JP2002234150A - 記録装置および画像処理方法 - Google Patents

記録装置および画像処理方法

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JP2002234150A
JP2002234150A JP2001034553A JP2001034553A JP2002234150A JP 2002234150 A JP2002234150 A JP 2002234150A JP 2001034553 A JP2001034553 A JP 2001034553A JP 2001034553 A JP2001034553 A JP 2001034553A JP 2002234150 A JP2002234150 A JP 2002234150A
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JP2001034553A
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Yasuhisa Mobara
泰久 茂原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データに対してマスク処理を行ない、イ
ンク吐出データを生成する場合に、マスクデータ読み出
しに関する時間を簡易な構成によって短縮することを可
能とする。 【解決手段】 6色のインク色の画像データそれぞれに
ついて、マスクデータM0、M1、M2、M3、M4、
M5のいずれを用いてマスク処理を行なうかについて設
定するためのレジスタを、上記6つのマスクデータそれ
ぞれについて用意し、レジスタの内容が“1”であるマ
スクデータを、その設定したインク色の画像データの読
み出しとともに、1回のみ読み出し共通に用いる。これ
により、マスクデータの読み出しの際に、ともに読み出
すインク色の画像データとの対応付けが容易に行えると
ともに、1回のみの読み出しによって、読み出しのため
のアクセス時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および画
像処理方法に関し、詳しくは、マスクデータを用いて記
録データを生成する記録装置およびその画像処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ等で処理した情報の記録出力装置としてプリ
ンタが用いられ、また、ファクシミリや複写機などの記
録装置も広く用いられている。これらの記録装置は、例
えばパーソナルコンピュータや読み取り装置等のホスト
装置から送られる画像データに基づいて、文字や画像等
の情報を用紙やフィルム等、シート状の記録媒体に記録
を行うものである。
【0003】この記録に際して、記録装置の記録ヘッド
に供給する記録データは、マスクデータを用いたマスク
処理によって生成される場合がある。例えば、記録され
る画像の、濃度や階調性、さらには広く発色や色味を制
御するため、インクなどによるドットを記録媒体に形成
する際に、ドットの形成の順序など、ドット形成の仕方
をマスク処理によって制御することが行なわれている。
また、このマスク処理は、例えば記録媒体におけるイン
クのにじみ防止や記録速度を増して記録する場合の、デ
ータ間引きなどの観点からも行なわれることがある。
【0004】最もよく知られているマスク処理の一つ
は、いわゆるマルチパス記録のためのマスク処理であ
る。
【0005】マルチパス記録は、インクジェット方式の
記録装置において多く用いられる方式であり、記録ヘッ
ドの走査に伴って形成される走査方向の各ドット列を記
録ヘッドの異なる複数のノズルから吐出されるインクに
よって形成するものである。この方式によれば、記録へ
ッドにおけるノズルの吐出量や吐出方向など、吐出特性
のわずかな違いによるドットサイズや形成位置のバラツ
キを記録画像において拡散して均一化し、上記バラツキ
による濃度むらなどを低減することができる。
【0006】なお、このインクジェット方式は、様々な
記録方式のうち、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能
である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の種
々の利点を持ち、最近広く用いらていれる方式である。
また、このインクジェット方式では、記録ヘッドの記録
媒体に対する相対的な走査に関する構成として、いわゆ
るシリアル方式が知られている。この方式は、記録媒体
の送り方向と直角な方向に記録ヘッドを走査させて記録
