される。本実施例の場合には、被固定部130の外周面を締め付ける締結部材600によってケース210に固定される(図1参照)。ただし、被固定部130のソケット200への固定方法は、図示の例に限定されることはない。例えば、被固定部130の内部に金属などの剛体により構成される環状部材を埋設する構成を採用し得る。
シール部120は、ボールスタッド300における軸部310とナックル400に対してそれぞれ摺動自在に設けられている。以下、シール部120について、より詳細に説明する。
<シール部>
特に、図2及び図3を参照して、シール部120について説明する。シール部120は、ボールスタッド300の軸部310に摺動自在に設けられる内周シール部121,122と、ナックル400に対して摺動自在に設けられる補助シール部123及びダストリップ124とを備えている。内周シール部121,122は、それぞれ、径方向内側に向かって突出する環状突起により構成されている。また、補助シール部123は、ナックル400に向かって突出する環状突起により構成されている。更に、ダストリップ124は、ナックル400に向かいつつ、径方向外側に向かって伸びるように構成されている。
そして、胴体部110とシール部120とが繋がる部分のうちの内周面側は、胴体部110におけるシール部120に向かって縮径する内周面側傾斜面111と、シール部12
0における平面状の面125とが、円柱面状段差面141により繋がっている。また、胴体部110とシール部120とが繋がる部分のうちの外周面側は、胴体部110におけるシール部120に向かって縮径する外周面側傾斜面112と、シール部120における円柱面状の面126とが、平面状段差面142により繋がっている。
ここで、ダストカバー100の中心軸線方向において、平面状段差面142が設けられている位置は、円柱面状段差面141が設けられている範囲と重ならない位置に設けられている。本実施例の場合には、ダストカバー100の中心軸線方向において、平面状段差面142が設けられている位置は、円柱面状段差面141が設けられている範囲よりも、補助シール部123及びダストリップ124が備えられている側に設けられている。
なお、本実施例におけるシール部120に関する各部の寸法は、以下のように設定される。ダストカバー100の中心軸線方向において、円柱面状段差面141が設けられている位置と、平面状段差面142が設けられている位置との距離S1は、0.1mm以上に設定するとよい。平面状の面125の径方向の幅L1は、1.0mm以上に設定される。平面状段差面142の径方向の幅L2は、0.5mm以上に設定される。円柱面状段差面141におけるダストカバー100の中心軸線方向の距離H1は、0.1mm以上に設定される。円柱面状段差面141と円柱面状の面126との径方向の距離A1は2mm以上に設定される。平面状段差面142における径方向内側の端部と、内周面側傾斜面111との最短距離A2は、2mm以上に設定される。
なお、本実施例においては、内周シール部121,122が、ボールスタッド300の軸部310の外周表面に対して直接摺動する場合の構成を示している。ただし、ボールジョイントにおいては、ボールスタッドの軸部にリテーナが固定されて、ダストカバーにおける内周シール部がリテーナに対して摺動する構成も知られている。本発明は、このような場合も含まれる。
以上のように構成されるダストカバー100においては、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動する(図1中、矢印P参照)と、胴体部110が変形する。また、ソケット200に対してボールスタッド300が回転する(図1中、矢印Q参照)と、シール部120はボールスタッド300の軸部310及びナックル400に対して摺動する。これにより、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動しても回転しても、ダストカバー100によりシール機能が発揮される。
<本実施例に係るダストカバーの優れた点>
本実施例に係るダストカバー100によれば、胴体部110とシール部120とが繋がる部分においては、内周面側は円柱面状段差面141により繋がっており、外周面側は平面状段差面142によって繋がっている。そして、ダストカバー100の中心軸線方向において、平面状段差面142が設けられている位置は、円柱面状段差面141が設けられている範囲と重ならない位置に設けられている。従って、シール部120は、胴体部110に対して首振りし易い。これにより、胴体部110が変形しても、胴体部110とシール部120とが互いに引っ張り合うなど相互に影響してしまうことを抑制することができる。このように、本実施例に係るダストカバー100によれば、シール部120の内部、または、シール部120と胴体部110とが繋がる部分の内部に補強環が埋設されていなくても、シール部120と胴体部110とが互いに影響することを抑制することができる。
従って、図4に示すように、ソケット200に対してボールスタッド300が大きく傾いた状態においても、シール部120については殆ど変形しない状態が維持されつつ、胴体部110は大きく変形することが可能となる。これにより、胴体部110の干渉を抑制
することができる(図4中、Xで示す部分参照)。また、シール部120における内周シール部121,122がボールスタッド300の軸部310から離れてしまうことも抑制することができる。
(実施例2)
