JPH07268804A - 通路等の弾性舗装工法 - Google Patents

通路等の弾性舗装工法

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JPH07268804A
JPH07268804A JP8234294A JP8234294A JPH07268804A JP H07268804 A JPH07268804 A JP H07268804A JP 8234294 A JP8234294 A JP 8234294A JP 8234294 A JP8234294 A JP 8234294A JP H07268804 A JPH07268804 A JP H07268804A
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JP
Japan
Prior art keywords
elastic pavement
rubber chip
raw material
elastic
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP8234294A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kobashi
敏明 小橋
Nobuyoshi Yano
信義 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムチップ層を用いた通路等の舗装工法にお
いて、施工を容易にすると同時に、工期の短縮を図り、
併せて弾性舗装通路としての歩行の快適性を高めること
である。 【構成】 予め成形された弾性舗装板4を通路等の舗装
予定の下地1の上に敷設し、ゴムチップに接着剤を配合
した弾性舗装原料を該弾性舗装板4の上に所定厚だけ積
層してゴムチップ原料層7を形成し、該ゴムチップ原料
層7を加熱ロールRにより加圧硬化させて、前記弾性舗
装板4の上にゴムチップ層8を積層させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、公共施設、競技場,ゴ
ルフ練習場等のスポーツ施設、建築物等の周辺に設けら
れる各種通路、遊歩道、グランド等の弾性舗装工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した公共施設、スポーツ施設、建築
物等の周辺に設けられる各種通路には、歩行の快適性、
安全性、外観性を高めるためにゴムチップによる弾性舗
装が従来より行われている。このゴムチップを用いた従
来の舗装工法は、予め平坦に整地された下地面の上にコ
ンクリートを打設して所定厚のコンクリート層を形成
し、ゴムチップと接着剤とを配合した弾性舗装原料を該
コンクリート層の上に積層して、該コンクリート層を加
熱ロール等を転動させて平坦にする工法であった。この
従来工法では、下地面の上にコンクリート層を設けてい
るために、作業現場におけるコンクリートの打設、打設
後においてコンクリート層の上面を平坦にする作業等が
不可欠であって、多種類の作業を必要とすると共に、所
定期間コンクリートを養生させて硬化させる必要があ
り、この養生期間中は次の作業(コンクリート層の上に
ゴムチップ層を設ける作業)ができない。結局、この従
来工法は、施工コストが嵩むのみならず、施工期間も長
くなる欠点があった。
【0003】そこで本出願人は、上記欠点を解消するた
めに、下地面の上にコンクリート層を設けずに、土,土
砂,砂地等の地肌が露出している下地面の上に直接に上
記弾性舗装原料を所定厚だけ設け、これを硬化させて下
地面の上に直接にゴムチップ層を設けることを実験的に
試みた。しかし、ゴムチップ層の上面における凹凸が激
しいと共に、下地面とゴムチップ層との接着が悪いため
に、ゴムチップ層が部分的に浮き上がったり、人体等の
圧力によって徐々に変形されてしまい、その寿命が短
く、実施できないことが判明した。
【0004】また、弾性舗装工法の観点から本発明と関
連を有する特公平5-85346 号公報には、ゴムチップタイ
ルの施工方法について詳述されている。即ち、該公報に
は、トーチバーナー等で該ゴムチップタイルの裏面のフ
ィルムと熱溶融性接着剤層とを溶融して、その溶融面を
被施工面に押し付けて貼着する施工法が開示されてい
る。しかし、この施工法では、被施工面は平坦であっ
て、凹凸、砂塵の付着等があると施工できないし、施工
に際してトーチバーナー等が不可欠である欠点を有す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴムチップ
