JPH07266615A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JPH07266615A
JPH07266615A JP5934394A JP5934394A JPH07266615A JP H07266615 A JPH07266615 A JP H07266615A JP 5934394 A JP5934394 A JP 5934394A JP 5934394 A JP5934394 A JP 5934394A JP H07266615 A JPH07266615 A JP H07266615A
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JP5934394A
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Hiroshi Hara
啓 原
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でトナー節約モードでも品質の高
い印刷を容易に行う。 【構成】 感光体ドラムを帯電した後、印字データに基
づいてレーザダイオード18で露光して静電潜像を形成
し、その静電潜像をトナーで現像して顕在化した後、そ
のトナー像を転写紙に転写する電子写真装置において、
通常の印字時にレーザダイオードを発光させるための比
較的大きな通常電流値及びこの通常電流値よりも低い値
に設定した節約電流値をコード信号a,b,cに基づい
て選択し、その電流値に応じた電流をレーザダイオード
に供給するレーザダイオード駆動回路19と、トナー節
約モード及び通常モードのモード設定の行う節約モード
切換スイイッチ28とを設け、節約モード切換スイッチ
がトナー節約モードに設定されているとき、レーザダイ
オード駆動回路にレーザダイオードへ節約電流値に応じ
た電流を供給させるためのコード信号a,b,cを供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザダイオード等の
発光素子を露光部に備えた電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光部に発光素子としてレーザダイオー
ドを備えた電子写真装置では、感光体、例えば感光体ド
ラムの表面を帯電部で一様に帯電した後、その表面にレ
ーザダイオードからの光を照射して露光するようになっ
ている。レーザダイオードからの光は印字データに基づ
いてオン、オフ制御されるため感光体ドラムの表面には
印字データに基づいた静電潜像が形成される。
【0003】この静電潜像は次に現像部でトナーにより
現像されて顕在化されトナー像となる。このトナー像は
転写部にて転写紙に転写され、さらに転写紙が定着部で
熱定着されるようになっている。
【0004】このような電子写真装置において、図17
に示すように印字データが黒画素が連続する部分を有し
ている場合、感光体ドラムへのトナー付着量を節約する
等の目的で、感光体ドラムへの露光時にその黒画素の一
部を露光させずに、すなわち画素単位で間引いて印字を
行うトナー節約機能を備えたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような電
子写真装置においては、上述したように画素単位で間引
きを行うため、印刷の一部が削除される。すなわち、通
常の印字時では、すべてが黒画素である部分が黒画素と
白画素との組合せとなる。従って、トナー節約機能を動
作した場合には、品質の高い印刷を行うことができない
という問題があった。
【0006】また、トナー節約機能を動作しても品質の
高い印刷を行うために、すなわち間引きを目立たなくさ
せるために、1画素を印字クロックの多数のパルスで構
成し、その1画素内のパルス単位で間引きを行うことも
考えられるが、このようにしたのでは、1画素につき多
数のパルスが必要なため、高速印字クロックが必要とな
り、従ってこの高速印字クロック信号を取扱える高精度
な回路が別に必要となってしまう。
【0007】そこで本発明は、簡単な構成でトナー節約
機能の動作時でも品質の高い印刷を行うことができる電
子写真装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、感光体を帯電した後、印字データに基づいて露光し
て静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像して
