JPH07266019A - ダイカスト装置およびダイカスト方法 - Google Patents
ダイカスト装置およびダイカスト方法Info
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- JPH07266019A JPH07266019A JP5895794A JP5895794A JPH07266019A JP H07266019 A JPH07266019 A JP H07266019A JP 5895794 A JP5895794 A JP 5895794A JP 5895794 A JP5895794 A JP 5895794A JP H07266019 A JPH07266019 A JP H07266019A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主型にキャビティに対して突没する中子を備
えたダイカスト装置において、主型と中子との隙間に入
り込んだ離型剤が原因となる成形不良や、同隙間の異物
による中子の動作不良などを防ぐことができるダイカス
ト装置を提供する。 【構成】 主型である可動型1にキャビティ2に対して
突没する中子3を備えると共に、可動型1と中子2との
隙間Sを介してキャビティ2に連通する空気流通機構5
を備えたダイカスト装置。
えたダイカスト装置において、主型と中子との隙間に入
り込んだ離型剤が原因となる成形不良や、同隙間の異物
による中子の動作不良などを防ぐことができるダイカス
ト装置を提供する。 【構成】 主型である可動型1にキャビティ2に対して
突没する中子3を備えると共に、可動型1と中子2との
隙間Sを介してキャビティ2に連通する空気流通機構5
を備えたダイカスト装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製や樹脂製の各種
成形品の製造に利用されるダイカスト装置に関し、とく
に、主型にキャビティに対して突没する中子を備えたダ
イカスト装置と、そのダイカスト装置を用いたダイカス
ト方法に関するものである。
成形品の製造に利用されるダイカスト装置に関し、とく
に、主型にキャビティに対して突没する中子を備えたダ
イカスト装置と、そのダイカスト装置を用いたダイカス
ト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のダイカスト装置では、成形前に
おいて、中子をキャビティ内に突出状態にしてから、中
子の表面を含む主型のキャビティ内面に離型剤を噴射し
て塗布し、この後、型を閉じてキャビティ内に溶湯を加
圧充填する。また、溶湯の加圧充填とともにキャビティ
内を真空引きして内部のガスを排出させ、溶湯が凝固し
たのちには、型を開くとともに中子を後退させて成形品
の取出しを行う。
おいて、中子をキャビティ内に突出状態にしてから、中
子の表面を含む主型のキャビティ内面に離型剤を噴射し
て塗布し、この後、型を閉じてキャビティ内に溶湯を加
圧充填する。また、溶湯の加圧充填とともにキャビティ
内を真空引きして内部のガスを排出させ、溶湯が凝固し
たのちには、型を開くとともに中子を後退させて成形品
の取出しを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のダイカスト装置にあっては、離型剤を塗
布する際に主型と中子との隙間に離型剤が入り込むと、
その後の真空引きの際に離型剤が隙間からキャビティ内
に吸い出される状態になる。このため、隙間の出口部分
における離型剤の量が過剰になり、離型剤が溶湯との接
触で膨脹することによって成形品内部に巣が発生すると
いう問題があった。また、主型と突没動作を行う中子と
の隙間には成形品のばりなどの異物が堆積しやすく、こ
れにより中子の動作不良や中子の位置ずれが発生するた
め、異物の除去を頻繁に行わねばならないという問題が
あり、これらの問題を解決することが課題であった。
たような従来のダイカスト装置にあっては、離型剤を塗
布する際に主型と中子との隙間に離型剤が入り込むと、
その後の真空引きの際に離型剤が隙間からキャビティ内
に吸い出される状態になる。このため、隙間の出口部分
における離型剤の量が過剰になり、離型剤が溶湯との接
触で膨脹することによって成形品内部に巣が発生すると
いう問題があった。また、主型と突没動作を行う中子と
の隙間には成形品のばりなどの異物が堆積しやすく、こ
れにより中子の動作不良や中子の位置ずれが発生するた
め、異物の除去を頻繁に行わねばならないという問題が
あり、これらの問題を解決することが課題であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来の状況に鑑みて成さ
