JPH07266648A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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Publication number
JPH07266648A
JPH07266648A JP6329394A JP6329394A JPH07266648A JP H07266648 A JPH07266648 A JP H07266648A JP 6329394 A JP6329394 A JP 6329394A JP 6329394 A JP6329394 A JP 6329394A JP H07266648 A JPH07266648 A JP H07266648A
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JP
Japan
Prior art keywords
tractor
paper
main body
continuous paper
body case
Prior art date
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Application number
JP6329394A
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English (en)
Inventor
Toshio Ishiwatari
敏夫 石渡
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トラクタと係合している連続用紙とは別の連続
用紙の引出し端部を、簡単な構成でトラクタの近くに待
機させ得るプリンタ装置を得ることにある。 【構成】本体ケース21に取付けられたトラクタ74により
本体ケース21外下方に配置される連続用紙E,Fを本体
ケース21内の印字部に送り込んで印字をするプリンタ装
置を前提とする。トラクタ74と係合している連続用紙E
とは別に用意された他の連続用紙Fの引出し端部がトラ
クタ74よりも下方で着脱自在に引掛けられる用紙待機装
置81を、トラクタ74の近くに位置して本体ケース21に設
ける。用紙待機装置81が、本体ケース21が有する相対
向するトラクタ支持部71間に渡って横架された少なくと
も1本の支持軸83,84 と、前記支持軸83,84 にその軸方
向に沿って移動自在に取付けられて前記他の連続用紙F
の係合孔Gが着脱自在に引掛けられる複数のフック85と
を具備してなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタによって連続
用紙(ファンフォールド紙)を本体ケース内の印字部に
送り込んで、この連続用紙に印字部により印字をするプ
リンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において複数種の連続用紙を選択的
に使用できるとともに、その選択時における用紙交換の
手間を簡単に行えるようにするための技術として、特開
平3−30970号公報、および特開平3−16957
5号公報等が知られている。
【0003】これらの技術では、本体ケースの後部に複
数対のトラクタを上下方向に並設しこれら各トラクタの
ピンに夫々異なる種類の連続用紙の引出し端部を夫々別
々に係合させることによって、複数種の連続用紙のうち
使用中以外の連続用紙を待機状態に保持している。
【0004】そのため、選択された連続用紙が係合され
たトラクタを選択指令により駆動させることにより、手
作業による用紙の交換作業を要することなく、前記選択
された連続用紙を印字部に送り込むことができる。勿
論、選択された連続用紙以外の他の連続用紙は、他のト
ラクタに予め保持されているので、一般的に本体ケース
の下方の床面近くに配置される給紙箱内の連続用紙が選
択される都度、床付近の給紙箱内から連続用紙を上方位
置のトラクタまでわざわざ引出してセットする面倒な手
間も不要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術では、使用していない連続用紙の引出し端部をトラク
タの近くに待機させるに、前記トラクタとは別に用意し
たトラクタを用いているが、トラクタはそれ自体構成が
複雑である。さらに、複数対の各トラクタの出口端と印
字部へ連続用紙を導入するための用紙ガイドとの間に
は、渡し用ガイドを夫々必要とする。しかも、特開平3