顕在化した後、そのトナー像を転写紙に転写する電子写
真装置において、供給される電流の増加に応じて発光量
が増加する発光素子を有し、この発光素子からの光で感
光体を露光する露光手段と、通常の印字時に発光素子を
発光させるための比較的大きな通常電流値及びこの通常
電流値よりも低い値に設定した少なくとも1つの節約電
流値のいずれかを電流値選択信号に基づいて選択し、そ
の電流値に応じた電流を発光素子に供給する電流供給手
段と、トナー節約モード及び通常モードのいずれかのモ
ード設定を行うためのモード設定手段と、このモード設
定手段が通常モードに設定されているとき、電流供給手
段に通常電流値を選択させる電流値選択信号を供給し、
モード設定手段がトナー節約モードに設定されていると
き、電流供給手段に節約電流値を選択させる電流値選択
信号を供給する電流値選択信号供給手段とを設けたもの
である。
【0009】請求項2記載の本発明は、電流値選択信号
供給手段は、モード設定手段がトナー節約モードに設定
されているとき、印字データが黒画素が連続する部分を
有している場合、その連続する黒画素の両端部に相当す
る部分については比較的高い電流値を選択させるととも
に、その連続する黒画素の中間部に相当する部分につい
ては比較的低い電流値を選択させる電流値選択信号を電
流供給手段に供給する請求項1記載のものである。
【0010】
【作用】このような構成の請求項1記載の本発明におい
ては、モード設定手段が通常モードに設定されていると
き、電流値選択信号を電流供給手段に供給して、その電
流供給手段に通常電流値を選択させ、この通常電流値に
応じた電流を発光素子へ供給させることによって感光体
への露光を行う。また、モード設定手段がトナー節約モ
ードに設定されているとき、電流値選択信号を電流供給
手段に供給して、その電流供給手段に節約電流値を選択
させ、この節約電流値に応じた電流を発光素子へ供給さ
せることによって感光体への露光を行う。
【0011】また、請求項2記載の本発明においては、
モード設定手段がトナー節約モードに設定されていると
き、印字データが黒画素が連続する部分を有している場
合、電流値選択信号を電流供給手段に供給して、連続す
る黒画素の両端部に相当する部分については比較的高い
電流値を選択させるとともに、中間部に相当する部分に
ついては比較的低い電流値を選択させ、これらの電流値
に応じた電流をそれぞれ発光素子へ供給させることによ
って感光体への露光を行う。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は本実施例の構成を示すブロック図
で、11は制御部本体を構成するCPU(中央処理装
置)、12はCPU11が各部を制御するためのプログ
ラムデータ等が予め格納されたROM(リ−ド・オンリ
・メモリ)、13は前記CPU11が処理するデータを
一時的に格納するための各種メモリエリアが形成される
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、14はI/O
ポートである。
【0014】前記CPU11と、ROM12、RAM1
3、I/Oポート14とは、アドレスバス,データバ
ス,制御バス等のバスライン29を介して相互に接続さ
れている。
【0015】前記I/Oポート14には、プリンタ内に
設けられた感光体としての感光体ドラムの表面を電子写
真プロセスに従って一様に帯電させる帯電チャージャ1
5、及び露光された感光体ドラムにトナーが付着して形
成されたトナー像を用紙に転写する転写チャージャ16
に高電圧を供給する高圧電源回路17が接続している。
【0016】また、前記I/Oポート14には、前記帯
電チャージャ15で帯電された感光体ドラムの表面にレ
ーザビームを照射して画像情報を露光によって記録させ
るレーザダイオード18を駆動する電流供給手段として
のレーザダイオード駆動回路19、前記転写チャージャ
16に向けて用紙を所定のタイミングで給紙、搬送する
搬送ローラ等を駆動するための搬送モータ20を駆動制
御するモータドライブ回路21が接続している。
【0017】さらに、転写された用紙に対して熱定着を
行うための熱定着器ヒータ22を通電制御するヒータ制
御回路23、用紙の有無を検出する用紙検出センサ等の
各種センサ24を入力するセンサ回路25、ホストコン
ピュータ27が通信回線を介して外部接続されたI/F
(インタフェース)26、トナー節約モードに切換える
ためのモード設定手段としての節約モード切換スイッチ
