JPH072659A - 抗アレルギー貼付剤 - Google Patents

抗アレルギー貼付剤

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JPH072659A
JPH072659A JP3238929A JP23892991A JPH072659A JP H072659 A JPH072659 A JP H072659A JP 3238929 A JP3238929 A JP 3238929A JP 23892991 A JP23892991 A JP 23892991A JP H072659 A JPH072659 A JP H072659A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚アレルギ−症状の改善をはかること。 【構成】 膏体中にノニル酸ワニリルアミド、カプサイ
シン、トウガラシエキス、dl-メント−ル、l-メント
−ル、ハッカ油、d−カンフル、dl-カンフル、サリ
チル酸メチル等の皮膚刺激性を有する薬物を0.01〜
15w/w%含有することを特徴とする抗アレルギ−貼
付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規なアレルギ−疾
患、気管支喘息を治療、予防する貼付剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アレルギ−性鼻炎や気管支喘息などの多
くのアレルギ−性疾患の治療に用いられる薬物は、広義
的には抗アレルギ−薬と総称されて多数の薬物が包含さ
れるが、一方で、狭義の意味での抗アレルギ−薬とし
て、I型(アナフィラキシ−・アトピ−型)アレルギ−
反応に深く関与してしている肥満細胞(mast ce
ll,MC)や好塩基球などからのアナフィラキシ−性
化学伝達物質(chemicalmediator,C
M)の遊離抑制作用を有する一連の薬物群が注目されて
きている。アレルギ−反応時に遊離されるCMには、古
くから知られているヒスタミン(Hi)のほか、種々の
アラキドン酸代謝物が明らかにされるに従い、これらの
合成酵素阻害薬や拮抗薬の開発が進められている。ヒト
のI型アレルギ−発症の過程は極めて複雑であるが、基
本的には、(1)生体内への抗原浸入に続く抗原特異的
IgE抗体の産生、(2)組織中のMC膜上へのIgE
の結合、(3)抗原の再浸入による細胞膜上での抗原抗
体反対、(4)反応によるMCの活性化に続くHi、ロ
イコトリエン(LTs)、プロスタグランジン(PG
s)、血小板活性化因子(plateletactiv
at−ing factor,PAF)などの遊離、
(5)これらの遊離したCMが近傍の血管、気管などの
平滑筋、腺などの対応するCM受容体と結合することに
より、アレルギ−症状の発症を誘起するものと考えられ
ている。従って、これらの一連の過程のいずれかに対し
て抑制ないし拮抗を示す薬物が抗アレルギ−薬として開
発利用されている。
【0003】又、特種な治療法として変性たん白質(特
種処置を施した家兔の睾丸、皮膚エキス、死滅痘菌、糸
状菌エキス、20%ペプトンを組成とする)を主成分と
する皮内注射剤を注射部位に持続的かつ安全な発赤、腫
張を起こさせ、その皮膚刺激によってアレルギ−症状の
軽滅、消失をもたらすことを目的とする薬剤療法があ
る。アレルギ−性疾患の発症には、抗原となるアレルゲ
ンの浸入のみならず、発症局所での副交感神経の緊張亢
進が重要な働きをしていることが知られている。しかし
ながら、本治療法は、最初に注射液を小量(0.1m
l)とり、上膊内側に皮内注射してショックの有無及び
発赤、腫張の程度を調べる必要があり、また、30分〜
1時間後に発赤や腫張の程度に応じて、0.5ml迄の
適量を皮内注射し、初回より3日後頃(発赤、腫張が消
失する頃)に、今度は最初から0.5ml迄の適量を皮内
に注射するという面倒な処置を必要とする。また、その
間隔は腫張の程度により延期又は短縮し、症状の消失す
る頃をもって中止するといったようにその用法や用量が
複雑で個人差があり、かつ、皮内注射時に激痛を伴うと
いった欠点があった。さらに、医者の監督下で処置を行
う必要があり、その治療方法に限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、抗アレル
ギ−薬に要請される使用上の諸条件を考慮して、種々研