を行なうものであり、比較的安価で小型化が容易などの
点から広く用いられている方式である。
【0007】マルチパス記録方式は、一般にこのシリア
ル方式で実行可能であり、記録ヘッドにおいて配列する
複数のノズルを所定数のブロックに分割し、記録ヘッド
の走査ごとに、分割された一つのブロックのノズル配列
幅に対応した記録媒体の送りを行ない、上記ノズル幅と
同じ幅の各分割走査領域に順次異なるブロックを対応付
けるものである。これにより、上記それぞれの分割走査
領域の各ドット列は、複数のブロックのそれぞれ異なる
ノズルから吐出されるインクによって形成されることに
なる。
【0008】具体的には、例えば4回の走査で各分割さ
れた走査領域の記録を完了する、4パス記録を行なう場
合は、記録ヘッドの例えば128個のノズルは4分割さ
れてそれぞれ32個のノズルからなる4つのブロックと
して用いられる。そして、記録媒体の送り量は32個の
ノズル幅と同じ量であり、この記録媒体の送りを記録ヘ
ッドの走査ごとに行なうことにより、32個のノズル幅
と同じ幅の、分割された4つのそれぞれの分割走査領域
は、4回の走査でその記録が完成する。
【0009】この場合に、各分割走査領域では、1回の
走査でその領域の1/4の画素にドット形成(1/4デ
ューティーの記録)を行なう。このため、この走査領域
の記録データに対してマスク処理を行なってデータ間引
きを行ない、1回の走査分の記録データを生成する。そ
して、その4回分のマスク処理で用いられるマスクデー
タは相補的なものであり、これにより、4回の走査でそ
れぞれの分割走査領域の記録を完成することができる。
この記録データ生成は、具体的には、1回の走査ごとに
記録ヘッドの128個のノズルに対応した、1走査分の
記録データをメモリから読み出し、これに対して4つの
ブロックごとにそれぞれのマスクデータを用い、これら
のマスクデータと上記記録データとの論理積として記録
データを求めることによってなされる。なお、このよう
に、記録データの処理は、ブロックごとではなく、記録
ヘッド全体のノズルに対応して一括して行なわれ、それ
に基づく記録ヘッドからのインク吐出駆動も全ノズルに
ついて一括して行なわれるが、4つに分割された各分割
走査領域のそれぞれ対応したマスク処理による記録デー
タ生成と、32個のノズル幅分の記録媒体の送りを繰り
返すことによって、それぞれの分割走査領域の記録を完
成することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マスク処理
を行なう際のマスクデータは、所定のメモリから読み出
されて用いられる。このため、マスクデータの読み出し
に比較的長い時間を要し、記録データ生成全体の時間が
長くなったり、次の走査の記録データ生成にかかるマス
クデ−タや画像データの読み出しが遅れるなどの弊害を
招く場合がある。
【0011】例えば、マスクデータが記録に用いるイン
クの色それぞれに対して用意されている場合や、上記マ
ルチパスにおける各ブロックごとにマスクデータが用意
されている場合などは、各色の記録データごとにそれに
対応したマスクデータを読み出し、また、ブロックの数
に対応した種類のマスクデータを読み出す必要があり、
それだけ読み出しに時間を要することになる。このよう
に記録に用いる色ごとにマスクデータを用意したり、ブ
ロックごとに異なるマスクデータを用意するのは、これ
らのマスクによって、例えば、記録する色の各ドットの
形成順序を制御したり、各ブロックによる分割走査領域
の境界近傍のドット形成を制御し、色味を調整したり、
にじみの問題を解消するためである。
【0012】以上のようなマスクデータ読み出しにかか
る問題は、特に、マスクデータが画像データとメモリや
バスを共通にする場合は、顕著になる。例えば、図2に
て後述されるように、画像メモリに各色の画像データが
それぞれの対応する領域に展開されるとともに、各色ご
とのマスクデータも別の領域に展開される場合、これら
の読出しのためのメモリアクセスでは、画像データを読
み出すごとにそれに対応したマスクデータを読み出す必
要がある。このため、例えば、記録に用いる色が6色あ
る場合は、画像メモリに対して12回の読出しのための
アクセスが発生する。そして、このようなアクセスが発
生している間は、画像メモリのバスがそれによって使用
されているため、例えば、ホストから受け取った画像デ
ータ、つまり次の記録のための画像データをその間は画
像メモリに展開することができないなど、他の処理を行
なえないことになる。
【0013】一方、マスクデータは、例えば、記録に用
いるすべての色について異ならせる必要がない場合があ