28が接続している。
【0018】この節約モード切換スイッチ28は、装置
本体の表面に設けられたオペレーションパネルに設けら
れている。なお、この節約モード切換スイッチ28は、
ホストコンピュータ27から操作するものであってもよ
い。
【0019】前記CPU11は、I/F26を介してホ
ストコンピュータ27から入力したデータのうち黒画素
数をカウントするようになっている。
【0020】上記RAM13には、図3に示すような変
換コードテーブル31が予め設定されている。この変換
コードテーブル31は、レーザダイオード18に供給す
る予め設定された駆動電流値(IA ,IB ,IC ,ID
)を電流値選択信号としての3つのコード信号a,
b,cの組合わせに変換するためのものである。
【0021】一般に、前記レーザダイオード18に供給
される順方向電流の大きさと、そのときに発生するレー
ザ光の光出力との関係は、図2に示すようになる。すな
わち、電流の大きさに比例して光出力は大きくなる。
【0022】このレーザダイオード18に供給される電
流がIth以下では、レーザダイオード18は自然放出光
(微弱発光)を出力する。そして、レーザダイオード1
8に供給される電流がIth以上になると、レーザダイオ
ード18は発振し誘導放出光を出力する。
【0023】前記レーザダイオード18に駆動電流値I
A に応じた電流が供給されると、レーザダイオード18
は光出力PA のレーザ光を出力する。この光出力PA は
レーザダイオード18の通常発光出力、すなわち印字範
囲において印字データに基づいて露光するときに必要な
光出力で、通常の印字品質で印刷できる程度の比較的大
きい光出力である。
【0024】これに対し、レーザダイオード18に駆動
電流値IB ,IC ,ID に応じた電流が供給されると、
レーザダイオード18は光出力PB ,PC ,PD のレー
ザ光を出力する。これらの光出力PB ,PC ,PD は、
光出力PA より小さく、かつPthより大きい光出力であ
り、後述のトナー節約モードに設定されているときに、
印字範囲において印字データに基づいて露光するときに
必要な光出力である。
【0025】上記駆動電流値(IA ,IB ,IC ,ID
)、レーザ光の光出力(PA ,PB,PC ,PD )、及
びこれらの光出力で露光された感光体ドラムの表面電位
との関係は、図4に示すようになる。
【0026】すなわち、レーザ光の光出力が大きいほ
ど、また駆動電流値が大きいほど、感光体ドラムの表面
電位の変化量も大きくなり、トナー付着量は多くなる。
従って、トナー付着量は駆動電流値IA (光出力PA )
のとき最大となり、駆動電流値ID (光出力PD )のと
き最小となる。
【0027】上記レーザダイオード駆動回路19には、
CPU11が露光制御動作を行うときに、駆動電流値
(IA ,IB ,IC ,ID )から所望の駆動電流値を選
択し、その駆動電流値を変換コードテーブル31のコー
ド変換データに基づいて変換した3つのコード信号a,
b,cのデータがそれぞれI/Oポート14を介して供
給されるようになっている。
【0028】また、レーザダイオード駆動回路19に
は、CPU11がホストコンピュータ27からのデータ
に基づいてレーザダイオード18をオン・オフする制御
信号に変換した印字データがI/Oポート14を介して
供給されるようになっている。
【0029】上記レーザダイオード駆動回路19は、C
PU11からの印字データに基づいてレーザダイオード
18をオン・オフ制御し、その際CPU11からのコー
ド信号a,b,cのデータに基づく駆動電流値(IA ,
IB ,IC ,ID )に応じた電流をレーザダイオード1
8に供給する。
【0030】このCPU11は、ホストコンピュータ2
7からのデータに基づいて印字を行う際、例えば図5に
示す露光制御及び印字制御動作を行うようになってい
る。すなわち、CPU11は、先ずST1にてトナー節
約モードに設定されているか否かを判断する。
【0031】このとき、通常モードに設定されていると
判断した場合、ST2にてレーザダイオード18へ供給
する電流の駆動電流値IをIA に設定する。そして、こ
の駆動電流値IA を変換コードテーブル31のコード変
換データに基づいてコード信号a=0,b=0,c=1
に変換するとともに、ホストコンピュータ27からのデ
ータに基づいて印字データを作成する。
【0032】続いて、ST3にて上記コード信号a=
0,b=0,c=1及び印字データをレーザダイオード
駆動回路19に供給して(電流値選択信号供給手段)、
