JPH07266576A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07266576A
JPH07266576A JP6165994A JP6165994A JPH07266576A JP H07266576 A JPH07266576 A JP H07266576A JP 6165994 A JP6165994 A JP 6165994A JP 6165994 A JP6165994 A JP 6165994A JP H07266576 A JPH07266576 A JP H07266576A
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block
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JP6165994A
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English (en)
Inventor
Yuji Matsuda
雄二 松田
Satoru Kijima
悟 木島
Yuichi Sugiyama
裕一 杉山
Nobuaki Ando
信明 安藤
Ichii Ri
壹偉 李
Masayuki Mori
政行 森
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Canon Finetech Nisca Inc
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Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字走査する際にインクを吐出するノズルを
検出し、そのノズル、そのノズルの属するブロックもし
くは印字ヘッド単位で予備吐を行い、インク消費の減少
によりコストの低減を可能にした画像形成装置を提供す
ること。 【構成】 記録紙4上にインクを吐出して画像を形成す
る印字手段3と、印字手段3を複数のブロックに分けこ
のブロックごとに画像データを数バンド分保持する画像
記憶手段22と、この画像記憶手段への入出力を制御す
る手段211と、前記画像記憶手段内のイネーブル・デ
ータの有無をノズルごとに検出する手段215と、この
検出結果からバンド走査の際に前記印字手段の何れのブ
ロックのインクを吐出するか選定する手段20と、この
選定手段により選択されたブロックの予備吐を行う手段
216とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
式を用いた画像形成装置に係り、特に、印字手段のバン
ド走査の前に行う予備吐の制御を効果的に行うことがで
きる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置の一種であるイン
クジェット方式のプリンタは、記録紙上に画像を形成す
るための印字ヘッドと、この印字ヘッドを保持し記録紙
の搬送方向(副走査方向)に対して直角方向(主走査方
向)へ走査されるキャリッジと、このキャリッジの走査
方向と平行に設けられたリニアスケールと、上記キャリ
ッジに設置されリニアスケールのスリットを検知するリ
ニアセンサと、プリンタの装置全体を制御する制御部と
を備えている。記録紙は搬送されつつリニアセンサのス
リット検知信号によって制御部から印字信号が出力さ
れ、この印字信号により印字ヘッドに伝送されている画
像データが印字ヘッドからインクジェット方式でインク
が吐出されて記録紙上に画像が形成される。
【0003】このようなインクジェット方式の画像形成
装置は、インクが浸されているノズル内にヒータが数個
装着されており、このヒータにパルス信号を与えること
によりヒータを加熱しインクを沸騰させ、それによって
生じる気泡圧でインクを吐出する。通常、画像形成装置
として使用する場合、上記ノズルを数個並べて1つの印
字ヘッドを構成し、画像の形成を行っている。そして、
画像形成装置、主に印字ヘッドの制御は図1に示す構成
のものである。図1において、この画像形成装置は、イ
メージスキャナなどの画像データの読み取り・生成をす
る外部装置1、制御部2、印字ヘッド3、記録紙4、リ
ニアスケール5、ブレード6、および空吐箱7を備えて
いる。制御部2には、装置全体を制御するCPU20、
外部装置1から送られてくる画像データVDをリニアセン
サからのスリット検知信号LSから印字信号CLK を生成し
印字ヘッド3の制御回路31に伝送するヘッド駆動信号
生成部21、上記印字ヘッド駆動信号生成部21からの
画像データVDを記憶しまた読み出す画像メモリ22、C
PU20と接続しているワークRAM23とROM2
4、およびI/Oポート26を介してCPU20と接続
している各負荷部26を備えている。ヘッド駆動信号生
成部21は、上記ノズルがブロック化されている場合、
ブロックごとにイネーブル(enable)にするためのブロッ
クイネーブル信号Ben 、ヒータをイネーブルにするため
のヒータ駆動信号Hen 、およびラッチ信号LAT を生成し
上記制御回路31に伝送する。
【0004】印字ヘッド3は、上記制御回路31および
ヒータ32からなる。ヘッド駆動信号生成部21から送
られてきた各種の信号によりヒータ32を制御してイン
クをノズルから吐出させて画像を形成する。
【0005】なお、図1の中で×4はその構成物が4個
有ることを示す。例えば、多色印字を行う場合は印字ヘ
ッド3が各色(ブラックB、マゼンタM、シアンC、お
よびイエロY)用の4個存在し、それに応じて制御部2
内のヘッド駆動信号生成部21および画像メモリ22が
4個必要であることを示している。
【0006】次に、印字ヘッド3を駆動する制御回路3
1の構成を図2を用いて説明する。図2において、符号
201 はシフトレジスタ、符号202 はラッチ回路、符号20
3 から206 はAND回路、符号207 から210 はトランジ
スタ、および符号32はヒータを示している。この印字
