JPH07269476A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JPH07269476A
JPH07269476A JP8556894A JP8556894A JPH07269476A JP H07269476 A JPH07269476 A JP H07269476A JP 8556894 A JP8556894 A JP 8556894A JP 8556894 A JP8556894 A JP 8556894A JP H07269476 A JPH07269476 A JP H07269476A
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casing
orbiting scroll
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orbiting
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JP8556894A
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Shunji Suzuki
俊次 鈴木
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転防止機構の構造を簡単化して加工を容易
にすると共に、部品点数を削減する。 【構成】 旋回スクロール7の旋回運動時の自転を防止
する自転防止機構13として、ケーシング1のフランジ
部1Bと旋回スクロール7の背面側との間に位置してボ
ス部7C外周側に配設された板体12と、板体12の対
向する一組の側面を摺動可能に支持する各ケーシング側
支持部と、板体12の対向する他の一組の側面を摺動可
能に支持する各スクロール側支持部7Dとから構成して
なる所謂オルダム継手を採用した。また、板体12は旋
回スクロール7をスラスト方向に支持するスラスト軸受
としての役割も果たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気圧縮機,真
空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関
し、特に無給油式のスクロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーシングと、該ケーシングに
固着され、鏡板に渦巻状のラップ部が立設された固定ス
クロールと、基端側が前記ケーシングに回転可能に支持
され、先端側がクランクとなった駆動軸と、鏡板の表面
側に前記固定スクロールのラップ部と重なり合う渦巻状
のラップ部が立設され、背面側にボス部が設けられた旋
回スクロールと、該旋回スクロールを前記駆動軸のクラ
ンクに回転自在に支持するため、前記ボス部に設けられ
た旋回軸受と、前記旋回スクロールの自転を防止する自
転防止機構とからなるスクロール式流体機械は知られて
いる。
【0003】そして、このスクロール式流体機械をスク
ロール式空気圧縮機として使用する場合、例えば固定ス
クロールのラップ部の外周側に位置した巻終り端近傍に
配設された吸込口から吸い込んだ空気を、固定スクロー
ルのラップ部と旋回スクロールのラップ部との間に形成
される圧縮室内に密閉する。そして、旋回スクロールが
固定スクロールに対して一定の偏心寸法をもって旋回運
動し、圧縮室を徐々に縮小させることにより圧縮室内の
空気を圧縮し、前記固定スクロールのラップ部の内周側
に位置した巻始め端近傍に配設された吐出口から外部に
吐出するようになっている。
【0004】また、このような従来技術による無給油式
のスクロール式流体機械の自転防止機構には、複数の補
助クランクを用いたものが知られている。即ち、前記ケ
ーシングと旋回スクロールの背面側との間に位置して、
該旋回スクロールのボス部の外周側に周方向に離間して
複数の補助クランクを設け、これにより、旋回スクロー
ルの自転を防止している。そして、この種の各補助クラ
ンクによる自転防止機構の場合、各補助クランクの潤滑
性を維持するために、各補助クランクの回動部にグリー
ス等を付与するようにしている。
【0005】また、他の従来技術として、給油式のスク
ロール式流体機械の自転防止機構には、オルダム継手を
用いたものも知られている。この種のオルダム継手によ
る自転防止機構の場合、オルダム継手の潤滑性を維持す
るために、駆動時にはオルダム継手の摺動部に常時潤滑
油を供給する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるスクロール式流体機械は、自転防止機構と
して複数の補助クランクを採用しているため、駆動軸の
クランクと各補助クランクの偏心寸法を一致させる必要