−169575号公報の技術では複数対のトラクタを夫
々別のモータおよび動力伝達系を介して個別に動作させ
ている。また、特開平3−30970号公報の技術で
は、モータは一台であるが、その動力伝達系が複数対の
トラクタに共用されているために、選択されたトラクタ
のみに動力を与えるクラッチおよびソレノイドをトラク
タ数に応じて複数必要としている。
【0006】そのため、いずれにしても従来のもので
は、部品点数が多く、構成が複雑であり、したがって、
コスト高であるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、トラクタと係合している
連続用紙とは別に用意された他の連続用紙の引出し端部
を、簡単な構成でトラクタの近くに待機させることがで
きる安価なプリンタ装置を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプリンタ装置は、本体ケースに取付けられ
たトラクタにより前記本体ケース外下方に配置される連
続用紙を前記本体ケース内の印字部に送り込んで印字を
するプリンタ装置において、前記トラクタと係合してい
る前記連続用紙とは別に用意された他の連続用紙の引出
し端部が前記トラクタよりも下方で着脱自在に引掛けら
れる用紙待機装置を、前記トラクタの近くに位置して前
記本体ケースに設け、前記用紙待機装置が、前記本体ケ
ースが有する相対向するトラクタ支持部間に水平状に設
けられた少なくとも1本の支持軸と、前記支持軸にその
軸方向に沿って移動自在に取付けられて前記他の連続用
紙の係合孔が着脱自在に引掛けられる複数のフックとを
具備してなるものである。
【0009】
【作用】前記プリンタ装置の構成において、その用紙待
機装置は、複数のフックで、トラクタと係合している連
続用紙とは別に用意された他の連続用紙の引出し端部を
トラクタよりも下方で着脱自在に引掛けて、この他の連
続用紙の引出し端部をトラクタの近くに保持して待機さ
せる。また、フックは支持軸の軸方向に移動して各種幅
の連続用紙の引出し端部を既述のようにトラクタの近く
に待機させる。そして、この用紙待機装置は、トラクタ
とは別に用意され、少なくとも1本の支持軸と、各支持
軸ごとに複数設けたフックとを備えて連続用紙の引出し
端部を引掛け支持するだけであって、トラクタのように
用紙搬送機能をもってはいないから、簡単に構成でき
る。したがって、このプリンタ装置においては、トラク
タと係合している連続用紙とは別に用意された他の連続
用紙の引出し端部を、トラクタの近くに待機させるため
に複数対の構造複雑なトラクタおよびその関連部品を設
ける必要がない。
【0010】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明の第1実
施例を説明する。プリンタ装置としての伝票発行機の全
体構成を示す図1および図2中21は本体ケースで、こ
のケース21はその下部に前方へ迫り出すキーボード配
設部22を有している。キーボード配設部22には、発
行される伝票(単票用紙)に対する印字内容や印字動作
の制御指令等を入力するためのキーボード装置23が装
着されている。
【0011】本体ケース21の一側部21aに取付けら
れた前面パネル24には、発行する各種の伝票に対する
フォーマットを記録したフロッピーディスクが前方から
出し入れされる縦長スリット状のディスク挿入口25が
設けられている。本体ケース21の両側部21a、21
b間には、バックライト付きの横長液晶表示装置26が
取付けられている。
【0012】本体ケース21の前部には液晶表示装置2
6の下側に位置して用紙挿入口27が形成されている。
この挿入口27には、その前方から各種の伝票が挿入さ
れるとともに、挿入される伝票の幅に合わせて本体ケー
ス21の幅方向にスライド自在な左右一対の用紙挿入ガ
イド28、29が設けられている。両ガイド28、29
のスライドにより互いの間隔を挿入される伝票の幅に適
合させ得るようになっている。
【0013】図1および図2中30は合成樹脂製の本体
カバーである。このカバー30は、本体ケース21の上
面部に、その両側部21a、21b間に渡って着脱可能
に被さっており、インクリボンカセットの交換等の際に
取外される。
【0014】図3に示されるように本体ケース21内に
は、第1フレーム31が内蔵されている。このフレーム
31には、断面円弧状をなして湾曲された合成樹脂の用
紙案内板32が支持されているとともに、第1〜第3の
