JPH07267682A - 外装用ステンドグラス - Google Patents
外装用ステンドグラスInfo
- Publication number
- JPH07267682A JPH07267682A JP6137794A JP6137794A JPH07267682A JP H07267682 A JPH07267682 A JP H07267682A JP 6137794 A JP6137794 A JP 6137794A JP 6137794 A JP6137794 A JP 6137794A JP H07267682 A JPH07267682 A JP H07267682A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- stained glass
- parts
- coating
- exterior
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
- C03C17/32—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with synthetic or natural resins
- C03C17/322—Polyurethanes or polyisocyanates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 着色塗料、特にウレタン樹脂塗料からなる被
膜を有するステンドグラスを長期に亘って屋外において
使用した場合でも、褪色による色調の変化がなく、且つ
膜が剥離しない外装用ステンドグラスを提供する。 【構成】 ウレタン樹脂100重量部、トリアゾール基
を含む紫外線吸収剤1〜10重量部、ヒンダードアミン
系光安定剤0.5〜5重量部、シランカップリング剤1
〜10重量部および染料を含む塗料から形成された被膜
を有する外装用ステンドグラス。
膜を有するステンドグラスを長期に亘って屋外において
使用した場合でも、褪色による色調の変化がなく、且つ
膜が剥離しない外装用ステンドグラスを提供する。 【構成】 ウレタン樹脂100重量部、トリアゾール基
を含む紫外線吸収剤1〜10重量部、ヒンダードアミン
系光安定剤0.5〜5重量部、シランカップリング剤1
〜10重量部および染料を含む塗料から形成された被膜
を有する外装用ステンドグラス。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板ガラス表面に着色塗
料からなる被膜を形成したステンドグラスに関し、さら
に詳しくは、長期の直射日光、結露による暴露に対して
も褪色が極めて少なく剥離の無い外装用ステンドグラス
に関する。
料からなる被膜を形成したステンドグラスに関し、さら
に詳しくは、長期の直射日光、結露による暴露に対して
も褪色が極めて少なく剥離の無い外装用ステンドグラス
に関する。
【0002】
【従来の技術】板ガラスの表面に有機物質からなる塗料
を塗布して被膜を形成した着色ガラスは、色ガラスから
なる伝統的なステンドグラスの代用品として装飾目的に
使用されている。このような有機塗料を用いるステンド
グラスは、鮮明な多数の色を調製することができ、また
製作が容易なことから、従来のものよりも広範に使用で
きる。しかしながら、有機塗料は色ガラスと比較して耐
候性に劣り、また被膜であることから経時的に剥離する
恐れを常に有しており、このような問題は直射日光や結
露に曝される外装用ステンドグラスにおいて顕著に現れ
る。
を塗布して被膜を形成した着色ガラスは、色ガラスから
なる伝統的なステンドグラスの代用品として装飾目的に
使用されている。このような有機塗料を用いるステンド
グラスは、鮮明な多数の色を調製することができ、また
製作が容易なことから、従来のものよりも広範に使用で
きる。しかしながら、有機塗料は色ガラスと比較して耐
候性に劣り、また被膜であることから経時的に剥離する
恐れを常に有しており、このような問題は直射日光や結
露に曝される外装用ステンドグラスにおいて顕著に現れ
る。
【0003】紫外線に対する耐候性を高めるために、ガ
ラス板に透明な紫外線吸収膜を形成し、その上に重ねて
ウレタン塗料からなる被膜を重ねた多層構造のステンド
グラスも知られているが、このような構造では紫外線吸
収膜へのウレタン被膜の接着強度がガラスへのウレタン
塗膜のそれより低下すること、製造に要する工程数が増
えることなどの問題点がある。
ラス板に透明な紫外線吸収膜を形成し、その上に重ねて
ウレタン塗料からなる被膜を重ねた多層構造のステンド
グラスも知られているが、このような構造では紫外線吸
収膜へのウレタン被膜の接着強度がガラスへのウレタン
塗膜のそれより低下すること、製造に要する工程数が増
えることなどの問題点がある。
【0004】一方、有機塗料の分野においては、耐候性
特に褪色防止効果を改善するために紫外線吸収剤(以
下、「UVA」という。)と光安定剤を添加することが
知られており、ステンドグラスに通常使用されるウレタ
ン系樹脂からなる塗料にもこのような添加剤を配合する
ことが行われている。しかしながら、これら添加剤の種
類や組み合わせによっては、充分な褪色防止効果が得ら
れないばかりか、被膜の白濁化、剥離などの問題点を生
じることがあった。
特に褪色防止効果を改善するために紫外線吸収剤(以
下、「UVA」という。)と光安定剤を添加することが
知られており、ステンドグラスに通常使用されるウレタ
ン系樹脂からなる塗料にもこのような添加剤を配合する
ことが行われている。しかしながら、これら添加剤の種
類や組み合わせによっては、充分な褪色防止効果が得ら
れないばかりか、被膜の白濁化、剥離などの問題点を生
じることがあった。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、着色塗料、
特にウレタン樹脂塗料からなる被膜を有するステンドグ
ラスを長期に亘って屋外において使用した場合でも、褪
色による色調の変化がなく、且つ膜が剥離しない外装用
ステンドグラスを提供するものである。
特にウレタン樹脂塗料からなる被膜を有するステンドグ
ラスを長期に亘って屋外において使用した場合でも、褪
色による色調の変化がなく、且つ膜が剥離しない外装用
ステンドグラスを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決する方法として有機塗料自体の耐候性を向上させる
方法について鋭意検討したところ、ウレタン塗料に紫外
線吸収能に優れたベンゾトリアゾール系UVA、光安定
化能に優れた特定のヒンダードアミン系光安定剤(以
下、「HALS」という。)および接着強度向上を目的
として特定のシランカップリング剤を添加することで、
褪色防止性能に優れるのみならずガラスに対する接着強
度の大きなウレタン塗料が得られることを見出し、この
塗料を板ガラスに塗布し被膜を形成することで屋外での
使用に耐える外装用ステンドグラスを得ることに成功し
た。
解決する方法として有機塗料自体の耐候性を向上させる
方法について鋭意検討したところ、ウレタン塗料に紫外
線吸収能に優れたベンゾトリアゾール系UVA、光安定
化能に優れた特定のヒンダードアミン系光安定剤(以
下、「HALS」という。)および接着強度向上を目的
として特定のシランカップリング剤を添加することで、
褪色防止性能に優れるのみならずガラスに対する接着強
度の大きなウレタン塗料が得られることを見出し、この
塗料を板ガラスに塗布し被膜を形成することで屋外での
使用に耐える外装用ステンドグラスを得ることに成功し
た。
【0007】すなわち、本発明は、ウレタン樹脂100
重量部、トリアゾール基を含む紫外線吸収剤1〜10重
量部、HALS0.5〜5重量部およびシランカップリ
ング剤1〜10重量部を少なくとも含む塗料から形成さ
れた被膜を有する外装用ステンドグラスである。
重量部、トリアゾール基を含む紫外線吸収剤1〜10重
量部、HALS0.5〜5重量部およびシランカップリ
ング剤1〜10重量部を少なくとも含む塗料から形成さ
れた被膜を有する外装用ステンドグラスである。
【0008】本発明におけるウレタン樹脂は、ポリオー
ル成分とイソシアネート成分からなるものをいい、硬化
が完結せずヒドロキシ基とイソシアネート基がそれぞれ