ヘッド3は128個のノズルで構成されており、それが
8つのブロックに分かれている。従って、AND回路お
よびトランジスタはそれぞれ8ブロック分が示されてお
り、×16は各ブロックに16個備わっていることを意
味している。また、ブロックイネーブル信号Ben も1か
ら8までの8個存在して得る。
【0007】これらは図2および図3に示すように、次
のような動作タイミングで作用をする。外部装置1から
画像データVDがシリアル2値化データで128個の転送
クロックCLK に同期して伝送されてきてシフトレジスタ
201 で順次シリアルーパラレル変換される。各ノズルに
画像データVDが転送された後、ラッチ信号LAT が入って
くるとラッチ回路202 により画像データVDは各ノズル上
で保持状態となる。また、1ブロックに1パルスのブロ
ックイネーブル信号Ben 1〜8およびヒータ駆動のパル
ス信号Hen を上記ヘッド駆動信号生成部21から出力
し、そのブロックがイネーブルで画像データVDがイネー
ブルで保持されているノズルのみトランジスタがONし
ヒータが加熱(パルス信号Hen の状態)されてインクを
吐出する。なお、図2の中で,<1>から<8>までの
ラインはブロックイネーブル信号Ben 1〜8、その上の
ラインは各ブロックに入る画像データVDを示している。
また。図3の中のパルス信号はH(High)のときがイネー
ブルで、L(Low) のときはディスイネーブル(disenabl
e) 状態であることを示す。
【0008】このような制御で図4に示すように1ライ
ン(矢印B)印字し、これを主走査方向(矢印A)に数
ライン印字走査することによって1バンドの印字を行っ
ている。そして、常時高画質印字することを確保するた
めに図1にも示したように、印字領域外にはブレード6
と空吐箱7が設置されていて、1バンドの印字ごとに印
字ヘッド3のクリーニングを行っている。ブレード6
は、おもにインク吐出によって発生したインクミスト
(インクの細かい霧)や印字ヘッド3表面のオリフィス
(orifice) 面に付着する紙粉などの細かい塵を1バンド
走査するごとに除去し、インクの吐出方向のよれや不吐
出を防止している。また、ブレード6で表面をクリーニ
ングした際に隣接する印字ヘッド3からのインクの混色
や1バンドの印字のドット密度が低い場合にノズルによ
っては印字中にほとんど吐出が行われないため、蒸発に
よるインクの粘度が増加してインクの特性が変わってし
まうことがある。このために空吐箱7を備えており、1
バンド印字するごとにこの空吐箱7に向かって全印字ヘ
ッド3の全ノズルのインク吐出を印字走査前に行ってい
る。これを予備吐と記載することにする。このような2
段階のクリーニングを1バンド走査するごとに行うこと
により、高画質印字を確保している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の画像形
成装置では、高画質印字を確保するため上記のように印
字走査前に全印字ヘッドの全ノズルのインク吐出を行っ
ていた。しかしながら、画像を印字する場合、全印字ヘ
ッドもしくは全ノズルのインクを吐出するとは限らず、
中には1印字ヘッドのみの場合や1ブロックのみ、また
は極端な場合、1ノズルのみしか印字を行わない場合も
ある。また、単色印字、2パス印字、または4パス印字
の場合も上記と同様に特定の印字ヘッド、特定のブロッ
ク、または特定のノズルのインク吐出しか行わない。こ
のような場合、予備吐は全印字ヘッドの全ノズルのイン
クを吐出する必要はなく、使用する印字ヘッドまたはブ
ロックのノズルのみ行えばよい。そして、従来のよう
に、1バンド印字するごとに全印字ヘッドの全ノズルの
予備吐を行っていたのでは、予備吐だけでも相当量のイ
ンクを消費してしまうため、インクの補給の回数が多く
なる、およびインクタンクの交換が短寿命となるなどの
不具合があった。そのためコスト高となってしまう場合
があり、これは印字ヘッドとインクタンクが一体型にな
っている印字ヘッドを使用している場合は、なおさらコ
スト高となるという欠点があった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、印字走査する際にインクを吐出する
ノズルを検出し、そのノズルのみまたはそのノズルの属
するブロックもしくは印字ヘッド単位で予備吐を行い、
インク消費の減少によりコストの低減を可能にした画像
形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、記録紙上にインクを吐出して画
像を形成する印字手段と、この印字手段を1バンドごと
に走査する手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を
行う手段とを有する画像形成装置において、前記印字手
段を複数のブロックに分けこのブロックごとに画像デー
タを数バンド分保持する画像記憶手段と、この画像記憶
手段への入出力を制御する手段と、前記画像記憶手段内
のイネーブル・データの有無をノズルごとに検出する手
段と、この検出結果からバンド走査の際に前記印字手段
の何れのブロックのインクを吐出するか選定する手段
と、この選定手段により選択されたブロックの予備吐を
行う手段とを設けたことを要旨とするものである。
【0012】また、記録紙上にインクを吐出して画像を
形成する印字手段と、この印字手段を1バンドごとに走
査する手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を行う
手段とを有する画像形成装置において、前記印字手段を
複数個有し各印字手段ごとに画像データを数バンド分保
持する画像記憶手段と、この画像記憶手段への入出力を
制御する手段と、前記画像記憶手段内のイネーブル・デ
ータの有無をノズルごとに検出する手段と、この検出結
果からバンド走査の際に前記印字手段の何れの印字手段
のインクを吐出するか選定する手段と、この選定手段に
より選択された印字手段の予備吐を行う手段とを設けた
ことを特徴とするものである。