レーザダイオード18を駆動させて感光体ドラムに露光
を行い、続いて所定の処理に基づいて印字を行う。
【0033】具体的には、例えばレーザダイオード18
は、図6(a)に示すような印字データに基づいてオン
・オフ制御され、同図(b)に示すような駆動電流が供
給される。
【0034】これに対し、ST1にてトナー節約モード
に設定されていると判断した場合、ST4にて光出力P
B での露光か否かを判断する。そして、光出力PB での
露光であると判断した場合、ST5にてレーザダイオー
ド18へ供給する電流の駆動電流値IをIB に設定す
る。そして、この駆動電流値IB を変換コードテーブル
31のコード変換データに基づいてコード信号a=1,
b=1,c=0に変換するとともに、ホストコンピュー
タ27からのデータに基づいて印字データを作成して、
ST3の処理に移る。
【0035】具体的には、例えばレーザダイオード18
は、図7(a)に示すような印字データに基づいてオン
・オフ制御され、同図(b)に示すような駆動電流が供
給される。すなわち、図6に示す通常モードの場合より
も低い電流で露光されるため、感光体ドラムへのトナー
付着量も、通常モードより少なくなる。
【0036】また、ST4にて光出力PB での露光でな
いと判断した場合、ST6にて光出力PC での露光か否
かを判断する。そして、光出力PC での露光であると判
断した場合、ST7にてレーザダイオード18へ供給す
る電流の駆動電流値IをICに設定する。そして、この
駆動電流値IC を変換コードテーブル31のコード変換
データに基づいてコード信号a=0,b=1,c=0に
変換するとともに、ホストコンピュータ27からのデー
タに基づいて印字データを作成して、ST3の処理に移
る。
【0037】ST6にて光出力PC での露光でないと判
断した場合、ST8にて光出力PDでの露光か否かを判
断する。そして、光出力PC での露光であると判断した
場合、ST9にてレーザダイオード18へ供給する電流
の駆動電流値IをID に設定する。そして、この駆動電
流値ID を変換コードテーブル31のコード変換データ
に基づいてコード信号a=1,b=0,c=0に変換す
るとともに、ホストコンピュータ27からのデータに基
づいて印字データを作成して、ST3の処理に移る。
【0038】そして、ST8にて光出力PC での露光で
ないと判断した場合、ST10にてエラー処理を行う。
【0039】上記CPU11が行う露光処理において、
トナー節約モードに設定されている場合に、レーザ光出
力の設定は、印字データに基づいて次のように設定する
ようになっている。
【0040】すなわち、例えば図9に示すように黒画素
が主走査方向に多数連続する太線等の印字を行うとき
は、レーザ光出力をPB に設定する。すなわち、この場
合、図8に示すようにレーザダイオード18には、通常
の駆動電流値IA より低い値、例えば駆動電流値IB に
応じた電流が供給される。
【0041】これに対し、図9に示すように黒画素が主
走査方向に連続しない細線等の印字や連続する黒画素数
が少ないものの印字においては、トナー付着量が少ない
と細線等が印刷用紙に顕在化しない場合もあるため、レ
ーザ光出力をPA に設定する。すなわち、この場合、図
8に示すようにレーザダイオード18には、通常の駆動
電流値IA に応じた電流が供給される。
【0042】また、上述したような黒画素が主走査方向
に多数連続する太線等の印字を行う場合、図11に示す
ように連続する黒画素のうち、中間部33の画素の印字
に際してはレーザ光出力をPB に設定する一方、両端部
32の画素の印字に際してはレーザ光出力をPA に設定
してもよい。
【0043】この場合には、トナー節約モードに設定さ
れている場合に図10に示すような露光制御を行うもの
であってもよい。すなわち、ST11にて5ドット以上
の黒画素が連続するか否か、すなわち太線等の印字か否
かを判断する。
【0044】このとき、印字データの黒画素数をカウン
トし、そのカウント結果基づいて5ドット以上の黒画素
が連続すると判断した場合、ST12にてレーザダイオ
ード18に供給する電流の駆動電流値を通常の駆動電流
値IA に設定する。
【0045】そして、この駆動電流値IA を変換コード
テーブル31のコード変換データに基づいてコード信号
a=0,b=0,c=1に変換し、このコード信号a=
0,b=0,c=1を最初の黒画素(最初の1ドット)
に相当する印字データとともにレーザダイオード駆動回