れたもので、主型と中子との隙間に入り込んだ離型剤が
原因となる成形不良や、同隙間の異物による中子の動作
不良などを防ぐことができるダイカスト装置およびダイ
カスト方法を提供することを目的としている。
れたもので、主型と中子との隙間に入り込んだ離型剤が
原因となる成形不良や、同隙間の異物による中子の動作
不良などを防ぐことができるダイカスト装置およびダイ
カスト方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるダイカス
ト装置は、請求項1として、主型にキャビティに対して
突没する中子を備えると共に、主型と中子との隙間を介
してキャビティに連通する空気流通機構を備えた構成と
し、請求項2として、中子に、主型との隙間に開放され
た流通溝と、この流通溝から中子内部を経て空気流通機
構に通じる流通路を設けた構成とし、請求項3として、
空気流通機構が、キャビティに対する高圧と低圧の空気
供給系を備えている構成とし、請求項4として、空気流
通機構が、キャビティに対する排気系を備えている構成
としており、上記の構成を課題を解決するための手段と
している。
ト装置は、請求項1として、主型にキャビティに対して
突没する中子を備えると共に、主型と中子との隙間を介
してキャビティに連通する空気流通機構を備えた構成と
し、請求項2として、中子に、主型との隙間に開放され
た流通溝と、この流通溝から中子内部を経て空気流通機
構に通じる流通路を設けた構成とし、請求項3として、
空気流通機構が、キャビティに対する高圧と低圧の空気
供給系を備えている構成とし、請求項4として、空気流
通機構が、キャビティに対する排気系を備えている構成
としており、上記の構成を課題を解決するための手段と
している。
【0006】また、本発明に係わるダイカスト方法は、
主型にキャビティに対して突没する中子を備えたダイカ
スト装置を用いてダイカストを行うに際し、主型と中子
との隙間から空気を噴射させながら、中子の表面を含む
主型のキャビティ内面に離型剤を噴射して塗布し、次い
で、先の空気噴射よりも大きい圧力で主型と中子との隙
間から空気を噴射させたのち、型を閉じてキャビティに
溶湯を加圧充填し、これに伴って主型と中子との隙間か
らキャビティ内の真空引きを行う構成としており、上記
の構成を課題を解決するための手段としている。
主型にキャビティに対して突没する中子を備えたダイカ
スト装置を用いてダイカストを行うに際し、主型と中子
との隙間から空気を噴射させながら、中子の表面を含む
主型のキャビティ内面に離型剤を噴射して塗布し、次い
で、先の空気噴射よりも大きい圧力で主型と中子との隙
間から空気を噴射させたのち、型を閉じてキャビティに
溶湯を加圧充填し、これに伴って主型と中子との隙間か
らキャビティ内の真空引きを行う構成としており、上記
の構成を課題を解決するための手段としている。
【0007】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるダイカスト装
置では、主型と突没動作をする中子との隙間を介して空
気の流通が行われ、とくに、請求項2に係わるダイカス
ト装置では、中子に設けた流通溝および流通路を介して
空気の流通が行われることとなる。このとき、請求項3
に係わるダイカスト装置では、低圧の空気供給系によっ
て離型剤の噴射を妨げないようにし且つ離型剤の隙間へ
の入り込みを阻止し、高圧の空気供給系によって隙間の
エアブローを行うようにしており、さらに、請求項4に
係わるダイカスト装置では、空気流通機構の排気系によ
り、隙間を介してキャビティ内の真空引きを行う。
置では、主型と突没動作をする中子との隙間を介して空
気の流通が行われ、とくに、請求項2に係わるダイカス
ト装置では、中子に設けた流通溝および流通路を介して
空気の流通が行われることとなる。このとき、請求項3
に係わるダイカスト装置では、低圧の空気供給系によっ
て離型剤の噴射を妨げないようにし且つ離型剤の隙間へ
の入り込みを阻止し、高圧の空気供給系によって隙間の
エアブローを行うようにしており、さらに、請求項4に
係わるダイカスト装置では、空気流通機構の排気系によ
り、隙間を介してキャビティ内の真空引きを行う。
【0008】また、本発明の請求項5に係わるダイカス
ト方法では、主型と中子との隙間からの空気噴射によっ
てその隙間への離型剤の入り込みが阻止され、先の空気
噴射よりも大きい圧力での空気噴射により隙間のエアブ
ローが成され、溶湯の加圧充填の際には同隙間を介して
キャビティ内の真空引きが行われる。
ト方法では、主型と中子との隙間からの空気噴射によっ
てその隙間への離型剤の入り込みが阻止され、先の空気
噴射よりも大きい圧力での空気噴射により隙間のエアブ