【0013】さらに、記録紙上にインクを吐出して画像
を形成する印字手段と、この印字手段を1バンドごとに
走査する手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を行
う手段とを有する画像形成装置において、入力画像デー
タを数バンド分保持する画像記憶手段と、この画像記憶
手段への入出力を制御する手段と、前記画像記憶手段内
のイネーブル・データの有無をノズルごとに検出する手
段と、この検出結果からバンド走査の際に何れのノズル
のインクを吐出するか選定する手段と、この選定手段に
より選択されたノズルの予備吐を行う手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成によれば、画像記憶手段に格納されて
いる画像データから印字動作時にインクを吐出するノズ
ルを検出し、そのノズルの属するブロックのみ予備吐を
行う。予備吐を行う制御をブロックの単位で行う。
【0015】また、多色印字のように印字手段が複数あ
る場合は、画像記憶手段に格納されている画像データか
ら印字動作時にインクを吐出するノズルを検出し、その
ノズルの属する印字手段のみ予備吐を行う。予備吐を行
う制御を印字手段の単位で行う。
【0016】さらに、画像記憶手段に格納されている画
像データから印字動作時にインクを吐出するノズルを検
出し、そのノズルのみ予備吐を行う。予備吐を行う制御
をノズルの単位で行う。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来技術の欄で説明した構成要素と同一
のものには同じ符号を付してある。
【0018】図1は、本発明の画像形成装置の一実施例
の概略構成図である。この実施例の画像形成装置の基本
的な全体構成は、従来技術の欄で説明したものと同一で
あるが、ここではより詳細に説明する。図1において、
複数のノズルを有しノズルからインクを吐出して画像を
形成するための印字手段である印字ヘッド3は、装置本
体の搬送台上を搬送されている記録紙4に対向してキャ
リッジに保持されて走査される。そして、印字ヘッド3
を含む装置本体の制御を行う制御部2が存在し、この制
御部2はイメージスキャナやパソコンやCAD(Comput
er Aided Design )などの外部装置1と接続している。
また制御部2にはキャリッジに設置されているリニアス
センサからリニアスケール5のスリットを検知した検知
信号LSが送られてくる。その結果、外部装置1から送ら
れてくる画像データVDにより印字ヘッド3を保持するキ
ャリッジを走査することにより記録紙4に画像イメージ
を形成する。さらに、キャリッジの1バンド走査ごとに
印字ヘッド3をクリーニングするためにブレード6およ
び空吐箱7を備えている。これらの制御を制御部2が行
っている。
【0019】制御部2は、中央演算処理装置であるCP
U20、外部装置1から送られてくる画像データVDを受
け取りまた各種の信号を生成して印字ヘッド3の制御回
路31に画像データVDとともに出力する印字ヘッド駆動
信号生成部21、この印字ヘッド駆動信号生成部21か
らの画像データVDを記憶しまた読み出す画像メモリ2
2、CPU20と接続していてデータなどを一時保管す
るワークRAM23、同様にCPU20と接続していて
装置を動作させるプログラムやフォントデータなどを内
蔵しているROM24、I/Oポート25を介してCP
U20と接続している各負荷部26とで構成されてい
る。各負荷部26の負荷としてはキャリッジ駆動用や記
録紙4の搬送用のモータ、クラッチ、および各種のセン
サなどがある。上記印字ヘッド駆動信号生成部21に
は、キャリッジ走査に伴うリニアセンサによるリニアス
ケール5の検出信号LSが送られてきて同期信号Hsync
を生成し、この同期信号Hsync により画像メモリ22か
ら画像データVDを読み出すときのクロック信号CLK を生
成する。またこの印字ヘッド駆動信号生成部21はCP
U20に接続しており、このCPU20は画像データVD
が送られてくる外部装置1とのインターフェースを行
う。また各メモリや装置全体の動作のコントロールを行
っている。
【0020】また、印字ヘッド3には、従来と同様に上
記制御回路31およびヒータ32からなる。印字ヘッド
3、特に制御回路31の構成および動作・作用は従来技
術の欄で図2を用いて説明したのと同じである。従っ
て、重複して説明することは省略する。
【0021】次に、主に制御部2の動作・作用について
説明する。外部装置1からシリアル画像データVDが送ら
れてくると、CPU20からの命令で印字ヘッド駆動信
号生成部21にて画像データVDを数バンド分画像メモリ
22に一時保持する。保持された画像データVDには各種
の画像処理が加えられ、印字ヘッド3の走査に合わせて
読み出されて印字ヘッド3に画像データVDが出力され
る。本実施例では上記のようにリニアエンコーダから印
字ヘッド3の走査に同期して出力されるスリット検出信
号LSを用いて、クロック信号CLK を生成して画像データ
VDの出力などの各種の制御の同期を取っている。また、
本実施例でも従来と同様に印字ヘッド3は128個のノ
ズルで構成されており、それが8つのブロックに分かれ
ている。従って、印字ヘッド駆動信号生成部21は各ブ
ロックのイネーブル信号Ben 1から8までの8個生成し
ており、インク吐出に必要な信号であるヒータ駆動のパ
ルス信号Hen の生成も行っている。印字ヘッド駆動信号
生成部21から出力された画像データVD、ブロック・イ
ネーブル信号Ben 1〜8、ヒータ駆動のパルス信号Hen
などは、印字ヘッド3に伝送され、内部の制御回路31
で各イネーブル信号Ben や信号Hen がイネーブルになっ
ているノズルのみヒータ32がONし、インクが吐出さ
れて記録紙4に付着し1ライン分の画像を形成し、この
ような制御を図1中の上下即ち主走査方向(矢印Aで示
す)に印字ヘッド3を走査させることにより1バンド分
のイメージ画像を形成している。
【0022】1バンド分の走査が終了すると次のバンド