があり、高精度の加工技術が要求される。
【0007】また、設計上各クランクの偏心寸法を一致
させても、旋回スクロールの旋回運動による遠心力等の
影響により駆動軸のクランクおよび各補助クランクのバ
ランスがとれず振動が発生する場合があり、自転防止機
構の実際上の設計・製造が難しく、また構造が複雑とな
り部品点数も多くなるという問題がある。
【0008】さらに、従来技術によるスクロール式流体
機械の運転時には、固定スクロールのラップ部と旋回ス
クロールのラップ部との間に形成される圧縮室内が高圧
となるため、旋回スクロールがスラスト方向に押圧され
る。そして、このスラスト方向の押圧力は、駆動軸のク
ランクおよび各補助クランクに荷重となって作用し、駆
動軸のクランクおよび各補助クランクの回転摩擦を増加
させ、駆動性能を低下させると共に、駆動軸のクランク
および各補助クランクの異常摩耗や摩擦熱の高温化を招
くという問題がある。
【0009】一方、他の従来技術によるオルダム継手を
用いた自転防止機構は、比較的構造が複雑でなく設計・
製造も比較的容易である。しかし、かかる自転防止機構
は、潤滑油を頻繁に供給しなければオルダム継手の摺動
部等の潤滑性の確保や摩耗防止を図れないため、給油式
のスクロール式流体機械には適用できるが、無給油式の
ものには適用が難しいという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、無給油式のスクロール式流体機械におい
て、設計・製造が比較的容易なオルダム継手の構造を自
転防止機構として採用し、圧縮運転時等に駆動軸のクラ
ンクや該自転防止機構に作用するスラスト方向の荷重に
よって駆動性能が低下するのを防止すると共に、無給油
でも旋回スクロールが円滑に旋回運動できるようにした
スクロール式流体機械を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決すべ
く、請求項1記載の発明が採用する構成の特徴は、自転
防止機構は、ケーシングと旋回スクロールの背面側との
間に位置してボス部外周側に配設された方形状部材と、
該方形状部材の対向する一組の側面を前記ケーシングに
摺動可能に支持するため、該ケーシングに形成されたケ
ーシング側支持部と、前記方形状部材の対向する他の一
組の側面を前記旋回スクロールの背面側で摺動可能に支
持するため、該旋回スクロールに形成されたスクロール
側支持部とから構成したことにある。
【0012】また、請求項2記載の如く、方形状部材を
平板状の板体とするのが好ましい。
【0013】また、請求項3の記載の如く、方形状部材
をリング状部材としてもよい。
【0014】さらに、請求項4記載の如く、方形状部材
は前記旋回スクロールを背面側からスラスト方向に支持
するスラスト軸受を構成する。
【0015】また、請求項5記載の如く、方形状部材の
一側面と前記ケーシングとの間に滑り軸受を設けると共
に、該方形状部材の他側面と前記旋回スクロールの背面
側との間に滑り軸受を設ける構成としてもよい。
【0016】さらに、請求項6記載の如く、方形状部材
の側面と前記ケーシング側支持部との間、前記方形状部
材の側面と前記スクロール側支持部との間のうち、少な
くとも一方に滑り軸受を設ける構成としてもよい。
【0017】さらにまた、請求項7記載の如く、方形状
部材の側面と前記ケーシング側支持部との間、前記方形
状部材の側面と前記スクロール側支持部との間のうち、
少なくとも一方に転がり軸受を設ける構成としてもよ
い。
【0018】
【作用】上記構成により、圧縮運転等に際して、旋回ス
クロールが固定スクロールに対して旋回運動すると、方
形状部材がボス部外周側で駆動軸の軸線に対して直角方
向(X−Y方向)に摺動する。このとき、該方形状部材
は旋回スクロールと共に、ケーシング側支持部を介して
ケーシングに対してX方向に移動し、かつ旋回スクロー
ルはスクロール側支持部を介して前記方形状部材に対し
てY方向に移動する。このように、前記ケーシング側支
持部およびスクロール側支持部によって前記方形状部材
を摺動可能に支持することにより、旋回スクロールの旋
回運動を許しつつ、自転を防止できる。
【0019】さらに、請求項4の構成により、前記方形
状部材は、その一側面が旋回スクロールの背面に摺接
し、旋回スクロールからのスラスト方向の荷重を支承す
る。即ち、圧縮運転等に際して、固定スクロールのラッ
プ部と旋回スクロールのラップ部との間に形成される圧
縮室内の圧力によって、旋回スクロールがケーシングの
基端側に向けてスラスト方向(Z方向)に押圧されるの
を前記方形状部材で支持することができる。
【0020】また、請求項5の構成により、方形状部材
の一側面と前記ケーシングとの間の摺動性、前記方形状
部材と前記スクロールの背面側との間の摺動性を、各滑
り軸受を設けたことによって向上させることができ、旋