図5には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、ダストカバーの中心軸線方向において、平面状段差面が設けられている位置が、円柱面状段差面が設けられている範囲よりも、補助シール部及びダストリップが備えられている側に設けられている場合の構成を示した。これに対し、本実施例においては、ダストカバーの中心軸線方向において、平面状段差面が設けられている位置が、円柱面状段差面が設けられている範囲よりも、被固定部が備えられている側に設けられている場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は本発明の実施例2に係るダストカバーにおけるシール部付近を拡大した模式的断面図である。なお、本実施例に係るダストカバーは、シール部の構成のみが、実施例1と異なるため、シール部以外の構成については、図示及び説明を省略する。
本実施例に係るダストカバーにおけるシール部150においても、上記実施例1の場合と同様に、ボールスタッドの軸部に摺動自在に設けられる内周シール部151,152と、ナックルに対して摺動自在に設けられる補助シール部153及びダストリップ154とを備えている。内周シール部151,152は、それぞれ、径方向内側に向かって突出する環状突起により構成されている。また、補助シール部153は、ナックルに向かって突出する環状突起により構成されている。更に、ダストリップ154は、ナックルに向かいつつ、径方向外側に向かって伸びるように構成されている。
そして、胴体部110とシール部150とが繋がる部分のうちの内周面側は、胴体部110におけるシール部150に向かって縮径する内周面側傾斜面111と、シール部150における平面状の面155とが、円柱面状段差面161により繋がっている。また、胴体部110とシール部150とが繋がる部分のうちの外周面側は、胴体部110におけるシール部150に向かって縮径する外周面側傾斜面112と、シール部150における円柱面状の面156とが、平面状段差面162により繋がっている。
ここで、ダストカバー100の中心軸線方向において、平面状段差面162が設けられている位置は、円柱面状段差面161が設けられている範囲と重ならない位置に設けられている。本実施例の場合には、ダストカバー100の中心軸線方向において、平面状段差面162が設けられている位置は、円柱面状段差面161が設けられている範囲よりも、被固定部が備えられている側(補助シール部153及びダストリップ154が備えられている側とは反対側)に設けられている。
なお、本実施例におけるシール部150に関する各部の寸法は、以下のように設定される。ダストカバー100の中心軸線方向において、円柱面状段差面161が設けられている位置と、平面状段差面162が設けられている位置との距離S2は、0.1mm以上に設定するとよい。平面状の面155の径方向の幅L3は、1.0mm以上に設定される。平面状段差面162の径方向の幅L4は、0.5mm以上に設定される。円柱面状段差面161におけるダストカバー100の中心軸線方向の距離H2は、0.1mm以上に設定される。円柱面状段差面161と円柱面状の面156との径方向の距離A3は2mm以上に設定される。平面状段差面162における径方向内側の端部と、内周面側傾斜面111との最短距離A4は、2mm以上に設定される。
以上のように構成される本実施例に係るダストカバーにおいても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
100 ダストカバー
110 胴体部
111 内周面側傾斜面
112 外周面側傾斜面
120,150 シール部
121,122,151,152 内周シール部
123,153 補助シール部
124,154 ダストリップ
125,155 平面状の面
126,156 円柱面状の面
130 被固定部
141,161 円柱面状段差面
142,162 平面状段差面
200 ソケット
210 ケース
220 底板
230 軸受
230 軸部
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
320 球形部
400 ナックル
500 ナット
600 締結部材

Claims (1)

  1. 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を備えるボールジョイントに用いられるダストカバーにおいて、
    変形可能な胴体部と、
    該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
    該胴体部の他端側に設けられ、前記軸部と結合部材に対してそれぞれ摺動自在に備えられるシール部と、を一体に有すると共に、
    少なくとも、前記胴体部及びシール部は、弾性体単体で構成されるダストカバーであって、
    前記胴体部とシール部とが繋がる部分のうちの内周面側は、前記胴体部における前記シール部に向かって縮径する内周面側傾斜面と、前記シール部における平面状の面とが、円柱面状段差面により繋がっており、
    前記胴体部とシール部とが繋がる部分のうちの外周面側は、前記胴体部における前記シール部に向かって縮径する外周面側傾斜面と、前記シール部における円柱面状の面とが、平面状段差面により繋がっており、
    ダストカバーの中心軸線方向において、前記平面状段差面が設けられている位置は、前記円柱面状段差面が設けられている範囲と重ならない位置に設けられており、前記平面状段差面の仮想的な延長面は前記円柱面状段差面に重ならないことを特徴とするダストカバー。
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