層を用いた通路等の弾性舗装工法において、施工を容易
にすると同時に、工期の短縮を図り、併せて弾性舗装通
路としての歩行の快適性を一層高めること等を課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、通路等の舗装予定の下地面
に予め成形された弾性舗装板を敷設し、ゴムチップに接
着剤を配合した弾性舗装原料を該弾性舗装板の上に所定
厚だけ積層してゴムチップ原料層を形成し、該原料層を
加圧手段により加圧硬化させて前記弾性舗装板の上にゴ
ムチップ層を積層させることである。
【0007】
【発明の作用】予め成形された弾性舗装板を下地面に敷
設して、該弾性舗装板にゴムチップ層を積層する工法で
あるために、下地面にコンクリート層を設ける従来工法
と異なって、工期が短くなると共に、下地面をそれほど
平坦にしなくても、ゴムチップ層の積層が可能となる。
また、上層のゴムチップ層と下層の弾性舗装板とがいず
れも弾性舗装材であるために、弾性舗装材の総厚が厚く
なって、歩行の快適性等が高まる。
【0008】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明の舗装工法を
更に詳細に説明する。図1は、舗装予定の通路の下地1
を整地して、その両側にそれぞれ側縁体2を配設した状
態の断面図であって、この実施例の下地1は、土,土
砂,砂地等の地肌面をほぼ平坦に整地したものである。
従って、この下地1の上面には、多少の凹凸3や、水平
でない部分が残っている。なお、図1において、GL,
GL’は、それぞれ水平線及び非水平線を示す。
【0009】図2は、整地された下地1に弾性舗装板4
を敷設した状態の断面図である。この弾性舗装板4は、
図6にも詳細に示されているように、廃棄ゴムタイヤ等
の廃棄ゴムをチップ状(長さ6〜10mm,厚さ1〜2m
m)に破砕したゴムチップ4aに接着剤4bを所定割合
で配合して、これを方形状(例えば1000×1000× 5〜10
mm)にプレス成形して成る(図7参照)。この弾性舗装
板4は、施工現場の諸条件を加味して、最適な形状及び
大きさでもって、予め工場において多数枚成形され、施
工時に現場に搬入して、下地1の上に敷設される。そし
て、敷設後においては、各弾性舗装板4は、その隣接
部、端部等を固定具5を用いて下地1に固定して、浮き
上がったり、ずれたりするのを防止する。このようにし
て、弾性舗装板4は、下地1の上にただ単に敷設される
のみであるので、図示のように、その一部は水平でない
ものもあるが、本発明の舗装工法においては、何ら後の
工程において悪影響を及ぼさない。この弾性舗装板4
は、施工後においては舗装部の下層を形成して表面には
現れないために、上記した安価な廃棄ゴムの使用が可能
となる。
【0010】図3は、下地1に敷設した前記弾性舗装板
4の上にゴムチップ原料層7を積層した状態の断面図で
ある。このゴムチップ原料層7を形成する弾性舗装原料
6は、図6に示されるように、3〜4mmの長さの有色の
ゴムチップ6aと、ウレタン系等の接着剤6bとを所定
割合(例えば、重量割合で4:1)で配合したもので、
未硬化状である。この有色のゴムチップ6aの色彩は、
施工場所に応じて適宜定められ、複数の色彩のものを混
合させて使用してもよい。この弾性舗装原料6を前記弾
性舗装板4の上面に所定厚だけ積層して、ゴムチップ原
料層7を設ける。この際において、ゴムチップ原料層7
の上面はほぼ水平にしておく。
【0011】次に、図4に示されるように、弾性舗装板
4の上に積層した弾性舗装原料6の接着剤6bが未硬化
の状態において、積層されたゴムチップ原料層7の上面
に加熱ロールRを転動させると、該加熱ロールRによっ
て該ゴムチップ原料層7が加圧されると共に、この原料
層7を構成する接着剤6bの硬化によって、圧縮状態の
ゴムチップ6aは、そのままの状態で硬化して、図5に
示されるように、下層の弾性舗装板4の上層にゴムチッ
プ層8が成形される。通路の表面となるゴムチップ層8
の表面8aは、加熱ロールRの転動時に水平に成形され
る。該ゴムチップ層8は、継ぎ目を有しないために、連
続舗装が可能である。また、該ゴムチップ層8は、適度
な透水性,衝撃吸収性,すべり抵抗性を有すると共に、
ソフトな弾力性を有するために、歩行の快適性が高い。
更に、該ゴムチップ層8は、これらに加えて耐候性にも
優れているために、長期間に亘って美しい景観を保持し
得る。該ゴムチップ層8の諸物性値を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】また、上記実施例では、下地1が地肌面で
