JP2008126621A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷中断時や、記録パス数の急な変化時においても、つなぎスジ補正処理を迅速に行なうことを目的とする。
【解決手段】 メインメモリの記録データを、一旦画像処理を行なう為の専用メモリに書き出して画像処理を行なう構成のインクジェット記録装置において、つなぎスジ補正を行なう為のブロックを2つ備え、メインメモリと画像処理を専用メモリそれぞれと接続するか、若しくはつなぎスジ補正を行なう為のブロックのインターフェースをメインメモリと画像処理専用メモリ両方に対して有し、通常は画像処理専用メモリ側の回路にて処理を行ない、急遽追加のつなぎスジ補正処理のみを行なう場合は画像処理専用メモリに書き出すことなく処理を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被記録紙に対して画像を記録する画像記録装置、例えば、カラープリンタ等の画像記録装置に関するものである。
従来から、記録ヘッドの記録素子としてのノズルからインクを吐出させ、記録紙上に画像記録を行なうインクジェット方式の画像記録装置が知られている。
パーソナル・コンピュータや複写装置、ワード・プロセッサ等のOA機器は高機能化に伴うカラー化が進んでおり、これらの機器における画像形成(記録)装置の一つとして様々なカラー・インクジェット記録装置が提供されてきている。
インクジェット記録装置の代表的なものとしては、記録ヘッドおよびインクタンクを搭載するキャリッジと、記録紙を搬送する搬送機構と、これらの動作を制御する制御手段とを具えたものである。そして、複数の吐出口からインク液滴を吐出させる記録ヘッドを記録紙の搬送方向(以下、「副走査方向」ともいう)と直交する方向(以下、「主走査方向」ともいう)にシリアル・スキャンさせてこの間に記録紙に対してインク吐出を行ない、一方でこのスキャンとスキャンとの間に記録幅に関連した量で記録紙を間欠搬送し、複数のスキャンと紙搬送を行って前画像領域の記録を行なう。
カラー記録を行なう場合は、複数種類のインクの色に応じて複数の記録ヘッドを備え、これらの記録ヘッドから吐出されるインク滴を重ねあわせることにより、または近接して着弾させることによりカラー画像を記録する。
以上のように、インクジェット記録装置は、比較的簡便で優れた記録手段として幅広い産業分野で需要が高まっており、印字速度の高速化への要求や、又、より一層高品位である画像の提供が求められている。
高速化を重視した印字を行なう際には、高画質を実現するために用いられているマルチパス印字の際のパス数を減らすといった方法が有効である。ここで印字のパス数とは、1ラインの画像領域の記録を完成させるのに必要なキャリッジの走査回数のことである。
これは、記録ヘッドのノズルの数がある一定値である関係上、パス数が多いほど一回の紙搬送量は小さくなり、逆にパス数を少なくするほど一回の紙搬送量を大きくすることができるからである。例えば、2パスによる印字が行われているところを1パスで印字することが可能であれば、単純には約2倍の高速化が図れることになる。すなわち、パス数が少なくなればなるほど所定領域(例えば、1枚)の記録に要する記録ヘッドの走査回数は減り、かつ、一回の紙搬送量は大きくなり、結果的に1枚を印字するのにかかる時間は短くなる。
ところでインクジェット記録装置では、各ノズルのインク吐出量や吐出方向、また記録媒体の搬送量等に多少のばらつきがあり、このばらつきが原因で、画像上濃度ムラとして感知されることがある。特に、シリアルスキャン型のインクジェット記録装置は、各記録走査の間に副走査を行なうので、画像を記録する際には、必ず記録走査と記録走査の間につなぎ部分が生じる。このつなぎ部分に起こる周期的な黒スジや白スジは特に目立ちやすく、つなぎスジと呼ばれる画像問題となっていた。
このつなぎスジを低減するには、前述のばらつきを無くせば良いが、これは記録装置製造上、非常に困難なことである。
また、仮にばらつきが無いにしても、例えば普通紙のようにインクが浸透しやすい記録媒体の場合には、つなぎスジが発生しやすい傾向にある。
図5は上記現象を示したモデル図である。インクを吸収しやすい記録媒体の場合、第1記録走査で吐出されたインクは、図5(a)のように比較的速い時間で媒体に浸透していく。記録媒体を搬送した後、第2記録走査(第1走査の次の走査)が行われる時には、(b)のように第1記録走査でのインクは既に浸透が終了しており、第2走査時で吐出されたつなぎ部分のインクは、第1記録走査時のインクに引き寄せられる。よって図のように両者の境界部分にインクの集まった濃度の高い部分が発生する。この濃度の高い境界部分が黒スジとなり、各記録走査の周期で規則的に現れるので、感知されやすく、このつなぎスジが生じると、印字品位は実使用に耐えがたいレベルとなることがある。