混合物中に存在するもの、または硬化処理においてヒド
ロキシ基またはイソシアネート基を遊離した上でウレタ
ン結合を生成するものも含む。ウレタン樹脂塗料はウレ
タン樹脂の塗料中での形態により各種に分類されてい
る。すなわち、油変成ポリウレタン塗料、湿気硬化性ポ
リウレタン樹脂塗料、ブロック型ポリウレタン樹脂塗
料、触媒硬化型ポリウレタン塗料、ポリオール硬化型ポ
リウレタン樹脂塗料などであり、本発明ではこれらのい
ずれでも使用可能であるが、ポリオール硬化型ポリウレ
タン樹脂塗料が最も好ましい。
ル成分とイソシアネート成分からなるものをいい、硬化
が完結せずヒドロキシ基とイソシアネート基がそれぞれ
混合物中に存在するもの、または硬化処理においてヒド
ロキシ基またはイソシアネート基を遊離した上でウレタ
ン結合を生成するものも含む。ウレタン樹脂塗料はウレ
タン樹脂の塗料中での形態により各種に分類されてい
る。すなわち、油変成ポリウレタン塗料、湿気硬化性ポ
リウレタン樹脂塗料、ブロック型ポリウレタン樹脂塗
料、触媒硬化型ポリウレタン塗料、ポリオール硬化型ポ
リウレタン樹脂塗料などであり、本発明ではこれらのい
ずれでも使用可能であるが、ポリオール硬化型ポリウレ
タン樹脂塗料が最も好ましい。
【0009】本発明に係るウレタン樹脂塗料において使
用するポリオール類にはポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、アクリルポリオール、エポキシポ
リオール、ジエンポリオール、カーボネートポリオー
ル、ポリカプロラクトンジオールその他これらを変成し
て得られるポリマーポリオール、PHD(polyharnssto
ff dispersion)ポリエーテルポリオール、または上記
ポリオール類をメラミン、ウレタン、アミン、シリコー
ン、ε−カプロラクトン、液状ポリブタジエンなどで変
成したものが含まれる。
用するポリオール類にはポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール、アクリルポリオール、エポキシポ
リオール、ジエンポリオール、カーボネートポリオー
ル、ポリカプロラクトンジオールその他これらを変成し
て得られるポリマーポリオール、PHD(polyharnssto
ff dispersion)ポリエーテルポリオール、または上記
ポリオール類をメラミン、ウレタン、アミン、シリコー
ン、ε−カプロラクトン、液状ポリブタジエンなどで変
成したものが含まれる。
【0010】ポリエーテルポリオールは、低分子量の多
価アルコール類、多価フェノール類、アミン類に、炭素
数2〜6のアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフ
ランなどが好ましい。)を開環重合させることで得られ
る。この用途に用いられるものものを例示すると、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキシレングリコールなどの2価のアル
コール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリトリット、ソルビット、シュークロース、ヘキサ
ントリオール、ジグリセリンなどの多価アルコール類、
ハイドロキノン、カテコール、1,3,5−トリス(4
−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,6−ビス(2
−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフ
ェノール、ビスフェノールA(またはテトラメチルビス
フェノール、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−イソブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなど)
などのフェノール類、トリエタノールアミン、N−メチ
ルジエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミンなどのアミン類が挙げられる。
価アルコール類、多価フェノール類、アミン類に、炭素
数2〜6のアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフ
ランなどが好ましい。)を開環重合させることで得られ
る。この用途に用いられるものものを例示すると、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキシレングリコールなどの2価のアル
コール類、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリトリット、ソルビット、シュークロース、ヘキサ
ントリオール、ジグリセリンなどの多価アルコール類、
ハイドロキノン、カテコール、1,3,5−トリス(4
−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,6−ビス(2
−ヒドロキシ−5’−メチルベンジル)−4−メチルフ
ェノール、ビスフェノールA(またはテトラメチルビス
フェノール、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−イソブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンなど)
などのフェノール類、トリエタノールアミン、N−メチ
ルジエタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミンなどのアミン類が挙げられる。
【0011】また、低分子量ポリオール系のポリエーテ
ルポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコールまたはグリセリンのエチレンオキシドまた
はプロピレンオキシドの開環重合物またはエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドとのランダムまたはブロック
開環共重合物、アミン系のポリエーテルポリオールとし
ては、N,N,N’,N’−テトラキス(2ーヒドロキ
シプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリス
(2ーヒドロキシプロピル)ーN’−(2−ヒドロキシ
エチル)エチレンジアミン、N,N,N’,N’’,
N’’−ペンタキス(2ーヒドロキシプロピル)ジエチ
レントリアミンなど、また、ポリ(オキシプロピレン)
シュークロース、ポリ(オキシプロピレン)ソルビトー
ルなどが挙げられる。
ルポリオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコールまたはグリセリンのエチレンオキシドまた
はプロピレンオキシドの開環重合物またはエチレンオキ
シドとプロピレンオキシドとのランダムまたはブロック
開環共重合物、アミン系のポリエーテルポリオールとし
ては、N,N,N’,N’−テトラキス(2ーヒドロキ
シプロピル)エチレンジアミン、N,N,N’−トリス
(2ーヒドロキシプロピル)ーN’−(2−ヒドロキシ
エチル)エチレンジアミン、N,N,N’,N’’,
N’’−ペンタキス(2ーヒドロキシプロピル)ジエチ
レントリアミンなど、また、ポリ(オキシプロピレン)
シュークロース、ポリ(オキシプロピレン)ソルビトー
ルなどが挙げられる。
【0012】ポリエステルポリオールとしては、アジピ
ン酸、フタル酸などとエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルジオールなどのグリコール
類、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの多価ア
ルコールなどとの反応により製造されるものを挙げるこ
とができる。アクリルポリオールは、ヒドロキシエチル
メタアクリレートと各種のアクリル酸エステルまたはメ
タアクリル酸エステルを共重合させたものが使用でき
る。
ン酸、フタル酸などとエチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルジオールなどのグリコール
類、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの多価ア
ルコールなどとの反応により製造されるものを挙げるこ
とができる。アクリルポリオールは、ヒドロキシエチル
メタアクリレートと各種のアクリル酸エステルまたはメ
タアクリル酸エステルを共重合させたものが使用でき
る。
【0013】一方、ポリイソシアネートは硬化剤として
作用するが、エチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,
6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサンジイソシアネート、2,6−ジイ
ソシアネートメチルカプロエート、ビス(2−イソシア
ネートエチル)フマレート、ビス(2−イソシアネート
エチル)カーボネート、2−イソシアネートエチル−
2,6−ジイソシネートヘキサノエート、イソホロンジ
イソシアネート(IPDI)、4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレ
ンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシ
アネート(水添TDI)、ビス(2−イソシアネートエ
チル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレ
ート、キシリレンジイソシアネート、ジエチルベンゼン
ジイソシアネート、トルエンジイソシアネート(TD
I)、HDIの水変成物、TDI2量体、TDIトリメ
チロールプロパンアダクト(L)、HMDI−ビウレッ
ト体、L−フェノールブロック体、IPDIの3量化物
などおよびこれらの粗製物または2種以上の混合物が挙
げられる。さらに、上記イソシアネートから得られるイ
ソシアヌレートも好ましく使用できる。また、本発明に
おいては、ポリオール類、ポリイソシアネート類はこれ
らに代えてあるいはこれらと共に上記化合物よりなるヒ
ドロキシル基末端ウレタンプレポリマー、イソシアネー
ト基末端ウレタンプレポリマーを使用することもでき
る。
作用するが、エチレンジイソシアネート、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、ドデカメチレンジイソシアネート、1,
6,11−ウンデカントリイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサンジイソシアネート、2,6−ジイ
ソシアネートメチルカプロエート、ビス(2−イソシア
ネートエチル)フマレート、ビス(2−イソシアネート
エチル)カーボネート、2−イソシアネートエチル−
2,6−ジイソシネートヘキサノエート、イソホロンジ
イソシアネート(IPDI)、4,4’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレ
ンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシ
アネート(水添TDI)、ビス(2−イソシアネートエ
チル)−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレ
ート、キシリレンジイソシアネート、ジエチルベンゼン
ジイソシアネート、トルエンジイソシアネート(TD
I)、HDIの水変成物、TDI2量体、TDIトリメ
チロールプロパンアダクト(L)、HMDI−ビウレッ
ト体、L−フェノールブロック体、IPDIの3量化物
などおよびこれらの粗製物または2種以上の混合物が挙
げられる。さらに、上記イソシアネートから得られるイ
ソシアヌレートも好ましく使用できる。また、本発明に
おいては、ポリオール類、ポリイソシアネート類はこれ
らに代えてあるいはこれらと共に上記化合物よりなるヒ
ドロキシル基末端ウレタンプレポリマー、イソシアネー
ト基末端ウレタンプレポリマーを使用することもでき
る。
【0014】ポリイソシアネートを硬化剤として使用す
る場合、基本的にはポリオールのヒドロキシ基と等しい
量の活性なイソシアネート基を添加することが好まし
い。したがって、例えばポリエステルポリオールからな
るウレタン塗料主剤100重量部に対しては50〜30
0重量部のイソシアネートが使用されるが、アクリルポ
リオールからなるウレタン塗料主剤100重量部に対し
ては1〜20重量部が用いられることがある。
る場合、基本的にはポリオールのヒドロキシ基と等しい
量の活性なイソシアネート基を添加することが好まし
い。したがって、例えばポリエステルポリオールからな
るウレタン塗料主剤100重量部に対しては50〜30
0重量部のイソシアネートが使用されるが、アクリルポ
リオールからなるウレタン塗料主剤100重量部に対し
ては1〜20重量部が用いられることがある。
【0015】触媒としては、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルプロパン−1,3−ジアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミ
ン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレ
ントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチ
ルジプロピレントリアミン、テトラメチルグアジニンな
どの脂肪族アミン、トリエチレンジアミン、N,N’−
ジメチルピペラジン、N−メチル−N’−(ジメチルア
ミノ)−メチルピペラジン、N−メチルモルホリン、N
−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)−モルホリ
ン、1,2−ジメチルイミダゾールなどの環状アミン
類、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエトキ
シエタノール、N,N,N’−トリメチルアミノエチル
−エタノールアミン、N−メチル−N’−(2−ヒドロ
キシエチル)−ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−モルホリンなどのアルコールアミン類、ビス(2
−ジメチルアミノエチル)−エーテル、エチレングリコ
ール(3−ジメチル)−アミノプロピルエーテルなどの
エーテルアミン類などよりなるアミン触媒、スタナスオ
クトエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチン
ジラウレート、ジブチルチンマーカプチド、ジブチルチ
ンチオカルボキシレート、ジブチルチンジマレエート、
ジオクチルチンマーカプチド、ジオクチルチンチオカル
ボキシレート、オクテン酸鉛、オクチル酸カリウムなど
の有機金属触媒が単独であるいは2種以上の混合物とし
て用いられる。
−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’
−テトラメチルプロパン−1,3−ジアミン、N,N,
N’,N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミ
ン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレ
ントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチ
ルジプロピレントリアミン、テトラメチルグアジニンな
どの脂肪族アミン、トリエチレンジアミン、N,N’−
ジメチルピペラジン、N−メチル−N’−(ジメチルア
ミノ)−メチルピペラジン、N−メチルモルホリン、N
−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)−モルホリ
ン、1,2−ジメチルイミダゾールなどの環状アミン
類、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエトキ
シエタノール、N,N,N’−トリメチルアミノエチル
−エタノールアミン、N−メチル−N’−(2−ヒドロ