ローが成され、溶湯の加圧充填の際には同隙間を介して
キャビティ内の真空引きが行われる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の請求項1〜4に係わるダイカ
スト装置の一実施例、および請求項5に係わるダイカス
ト方法に適用可能なダイカスト装置を図1〜図3に基づ
いて説明する。
スト装置の一実施例、および請求項5に係わるダイカス
ト方法に適用可能なダイカスト装置を図1〜図3に基づ
いて説明する。
【0010】図1に示すダイカスト装置は、主型である
可動型1に、後記する固定型との間で形成されるキャビ
ティ2に対して突没する中子3を備えている。中子3
は、可動型1への挿設部分である側部に、可動型1との
隙間Sに開放された流通溝4が全周にわたって設けてあ
ると共に、内部に、流通溝4から型外部の空気流通機構
5に通じる流通路6が設けてある。流通路6は、中子3
の軸線上に位置して型外部に通じる主流路6aと、主流
路6aの端部から放射状に伸びて流通溝4に通じる複数
の分岐路6bとで構成してある。
可動型1に、後記する固定型との間で形成されるキャビ
ティ2に対して突没する中子3を備えている。中子3
は、可動型1への挿設部分である側部に、可動型1との
隙間Sに開放された流通溝4が全周にわたって設けてあ
ると共に、内部に、流通溝4から型外部の空気流通機構
5に通じる流通路6が設けてある。流通路6は、中子3
の軸線上に位置して型外部に通じる主流路6aと、主流
路6aの端部から放射状に伸びて流通溝4に通じる複数
の分岐路6bとで構成してある。
【0011】空気流通機構5は、流通路6、流通溝4お
よび隙間Sを経てキャビティ2に連通している。この空
気流通機構5は、前記流通路6から第1電磁弁11およ
び低圧用調整弁15を介して空気供給源16に至る低圧
の空気供給系7と、同流通路6から第2電磁弁12およ
び高圧用調整弁17を介して空気供給源16に至る高圧
の空気供給系8と、同流通路6から第3電磁弁13を介
して真空ポンプ18に至る排気系9を備えている。
よび隙間Sを経てキャビティ2に連通している。この空
気流通機構5は、前記流通路6から第1電磁弁11およ
び低圧用調整弁15を介して空気供給源16に至る低圧
の空気供給系7と、同流通路6から第2電磁弁12およ
び高圧用調整弁17を介して空気供給源16に至る高圧
の空気供給系8と、同流通路6から第3電磁弁13を介
して真空ポンプ18に至る排気系9を備えている。
【0012】上記のダイカスト装置を用いて成形を行う
には、中子3をキャビティ2内に突出状態にし、噴霧器
20から離型剤を噴射(矢印A)させて中子3の表面を
含む可動型1のキャビティ2の内面に離型剤を塗布す
る。このとき、当該ダイカスト装置では、空気流通機構
5における第1電磁弁11をオンにして、低圧用調整弁
15により低圧に調整された空気を供給路6および流通
溝4に供給し、その空気を隙間Sからキャビティ2内に
噴射(矢印B)させている。
には、中子3をキャビティ2内に突出状態にし、噴霧器
20から離型剤を噴射(矢印A)させて中子3の表面を
含む可動型1のキャビティ2の内面に離型剤を塗布す
る。このとき、当該ダイカスト装置では、空気流通機構
5における第1電磁弁11をオンにして、低圧用調整弁
15により低圧に調整された空気を供給路6および流通
溝4に供給し、その空気を隙間Sからキャビティ2内に
噴射(矢印B)させている。
【0013】これにより、上記ダイカスト装置では、離
型剤の噴射を妨げない程度の低い圧力の空気噴射によっ
て離型剤の塗布が良好に行われるようにし、その一方で
離型剤が隙間Sに入り込むのを確実に阻止している。
型剤の噴射を妨げない程度の低い圧力の空気噴射によっ
て離型剤の塗布が良好に行われるようにし、その一方で
離型剤が隙間Sに入り込むのを確実に阻止している。
【0014】離型剤の塗布終了後には、図2に示すよう
に、第1電磁弁11をオフにするとともに第2電磁弁1
2をオンにして、高圧用調整弁17により調整された高
圧の空気を隙間Sから噴射(矢印C)させる。これによ
り、隙間Sのエアブローが行われ、隙間Sに入り込んだ
成形品のばり等の異物が完全に除去される。
に、第1電磁弁11をオフにするとともに第2電磁弁1
2をオンにして、高圧用調整弁17により調整された高
圧の空気を隙間Sから噴射(矢印C)させる。これによ
り、隙間Sのエアブローが行われ、隙間Sに入り込んだ
成形品のばり等の異物が完全に除去される。
【0015】こののち、第2電磁弁12をオフにし、図
3に示すように固定型10に対して可動型1を合わせて
型を閉じ、キャビティ2内に溶湯を加圧充填する。この
とき、当該ダイカスト装置では、空気流通機構5におけ
る排気系9の第3電磁弁13をオンにし、隙間S、流通
