JPH0726642A - インテリアの取付器具、および同取付方法 - Google Patents

インテリアの取付器具、および同取付方法

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JPH0726642A
JPH0726642A JP17159693A JP17159693A JPH0726642A JP H0726642 A JPH0726642 A JP H0726642A JP 17159693 A JP17159693 A JP 17159693A JP 17159693 A JP17159693 A JP 17159693A JP H0726642 A JPH0726642 A JP H0726642A
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JP
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hook
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JP17159693A
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English (en)
Inventor
Mochichika Yoshida
用親 吉田
Sumio Takayama
澄雄 高山
Yutaka Yoshida
吉田  裕
Keisuke Izeki
恵輔 井関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichigaku Co Ltd
Original Assignee
Nichigaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーテーション5に固定されている連結ポー
ル6に穿たれた係合孔6a1〜6a3を介してインテリア
(例えば黒板類)4を係着する技術を改良して、各種型
式(形状,寸法)の連結ポールに適合し得るフックアダ
プタ9を構成して汎用性を向上せしめる。 【構成】 本発明を適用して構成したフックアダプタ9
には、複数の谷9c4,9c5,9c6と複数の山状突起
とが交互に設けられているので、図示の寸法W2が変化
しても、上記複数の谷の内の何れかを連結ポール6の係
合孔に係合することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーテーションに対し
てインテリアを迅速,容易に取り付けることができ、し
かも各種型式のパーテーションに適合せしめ得るように
創作した取付器具および取付方法に係り、各種インテリ
アに適合することができ、特に、黒板類をパーテーショ
ンに装着するに好適である。本発明において黒板類とは
狭義の黒板に限らず、ホワイトボードや掲示板などのよ
うに、文字,記号,図形などを標示したり消去したりす
ることのできる板状の機器を総称する意である。
【0002】
【従来の技術】インテリアをパーテーションなどの壁面
に装着する従来技術を説明する。図5はインテリアの1
例として黒板類をパーテーションに取り付ける器具およ
び方法を示し、(A)は取付用の金具を描いた斜視図、
(B)は取付状態を描いた垂直断面図である。取付金具
1は、(A)図に示すように上半部にフック状部1aを
形成するとともに、下半部に取付孔1bを穿たれた金属
板金製の部材であって、(B)図に示すようにパーテー
ション(若しくは壁)3に、取付ネジ2によって固定さ
れる。ホワイトボード4は、ボード本体4aの周囲に枠
4bが装着されており、上記の枠4bに係合部4cが形
成されている。前記ホワイトボード4は上記係合部4c
を取付金具1のフック状部1aに引っ掛けて吊持されて
いる。図5に示した従来技術においては、ホワイトボー
ド4などの黒板類の取付位置を上下に移動させようとす
ると、取付ネジ2を弛めて抜き取り、取付金具1の位置
を変えてから再び取付ネジ2を捻じ込んで該取付金具1
を固定しなければならない。こうした作業は多大の時間
と労力とを要する上に、取付ネジ2を抜き取った後に痕
跡を残すので見苦しくなる。こうした不具合を解消し
て、装着されているインテリア(例えば黒板類)の位置
を迅速,容易に上下方向に移動させることができて、し
かも痕跡を残さないように改良された取付技術も公知で
ある。図6は改良された公知技術に係るインテリアの取
付構造を示し、分解して描いた斜視図である。パーテー
ション5の側方の端面に連結ポールと呼ばれる四角筒状
の金属製部材6が固定されており、この連結ポール6に
は係合孔6a1,6a2,6a3〜が上下方向に1列に並
べて穿たれている。上記係合孔に対応するフック7a,
7bを備えた係合金具7が、取付ネジ8によってインテ
リア(例えばホワイトボードなどの黒板類・図示省略)