回スクロールの旋回運動を円滑なものとすることができ
る。
【0021】また、請求項6の構成により、方形状部材
の側面と前記ケーシング側支持部との間の摺動性、前記
方形状部材の側面と前記スクロール側支持部との間の摺
動性を、各滑り軸受を設けたことによって向上させるこ
とができ、旋回スクロールの旋回運動を円滑なものとす
ることができる。
【0022】また、請求項7の構成によっても、方形状
部材の側面と前記ケーシング側支持部との間の摺動性、
前記方形状部材の側面と前記スクロール側支持部との間
の摺動性を、各転がり軸受を設けたことにより向上させ
ることができ、旋回スクロールの旋回運動を円滑なもの
とすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例によるスクロール式流
体機械をスクロール式空気圧縮機に用いた場合を例に挙
げ、図1ないし図12に基づいて説明する。
【0024】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施例を示す。
【0025】図において、1は段付筒状のケーシングを
示し、該ケーシング1は、後述の駆動軸3の一端側(基
端側)が挿入された軸受部1Aと、該軸受部1Aの他端
側に一体形成されたフランジ部1Bと、該フランジ部1
Bの外周側から他側に向けて伸長する筒状の大径部1C
とから大略構成されいる。
【0026】また、該ケーシング1のフランジ部1Bに
は、図2,3に示す如く、径方向に対称に離間した一対
のケーシング側支持部1D,1Dが設けられている。そ
して、該各ケーシング側支持部1Dはケーシング1のフ
ランジ部1Bから後述する旋回スクロール7の背面側に
向けて突出して設けられ、各ケーシング側支持部1Dの
間には後述の板体12が摺動可能に支持されている。
【0027】2はケーシング1の大径部1Cの先端側に
固着された固定スクロールを示し、該固定スクロール2
は中心が駆動軸3の軸線O1 −O1 と一致するように、
中央部に配設された鏡板2Aと、該鏡板2Aの中心側が
巻始め端となり、外周側が巻終り端となって立設された
渦巻状のラップ部2Bとから構成されている。
【0028】3はケーシング1の軸受部1Aに軸受4,
5を介して回転可能に軸支された駆動軸を示し、該駆動
軸3の先端側はケーシング1の大径部1C内に伸長して
クランク3Aとなっている。そして、該駆動軸3の軸線
O1 −O1 に対してクランク軸3Aは軸線O2 −O2 と
なり、所定寸法δだけ偏心している。そして、該駆動軸
3は図示しない駆動源に連結されており、駆動源の駆動
により回転し、クランク3Aを介して旋回スクロール7
を旋回運動させる。また、6はクランク3Aの基端側に
固着されたカウンタウエイトを示し、該カウンタウエイ
ト6は後述の旋回スクロール7の旋回運動に対し、駆動
軸3の回転バランスをとるものである。
【0029】7はケーシング1内に位置し、駆動軸3の
クランク3Aの先端に設けられた旋回スクロールを示
し、旋回スクロール7は円盤状に形成された鏡板7A
と、該鏡板7Aの表面に立設され、中心側が巻始め端と
なり、外周側が巻終り端となった渦巻状のラップ部7B
と、前記鏡板7Aの背面中央に設けられたボス部7Cと
から大略構成されている。そして、該旋回スクロール7
のボス部7Cはケーシング1の基端側に向けて突出し、
その内部には駆動軸3のクランク3Aが旋回軸受8を介
して回転可能に挿着されている。
【0030】また、該旋回スクロール7の背面には、図
1,4に示す如く、径方向に対称に離間した一対のスク
ロール側支持部7D,7Dが設けられている。そして、
該各スクロール側支持部7Dは旋回スクロール7の鏡板
7A背面からケーシング1のフランジ部1Bに向けて突
出して設けられ、該各スクロール側支持部7Dの間には
板体12が摺動可能に支持されている。
【0031】ここで、該旋回スクロール7のラップ部7
Bは、固定スクロール2のラップ部2Bに所定角度だけ
ずらして重なり合うように配設され、固定スクロール2
のラップ部2Bと旋回スクロール7のラップ部7Bとの
間には複数の圧縮室9,9,…が形成される。そして、
当該スクロール式空気圧縮機の運転時には、固定スクロ
ール2の外周側に設けられた吸込口10から外周側の圧
縮室9内に外気を吸引し、この空気を旋回スクロール7
が旋回運動する間に順次圧縮しつつ内周側の圧縮室9へ
送り込み、最後に中心側の圧縮室9から固定スクロール
2の中心に設けられた吐出口11を介して外部に吐出す
る。
【0032】12はケーシング1と旋回スクロール7の
背面側との間に位置して設けられた方形状部材としての
板体を示し、該板体12は前記ケーシング1の各ケーシ
ング側支持部1Dおよび旋回スクロール7の各スクロー
ル側支持部7Dと共に自転防止機構13を構成してい
る。