ある場合について説明したが、この下地1は、コンクリ
ート面、アスファルト面等であっても、本発明は実施可
能である。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る通路等の弾性舗装工法は、
通路等の舗装予定の下地面に予め成形された弾性舗装板
を敷設し、ゴムチップに接着剤を配合した弾性舗装原料
を該弾性舗装板の上に所定厚だけ積層してゴムチップ原
料層を形成し、該原料層を加圧手段により加圧硬化させ
て前記弾性舗装板の上にゴムチップ層を積層させる構成
であるので、以下のような諸効果が奏される。 (1)予め成形された弾性舗装板を下地面に敷設して、
該弾性舗装板にゴムチップ層を積層する工法であるため
に、従来工法のように、下地面にコンクリート層を設け
る必要がなくなる。 (2)上記と同様の理由により、下地面をそれほど平坦
にしなくても、ゴムチップ層の積層が可能となる。 (3)上記した二つの効果によって、通路等の弾性舗装
のための施工期間を著しく短縮できる。 (4)上層のゴムチップ層と下層の弾性舗装板とがいず
れも弾性舗装材であるために、弾性舗装材の総厚が厚く
なって、歩行の快適性等が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】舗装予定の通路の下地1を整地して、その両側
にそれぞれ側縁体2を配設した状態の断面図である。
【図2】整地された下地1に弾性舗装板4を敷設した状
態の断面図である。
【図3】下地1に敷設した前記弾性舗装板4の上にゴム
チップ原料層7を積層した状態の断面図である。
【図4】弾性舗装板4の上に積層されたゴムチップ原料
層7を加熱ロールRにより転圧している状態の断面図で
ある。
【図5】弾性舗装板4の上にゴムチップ層8が積層され
た状態の断面図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】弾性舗装板4の斜視図である。
【符号の説明】
1:下地 4:弾性舗装板 5:固定具 7:ゴムチップ原料層 8:ゴムチップ層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路等の舗装予定の下地面に予め成形さ
    れた弾性舗装板を敷設し、ゴムチップに接着剤を配合し
    た弾性舗装原料を該弾性舗装板の上に所定厚だけ積層し
    てゴムチップ原料層を形成し、該原料層を加圧手段によ
    り加圧硬化させて前記弾性舗装板の上にゴムチップ層を
    積層させることを特徴とする通路等の弾性舗装工法。
  2. 【請求項2】 前記弾性舗装板は、ゴムチップに接着剤
    を配合したものを圧縮硬化させて所定形状に成形して成
    ることを特徴とする請求項1に記載の通路等の弾性舗装
    工法。
  3. 【請求項3】 前記ゴムチップは、廃棄ゴムタイヤ等の
    廃棄ゴム破砕片から成ることを特徴とする請求項2に記
    載の通路等の弾性舗装工法。
  4. 【請求項4】 固定具により前記弾性舗装板を下地に固
    定することを特徴とする請求項1に記載の通路等の弾性
    舗装工法。
  5. 【請求項5】 前記加圧手段が加熱ロールであることを
    特徴とする請求項1に記載の通路等の弾性舗装工法。
  6. 【請求項6】 加熱ロールの転動により前記ゴムチップ
    原料層を加圧硬化させる際に、該原料層の上面を水平に
    することを特徴とする請求項5に記載の通路等の弾性舗
    装工法。
JP8234294A 1994-03-28 1994-03-28 通路等の弾性舗装工法 Pending JPH07268804A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064609A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性舗装材、弾性舗装体およびその舗装方法
JP2004060192A (ja) * 2002-07-25 2004-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性舗装の施工方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064609A (ja) * 2001-08-22 2003-03-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd 弾性舗装材、弾性舗装体およびその舗装方法
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