り、また、ブロックごと異ならせる必要がない場合があ
る。これは、例えば、記録システムによっては、ある所
定の色については、異なるマスクデータを個別に用いて
も、最終的に得られる記録結果において、マスクデータ
を共通にした場合とそれほど変わらない場合や、画質よ
りも画像処理の速度を増すことが要請されることなどが
あるからである。
【0014】このような場合、同じマスクデータを、複
数の色の記録データなどについて共通に用いることが考
慮される。しかし、共通に用いるマスクデータが一つの
場合はともかく、2種類以上ある場合には、読み出した
マスクデータと同様に読み出した記録データとの対応付
けが容易でないという問題を派生する。
【0015】本発明は、上述したマスクデータ読み出し
にかかる問題を解決するためになれたものであり、その
目的とするところは、簡易な構成でマスクデータ読み出
しに関する時間を短縮することが可能な記録装置および
画像処理方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを駆動して記録媒体に
記録を行なう記録装置において、メモリから記録媒体の
同じ領域を記録するための複数の記録データ単位を読み
出す手段であって、前記複数の記録データ単位のうち、
同じマスクデータを用いる複数の記録データ単位と当該
マスクデータを対応付けて読み出す読み出し手段と、該
読み出し手段が読み出した複数の記録データ単位に対し
て前記対応付けられるマスクデータを用いてマスク処理
を行ない、記録ヘッドを駆動するためのデータを生成す
るマスク手段と、を具えたことを特徴とする。
【0017】また、記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを
駆動して記録媒体に記録を行なうためのデータを生成す
る画像処理方法おいて、メモリから記録媒体の同じ領域
を記録するための複数の記録データ単位を読み出すステ
ップであって、前記複数の記録データ単位のうち、同じ
マスクデータを用いる複数の記録データ単位と当該マス
クデータを対応付けて読み出すステップと、該ステップ
が読み出した複数の記録データ単位に対して前記対応付
けられるマスクデータを用いてマスク処理を行ない、記
録ヘッドを駆動するためのデータを生成するステップ
と、を有したことを特徴とする。
【0018】以上の構成によれば、メモリから記録媒体
の同じ領域を記録するための複数の記録データ単位を読
み出すとき、上記複数の記録データ単位のうち、同じマ
スクデータを用いる複数の記録データ単位と当該マスク
データを対応付けて読み出し、その読み出した複数の記
録データ単位に対して上記対応付けられるマスクデータ
を用いてマスク処理を行ない、記録ヘッドを駆動するた
めのデータを生成するので、同じマスクデータを用いる
複数の記録データ単位に用いるマスクデータを1回のみ
読み出すことによりそれら複数の記録データ単位のマス
ク処理を行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態にかかるイン
クジェットプリンタの主に画像処理の構成を示すブロッ
ク図である。
【0021】図1において、記録処理IC100は、C
PU600による制御の下、記録データ生成にかかる画
像処理や装置各部の記録動作に関する制御処理を実行す
る。具体的には、外部とのインターフェース部640を
介して、ホストコンピュータなどのホスト装置から転送
されてくる画像データを画像メモリ200に格納する。
一方、記録を行なうとき、記録処理IC100は、記録
ヘッド500の走査にかかる移動を検出してその位置信
号を発生するエンコーダを有した吐出タイミング発生部
400から入力される信号に応じ、記録ヘッド500の
インク吐出のための駆動を制御する。なお、本実施形態
で用いる記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインク
に気泡を生じさせ、その気泡の圧力によってインクを吐
出する方式のものである。
【0022】この駆動に際して、記録処理IC100
は、予め1走査分の吐出データを生成する処理を行な
う。すなわち、図2〜図7にて後述されるように、CP
U600によって設定された各色のアドレスに従い、画
像メモリ200をアクセスして画像データを読み出すと
ともに、同じく画像メモリに格納されているマスクデー
タを、同様にCPU600によって設定された各色に対
応するのアドレスに従って読み出す。
【0023】CPU600は、上述した本プリンタに関
する制御処理を、プログラムROM610に格納された
各種のプログラムによって行ない、また、その処理実行