【0033】そして、該板体12は正方形の平板状に形
成され、該板体12の一側表面12Aは旋回スクロール
7の鏡板7Aの背面に後述の各滑り軸受14を介して摺
接し、該板体12の他側表面12Bはケーシング1のフ
ランジ部1Bに後述の各滑り軸受15を介して摺接して
いる。
【0034】また、該板体12の対向する一組の側面1
2C,12Cは図3に示す如く、各ケーシング側支持部
1Dに後述の各滑り軸受16を介して密に摺接し、ケー
シング1に対して矢示X方向に摺動可能となっている。
さらに、該板体12の他の対向する一組の側面12D,
12Dは図4に示す如く、各スクロール側支持部7Dに
後述の各滑り軸受17を介して密に摺接し、旋回スクロ
ール7が該板体12に対して矢示Y方向に摺動可能とな
るように構成されている。
【0035】また、該板体12の中央には貫通穴12E
が形成され、該板体12は貫通穴12Eを介して旋回ス
クロール7のボス部7Cの外周側に位置するように配設
されている。また、該板体12の貫通穴12Eは、旋回
スクロール7が旋回運動する際に、旋回スクロール7の
ボス部7Cが貫通穴12Eに接触しない程度の直径とな
っている。
【0036】14,14は旋回スクロール7の背面側と
板体12との間に配設された第1の滑り軸受を示し、該
各滑り軸受14は、耐摩耗性,自己潤滑性を有する材
料、例えばポリテトラフルオロエチレン等の樹脂材料、
銅合金等の金属材料によって角形状に形成され、旋回ス
クロール7の鏡板7Aの背面に固着されている。15,
15はケーシング1のフランジ部1Bと板体12との間
に配設された第2の滑り軸受を示し、該各滑り軸受15
は、前記第1の各滑り軸受14とほぼ同様の材料によっ
て角形状に形成され、ケーシング1のフランジ部1B側
に固着されている。そして、前記各滑り軸受14,15
は旋回スクロール7の背面とケーシング1のフランジ部
1Bとの間で、板体12を潤滑性をもって支持し、該板
体12が円滑に摺動できるようにしている。
【0037】16,16はケーシング1の各ケーシング
側支持部1Dと板体12の各側面12Cとの間に配設さ
れた第3の滑り軸受を示し、該各滑り軸受16は、耐摩
耗性,自己潤滑性を有する材料、例えばポリテトラフル
オロエチレン等の樹脂材料または銅合金等の金属材料に
よって長板状に形成され、各ケーシング側支持部1Dに
固着されている。17,17は旋回スクロール7の各ス
クロール側支持部7Dと板体12の各側面12Dとの間
に配設された第4の滑り軸受を示し、該各滑り軸受17
は、前記第3の各滑り軸受16と同様の材料によって長
板状に形成され、各スクロール側支持部7Dに固着され
ている。そして、前記第3の各滑り軸受16は各ケーシ
ング側支持部1Dに対して板体12が円滑に摺動するよ
うにし、前記第4の各滑り軸受17は板体12に対して
旋回スクロール7が円滑に摺動するようにしている。
【0038】本実施例によるスクロール式空気圧縮機は
上述のような構成を有するものであり、駆動源の駆動に
より駆動軸3を回転させると、この回転がクランク3A
を介して旋回スクロール7に伝達される。これにより、
旋回スクロール7は固定スクロール2に対して旋回運動
し、吸込口10から吸引した外気を各圧縮室9で圧縮
し、吐出口11から外部に吐出する。
【0039】また、このように旋回スクロール7が旋回
運動するときには、板体12,各ケーシング側支持部1
Dおよび各スクロール側支持部7Dからなる自転防止機
構13によって、旋回スクロール7の自転が防止され
る。
【0040】即ち、旋回スクロール7が固定スクロール
2に対して旋回運動すると、板体12が旋回スクロール
7のボス部7C外周側で駆動軸3の軸線O1 −O1 に対
して直角方向に摺動する。
【0041】即ち、該板体12は旋回スクロール7と共
に、各ケーシング側支持部1Dに支持されつつ、ケーシ
ング1に対して図3中の矢示X方向に摺動する。一方、
これと同時に、旋回スクロール7は各スクロール側支持
部7Dによって板体12を支持しつつ、該板体12に対
して図4中の矢示Y方向に摺動する。
【0042】このようにして、板体12は各ケーシング
側支持部1Dおよび各スクロール側支持部7Dと共に、
所謂オルダム継手としての作用を営み、これにより旋回
スクロール7の自転が防止することができる。
【0043】そして、各ケーシング側支持部1Dと板体
12の一組の側面12Cとは各滑り軸受16を介して大
きい面積をもって摺接しているため、各側面12Cの面
圧は小さくなり、板体12は各ケーシング側支持部に対
して各滑り軸受16の潤滑性によって円滑に摺動でき
る。また、該板体12の他の一組の側面12Dと各スク
ロール側支持部7Dは、各滑り軸受17を介して大きい
面積をもって摺接しているため、各側面12Dの面圧は
小さくなり、旋回スクロール7は各スクロール側支持部
7Dの各滑り軸受17の潤滑性によって板体に対して円