キシエチル)−ピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−モルホリンなどのアルコールアミン類、ビス(2
−ジメチルアミノエチル)−エーテル、エチレングリコ
ール(3−ジメチル)−アミノプロピルエーテルなどの
エーテルアミン類などよりなるアミン触媒、スタナスオ
クトエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチルチン
ジラウレート、ジブチルチンマーカプチド、ジブチルチ
ンチオカルボキシレート、ジブチルチンジマレエート、
ジオクチルチンマーカプチド、ジオクチルチンチオカル
ボキシレート、オクテン酸鉛、オクチル酸カリウムなど
の有機金属触媒が単独であるいは2種以上の混合物とし
て用いられる。
【0016】本発明で使用するシランカップリング剤
は、R1−Si(OR2)3で表されるシランであり、R1
は有機官能基、例えばビニル基やアミノ基、R2は加水
分解できる基、例えば、ハライド、アシロキシ基、アル
コキシ基である。これらのシランは、例えば、γ−クロ
ロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリエトキシシランなどのクロ
ロアルキル基含有シラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどの不飽和基含有シラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルシラントリオール
などのγ−グリシドキシ基を有するエポキシ基含有シラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどの
メルカプト基含有シラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ランなどのアミノ基含有シランが挙げられ、上記したγ
−グリシドキシ基を有するエポキシ基含有シラン、アミ
ノ基含有シランが好ましく、上記したγ−グリシドキシ
基を有するエポキシ基含有シランがさらに好ましく、特
にγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランは市販
品が入手しやすいことから最も好ましい。
は、R1−Si(OR2)3で表されるシランであり、R1
は有機官能基、例えばビニル基やアミノ基、R2は加水
分解できる基、例えば、ハライド、アシロキシ基、アル
コキシ基である。これらのシランは、例えば、γ−クロ
ロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリエトキシシランなどのクロ
ロアルキル基含有シラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエト
キシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランなどの不飽和基含有シラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルシラントリオール
などのγ−グリシドキシ基を有するエポキシ基含有シラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどの
メルカプト基含有シラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ランなどのアミノ基含有シランが挙げられ、上記したγ
−グリシドキシ基を有するエポキシ基含有シラン、アミ
ノ基含有シランが好ましく、上記したγ−グリシドキシ
基を有するエポキシ基含有シランがさらに好ましく、特
にγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランは市販
品が入手しやすいことから最も好ましい。
【0017】シランカップリング剤は、ウレタン樹脂1
00重量部に対して1〜10重量部が好ましく、2〜5
重量部がより好ましい。2重量部以下では他の添加成分
によっては剥離の生じることがあるが、1重量部以下で
はかなり剥離が起こり易く好ましくない。また、5重量
部以上では光安定化効果が少し減じ10重量部以上では
さらに顕著に光安定化効果が低下するので好ましくな
い。
00重量部に対して1〜10重量部が好ましく、2〜5
重量部がより好ましい。2重量部以下では他の添加成分
によっては剥離の生じることがあるが、1重量部以下で
はかなり剥離が起こり易く好ましくない。また、5重量
部以上では光安定化効果が少し減じ10重量部以上では
さらに顕著に光安定化効果が低下するので好ましくな
い。
【0018】本発明に係るウレタン樹脂塗料は、紫外線
吸収剤(UVA)と光安定剤の添加が必須である。紫外
線吸収剤はよく知られているように、紫外部の光を効率
よく吸収し、無害な別のエネルギ−(熱エネルギ−等)
に転換することによって、分子内の弱い結合部分を保護
する作用があり、構造的にはベンゾフェノン系、サリシ
レ−ト系、ベンゾトリアゾ−ル系に大別されるが、いず
れも分子内の水酸基の近くに酸素や窒素原子のような非
共役電子対を持っているため、光エネルギ−の吸収によ
り、この両者間で水素結合を介した環形成を起こし、光
エネルギ−を有効に消費する。本発明において、使用可
能な紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系に分
類されるものが使用でき、市販されているバイオソ−ブ
520、550、580、582、583、、590、
591(以上共同薬品社商品名)、チヌビン900、2
34、320、326、327、328、384、11
30(以上チバガイギ−社商品名)、スタブLA−3
2、LA−36、LA−31、LA−51(以上旭電化
工業社商品名)などが例示できる。本発明においては、
チヌビン384、1130が最も好ましい。
吸収剤(UVA)と光安定剤の添加が必須である。紫外
線吸収剤はよく知られているように、紫外部の光を効率
よく吸収し、無害な別のエネルギ−(熱エネルギ−等)
に転換することによって、分子内の弱い結合部分を保護
する作用があり、構造的にはベンゾフェノン系、サリシ
レ−ト系、ベンゾトリアゾ−ル系に大別されるが、いず
れも分子内の水酸基の近くに酸素や窒素原子のような非
共役電子対を持っているため、光エネルギ−の吸収によ
り、この両者間で水素結合を介した環形成を起こし、光
エネルギ−を有効に消費する。本発明において、使用可
能な紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系に分
類されるものが使用でき、市販されているバイオソ−ブ
520、550、580、582、583、、590、
591(以上共同薬品社商品名)、チヌビン900、2
34、320、326、327、328、384、11
30(以上チバガイギ−社商品名)、スタブLA−3
2、LA−36、LA−31、LA−51(以上旭電化
工業社商品名)などが例示できる。本発明においては、
チヌビン384、1130が最も好ましい。
【0019】一方、光安定剤は加熱や光の照射により発
生する各種フリ−ラジカルを捕捉して、安定化する作用
があり、特にHALSの添加が有効である。使用可能な
HALSとしては、特に限定されないが、ピペリジン環
のNがN−R3結合(R3はアルキル基を示し、メチル基
が好ましい。)またはN−CO−R4なる結合(R4はア
ルキル基を示し、メチル基が好ましい。)を有するヒン
ダードアミンが好ましく用いられる。HALSを例示す
ると、サノ−ルLS−770、LS−765、LS−2
92、LS−2626、LS−1114、LS−744
(以上三共社商品名)、チヌビン123、440、14
4、292、622LD、チマソ−ブ944LD、94
4FL、119FL(以上チバガイギ−社商品名)、ス
タブLA−57、LA−77、LA−62、LA−6
7、LA−63、LA−68、LA−82、LA−87
(以上旭電化工業社商品名)などが挙げられる。これら
のうち、サノールLS−765、LS−292、スタブ
LA−52、LA−63、チヌビン123、292、6
22LDなどが特に好ましい。HALSは市販品につい
て例示したが当然同一または化学的に類似の化合物でも
使用できる。
