JPH0726650Y2 - マグネットケースの取付具 - Google Patents
マグネットケースの取付具Info
- Publication number
- JPH0726650Y2 JPH0726650Y2 JP14537589U JP14537589U JPH0726650Y2 JP H0726650 Y2 JPH0726650 Y2 JP H0726650Y2 JP 14537589 U JP14537589 U JP 14537589U JP 14537589 U JP14537589 U JP 14537589U JP H0726650 Y2 JPH0726650 Y2 JP H0726650Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- magnet case
- base plate
- base body
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、水平器などの測定工具や紙押さえなどの基
台本体にマグネットを組み込む場合に有用なマグネット
ケースの取付具に関するものである。
台本体にマグネットを組み込む場合に有用なマグネット
ケースの取付具に関するものである。
以下マグネット付き水平器を例にとって説明する。
（従来の技術） 測定基準面となる基台本体の底面に開口を設け、ここに
マグネットケースを挿入、固定保持した構造になる水平
器においては、基台本体を測定対象物に確実に吸着させ
て、ばらつきの少ない測定できるように、ケース内に装
着したマグネットを測定基準面に露出させることなくで
きる限り着磁力を強くできるよう、しかも基台本体とマ
グネットケースとの間にがたつきがないように組み込む
必要があり、これに関する文献としては、例えば実開平
１−173609号公報が参照される。ところで従来形式にな
るマグネット付き水平器は、マグネットケースはもとよ
り、それを取り付ける基台本体の構造が比較的複雑にな
ることから、その製作に複数の工程を必要とし、またマ
グネットケースと基台本体との間にがたがある場合など
はケースと基台との間に接着材を注入して固定するなど
の余計な作業を必要とした。
マグネットケースを挿入、固定保持した構造になる水平
器においては、基台本体を測定対象物に確実に吸着させ
て、ばらつきの少ない測定できるように、ケース内に装
着したマグネットを測定基準面に露出させることなくで
きる限り着磁力を強くできるよう、しかも基台本体とマ
グネットケースとの間にがたつきがないように組み込む
必要があり、これに関する文献としては、例えば実開平
１−173609号公報が参照される。ところで従来形式にな
るマグネット付き水平器は、マグネットケースはもとよ
り、それを取り付ける基台本体の構造が比較的複雑にな
ることから、その製作に複数の工程を必要とし、またマ
グネットケースと基台本体との間にがたがある場合など
はケースと基台との間に接着材を注入して固定するなど
の余計な作業を必要とした。
（考案が解決しようとする課題） 余計な手間を要せずにマグネットケースを基台本体に簡
便かつ確実に取り付けることができる新規な取付具を提
案することがこの考案の目的である。
便かつ確実に取り付けることができる新規な取付具を提
案することがこの考案の目的である。
（課題を解決するための手段） この考案は、中空矩形断面になる基台本体の低面に、該
基台本体の中空空洞と連通する開口を設け、この開口に
マグネットの装着姿勢を規制する抑止板をもったマグネ
ットケースを挿入して固定保持する取付具であって、基
台本体の中空空洞内で互いに対向する側壁面のそれぞれ
に基台本体の底面と平行な突起状レールを設け、上記中
空空洞内に、マグネットケースの位置決めに役立つ傾斜
面を有し該突起状レールに沿ってスライド可能なベース
プレートを配設し、マグネットケースに、ベースプレー
トの傾斜面と係合する同等の傾きになる傾斜面を備えそ
の先端部分で該突起状レールに突き当たる位置決め部を
設け、上記ベースプレートに、マグネットケースの両端
にそれぞれ係合するねじをねじ込んで上記中空空洞内の
突起状レールにベースプレート及びマグネットケースを
固定保持してなり、上記ベースプレートは、上記ねじの
締め付け度合いによってマグネットケース内に装着した
マグネットをその両側に密着する一対のヨークとともに
該マグネットケースの抑止板に向けて押圧する弾性部材
を有することを特徴とするマグネットケースの取付具で
ある。
基台本体の中空空洞と連通する開口を設け、この開口に
マグネットの装着姿勢を規制する抑止板をもったマグネ
ットケースを挿入して固定保持する取付具であって、基
台本体の中空空洞内で互いに対向する側壁面のそれぞれ
に基台本体の底面と平行な突起状レールを設け、上記中
空空洞内に、マグネットケースの位置決めに役立つ傾斜
面を有し該突起状レールに沿ってスライド可能なベース
プレートを配設し、マグネットケースに、ベースプレー
トの傾斜面と係合する同等の傾きになる傾斜面を備えそ
の先端部分で該突起状レールに突き当たる位置決め部を
設け、上記ベースプレートに、マグネットケースの両端
にそれぞれ係合するねじをねじ込んで上記中空空洞内の
突起状レールにベースプレート及びマグネットケースを
固定保持してなり、上記ベースプレートは、上記ねじの
締め付け度合いによってマグネットケース内に装着した
マグネットをその両側に密着する一対のヨークとともに
該マグネットケースの抑止板に向けて押圧する弾性部材
を有することを特徴とするマグネットケースの取付具で