1パスで印字を行なう際には、1バンドの領域を1度の走査で形成するため、1度に被記録媒体上へ打ち込む記録インクのデューティー(比率)が1バンドの領域を複数回の走査で形成するマルチパス印字よりも多くなる。このため記録媒体や、記録液の性質により程度の差は異なるものの、1パス印字では印字デューティーの高い部分においてパス間(バンド間)のつなぎスジ発生は、顕著なものとなる。
従来より、このようなつなぎスジの発生をなくして、記録画像の高画質化を図る方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、シリアルスキャン方式において、記録ヘッドが主走査方向に繰り返し走査して1バンド分ずつ画像を記録するときに、その1バンド分ずつの記録領域のつなぎ部分にスジを発生させないようにする方法が記載されている。すなわち、つなぎ部分を記録する走査において、そのつなぎ部分の近傍領域に形成するインクドットのカウント数に応じて、そのつなぎ部分の近傍領域に対応する記録データを間引き処理する。これにより、つなぎ部分の近傍領域に形成するインクドットを間引いて、つなぎスジの発生を抑える。
つなぎスジの発生は図3で示したような現象により生じるので、第1記録走査時のインクの吐出が終了してから、第2記録走査時のインクの吐出が行なわれるまでの時間によって、第1記録走査時に吐出されたインクの固着状態が異なる為に、つなぎスジの濃度に違いが生じることから、特許文献1の方法でつなぎスジの発生を抑える場合には、記録データを間引く量を調節する必要がある。
また印字途中に印字のパス数が多くなるよう変更された場合においては、新しいつなぎ部が生じる事になるので、新しくつなぎ部となる領域に対して、追加で間引き処理を行なう必要がある。
一方、高画質化を実現する手法としては、先に述べたつなぎスジをはじめ様々な画像処理手段があり、これらの処理を記録データに対して施す。複数の画像処理手段を有するインクジェット画像記録装置の、内部の記録データ処理系のブロック図は図2のようになる。図2では、画像処理手段a204、画像処理手段b205、画像処理手段x206等の複数の画像処理手段からのRAM202に対するアクセス要求をメモリコントローラ203が制御し、RAM202に格納された記録データを、所定の順序で各画像処理手段へ送信し、一つの画像処理手段が処理を施す。その後、記録データを一旦RAM202に格納し直してから、メモリコントローラ203は次の画像処理手段からのアクセス要求を制御していく。
図2に示したような処理系において、メモリコントローラ203と通信を行なう画像処理手段が多く備える場合には、画像処理手段の増加に伴ってRAM202が接続されているバスの占有率が多くなってしまう。これにより例えばCPU201がRAM202内に格納されているテーブルを参照したい時に、何れかの画像処理手段がRAM202と通信を行なっている可能性が増す為に、CPU201が無駄な待機時間を強いられ、全体のスループットに対して悪影響を与えてしまう恐れがある。
そこで画像処理手段を多く有するインクジェット画像記録装置の場合には、内部の処理系を図3のブロック図に示すような構成にして対応する。図3に示すブロック図では、全ての画像処理を行なう前にある領域の記録データを一旦RAM302から、画像処理専用RAM306へ書き出す。その後、各画像処理手段からのアクセス要求は画像処理専用RAM306に対して出され、このアクセス要求は画像処理専用メモリコントローラ304が制御を行なう。画像処理専用RAM306へ書き出されたある領域の記録データに対する一連の画像処理が終了したら、その記録データはRAM302へ書き戻される。こうすることにより、画像処理の為にRAM302が接続されているバスを使用するのは、一連の画像処理を行なう前と行なった後のみとなるのでバスの占有率を大幅に下げることが可能となり、スループットの低下を抑制できる。
特開2002−36524号公報
印字中に突然印字が中断され、しばらく後に印字が再開された場合や、印字の途中に印字のパス数が多く変更された場合には、前述したように追加で間引き処理をする必要がある。
このような場合に、図3に示した構成と同様の構成を持ち、画像処理専用メモリコントローラにつなぎスジ補正処理回路が接続された図4に示す構成を持つ記録装置では、つなぎスジ補正処理を行なうためだけに、一旦画像処理専用RAM406に記録データを書き出してから、つなぎスジ補正処理手段407においてつなぎスジ補正処理を行なった後にRAM402に書き戻す為、RAMアクセスを制御するメモリコントローラに直接画像処理手段が接続されている場合と比較して処理速度が遅くなってしまうという課題がある。
本発明の目的は、かかる従来技術における問題点を解決し、追加でつなぎスジ補正処理が必要となった場合においても、迅速に処理を行なうことを目的とする。