路19に供給させて(電流値選択信号供給手段)、レー
ザダイオード18による露光を行う。
【0046】次に、ST13にて露光する黒画素が最後
の1ドットか否かを判断する。このとき、最後の1ドッ
トでないと判断した場合、ST14にてレーザダイオー
ド18に供給する電流の駆動電流値を駆動電流値IB 、
IC 、及びID のいずれかに設定する。
【0047】そして、変換コードテーブル31のコード
変換データに基づいて所定のコード信号に変換し、この
コード信号を印字データとともにレーザダイオード駆動
回路19に供給させて(電流値選択信号供給手段)、レ
ーザダイオード18による露光を行い、ST13の処理
に戻る。
【0048】ST13にて露光する黒画素が最後の1ド
ットであると判断した場合、ST15にてレーザダイオ
ード18に供給する電流の駆動電流値を再び通常の駆動
電流値IA に設定して上記と同様にレーザダイオード1
8による露光を行い、露光処理を終了する。
【0049】また、ST11にて連続する黒画素が5ド
ットに満たない、すなわち細線等の印字であると判断し
た場合、ST15の処理に移る。
【0050】このような構成の本実施例においては、節
約電流値としてIB のみを設定した場合、節約モード切
換スイッチ28を操作してトナー節約モードに設定して
印字を開始させると、先ず光出力PB での露光か否かが
判断され、光出力PB での露光であればレーザダイオー
ド18へ供給する駆動電流値IをIB に設定する。
【0051】そして、この駆動電流値IB を変換コード
テーブル31のコード変換データに基づいてコード信号
a=1,b=1,c=0に変換するとともに、ホストコ
ンピュータ27からのデータに基づいて印字データを作
成する。
【0052】続いて、上記コード信号a=1,b=1,
c=0及び印字データをレーザダイオード駆動回路19
に供給して、レーザダイオード18を駆動させて感光体
ドラムに露光を行い、続いて所定の処理に基づいて印字
を行う。
【0053】具体的には、例えばレーザダイオード18
は、図6(a)に示すような印字データに基づいてオン
・オフ制御され、同図(b)に示すような駆動電流が供
給される。
【0054】また、例えば6ドットの黒画素が連続する
太線を印字させる場合には、図11に示すように、最初
の黒画素(第1ドット)32に相当する露光は、レーザ
ダイオード18に通常の駆動電流値IA に応じた電流が
供給されて行われ、中間部(第2ドット〜第5ドット)
33に相当する露光は、レーザダイオード18に駆動電
流値IB に応じた電流が供給されて行われる。
【0055】そして、最後の黒画素(第6ドット)32
は、再び通常の駆動電流値IA に応じた電流がレーザダ
イオード18に供給されて露光が行われる。
【0056】これに対し、連続する黒画素が5ドットに
満たない細線を印字させる場合には、同図に示すよう
に、再び通常の駆動電流値IA に応じた電流がレーザダ
イオード18に供給されて露光が行われる。
【0057】このように、レーザダイオード18に供給
する電流の駆動電流値Iを通常の印字時に必要な比較的
大きな駆動電流値IA より低い駆動電流値IB …を予め
設定し、トナー節約モードにおいては、駆動電流値IB
…でレーザダイオード18を駆動して感光体ドラムへの
露光を行うため、黒画素の一部を消滅させる必要はな
い。
【0058】これにより、従来のように画素を間引く場
合に比して、印字品質の低下を防止することができ、し
かも感光体ドラムの表面電位の変化量が通常印字の場合
よりも少なくなるため、トナー付着量も少なくなり、ト
ナーが節約できる。
【0059】また、間引きを行わないため、それを目立
たなくするための高速印字クロックは不要である。これ
により、高精度な回路も不要で、回路設計が容易で簡単
に実現でき、高速印字クロックに起因するEMI(電磁
波障害)を考慮する必要もなくなる。
【0060】また、黒画素が主走査方向に連続しない細
線等の印字や連続する黒画素数が少ないものの印字にお
いては、トナー節約モードであってもレーザダイオード
18に通常の駆動電流値IA に応じた電流を供給するこ
とから、細線等の印字を印刷用紙に確実に顕在化させる
ことができる。
【0061】また、トナー節約モードで、黒画素が主走
査方向に多数連続する太線等の印字を行う場合には、連
続する黒画素のうち、中間部33の画素の印字に際して
はレーザダイオード18に駆動電流値IB に応じた電流
を供給する一方、両端部32の画素の印字に際してはレ
