JPH07267910A - 芳香族カルボン酸と尿素から芳香族カルボン酸アミド を製造する方法 - Google Patents

芳香族カルボン酸と尿素から芳香族カルボン酸アミド を製造する方法

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JPH07267910A
JPH07267910A JP6309100A JP30910094A JPH07267910A JP H07267910 A JPH07267910 A JP H07267910A JP 6309100 A JP6309100 A JP 6309100A JP 30910094 A JP30910094 A JP 30910094A JP H07267910 A JPH07267910 A JP H07267910A
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JP
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carboxylic acid
urea
aromatic
mol
aromatic carboxylic
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JP6309100A
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Yani Christidis
ヤニ・クリステイデイス
Michael Meier
ミッヒヤエル・マイヤー
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/02Preparation of carboxylic acid amides from carboxylic acids or from esters, anhydrides, or halides thereof by reaction with ammonia or amines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I)〔式中、R1 、R2 およびR3
は同一であるかまたは異なっていて、水素原子、弗素原
子、塩素原子、アルキル(C1 −C4 )基、ヒドロキシ
ル基またはニトロ基等であるか、あるいはR1 とR2
は一緒になって弗素原子、塩素原子、アルキル(C1
4 )基、ヒドロキシル基またはニトロ基等によって置
換されていてもよい五環員または六環員の芳香族環を形
成する〕で表される芳香族カルボン酸アミドの製造方法
であって、一般式(II)で表される芳香族カルボン酸
を、触媒量の亜燐酸の添加の下に不活性有機溶剤中で尿
素と反応させることを特徴とする方法。 【化1】 【効果】 芳香族カルボン酸に対する低いモル量の尿素
を用いて、副生物の少ない芳香族カルボン酸アミドが高
純度かつ高収率で得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、亜燐酸が添加されてい
る不活性有機溶剤中で芳香族カルボン酸と尿素から芳香
族カルボン酸アミドを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族カルボン酸アミドは染料、顔料、
医薬および植物保護剤の製造に重要な中間体である。
【0003】カルボン酸を、溶融状態にある等モル量の
尿素と200〜230℃で反応させて、対応するカルボ
キシアミドを生成させることはHelv.Chim.A
cta 29,1438〜1446(1946)に記載
されている。この参照文献ではベンズアミドが60%の
収率で得られている。
【0004】ドイツ特許第869639号には、170
ないし180℃で触媒量の燐酸が添加されている溶融状
態の尿素4モルを使用して、カルボン酸からそれぞれ5
8%および73%の収率で2- ヒドロキシナフタリン-
3- カルボン酸アミドおよびサリチルアミドを製造する
ことが記載されている。
【0005】160℃を超える沸点、好ましくは180
ないし230℃の沸点を有する不活性有機溶剤中で、か
つ化学量論量のスルファミン酸を添加してp- ヒドロキ
シ安息香酸と2 ないし3 モルの尿素からp- ヒドロキシ
ベンズアミドを製造することはJP 5 043 53
1に記載されている。この方法の欠点は非常に著しい過
剰量の尿素および化学量論量のスルファミン酸が使用さ
れることであって、その収率は76.6%である。
【0006】芳香族カルボン酸を僅かに過剰な量の尿素
と200ないし220℃で反応させることも知られてい
る。これは41ないし94%の粗収率で、対応するアミ
ドを生じ、これは有用な品質水準を達成させるために再
結晶を必要とする(Chem.Listy 46,30