に固定される。前記のフック7a,7bを矢印a,bの
ごとく係合孔6a1,6a2に挿入して係合すると、迅
速,容易にインテリアを装着することができ、さらに、
迅速,容易に取り外したり、位置を変えて装着したりす
ることができ、しかも釘穴などの痕跡を残さない。現
在、パーテーションを供給している主要メーカーは、そ
れぞれ連結ポール付きのパーテーションを製造,販売す
るとともに、それぞれの連結ポールに適合する係合金具
を供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図6に示した改
良形の公知技術において、各種型式寸法の連結ポール付
パーテーションが市場に流通しており、それぞれの連結
ポール付パーテーションに対して、特定型式寸法の係合
金具でないと適合しない。すなわち、連結ポール6に列
設されている係合孔6a1,6a2,6a3〜の配列につ
いて、そのピッチ寸法Pはメーカーによって異なり、か
つ、上記ピッチ寸法Pの中で係合孔の長さに相当する寸
法L1と、係合孔が設けられていない部分の長さ寸法L2
との配分がメーカーによって異なっているので、これら
の寸法に適合する係合金具(図6における符号7)でな
いと係合することができない。さらに、同一メーカーの
製品であってもパーテーション5の厚さ寸法W1が一定
でないので、図示の寸法W2が一定しない。そして、係
合金具7に付記したフックの腕の長さ寸法Dが、上記の
寸法W2と等しいか僅かに大きくないと適合しない。本
発明は上述の事情に鑑みて為されたものであって、各種
型式寸法の連結ポール付パーテーションに順応してイン
テリアわ装着することができ、しかも、パーテーション
に痕跡を残すことなくインテリアの位置を上下に変更す
ることのできる取付器具および取付方法を提供すること
を特徴とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、改良型の公
知技術を示した図6を参照して略述すると次のごとくで
ある。すなちわ、 (a)最大の難問は、各メーカーにより、また同一メー
カーであっても型式によって異なる図示の寸法W2の何
れに対しても適合しなければならないことである。これ
については係合金具7を改良し、実線で示した単独のフ
ック7a,7bのみでなく、仮想線で示した複数のフッ
ク7c,7dを一体に連設してダブルフック状に構成す
ることによって解決することができる。
【0005】(b)次に、係合孔の列設ピッチ寸法P、
および係合孔に対応する寸法L1,並びに孔の無い部分
に対応する寸法L2については、本発明者らが国内に流
通している全銘柄のデータを集めて解析・検討した結
果、まったく不規則な数値が分散しているのではなく、
一定の法則性を有していることを発見した。従って、図
6に示した係合金具7に設けられている2個のフック7
a,7bの配列ピッチ寸法P1を、各種型式の連結ポー
ル(6)における係合孔の配列ピッチ寸法Pの値(複数
個の値)の最小公倍数とすることによって全銘柄に適合
することができる。上述の原理を実用面に適用して前記
の目的(各種の連結ポールに順応)を達成するため本発
明の取付器具は、複数の山と複数の谷とが交互に連設さ
れたダブルフックの2組が同一平面上に配置されて、パ
ーテーションの連結ポールに穿たれた係合孔に係合する
ようになっており、かつ、上記パーテーションに装着さ
れるべきインテリアに対して着脱し得る機構を具備して
いることを特徴とする。
【0006】また、前述の原理に基づいてインテリアを
パーテーションに取り付けるため本発明に係る方法は、
インテリアをパーテーションに取り付ける方法におい
て、複数の山と複数の谷とが交互に配列されたダブルフ
ック部分を備えたアダプタを用い、上記アダプタのダブ
ルフックをパーテーションの連結ポールに設けられてい
る係合孔に差し込んで引っ掛けるとともに、該アダプタ
とインテリアとを相互に連結することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の手段によると、複数の山と複数の谷とが
交互に列設されたダブルフックを備えているので、この
ダブルフックを連結ポールの係合孔に引っ掛ける際、複
数の谷の内の任意の谷を選定して上記係合孔の縁に係合
させることができるので、パーテーション面と連結ポー
ル側面との段差に相当する寸法(図1に示した寸法W2
に差が有っても、それぞれの段差寸法に応じて適宜に谷
を選定することによって順応することができる。上記の
ようにして連結ポールの係合孔にアダプタのダブルフッ
クを引っ掛け、このアダプタに対してインテリア(例え
ば黒板類)を係合して吊持するので、取付ネジを操作す
る必要が無く、工具や労力を要せず迅速,容易にインテ
リアを取付け、取外しすることができ、取付位置を上下
に移動させることも容易で、しかも取付けた後に痕跡を
残さない。
【0008】