ーザダイオード18に通常の駆動電流値IA に応じた電
流を供給することから、文字や図形の外形がくっきりと
した印字を行うことができ、従ってトナー節約モードで
あっても、より高品位な印刷が可能となる。
【0062】また、このような太線等に印字する場合に
は、両端部32の印字の際にレーザダイオード18に供
給する電流の駆動電流値より低い値であれば、その中間
部33の黒画素のすべてについて、同一の駆動電流値に
応じた電流をレーザダイオード18に供給する必要がな
くなる。
【0063】これにより、例えば図12に示すように、
両端部32の印字の際にレーザダイオード18に供給す
る電流の駆動電流値がIA であれば、その中間部33は
画素ごとに駆動電流値IB ,IC ,及びID に応じた電
流のいずれかをランダムに供給することもでき、このよ
うにすれば、全体のトナー付着量をさらに減少すること
ができる。
【0064】なお、本実施例では、レーザダイオード1
8に供給する電流の駆動電流値を画素ごとに変化させる
ものについて述べたが、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、1画素(1ドット)を印字クロックの複数パ
ルスで構成するものにおいては、図13に示すように、
1画素内でパルスごとにレーザダイオード18に供給す
る電流の駆動電流値を変えてもよい。これにより、トナ
ー節約モードでの印刷ムラが抑制される。
【0065】また、レーザダイオード18に供給する電
流の駆動電流値を変化させるだけでトナーを節約するも
のについて述べたが、画素を間引くものにおいて、本発
明を適用してもよい。この場合には、図14に示すよう
に、間引きしない部分のレーザダイオード18に比較的
低い駆動電流値に応じた電流を供給してもよい。
【0066】一般に、画素を間引く場合には、従来のよ
うに間引きしない部分をすべて通常の駆動電流値IA で
露光を行うと、間引きした部分と間引きしない部分がは
っきりして印字の品質が低下するが、上述したように間
引きする部分の駆動電流値を比較的低い駆動電流値IB
…で露光すれば、間引きした部分と間引きしない部分が
ぼやけて、かえって印字の品質が良好となり、従来の問
題点を解決できる。しかも、間引きしない部分のトナー
の節約が可能となる。
【0067】また、レーザプリンタ等では、各主走査方
向の印字開始位置を統一する等のため、受光素子例えば
フォトダイオード等からなるスタートセンサを印字範囲
外に設け、感光体ドラムへの露光時に、印字範囲での露
光を行う前に、このスタートセンサの前後で強制発光を
行って印字開始位置を検出するようになっている。
【0068】印字範囲外での強制発光による光出力を行
う場合には、図16に示すようにトナー節約モードであ
っても通常の駆動電流値IA で露光を行ってもよい。こ
れにより、強制発光の場合の発光量の相違による印字開
始位置のずれを防止できる。
【0069】この場合には、上記I/Oポート14に2
入力端子を有するANDゲートを設け、このANDゲー
トの入力端子からホストコンピュータからのデータ及び
強制発光データを入力し、ANDゲートからの出力をレ
ーザダイオード駆動回路に供給するようにしてもよい。
【0070】このような強制発光を含む露光制御を行う
場合には、CPU11は図15に示すような制御動作を
行ってもよい。すなわち、先ずST21にてトナー節約
モードに設定されているか否かを判断する。
【0071】このとき、トナー節約モードに設定されて
いると判断した場合、ST22にてホストコンピュータ
27からのデータか否かを判断する。そして、ホストコ
ンピュータ27からのデータでないと判断した場合、す
なわち強制発光データであると判断した場合には、ST
25にて通常の駆動電流値IA で露光を行って、ST2
4の処理に移る。
【0072】これに対し、ST22にてホストコンピュ
ータ27からのデータであると判断した場合には、通常
の駆動電流値IA よりも低い駆動電流値IB …で露光を
行ってST24の処理に移る。すなわち、印字終了か否
かを判断し、印字終了であると判断した場合には、制御
動作を終了し、印字終了でないと判断した場合にはST
21の処理に戻る。
【0073】また、ST21にて通常モードに設定され
ていると判断した場合、通常の駆動電流値IA で露光を
行う。
【0074】また、本実施例では、レーザダイオード1
8の駆動電流値をIA ,IB ,IC,ID の4通りに設