に際して、ワークメモリ630を作業メモリとして用い
る。EEPROM620は、本プリンタの各種状態など
を記憶しておくメモリであり、プリンタの電源がオフと
されてもその内容が失われないものである。
【0024】図2は、図1に示した画像メモリの詳細を
示す図である。同図に示すように、画像メモリ200
は、画像データと、マルチパス記録に用いるマスクデー
タを格納する。本実施形態のプリンタは、イエロー(C
olor0;C0)、マゼンタ(Color1;C1)、
マゼンタより濃度の薄い淡マゼンタ(Color2;C
2)、シアン(Color3;C3)、同様により濃度の
薄い淡シアン(Color4;C4)、およびブラック
(Color5;C5)の6色のインクについてそれぞれ
記録ヘッド500を具えるものであり、そのための画像
データがそれぞれ対応する領域に格納される。これらの
画像データは、各画素について1ビットのデータとして
表される、いわゆるビットイメージ形態であり、この形
態でホスト装置から転送されたものである。なお、ホス
ト装置からは、PDL等の形態で転送され、それについ
てラスタライズなどが行なわれた後、ビットイメージの
形態でこの画像メモリに格納されるようなシステムにつ
いても本発明を適用できることはもちろんである。
【0025】画像メモリ200には、さらにマスクデー
タM0、M1、…がそれぞれ対応する領域…に格納され
ている。これらのマスクデータは、後述されるように、
1つまたは2つ以上のインク色の記録ヘッドの記録デー
タに対応して、共通に読み出されて用いられる。また、
それぞれのマスクサイズは、マルチパス記録の一つの分
割走査領域の走査方向における所定数の画素分について
マスク処理を行なうことができるサイズであり、それを
繰り返し用いることにより、分割走査領域全体のマスク
処理を行なうことができる。なお、本実施形態では、マ
ルチパス記録に関して記録ヘッドのノズルを分割した各
ブロック間では、共通のマスクを用いる。
【0026】図3は、図1に示した、主に記録制御IC
の詳細な構成を示すブロック図である。
【0027】同図に示すように、吐出タイミング制御1
20は、吐出タイミング発生部400から入力するエン
コーダのA相、B相に応じた信号に基づいて、これを、
吐出位置、すなわち、画素位置として認識し、その信号
を画像メモリ制御110へ出力する。また、吐出タイミ
ング制御120は、その入力する信号に基づいて吐出デ
ータ出力制御170へデータ出力タイミング信号を出力
する。画像メモリ制御110は、画素位置を示す信号に
基づいたアドレスによって、メモリ制御線320を介し
て画像メモリ200にアクセスし、図2に示した各色の
画像データ領域からその画素の画像データを、データバ
ス310を介して読み出す。これとともに、図4にて詳
述されるレジスタの内容に従ったアドレスで、同様にデ
ータバス310を介し画像メモリ200からマスクデー
タを読み出す。読み出された画像データおよびマスクデ
ータは、それぞれ画像メモリ制御110の制御の下、そ
れぞれデータラッチ130、1402ラッチされ、それ
らのデータはAND回路150によって論理積がとられ
た後、その結果は吐出データバッファ160に格納され
る。すなわち、この吐出データバッファ160に格納さ
れた吐出データは、マスク処理がなされたものとなる。
そして、吐出データ出力制御170は、上述した吐出タ
イミング制御120からの信号に応じて、上記バッファ
に格納された吐出データを記録ヘッド500のドライバ
へ送り、これによって所定の画素にインクが吐出される
(あるいは吐出されない)。
【0028】図4(a)は、図3に示した画像メモリ制御
110に設けられるレジスタの構成を示す図である。本
実施形態では、最大6つのインク色について個別のマス
クデータを用いることを可能にすることを考慮して6種
類のマスクデータM0、M1、M2、M3、M4、M5
それぞれについてレジスタが設けられている。そして、
それぞれのレジスタは6ビットからなる。これは、本実
施形態の記録で用いる6色のインクの画像データそれぞ
れがいずれのマスクによってマスク処理されるかを設定
するために6ビットを必要とするからである。すなわ
ち、同図に示すように、各マスクデータのレジスタにお
いて、bit0はインク色C0(イエロー)、bit1は
インク色C1(マゼンタ)、bit2はインク色C2(淡
マゼンタ)、bit3はインク色C3(シアン)、bit
4はインク色C4(淡シアン)、bit5はインク色C5
(ブラック)について、それぞれそのマスクデータを用い
るか否かを示し、bitの内容が“1”であるときは、
そのマスクデータを用いることを示している。