紙送りローラ33〜35、および第4の紙送りローラと
しての排出ローラ36が横架され、さらに第3、第4の
紙送りローラ35、36間に位置するプラテン37が横
架されている。用紙案内板32の下部32aは、略水平
状をなして前方に延びており、用紙挿入口27の用紙を
案内する底壁に面一に連なっている。
【0015】互いに平行に配置された第1〜第4の紙送
りローラ33〜36は、本体ケース21の幅方向に延び
ており、正逆回転可能な図示しない紙送り用モータの動
力で互いに連動して回転される。第1〜第4の紙送りロ
ーラ33〜36はこの記載順に下側から上側に向けて順
次一定間隔で配置されており、第1、第2の紙送りロー
ラ33、34は夫々用紙案内板32に設けた開口に挿入
されて用紙案内板32の用紙案内面に露出されている。
第3の紙送りローラ35は他のローラよりも遥かに大径
であって、用紙案内板32の上縁に連続するように配置
されている。
【0016】図3に示されるように本体ケース21内に
は第2フレーム41も内蔵されている。このフレーム4
1は、その下端部を、第1フレーム31の前端部両側に
設けた枢軸42に嵌合して、閉じ位置と開き位置とに渡
って前後方向に回動可能に設けられている。第2フレー
ム41は合成樹脂製の用紙案内板43を支持している。
【0017】前記第1フレーム31には排出ローラ36
にその前側から転接する排出ローラ47が設けられてい
る。これら前後一対の排出ローラ36、47は図示しな
い歯車対を介して連動されるようになっている。
【0018】用紙案内板43は前記用紙案内板32にそ
の前側から沿うように断面円弧状をなして湾曲されてい
る。この案内板43は、図3に示されるように第2フレ
ーム41が閉じ位置に配置された際に用紙案内板32と
の間に僅かな隙間を形成して用紙案内板32に近接され
る。また、用紙案内板43を用紙案内板32から大きく
離される前記開き位置に配置された際には、ジャム処理
が可能になっている。
【0019】第2フレーム41の左右側壁間には第1〜
第3の紙送りローラ44〜46が横架されている。互い
に平行に配置された第1〜第3の紙送りローラ44〜4
6は、本体ケース21の幅方向に延びているとともに、
この記載順に下側から上側に向けて順次一定間隔で配置
されており、第1〜第3の紙送りローラ44〜46は夫
々用紙案内板43に設けた開口に挿入されて用紙案内板
43の用紙案内面に露出されている。
【0020】これら第1〜第3の紙送りローラ44〜4
6は、第2フレーム41が閉じ位置に配置された状態
で、前記第1フレーム41に取付けた第1〜第3の紙送
りローラ33〜35に夫々別々に接触される。そして、
互いに接触する第1の紙送りローラ33、44同志、第
2の紙送りローラ34、45同志、および第3の紙送り
ローラ35、46同志は、第2フレーム41の閉じ位置
と開き位置とに渡る回動に伴って係脱される図示しない
歯車対を介して連動されるようになっている。
【0021】図3中符号Bは伝票を搬送するための用紙
搬送路である。この搬送路Bは、前記用紙案内板32、
43、互いに転接する第1紙送りローラ33、44、第
2紙送りローラ34、45、第3紙送りローラ35、4
6、および排出ローラ36、47を備えて形成されてい
る。この用紙搬送路Bは、用紙挿入口27から挿入され
た伝票を水平な姿勢から略垂直な姿勢に方向転換して搬
送し、その搬送終端部に配置された前後一対の排出ロー
ラ36、47間を通して本体ケース21外に垂直に近く
後傾させて上向きに排出する。
【0022】第2フレーム41にはその幅方向にプラテ
ン37と平行な案内軸48が横架され、この軸48には
ヘッドキャリッジ49が軸方向に摺動可能に嵌合して支
持されている。このキャリッジ49は、第2フレーム4
1内に設けた正逆回転可能なキャリッジ駆動モータ50
の正逆回転に伴い、第2フレーム41の幅方向に摺動す
る。
【0023】ヘッドキャリッジ49には複写伝票の印字
に適するドッドインパクトタイプの印字ヘッド51が搭
載されているとともに、インクリボンカセット52が上
方から着脱可能に取付けられている。印字ヘッド51お
よびプラテン37を備えて形成される印字部は、用紙搬
送路Bの途中に設けられ、その印字ヘッド51はプラテ
ン37との間に通される各種の用紙に対してインクリボ
ン(図示しない)を用いて印字をする。
【0024】また、図3に示されるように第1フレーム
31におけるプラテン37の上側であって用紙搬送路B
の搬送終端部の近傍には、この終端部の後側に隣接して