6(1952))。
【0007】溶融状態で行われる全ての方法に共通して
いる特徴は、生成されるカルボン酸アミドが強く着色し
ていて、甚だしく汚染されていることである。生成する
副生物は約25%までのニトリルと10%までの対応す
るトリアジンを含んでいる(Egypt.J.Phar
m.Sci.13,231(1972))。さらに、こ
の溶融物の高い固化温度がそれの工業的な取り扱いを困
難にする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】それ故、工業的に簡単
に遂行され、上述の不都合を避け、そして高い純度の点
ばかりでなく、高い収率で、尿素を使用して芳香族カル
ボン酸から芳香族カルボン酸アミドを製造する方法が大
いに要求されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、一般式
(I)
【0010】
【化3】
【0011】〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一であ
るかまたは異なっていて、水素原子、弗素原子、塩素原
子または臭素原子であるか、あるいはアルキル(C1
4 )基、ヒドロキシル基またはニトロ基であるか、あ
るいはR1 とR2 とは互いに結合し、弗素原子、塩素原
子または臭素原子により、またはアルキル(C1
4)基、ヒドロキシル基またはニトロ基によって置換
されていてもよい五環員または六環員の芳香族環を形成
する〕で表される芳香族カルボン酸アミドの製造方法に
よって達成される。
【0012】この方法は一般式(II)
【0013】
【化4】
【0014】〔式中、R1 、R2 およびR3 は上に定義
された通りである〕で表される芳香族カルボン酸を、触
媒量の亜燐酸の添加の下に不活性有機溶剤中で尿素と反
応させることを特徴としている。
【0015】この方法は、一般式(I)においてR1
2 およびR3 が同一であるかまたは異なっていて、弗
素原子、塩素原子または水素原子、あるいはニトロ基で
ある一般式(I)の化合物の製造にとって特に有利であ
る。
【0016】本発明方法において、使用される不活性有
機溶剤は芳香族炭化水素、塩素化芳香族炭化水素または
これらの混合物である。多くの場合、芳香族カルボン酸
アミド1重量部に付き約1ないし20重量部、好ましく
は2ないし5重量部の割合でクメン、メシチレン、シメ
ン、ジイソプロピルナフタリン、クロルトルエンおよび
/またはジクロルベンゼンを使用するのが有利であるこ
とが判った。純粋な溶剤の代わりに、先行するバッチか
ら得られる母液をさらに精製しないで使用できる。上記
の量よりも多い溶剤を使用すると空時収率が低下するけ
れども、溶剤は勿論このような量で使用することもでき
る。
【0017】反応のために、芳香族カルボン酸1モルに
付き0.8ないし1.5モル、特に1.0ないし1.3
モルの尿素を使用するのが有利であることが判った。触
媒として0.01ないし5重量%、好ましくは0.05
ないし2重量%の亜燐酸を反応に添加するのが有利であ
ることが見出された。
【0018】さらに、140ないし200℃の温度、特
に150ないし170℃の温度で反応を遂行するのが有
用であることも見出された。カルボン酸に関する選択率
は一般に98%よりも大きく、そして文献に記載されて
いる副生物(Egypt.J.Pharm.Sci.
,231(1972))は殆ど完全に存在しない。本
発明方法によれば、芳香族カルボン酸アミドは一般に8
0%を超える収率をもって高純度で生成する。未反応の
カルボン酸は回収して、新しいバッチで再び使用するこ
とができる。純粋な溶剤の代わりに、先行するバッチか
ら得られる母液をさらに精製しないで使用でき、それに
よって多くの場合収率を約95%まで高めることができ
る。
【0019】
【実施例】以下の実施例は本発明方法を説明するのに役
立つが、本発明を限定するものではない。
【0020】実施例1:4- ニトロベンズアミド 250mlのジイソプロピルナフタリンの中で83.5g
(0.5モル)の4-ニトロ安息香酸、33.0g
(0.55モル)の尿素および0.5gの亜燐酸を攪拌
しながら8時間150ないし158℃に加熱する。バッ
チを25℃まで冷却した後、固体を吸引濾過し、そして
50mlのジイソプロピルナフタリンで洗浄する。フィル
ターケーキを250mlの水の中に導入し、そして水酸化
ナトリウム水溶液を使用して混合物を12のpHに調整
してから、25℃において30分間攪拌する。引き続い
て固体を吸引濾過して、これを100℃で乾燥させる。
191ないし194℃の融点を有する4- ニトロベンズ
アミド81.4gが得られる。これは理論量の98%の
収率に相当する。
【0021】実施例2:4- ニトロベンズアミド 250mlのo- クロルトルエンの中で83.5g(0.