分の走査の前に従来技術の欄で図4を参照して説明した
ように、印字ヘッド3のクリーニングを行っている。そ
のためのブレード6は、おもにインク吐出によって発生
したインクミスト(インクの細かい霧)や印字ヘッド3
表面のオリフィス(orifice) 面に付着する紙粉などの細
かい塵を1バンド走査するごとに除去し、インクの吐出
方向のよれや不吐出を防止している。また、ブレード6
で表面をクリーニングした際に隣接する印字ヘッド3か
らのインクの混色や1バンドの印字のドット密度が低い
場合にノズルによっては印字中にほとんど吐出が行われ
ないため、蒸発によるインクの粘度が増加してインクの
特性が変わってしまうことがある。このために空吐箱7
を備えており、1バンド印字するごとにこの空吐箱7に
向かって後述の予備吐制御方式によって印字ヘッド3の
ブロック単位、印字ヘッド3が複数ある場合は印字ヘッ
ド単位、または印字ヘッド3内のノズル単位で予備吐を
行う。
【0023】なお、本実施例では印字ヘッド3が4個で
構成されて多色印字を行うことができる。従って、各色
(ブラックB、マゼンタM、シアンC、およびイエロ
Y)用にインクタンクが配備されており、制御部2内の
ヘッド駆動信号生成部21および画像メモリ22も各色
用に4個備えている。しかも上記のように各印字ヘッド
3は8分割され、16ノズルを1ブロックとしている。
図5に画像メモリ22への各データの割り付けと実際に
印字されるときのデータの相関図を示す。図5(a)は
画像メモリ22への各データの割り付けマップ、図5
(b)は実際に印字されるときのデータの相関図を示
す。図5(a)において、画像メモリ22は左側図に示
すように各色BYMC用に割り付けられている。この画
像メモリ22は16ノズルを1ブロックとしていること
から16ビットのメモリであり、そのアドレスは、シア
ンCの最初のアドレス00‥00からブラックBの最後のア
ドレスFF‥FFまである。その内の1色、この例ではシア
ンCの中は1ヘッド(1H)は上記のように8ブロックに
分割されている。そして、1ヘッド(1H)の1ブロック
分が0 〜15までの16ビットで構成されており1バンド
分のメモリが存在する。よって、印字ヘッド3(1H)ご
とに1バンド×16ノズル(1ブロック)単位で画像デ
ータVDを画像メモリ22に格納するように制御してい
る。図5(b)において、1つの印字ヘッド3(1H)が
8ブロックに分割され、第1ブロック(黒塗り部分)の
1〜16までのノズルに対応して画像メモリ22の0 〜
15までに画像データVDが存在する。2〜8までのブロッ
クでも同様である。このような構造の印字ヘッド3を右
側図に矢印Aで示すように1バンド走査して1バンド分
の画像を形成する。
【0024】本実施例では上記のように各色用に印字ヘ
ッド3を4個所有している。しかし、以下の説明、主に
回路構成の説明においては、1個の印字ヘッド分のみに
ついて説明している。そして、図中の×n(nは数字)
は同じものがn個有ること、またラインの上または下に
示す数字はそのラインが数字の個数だけ有ることを示し
ている。
【0025】図6は、上記印字ヘッド駆動信号生成部2
1の内部の構成図である。図6において、印字ヘッド駆
動信号生成部21は主に画像メモリ制御部211 、画像同
期信号生成部212 、ヘッドブロック選択信号生成部213
、ヒータ駆動信号生成部214、ドット検出部215 、予備
吐制御部216 、AND回路217 、およびCPUインター
フェースI/F218から構成されている。これら画像メモリ
制御部211 、画像同期信号生成部212 、ヘッドブロック
選択信号生成部213 、ヒータ駆動信号生成部214 、ドッ
ト検出部215 、および予備吐制御部216 はCPUインタ
ーフェースI/F218を介してそれぞれ独立にCPU20と
接続していてCPU20の制御の下に動作する。
【0026】画像メモリ制御部211 は、上記のように外
部装置1から送られてくるシリアル画像データVDを数バ
ンド分画像メモリ22に一時保持(入力)するためのア
ドレス信号の生成と保持された画像データVDを印字ヘッ
ドの走査に合わせて画像転送クロック信号CLK と同期を
とって出力するためのアドレス信号の生成を行う。入力
する時のアドレス信号の生成は外部装置1からの画像デ
ータVDの伝送タイミングにより生成され、順次画像デー
タVDを画像メモリ22に格納する。出力する時のアドレ
ス信号の生成は後述する画像同期信号生成部212 からの
同期タイミングに合わせて生成される。
【0027】上記画像メモリ制御部211 により画像デー
タVDを画像メモリ22に格納した後、1バンド印字走査
する前に上記ドット検出部215 によって、次のバンドで
印字する画像データVDの中にイネーブル・データが存在
するか各ノズルごとに検出する。検出したドットデータ
はCPUI/F218を介してCPU20にフィードバックす
る。このドット検出は本実施例の特徴的な動作の1つで
あり、後述の予備吐制御部216 と相俟って印字動作のと
きにインクを吐出するノズルの存在するブロックまたは
印字ヘッドのみ予備吐を行う制御に利用される。
【0028】画像同期信号生成部212 は、上記のように
ドット検出終了後、印字走査させてリニアセンサからリ
ニアスケール5のスリット検出信号LSにより上記画像メ
モリ22から画像データVDを出力する時のアドレス信号
を生成する際の同期信号Hsync を生成し、印字動作が開
始される。そして、同期信号Hsync をカウントして、印
字ヘッドの走査位置を認識するとともに印字ヘッドで画
像データVDを保持する際のラッチ信号RAT の生成を行っ
ている。また、画像同期信号生成部212 は内部に比較器
を有していて、CPU20が印字する領域と予備吐する
領域を指定し、同期信号Hsync が指定された値までカウ
ントされると、図7に示すような印字する領域信号INar
eaと予備吐する領域信号YOareaとを生成するような構成
となっている。
【0029】また、ヘッドブロック選択信号生成部213