排紙ストッカ61が配置されている。このストッカ61
は、本体ケース21の幅方向に延びて、その両端が第1
フレーム31に支持されているとともに、ストッカ本体
62と排紙支え63とを有している。
【0025】合成樹脂製のストッカ本体62は、上面が
開放されたトレー状をなしている。平板状をなす排紙支
え63は、その両端部に設けられた図示しない枢軸を本
体ケース21の後部に嵌合して、起立位置と倒伏位置と
に渡って回動可能に取付けられている。排紙支え63
は、伝票に印字をする際には前記起立位置に図示しない
ストッパ機構で起立保持され、この状態ではストッカ本
体62の後壁の上端に連なって垂直に近く後傾されて、
その大部分が本体ケース21の後部上面から外部に突出
配置される。また、排紙支え63は、連続用紙に印字を
する際には前記ストッパ機構を解除して図3に示される
略水平な姿勢となる前記倒伏位置に倒されて、ストッカ
本体62の上方においてこの本体62の上面開放を覆う
とともに、後方への連続用紙の排出を案内するようにな
っている。
【0026】前記本体ケース21には、その両側部21
a、21bの上端部間に渡って、連続用紙をその幅方向
に延びて設けられたミシン目に沿って切り離す続用紙カ
ッター64が設けられている。このカッター64は、そ
の長手方向両端から水平に突設された枢軸を、両側壁2
1a、21bに設けた軸受孔(図示しない)に夫々挿入
して回動可能に取付けられているとともに、図示しない
トーションばねにより図3中時計回りに付勢されて、無
負荷状態では略水平な姿勢に保持されている。そして、
この連続用紙カッター64には、下方に突出する先細状
のリブ状部分からなるカッター部65が一体成形されて
いる。カッター部65の先端部は、連続用紙カッター6
4を下方に回動させた際に後側排出ローラ36に当接さ
れて、これとの間に連続用紙を挟んで、連続用紙の印字
済み部分の切り取りに使用されるようになっている。
【0027】また、図4に示されるように本体ケース2
1の後部には相対向する一対のトラクタ支持部71が夫
々突設されており、これらに渡って互いに平行な駆動軸
72および案内軸73が夫々横架されている。両トラク
タ支持部71間には駆動軸72と案内軸73とが夫々貫
通する一対のトラクタ74が前下がりの姿勢で設けられ
ている。トラクタ74は、多数のピンが一定間隔で突設
された無端環状の回転体を有し、この回転体を回転させ
ることにより、前記ピンに係合された連続用紙を搬送さ
せるものである。
【0028】駆動軸72と案内軸73とに渡って支持さ
れたトラクタ74は、幅が異なる各種の連続用紙の搬送
に適合できるように両軸72、73の軸方向に摺動移動
であるとともに、駆動軸72の回転により前記回転体が
駆動され、駆動軸72は本体ケース21に内蔵されたト
ラクタモータ75(図3参照)に連動して回転される。
なお、第1フレーム31内には、第2紙送りローラ34
の下部周面に沿って用紙ガイド80が設けられ、このガ
イド80を介してトラクタ74により搬送される連続用
紙が前記印字部に送り込まれるようになっている。
【0029】本体ケース21の後部には、駆動軸72お
よび案内軸73とトラクタ74とを覆い隠すトラクタカ
バー板76(図4参照)が開閉可能に枢着されている。
また、トラクタ支持部71の後端部には、トラクタ74
の後端に近接して配置される回転自在なガイドローラ7
7が横架されている。
【0030】一対のトラクタ支持部71間におけるトラ
クタ74およびガイドローラ77の下方の空間には、こ
の伝票発行機のオペレータが手を差し入れることができ
る。この空間に臨んだトラクタ支持部71の相対向する
面には、図4および図5に示されるように前後方向に延
びるガイド溝78が夫々形成されている。両ガイド溝7
8は互いに対向しているとともに、その後端は、トラク
タ支持部71の後面に着脱可能にねじ止めされる蓋79
により塞がれている。
【0031】前記下方空間には、図2に示されるように
トラクタ74と係合している連続用紙Eとは別に用意さ
れた他の連続用紙Fの引出し端部が着脱自在に引掛けら
れる用紙待機装置81が取付けられている。用紙待機装
置81は、左右一対の支持ベース82と、2本の支持軸
83、84と、複数のフック85とを備えて形成されて
いる。
【0032】詳しくは、図4〜図7に示されるように支
持ベース82は前記ガイド溝78に摺動自在に嵌合する
凸条部82aを有してトラクタ支持部71に取付けられ
ている。したがって、この用紙待機装置81はトラクタ