溝4および流通路6を介してキャビティ2内の真空引き
を行い、キャビティ2内のガスを排出させる。また、溶
湯が凝固したのちには可動型1を後退させて型を開き、
さらに中子3を後退させて成形品の取出しを行うことと
なる。
3に示すように固定型10に対して可動型1を合わせて
型を閉じ、キャビティ2内に溶湯を加圧充填する。この
とき、当該ダイカスト装置では、空気流通機構5におけ
る排気系9の第3電磁弁13をオンにし、隙間S、流通
溝4および流通路6を介してキャビティ2内の真空引き
を行い、キャビティ2内のガスを排出させる。また、溶
湯が凝固したのちには可動型1を後退させて型を開き、
さらに中子3を後退させて成形品の取出しを行うことと
なる。
【0016】このように、上記のダイカスト装置および
ダイカスト方法では、隙間Sに対する離型剤の入り込み
が阻止されるので、例えば空気流通機構5の排気系9に
加えて他の排気系から真空引きを行っても、隙間Sから
離型剤が流出するような事態が起きることは全くない。
ダイカスト方法では、隙間Sに対する離型剤の入り込み
が阻止されるので、例えば空気流通機構5の排気系9に
加えて他の排気系から真空引きを行っても、隙間Sから
離型剤が流出するような事態が起きることは全くない。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1に係わるダイカスト装置によれば、主型にキャビテ
ィに対して突没する中子を備えたダイカスト装置におい
て、主型と中子との隙間を利用してエアブローや真空引
きのための空気の流通を行うことができるので、隙間に
入り込んだ離型剤が原因となる成形不良を防ぐことがで
きると共に、隙間に堆積した異物による中子の動作不良
および位置ずれなどを確実に防ぐことができ、とくに、
請求項2に係わるダイカスト装置によれば、空気を流通
させる流通溝および流通路を中子に設けたので、流通系
の保守管理がきわめて容易であるなどの効果がある。
項1に係わるダイカスト装置によれば、主型にキャビテ
ィに対して突没する中子を備えたダイカスト装置におい
て、主型と中子との隙間を利用してエアブローや真空引
きのための空気の流通を行うことができるので、隙間に
入り込んだ離型剤が原因となる成形不良を防ぐことがで
きると共に、隙間に堆積した異物による中子の動作不良
および位置ずれなどを確実に防ぐことができ、とくに、
請求項2に係わるダイカスト装置によれば、空気を流通
させる流通溝および流通路を中子に設けたので、流通系
の保守管理がきわめて容易であるなどの効果がある。
【0018】本発明の請求項3に係わるダイカスト装置
によれば、低圧の空気供給系により、離型剤の噴射を妨
げることなく、離型剤の良好な塗布を実現し且つ離型剤
の隙間への入り込みを阻止することができると共に、高
圧の空気供給系により、隙間の充分なエアブローを行う
ことができ、また、請求項4に係わるダイカスト装置に
よれば、別の排気系を用いなくても、主型と中子との隙
間を介して成形時の真空引きを行うことができ、これに
より装置の簡略化などを図ることができる。
によれば、低圧の空気供給系により、離型剤の噴射を妨
げることなく、離型剤の良好な塗布を実現し且つ離型剤
の隙間への入り込みを阻止することができると共に、高
圧の空気供給系により、隙間の充分なエアブローを行う
ことができ、また、請求項4に係わるダイカスト装置に
よれば、別の排気系を用いなくても、主型と中子との隙
間を介して成形時の真空引きを行うことができ、これに
より装置の簡略化などを図ることができる。
【0019】また、本発明の請求項5に係わるダイカス
ト方法によれば、主型にキャビティに対して突没する中
子を備えたダイカスト装置を用いてダイカストを行うに
際して、主型と中子との隙間からの空気噴射によってそ
の隙間への離型剤の入り込みを阻止し、先の空気噴射よ
りも大きい圧力での空気噴射によって隙間の充分なエア
ブローが成されるので、隙間に入り込んだ離型剤が原因
となる成形不良や、隙間に堆積した異物による中子の動
作不良および位置ずれなどを確実に防ぐことができ、巣
などの成形不良がなく且つ精度の良い成形品を常に得る
ことができると共に、成形時には同じ隙間を利用してキ
ャビティ内の真空引きを行うので、全体的な空気流通系
統の簡略化などを図ることができる。
ト方法によれば、主型にキャビティに対して突没する中
子を備えたダイカスト装置を用いてダイカストを行うに
際して、主型と中子との隙間からの空気噴射によってそ
の隙間への離型剤の入り込みを阻止し、先の空気噴射よ
りも大きい圧力での空気噴射によって隙間の充分なエア
ブローが成されるので、隙間に入り込んだ離型剤が原因
となる成形不良や、隙間に堆積した異物による中子の動
作不良および位置ずれなどを確実に防ぐことができ、巣