5モル)の4- ニトロ安息香酸、33.0g(0.55
モル)の尿素および0.5gの亜燐酸を攪拌しながら8
時間150ないし157℃に加熱する。25℃まで冷却
した後、固体を吸引濾過し、そして50mlのo- クロル
トルエンで洗浄する。フィルターケーキを250mlの水
の中に導入し、そして水酸化ナトリウム水溶液を使用し
て混合物を12のpHに調整してから、これに水蒸気蒸
留を施す。引き続いて固体を吸引濾過して、これを10
0℃で乾燥させる。194ないし195℃の融点を有す
る4- ニトロベンズアミド74.9gが得られる。これ
は理論量の98%の収率に相当する。水性の母液をpH
2まで酸性化することによって、後に続くバッチで再び
使用できる4- ニトロ安息香酸3.4g(理論量の4.
1%)が得られる。
【0022】実施例3:4- ニトロベンズアミド 250mlのクメンの中で83.5g(0.5モル)の4
- ニトロ安息香酸、33.0g(0.55モル)の尿素
および0.5gの亜燐酸を攪拌しながら8時間150℃
に加熱する。25℃まで冷却した後、固体を吸引濾過
し、そして50mlのクメンで洗浄する。フィルターケー
キを250mlの水の中に導入し、そして水酸化ナトリウ
ム水溶液を使用して混合物を12のpHに調整してか
ら、これに水蒸気蒸留を施す。引き続いて固体を吸引濾
過して、これを100℃において乾燥させる。192な
いし193℃の融点を有する4- ニトロベンズアミド7
1.3gが得られる。これは理論量の85.9%の収率
に相当する。水性の母液をpH2まで酸性化することに
よって、後に続くバッチで再び使用できる4- ニトロ安
息香酸3.4g(理論量の5.9%)が得られる。
【0023】実施例4:4- ニトロベンズアミド 1000mlのメシチレン中で334g(2.0モル)の
4- ニトロ安息香酸、120g(2.0モル)の尿素お
よび2.0gの亜燐酸を攪拌しながら8時間158ない
し163℃に加熱する。25℃まで冷却した後、固体を
吸引濾過し、そして200mlのメシチレンで洗浄する。
フィルターケーキを1000mlの水の中に導入し、そし
て水酸化ナトリウム水溶液を使用して混合物を12のp
Hに調整してから、これに水蒸気蒸留を施す。引き続い
て固体を吸引濾過して、これを100℃で乾燥させる。
191ないし194℃の融点を有する4- ニトロベンズ
アミド301.2gが得られる。これは理論量の90.
7%の収率に相当する。水性の母液をpH2まで酸性化
することによって、後に続くバッチで再び使用できる4
- ニトロ安息香酸12.5g(理論量の3.7%)が得
られる。
【0024】先行する実験から得られた有機母液100
0mlの中で334g(2.0モル)の4- ニトロ安息香
酸、120g(2.0モル)の尿素および2.0gの亜
燐酸を攪拌しながら158ないし163℃に加熱する。
この混合物を前記のように仕上げ処理する。192ない
し195℃の融点を有する4- ニトロベンズアミド31
3.4gが得られる。これは理論量の94.4%の収率
に相当する。水性の母液をpH2まで酸性化することに
よって、4- ニトロ安息香酸8.8g(理論量の2.6
%)が得られる。
【0025】 実施例5:4- クロル- 3- ニトロベンズアミド 250mlの1,2- ジクロルベンゼンの中で100g
(0.5モル)の4- クロル- 3- ニトロ安息香酸、3
6g(0.6モル)の尿素および0.5gの亜燐酸を攪
拌しながら8時間165ないし178℃に加熱する。2
5℃まで冷却した後、固体を吸引濾過し、そして50ml
の1,2- ジクロルベンゼンで洗浄する。フィルターケ
ーキを250mlの水の中に導入し、そして水酸化ナトリ
ウム水溶液を使用して混合物を12のpHに調整してか
ら、これに水蒸気蒸留を施す。引き続いて固体を吸引濾
過して、これを100℃で乾燥させる。146ないし1
49℃の融点を有する4- クロル- 3- ニトロベンズア
ミド89.7gが得られる。これは理論量の90.2%
の収率に相当する。水性の母液をpH2まで酸性化する
ことによって、後に続くバッチで再び使用できる4- ク
ロル- 3- ニトロ安息香酸4.9g(理論量の4.9
%)が得られる。
【0026】実施例6:ベンズアミド 100mlのメシチレン中で61.0g(0.5モル)の
安息香酸、30.0g(0.5モル)の尿素および0.
