JPH072667U - 車両用多段変速装置 - Google Patents

車両用多段変速装置

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JPH072667U
JPH072667U JP3136793U JP3136793U JPH072667U JP H072667 U JPH072667 U JP H072667U JP 3136793 U JP3136793 U JP 3136793U JP 3136793 U JP3136793 U JP 3136793U JP H072667 U JPH072667 U JP H072667U
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JP
Japan
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shift
lever
vehicle speed
speed
vehicle
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Application number
JP3136793U
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English (en)
Inventor
順 梶並
武 手代木
勲 岡本
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Publication of JPH072667U publication Critical patent/JPH072667U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変速レバーを所定回数倒す操作を行うこと無
く、車速に応じたシフト段に変速することが可能となる
車両用多段変速装置を提供すること。 【構成】VSP≠0で、運転者が中立位置部Nを経由し
た後に操作レバー15がU方向或いはD方向に動かした場
合には(S3,4,5)、アップ側に操作された場合に
はエンジン回転数NENが低い回転数になるようなシフト
段へ変速がなされ、緩加速が行われる(S9,10)。ま
た、ダウン側に操作された場合にはエンジン回転数NEN
が高い回転数になるようなシフト段へ変速がなされ、急
加速が行われる(S12,13)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、R,N,H,U,Dの変速位置を有して変速を行う車両用変速装置 に関し、特にNから再びギヤ入れを行う際の最適な変速を可能とする車両用変速 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用変速装置のシフトパターンには、アップ・ダウン方式のシフトパターン がある。該アップ・ダウン方式のシフトパターンとして、セレクト方向にホール ド(H)とニュートラル(N)のポジション、またシフト方向にシフトアップ( U)とシフトダウン(D)とリバース(R)のポジションを有する技術が、例え ば本出願人による実開昭61−161122号公報等により知られている。
【0003】 即ち、運転者は通常の走行時には変速レバーをシフト方向のUに所定回数倒す ことによりシフトアップを行ってゆき、また変速レバーをシフト方向のDに所定 回数倒すことによりシフトダウンを行っている。そして、通常走行時等には、該 変速レバーはHの位置に位置することとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この様な従来のアップ・ダウン方式のシフトパターンにあっては、該シフト段 の変更は1段づつしかできず、もって運転者が中間の変速段を飛び越えて所定の 変速段に変速することは不可能であった。 ここで、車両が所定変速段の状態で所定速度にて走行中に減速が行われた場合 を想定する。速度が減速した後に急激な再加速を行うためには、より低いシフト 段を用いて加速を行うことが必要であるが、従来技術では、より低いシフト段を 用いて加速を行おうとすると、シフト段の変更は1段づつしかできないため、前 記変速レバーをD側に所定回数倒して所定段に落とすことが必要であった。
【0005】 しかしながら、走行中に前記のように変速レバーを所定回数倒す操作を行うこ とは、煩雑であると共に操作性も良好なものではなかった。 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、変速レバーを所定回数倒す 操作を行うこと無く、車速に応じたシフト段に変速することが可能となる車両用 多段変速装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、シフトレバー操作機構のシフトパターンを、シフトレバ ーの一つのシフト位置に一つのシフト段が対応したレバーパターン部と、シフト レバーを一方向に倒す回数に応じてアップまたはダウン変化する複数のシフト段 が対応したギヤ保持部と、中立位置部とから構成した車両用多段変速装置におい て、 車速を検出する車速検出手段を設け、シフトレバーを前記シフトパターンの中 立位置部を経由して該中立位置部からギヤ保持部に操作した場合には、該操作時 の車速が所定の車速になるようなシフト段に変速制御を行うと共に、 シフトレバーをギヤ保持部のアップ側に倒した場合には該操作時の車速に基づ いてより低い所定のエンジン回転数になるように変速制御を行い、また該シフト レバーをギヤ保持部のダウン側に倒した場合には該操作時の車速に基づいてより 高い所定のエンジン回転数になるように変速制御を行う構成とした。
【0007】
【作用】
かかる構成の車両用多段変速装置にあっては、シフトレバーを前記シフトパタ ーンの中立位置部を経由して該中立位置部からギヤ保持部に操作した場合には、 該操作時の車速が所定の車速になるようなシフト段に変速制御がなされることと なる。このとき、シフトレバーをギヤ保持部のアップ側に倒すと、該操作時の車 速に基づいてより低い所定のエンジン回転数になるように変速制御が行われるの で、緩加速を行う際に最適なシフト段となる。一方、該シフトレバーをギヤ保持 部のダウン側に倒した場合には該操作時の車速に基づいてより高い所定のエンジ ン回転数になるように変速制御が行われるので、急加速を行う際に最適なシフト 段となる。