本発明に係るインクジェット記録装置は、複数の記録要素から成る記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを往復走査しながら記録紙にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置であって、ホスト装置より送信された記録データを前記記録ヘッドから吐出する為のデータへ処理する画像処理手段を備え、前記画像処理手段は、前記記録ヘッドの走査によって記録媒体に記録されるバンド同士のつなぎ部近傍へ本来打ち込まれるべきインクの量を算出し、該算出されたインクの量に基づいて、つなぎ部近傍に打ち込むインクの量を制御するつなぎスジ低減手段を2個備えることを特徴とする。
又、前記2個のつなぎスジ低減手段は、通常処理の場合と急な処理を行なう必要が生じた場合とで、それぞれを使い分けることを特徴とする。
又、本発明に係るインクジェット記録装置は、複数の記録要素から成る記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを往復走査しながら記録紙にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置であって、ホスト装置より送信された記録データを前記記録ヘッドから吐出する為のデータへ処理する画像処理手段を備え、前記画像処理手段は、前記記録ヘッドの走査によって記録媒体に記録されるバンド同士のつなぎ部近傍へ本来打ち込まれるべきインクの量を算出し、該算出されたインクの量に基づいて、つなぎ部近傍に打ち込むインクの量を制御するつなぎスジ低減手段を備え、前記つなぎスジ低減手段は処理を行なうデータを読み込む手段を2個備えることを特徴とする。
又、前記つなぎスジ低減手段は、通常処理の場合と急な処理を行なう必要が生じた場合とで、データを読み込む手段のそれぞれを使い分けることを特徴とする。
本発明によれば、つなぎスジ補正処理手段が画像処理専用RAMとのインターフェースを持つものと、通常のRAMとのインターフェースを持つものと2個備えるか、若しくは1個のつなぎスジ補正処理手段が、インターフェースを画像処理専用RAMとのものと、通常のRAMとのものと2個備え、通常の処理の場合には、その他の画像処理手段と同様に画像処理専用RAMに格納された記録データを読み出して処理を行なうが、急遽つなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合においては、通常のRAMに格納されている記録データを読み出して処理を行なう。
上記の効果により、急遽つなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合においても、一旦画像処理専用RAMに記録データを格納することなく、通常のRAMに格納されている記録データに直接アクセスすることが可能となり、迅速な処理を行なうことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の主に記録部の概略構成を示す斜視図である。
同図において、601はインクカートリッジを示し、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)4色のインクを個別に貯留するものであり、それぞれの貯留室を一体に構成するものである。
602は記録素子列のカートリッジを示し、インクカートリッジ601に貯留されるそれぞれのインクに対応した記録素子列が1色あたり2つ、計8つの収納された一つのユニットの形態で用いられる。すなわち、記録素子列カートリッジ602には、Bk、C、MおよびYそれぞれのインクを吐出する記録素子列が各色2つ、これが4色分あり総計8つの記録素子が収納される。
603は、上述したインクカートリッジ601および記録素子列を収納したヘッドカートリッジ602をそれぞれ着脱自在に装着するキャリッジである。キャリッジ603は、ガイド軸610と摺動自在に係合することによりガイド軸610に沿って移動することができる。
604はキャリッジ603に対向する面に設けられたエンコーダスケールであり、300dpiの間隔でスリットが設けられている。そして、エンコーダセンサ(不図示)が発光した光をこのエンコーダスケール604に照射して、その透過光に基づいてキャリッジ603の走査位置に関する信号を出力する。
605は紙送りローラであり、補助ローラ606とともに記録紙609を挟持しつつ図の矢印の方向に回転することにより、記録紙609を図中y方向に搬送することができる。また、607及び608は一対の給紙ローラを示し、記録紙609を挟持しながらその給紙を行なう。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態における画像記録装置の基本構成を示すブロック図であり、本実施の形態における画像記録装置が備える構成ユニットを、その機能と共に説明すると以下の通りである。