滑に摺動できる。
【0044】また、板体12は、その一側表面12Aが
旋回スクロール7の背面に摺接し、旋回スクロール7か
らのスラスト方向の荷重を支承する。即ち、圧縮運転時
に、各圧縮室9内が高圧になることによって、旋回スク
ロール7がケーシング1の基端側に向けてスラスト方向
に押圧されるが、このスラスト方向の荷重を板体12で
支持する。即ち、該板体12は旋回スクロール7の自転
を防止すると共に、旋回スクロール7をスラスト方向に
支持するスラスト軸受の役割も兼ね備えている。そし
て、このスラスト方向の荷重が板体12に作用しても、
各滑り軸受14,15によって、板体12の摺動は円滑
に行われる。
【0045】かくして、本実施例では、ケーシング1の
フランジ部1Bと旋回スクロール7の背面側との間に位
置してボス部7C外周側に配設された板体12と、該板
体12の一組の側面12Cを摺動可能に支持するケーシ
ング1の各ケーシング側支持部1Dと、前記板体12の
他の一組の側面12Dを摺動可能に支持する旋回スクロ
ール7の各スクロール側支持部7Dとから自転防止機構
13を構成し、所謂オルダム継手の構造を採用して旋回
スクロール7の自転を防止するようにした。
【0046】これにより、本実施例による自動防止機構
13は、設計・製造に際して、単一の板体12の形状や
サイズ、または板体12と各ケーシング側支持部1D,
各スクロール側支持部7Dとの配置関係等を考慮するだ
けでよく、設計・製造が極めて容易である。即ち、従来
技術のように複数の補助クランクの偏心寸法を一致させ
る等の高精度の加工技術の必要がなく、さらに構造が簡
単なため、部品点数も削減できる。
【0047】また、板体12は旋回スクロール7をスラ
スト方向に支承するスラスト軸受の機能をも果たし、こ
れにより旋回スクロール7からのスラスト方向の荷重が
駆動軸3のクランク3Aや旋回軸受8等に作用して駆動
性能や耐久性を低下させるのを確実に防止できる。さら
に、板体12が自転防止機能とスラスト軸受的機能とを
兼用していることにより、旋回スクロール7支持用のス
ラスト軸受を別途設ける必要がなく、部品点数を大幅に
削減することができる。
【0048】一方、板体12は図3,4に示すように、
各側面12C,12Dが各ケーシング側支持部1D,各
スクロール側支持部7Dに大きな面積をもって摺接して
いるため、旋回スクロール7の旋回運動の際に、板体1
2の各側面12C,12Dに作用する面圧を小さくでき
る。これにより、各滑り軸受16,17の潤滑性によっ
て板体12の摺動性を確保でき、潤滑油の供給を行わず
とも円滑な摺動を実現できる。従って、オルダム継手の
構造をなす自転防止機構13を当該無給油式のスクロー
ル式空気圧縮機に適用することができる。
【0049】次に、図5は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例の特徴は、方形状部材として板体12とケ
ーシング1のケーシング側支持部(図示せず),旋回ス
クロール7の各スクロール側支持部7Dとの間にそれぞ
れ転がり軸受21,21,…を配設したことにある。
【0050】このように構成される本実施例によって
も、前記第1の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きるが、特に本実施例では、ケーシング側支持部,各ス
クロール側支持部7Dに対する板体12の摺動性をさら
に優れたものとすることができる。
【0051】次に、図6は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例の特徴は、ケーシング31を基端側の軸受
部31Aと、先端側の大径部31Bと、前記軸受部31
Aと大径部31Bとの間の段部31Cとからなる段付筒
状に形成され、該大径部31Bの内周側には径方向内向
き突出するスラスト受部31Dが形成されている。そし
て、該スラスト受部31Dと旋回スクロール7の背面側
との間には、各滑り軸受14,15を介して方形状部材
としての板体12が摺動可能に配設されている。また、
該スラスト受部31Dには、前記板体12を支持する一
対のケーシング側支持部(図示せず)が前記第1の実施
例によるケーシング1の各ケーシング側支持部1Dとほ
ぼ同様に形成されている。さらに、ケーシング31の段
部31Cには、軸受部31Aの外周側に位置して周方向
に離間して複数の空気穴31E,31E,…が形成され
ている。
【0052】このように構成される本実施例によって
も、前記第1の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きが、本実施例では、各空気穴31Eを介して、外気を
ケーシング31内を流通させることができ、軸受4,
5、旋回軸受8、各滑り軸受14,15,16,17等