【0008】 そして、シフトレバー操作機構におけるレバー位置に対応した所定シフト段へ のシフトチェンジが行われる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図に基づいて説明する。 図1において、エンジン1にはクラッチ2を介してトランスミッション3が取 付けられ、そのトランスミッション3にはアクチュエータ12とギヤ回転速度セン サ6、メインシャフト回転速度センサ5とが設けられている。
【0010】 また、エンジン1に取付けられた燃料噴射ポンプ4はモータ7に接続されてい る。そして、アクセルセンサ8、クラッチスイッチ9、アクチュエータ12、ギヤ 回転速度センサ6、メインシャフト回転速度センサ5、モータ7とシフトタワー 11とは制御装置10に接続されている。 制御装置10は、シフトタワー11からの電気的なシフト位置指定信号に基づいて シフトチェンジ指令を発するシフトチェンジ制御回路と、該シフトチェンジ制御 回路からの指令信号を受けて所定のアクチュエータ12へ駆動信号を発するトラン シミッション制御回路等からなる変速制御装置を備えている。
【0011】 図2において、そのシフトタワー11の操作レバー15はレバーブラケット20の図 示しない湾曲溝にシャフト16aで取付けられたシャフト16を中心としてロワレバ ー17と共にセレクト方向(H−N)に揺動できるように設けられている。また、 そのロワシャフト17の下端は、スプリング21で下方に付勢されたセレクトピン19 が凹部18を有するセレクト位置決め17の1つの凹部と係合している。
【0012】 また、図3を参照して、操作レバー15は、インナシャフト16、ロワレバー17と 共にセレクトピン19を支点としてシフト位置(U−D)に揺動できるように構成 されている。 ここで、図4において、操作レバー15の操作機構としてのシフトタワー11のシ フトパターンは、操作レバー15のの一つのシフト位置に一つのシフト段が対応し たレバーパターン部Aと、操作レバー15を一方向に倒す回数に応じてアップまた はダウン変化する複数のシフト段が対応したギヤ保持部Bと、中立位置部Nとか ら構成される。
【0013】 ここで、レバーパターン部Aは後退(R)が当てられており、ギヤ保持部Bは 1列のセレクト列からなり、操作レバー15をU方向に倒すことでシフト段がアッ プし、D方向に倒すことでシフト段がダウン変化する。 図5は図4のW−W断面を示し、レバー15の端部にはシフトノブ28が固着され 、そのノブ28にはプッシュボタン30が摺動自在に挿入され、ばね31で上方に付勢 されカバー32で位置決めされている。そのプッシュボタン30にはシャフト29が固 着され、そのシャフト29の他端にはL字状のレバー33がパイプ状のレバー15の窓 34から取付けられている。
【0014】 また該プッシュボタン30が押されたことを検出する検出スイッチ35がレバー15 に固着されており、該検出スイッチ35により検出したプッシュボタン30の押圧状 態も前記制御装置10に入力されている。 次に、制御装置10により行われる当該多段変速装置の変速制御について、図6 に示すフローチャートを参照しつつ、説明する。
【0015】 ステップ1(図ではS1と記す。以下同様)では、シフトチェンジ制御回路か ら出力されるシフトチェンジ指令に基づき、現在のシフト段を読込む。 ステップ2では、ギヤ回転速度センサ6の出力に基づいて、現在の車速VSP を演算する。 即ち、当該ステップが車速検出手段の機能を奏している。
【0016】 ステップ3では、車速VSPが零で無いか否かを判断し、VSP≠0の場合に は、車両が走行中であるとして、ステップ4に進む。 尚、ステップ3においてVSP=0と判断された場合には発進時であり、その ままリターンする。 ステップ4では、車両走行中に運転者がシフトノブ28を操作し、操作レバー15 をU方向或いはD方向に変化させたか否かを判断し、変化がある場合にはステッ プ5に進む。
【0017】 ステップ5では、操作レバー15の変化時に該操作レバー15が中立位置部Nを経 由したか否かを判断する。そして、中立位置部Nを経由すること無く、操作レバ ー15がU方向或いはD方向に変化している場合には、通常のシフト時であるとし てステップ6に進む。 ステップ6では、操作レバー15がU方向側に倒された場合には1段シフト段を アップ変化させ、また操作レバー15がD方向側に倒された場合には1段シフト段 をダウン変化させる。
【0018】 一方、ステップ5において、中立位置部Nを経由した後に操作レバー15がU方 向或いはD方向に変化していると判断された場合には、ステップ7に進み、操作 レバー15がアップ側に操作されたかダウン側に操作されたかを判断する。 操作レバー15がアップ側に操作されたと判断された場合には、ステップ8に進 み、検出スイッチ35により検出されるプッシュボタン30の押圧状態を判断する。
【0019】 そして、プッシュボタン30が押圧されオンとなっている場合には、ステップ9 に進み、その時の車速VSP、その時のシフト段等に係るマップに基づいて、操 作レバー15がアップ側に操作された後のエンジン回転数NEN(メインシャフト回 転速度センサ5により検出される)が相当に低い回転数NLLになるようなシフト 段へ変速がなされる。この場合には、相当緩やかな加速が行われることとなる。
【0020】 また、プッシュボタン30が押圧されずオフとなっている場合には、ステップ10 に進み、操作レバー15がアップ側に操作された後のエンジン回転数NENが若干低 い回転数NLH(NLH>NLL)になるようなシフト段へ変速がなされる。 また、ステップ7において、操作レバー15がダウン側に操作されたと判断され た場合には、ステップ11に進み、検出スイッチ35により検出されるプッシュボタ ン30の押圧状態を判断する。