74の近くに位置して本体ケース21の後部に前後方向
に沿って移動自在に設けられている。
【0033】前後に位置をずらして互いに平行に設けら
れる2本の支持軸83、84は、その軸端部を一対の支
持ベース82に夫々埋め込んで、これら支持ベース82
間に渡って水平状に横架されている。これら支持軸8
3、84はその軸回り方向には回動不能に設けられてい
る。
【0034】図5および図6等に示されるように両支持
軸83、84には、その軸方向全長に渡る溝条86が夫
々形成されている。図8に示されるように各溝条86の
前側面は斜め前向きの第1ストッパ面86aとなしてい
るとともに、各溝条の後側面は略水平な第2ストッパ面
86bをなしている。
【0035】各支持軸83、84に対して少なくとも夫
々一対設けられた前記フック85は、支持軸83、84
の軸方向に沿って移動自在に取付けられている。これら
フック85は、例えば図8に示されるように支持軸8
3、84に摺動自在に巻き付くフックベース部85aの
一端に、前記溝条86内に入り込んでその両ストッパ面
86a、86bに接離可能な溝係合端部85bを設ける
とともに、フックベース部85aの他端からフック端部
85cを延出して形成されている。
【0036】したがって、フック85は図8(B)に示
されるように溝係合端部85bが第2ストッパ面86b
に係合する位置と、図8(A)に示されるように同端部
85bが第1ストッパ面86aに係合する位置とに渡っ
て、支持軸83、84の軸回り方向に回動自在に取付け
られている。そして、図8(A)に示す使用状態ではフ
ック端部85cが略水平状の姿勢をなすとともに、図8
(B)に示す非使用状態では振動等に拘らずフック端部
85cが斜め前上がり状に傾斜する姿勢を保持して、使
用中の連続用紙の搬送の邪魔にならないようになってい
る。
【0037】フック端部85cには連続用紙EまたはF
がその幅方向両側部分に一定間隔で設けられた係合孔G
が着脱自在に引掛けられるようになっている。このフッ
ク部85cの先端部は、引掛けられた連続用紙の容易な
脱落を防止するために斜めに曲げられている。
【0038】前記構成の伝票発行機は、図2に示される
ようにテーブルT上等オペレータが操作し易い高さに配
置して使用される。そして、床面上等の低位置に置かれ
た図示しない給紙箱に収納された連続用紙E、Fの内の
一方は、ガイドローラ77を経由してトラクタ74にセ
ットされる。この連続用紙Eは、トラクタ74の駆動に
伴い印字部に送り込まれ、この印字部を通る際にキャリ
ッジ駆動モータ50の正転または逆転に伴いプラテン3
7の長手方向に移動されるヘッドキャリッジ49に搭載
された印字ヘッド51の印字動作により印字されて、本
体ケース21外に後方に向けて排出される。
【0039】また、トラクタ74と係合している前記連
続用紙Eとは別に用意され、この用紙Aとは同種(紙厚
および幅が同一)または異種(紙厚および幅の内の少な
くとも一方が異なる。)の他の連続用紙Fは、その引出
し端部を用紙待機装置81に引掛け保持されて、トラク
タ74の下方近くで待機される。この引掛け保持は、連
続用紙Fに対応する一対のフック85を、それが取付け
られた例えば支持軸83の軸方向に沿って連続用紙Fの
幅に合わせて、その係合孔Gにフック端部85cを通す
ことによりなされる。この引掛け状態は図8(A)に示
されている。
【0040】そして、前記連続用紙Eをすべて搬送した
後、或いはその使用を中断して取外した後、用紙待機装
置81に引掛け保持された連続用紙Fを使用する際に
は、トラクタ74の近傍において連続用紙Fを引掛けた
一対のフック85を夫々図8(A)の状態から図8
(B)に示されるように支持軸83の軸回りに回動させ
ながら、連続用紙Fの係合孔Gから外して、この連続用
紙Fをガイドローラ77を経由してトラクタ74にセッ
トすればよい。したがって、床面近くに配置された給紙
箱内の連続用紙Fを上方位置のトラクタ74までわざわ
ざ引出してセットする面倒な手間が不要であり、連続用
紙Fを容易にトラクタ74にセットできる。
【0041】以上のようにトラクタ74に係合された連
続用紙Eとは別に用意された他の連続用紙Fの引出し端
部を、トラクタ74の下方近傍において引掛けて待機さ
せる用紙待機装置81は、トラクタ74とは別に用意さ
れ、トラクタ74のように用紙搬送機能はもってはいな
いから、左右一対の支持ベース82と、これらベース8
2を介してトラクタ支持部71間に水平状に配置された
支持軸83、84と、各支持軸83、84ごとに取付け