に発生する摩擦熱や旋回スクロール7の圧縮熱等を冷却
することができる。
【0053】次に、図7ないし図10は本発明の第4の
実施例を示すに、本実施例の特徴は、方形状部材を方形
状のリング部材によって構成したことにある。なお、本
実施例の構成要素には、上述した第1の実施例の構成要
素の符号と対応した100番台の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0054】図において、101はケーシングを示し、
該ケーシング101は軸受部101A,フランジ部10
1B,大径部101Cとから大略構成されいる。また、
該ケーシング101のフランジ部101Bには、図8に
示す如く、外周側の4箇所にケーシング側支持部101
D,101D,…がそれぞれ配設されている。
【0055】ここで、該各ケーシング側支持部101D
はケーシング101のフランジ部101Bから後述する
旋回スクロール107の背面側に向けて突出して設けら
れ、その先端側には段部101D1 が形成されている。
そして、各ケーシング側支持部101Dの段部101D
1 には後述の方形リング部材112が摺動可能に支持さ
れている。
【0056】102はケーシング101の大径部101
Cに固着された固定スクロールを示し、該固定スクロー
ル102は鏡板102A、ラップ部102Bとから構成
されている。
【0057】103はケーシング1の軸受部101Aに
軸受104,105を介して回転可能に軸支された駆動
軸を示し、該駆動軸103の先端側はクランク103A
となっている。また、該クランク103Aの基端側には
カウンタウエイト106が設けられている。
【0058】107は駆動軸103のクランク103A
の先端に設けられた旋回スクロールを示し、旋回スクロ
ール107は鏡板107A,ラップ部107B,ボス部
107Cとから大略構成され、該ボス部107C内には
駆動軸103のクランク103Aが旋回軸受108を介
して回転可能に挿着されている。
【0059】また、該旋回スクロール107の背面に
は、図9に示す如く、外周側の4箇所にスクロール側支
持部107D,107D,…がそれぞれ配設されてい
る。そして、該各スクロール側支持部107Dは、旋回
スクロール107の鏡板107A背面からケーシング1
01のフランジ部101Bに向けて突出して設けられ、
その先端側には段部107D1 が形成されている。そし
て、該各スクロール側支持部107Dの段部107D1
には方形リング部材112が摺動可能に支持されてい
る。
【0060】そして、前記固定スクロール102のラッ
プ部102Bと該旋回スクロール107のラップ部10
7Bとの間には複数の圧縮室109,109,…が形成
され、該各圧縮室109には、固定スクロール102の
外周側に設けられた吸込口110と、固定スクロール1
02の中心に設けられた吐出口111とがそれぞれ連通
するようになっている。
【0061】112はケーシング101と旋回スクロー
ル107の背面側との間に位置して設けられた方形リン
グ部材を示し、該方形リング部材112は前記ケーシン
グ101の各ケーシング側支持部101Dおよび旋回ス
クロール107の各スクロール側支持部107Dと共に
自転防止機構113を構成している。
【0062】そして、前記方形リング部材112は図1
0に示す如く、直方体の小片に形成され、4隅に配設さ
れた4個の摺接部112A,112A,…と、該各摺接
部112Aをそれぞれ連結する4本からなる棒状の連結
部112B,112B,…とから構成され、周方向形状
が全体として方形状となっている。
【0063】また、該方形リング部材112の各摺接部
112Aの一側表面が摺接面112A1 となり、該摺接
面112A1 はスクロール側支持部107Dに摺接して
いる。そして、その裏側面が摺接面112A2 となり、
該摺接面112A2 はケーシング側支持部101Dに摺
接している。さらに、該方形リング部材112の外周側
に位置する摺接面112A3 が各ケーシング側支持部1
01Dの段部101D1 に摺接すると共に、該方形リン
グ部材112の外周側に位置し、摺接面112A1 と垂
直な位置にある摺接面112A4 が各スクロール側支持
部107Dの段部107D1 に摺接している。
【0064】かくして、該方形リング部材112は各ケ
ーシング側支持部101Dに対して図8中の矢示X方向
に摺動可能であり、各スクロール側支持部107Dに対
して図9中の矢示Y方向に摺動可能となっている。ま
た、該方形リング部材112の各摺接部112Aは各ケ
ーシング側支持部101D,各スクロール側支持部10
7Dに密に摺接しており、各摺動方向の摺動以外には位
置ずれやガタ等が発生しないように高精度に形成されて
いる。
【0065】本実施例はこのように形成されるが、本実
施例によれば、ケーシング101のフランジ部101B