は、同期信号Hsync に同期して印字ヘッドのどのブロッ
クを駆動するか選択するブロック・イネーブル信号Ben
1〜8の生成を行う。ヒータ駆動信号生成部214 も、同
期信号Hsync に同期してヒータ駆動のパルス信号Hen の
生成を行う。印字ヘッドでは、このブロック・イネーブ
ル信号Ben 1〜8とヒータ駆動のパルス信号Hen と画像
データVDが全てイネーブルとなっているノズルのみイン
クの吐出が行われる。
【0030】予備吐制御部216 は、上記ドット検出結果
からイネーブル・データのあるノズルが存在する印字ヘ
ッドまたはブロックのみブロック・イネーブル信号Ben
1〜8およびヒータ駆動のパルス信号Hen が出力される
ように制御する。そして、上記予備吐する領域信号YOar
eaがイネーブルになった時に画像データVDを強制的にイ
ネーブルになるようにし、上記選択された印字ヘッドま
たはブロックのみ予備吐を行う。また、印字する領域信
号INareaがイネーブルになった時に印字動作を行い予備
吐を行った選択された印字ヘッドまたはブロックのみイ
ンクを吐出して画像を形成するように制御する。このイ
ネーブルにするブロックの選定は上記ドット検出結果か
らCPU20がブロック選択信号Bselを予備吐制御部21
6 に出して行い、またCPU20はヒータ駆動のパルス
信号Hen を出力するかどうかの選択信号Hselを予備吐制
御部216 に出す。1つの印字ヘッドで見た場合、ブロッ
ク選択信号Bselが1つでも出力し、そのブロックのブロ
ック・イネーブル信号Benがでれば、選択信号Hselも出
力し、ヒータ駆動のパルス信号Hen が出力される。逆
に、全てのブロック1〜8でブロック選択信号Bselが出
力されないときには選択信号Hselを出力しなければヒー
タ駆動のパルス信号はディスイネーブルとなって予備吐
も印字動作時にもインクの吐出は行われない。複数の印
字ヘッドが存在し、印字ヘッド単位で予備吐の制御を行
う場合は、上記ブロック選択信号Bselが1つでも出力さ
れるとその印字ヘッドは予備吐を行うことになり、全て
のブロック1〜8のブロック選択信号Bselが出ないと
き、その印字ヘッドは予備吐を行わない。
【0031】AND回路217 は、上記の画像同期信号生
成部212 にて生成される同期信号Hsync と、同じく画像
同期信号生成部212 から出力される印字する領域信号IN
areaとが入力すると画像メモリ制御部211 に画像メモリ
22から画像データVDを出力するためのアドレス信号と
画像転送クロック信号CLK を出力する。従って、印字す
る領域信号INareaの出ているときのみ画像転送クロック
信号CLK により画像データVDを出力する。
【0032】図8は、上記ドット検出部215の内部の
回路構成を示す図である。図8において、符号801,802,
806,および809 から824 はフリップ・フロップ回路FF、
符号803 はAND回路、符号804 はカウンタ、符号805
は比較器、符号807 はNOT回路、符号808 はラッチ回
路を示している。CPU20から1つの印字ヘッドのあ
るブロックのアドレスを設定する。図5(a)に示す例
では、シアンCの第1ブロックの16ビットのスタート
・アドレスをカウンタ804 のD端子に設定し、同じく1
6ビットのエンド・アドレスを比較器805 の一端子に設
定する。一方、フリップ・フロップ回路FF801 にはクロ
ックパルスC16Mが入っており、このクロックパルスC16M
はD型フリップ・フロップ回路FF802 およびカウンタ80
4 にも入っている。従って、アドレス設定後、フリップ
・フロップ回路FF801 のJ端子にスタート信号STをON
してダミーライトするとフリップ・フロップ回路FF801
のQ端子からカウンタ804 をイネーブルenにする信号
が出力される。この出力信号はD型フリップ・フロップ
回路FF802 により1ビット遅れの信号となる。この1ビ
ット遅れ信号と先の出力信号がAND回路803 に入力す
るとその出力はカウンタ804 にロードLDされ、カウン
タ804 のD端子に設定されたスタート・アドレスからク
ロックパルスC16Mにより順次アドレス信号がカウンタ80
4 のQ端子からアドレス・バスABにより画像メモリ22
に出力される。Q端子からエンド・アドレスが出力され
るとその信号は同時に上記比較器805 の他端子に入力す
る。比較器805 において、エンド・アドレスが出力され
たことが分かるとその出力信号はD型フリップ・フロッ
プ回路FF806 に入力する。このD型フリップ・フロップ
回路FF806 にこの出力信号が入力し、かつクロックパル
スC16MのNOT回路807により逆転したクロックパルス
が入力するとQ端子から画像メモリ22にエンド・アド
レスまで出力したことを示す信号が出力されCPU20
に認識される。また、クロックパルスC16MのNOT回路
807 により逆転したクロックパルスがCPU20に入る
とリード(read)信号RDが出される。
【0033】このようにして画像メモリ22からの画像
データVDの読み出しが行われると、画像メモリ22から
データ・バスDBを介して出力された画像データVDは16
ビットラッチ回路808 のD端子から入力し一時保持さ
れ、CPU20からリード信号RDがラッチ回路808 のE
端子に入力すると16ビットの画像データVDは16個の
フリップ・フロップ回路FF809 から824 のJ端子に入力
する。また16個のフリップ・フロップ回路FF809 から
824 のK端子にはスタート信号STが入力しているととも
に各フリップ・フロップ回路FF809 から824 にはクロッ
ク信号C16Mが入っている。これらフリップ・フロップ回
路FF809 から824 でイネーブルとなったビットのみ出力
がイネーブルで固定される。そして、CPU20はD型
フリップ・フロップ回路FF806 の出力によりフラグがエ
ンドになっていることを確認した後イネーブルで固定さ
れた出力からドットデータを読み取る。このようにし
て、上記シアンCの第1ブロックのドットデータを読み