【実施例】次に、図1ないし図4を順次に参照しつつ本
発明の実施例について述べる。図1はパーテーションに
対してフックアダプタを介してインテリアとしての黒板
類を取り付けた状態を示し、(A)は部分的に破断して
描いた平面図、(B)は同じく側面図である。図2は上
記の図1に示した実施例におけるアダプタを示す単品3
面図であって、(A)は平面図、(B)は作用する力を
付記した正面図、(C)は主要寸法を付記した側面図で
ある。図2に示した9はフックを形成したアダプタ(以
下、フックアダプタと呼ぶ)であって、スチール板を直
角Rに折り曲げて構成してある。直角に折り曲げられて
形成された2つの片、甲,乙の内、その片方の甲片は大
きい面積を占め、本体プレート9aを形成している。上
記の甲片よりなる本体プレート9aに、黒板類を係合し
て吊持するためのシングルフック9bが成形されてい
る。そして、前記の乙片には1対のダブルフック9cが
形成されている。このダブルフック9cには、それぞ
れ、3個の山状突起(以下、山と呼ぶ)9c1,9c2
9c3と、3個の谷状凹部9c4,9c5,9c6とが、交
互に(鋸歯状に)配列されている。上記のダブルフック
とは、、複数のフックが連設されているという意味で命
名したものであって、本発明における必須要件の一つで
ある。9dは製作工程の途中で、加工のために設けた孔
であって別段の作用は果たさない。前記のフックアダプ
タ9のダブルフック9cを、図1(A),(B)に示す
ように連結ポール6の係合孔6a1,6a3に係合し、該
フックアダプタ9のシングルフック9bに、黒板類4の
フック4cを係合して該黒板類4を吊持する。図示を省
略するが、黒板類以外のインテリア(例えば絵画の額)
も、本例と同様にしてパーテーション5に装着すること
ができる。本図1の実施例のパーテーション5は、比較
的に幅寸法W1の小さいものであって、その結果、パー
テーション面と連結ポール側面との段差寸法W2が小さ
い。従って、ダブルフック9cの3個の谷の内、本体プ
レート9aに最も近い谷9c4が連結ポール6の係合孔
に係合している。次に、他の実施例を説明する。図3は
図1に描いた実施例の応用例を示し、(A)は段差寸法
が大きい場合の断面側面図、(B)は段差寸法がさらに
大きい場合の断面側面図であって、いずれも同一のフッ
クアダプタを用いた例である。図3(A)におけるパー
テーション5′と、これに固着された連結ポール6′と
の段差寸法W2′は、前記実施例(図1)の段差寸法W2
よりも大きい。このため、ダブルフック9cの中央の谷
9c5が連結ポール6′の係合孔に係合している。同図
3(B)におけるパーテーション5″と、これに固着さ
れた連結ポール6″との段差寸法W2″は、(A)図に
おける段差寸法W2′よりもさらに大きい。このため、
本体プレート9aから最も離れた谷9c6が連結ポール
6″の係合孔に係合している。本実施例のダブルフック
9cを備えたフックアダプタ9は、図1および図3につ
いて以上に説明したように、パーテーション面と連結ポ
ール側面との段差寸法が変化しても、無理なく順応して
フィットすることができ汎用性が大きい、図4は前記と
さらに異なる応用例を示し、(A)は比較対照のために
掲げた側面図であって、図1(B)の要部に相当する。
(B)は上記実施例に比して係合孔の配列ピッチ寸法の
異なる連結ポールに、上記実施例と同様のフックアダプ
タを係合した状態の側面図である。
【0009】図4(A)の例における連結ポールの係合
孔配列ピッチ寸法Pは、同図(B)における連結ポール
の係合孔配列ピッチ寸法P′に比して約2倍である。本
発明者らの調査研究によれば、我国の市場に流通してい
る各種銘柄の連結ポールの係合孔ピッチ寸法の主要なも
の6例を列挙すると、25ミリメートル,25ミリメー
トル,50.8ミリメートル,25ミリメートル,50
ミリメートル,25ミリメートル、であって、1ミリメ
ートルの誤差を許容して25ミリメートルの倍数であ
り、1ミリメートルの誤差を許容して最小公倍数は50
ミリメートルである。従って、図2(C)に示した1対
のダブルフック9cの配列ピッチ寸法Hを約50ミリメ
ートルに構成しておくと、総べての銘柄の連結ポールの
係合孔に適合することができる。次に、図2(C)に示
したダブルフック9cについて、その上下方向の幅寸法
hの設定について説明する。図4から容易に理解される
ように、ダブルフック9cの上下方向幅寸法hは、連結
ポールの係合孔の上下方向寸法L2や同L2′の何れより
も小さいことが必要である。本発明者の調査,研究によ
れば、我国の市場に流通している全銘柄のうちで最小寸
法は13.4ミリメートルであった。主要6銘柄につい
て列挙すると、15ミリメートル,16ミリメートル,
13.4ミリメートル、15ミリメートル、15ミリメ
ートル、25ミリメートル、である。従って本発明を実
施する場合、ダブルフック9cの上下方向幅寸法hは、