と旋回スクロール107の背面側との間に方形リング部
材112を配設し、該方形リング部材112,各ケーシ
ング側支持部101Dおよび各スクロール側支持部10
7Dから自転防止機構113を構成し、所謂オルダム継
手の構造を採用して旋回スクロール107の自転を防止
するようにしている。これにより、本実施例によって
も、前記第1の実施例と同様の作用効果を得ることがで
きが、特に本実施例では、前記方形リング部材112を
小片の各摺接部112Aと各連結部112Bとによって
構成したから、方形リング部材を軽量なものとすること
ができ、主に小型のスクロール式空気圧縮機を製造する
上で有用なものとすることができる。
【0066】なお、前記第1ないし第3の実施例では、
各滑り軸受14,17等を旋回スクロール7側に固着さ
せ、各滑り軸受15,16等をケーシング側に固着させ
る構成としたが、これら各滑り軸受14,15,16,
17等を板体12側に固着させる構成としてもよい。
【0067】また、前記第4の実施例において、方形リ
ング部材112の摺接部112Aと各ケーシング側支持
部101D,各スクロール側支持部107Dとの間に図
11に示すように各滑り軸受を設けるようにしてもよ
い。
【0068】即ち、各摺接部112Aの摺接面112A
1 とスクロール側支持部107Dとの間に滑り軸受12
1を設け、摺接面112A2 とケーシング側支持部10
1Dとの間に滑り軸受122を設ける。さらに、各摺接
部112Aの摺接面112A3 と各ケーシング側支持部
101Dの段部101D1 との間に滑り軸受123を設
け、摺接面112A4 と各スクロール側支持部107D
の段部107D1 との間に滑り軸受124を設ける。
【0069】ここで、前記各滑り軸受121,122,
123,124は耐摩耗性,自己潤滑性を有する、例え
ばポリテトラフルオロエチレン等の樹脂材料または銅合
金等の金属材料によって形成されている。これにより、
第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0070】さらに、図12に示す如く、方形リング部
材112において、各摺接部112Aの摺接面112A
3 と各ケーシング側支持部101Dの段部101D1 と
の間、摺接面112A4 と各スクロール側支持部107
Dの段部107D1 との間にそれぞれ転がり軸受13
1,131,…を設けてもよい。
【0071】また、各ケーシング側支持部とスクロール
側支持部の位置を互いに90度ずらした状態で配置して
もよい。
【0072】さらに、前記各実施例では、スクロール式
流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限らず、例えば真空ポンプ,
冷媒圧縮機等にも広く適用することができ、さらに給油
式のスクロール式流体機械にも適用できる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、自転
防止機構を、ケーシングと旋回スクロールの背面側との
間に位置してボス部外周側に配設された方形状部材と、
該方形状部材の対向する一組の側面を前記ケーシングに
摺動可能に支持するため、該ケーシングに形成されたケ
ーシング側支持部と、前記方形状部材の対向する他の一
組の側面を前記旋回スクロールの背面側で摺動可能に支
持するため、該旋回スクロールに形成されたスクロール
側支持部とから構成したことにより、自転防止機構を比
較的簡単な構成によって実現でき、自転防止機構の設計
・製造を容易にすることができると共に、自転防止機構
を従来技術のような複数の補助クランクを設けたものと
比較して、部品点数を削減することができる。
【0074】また、請求項3の記載によれば、前記方形
状部材をリング状部材とすることによって、方形状部材
の軽量化を図ることができ、小型のスクロール式圧縮機
を製造する上で有用なものとすることができる。
【0075】また、請求項4の記載によれば、方形状部
材が旋回スクロールをスラスト方向に支承するスラスト
軸受としての機能をも兼ね備えているから、これによっ
ても構成を簡単化でき、部品点数を大幅に削減できる。
【0076】また、請求項5または6の記載によれば、
滑り軸受を設けたことにより、方形状部材の摺動性を向
上でき、旋回スクロールの旋回運動を円滑なものとする
ことができる。さらに、請求項7の記載によっても、同
様に旋回スクロールの旋回運動を円滑なものとすること
ができ、駆動性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向縦断面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向横断面図である。