定するものについて述べたが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、5通り以上に設定してもよく、また
2,3通りに設定してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、簡
単な構成でトナー節約機能の動作時でも品質の高い印刷
を行うことができる電子写真装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示すレーザダイオードへの供給電流と光
出力との関係を示す図。
【図3】図1に示すRAMに設定された変換コードテー
ブルを示す図。
【図4】図1に示すレーザダイオードへの供給電流、光
出力、及び感光体ドラムの表面電位との関係を示す図。
【図5】図1に示すCPUの露光制御を示す流れ図。
【図6】図1に示すレーザダイオードへ通常の駆動電流
を供給した場合のタイミングチャートを示す図。
【図7】図1に示すレーザダイオードへ節約駆動電流を
供給した場合のタイミングチャートを示す図。
【図8】本実施例において黒画素が連続する太線等や連
続しない細線等を印字する場合のタイミングチャートを
示す図。
【図9】本実施例において黒画素が連続する太線等や連
続しない細線等を印字する場合の印字データとその印字
結果との関係を示す図。
【図10】本実施例において黒画素が連続する太線等や
連続しない細線等を印字する場合のCPUの露光制御を
示す流れ図。
【図11】本実施例において黒画素が連続する太線等や
連続しない細線等を印字する場合のタイミングチャート
を示す図。
【図12】本実施例において黒画素が連続する太線等を
印字する場合のタイミングチャートを示す図。
【図13】本実施例を1画素を印字クロックの複数パル
スで構成するものに適用した場合のタイミングチャート
を示す図。
【図14】本実施例を画素の間引きを行うものに適用し
た場合のタイミングチャートを示す図。
【図15】本実施例において強制発光を行う場合のCP
Uの露光制御を示す流れ図。
【図16】本実施例において強制発光を行う場合のタイ
ミングチャートを示す図。
【図17】従来の電子写真装置におけるトナー節約時の
作用を説明するタイミングチャートを示す図。
【符号の説明】
18…レーザダイオード 19…レーザダイオード駆動回路 28…節約モード切換スイッチ 11…CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を帯電した後、印字データに基づ
    いて露光して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナー
    で現像して顕在化した後、そのトナー像を転写紙に転写
    する電子写真装置において、供給される電流の増加に応
    じて発光量が増加する発光素子を有し、この発光素子か
    らの光で前記感光体を露光する露光手段と、通常の印字
    時に前記発光素子を発光させるための比較的大きな通常
    電流値及びこの通常電流値よりも低い値に設定した少な
    くとも1つの節約電流値のいずれかを電流値選択信号に
    基づいて選択し、その電流値に応じた電流を前記発光素
    子に供給する電流供給手段と、トナー節約モード及び通
    常モードのいずれかのモード設定を行うためのモード設
    定手段と、このモード設定手段が通常モードに設定され
    ているとき、前記電流供給手段に前記通常電流値を選択
    させる電流値選択信号を供給し、前記モード設定手段が
    トナー節約モードに設定されているとき、前記電流供給
    手段に前記節約電流値を選択させる電流値選択信号を供
    給する電流値選択信号供給手段とを設けたことを特徴と
    する電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記電流値選択信号供給手段は、前記モ
    ード設定手段がトナー節約モードに設定されていると
    き、印字データが黒画素が連続する部分を有している場
    合、その連続する黒画素の両端部に相当する部分につい
    ては比較的高い電流値を選択させるとともに、その連続
    する黒画素の中間部に相当する部分については比較的低
    い電流値を選択させる電流値選択信号を前記電流供給手
    段に供給することを特徴とする請求項1記載の電子写真
    装置。
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