【0029】このレジスタ構成において、例えば、すべ
てのインク色に対してマスクデータM0が適用される場
合は、図4(b)に示すように、マスクデータM0のレジ
スタのC0〜C5のビットをすべて“1”にセットし、
M1〜M5のレジスタにおけるC0〜C5に対応するビ
ットをすべて“0”にセットする。
【0030】これにより、画像メモリ制御110は、こ
のレジスタ設定値に従い、図5における、“画像メモリ
読出しアクセス(本実施形態)”で示すタイミングで、マ
スクデータM0を最初に一回読み出す。そして、その
後、各色の画像データのみを読み出す。そして、その読
み出し順序に従って、順次、画像データとマスクデータ
との論理積演算を行ない、その結果を吐出データバッフ
ァ160に格納する。
【0031】この例によれば、マスクデータは一度読み
出せばよく、図5に示す“画像メモリ読み出しアクセス
(従来)”が示すように、各画像データに対応してそれぞ
れマスクデータの読み出しを行なう必要がない。これに
より、画像メモリのアクセス時間を短縮できる。
【0032】図4(c)は、インク色とマスクデータとの
対応の別の例を示す図である。この例は、マスクデータ
M0を使用するインク色がC3、C4、C5で、マスク
データM1を使用するインク色がC0、C1、C2であ
る場合である。
【0033】この場合は、図4(c)に示すように、マス
クデータM0のレジスタにおいてインク色C3、C4、
C5に対応するビットである、bit3,bit4,b
it5を“1”にセットし、bit0,bit1,bi
t2には“0”をセットし、また、マスクデータM1の
レジスタにおけるインク色がC0、C1、C2に対応す
るビットである、bit0,bit1,bit2を
“1”にセットし、bit3,bit4,bit5には
“0”をセットする。そして、マスクデータM2、M
3、M4およびM5のレジスタにおける全てのビットを
“0”にセットする。
【0034】このようにレジスタがセットされた場合
は、画像メモリ制御110は、このレジスタ設定値に従
い、図6に示す"画像メモリ読出しアクセス(本実施形
態)"で示すタイミングで、マスクデータM0を最初に一
回読み出し、その後、インク色C3、C4、C5の画像
データのみを読み出し、次に、マスクデータM1を一回
読み出し、さらに、インク色C0、C1、C2の画像デ
ータのみを読み出すように制御する。そして、この場
合、上記の読み出し順序で、まず、マスクデータM0
と、その後に読み出されるインク色C3、C4、C5の
画像データとの論理積演算を行ない、その結果を吐出デ
ータバッファ160に格納する。次に、マスクデータM
1と、インク色C0、C1、C2の画像データとの論理
積演算を順次に行ない、同様に吐出データバッファ16
02格納する。
【0035】なお、図4(b)、(c)に示したレジスタの
内容のセットは、CPUの制御の下に行なうことができ
る。例えば、オペレータが本実施形態の記録システムに
おける入力インターフェースを介して記録に用いるイン
ク色とマスクの種類との対応付けをする入力を行なうこ
とにより、上記レジスタの内容をセットすることもでき
る。あるいは、製品としての出荷時に既にセットしてあ
ってもよい。
【0036】また、上記レジスタの内容に従った画像メ
モリ200をアクセスは、次のように行なうことができ
る。例えば、記録制御IC100に、M0〜M5の各マスク
データM0〜M5が格納されている画像メモリ200に
おけるアドレスを設定するマスクデータ領域アドレス設
定レジスタを各マスクデータに対して用意し、CPUは
あらかじめ記録を開始する前にそのレジスタを設定す
る。また、画像データに関しても同様、画像メモリ20
0の任意のアドレスから記録したい画像データを読み出
すことができるよう、それぞれのインク色について画像
メモリ領域設定レジスタを記録制御IC100に設け、
記録前にそれらのレジスタを設定する。
【0037】そして、上記マスクデータ領域アドレス設
定レジスタと、図4に示すレジスタを用い、例えば、図
4(b)に示すように、すべての色(C0〜C5)がマスクデー
タM0を使用する場合は、M0に対応するマスクデータ
領域アドレス設定レジスタが示すアドレスの画像メモリ
領域をマスクデータの領域として読み出す。また、図4
(c)に示すように、マスクデータM0を使用する色がC
3、C4、C5で、マスクデータM1を使用する色がC
0、C1、C2の場合は、インク色C3、C4、C5の
記録の時には、マスクデータM0を一回読み出すが、こ
のとき、マスクデータ領域アドレス設定レジスタのマス
クデータM0に対応するレジスタ設定値が示すアドレス
に従い画像メモリ領域からマスクデータを読み出し、イ