5gの亜燐酸を攪拌しながら8時間150ないし158
℃に加熱する。25℃まで冷却した後、固体を吸引濾過
し、そして30mlのメシチレンで洗浄する。フィルター
ケーキを100mlの水の中に導入し、そして水酸化ナト
リウム水溶液を使用して混合物を12のpHに調整して
から、これに水蒸気蒸留を施す。引き続いて固体を吸引
濾過して、これを100℃で乾燥させる。122ないし
125℃の融点を有するベンズアミド51.1gが得ら
れる。これは理論量の85.2%の収率に相当する。
【0027】実施例7:4- フルオルベンズアミド 100mlのメシチレンの中で70.0g(0.5モル)
の4- フルオル安息香酸、30.0g(0.50モル)
の尿素および0.5gの亜燐酸を攪拌しながら8時間1
50ないし158℃に加熱する。25℃まで冷却した
後、固体を吸引濾過し、そして50mlのメシチレンで洗
浄する。フィルターケーキを250mlの水の中に導入
し、そして水酸化ナトリウム水溶液を用いて混合物を1
2のpHに調整してから、これに水蒸気蒸留を施す。引
き続いて固体を吸引濾過して、これを100℃で乾燥さ
せる。147ないし150℃の融点を有する4- フルオ
ルベンズアミド安息香酸50.7gが得られる。これは
理論量の72.9%の収率に相当する。水性の母液をp
H2まで酸性化することによって、後に続くバッチで再
び使用できる4- フルオル安息香酸5.9g(理論量の
8.4%)が得られる。
【0028】実施例8:イソフタルアミド 250mlのメシチレンの中で83.0g(0.5モル)
のイソフタル酸、60.0g(1.00モル)の尿素お
よび0.5gの亜燐酸を攪拌しながら8時間155ない
し158℃に加熱する。25℃まで冷却した後、固体を
吸引濾過し、そして50mlのメシチレンで洗浄する。慣
用方法によって仕上げ処理した後、291ないし293
℃の融点を有するイソフタルアミド60.3gが得られ
る。これは理論量の73.5%の収率に相当する。
【0029】実施例9:4- ニトロベンズアミド(亜燐
酸を用いない比較例) 75mlのメシチレンの中で41.8g(0.25モル)
の4- ニトロ安息香酸および15.0g(0.25モ
ル)の尿素を攪拌しながら8時間158ないし163℃
に加熱する。25℃まで冷却した後、固体を吸引濾過
し、そして25mlのメシチレンで洗浄する。フィルター
ケーキを100mlの水の中に導入し、そして水酸化ナト
リウム水溶液を使用して混合物を12のpHに調整して
から、これに水蒸気蒸留を施す。引き続いて固体を吸引
濾過して、これを100℃で乾燥させる。191ないし
194℃の融点を有する4- ニトロベンズアミド4.8
gが得られる。これは理論量の11.6%の収率に相当
する。
【0030】実施例10:4- ニトロベンズアミド(燐酸
を用いた比較例) 250mlのメシチレンの中で83.5g(0.50モ
ル)の4- ニトロ安息香酸、30.0g(0.50モ
ル)の尿素および1gの燐酸を攪拌しながら8時間16
0ないし162℃に加熱する。25℃まで冷却した後、
固体を吸引濾過し、そして25mlのメシチレンで洗浄す
る。フィルターケーキを250mlの水の中に導入し、そ
して水酸化ナトリウム水溶液を使用して混合物を12の
pHに調整してから、これに水蒸気蒸留を施す。引き続
いて固体を吸引濾過して、これを100℃で乾燥させ
る。193ないし195℃の融点を有する4- ニトロベ
ンズアミド52.0gが得られる。これは理論量の6
2.7%の収率に相当する。
【0031】実施例11:4- ニトロベンズアミド(スル
ファミン酸を用いた比較例) 200mlのジクロルベンゼンの中で83.5g(0.5
0モル)の4- ニトロ安息香酸、30.0g(0.50
モル)の尿素および0.5gのスルファミン酸を攪拌し
ながら16時間180ないし181℃に加熱する。25
℃まで冷却した後、固体を吸引濾過し、そして50mlの
ジクロルベンゼンで洗浄する。フィルターケーキを25
0mlの水の中に導入し、そして水酸化ナトリウム水溶液
を使用して混合物を12のpHに調整してから、これに
水蒸気蒸留を施す。引き続いて固体を吸引濾過して、こ