【0021】 そして、プッシュボタン30が押圧されオンとなっている場合には、ステップ12 に進み、その時の車速VSP、その時のシフト段に係るマップに基づいて、操作 レバー15がダウン側に操作された後のエンジン回転数NENが相当に高い回転数N HH になるようなシフト段へ変速がなされる。この場合には、相当急激な加速が可 能となる。
【0022】 また、プッシュボタン30が押圧されずオフとなっている場合には、ステップ13 に進み、操作レバー15がダウン側に操作された後のエンジン回転数NENが若干高 い回転数NHL(NHL<NHH)になるようなシフト段へ変速がなされる。 従って、本実施例によれば、車両が所定変速段、所定速度にて走行中に減速が 行われ、その後急激な加速を行いたいときには、運転者は操作レバー15を中立位 置部Nを経由した後にダウン側に操作することにより、しかもプッシュボタン30 を押圧しながら前記操作レバー15の操作を行うことにより、ダウン操作後のエン ジン回転数NENが相当に高い回転数NHHになるようなシフト段へ変速がなされ、 当該急加速が可能となる。
【0023】 また、車両が所定変速段、所定速度にて走行中に減速が行われ、その後は緩や かに加速を行いたいときには、運転者は操作レバー15を中立位置部Nを経由した 後にアップ側に操作することにより、しかもプッシュボタン30を押圧しながら前 記操作レバー15の操作を行うことにより、アップ操作後のエンジン回転数NENが 相当に低い回転数NLLになるようなシフト段へ変速がなされ、当該緩加速が可能 となる。
【0024】 即ち、本実施例によれば、所定変速段で走行中により低いシフト段を用いて加 速を行おうとする場合に、シフト段の変更を1段づつ行う必要が無くなり、走行 中に変速レバーを所定回数倒す操作を行うことを回避でき、操作性を良好なもの とすることができ、商品性も向上することとなる。 尚、本実施例では、プッシュボタン30の押圧状態に係り、操作レバー15がアッ プ側に操作された場合及びダウン側に操作された場合の各々について2種類のエ ンジン回転数NENになるように制御したが、2種類に限定することはないことは 勿論である。
【0025】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、変速レバーを所定回数倒す操作を行うこと無く 、車速に応じたシフト段に変速することが可能となり、さらにシフトレバーをギ ヤ保持部のアップ側に倒した場合には該操作時の車速に基づいてより低い所定の エンジン回転数になるように変速制御を行い、また該シフトレバーをギヤ保持部 のダウン側に倒した場合には該操作時の車速に基づいてより高い所定のエンジン 回転数になるように変速制御を行う構成としたので、運転者の意思を反映した変 速制御を行うことが可能となり、燃費の向上や商品性の向上を図ることが可能と なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成図
【図2】同上実施例におけるシフトタワーの構造を示す
断面図
【図3】図2のX方向矢視図
【図4】同上実施例におけるシフトタワーのガイドプレ
ートを示す図
【図5】図4のW−W断面を示す断面図
【図6】同上実施例に係る制御内容を示すフローチャー
【符号の説明】
10 制御装置 11 シフトタワー 12 アクチュエータ 15 操作レバー 30 プッシュボタン A レバーパターン部 B ギヤ保持部 N 中立位置部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバー操作機構のシフトパターン
    を、シフトレバーの一つのシフト位置に一つのシフト段
    が対応したレバーパターン部と、シフトレバーを一方向
    に倒す回数に応じてアップまたはダウン変化する複数の
    シフト段が対応したギヤ保持部と、中立位置部とから構
    成した車両用多段変速装置において、 車速を検出する車速検出手段を設け、シフトレバーを前
    記シフトパターンの中立位置部を経由して該中立位置部
    からギヤ保持部に操作した場合には、該操作時の車速が
    所定の車速になるようなシフト段に変速制御を行うと共
    に、 シフトレバーをギヤ保持部のアップ側に倒した場合には
    該操作時の車速に基づいてより低い所定のエンジン回転
    数になるように変速制御を行い、また該シフトレバーを
    ギヤ保持部のダウン側に倒した場合には該操作時の車速
    に基づいてより高い所定のエンジン回転数になるように
    変速制御を行うことを特徴とする車両用多段変速装置。
JP3136793U 1993-06-11 1993-06-11 車両用多段変速装置 Pending JPH072667U (ja)

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JPH072667U true JPH072667U (ja) 1995-01-13

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JP3136793U Pending JPH072667U (ja) 1993-06-11 1993-06-11 車両用多段変速装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4101852B2 (ja) * 2004-05-26 2008-06-18 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 シンナミド化合物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4101852B2 (ja) * 2004-05-26 2008-06-18 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 シンナミド化合物

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