られた一対のフック85とを備えて、簡単に構成でき
る。
【0042】すなわち、このプリンタ装置においては、
トラクタ74に係合している連続用紙Eとは別に用意さ
れた他の連続用紙Fをトラクタ74の近くに待機させる
ための構成として、複数対のトラクタおよびその関連部
品を設ける必要がないから、その部品点数が少なく、構
成および組立てが簡単になり、したがって、コストを低
減できる。
【0043】また、本実施例において例えば前後両支持
軸83、84間に連続用紙Fが通され、ガイドローラ7
7を経由してトラクタ74にセットされる場合に、トラ
クタ74の駆動により搬送される連続用紙Fは、ガイド
ローラ77と給紙箱との間において、連続用紙Bの折り
畳み長さに応じて最大で図3中θの角度で前後方向に振
られる。しかし、用紙待機装置81は前後方向に沿って
移動自在に設けられているので、連続用紙Bの振れに伴
って前後支持軸83、84の少なくとも一方が連続用紙
Bで押された場合、その押圧方向に用紙待機装置81全
体が移動される。それにより、前後支持軸83、84が
連続用紙Fを大きく屈曲させて搬送抵抗を増やすことが
なくなり、したがって、搬送抵抗を小さくして容易に連
続用紙Bを搬送できる。
【0044】図9〜図11は本発明の第2実施例の要部
を示している。この第2実施例は、用紙待機装置の構成
のみが前記第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図
9〜図11に図示されない部分を含めて図1〜図8に示
した前記第1実施例の伝票発行機と同じ構成であるの
で、図示されない構成については図1〜図8をもって代
用するとともに、図示される同一構成部分には第1実施
例と同一の符号を付して、それらの構成の説明およびそ
れに基づく作用効果の説明については省略するが、これ
らの同一部分についても本実施例装置の構成の一部をな
すものである。
【0045】用紙待機装置181は、左右一対の支持ベ
ース182と、2本の支持軸183(一本のみ図示)
と、複数のフック185とを備えて形成されている。
【0046】支持ベース182はガイド溝78に摺動自
在に嵌合する凸条部182aを有してトラクタ支持部7
1に取付けられている。したがって、この用紙待機装置
181はトラクタの近くに位置して本体ケースの後部に
前後方向に沿って移動自在に設けられている。
【0047】前後に位置をずらして互いに平行に設けら
れる2本の支持軸183は、一対の支持ベース182間
に渡って水平状に横架されている。これら支持軸183
はその軸回り方向には回動可能に設けられている。その
ために、図9および図10に示されるように支持軸18
3の少なくとも一方の軸端部には、その周面から突出さ
れるピン188が設けられているとともに、前記軸端部
が挿入された支持ベース182には回動規制溝189が
設けられている。この規制溝189内にはピン188が
挿入されている。したがって、支持軸183はピン18
8が回動規制溝189の一端面189aに係合する位置
と、回動規制溝189の他端面189bに係合する位置
とに渡って回動可能になっている。
【0048】そして、両支持軸183には、その軸方向
全長に渡る溝条186が形成されている。各支持軸18
3に対して少なくとも夫々一対設けられた前記フック1
85は、支持軸183の軸方向に沿って移動自在に取付
けられている。しかし、フック185は支持軸183の
軸回り方向には回動不能である。
【0049】これらフック185は、図11に示される
ように支持軸183に摺動自在に巻き付くフックベース
部185aの一端に、前記溝条186内に摺動自在に丁
度入り込む溝係合端部185bを設けるとともに、フッ
クベース部185aの他端からフック端部185cを延
出して形成されている。フック端部185cには連続用
紙EまたはFがその幅方向両側部分に一定間隔で設けら
れた係合孔Gが着脱自在に引掛けられるようになってい
る。このフック部185cの先端部は、引掛けられた連
続用紙Fの容易な脱落を防止するために斜めに曲げられ
ている。
【0050】これらフック185は、ピン188が回動
規制溝189の一端面189aに係合して図11(A)
に示す使用状態に回動規制された時に、フック端部18
5cが略水平状の姿勢とをなすとともに、ピン188が
回動規制溝189の他端面189bに係合して図11
(B)に示す非使用状態に回動規制された時に、フック
端部185cが斜め前上がり状に傾斜する姿勢となっ
て、使用中の連続用紙の搬送の邪魔にならないようにな