取り、つぎに第2ブロックのスタート・アドレスおよび
エンド・アドレスを設定して同様の動作を行う。この動
作をシアンCの第8ブロックまで行い、続いて、マゼン
タM、イエロY、およびブラックBの最後のアドレスFF
‥FFまで繰り返し、各印字ヘッドごとに全ブロックにわ
たって行うことによって各印字ヘッドのどのノズルを次
のバンドの印字で使用するか認識することが可能とな
る。
【0034】図9は、上記予備吐制御部216の内部の
回路構成を示す図である。図9において、符号901,908,
および909 はOR回路、および符号902 から907 AND
回路を示している。OR回路901 には、上記印字ヘッド
駆動信号生成部21の画像メモリ制御部211 から出力さ
れる画像データVDと画像同期信号生成部212 により生成
される予備吐する領域信号YOareaが入力し、いずれかが
入力すると画像データVDを印字ヘッド3の制御回路31
に出力する。AND回路902 には、上記印字ヘッド駆動
信号生成部21の画像同期信号生成部212 により生成さ
れる印字する領域信号INareaとヘッドブロック選択信号
生成部213 により生成されるブロック・イネーブル信号
Ben が入力し、これらが共に入力するとその出力はOR
回路908に入力する。AND回路903 には、上記印字ヘ
ッド駆動信号生成部21のヘッドブロック選択信号生成
部213 により生成されるブロック・イネーブル信号Ben
とCPU20から上記ドット検出の結果選定されたブロ
ックを示す信号Bselが入力し、これらが共に入力すると
その出力はAND回路906 に入力する。AND回路904
には、上記印字ヘッド駆動信号生成部21の画像同期信
号生成部212 により生成される印字する領域信号INarea
とヒータ駆動信号生成部214 により生成されるヒータ駆
動のパルス信号Hen が入力し、これらが共に入力すると
その出力はOR回路909 に入力する。AND回路905 に
は、上記印字ヘッド駆動信号生成部21のヒータ駆動信
号生成部214 により生成されるヒータ駆動のパルス信号
Hen とCPU20から上記ドット検出の結果ヒータ駆動
をするか否かの選択信号Hselが入力し、これらが共に入
力するとその出力はAND回路907 に入力する。また、
AND回路906 には、上記AND回路903 の出力と画像
同期信号生成部212 により生成される予備吐する領域信
号YOareaが入力し、これらが共に入力するとその出力は
OR回路908 に入力する。AND回路907 には、上記A
ND回路905 の出力と画像同期信号生成部212 により生
成される予備吐する領域信号YOareaが入力し、これらが
共に入力するとその出力はOR回路909 に入力する。さ
らに、OR回路908 には、上記AND回路902 とAND
回路906 の出力が入力し、いずれかが入力すると選定さ
れたブロックのブロック・イネーブル信号Ben を印字ヘ
ッド3の制御回路31に出力する。同様にOR回路909
には、上記AND回路904 とAND回路907 の出力が入
力し、いずれかが入力するとヒータ駆動のパルス信号He
n を印字ヘッド3の制御回路31に出力する。
【0035】このような構成であることから上記ドット
検出結果からCPU20によりイネーブルの存在する印
字ヘッドまたはブロックのみブロック・イネーブル選択
信号Bsel、およびヒータ駆動選択信号Hselをイネーブル
にして(Hにする)、AND回路903,905,906,および90
7 により予備吐する領域信号YOareaがイネーブルになっ
た時のみ選定されたブロック・イネーブル信号Ben およ
びヒータ駆動のパルス信号Hen が出力され、予備吐が行
われるような制御をしている。また、AND回路906 で
は、予備吐する領域信号YOareaを用いて予備吐の時は強
制的に画像データVDをイネーブルになるようにし、上記
の選定によりイネーブルになった印字ヘッドまたはブロ
ックのみインクが吐出されるよう制御される。ここで、
印字ヘッド単位での予備吐の制御はヒータ駆動選択信号
Hselを用いて、またブロック単位での予備吐の制御はブ
ロック・イネーブル選択信号Bselを用いて行われる。そ
して、予備吐を終えた印字ヘッドまたはブロックの印字
動作は、AND回路902 および904 により印字する領域
信号INareaとブロック・イネーブル信号Ben とヒータ駆
動のパルス信号Hen により行われる。
【0036】図10は、上記ドット検出から予備吐の制
御を行う場合のフローチャートを示す図である。図10
において、スタート(ステップ100 )すると、まず、外
部装置1から次以降のバンドの画像データVDを送っても
らい画像メモリ22に一時保持する(ステップ101 )。
そして、次のバンドを印字する前に各印字ヘッドまたは
ブロックごとに次バンドでインク吐出する(イネーブル
・データが存在する)かどうかドット検出を行う。この
例では、まずシアンCの第1ブロックであるn=1を指
定(ステップ102 )し、つぎに、このブロックのスター
ト・アドレスとエンド・アドレスを設定(ステップ103
)してドット検出のスタート信号をONしダミーライ
ト(ステップ104 )する。すると順次ドット検出が行わ
れる。ドット検出が行われ終了してエンド・フラグが出
た(Hになる)か否かを判断する(ステップ105 )。判
断の結果、エンド・フラグが立っていない(NO)場合は引
き続きドット検出が行われ、エンド・フラグが立ってい
る(YES) 場合は、nブロック目のドットデータをCPU
20は読み取る(ステップ106 )。読み取った結果、イ
ネーブル・データが存在するかどうか(0000以上か)を
判断する(ステップ107 )。判断の結果、イネーブル・
データが存在しない(NO)場合はブロック・イネーブル選
択信号BselをL即ちディスイネーブルに設定する(ステ
ップ108 )。またイネーブル・データが存在する(YES)
場合は、nブロック目のブロック・イネーブル選択信号
BselをH即ちイネーブルに設定する(ステップ109 )。