生する各種フリ−ラジカルを捕捉して、安定化する作用
があり、特にHALSの添加が有効である。使用可能な
HALSとしては、特に限定されないが、ピペリジン環
のNがN−R3結合(R3はアルキル基を示し、メチル基
が好ましい。)またはN−CO−R4なる結合(R4はア
ルキル基を示し、メチル基が好ましい。)を有するヒン
ダードアミンが好ましく用いられる。HALSを例示す
ると、サノ−ルLS−770、LS−765、LS−2
92、LS−2626、LS−1114、LS−744
(以上三共社商品名)、チヌビン123、440、14
4、292、622LD、チマソ−ブ944LD、94
4FL、119FL(以上チバガイギ−社商品名)、ス
タブLA−57、LA−77、LA−62、LA−6
7、LA−63、LA−68、LA−82、LA−87
(以上旭電化工業社商品名)などが挙げられる。これら
のうち、サノールLS−765、LS−292、スタブ
LA−52、LA−63、チヌビン123、292、6
22LDなどが特に好ましい。HALSは市販品につい
て例示したが当然同一または化学的に類似の化合物でも
使用できる。
【0020】添加量は樹脂100重量部に対し、紫外線吸
収剤は1〜10重量部、また光安定剤は0.5〜5重量
部が好ましく、さらに紫外線吸収剤が2〜5重量部、光
安定剤が1〜3重量部であるのがより好ましい。また、
これらの添加物の総量が過大となるのも好ましくなく、
紫外線吸収剤/光安定剤の組合せ比率は、重量比で1/
1〜5/1の範囲とすることが好ましく、1/1〜3/
1がより好ましい。いずれか一方がこの比率を超えて多
すぎる場合には他方が充分効果を発揮するだけの量を添
加できず好ましくない。紫外線吸収剤または光安定剤に
おいて、いずれの場合も規定量より少ない場合には効果
が充分でなく、過剰の場合には経済的に不利であるばか
りでなく塗料の安定性を害し、また表面にブリードする
ことがあり好ましくない。
収剤は1〜10重量部、また光安定剤は0.5〜5重量
部が好ましく、さらに紫外線吸収剤が2〜5重量部、光
安定剤が1〜3重量部であるのがより好ましい。また、
これらの添加物の総量が過大となるのも好ましくなく、
紫外線吸収剤/光安定剤の組合せ比率は、重量比で1/
1〜5/1の範囲とすることが好ましく、1/1〜3/
1がより好ましい。いずれか一方がこの比率を超えて多
すぎる場合には他方が充分効果を発揮するだけの量を添
加できず好ましくない。紫外線吸収剤または光安定剤に
おいて、いずれの場合も規定量より少ない場合には効果
が充分でなく、過剰の場合には経済的に不利であるばか
りでなく塗料の安定性を害し、また表面にブリードする
ことがあり好ましくない。
【0021】本発明に係るウレタン樹脂塗料に使用する
溶剤はウレタン樹脂塗料を溶解できるものであれば特に
限定する必要はないが、芳香族系、エステル系、エーテ
ル系、ケトン系などの有機溶剤であり、単独もしくは混
合溶剤として使用する。具体的には、例えば、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、メシチレンな
どの芳香族系、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ブチル、
ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチル、酢酸第二ブチル、酢酸アミル、酢酸イ
ソアミル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシ
ル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピ
オン酸アミル、酪酸ブチル、炭酸ジエチル、シュウ酸ジ
エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、リン酸トリエチル、
γ−ブチロラクトン、エチレングリコールモノアセテー
ト、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
などのエステル系、イソプロピルエーテル、n−ブチル
エーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセ
ロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルなどのエーテル系、アセトン、エチル
メチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチル
ケトン、ジメチルオキシド、ジアセトンアルコール、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、イソホロン
などのケトン系溶剤が挙げられる。また、塗料の溶剤と
して市販されている各種の溶剤、例えば、ソルベッソ各
品種(エクソン化学製)などが単独であるいは前記各溶
剤とともに使用できる。さらに、少量の添加用としてで
あるがメタノール、エタノール、ブタノールなどのアル
コール系溶剤が挙げられる。
溶剤はウレタン樹脂塗料を溶解できるものであれば特に
限定する必要はないが、芳香族系、エステル系、エーテ
ル系、ケトン系などの有機溶剤であり、単独もしくは混
合溶剤として使用する。具体的には、例えば、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、メシチレンな
どの芳香族系、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸ブチル、
ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチル、酢酸第二ブチル、酢酸アミル、酢酸イ
ソアミル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシ
ル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、プロピ
オン酸アミル、酪酸ブチル、炭酸ジエチル、シュウ酸ジ
エチル、乳酸メチル、乳酸エチル、リン酸トリエチル、
γ−ブチロラクトン、エチレングリコールモノアセテー
ト、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
などのエステル系、イソプロピルエーテル、n−ブチル
エーテル、アニソール、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセ
ロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルなどのエーテル系、アセトン、エチル
メチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチル
ケトン、ジメチルオキシド、ジアセトンアルコール、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、イソホロン
などのケトン系溶剤が挙げられる。また、塗料の溶剤と
して市販されている各種の溶剤、例えば、ソルベッソ各
品種(エクソン化学製)などが単独であるいは前記各溶
剤とともに使用できる。さらに、少量の添加用としてで
あるがメタノール、エタノール、ブタノールなどのアル
コール系溶剤が挙げられる。
【0022】いずれの有機溶剤を使用する場合も通常の
塗料と同様に塗料化が可能であり、顔料、湿潤剤、分散
剤、乳化剤、沈降防止剤、防腐剤、皮張り防止剤、増粘
剤、タレ止め剤、消泡剤、乾燥剤、色別れ防止剤、レベ
リング剤、スリップ剤、スリキズ防止剤、可塑剤、つや
消し剤、低収縮剤、防菌剤、防黴剤、導電剤、帯電防止
剤、防汚剤、難燃剤などを適宜添加することができる。
塗料と同様に塗料化が可能であり、顔料、湿潤剤、分散
剤、乳化剤、沈降防止剤、防腐剤、皮張り防止剤、増粘
剤、タレ止め剤、消泡剤、乾燥剤、色別れ防止剤、レベ
リング剤、スリップ剤、スリキズ防止剤、可塑剤、つや
消し剤、低収縮剤、防菌剤、防黴剤、導電剤、帯電防止
剤、防汚剤、難燃剤などを適宜添加することができる。
【0023】本発明に係る塗料における染料は特に限定
されず各種の染料を単品であるいは混合して使用され
る。このような染料の例としては、例えば、有機合成化