れを100℃で乾燥させる。192ないし195℃の融
点を有する4- ニトロベンズアミド40.6gが得られ
る。これは理論量の48.9%の収率に相当する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は同一であるかまたは異
    なっていて、水素原子、弗素原子、塩素原子または臭素
    原子であるか、あるいはアルキル(C1 −C4 )基、ヒ
    ドロキシル基またはニトロ基であるか、あるいはR1
    2 とは互いに結合し、弗素原子、塩素原子または臭素
    原子により、またはアルキル(C1 −C4)基、ヒドロ
    キシル基またはニトロ基によって置換されていてもよい
    五環員または六環員の芳香族環を形成する〕で表される
    芳香族カルボン酸アミドの製造方法であって、一般式
    (II) 【化2】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は上に定義された通りで
    ある〕で表される芳香族カルボン酸を、触媒量の亜燐酸
    の添加の下に不活性有機溶剤中で尿素と反応させること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 R1 、R2 およびR3 が同一であるかま
    たは異なっていて、弗素原子、塩素原子または水素原
    子、あるいはニトロ基である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 不活性有機溶剤として芳香族炭化水素、
    塩素化芳香族炭化水素またはこれらの混合物を使用する
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 不活性有機溶剤としてクメン、メシチレ
    ン、シメン、ジイソプロピルナフタリン、クロルトルエ
    ンおよび/またはジクロルベンゼンを使用する請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 芳香族カルボン酸1重量部に付き1ない
    し20重量部、好ましくは2ないし5重量部の溶剤を使
    用する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 芳香族カルボン酸1モルに付き0.8な
    いし1.5モル、特に1.0ないし1.3モルの尿素を
    使用する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 触媒として0.01ないし5重量%、好
    ましくは0.05ないし2重量%の亜燐酸を反応に際し
    て添加する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 140ないし200℃の温度、特に15
    0ないし170℃の温度で反応を遂行する請求項1ない
    し7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 先行するバッチから得られる母液を純粋
    な溶剤の代わりに使用する請求項1ないし8のいずれか
    1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 未反応のカルボン酸を回収して、それ
    を反応に再循環させる請求項1ないし9のいずれか1項
    に記載の方法。
JP6309100A 1993-12-14 1994-12-13 芳香族カルボン酸と尿素から芳香族カルボン酸アミド を製造する方法 Withdrawn JPH07267910A (ja)

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US (1) US5550286A (ja)
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DE59401807D1 (de) 1997-03-27
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