ここで、n=1のブロックを終了し、nに1を加えて
(ステップ110 )n=2のブロックのドット検出を上記
ステップ103 からステップ109 まで行う。このようにし
てnに1を加えていって同様のドット検出動作を繰り返
す。本実施例ではブロックを8個にしているので、この
シアンCの印字ヘッドの8ブロック目が終了(n=8)
したか否か判断する(ステップ111 )。判断の結果、n
=8に達していない(NO)場合は引き続きステップ103 に
戻り、n=8に達している(YES) 場合は、全ブロックの
中にイネーブル・データが1つでも存在するか否かを判
断する(ステップ112 )。判断の結果、1つも存在しな
い(NO)場合はヒータ駆動選択信号HselをL即ちディスイ
ネーブルに設定する(ステップ113 )。イネーブル・デ
ータが存在する(YES) 場合は、ヒータ駆動選択信号Hsel
をH即ちイネーブルに設定する(ステップ114 )。この
ようにしてイネーブル・データが存在するノズルの予備
吐時にインクが吐出可能な状態にする。このステップ11
4 でシアンCの印字ヘッドの一連の動作を終わる。シア
ンCの印字ヘッドの一連の動作が終わると、逐次、マゼ
ンタMの印字ヘッド(ステップ115 )、イエロYの印字
ヘッド(ステップ116 )、およびブラックBの印字ヘッ
ド(ステップ117 )を同様の動作−ステップ101 からス
テップ114 までの動作を行った後、各印字ヘッドの走査
を開始し予備吐と印字動作を行って終了する(ステップ
118 )。そして、1バンド終了後、次のバンドの画像デ
ータVDを送ってもらい画像メモリ22に一時格納し、上
記と同じ制御を行う。
【0037】最後に、図11は、ノズル単位で予備吐の
制御を行う場合の予備吐制御部216の内部の回路構成
を示す図である。上記のブロック単位または印字ヘッド
ノズル単位で予備吐の制御を行う場合、画像データVDを
予備吐時に強制的にイネーブルにして印字ヘッドのブロ
ック選択信号Bsel1〜8をON/OFFすることにより
何れかのブロックの予備吐を行うかどうかを選択してい
たがブロック選択信号Bsel1〜8の全てをイネーブルと
し、画像データVDを各ノズルごとにON/OFFするこ
とにより、ノズル単位での予備吐の制御を行うことが可
能になる。図11はその一実施例である。図11におい
て、符号1101はラッチ回路、符号1102はシフトレジス
タ、符号1103はAND回路、および符号1104はOR回路
を示している。ラッチ回路1101のD端子にはCPU20
のデータ・バスDBが、またE端子にはドット検出の結果
予備吐するデータ0〜15が入力し一時保持される。シ
フトレジスタ1102のD端子にはラッチ回路1101のQ端子
からの出力が入力し、また印字ヘッド駆動信号生成部2
1の画像メモリ制御部211 からでる画像データ転送クロ
ック信号CLK と画像同期信号生成部212 にて生成される
同期信号Hsync が入り、この同期信号Hsync が入るごと
にシフトレジスタ1102はクリアされる。AND回路1103
には、このシフトレジスタ1102のQ端子から出力される
データが入力するとともに画像同期信号生成部212 にて
生成される予備吐する領域信号YOareaが入力する。この
両者が入力するとOR回路1104に出力する。シフトレジ
スタ1102のQ端子から出力されるデータは画像メモリ制
御部211 からでる画像転送クロック信号CLK により予備
吐するデータを含むデータが順次出力される。OR回路
1104には上記AND回路1103からのデータ信号が入力す
るとともに画像メモリ22から画像メモリ制御部211 を
介して画像データVDが入力する。従って、上記AND回
路1103からのデータ信号が入力すると画像データVDを印
字ヘッド3の制御回路31に出力して予備吐を行う。ま
た、図6にて説明したように画像データVDは印字する領
域信号INareaが出ている時にのみ画像メモリ制御部211
からでる画像転送クロック信号CLK により出力する。よ
って、OR回路1104にて予備吐を行う場合以外で画像デ
ータVDを印字ヘッド3の制御回路31に出力する時は印
字する領域信号INareaが出ている時であって印字動作を
行っている場合である。
【0038】この予備吐制御部216の回路構成の動作
・作用について説明する。まず、上記の実施例と同様
に、1バンドの印字前に1バンド分の画像データVDを画
像メモリ22に格納し、ドット検出部215 によって各ノ
ズルのイネーブル・データの検出を行う。ドット検出終
了後、画像データVDのイネーブル・データをCPU20
にて読み取り、そのまま128ビットのラッチ回路1101
のE端子からデータ・セットする。以上の動作を全印字
ヘッドおよび全ブロックのデータ・セットを終了後、印
字動作を開始し、シフトレジスタ1102にて画像メモリ制
御部211 から出力される画像データ転送クロック信号CL
K によりシリアル・データに変換し、予備吐する領域信
号YOareaがイネーブルとなっている時のみAND回路11
03により出力する。さらに、その後にOR回路1104で画
像データVDとのORをとることにより、ノズル単位での
予備吐制御が可能となる。このようにしてノズル単位で
予備吐制御を行うことにより、ブロック単位で制御を行
うよりもインクの消費量をさらに低減させることが可能
になる。
【0039】なお、上記実施例では、印字ヘッドのノズ
ルの数が128個の例で説明したが、これに限定される
ものではなく1つの印字ヘッドのノズルの数はいくつで
もよい。また、128個のノズルを8つのブロックに分
ける例で説明したが、これもいくつでもよい。n個のブ
ロックに分けたとすると印字ヘッド駆動信号生成部21
から出力されるブロック・イネーブル信号はBen 1〜n
となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、1印字ヘッドのみの場合や1ブロックの
み、または、1ノズルのみしか印字を行わない場合、ま
た、単色印字、2パス印字、または4パス印字の場合な