などの成形不良がなく且つ精度の良い成形品を常に得る
ことができると共に、成形時には同じ隙間を利用してキ
ャビティ内の真空引きを行うので、全体的な空気流通系
統の簡略化などを図ることができる。
【図1】本発明に係わるダイカスト装置の一実施例にお
いて離型剤の噴射および低圧の空気噴射をしている状態
を示す要部の断面説明図である。
いて離型剤の噴射および低圧の空気噴射をしている状態
を示す要部の断面説明図である。
【図2】図1に続いて高圧の空気噴射をしている状態を
示す要部の断面説明図である。
示す要部の断面説明図である。
【図3】図2に続いて溶湯充填時の真空引きの状態を示
す要部の断面説明図である。
す要部の断面説明図である。
【符号の説明】 1 可動型(主型) 2 キャビティ 3 中子 4 流通溝 5 空気流通機構 6 流通路 7 低圧の空気供給系 8 高圧の空気供給系 9 排気系 S 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/34 7415−4F
Claims (5)
- 【請求項1】 主型にキャビティに対して突没する中子
を備えると共に、主型と中子との隙間を介してキャビテ
ィに連通する空気流通機構を備えたことを特徴とするダ
イカスト装置。 - 【請求項2】 中子に、主型との隙間に開放された流通
溝と、この流通溝から中子内部を経て空気流通機構に通
じる流通路を設けたことを特徴とする請求項1記載のダ
イカスト装置。 - 【請求項3】 空気流通機構が、キャビティに対する高
圧と低圧の空気供給系を備えていることを特徴とする請
求項1または2に記載のダイカスト装置。 - 【請求項4】 空気流通機構が、キャビティに対する排
気系を備えていることを特徴とする請求項3記載のダイ
カスト装置。 - 【請求項5】 主型にキャビティに対して突没する中子
を備えたダイカスト装置を用いてダイカストを行うに際
し、主型と中子との隙間から空気を噴射させながら、中
子の表面を含む主型のキャビティ内面に離型剤を噴射し
て塗布し、次いで、先の空気噴射よりも大きい圧力で主
型と中子との隙間から空気を噴射させたのち、型を閉じ
てキャビティに溶湯を加圧充填し、これに伴って主型と
中子との隙間からキャビティ内の真空引きを行うことを
特徴とするダイカスト方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5895794A JPH07266019A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ダイカスト装置およびダイカスト方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5895794A JPH07266019A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ダイカスト装置およびダイカスト方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07266019A true JPH07266019A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13099329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5895794A Pending JPH07266019A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ダイカスト装置およびダイカスト方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07266019A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334938A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Aisin Seiki Co Ltd | ダイカスト金型 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP5895794A patent/JPH07266019A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005334938A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Aisin Seiki Co Ltd | ダイカスト金型 |
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