究した結果、皮膚刺激薬を貼付剤として経皮的に投与し
て、アレルギ−症状の発症局所における副交感神経の緊
張亢進を皮膚貼付部位の副交感神経に移動させることに
より減弱させ、次第にアレルギ−症状の改善をはかろう
とする薬剤を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本剤は、ゼラチン、ポリ
アクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロ−ス等
の水溶性高分子を主体とした含水性膏体あるいは、天然
ゴムや合成ゴム、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、シリ
コ−ン系樹脂を主体とした非水性膏体あるいは、両者の
ブレンド膏体中に、ノニル酸ワニリルアミド、カプサイ
シン、トウガラシエキス、l−メント−ル、dl−メン
ト−ル、ハッカ油、d−カンフル、dl−カンフル、サ
リチル酸メチル等の皮膚刺激薬、引赤薬を0.01〜1
5w/w%含有した貼付剤である。従って、経口剤など
の他剤との併用も可能であり、発作(症状)予防薬とし
ても利用できる。本剤は、貼付剤として円形、正方形、
長方形、菱形等いずれの形でもよく、又その面積も1c
2程度から自由に変化させることができる。皮膚刺激
性は、刺激薬物の濃度及び薬剤の貼る付面積に相関し、
かつ、その皮膚刺激強度は、貼付部位によっても差があ
る。そして、投与条件、貼付保持状体、貼付部位等の治
療条件を考慮したとき、本剤は円形で直径1.5cm〜
5.0cmのプラスチックフィルムや不織布上に膏体を
50μ〜2mmに展延・塗布したパッチ剤型が好まし
い。
【0006】
【実施例】
実施例1 ノニル酸ワニリルアミド………0.05 ゼラチン…………………………5 カルボキシメチルセルロ−ス…5 グリセリン……………………30 ポリアクリル酸ナトリウム……2 精製水……………………………適量 ゼンチンとカルボキシメチルセルロ−スを精製水に60
℃加温下に溶解する。この液に、ノニル酸ワニリルアミ
ドを分散させたグリセリンを加え加温下で一定時間(約
5分)混合し、さらに、ポリアクリル酸ナトリウムを添
加して、同条件下で10分間練合する。その後一定厚
(400μm)にて不織布上に膏体を展延塗布し、ポリ
プロピレンフィルムを膏体面にかぶせ、冷後一定面積に
截断、あるいは、一定の直径を有するポンチを用いて打
ち抜いて製する。
【0007】実施例2 スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体40
部、ロジン変性樹脂35部、流動パラフィン25部を高
温下で練合し、ついでカプサイシンを0.15部を添加
し、同条件にて一定時間練合した後ポリエステルフィル
ムに100μmの厚さになるように展延してポリプロピ
レンフィルムを塗布膏体面にかぶせ、一定面積に截断、
あるいは一定の直径を有するポンチを用いて打ち抜いて
製する。
【0008】臨床例1 5歳女子:気管支喘息 患者は、気管支喘息の患者としては喘鳴を主訴とする軽
症例であるが年3〜5回の喘息発作を起している。この
患者に実施例1に準じて作成したサンプル(直径3.5
cmの円形パッチ)を臨床例1に準じて前腕内側(良導
絡H17)に1日1回の割合で貼付したところ、投与後
3週間目で喘鳴が消失した。本症例に関する本剤の「持
続的効果」および「貼付時の効果」をそれぞれ表1およ
び図3に示した。
【表1】
【0009】臨床例2 10歳女子:慢性閉塞性気管支炎 5年前より喘鳴、気動抵抗を主徴としていた患者に実施
例2に準じて作成したサンプル(直径3.5cmの円形パ
ッチ)を1パッチ1日1回の割合で前胸部(良導絡VM
21)に貼付したところ3週間目に喘鳴、気道抵抗の改
善をみた。更に貼付を続けた結果、その後は感冒による
一過性の喘鳴の出現(2回のみ)以外は5ヶ月後の現在
でも喘鳴や気道抵抗が全く消失し順調に経過している。
本症例に関する本剤の「持続的効果」および「吸入時の
効果」をそれぞれ表2および図4に示した。
【表2】
【0010】貼付部位の検討 本発明は本剤の最も効果的な皮膚刺激性薬物の濃度と薬
剤面積及び貼付部位を鋭意検討した結果、薬物濃度とし
てはノニル酸ワニリルアミド及びカプサイシンは0.0
01〜0.25好ましくは0.05〜0.1w/w%より好
ましくは0.01〜0.05w/w%よりトウガラシエキ
スは0.01〜1.0w/w%、好ましくは0.05〜0.