どに、1印字ヘッド単位、1ブロック単位、または1ノ
ズル単位で予備吐を行うので、従来の予備吐と同等の効
果が得られ、かつ予備吐によるインクの消費量が軽減さ
れ、インクの補給およびインクタンクの寿命が長くな
り、コストの低減も図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の概略構成図
である。
【図2】印字ヘッドを駆動する制御回路の構成を説明す
るための図である。
【図3】本発明の画像形成装置の実施例の動作タイミン
グを示す図である。
【図4】印字ヘッドのクリーニング部材の配置を説明す
るための図である。
【図5】画像メモリへの各データの割り付けと実際に印
字されるときのデータの相関図を示す図である。
【図6】印字ヘッド駆動信号生成部の内部の構成図であ
る。
【図7】印字領域信号INareaと予備吐領域信号YOareaと
その動作結果を説明するための図である。
【図8】ドット検出部の内部の回路構成を示す図であ
る。
【図9】予備吐制御部の内部の回路構成を示す図であ
る。
【図10】ドット検出から予備吐の制御を行う場合のフ
ローチャートを示す図である。
【図11】予備吐制御部の内部の回路構成の別の実施例
を示す図である。
【符号の説明】
1 外部装置 2 制御部 3 印字ヘッド 4 記録紙 5 リニアスケール 6 ブレード 7 空吐箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 信明 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 李 壹偉 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 森 政行 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙上にインクを吐出して画像を形成
    する印字手段と、この印字手段を1バンドごとに走査す
    る手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を行う手段
    とを有する画像形成装置において、前記印字手段を複数
    のブロックに分けこのブロックごとに画像データを数バ
    ンド分保持する画像記憶手段と、この画像記憶手段への
    入出力を制御する手段と、前記画像記憶手段内のイネー
    ブル・データの有無をノズルごとに検出する手段と、こ
    の検出結果からバンド走査の際に前記印字手段の何れの
    ブロックのインクを吐出するか選定する手段と、この選
    定手段により選択されたブロックの予備吐を行う手段と
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録紙上にインクを吐出して画像を形成
    する印字手段と、この印字手段を1バンドごとに走査す
    る手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を行う手段
    とを有する画像形成装置において、前記印字手段を複数
    個有し各印字手段ごとに画像データを数バンド分保持す
    る画像記憶手段と、この画像記憶手段への入出力を制御
    する手段と、前記画像記憶手段内のイネーブル・データ
    の有無をノズルごとに検出する手段と、この検出結果か
    らバンド走査の際に前記印字手段の何れの印字手段のイ
    ンクを吐出するか選定する手段と、この選定手段により
    選択された印字手段の予備吐を行う手段とを設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録紙上にインクを吐出して画像を形成
    する印字手段と、この印字手段を1バンドごとに走査す
    る手段と、各バンドの走査をする前に予備吐を行う手段
    とを有する画像形成装置において、入力画像データを数
    バンド分保持する画像記憶手段と、この画像記憶手段へ
    の入出力を制御する手段と、前記画像記憶手段内のイネ
    ーブル・データの有無をノズルごとに検出する手段と、
    この検出結果からバンド走査の際に何れのノズルのイン
    クを吐出するか選定する手段と、この選定手段により選
    択されたノズルの予備吐を行う手段とを設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
JP6165994A 1994-03-30 1994-03-30 画像形成装置 Pending JPH07266576A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09169125A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Sony Corp プリンタ装置
US6601938B1 (en) 1996-04-23 2003-08-05 Canon Kabushiki Kaisha Ink-jet print method and apparatus
US6736482B1 (en) 1999-10-13 2004-05-18 Seiko Epson Corporation Liquid jetting apparatus
JP2007229998A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録装置
JP2009056741A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Seiko Epson Corp 印刷装置及びその制御方法
JP2016078311A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 吐出パターンデータ補正方法、印刷方法、印刷装置および印刷システム

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