学協会編、染料便覧(丸善1970年発行)に記載され
ており、これらのうちから1種または2種以上を適宜選
択して使用されるが、具体的には、ダイレクトイエロー
12、44、50、ダイレクトオレンジ26、39、ダ
イレクトレッド2、23、28、31、79、81、ダ
イレクトバイオレット47、48、ダイレクトブルー
1、15、71、78、86、106、168、ダイレ
クトグリーン59、ダイレクトブラウン106、ダイレ
クトブラック17、22などの直接染料、アシッドイエ
ロー1、7、23、アシッドオレンジ7、56、アシッ
ドレッド18、27、52、82、87、114、18
6、アシッドバイオレット43、49、アシッドブルー
40、45、74、113、127、アシッドグリーン
925、アシッドブラウン2、13、アシッドブラック
1、26、52などの酸性染料、ベイシックイエロー
2、11、ベイシックオレンジ21、ベイシックレッド
13、ベイシックバイオレット1、3、7、10、1
4、ベイシックブルー9、26、ベイシックグリーン
4、ベイシックブラウン1、ベイシックブラック2など
の塩基性染料、モルダントイエロー3、5、30、モル
ダントオレンジ1、4、6、モルダントレッド7、1
1、15、17、モルダントバイオレット1、5、モル
ダントブルー1、13、モルダントグリーン15、1
7、モルダントブラウン15、33、40、モルダント
ブラック1、3、7、11、17などの媒染・酸性媒染
染料、アゾイックジアゾコンポーネント2、3、5、
9、12、17、20、34、38、48、アゾイック
カップリングコンポーネント2、5、17、18、2
0、アゾイックイエロー2、アゾイックオレンジ2、ア
ゾイックレッド2、アゾイックブルー6などのアゾイッ
ク染料、サルファーイエロー4、サルファーオレンジ
3、サルファーブルー2、7、9、サルファーグリーン
2、14、サルファーブラウン7、サルファーブラック
1、2、10、11、バットブルー43などの硫化・硫
化バット染料、バットイエロー2、4、バットオレンジ
1、3、7、バットレッド1、バットバイオレット1、
2、13、バットブルー1、ソリュービライズドバット
ブルー1、バットブルー3、4、5、6、20、29、
バットグリーン1、3、8、バットブラウン3、バット
ブラック9などのバット染料、ディスパーズイエロー
3、7、42、ディスパースオレンジ1、5、13、デ
ィスパーズレッド4、13、17、ディスパーズバイオ
レット1、4、ディスパーズブルー1、3、7、ディス
パーズブラック1、29などの分散染料、ソルベントイ
エロー2、14、16、ソルベントオレンジ5、ソルベ
ントレッド3、8、24、25、27、49、ソルベン
トブルー11、ソルベントグリーン3、ソルベントブラ
ウン3、ソルベントブラック5などの油溶染料、リアク
ティブイエロー3、17、リアクティブオレンジ1、
2、リアクティブレッド6、17、リアクティブバイオ
レット2、リアクティブブルー4、19、リアクティブ
ブラウン1、リアクティブブラック1などの反応染料、
フルオレセント・ブライトニング・エイジェント30、
32、51、52、54、55、112、135、16
2などの蛍光増白剤、フッドイエロー4、3、フッドレ
ッド9、14、7、アシッドレッド87、92、94、
52、フッドバイオレット2、フッドブルー2、1、フ
ッドグリーン2などの食品用色素などが挙げられる。選
択に当たっては、ウレタン樹脂との相溶性、光に対する
耐光性を考慮することが好ましい。
されず各種の染料を単品であるいは混合して使用され
る。このような染料の例としては、例えば、有機合成化
学協会編、染料便覧(丸善1970年発行)に記載され
ており、これらのうちから1種または2種以上を適宜選
択して使用されるが、具体的には、ダイレクトイエロー
12、44、50、ダイレクトオレンジ26、39、ダ
イレクトレッド2、23、28、31、79、81、ダ
イレクトバイオレット47、48、ダイレクトブルー
1、15、71、78、86、106、168、ダイレ
クトグリーン59、ダイレクトブラウン106、ダイレ
クトブラック17、22などの直接染料、アシッドイエ
ロー1、7、23、アシッドオレンジ7、56、アシッ
ドレッド18、27、52、82、87、114、18
6、アシッドバイオレット43、49、アシッドブルー
40、45、74、113、127、アシッドグリーン
925、アシッドブラウン2、13、アシッドブラック
1、26、52などの酸性染料、ベイシックイエロー
2、11、ベイシックオレンジ21、ベイシックレッド
13、ベイシックバイオレット1、3、7、10、1
4、ベイシックブルー9、26、ベイシックグリーン
4、ベイシックブラウン1、ベイシックブラック2など
の塩基性染料、モルダントイエロー3、5、30、モル
ダントオレンジ1、4、6、モルダントレッド7、1
1、15、17、モルダントバイオレット1、5、モル
ダントブルー1、13、モルダントグリーン15、1
7、モルダントブラウン15、33、40、モルダント
ブラック1、3、7、11、17などの媒染・酸性媒染
染料、アゾイックジアゾコンポーネント2、3、5、
9、12、17、20、34、38、48、アゾイック
カップリングコンポーネント2、5、17、18、2
0、アゾイックイエロー2、アゾイックオレンジ2、ア
ゾイックレッド2、アゾイックブルー6などのアゾイッ
ク染料、サルファーイエロー4、サルファーオレンジ
3、サルファーブルー2、7、9、サルファーグリーン
2、14、サルファーブラウン7、サルファーブラック
1、2、10、11、バットブルー43などの硫化・硫
化バット染料、バットイエロー2、4、バットオレンジ
1、3、7、バットレッド1、バットバイオレット1、
2、13、バットブルー1、ソリュービライズドバット
ブルー1、バットブルー3、4、5、6、20、29、
バットグリーン1、3、8、バットブラウン3、バット
ブラック9などのバット染料、ディスパーズイエロー
3、7、42、ディスパースオレンジ1、5、13、デ
ィスパーズレッド4、13、17、ディスパーズバイオ
レット1、4、ディスパーズブルー1、3、7、ディス
パーズブラック1、29などの分散染料、ソルベントイ
エロー2、14、16、ソルベントオレンジ5、ソルベ
ントレッド3、8、24、25、27、49、ソルベン
トブルー11、ソルベントグリーン3、ソルベントブラ
ウン3、ソルベントブラック5などの油溶染料、リアク
ティブイエロー3、17、リアクティブオレンジ1、
2、リアクティブレッド6、17、リアクティブバイオ
レット2、リアクティブブルー4、19、リアクティブ
ブラウン1、リアクティブブラック1などの反応染料、
フルオレセント・ブライトニング・エイジェント30、
32、51、52、54、55、112、135、16
2などの蛍光増白剤、フッドイエロー4、3、フッドレ
ッド9、14、7、アシッドレッド87、92、94、
52、フッドバイオレット2、フッドブルー2、1、フ
ッドグリーン2などの食品用色素などが挙げられる。選
択に当たっては、ウレタン樹脂との相溶性、光に対する
耐光性を考慮することが好ましい。
【0024】本発明に使用するガラスは特に限定されな
いが、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラ
ス、各種色ガラス、強化ガラスなどであり、形状は板ガ
ラス、各種形状に加工されたガラス板またはそれらにさ
らに各種模様を施したガラスなどどの様なものでもよ
い。一般には、方形、円形、楕円形などに加工された板
ガラスに本発明に係る塗料を塗布、焼成することでステ
ンドグラスを製造する。
いが、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラ
ス、各種色ガラス、強化ガラスなどであり、形状は板ガ
ラス、各種形状に加工されたガラス板またはそれらにさ
らに各種模様を施したガラスなどどの様なものでもよ
い。一般には、方形、円形、楕円形などに加工された板
ガラスに本発明に係る塗料を塗布、焼成することでステ
ンドグラスを製造する。
【0025】塗布方法は特に限定されず通常の方法で良
いが、例えば、刷毛塗り、スプレー塗装、ロールコー
ト、カーテンコート、フローコートなどを挙げることが