5w/w%、好ましくは0.1〜0・3w/w%、l−メン
ト−ル、dl-メント−ル、d-カンフル、dl-カンフ
ル及びサリチル酸メチルは0.01〜20.0w/w%好
ましくは0.1〜10w/w%、より好ましくは1〜5w
/w%である。又薬剤面積は1cm2〜400cm2、好
ましくは3cm2〜100cm2、より好ましくは5cm
2〜25cm2である。貼付部位は胸部及び四肢である
が、より好ましくは第1図に示した部位さらに好ましく
は第2図に示した良導絡図中の各部位であり、なかで
も、H112(中府)、H17(沢田流孔最)が最適であ
ることを知り得た。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】薬剤貼付部位を示す説明図。
【図2】薬剤貼付部位の詳細を示す良導絡図である。
【図3】臨床例1における貼付時の効果図である。
【図4】臨床例2における貼付時の効果図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 抗アレルギー貼付剤
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規なアレルギー疾
患、鼻炎及び小児ストロフルス、気管支喘息、湿疹等の
治療と予防に使用する貼付剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの多
くのアレルギー性疾患の治療に用いられる薬物は、広義
的には抗アレルギー薬と総称されて多数の薬物が包含さ
れるが、一方で、狭義の意味での抗アレルギー薬とし
て、I型(アナフィラキシー・アトピー型)アレルギー
反応に深く関与してしている肥満細胞(mast ce
ll,MC)や好塩基球などからのアナフィラキシー性
化学伝達物質(chemicalmediator,C
M)の遊離抑制作用を有する一連の薬物群が注目されて
きている。アレルギー反応時に遊離されるCMには、古
くから知られているヒスタミン(Hi)のほか、種々の
アラキドン酸代謝物が明らかにされるに従い、これらの
合成酵素阻害薬や拮抗薬の開発が進められている。ヒト
のI型アレルギー発症の過程は極めて複雑であるが、基
本的には、(1)生体内への抗原浸入に続く抗原特異的
IgE抗体の産生、(2)組識中のMC膜上へのIgE
の結合、(3)抗原の再浸入による細胞膜上での抗原抗
体反応、(4)反応によるMCの活性化に続くHi、ロ
イコトリエン(LTs)、プロスタグランジン(PG
s)、血小板活性化因子(plateletactiv
at−ing factor,PAF)などの遊離、
(5)これらの遊離したCMが近傍の血管、気管などの
平滑筋、腺などの対応するCM受容体と結合することに
より、アレルギー症状の発症を誘起するものと考えられ
ている。従って、これらの一連の過程のいずれかに対し
て抑制ないし拮抗を示す薬物が抗アレルギー薬として開
発利用されている。
【0003】又、特種な治療法として変性たん白質(特
殊処置を施した家免の睾丸、皮膚エキス、死滅痘菌、糸
状菌エキス、20%ペプトンを組成とする)を主成分と
する皮内注射剤を注射部位に持続的かつ安全な発赤、腫
脹を起こさせ、その皮膚刺激によってアレルギー症状の
軽減、消失をもたらすことを目的とする薬剤療法があ
る。アレルギー性疾患の発症には、抗原となるアレルゲ
ンの浸入のみならず、発症局所での副交感神経の緊張亢
進が重要な働きをしていることが知られている。しかし
ながら、本治療法は、最初に注射液を小量(0.1m
l) とり、上膊内側に皮内注射してショックの有無及
び発赤、腫脹の程度を調べる必要があり、また、30分
〜1時間後に発赤や腫脹の程度に応じて、0.5ml迄
の適量を皮注射し、初回より3日後頃(発赤、腫脹が消
失する頃)に、今度は最初から0.5ml迄の適量を皮
内に注射するという面倒な処置を必要とする。また、そ
の間隔は腫脹の程度により延期又は短縮し、症状の消失
する頃をもって中止するといったようにその用法や用量
が複雑で個人差があり、かつ、皮内注射時に激痛を伴う
といった欠点があった。さらに、医者の監督下で処置を
行う必要があり、その治療方法に限界があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、抗アレル
ギー薬に要請される使用上の諸条件を考慮して、種々研
究した結果、皮膚刺激薬を貼付剤として経皮的に投与し
て、アレルギー症状の発症局所における副交感神経の緊
張亢進が皮膚貼付部位の副交感神経に移動させることに
より減弱させ、次第にアレルギー症状の改善をはかろう
とする薬剤を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本剤は、ゼラチン、ポリ
アクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム等の水溶性高分子を主体とした含水性奇体ある
いは、天然ゴムや合成ゴム、アクリル系樹脂、ビニル系
樹脂、シリコーン系樹脂を主体とした非水性膏体あるい
は、両者のブレンド膏体中に、ノニル酸ワニリルアミ
ド、カプサイシン、トウガラシエキス、l−メントー
ル、dl−メントール、ハッカ油、d−カンフル、dl
−カンフル、サリチル酸メチル等の皮膚刺激薬、引赤薬
を0.01〜15w/w%含有した貼付剤である。従っ