13.4ミリメートルよりも小さく設定しなければ全銘
柄には適合できない。しかし、16ミリメートル以下に
設定しておけば、完全ではないが複数の銘柄に適応し得
る。以上に述べた適合性のみについて考えれば、前記ダ
ブルフック9cの幅寸法hは、13.4ミリメートル以
下でさえあれば良いことになるが、必要以上に小さくす
ると強度が不足になるので、10ミリメートル以上とす
ることが望ましい。
【0010】
【発明の効果】上記の手段によると、複数の山と複数の
谷とが交互に連設されたダブルフックを備えているの
で、このダブルフックを連結ポールの係合孔に引っ掛け
る際、複数の谷の内の任意の谷を選定して上記係合孔の
縁に係合させることができるので、パーテーション面と
連結ポール側面との段差に相当する寸法(図1に示した
寸法W2に差が有っても、それぞれ段差寸法に応じて適
宜に谷を選定することによって順応することができる。
上記のようにして連結ポールの係合孔にアダプタのダブ
ルフックを引っ掛け、このアダプタに対してインテリア
(例えば黒板類)を係合して吊持するので、取付ネジを
操作する必要が無く、工具や労力を要せず迅速,容易に
インテリアを取付け、取外しすることができ、取付位置
を上下に移動させることも容易で、しかも取付けた後に
痕跡を残さないという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パーテーションに対してフックアダプタを介し
てインテリアとしての黒板類を取り付けた状態を示し、
(A)は部分的に破断して描いた平面図、(B)は同じ
く側面図である。
【図2】上記の図1に示した実施例におけるアダプタを
示す単品3面図であって、(A)は平面図、(B)は作
用する力を付記した正面図、(C)は主要寸法を付記し
た側面図である。
【図3】図1に描いた実施例の応用例を示し、(A)は
段差寸法が大きい場合の断面側面図、(B)は段差寸法
がさらに大きい場合の断面側面図であって、いずれも同
一のフックアダプタを用いた例である。
【図4】前記とさらに異なる応用例を示し、(A)は比
較対照のために掲げた側面図であって、図1(B)の要
部に相当する。(B)は上記実施例に比して係合孔の配
列ピッチ寸法の異なる連結ポールに、上記実施例と同様
のフックアダプタを係合した状態の側面図である。
【図5】インテリアの1例として黒板類をパーテーショ
ンに取り付ける器具および方法を示し、(A)は取付用
の金具を描いた斜視図、(B)は取付状態を描いた垂直
断面図である。
【図6】改良された公知技術に係るインテリアの取付構
造を示し、分解して描いた斜視図である。
【符号の説明】
1…従来例の取付金具、1a…フック状部、1b…取付
孔、2…取付ネジ、3…パーテーション若しくは壁、4
…インテリアの1例としての黒板類、4a…ボード本
体、4b…枠、4c…フック、5,5′,5″…パーテ
ーション、6,6′,6″…連結ポール、6a1,6
2,6a3…係合孔、6b…取付ネジ、7…従来例の係
合金具、7a,7b…フック、7c,7d…仮想のフッ
ク、8…取付ネジ、9…実施例のフックアダプタ、9a
…本体プレート、9b…シングルフック、9c…ダブル
フック、9c1,9c2,9c3…山状突起、9c4,9c
5,9c6…谷状凹部、9d…製作のために設けられた
孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーテーションに対し
てインテリアを迅速,容易に取り付けることができ、し
かも各種型式のパーテーションに適合せしめ得るように
創作した取付器具および取付方法に係り、各種インテリ
アに適用することができ、特に、黒板類をパーテーショ
ンに装着するに好適である。本発明において黒板類とは
狭義の黒板に限らず、ホワイトボードや掲示板などのよ
うに、文字,記号,図形などを標示したり消去したりす
ることのできる板状の機器を総称する意である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図6に示した改
良形の公知技術において、各種型式寸法の連結ポール付
パーテーションが市場に流通しており、それぞれの連結
ポール付パーテーションに対して、特定型式寸法の係合
金具でないと適合しない。すなわち、連結ポール6に列
設されている係合孔6a1,6a2,6a3〜の配列につ
いて、そのピッチ寸法Pはメーカーによって異なり、か
つ、上記ピッチ寸法Pの中で係合孔の長さに相当する寸
法L1と、係合孔が設けられていない部分の長さ寸法L2
との配分がメーカーによって異なっているので、これら
の寸法に適合する係合金具(図6における符号7)でな
いと係合することができない。さらに、同一メーカーの
製品であってもパーテーション5の厚さ寸法W1が一定
でないので、図示の寸法W2が一定しない。そして、係
合金具7に付記したフックの腕の長さ寸法Dが、上記の