できる。硬化方法は特に限定されず通常の条件で良い
が、例えば、室温〜250℃で行われ、室温〜150℃
が好ましく、室温〜100℃がより好ましい。硬化可能
な限り低温で処理することが好ましいが、余り低温で処
理すると充分な硬化が起こらず被膜強度の低くなること
がある。処理時間は処理温度に依存するが、1分〜数日
間であり、作業工程により選択し、通常5分〜5時間で
行う様に設定し、10分〜1時間が好ましい。この様に
して塗布・硬化された塗膜の厚さは1〜1000μmで
あり、10〜500μmが好ましく、20〜300μm
がより好ましい。1μmより薄いと着色効果低く、10
00μm以上では光の透過が減少し好ましくない。塗料
に添加する顔料、染料などの着色材料の含有比率にもよ
るが50〜300μm程度が最も好ましい。
いが、例えば、刷毛塗り、スプレー塗装、ロールコー
ト、カーテンコート、フローコートなどを挙げることが
できる。硬化方法は特に限定されず通常の条件で良い
が、例えば、室温〜250℃で行われ、室温〜150℃
が好ましく、室温〜100℃がより好ましい。硬化可能
な限り低温で処理することが好ましいが、余り低温で処
理すると充分な硬化が起こらず被膜強度の低くなること
がある。処理時間は処理温度に依存するが、1分〜数日
間であり、作業工程により選択し、通常5分〜5時間で
行う様に設定し、10分〜1時間が好ましい。この様に
して塗布・硬化された塗膜の厚さは1〜1000μmで
あり、10〜500μmが好ましく、20〜300μm
がより好ましい。1μmより薄いと着色効果低く、10
00μm以上では光の透過が減少し好ましくない。塗料
に添加する顔料、染料などの着色材料の含有比率にもよ
るが50〜300μm程度が最も好ましい。
【0026】本発明の外装用ステンドグラスはそのさら
に外部に、他の種類の塗料またはフィルムを重ねること
で擦り傷防止、耐酸性、耐アルカリ性などを付与する保
護膜を形成することもできる。
に外部に、他の種類の塗料またはフィルムを重ねること
で擦り傷防止、耐酸性、耐アルカリ性などを付与する保
護膜を形成することもできる。
【0027】以下、本発明を実施例をもってさらに詳細
に説明するが、本発明の実施態様はこれに限らない。
に説明するが、本発明の実施態様はこれに限らない。
【0028】
(実施例1) (塗料の調製)ウレタン樹脂として川上塗料(株)製ア
クリルポリオール硬化性ポリウレタン(固形分60重量
%、130℃での加熱残分をいう。)900gに溶解
し、これに硬化剤としてキシレンで10重量%に希釈し
たコロネートHX(日本ポリウレタン(株):HDIを
原料とする無黄変型のポリイソシアネートでありイソシ
アヌレート環を持つ。)100gを添加し、さらにUV
Aのチヌビン384(Tinuvin384(チバガイギー))を
19.0gとHALSのチヌビン292(Tinuvin292
(チバガイギー))9.7gとシランカップリング剤の
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(東芝シ
リコーン(株)製;TSL8350)19.0gを添加し、つ
いでグリーン染料(Aizen Spilon Green 3GNH special
(保土谷化学工業))3.0gをメチルセロソルブ72
gと酢酸n-ブチル72gで溶解したものを添加しウレタ
ン塗料を調製した。このウレタン塗料の固形分濃度は約
50重量%であった。
クリルポリオール硬化性ポリウレタン(固形分60重量
%、130℃での加熱残分をいう。)900gに溶解
し、これに硬化剤としてキシレンで10重量%に希釈し
たコロネートHX(日本ポリウレタン(株):HDIを
原料とする無黄変型のポリイソシアネートでありイソシ
アヌレート環を持つ。)100gを添加し、さらにUV
Aのチヌビン384(Tinuvin384(チバガイギー))を
19.0gとHALSのチヌビン292(Tinuvin292
(チバガイギー))9.7gとシランカップリング剤の
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(東芝シ
リコーン(株)製;TSL8350)19.0gを添加し、つ
いでグリーン染料(Aizen Spilon Green 3GNH special
(保土谷化学工業))3.0gをメチルセロソルブ72
gと酢酸n-ブチル72gで溶解したものを添加しウレタ
ン塗料を調製した。このウレタン塗料の固形分濃度は約
50重量%であった。
【0029】(塗布方法)150mm×70mm×3m
mのソーダライムガラス基板に、調製したウレタン塗料
をバーコーダーで塗布し、塗装後、1分間静置し、その
後温風乾燥器でガラス表面が80℃となる様に温度調節
し、30分間乾燥硬化させた。この時、膜厚は約200
μmであった。
mのソーダライムガラス基板に、調製したウレタン塗料
をバーコーダーで塗布し、塗装後、1分間静置し、その
後温風乾燥器でガラス表面が80℃となる様に温度調節
し、30分間乾燥硬化させた。この時、膜厚は約200
μmであった。
【0030】(耐候性試験) (1)SUV試験 岩崎電気(株)製スーパーUVテスター SUV-W-11によ
り、高圧水銀灯85mW/cm2の強度で20時間の紫外
線照射と、4時間の湿潤状態からなるサイクルを15サ
イクル連続で繰返した。評価は、東京電色(株)製色差
計のカラーコンピューター TC-1500MC-88を用い、耐候
性試験に供さない塗膜と基準として、色差の変化で示し
た。数値の大きい程褪色の大きいことを表し、2.0を
越えるものは実用上好ましくない。また、塗膜の接着強
度をJIS5400の1mm枡目の碁盤目試験で評価し
た。結果を表1に示す。
り、高圧水銀灯85mW/cm2の強度で20時間の紫外
線照射と、4時間の湿潤状態からなるサイクルを15サ
イクル連続で繰返した。評価は、東京電色(株)製色差
計のカラーコンピューター TC-1500MC-88を用い、耐候
性試験に供さない塗膜と基準として、色差の変化で示し
た。数値の大きい程褪色の大きいことを表し、2.0を
越えるものは実用上好ましくない。また、塗膜の接着強
度をJIS5400の1mm枡目の碁盤目試験で評価し
た。結果を表1に示す。
【0031】(2)SW試験 スガ試験機(株)製サンシャインウェザオメーターWE
L−SUN−HCHにより3mW/cm2の強度で光照
射し2500時間後の試験片をSUV試験の場合と同様
の評価を行なった。色差2.0を越えるものは実用上好
ましない。結果を表1に示す。
L−SUN−HCHにより3mW/cm2の強度で光照
射し2500時間後の試験片をSUV試験の場合と同様
の評価を行なった。色差2.0を越えるものは実用上好
ましない。結果を表1に示す。
【0032】(実施例2〜9、比較例1〜4)実施例に
おいてUVA、HALS、シランカップリング剤、染料
の種類または量を表1に示す様に変えてステンドグラス
の試験片を調製し評価を行なった。結果を表1に示す。
おいてUVA、HALS、シランカップリング剤、染料
の種類または量を表1に示す様に変えてステンドグラス
の試験片を調製し評価を行なった。結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】(実施例10) (塗料の調製)ウレタン樹脂としてデスモフェン800
の91gとデスモフェン1100の91g(いずれも住
友バイエル(株)製ポリエステルポリオール)を酢酸エ
チルの120gとトルエンの120gに溶解した。これ
に硬化剤としてコロネートL(日本ポリウレタン
(株):HMDI系イソシアネート)の288gを50
gのトルエンで希釈して混合し、さらにUVAのチヌビ
ン384を16.2gとHALSのチヌビン292(Ti
nuvin292(チバガイギー))8.3gとシランカップリ
ング剤のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
16.2gを添加し、ついでグリーン染料(Aizen Spil
on Green 3GNH special)3.4gをメチルセロソルブ
82gと酢酸n-ブチル82gで溶解したものを添加しウ
レタン塗料を調製した。このウレタン塗料の固形分濃度
は約53重量%であった。
の91gとデスモフェン1100の91g(いずれも住