101はCPUであり、各ブロックのパラメータ設定、割り込み処理などを行なう。
102はSDRAMであり、これはホスト装置から送られた記録データに対して色変換、マスキング、ガンマ変換など、記録のための所定の画像処理を施した後(これらの処理装置は図示しない)、最終的に2値化を行なって得られる2値の記録データを一時的に格納するものである。
103はメモリコントローラであり、これはCPU101を始め、各ブロックからのSDRAM102へのアクセスリクエストに対して予め設定された優先順序に則ってアクセス許可を行ない、SDRAM102のリード、ライト制御を行なう。
104、105、106、そして108はそれぞれ画像処理専用メモリコントローラ、画像処理専用メモリ、つなぎスジ補正処理回路a、つなぎスジ補正処理回路以外の複数の画像処理回路であり、画像処理専用メモリコントローラ104はSDRAM102に格納された記録データを、画像処理を行なう為に読み出して、画像処理専用メモリ105へ格納する、その後所定の順序に従って複数の画像処理回路108の1つ、若しくはつなぎスジ補正処理回路a106へ記録データを渡し、その画像処理回路にて所望の処理が終了したら、一旦画像処理専用メモリコントローラ104を介して画像処理専用メモリ105へ書き戻し、次の画像処理を行なう画像処理回路へ記録データを読み出して、これを必要な画像処理が全て実施されるまで繰り返す。
107はつなぎスジ補正処理回路bであり、印字中に突然印字が中断され、しばらく後に印字が再開された場合や、印字の途中に印字のパス数が多く変更された場合の、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合に処理を行なう回路で、通常時のように記録データを一旦画像処理専用メモリ105に格納することなく、メモリコントローラ103を介してSDRAM102から直接読み出して処理を行ない、直接SDRAM802に書き戻す。
なお、図示していないが、本実施形態の画像記録装置は、上述した記録動作や後述の記録データの生成に係る画像処理等を制御・実行する為の、CPU,ROM、RAM、さらには専用回路より構成される制御部、外部のホスト装置との間で記録データや各種制御情報をやりとりするためのインタフェース部、キャリッジ駆動用のキャリッジ・モータ、給紙ローラ駆動用の給紙モータ、紙搬送駆動用の紙搬送モータなどを駆動するためのモータ・ドライバ、記録ヘッドを駆動するための記録ヘッド駆動用のドライバ、ユーザによる制御情報を入力するための操作パネル等を備えている。
図7は本実施の形態における、画像記録装置の処理手順を示すフローチャートである。
まずS701において所定の範囲の記録データをSDRAM102からメモリコントローラ103、画像処理専用メモリコントローラ104を経由して、画像処理専用メモリ104へ格納する。
次にS702では、必要な画像処理をつなぎスジ補正処理回路a106及び複数の画像処理回路108において、画像処理専用メモリコントローラ104の制御により行い、S703に進む。
S703では、画像処理が終了した記録データをSDRAM102に書き戻す。
S704では、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じたか否かを判断する。
S704において、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合にはS705に進む。
S705では、追加のつなぎスジ補正処理をつなぎスジ補正処理回路b107にて行ない、その後S706に進む。
一方S704において追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じなかった場合にはS706に進む。
そしてS706では、所定の処理が終了したデータを用いて印字を行なう。
S707では、記録が終了したか否かを判断する。
S707において、記録が終了していなかった場合にはS701に戻り、S701からS706までの処理を繰り返す。
S707において、記録が終了していた場合には処理を終了する。
[第2の実施の形態]
図8は、本実施の形態における画像記録装置の基本構成を示すブロック図であり、本実施の形態における画像記録装置が備える構成ユニットを、その機能と共に説明すると以下の通りである。
801はCPUであり、各ブロックのパラメータ設定、割り込み処理などを行なう。
802はSDRAMであり、これはホスト装置から送られた記録データに対して色変換、マスキング、ガンマ変換など、記録のための所定の画像処理を施した後(これらの処理装置は図示しない)、最終的に2値化を行なって得られる2値の記録データを一時的に格納するものである。