【図4】図1中の矢示IV−IV方向横断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例によるスクロール式空気
圧縮機を示す縦断面図である。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向横断面図である。
【図9】図7中の矢示IX−IX方向横断面図である。
【図10】方形リング部材を示す斜視図である。
【図11】第4の実施例によるスクロール式空気圧縮機
の第1の変形例の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図12】第4の実施例によるスクロール式空気圧縮機
の第2の変形例の要部を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】 1,31,101 ケーシング 1D,101D ケーシング側支持部 2,102 固定スクロール 2A,7A,102A,107A 鏡板 2B,7B,102B,107B ラップ部 3,103 駆動軸 3A,103A クランク 7,107 旋回スクロール 7C,107C ボス部 7D,107D スクロール側支持部 8,108 旋回軸受 12 板体(方形状部材) 112 方形リング部材(方形状部材) 13,113 自転防止機構 14,15,16,17,121,122,123,1
24 滑り軸受 21,131 転がり軸受

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、該ケーシングに固着さ
    れ、鏡板に渦巻状のラップ部が立設された固定スクロー
    ルと、基端側が前記ケーシングに回転可能に支持され、
    先端側がクランクとなった駆動軸と、鏡板の表面側に前
    記固定スクロールのラップ部と重なり合う渦巻状のラッ
    プ部が立設され、背面側にボス部が設けられた旋回スク
    ロールと、該旋回スクロールを前記駆動軸のクランクに
    回転自在に支持するため、前記ボス部に設けられた旋回
    軸受と、前記旋回スクロールの自転を防止する自転防止
    機構とからなるスクロール式流体機械において、前記自
    転防止機構は、前記ケーシングと旋回スクロールの背面
    側との間に位置してボス部外周側に配設された方形状部
    材と、該方形状部材の対向する一組の側面を前記ケーシ
    ングに摺動可能に支持するため、該ケーシングに形成さ
    れたケーシング側支持部と、前記方形状部材の対向する
    他の一組の側面を前記旋回スクロールの背面側で摺動可
    能に支持するため、該旋回スクロールに形成されたスク
    ロール側支持部とから構成したことを特徴とするスクロ
    ール式流体機械。
  2. 【請求項2】 前記方形状部材は平板状の板体である請
    求項1記載のスクロール式流体機械。
  3. 【請求項3】 前記方形状部材はリング状部材である請
    求項1記載のスクロール式流体機械。
  4. 【請求項4】 前記方形状部材は、前記旋回スクロール
    を背面側からスラスト方向に支持するスラスト軸受を構
    成してなる請求項1,2または3記載のスクロール式流
    体機械。
  5. 【請求項5】 前記方形状部材の一側面と前記ケーシン
    グとの間に滑り軸受を設けると共に、該方形状部材の他
    側面と前記旋回スクロールの背面側との間に滑り軸受を
    設けてなる請求項1,2,3または4記載のスクロール
    式流体機械。
  6. 【請求項6】 前記方形状部材の側面と前記ケーシング
    側支持部との間、前記方形状部材の側面と前記スクロー
    ル側支持部との間のうち、少なくとも一方に滑り軸受を
    設けてなる請求項1,2,3,4または5記載のスクロ
    ール式流体機械。
  7. 【請求項7】 前記方形状部材の側面と前記ケーシング
    側支持部との間、前記方形状部材の側面と前記スクロー
    ル側支持部との間のうち、少なくとも一方に転がり軸受
    を設けてなる請求項1,2,3,4または5記載のスク
    ロール式流体機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100393798B1 (ko) * 2001-05-03 2003-08-02 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 자전 방지 장치
WO2005103495A1 (en) * 2004-03-30 2005-11-03 Varian, Inc. Scroll pump with load bearing synchronization device

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