友バイエル(株)製ポリエステルポリオール)を酢酸エ
チルの120gとトルエンの120gに溶解した。これ
に硬化剤としてコロネートL(日本ポリウレタン
(株):HMDI系イソシアネート)の288gを50
gのトルエンで希釈して混合し、さらにUVAのチヌビ
ン384を16.2gとHALSのチヌビン292(Ti
nuvin292(チバガイギー))8.3gとシランカップリ
ング剤のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
16.2gを添加し、ついでグリーン染料(Aizen Spil
on Green 3GNH special)3.4gをメチルセロソルブ
82gと酢酸n-ブチル82gで溶解したものを添加しウ
レタン塗料を調製した。このウレタン塗料の固形分濃度
は約53重量%であった。
【0035】(塗布方法)150mm×70mm×3m
mのソーダライムガラス基板に、調製したウレタン塗料
をバーコーダーで塗布し、塗装後、1分間静置し、その
後温風乾燥器でガラス表面が200℃となる様に温度調
節し、10分間乾燥硬化させた。この時、膜厚は約25
0μmであった。
mのソーダライムガラス基板に、調製したウレタン塗料
をバーコーダーで塗布し、塗装後、1分間静置し、その
後温風乾燥器でガラス表面が200℃となる様に温度調
節し、10分間乾燥硬化させた。この時、膜厚は約25
0μmであった。
【0036】(耐候性試験)実施例1と同様にSUV試
験およびSW試験を実施した。300時間SUV試験で
は色差1.5、この時の碁盤目試験は100/100で
あり、2500時間SW試験では色差1.3、この時の
碁盤目試験は100/100であり、優れた褪色防止効
果と耐剥離性が認められた。
験およびSW試験を実施した。300時間SUV試験で
は色差1.5、この時の碁盤目試験は100/100で
あり、2500時間SW試験では色差1.3、この時の
碁盤目試験は100/100であり、優れた褪色防止効
果と耐剥離性が認められた。
【0037】
【発明の効果】表1に示した結果から明らかなように、
特定のUVA、特定のHALSおよび特定のシランカッ
プリング剤を所定の比率に調製したウレタン塗料をガラ
スに塗装して被膜を形成したステンドグラスは長期の光
曝露においても剥離が起こらない程接着強度が高く、か
つ塗料の褪色も起こらないという効果を奏する。
特定のUVA、特定のHALSおよび特定のシランカッ
プリング剤を所定の比率に調製したウレタン塗料をガラ
スに塗装して被膜を形成したステンドグラスは長期の光
曝露においても剥離が起こらない程接着強度が高く、か
つ塗料の褪色も起こらないという効果を奏する。
【図1】 本発明の外装用ステンドグラスの断面を示
す。
す。
【図2】 本発明の外装用ステンドグラスの断面を示
す。
す。
【図3】 本発明の外装用ステンドグラスの断面を示
す。
す。
【図4】 本発明の外装用ステンドグラスの断面を示
す。 1・・ガラス基板 2・・被膜 3・・保護
膜
す。 1・・ガラス基板 2・・被膜 3・・保護
膜
Claims (5)
- 【請求項1】ウレタン樹脂100重量部、トリアゾール
基を含む紫外線吸収剤1〜10重量部、ヒンダードアミ
ン系光安定剤0.5〜5重量部およびシランカップリン
グ剤1〜10重量部を少なくとも含む塗料から形成され
た被膜を有する外装用ステンドグラス。 - 【請求項2】ウレタン樹脂100重量部、トリアゾール
基を含む紫外線吸収剤1〜10重量部、ヒンダードアミ
ン系光安定剤0.5〜5重量部、シランカップリング剤
1〜10重量部および染料を少なくとも含む塗料から形
成された被膜を有する外装用ステンドグラス。 - 【請求項3】光安定剤が、ピペリジン環のN(窒素原
子)でN−R結合またはN−CO−R結合(Rはアルキ
ル基)を有するヒンダードアミンである請求項1〜2記
載の外装用ステンドグラス。 - 【請求項4】シランカップリング剤がγ−グリシドキシ
基を有するシランであることを特徴とする請求項1〜2
記載の外装用ステンドグラス。 - 【請求項5】シランカップリング剤がγ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランであることを特徴とする請
求項4記載の外装用ステンドグラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137794A JPH07267682A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 外装用ステンドグラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137794A JPH07267682A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 外装用ステンドグラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267682A true JPH07267682A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13169437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6137794A Pending JPH07267682A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 外装用ステンドグラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07267682A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001106971A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Asahi Kasei Corp | ウレタン被覆組成物 |
JP2004516368A (ja) * | 2000-12-22 | 2004-06-03 | バイエル・コーポレーシヨン | シラン定着剤を含有する2成分系被覆組成物 |
WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
JP2015214483A (ja) * | 2009-05-15 | 2015-12-03 | 旭硝子株式会社 | 自動車用紫外線吸収ガラス物品および自動車の摺動窓 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6137794A patent/JPH07267682A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001106971A (ja) * | 1999-10-08 | 2001-04-17 | Asahi Kasei Corp | ウレタン被覆組成物 |
JP2004516368A (ja) * | 2000-12-22 | 2004-06-03 | バイエル・コーポレーシヨン | シラン定着剤を含有する2成分系被覆組成物 |
WO2008102822A1 (ja) | 2007-02-20 | 2008-08-28 | Fujifilm Corporation | 紫外線吸収剤を含む高分子材料 |
WO2009022736A1 (ja) | 2007-08-16 | 2009-02-19 | Fujifilm Corporation | ヘテロ環化合物、紫外線吸収剤及びこれを含む組成物 |
JP2015214483A (ja) * | 2009-05-15 | 2015-12-03 | 旭硝子株式会社 | 自動車用紫外線吸収ガラス物品および自動車の摺動窓 |
US10450223B2 (en) | 2009-05-15 | 2019-10-22 | AGC Inc. | Coating solution for forming ultraviolet-absorbing film, and ultraviolet-absorbing glass article |
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