803はメモリコントローラであり、これはCPU801を始め、各ブロックからのSDRAM802へのアクセスリクエストに対して予め設定された優先順序に則ってアクセス許可を行ない、SDRAM802のリード、ライト制御を行なう。
804、805、806、そして807はそれぞれ画像処理専用メモリコントローラ、画像処理専用メモリ、つなぎスジ補正処理回路、つなぎスジ補正処理回路以外の複数の画像処理回路であり、画像処理専用メモリコントローラ804はSDRAM802に格納された記録データを、画像処理を行なう為に読み出して、画像処理専用メモリ805へ格納する、その後所定の順序に従って複数の画像処理回路807の1つ、若しくはつなぎスジ補正処理回路806へ画像処理専用メモリコントローラ804を介して記録データを渡し、その画像処理回路にて所望の処理が終了したら、一旦画像処理専用メモリコントローラ804を介して画像処理専用メモリ805へ書き戻し、次の画像処理を行なう画像処理回路へ記録データを読み出して、これを必要な画像処理が全て実施されるまで繰り返す。この時つなぎスジ補正処理回路806は画像処理専用メモリコントローラ804とのインターフェースを用いて、記録データの読み書きを行なう。
一方印字中に突然印字が中断され、しばらく後に印字が再開された場合や、印字の途中に印字のパス数が多く変更された場合等の、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合には通常時のように記録データを一旦画像処理専用メモリ805に格納することなく、つなぎスジ補正処理回路806のメモリコントローラ803とのインターフェースから、メモリコントローラ803を介してSDRAM802から直接読み出して処理を行ない、直接SDRAM802に書き戻す。
なお図示していないが、本実施形態の画像記録装置は第1の実施の形態と同様に、上述した記録動作や後述の記録データの生成に係る画像処理等を制御・実行する為の、CPU,ROM、RAM、さらには専用回路より構成される制御部、外部のホスト装置との間で記録データや各種制御情報をやりとりするためのインタフェース部、キャリッジ駆動用のキャリッジ・モータ、給紙ローラ駆動用の給紙モータ、紙搬送駆動用の紙搬送モータなどを駆動するためのモータ・ドライバ、記録ヘッドを駆動するための記録ヘッド駆動用のドライバ、ユーザによる制御情報を入力するための操作パネル等を備えている。
図9は本実施の形態における、画像記録装置の処理手順を示すフローチャートである。
まずS901において所定の範囲の記録データをSDRAM802からメモリコントローラ803、画像処理専用メモリコントローラ804を経由して、画像処理専用メモリ804へ格納する。
次にS902では、必要な画像処理をつなぎスジ補正処理回路806及び複数の画像処理回路807において、画像処理専用メモリコントローラ804の制御により行い、S903に進む。
S903では、画像処理が終了した記録データをSDRAM802に書き戻す。
S904では、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じたか否かを判断する。
S904において、追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じた場合にはS905に進む。
S905では、追加のつなぎスジ補正処理をメモリコントローラ803経由で、つなぎスジ補正処理回路806にて行ない、その後S906に進む。
一方S904において追加でつなぎスジ補正処理を行なう必要が生じなかった場合にはS906に進む。
そしてS906では、所定の処理が終了したデータを用いて印字を行なう。
S907では、記録が終了したか否かを判断する。
S907において、記録が終了していなかった場合にはS901に戻り、S901からS906までの処理を繰り返す。
S907において、記録が終了していた場合には処理を終了する。
尚、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、メモリコントローラ(103若しくは803)と画像処理専用メモリコントローラ(104若しくは804)は区別されているが、これらをまとめたものをメモリコントローラとし、SDRAM及び画像処理専用メモリの両方に対する各ブロックからのアクセス要求に対しても制御を行なうような形態をとっても良い。