ンク色C0、C1、C2の時にはマスクデータ領域アド
レス設定レジスタのM1に対応するレジスタ設定値が示
すアドレスに従い画像メモリ領域からマスクデータを読
み出すようにする。このように、各マスクデータが格納
されている領域を指示するアドレスを設定するマスクデ
ータ領域アドレス設定レジスタの内容を任意にCPUに
よって変更することにより、マスクデータ領域を格納す
る領域もメモリ内の任意の場所に設定できる。
【0038】以上の例では、用いるマスクデータが2種
類存在し、それぞれの画像データのマスクデータに対応
付けた読み出しがレジスタの内容に従って行なわれるの
で、対応付けが容易となる。
【0039】また、以上説明した本実施形態によれば、
用意するマスクデータごとに、そのマスクデータを使用
するインク色をレジスタに設定することにより、いくつ
かのインク色に対るマスクデータが同じであるような場
合には、そのマスクデータ読出しを一回行なえばよく、
画像メモリのアクセス時間を短縮するっことができる。
【0040】図7は、本実施形態の他の効果を説明する
図である。同図に示すように、他の処理に割く時間が、
従来と変わらなければ、エンコーダの入力タイミングを
早くできる。つまり、記録速度を早くすることが可能と
なる。
【0041】なお、上記で説明した実施形態では、イン
ク色が6色の場合について示したが、本発明の適用がこ
の色数に限定されないことはもちろんである。また、記
録方式はインクジェット方式に限られないことももちろ
んである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリから記録媒体の同じ領域を記録するための複数の
記録データ単位を読み出すとき、上記複数の記録データ
単位のうち、同じマスクデータを用いる複数の記録デー
タ単位と当該マスクデータを対応付けて読み出し、その
読み出した複数の記録データ単位に対して上記対応付け
られるマスクデータを用いてマスク処理を行ない、記録
ヘッドを駆動するためのデータを生成するので、同じマ
スクデータを用いる複数の記録データ単位に用いるマス
クデータを1回のみ読み出すことによりそれら複数の記
録データ単位のマスク処理を行なうことができる。
【0043】この結果、マスクデータのメモリからの読
出しのための時間を短縮でき、その余剰の時間を他の処
理に振り分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるインクジェットプ
リンタの主に記録制御の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示される画像メモリの内容を模式的に示
す図である。
【図3】図1に示される画像メモリ制御の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図4】(a)〜(c)は、上記画像メモリ制御に設けられ
る、記録で用いられる各インク色について対応するマス
クデータを設定ためのレジスタを説明する図である。
【図5】図4(b)に示す設定に従ったマスクデータと画
像データを画像メモリから読み出すときのタイミングチ
ャートである。
【図6】図4(c)に示す設定に従ったマスクデータと画
像データを画像メモリから読み出すときのタイミングチ
ャートである。
【図7】本発明の上記実施形態による他の効果を説明す
る図である。
【符号の説明】 100 記録制御IC 110 画像メモリ制御回路 120 吐出タイミング制御回路 130 画像データラッチ 140 マスクデータラッチ 150 AND回路 160 吐出データバッファ 170 吐出データ出力制御回路 200 画像メモリ 400 吐出タイミング発生部 500 記録ヘッド 600 CPU
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EB59 EC69 EC71 EC74 EE08 FA03 FA10 2C087 AA02 AA03 AA15 AC02 AC07 BA03 BA07 BA14 BC05 BD32 BD35 2C187 AC02 AC08 AD01 AD03 GA09 5B021 AA01 AA05 AA19 LG07 5C074 AA12 BB16 CC26 DD16 DD24 FF08 FF15 HH02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを駆動
    して記録媒体に記録を行なう記録装置において、 メモリから記録媒体の同じ領域を記録するための複数の
    記録データ単位を読み出す手段であって、前記複数の記