っている。
【0051】この第2実施例の構成においても、前記第
1実施例と同じ作用効果を奏することができ、本発明の
所期の目的を達成できる。
【0052】その上、この第2実施例では、複数のフッ
ク185を支持軸183の回動を介して同時に図11
(A)に示した使用位置と図11(B)に示した非使用
位置とに配置できるので、前記第1実施例のようにフッ
クを個別に回動操作させる手間が不要となり、連続用紙
を着脱する操作性を向上できる。
【0053】なお、本発明は前記各実施例には制約され
ない。例えば、支持軸は1本でもよいとともに、これは
用紙待機装置全体を前後に移動させない場合には、支持
ベースを省略して支持軸の両端部をトラクタ支持部に回
動可能または回動不能に直接支持させることによって、
この支持軸を水平状にして本体ケースのトラクタ支持部
間に設けてもよい。また、トラクタ支持部間に渡って支
持軸を直接水平状に横架し、この軸を回動不能に設ける
場合には、この支持軸に対して軸回り方向にフックを固
定してもまたは軸回り方向に回動可能に設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上詳記したように構成されて
いるので、トラクタと係合している連続用紙とは別に用
意された他の連続用紙の引出し端部を、トラクタの近く
に待機させるために複数対の構造複雑なトラクタおよび
その関連部品を設ける必要がなく、したがって、その部
品点数が少なく、構成および組立てが簡単になり、安価
な用紙待機装置を備えたプリンタ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る伝票発行機全体の構
成を示す斜視図。
【図2】同第1実施例に係る伝票発行機に連続用紙をセ
ットした状態を後側から見て示す斜視図。
【図3】同第1実施例に係る伝票発行機の用紙搬送路回
りの構成を示す断面図。
【図4】同第1実施例に係る伝票発行機の用紙待機装置
回りの構成を分解して示す斜視図。
【図5】同第1実施例に係る伝票発行機の用紙待機装置
の取付け状態を示す平面図。
【図6】同第1実施例に係る伝票発行機の用紙待機装置
の構成を示す斜視図。
【図7】図5中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図8】(A)は同第1実施例に係る用紙待機装置のフ
ックの使用状態を示す断面図。(B)は同第1実施例に
係る用紙待機装置のフックの非使用状態を示す断面図。
【図9】本発明の第2実施例に係る伝票発行機の用紙待
機装置回りの構成を示す前記図7相当の断面図。
【図10】図9中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図11】(A)は同第2実施例に係る用紙待機装置の
フックの使用状態を示す断面図。(B)は同第2実施例
に係る用紙待機装置のフックの非使用状態を示す断面
図。
【符号の説明】
21…本体ケース、 37…プラテ
ン(印字部)、51…印字ヘッド(印字部)、
71…トラクタ支持部、74…トラクタ、
77…ガイドローラ、81、181…用紙
待機装置、 82、182…支持ベース、8
3、84、183、184…支持軸、 85、185…
フック、E…連続用紙、 F…
連続用紙、G…係合孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースに取付けられたトラクタにより
    前記本体ケース外下方に配置される連続用紙を前記本体
    ケース内の印字部に送り込んで印字をするプリンタ装置
    において、 前記トラクタと係合している前記連続用紙とは別に用意
    された他の連続用紙の引出し端部が前記トラクタよりも
    下方で着脱自在に引掛けられる用紙待機装置を、前記ト
    ラクタの近くに位置して前記本体ケースに設け、 前記用紙待機装置が、前記本体ケースが有する相対向す
    るトラクタ支持部間に水平状に設けられた少なくとも1
    本の支持軸と、前記支持軸にその軸方向に沿って移動自
    在に取付けられて前記他の連続用紙の係合孔が着脱自在
    に引掛けられる複数のフックとを具備してなることを特
    徴とするプリンタ装置。
JP6329394A 1994-03-31 1994-03-31 プリンタ装置 Pending JPH07266648A (ja)

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