ある。
さて第１図（ａ）（ｂ）及び（ｃ）にこの考案に従う取
付具の一例を示し、図における番号１は中空矩形断面に
なる基台本体、２は基台本体１の底面であり、この底面
２は水平器などの測定工具の場合、測定対象物に接触す
る基準面となる。また３は基台本体１の中空空洞と連通
する開口、４はマグネットＭを、このマグネットＭを両
側に挟む一対のヨークＹとともに装着するマグネットケ
ースであって、このマグネットケース４は、上記マグネ
ットＭ及びヨークＹの装着姿勢を規制する抑止板4aを有
する。５は基台本体１の中空空洞内の対向側壁面ｈにそ
れぞれ設けられた、底面２と平行な突起状レール、６は
ベースプレートであり、このベースプレート６はマグネ
ットケース４の位置決めに役立つ傾斜面ｔを有し、その
及び後端先端部にたとえば上記突起状レール５を上下に
挟み込むスライダーｓが設けられ、該突起状レール５に
沿ってスライドできるようになっている。また７はマグ
ネットケース４に設けられた位置決め部であって、この
位置決め部７には、ベースプレート６の傾斜面ｔと係合
する同等の傾きになる傾斜面ｔ′を形成してあり、その
先端は突起状レール５に突き当たり、基台本体１の底面
２とマグネットケース４の抑止板4a上面との間のクリア
ランスを決定する。また８はマグネットケース４の両端
に形成したクリアランスホールＣに挿入され、マグネッ
トケース４とベースプレート６とが突起状レール５を挟
み込むようにベースプレート６にねじ込むねじ、９はベ
ースプレート６に設けられた舌片状の弾性部材であっ
て、この弾性部材９はねじ８の締め付け度合いによっ
て、マグネットケース４内のマグネットＭ及びヨークＹ
をその抑止板4aに向けて押圧する。
付具の一例を示し、図における番号１は中空矩形断面に
なる基台本体、２は基台本体１の底面であり、この底面
２は水平器などの測定工具の場合、測定対象物に接触す
る基準面となる。また３は基台本体１の中空空洞と連通
する開口、４はマグネットＭを、このマグネットＭを両
側に挟む一対のヨークＹとともに装着するマグネットケ
ースであって、このマグネットケース４は、上記マグネ
ットＭ及びヨークＹの装着姿勢を規制する抑止板4aを有
する。５は基台本体１の中空空洞内の対向側壁面ｈにそ
れぞれ設けられた、底面２と平行な突起状レール、６は
ベースプレートであり、このベースプレート６はマグネ
ットケース４の位置決めに役立つ傾斜面ｔを有し、その
及び後端先端部にたとえば上記突起状レール５を上下に
挟み込むスライダーｓが設けられ、該突起状レール５に
沿ってスライドできるようになっている。また７はマグ
ネットケース４に設けられた位置決め部であって、この
位置決め部７には、ベースプレート６の傾斜面ｔと係合
する同等の傾きになる傾斜面ｔ′を形成してあり、その
先端は突起状レール５に突き当たり、基台本体１の底面
２とマグネットケース４の抑止板4a上面との間のクリア
ランスを決定する。また８はマグネットケース４の両端
に形成したクリアランスホールＣに挿入され、マグネッ
トケース４とベースプレート６とが突起状レール５を挟
み込むようにベースプレート６にねじ込むねじ、９はベ
ースプレート６に設けられた舌片状の弾性部材であっ
て、この弾性部材９はねじ８の締め付け度合いによっ
て、マグネットケース４内のマグネットＭ及びヨークＹ
をその抑止板4aに向けて押圧する。
上記の構成になるマグネットケースの取付具の分解斜視
図を第２図にわかりやすく図解した。
図を第２図にわかりやすく図解した。
（作用） ベースプレート６を突起状レール５に沿って、基台本体
１の開口３の直下までスライドさせる。
１の開口３の直下までスライドさせる。
開口３から基台本体１の中空空洞内へマグネットＭおよ
びヨークＹを装着したマグネットケース４を挿入する。
この際マグネットケース４とベースプレート６の接合位
置がずれていてもマグネット４の位置決め部７の傾斜面
ｔ′とベースプレート６の傾斜面が係合することにより
ベースプレート６が所定の位置となるようにスライドす
る。
びヨークＹを装着したマグネットケース４を挿入する。
この際マグネットケース４とベースプレート６の接合位
置がずれていてもマグネット４の位置決め部７の傾斜面
ｔ′とベースプレート６の傾斜面が係合することにより
ベースプレート６が所定の位置となるようにスライドす
る。
この状態でマグネットケース４の位置決め部７の先端部
分は、突起状レール５の上端に位置し、一方ベースプレ
ート６は突起状レール５の下端に位置するようになって
いて、マグネットケース４とベースプレート６とを連結
するねじ８を締め込むことによって、これらは突起状レ
ール５に強固に固定され、従ってマグネットケース４が
がたつくようなうれいは全くない。またねじ８の締め付
けの際、ケース４内のマグネットＭ及びヨークＹは弾性
部材９によって抑止板4aに押圧されるから、底面２とマ
グネットケース４の上面との間のクリアランスを位置決
め部７にて、予め所定の値となるようにしておけば、ヨ
ークＹの先端が基台本体１の底面２に最も近い位置に設
定でき、従ってマグネットＭのもつ着磁力を低下させる
おそれはなく、とくに水平器の基台本体として使用した
場合、測定対象物上の水平器を安定させて正確な測定が
できる。
分は、突起状レール５の上端に位置し、一方ベースプレ
ート６は突起状レール５の下端に位置するようになって
いて、マグネットケース４とベースプレート６とを連結
するねじ８を締め込むことによって、これらは突起状レ
ール５に強固に固定され、従ってマグネットケース４が