寸法W2と等しいか僅かに大きくないと適合しない。本
発明は上述の事情に鑑みて為されたものであって、各種
型式寸法の連結ポール付パーテーションに順応してイン
テリア装着することができ、しかも、パーテーション
に痕跡を残すことなくインテリアの位置を上下に変更す
ることのできる取付器具および取付方法を提供すること
を特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、前述の原理に基づいてインテリアを
パーテーションに取り付けるため本発明に係る方法は、
インテリアをパーテーションに取り付ける方法におい
て、複数の山と複数の谷とが交互に配列されたダブルフ
ック部分を備えたアダプタを用い、上記アダプタのダブ
ルフックをパーテーションの連結ポールに設けられてい
る係合孔に差し込んで引っ掛けるとともに、該アダプタ
とインテリアとを相互に結合することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】次に、図1ないし図4を順次に参照しつつ本
発明の実施例について述べる。図1はパーテーションに
対してフックアダプタを介してインテリアとしての黒板
類を取り付けた状態を示し、(A)は部分的に破断して
描いた平面図、(B)は同じく側面図である。図2は上
記の図1に示した実施例におけるアダプタを示す単品3
面図であって、(A)は平面図、(B)は作用する力を
付記した正面図、(C)は主要寸法を付記した側面図で
ある。図2に示した9はフックを形成したアダプタ(以
下、フックアダプタと呼ぶ)であって、スチール板を直
角Rに折り曲げて構成してある。直角に折り曲げられて
形成された2つの片、甲,乙の内、その片方の甲片は大
きい面積を占め、本体プレート9aを形成している。上
記の甲片よりなる本体プレート9aに、黒板類を係合し
て吊持するためのシングルフック9bが成形されてい
る。そして、前記の乙片には1対のダブルフック9cが
形成されている。このダブルフック9cには、それぞ
れ、3個の山状突起(以下、山と呼ぶ)9c1,9c2
9c3と、3個の谷状凹部9c4,9c5,9c6とが、交
互に(鋸歯状に)配列されている。上記のダブルフック
とは複数のフックが連設されているという意味で命名
したものであって、本発明における必須要件の一つであ
る。9dは製作工程の途中で、加工のために設けた孔で
あって別段の作用は果たさない。前記のフックアダプタ
9のダブルフック9cを、図1(A),(B)に示すよ
うに連結ポール6の係合孔6a2,6a3に係合し、該フ
ックアダプタ9のシングルフック9bに、黒板類4のフ
ック4bを係合して該黒板類4を吊持する。図示を省略
するが、黒板類以外のインテリア(例えば絵画の額)
も、本例と同様にしてパーテーション5に装着すること
ができる。本図1の実施例のパーテーション5は、比較
的に幅寸法W1の小さいものであって、その結果、パー
テーション面と連結ポール側面との段差寸法W2が小さ
い。従って、ダブルフック9cの3個の谷の内、本体プ
レート9aに最も近い谷9c4が連結ポール6の係合孔
に係合している。次に、他の実施例を説明する。図3は
図1に描いた実施例の応用例を示し、(A)は段差寸法
が大きい場合の断面側面図、(B)は段差寸法がさらに
大きい場合の断面側面図であって、いずれも同一のフッ
クアダプタを用いた例である。図3(A)におけるパー
テーション5′と、これに固着された連結ポール6′と
の段差寸法W2′は、前記実施例(図1)の段差寸法W2
よりも大きい。このため、ダブルフック9cの中央の谷
9c5が連結ポール6′の係合孔に係合している。同図
3(B)におけるパーテーション5″と、これに固着さ
れた連結ポール6″との段差寸法W2″は、(A)図に
おける段差寸法W2′よりもさらに大きい。このため、
本体プレート9aから最も離れた谷9c6が連結ポール
6″の係合孔に係合している。本実施例のダブルフック
9cを備えたフックアダプタ9は、図1および図3につ
いて以上に説明したように、パーテーション面と連結ポ
ール側面との段差寸法が変化しても、無理なく順応して
フィットすることができ汎用性が大きい図4は前記と
さらに異なる応用例を示し、(A)は比較対照のために
掲げた側面図であって、図1(B)の要部に相当する。
(B)は上記実施例に比して係合孔の配列ピッチ寸法の
異なる連結ポールに、上記実施例と同様のフックアダプ
タを係合した状態の側面図である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【発明の効果】上記の手段によると、複数の山と複数の
谷とが交互に連設されたダブルフックを備えているの
で、このダブルフックを連結ポールの係合孔に引っ掛け
る際、複数の谷の内の任意の谷を選定して上記係合孔の
縁に係合させることができるので、パーテーション面と
連結ポール側面との段差に相当する寸法(図1に示した