本発明の第1の実施形態における画像記録装置のブロック図である。 背景技術の項で記述した複数の画像処理手段を有するインクジェット画像記録装置の、内部の記録データ処理系のブロック図である。 背景技術の項で記述した複数の画像処理手段を有するインクジェット画像記録装置の、内部の記録データ処理系のブロック図である。 図3のインクジェット画像記録装置と同構成を有し、且つ内部の記録データ処理系につなぎスジ補正処理ブロックを備えたインクジェット画像記録装置の、内部の記録データ処理系のブロック図である。 インクジェット記録装置において、つなぎスジが発生するプロセスを示した図である。 インクジェット記録装置の主に記録部の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における画像記録装置の、処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における画像記録装置のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における画像記録装置の、処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 CPU
102 SDRAM
103 メモリコントローラ
104 画像処理専用メモリコントローラ
105 画像処理専用メモリ
106 つなぎスジ補正処理回路a
107 つなぎスジ補正処理回路b
108 画像処理回路
201 CPU
202 RAM
203 メモリコントローラ
204 画像処理手段a
205 画像処理手段b
206 画像処理手段x
301 CPU
302 RAM
303 メモリコントローラ
304 画像処理専用メモリコントローラ
305 画像処理専用RAM
306 画像処理手段
401 CPU
402 RAM
403 メモリコントローラ
404 画像処理専用メモリコントローラ
405 画像処理専用RAM
406 画像処理手段
407 つなぎスジ補正処理手段
601 インクカートリッジ
602 記録ヘッドのカートリッジ
603 キャリッジ
604 エンコーダスケール
605 紙送りローラ
606 補助ローラ
607 給紙ローラ
608 給紙ローラ
609 記録紙
610 ガイド軸
801 CPU
802 SDRAM
803 メモリコントローラ
804 画像処理専用メモリコントローラ
805 画像処理専用メモリ
806 つなぎスジ補正処理回路
807 画像処理回路。

Claims (4)

  1. 複数の記録要素から成る記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを往復走査しながら記録紙にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置であって、ホスト装置より送信された記録データを前記記録ヘッドから吐出する為のデータへ処理する画像処理手段を備え、前記画像処理手段は、前記記録ヘッドの走査によって記録媒体に記録されるバンド同士のつなぎ部近傍へ本来打ち込まれるべきインクの量を算出し、該算出されたインクの量に基づいて、つなぎ部近傍に打ち込むインクの量を制御するつなぎスジ低減手段を2個備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記2個のつなぎスジ低減手段は、通常処理の場合と急な処理を行なう必要が生じた場合とで、それぞれを使い分けることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 複数の記録要素から成る記録ヘッドを備え、前記記録ヘッドを往復走査しながら記録紙にインクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置であって、ホスト装置より送信された記録データを前記記録ヘッドから吐出する為のデータへ処理する画像処理手段を備え、前記画像処理手段は、前記記録ヘッドの走査によって記録媒体に記録されるバンド同士のつなぎ部近傍へ本来打ち込まれるべきインクの量を算出し、該算出されたインクの量に基づいて、つなぎ部近傍に打ち込むインクの量を制御するつなぎスジ低減手段を備え、前記つなぎスジ低減手段は処理を行なうデータを読み込む経路を2個備えることを特徴とする画像記録装置。
  4. 前記つなぎスジ低減手段は、通常処理の場合と急な処理を行なう必要が生じた場合とで、データを読み込む手段のそれぞれを使い分けることを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015033765A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 ローランドディー.ジー.株式会社 インクジェットプリンタ

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JP2015033765A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 ローランドディー.ジー.株式会社 インクジェットプリンタ

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