て、経口剤などの他剤との併用も可能であり、発作(症
状)予防薬としても利用できる。本剤は、貼付剤として
円形、正方形、長方形、菱形等いずれの形でもよく、又
その面積も1cm程度から自由に変化させることがで
きる。皮膚刺激性は、刺激薬物の濃度及び薬剤の貼付面
積に相関し、かつ、その皮膚刺激強度は、貼付部位によ
っても差がある。そして、投与条件、貼付保持状態、貼
付部位等の治療条件を考慮したとき、本剤は正方形一辺
1.5cm〜5cm又は円形で直径1.5cm〜5.0
cmのプラスチックフィルムや不織布上に膏体を50μ
m〜2mmに展延・塗布したパッチ剤型が好ましい。
【0006】
【実施例】 実施例1 ノニル酸ワニリルアミド……………………0.05w/
w% ゼラチン………………………………………5w/w% カルボキシメチルセルロースナトリウム…5w/w% グリセリン…………………………………30w/w% ポリアクリル酸ナトリウム…………………2w/w% 精製水……………………………適量 ゼンチンとカルボキシメチルセルロ−スナトリウムを精
製水に60℃加温下に溶解する。この液に、ノニル酸ワ
ニリルアミドを分散させたグリセリンを加え加温下で一
定時間(約5分)混合し、さらに、ポリアクリル酸ナト
リウムを添加して、同条件下で10分間練合する。その
後一定厚(400μm)にて不織布上に膏体を展延塗布
し、ポリプロピレンフィルムを膏体面にかぶせ、冷後一
定面積に裁断、あるいは、一定の直径を有するポンチを
用いて打ち抜いて製する。
【0007】実施例2 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体40
部、ロジン変性樹脂35部、流動パラフィン25部を高
温下で練合し、ついでカプサイシンを0.15部を添加
し、同条件にて一定時間練合した後ポリエステルフィル
ムに100μmの厚さになるように展延してポリプロピ
レンフィルムを塗布膏体面にかぶせ、一定面積に裁断、
あるいは一定の直径を有するポンチを用いて打ち抜いて
製する。
【0008】臨床例1 5歳女子:気管支喘息 患者は、気管支喘息の患者としては喘鳴を主訴とする軽
症例であるが年3〜5回の喘息発作を起している。この
患者に実施例1に準じて作成したサンプル(直径3.5
cmの円形パッチ)を臨床例1に準じて前腕内側(良導
絡H7)に1日1回の割合で貼付したところ、投与後
3週間目で喘鳴が消失した。本症例に関する本剤の「持
続的効果」および「貼付時の効果」をそれぞれ表1およ
び図3に示した。
【表1】
【0009】臨床例2 10歳女子:慢性閉塞性気管支炎 5年前より喘鳴、気道抵抗を主徴としていた患者に実施
例2に準じて作成したサンプル(直径3.5cmの円形
パッチ)を1パッチ1日1回の割合で前胸部(良導絡V
M21)に貼付したところ3週間目に喘鳴、気道抵抗の
改善をみた。更に貼付を続けた結果、その後は感冒によ
る一過性の喘鳴の出現(2回のみ)以外は5ケ月後の現
在でも喘鳴や気道抵抗が全く消失し順調に経過してい
る。本症例に関する本剤の「持続的効果」および「吸入
時の効果」をそれぞれ表2および図4に示した。
【表2】
【0010】貼付部位の検討 本発明は本剤の最も効果的な皮膚刺激性薬物の濃度と薬
剤面積及び貼付部位を鋭意検討した結果、薬物濃度とし
てはノニル酸ワニリルアミド及びカプサイシン0.00
1〜0.25好ましくは0.05〜0.1w/w%より
好ましくは0.010.05w/w%よりトウガラシエ
キスは0.01〜1.0w/w%、好ましくは0.05
〜0.5w/w%、好ましくは0.1〜0.3w/w
%、l−メントール、dl−メントール、d−カンフ
ル、dl−カンフル及びサリチル酸メチルは0.01〜
20.0w/w%好ましくは0.1〜10w/w%、よ
り好ましくは1〜5w/w%である。又薬剤面積は1c
〜400cm、好ましくは3cm〜100cm
、より好ましくは5cm〜25cmである。貼付
部位は胸部及び四肢であるが、より好ましくは第1図に
示した部位さらに好ましくは第2図に示した良導絡図中
の各部位であり、なかでも、H12(中府)、H
(沢田流孔最)が最適であることを知り得た。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】薬剤貼付部位を示す説明図。
【図2】薬剤貼付部位の詳細を示す良導絡図である。
【図3】臨床例1における貼付時の効果図である。
【図4】臨床例2における貼付時の効果図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 Q 8217−4C ADA R 8217−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膏体中にノニル酸ワニリルアミド、カプ
    サイシン、トウガラシエキス、dlメント−ル、l−メ
    ント−ル、ハッカ油、d−カンフル、dl−カンフル、
    サリチル酸メチル等の皮膚刺激性を有する薬物を0.0
    1〜15w/w%含有することを特徴とする抗アレルギ
    −貼付剤。
JP3238929A 1991-08-27 1991-08-27 気管支喘息発作の予防と治療貼付剤 Expired - Lifetime JP2748199B2 (ja)

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