寸法W2に差が有っても、それぞれ段差寸法に応じて
適宜に谷を選定することによって順応することができ
る。上記のようにして連結ポールの係合孔にアダプタの
ダブルフックを引っ掛け、このアダプタに対してインテ
リア(例えば黒板類)を係合して吊持するので、取付ネ
ジを操作する必要が無く、工具や労力を要せず迅速,容
易にインテリアを取付け、取外しすることができ、取付
位置を上下に移動させることも容易で、しかも取付けた
後に痕跡を残さないという優れた実用的効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井関 恵輔 東京都港区麻布十番3丁目7番3号 日学 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の山と複数の谷とが交互に連設され
    たダブルフックの2組が同一平面上に配置されて、パー
    テーションの連結ポールに穿たれた係合孔に係合するよ
    うになっており、かつ、上記パーテーションに装着され
    るべきインテリアに対して着脱し得る機構を具備してい
    ることを特徴とする、インテリアの取付器具。
  2. 【請求項2】 金属製の本体プレートを直角に折り曲げ
    た形状をなし、折り曲げて区画された片方の部分に前記
    2組のダブルフックが切り出されて形成されており、 かつ、折り曲げて区分された他方の部分に、インテリア
    を吊持する係合部が形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載したインテリアの取付器具。
  3. 【請求項3】 前記2組のダブルフックを前記パーテー
    ションの連結ポールの係合孔に係合した状態において、
    該2組のダブルフックそれぞれは略水平姿勢をなし、そ
    れぞれの上下方向の幅寸法hは16ミリメートル以下、
    10ミリメートル以上であることを特徴とする、請求項
    1もしはく請求項2に記載したインテリアの取付器具。
  4. 【請求項4】 前記2組のダブルフックの、上下方向の
    配列ピッチは、一般公差を許容した基準ピッチが約50
    ミリメートルであることを特徴とする、請求項1ないし
    請求項3の何れかに記載したインテリアの取付器具。
  5. 【請求項5】 前記のインテリアに対して着脱し得る機
    構は、黒板類の枠部材に係合するフック状の構成部分で
    あることを特徴とする、請求項1ないし請求項4の何れ
    かに記載したインテリアの取付器具。
  6. 【請求項6】 インテリアをパーテーションに取り付け
    る方法において、 複数の山と複数の谷とが交互に配列されたダブルフック
    部分を備えたアダプタを用い、上記アダプタのダブルフ
    ックをパーテーションの連結ポールに設けられている係
    合孔に差し込んで引っ掛けるとともに、該アダプタとイ
    ンテリアとを相互に連結することを特徴とする、インテ
    リアの取付方法。
  7. 【請求項7】 金属板を直角に折り曲げ、折り曲げた片
    方の片に前記ダブルフックの2組を形成するとともに、
    折り曲げた他方の片にインテリアを引っ掛けて吊持する
    ことを特徴とする、請求項6に記載したインテリアの取
    付方法。
  8. 【請求項8】 前記のインテリアとアダプタとを相互に
    結合する場合、上記のアダプタにフック状の部分を形成
    し、このフック状部分に黒板類の枠を係合することを特
    徴とする、請求項6もしくは請求項7に記載したインテ
    リアの取付方法。
  9. 【請求項9】 前記のダブルフックの2組を、約50ミ
    リメートル離して平行に形成することを特徴とする、請
    求項7に記載したインテリアの取付方法。
  10. 【請求項10】 前記2組のダブルフックのそれぞれに
    ついて、装着状態における上下方向の幅寸法hを、16
    ミリメートル以下、10ミリメートル以上に形成するこ
    とを特徴とする、請求項9に記載したインテリアの取付
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002079588A1 (fr) * 2001-03-30 2002-10-10 Kokuyo Co., Ltd. Panneau
JP2008088697A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Takiya Kk 壁面架設パネル
JP2010121426A (ja) * 2008-11-22 2010-06-03 Comany Inc 着脱可能なボードを備えた間仕切り装置

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