    録データ単位のうち、同じマスクデータを用いる複数の
    記録データ単位と当該マスクデータを対応付けて読み出
    す読み出し手段と、 該読み出し手段が読み出した複数の記録データ単位に対
    して前記対応付けられるマスクデータを用いてマスク処
    理を行ない、記録ヘッドを駆動するためのデータを生成
    するマスク手段と、を具えたことを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記読み出し手段は、複数のマスクデー
    タそれぞれについて前記複数の記録データ単位のいずれ
    を対応付けるかについて設定するためのレジスタを有
    し、該レジスタの内容に従って前記同じマスクデータを
    用いる複数の記録データ単位を読み出すことを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記マスクデータは、前記複数の記録デ
    ータ単位とともに前記メモリに格納され、前記読み出し
    手段によって対応付けて読み出されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の記録データ単位は、記録媒体
    の同じ領域を記録するための異なる色それぞれの記録デ
    ータであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録媒体に記録を行なうものであることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生じさせ、該気泡の圧力によってイ
    ンクを吐出するものであることを特徴とする請求項5に
    記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記読み出し手段によって読み出すマス
    クデータおよび記録データ単位をそれぞれ読み出すため
    の、前記メモリのアドレスを任意に設定可能であること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の記録
    装置。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを駆動
    して記録媒体に記録を行なうためのデータを生成する画
    像処理方法おいて、 メモリから記録媒体の同じ領域を記録するための複数の
    記録データ単位を読み出すステップであって、前記複数
    の記録データ単位のうち、同じマスクデータを用いる複
    数の記録データ単位と当該マスクデータを対応付けて読
    み出すステップと、 該ステップが読み出した複数の記録データ単位に対して
    前記対応付けられるマスクデータを用いてマスク処理を
    行ない、記録ヘッドを駆動するためのデータを生成する
    ステップと、を有したことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記読み出しステップは、複数のマスク
    データそれぞれについて前記複数の記録データ単位のい
    ずれを対応付けるかについて設定するためのレジスタを
    用意し、該レジスタの内容に従って前記同じマスクデー
    タを用いる複数の記録データ単位を読み出すことを特徴
    とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記マスクデータは、前記複数の記録
    データ単位とともに前記メモリに格納され、前記読み出
    しステップによって対応付けて読み出されることを特徴
    とする請求項8または9に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記複数の記録データ単位は、記録媒
    体の同じ領域を記録するための異なる色それぞれの記録
    データであることを特徴とする請求項8ないし10のい
    ずれかに記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007283560A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Canon Inc 記録装置及び記録制御方法
CN101518993A (zh) * 2008-02-25 2009-09-02 精工爱普生株式会社 打印控制系统、程序、方法及打印请求终端、打印装置

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