がたつくようなうれいは全くない。またねじ８の締め付
けの際、ケース４内のマグネットＭ及びヨークＹは弾性
部材９によって抑止板4aに押圧されるから、底面２とマ
グネットケース４の上面との間のクリアランスを位置決
め部７にて、予め所定の値となるようにしておけば、ヨ
ークＹの先端が基台本体１の底面２に最も近い位置に設
定でき、従ってマグネットＭのもつ着磁力を低下させる
おそれはなく、とくに水平器の基台本体として使用した
場合、測定対象物上の水平器を安定させて正確な測定が
できる。
なお、上記弾性部材９はベースプレート６に一体成形し
た舌片状のものとしたが、ベースプレート６の上に設置
されるスプリングの如きであってもかまわない。
た舌片状のものとしたが、ベースプレート６の上に設置
されるスプリングの如きであってもかまわない。
（考案の効果） かくしてこの考案によれば、マグネットケースとベース
プレートをねじによって連結するだけで基台本体に強固
に固定できるので、基台本体やマグネットケースの製作
過程で要した煩雑な作業を伴うことがなく、これにかか
る手間を極力軽減できる。とくにマグネット付き水平器
などの工具の基台本体にこの考案を適用した場合、基台
本体を測定対象物に安定して密着できるのでより精度の
高い測定ができる。
プレートをねじによって連結するだけで基台本体に強固
に固定できるので、基台本体やマグネットケースの製作
過程で要した煩雑な作業を伴うことがなく、これにかか
る手間を極力軽減できる。とくにマグネット付き水平器
などの工具の基台本体にこの考案を適用した場合、基台
本体を測定対象物に安定して密着できるのでより精度の
高い測定ができる。
第１図（ａ）（ｂ）（ｃ）、はこの考案に従う取付具の
構成説明図 第２図はこの考案に従う取付具の分解斜視図である。 １…基台本体、２…底面 ３…開口、４…マグネットケース 4a…抑止面、５…突起状レール ６…ベースプレート、７…位置決め部 ８…ねじ、９…弾性部材 Ｍ…マグネット、Ｙ…ヨーク t,t′…傾斜面、Ｃ…クリアランスホール
構成説明図 第２図はこの考案に従う取付具の分解斜視図である。 １…基台本体、２…底面 ３…開口、４…マグネットケース 4a…抑止面、５…突起状レール ６…ベースプレート、７…位置決め部 ８…ねじ、９…弾性部材 Ｍ…マグネット、Ｙ…ヨーク t,t′…傾斜面、Ｃ…クリアランスホール
Claims (1)
- 【請求項１】中空矩形断面になる基台本体の底面に、該
基台本体の中空空洞と連通する開口を設け、この開口に
マグネットの装着姿勢を規制する抑止板をもったマグネ
ットケースを挿入して固定保持する取付具であって、 基台本体の中空空洞内で互いに対向する側壁面のそれぞ
れに基台本体の底面と平行な突起状レールを設け、上記
中空空洞内に、マグネットケースの位置決めに役立つ傾
斜面を有し該突起状レールに沿ってスライド可能なベー
スプレートを配設し、 マグネットケースに、ベースプレートの傾斜面と係合す
る同等の傾きになる傾斜面を備えその先端部分で該突起
状レールに突き当たる位置決め部を設け、 上記ベースプレートに、マグネットケースの両端でそれ
ぞれ係合するねじをねじ込んで上記中空空洞内の突起状
レールにベースプレート及びマグネットケースを固定保
持してなり、 上記ベースプレートは、上記ねじの締め付け度合いによ
ってマグネットケース内に装着したマグネットをこれを
両側に挟む一対のヨークとともに該マグネットケースの
抑止板に向けて押圧する弾性部材を有することを特徴と
するマグネットケースの取付具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14537589U JPH0726650Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | マグネットケースの取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14537589U JPH0726650Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | マグネットケースの取付具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0383814U JPH0383814U (ja) | 1991-08-26 |
| JPH0726650Y2 true JPH0726650Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31692012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14537589U Expired - Lifetime JPH0726650Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | マグネットケースの取付具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726650Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-19 JP JP14537589U patent/JPH0726650Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0383814U (ja) | 1991-08-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |