JPH07265567A - 模様の拡大縮小機能を備えたミシン - Google Patents

模様の拡大縮小機能を備えたミシン

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JPH07265567A
JPH07265567A JP6079299A JP7929994A JPH07265567A JP H07265567 A JPH07265567 A JP H07265567A JP 6079299 A JP6079299 A JP 6079299A JP 7929994 A JP7929994 A JP 7929994A JP H07265567 A JPH07265567 A JP H07265567A
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sewing
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Kazumasa Hara
一 正 原
Hidechika Kuramoto
本 英 親 倉
Kazuyo Suzuki
木 千 世 鈴
Haruhiko Tanaka
中 晴 比 古 田
Akiyoshi Sasano
野 章 嘉 笹
Shinichi Fukada
田 伸 一 深
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍模様を構成する模様の選択が可能な模様
の拡大縮小機能を備えたミシンを提供する。 【構成】 縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデー
タの中の特定倍率部1bをデータ識別手段4により識別
する。大きさ調節手段5は識別された特定倍率部1bを
大きさ指定手段3により指定された他の模様の倍率とは
異なる倍率で拡大或いは縮小し、このデータに基づいて
縫い目形成手段7とXY移動手段9により模様の刺繍を
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は拡大縮小機能を備えた
ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】ミシン針の制御と布送りの制御による通
常縫いに加えて、布を刺繍枠に固定し、この刺繍枠をX
−Y方向に移動制御して刺繍可能としたミシンが知られ
ている。刺繍模様は予めデータをミシン内部のメモリや
ROMカード等に記憶させておき、このデータを読み出
して前記X−Y制御を行いつつ刺繍模様の形成を行うよ
うに構成されているのが普通である。刺繍模様を記憶す
るメモリには、通常複数の模様が記憶され、これを随時
選択することにより模様データの読み出しが行われる
が、模様の大きさを変更したい場合にも大きさ毎に異な
るデータを用意する必要があり、大容量のメモリを必要
とする問題があった。このような問題を解決するため
に、本願出願人により刺繍可能なミシンにおいて、同一
形状の模様であれば、同一のデータを使用して模様の大
きさを拡大縮小できるようにし、しかも縫い目の密度を
模様の大きさに関わらず同一とすることのできる拡大縮
小機能を備えたミシンが既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この拡大縮小機能を備
えたミシンによれば模様形状の大きさに応じて複数の模
様データを用意する必要がないから、メモリの容量を減
少することが可能である。しかし模様を拡大縮小した場
合、単純に模様全体を同一の比率で拡大縮小すると形成
される模様が不自然な印象を与えることが判明した。即
ち例えば模様縮小時には模様の一部の縮小率を小さくし
て、他の模様よりも大き目とした方が模様のバランスが
良くなり、好ましい印象を与えることがある。例えば一
つの人形模様を拡大縮小して大人と小人の人形模様を形
成するような場合、人形の胴体と頭の縮小率を変えた方
が、大人は大人らしく、小人は小人らしくなる。本発明
はこのような従来技術の問題点を解決するためになされ
たもので、刺繍模様を構成する模様を異なる倍率で縮小
拡大することが可能なミシンを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の模様の拡大縮小機能を備えたミシンは、縫い
模様を表すデータを記憶する記憶手段と、該縫い模様を
表すデータに基づいて形成される模様の大きさを指定す
る手段と、前記縫い模様を表すデータから所定の模様を
表すデータを識別する手段と、前記大きさを指定する手
段による指定と前記識別する手段による識別に基づい
て、前記識別されたデータ以外のデータに係る模様を前
記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大縮小す
べく指示し、前記識別されたデータに係る模様を前記所
定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する大き
さ調整手段と、該縫い模様を表すデータと大きさ調整手
段からの指示に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成
手段とを備える。請求項2のミシンにおいては、縫い模
様を表すデータを指定倍率データと特定倍率とに区分し
て記憶する記憶手段と、該縫い模様を表すデータに基づ
いて形成される模様の大きさを指定する手段と、前記縫
い模様を表すデータから前記指定倍率データと、特定倍
率データとを識別する手段と、前記大きさを指定する手
段による指定と前記識別する手段による識別に基づい
て、前記指定倍率データに係る模様を前記指定された大
きさに対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前
記特定倍率データに係る模様を前記所定の倍率とは異な
る倍率で拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、該
縫い模様を表すデータと大きさ調整手段からの指示に基
づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段とを備える。
前記縫い模様を表すデータには指示コードを付与して、
該指示コードに基づいて識別する手段がデータを識別す
ることも可能である。また前記所定の倍率と異なる倍率
は、前記大きさを指定する手段による大きさの指定に対
応して決めるように構成しても良いし、或いはこの所定
の倍率と異なる倍率を指定する手段を別途設けても良
い。次に請求項6のミシンにおいては、複数の模様から
形成される縫い模様を表すデータを、各模様毎にデータ
群に区分して記憶する記憶手段と、該縫い模様を表すデ
ータに基づいて形成される模様の大きさを指定する手段
と、前記データ群に区分された縫い模様を表すデータか
ら所定のデータ群を識別する手段と、前記大きさを指定
する手段による指定と前記識別する手段による識別に基
づいて、前記識別されたデータ群以外のデータ群に係る
模様を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡
大縮小すべく指示し、前記識別されたデータ群に係る模
様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指
示する大きさ調整手段と、該縫い模様を表すデータ群と
大きさ調整手段からの指示に基づいて模様縫いを実行す
る縫い目形成手段と、を備える。前記縫い模様を表すデ
ータ群には指示コードを付与し、前記識別する手段が該
指示コードに基づいてデータ群を識別するように構成し
ても良い。また前記所定の倍率と異なる倍率は、大きさ
を指定する手段による大きさの指定に対応して決めらる
ように構成しても良いし、所定の倍率と異なる倍率を指
定する手段を別途備えるようにしても良い。なお、前記
縫い模様を表すデータが縫い目を直接表す縫い目データ
であっても良く、また形成する模様の所定点を表すデー
タであり、この所定点を表すデータから縫い目データを
作成する手段を更に備えるようにしても良い。
【0005】
【作用】記憶手段は縫い模様を表すデータを記憶し、該
縫い模様を表すデータに基づいて形成される模様の大き
さが指定する手段により指定される。識別する手段は前
記縫い模様を表すデータから所定の模様を表すデータを
識別する。大きさ調整手段は、大きさを指定する手段に
よる指定と識別する手段による識別に基づいて、前記識
別されたデータ以外のデータに係る模様を該指定に対応
する所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、一方前記識別
されたデータに係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍
率で拡大縮小すべく指示する。そして、該縫い模様を表
すデータと大きさ調整手段からの指示に基づいて縫い目
形成手段が模様縫いを実行する。請求項2のミシンにお
いては、記憶手段は縫い模様を表すデータを指定倍率デ
ータと特定倍率とに区分して記憶する。そして大きさを
指定する手段は、該縫い模様を表すデータに基づいて形
成される模様の大きさを指定し、識別する手段は指定倍
率データと特定倍率データとを識別する。大きさ調整手
段は、該大きさを指定する手段による指定と識別する手
段による識別に基づいて前記指定倍率データに係る模様
を該指定に対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指示
し、一方特定倍率データに係る模様を前記所定の倍率と
は異なる倍率で拡大縮小すべく指示する。縫い目形成手
段はこの縫い模様を表すデータと大きさ調整手段からの
指示に基づいて模様縫いを実行する。縫い模様を表すデ
ータに指示コードが付与されている場合は、該指示コー
ドに基づいて識別する手段がデータを識別する。また前
記所定の倍率と異なる倍率を前記大きさを指定する手段
による大きさの指定に対応して決めるように構成した場
合には、所定の倍率と異なる倍率は指定された大きさに
対応して決定される。一方所定の倍率と異なる倍率を指
定する手段を別途設けた場合には、該指定する手段によ
り指定される。次に請求項6のミシンにおいては、記憶
手段は複数の模様から形成される縫い模様を表すデータ
を、各模様毎にデータ群に区分して記憶する。また縫い
模様を表すデータに基づいて形成される模様の大きさは
指定する手段により指定され、識別する手段により前記
データ群に区分された縫い模様を表すデータから所定の
データ群が識別される。大きさ調整手段は、該大きさを
指定する手段による指定と識別する手段による識別に基
づいて、前記識別されたデータ群以外のデータ群に係る
模様を該指定に対応する所定の倍率で拡大縮小すべく指
示し、一方識別されたデータ群に係る模様を前記所定の
倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する。この縫
い模様を表すデータ群と大きさ調整手段からの指示に基
づいて縫い目形成手段が模様縫いを実行する。縫い模様
を表すデータ群に指示コードを付与した場合には、前記
識別する手段が該指示コードに基づいてデータ群を識別
する。また前記所定の倍率と異なる倍率は、大きさを指
定する手段による大きさの指定に対応して決めらるよう
に構成した場合には、所定の倍率と異なる倍率は指定さ
れた大きさに対応して決定される。また所定の倍率と異
なる倍率を指定する手段を別途備える場合には、この指
定する手段の指定により決められる。更に前記縫い模様
を表すデータが頂点データ等の模様の所定点を表すデー
タ出ある場合には、該所定点を表すデータから縫い目デ
ータが作成する手段により作成される。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。最初に図3により本発明のミシンの一実施例の外観
を説明する。ミシン機枠X上に後述するXY移動手段9
であるキャリッジ118とこれに支持された刺繍枠11
9及び後述する縫い目形成手段7である針棒120と針
121とが設けられている。該刺繍枠119には布を装
着し、キャリッジ118のxy方向の移動と針棒120
及び針121の上下動により刺繍縫いを行うように構成
されている。この刺繍縫いは縫いモード選択釦104に
より選択できるようになっており、刺繍縫いを行わない
場合には通常縫いモードとし、前記した針棒120と針
121の上下動及び送り装置(図示せず)による布送り
により通常縫いを実行するようになっている。
【0007】図1にこの実施例の機能ブロック図を示
す。刺繍縫いの模様データは縫い模様データ記憶手段1
に複数記憶されており、模様選択手段2により1つの模
様を選択できるようになっている。この実施例ではAか
らNまでの模様が記憶されており、その中の1つを選択
するように構成されている。各模様のデータは指定倍率
部1aと特定倍率部1bとから構成されており、指定倍
率部1aは大きさ調節手段5により指定された所定の倍
率に従うデータであり、特定倍率部1bは大きさ調節手
段5により指定された所定の倍率以外の倍率に従うデー
タになっている。なお、ここでは倍率とは拡大のみなら
ず、縮小の場合も意味するものとする。また、この実施
例では縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデータは
実際に針121により縫われる縫い目の1つ1つを指定
する縫い目データ(座標データ)になっている。
【0008】縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデ
ータはデータ識別手段4に出力されて、ここで指定倍率
部1aデータか特定倍率部1bデータか、即ちデータ種
が識別されるようになっている。
【0009】指定倍率部1aと特定倍率部1bとは大き
さ調節手段5に送られる。指定倍率部1aは、大きさ指
定手段3で指定された大きさのデータに変換され、特定
倍率部1bはそれとは異なる倍率で大きさ変換されるよ
うになっている。大きさ調節手段5で変換されたデータ
はミシンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆動制御手
段8に送られ、ミシンモータ駆動制御手段6は前記した
縫い目形成手段7を制御し、一方XYモータ駆動制御手
段8は前記したXY移動手段9を制御して所定の模様を
刺繍縫いさせるように構成されている。
【0010】図6により大きさの指定と特定倍率部1b
の倍率との関係を説明する。この実施例では模様Aは図
示するようにタヌキと手の木の葉及び頭の木の葉の模様
とから構成され、縫い模様データ記憶手段1に記憶され
たデータとしては、タヌキデータ群ア、頭木の葉データ
群イ、手木の葉データ群ウ、のデータ群n=1〜3から
構成されている。この模様Aを大きさ指定手段3の指定
により例えば大中小の3つの大きさの刺繍模様として形
成できるように構成されている。図6において、大中の
大きさの模様が示されており、大の模様に対して中の模
様は縦横50%小さくなるようになっている。ところ
が、この比率でタヌキデータ群ア、頭木の葉データ群
イ、手木の葉データ群ウを全て50%で縮小すると、タ
ヌキデータ群アと頭木の葉データ群イ、手木の葉データ
群ウとの模様のバランスが悪くなるため、この実施例で
は中の模様の頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウ
は大の模様の頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウ
に対して2/3の大きさとなるようになっている。即ち
頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウの縮小倍率
は、タヌキデータ群アの縮小倍率と同一ではなく、異な
る倍率になっている。
【0011】このようなタヌキデータ群ア、頭木の葉デ
ータ群イ、手木の葉データ群ウ、は図4に示すように縫
い模様データ記憶手段1の内部に記憶されている。各縫
い目データには指定倍率部1a、特定倍率部1b等のデ
ータ種の区別を表す指標が付されており、データ識別が
可能になっている。ここでは、”11”を指定倍率部1
aとし、”10”を特定倍率部1bーとし、”01”
を特定倍率部1bーとしている。データ識別手段4は
この実施例では、このデータ種の指標によりデータ種の
識別を行うようになっている。
【0012】大きさ調節手段5は図5に示すような倍率
テーブルを備えており、データ識別手段4で識別された
データ種と大きさ指定手段3に指定された模様の大きさ
に応じて、特定倍率部1bの倍率を決定するようになっ
ている。指定された大きさが大の時を倍率1(100
%)とすると、大きさが中の時にはデータ種”11”即
ち指定倍率部1aの場合は倍率を1/2とし、データ
種”10”と”01”即ち特定倍率部1bの場合には倍
率が2/3となるようになっている。また、指定大きさ
が小の時には、それぞれ倍率が1/4と1/3となるよ
うになっている。
【0013】図2はハード的な構成を示すブロック図で
あり、図3と合わせて更にこの実施例を詳細に説明す
る。CPU100はプログラム記憶装置101に記憶さ
れたプログラムに従ってミシンの制御を行っており、足
踏み式等の速度コントローラである回転速度指令装置1
03により指示された速度でミシンモータ駆動回路11
0を制御して、ミシンモータ111を回転させ、該指示
速度に応じた縫い速度で縫目形成機構112を駆動する
ようになっている。縫目形成機構112は図3に示すよ
うに針棒120と針121及び図示しない布送り機構に
より構成され所定の縫いを実行するようになっている。
ミシンモータ111の回転数はモータ回転検出センサ1
13により検出され、CPU100にフィードバックさ
れて速度制御に使用されるようになっている。刺繍縫い
可能なミシンはミシンモータ駆動回路110に加えてX
Yモータ駆動回路115とXYモータ116及びXY移
動機構117を備えており、前記した各模様A乃至Nの
指定倍率部1a、特定倍率部1bを記憶する縫い目デー
タ記憶装置10からの模様データに基づいて模様縫いを
実行するようになっている。XY移動機構117は図3
に示すようにキャリッジ118と刺繍枠119を備えて
おり、刺繍枠119に取り付けた布をX−Y方向に移動
させて刺繍縫いを実行させるようになっている。タイミ
ング信号発生装置114はミシン本体の上軸の回転位相
を検出して、針121の上下動を検出し、XYモータ駆
動回路115によるX−Y方向の駆動のタイミングを採
るために用いられる。CPU100は該タイミング信号
を入力して、XYモータ駆動回路115を制御するよう
になっている。上記した刺繍縫いと通常縫いは縫いモー
ド選択釦104の操作によりなされるようなっている。
この縫いモード選択釦104は図3に示すようにミシン
機枠Xのフロント部に設けられている。該フロント部に
は更に表示装置106が設けられており、図2に示すよ
うに表示制御装置105によりCPU100からの指令
に応じて種々の表示を行うようになっている。また11
は一時記憶装置である。縫い目データ記憶装置10に記
憶された模様A乃至Nは模様選択釦20により選択でき
るようになっている。この模様選択釦20はこの実施例
では表示装置106の液晶パネル上に形成されたタッチ
パネルになっており、表示装置106の図示に対応して
模様の選択が出来るようになっている。
【0014】この実施例では更に大きさ指定手段3であ
る模様大きさ指定釦30がミシン機枠X上に設けられて
おり、大中小の3つの模様の大きさを指定できるように
なっている。この模様大きさ指定釦30の指定に応じ
て、大きさ調節装置50が稼働し、縫い目データ記憶装
置10からのデータの拡大縮小処理を実行してCPU1
00を介してXYモータ駆動回路115の制御を行うよ
うになっている。なお、大きさ調節装置50による拡大
縮小処理は公知の種々の方法が採用可能であるが、通常
は拡大縮小率に応じてX及びY方向の座標を縮小し、更
に必要に応じて縫い目の省略を行い、同一の縫い目密度
で模様の拡大縮小を行うようになっている。
【0015】CPU100にはデータ識別手段4に相当
する機能がソフト的に構成されており、図4に示すデー
タ種の指標に基づき各アドレスのデータが指定倍率デー
タか特定倍率データかを識別するようになっている。
【0016】倍率記憶装置51には前記した図5に示す
ような倍率データが格納されており、大きさ調節装置5
0はCPU100により識別されたデータ種と模様大き
さ指定釦30で指定された大きさに基づいて倍率記憶装
置51の倍率データに従って各アドレスデータ毎に倍率
を決定して、これによりXYモータ駆動回路115を制
御して図6に示すように刺繍模様を形成させるようにな
っている。なお、図3の倍率指定釦26は他の実施例に
掛かるものであり、これについては後に説明する。
【0017】次に動作を図7により説明する。模様選択
釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS
1)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の大
きさが指定されると(ステップS2)、CPU100は
該指定された大きさを記憶する(ステップS3)。回転
速度指令装置103からのミシン始動指令があると(ス
テップS4)、タイミング信号発生装置114からのタ
イミング信号を待って(ステップS5)、タイミング信
号毎に選択された模様の縫い目データを先頭番地から読
み出す(ステップS6)。そして、該読み出したデータ
のデータ種を識別し(ステップS7)、倍率記憶装置5
1の倍率データに基づいて指定された大きさとデータ種
に係る倍率を判別する(ステップS8)。この倍率に従
って大きさ調節装置50によりデータの拡大縮小を行い
(ステップS9)、拡大縮小処理したデータに基づいて
XYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS1
0)、縫い目形成を実行する(ステップS11)。そし
て、選択された模様のデータが終了したか否か判断し
(ステップS12)、終了していなければステップS5
に飛び、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返
す。データが終了していたら動作を終了する。以上によ
り図4のデータ構造を有する図6の模様を中の大きさで
形成する例で云えば、タヌキデータ群アは1/2の倍率
で縫い目形成され、頭木の葉データ群イと手木の葉デー
タ群ウは2/3の倍率で縫い目形成される。
【0018】図8に縫い模様データ記憶手段1に記憶さ
れる模様データの他のデータ構造を示す。この実施例で
は、タヌキデータ群ア、頭木の葉データ群イ、手木の葉
データ群ウのデータがデータ群に分類され、それぞれn
=1、2、3のデータ群番号を付されている。各模様デ
ータの先頭にはデータ群の先頭番地情報αが記憶されて
おり、ここに各データ群の先頭番地とその群のデータ種
の情報が格納されている。このような、データ構造によ
り各アドレスにデータ種を記入する必要がなくなり、ま
たデータ種の識別もデータ群単位で行うことが出来るか
ら、メモリの容量の節約及び識別動作の高速化を図るこ
とが可能になる。図8に示すデータ構造の場合、CPU
100に形成されるデータ識別手段4は、先頭番地情報
αの情報によりデータ群単位で指定倍率データか特定倍
率データかを識別する。
【0019】図8のデータ構造を有する場合の動作を図
9により説明する。模様選択釦20が押されて模様の選
択がなされると(ステップS20)、CPU100は縫
い目データ記憶装置10から選択された模様のデータの
先頭番地情報αを読み込み(ステップS21)、先頭番
地情報、即ちデータ群nのデータ種の情報を記憶する
(ステップS22)。次に模様大きさ指定釦30により
形成される模様の大きさが指定されると(ステップS2
3)、CPU100は該指定された大きさを記憶する
(ステップS24)。回転速度指令装置103からのミ
シン始動指令があると(ステップS25)、データ群番
号n=1とおき(ステップS26)、データ群nのデー
タ種を識別し(ステップS27)、次いで倍率記憶装置
51の倍率データに基づいて指定された大きさとデータ
種に係る倍率を判別する(ステップS28)。そしてタ
イミング信号発生装置114からのタイミング信号を待
って(ステップS29)、タイミング信号毎にデータ群
nの先頭番地の縫い目データから読み出す(ステップS
30)。そして、該読み出したデータの拡大縮小を前記
判別した倍率に従って大きさ調節装置50により行い
(ステップS31)、拡大縮小処理したデータに基づい
てXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS3
2)、縫い目形成を実行する(ステップS33)。そし
て、データ群nのデータが終了したか否か判断し(ステ
ップS34)、終了していなければステップS29に飛
び、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り返す。
データ群nのデータが終了していたら、選択した模様の
データ群が全て終了したか否か判断し(ステップS3
5)、終了していたら動作を終了する。終了していなけ
ればnに1を加算して(ステップS36)、次のデータ
群についてステップS27から同じ動作を繰り返す。以
上により前記したようにデータ種の識別をデータ群単位
で行うことが出来、メモリの容量の節約及び識別動作の
高速化を図ることが可能になる。
【0020】次に他の実施例を説明する。図10は縫い
模様データ記憶手段1’に縫い目データではなく、頂点
データ等の縫い模様を表す他のデータを記憶させている
場合の実施例の機能ブロック図である。縫い目データは
実際に針121が縫う縫い目の1つ1つを座標データと
しているものであるが、縫い目データを記憶するために
は大容量のメモリが必要である。そのため、縫い目デー
タに変えて頂点データ等を記憶させる方法が従来より知
られている。この頂点データは模様の各ブロック毎の頂
点のデータであり、記憶させるためのメモリ容量は少な
くて済むが、頂点データから縫い目データへの変換が必
要となる。
【0021】縫い模様データ記憶手段1’に記憶された
頂点データは同様に指定倍率部1a’と特定倍率部1
b’に分類されて記憶されており、同様に模様選択手段
2により模様の選択が出来るようになっている。この実
施例では同様にAからNまでの模様が記憶されており、
その中の1つを選択するように構成されている。縫い模
様データ記憶手段1’に記憶されたデータはデータ識別
手段4に出力されて、ここで指定倍率部1a’データか
特定倍率部1b’データかのデータ種の識別がなされる
ようになっている。縫い模様データ記憶手段1’のデー
タは頂点データであるから、この頂点データである指定
倍率部1a’データと特定倍率部1b’データとは縫い
目データ作成手段15に送られて実際の縫い目データに
変換され、この縫い目データは一時記憶手段16に記憶
される。一時記憶手段16に記憶された縫い目データで
ある指定倍率部1a’データと特定倍率部1b’データ
は大きさ調節手段5に送られ、指定倍率部1a’は、大
きさ指定手段3で指定された大きさのデータに変換さ
れ、特定倍率部1b’はそれとは異なる倍率で所定の大
きさに変換されるようになっている。
【0022】大きさ調節手段5で変換されたデータはミ
シンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆動制御手段8
に送られ、ミシンモータ駆動制御手段6は前記した縫い
目形成手段7を制御し、一方XYモータ駆動制御手段8
は前記したXY移動手段9を制御して所定の模様を刺繍
縫いさせるように構成されている。
【0023】図11はハードウエアの構成を示すブロッ
ク図であり、頂点データ記憶装置12に格納された頂点
データが縫い目データ作成プログラム記憶装置25に記
憶された縫い目データ作成プログラムによりCPU10
0において縫い目データに変換され、一時記憶装置11
に格納されるように構成されている。その他の構成は図
2に示すものと同一であるので、説明を省略する。
【0024】図12により、頂点データ記憶装置12に
記憶されデータ構造が図4のように各アドレス毎にデー
タ種の指標が付されている場合の動作を説明する。模様
選択釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS
40)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の
大きさが指定されると(ステップS41)、CPU10
0は該指定された大きさを記憶する(ステップS4
2)。そして、選択された模様データ(頂点データ)の
先頭番地を読み出し(ステップS43)、該読み出した
データのデータ種を識別し(ステップS44)、倍率記
憶装置51の倍率データに基づいて倍率を判別する(ス
テップS45)。そしてこの頂点データから縫い目デー
タを作成し(ステップS46)、前記判別した倍率と共
に縫い目データを一時記憶装置11に一時記憶する(ス
テップS47)。そして、選択した模様のデータが全て
終了したか否か判断し(ステップS48)、終了してい
なければステップS43に戻って次の番地のデータを読
み出す。データ読み出しが終了し、回転速度指令装置1
03からのミシン始動指令があると(ステップS4
9)、タイミング信号発生装置114からのタイミング
信号を待って(ステップS509)、タイミング信号毎
に一時記憶装置11に記憶された縫い目データと倍率と
を先頭番地から読み出す(ステップS51)。そして、
大きさ調節装置50により該倍率に従ってデータの拡大
縮小を行い(ステップS52)、拡大縮小処理したデー
タに基づいてXYモータ駆動回路115を駆動して(ス
テップS53)、縫い目形成を実行する(ステップS5
4)。一時記憶装置11の縫い目データが終了したか否
か判断し(ステップS55)、終了していなければステ
ップS50に飛び、次の番地のデータを読み出し同じ動
作を繰り返す。データが終了していたら動作を終了す
る。以上により同様に図6の模様を中の大きさで形成す
る例で云えば、タヌキデータ群アは1/2の倍率で縫い
目形成され、頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウ
は2/3の倍率で縫い目形成される。
【0025】前記した実施例においては、いずれも大き
さ指定手段3による大きさ指定に応じて自動的に特定倍
率部1bの倍率を決定するように構成しているが、これ
に限定されるものではなく、指定された大きさとは別に
特定倍率部1bの倍率を決めるようにする事も可能であ
る。
【0026】図13にその実施例を示す。この実施例に
おいても同様に、刺繍縫いの模様データが縫い模様デー
タ記憶手段1に複数記憶されており、模様選択手段2に
より1の模様を選択できるようになっている。この実施
例でも同様にAからNまでの模様が記憶されており、そ
の中の1つを選択するように構成されている。各模様の
データは指定倍率部1aと特定倍率部1bとから構成さ
れており、指定倍率部1aは大きさ調節手段5により指
定された所定の倍率に従うデータであり特定倍率部1b
は大きさ調節手段5により指定された特定の倍率以外の
倍率に従うデータになっている。縫い模様データ記憶手
段1に記憶されたデータは実際に針121により縫われ
る縫い目の1つ1つを指定する座標データになってい
る。
【0027】縫い模様データ記憶手段1に記憶されたデ
ータはデータ識別手段4に出力されて、指定倍率部1a
か特定倍率部1bかの識別がされるようになっている。
指定倍率部1aと特定倍率部1bとは大きさ調節手段5
に送られ、指定倍率部1aは、大きさ指定手段3で指定
された大きさのデータに変換され、特定倍率部1bはそ
れとは異なる倍率で大きさ変換されるようになってい
る。
【0028】この実施例では特定倍率部1bの異なる倍
率を倍率指定手段17により指定できるように構成され
ており、図6の例で云えば頭木の葉データ群イと手木の
葉データ群ウの大きさを指定できるようになっている。
この指定は例えば、大中小などの段階で指定するように
すれば良い。また、倍率指定手段17による具体的なデ
ータの指定は、図8に示すようなデータ構造の場合に
は、データ群の先頭番地やデータ群番号n或いはデータ
種を指定するように構成すれば良い。また図4に示すよ
うなデータ構造の場合にはデータ種を直接指定するよう
に構成することが可能である。また、表示装置106に
模様を表示して、該模様を見ながら特定倍率指定をして
も良いし、表示模様の画像上で直接指定するように構成
するなど種々の方法が採用可能である。以上のように異
なる倍率で変換された指定倍率部1a、特定倍率部1b
のデータはミシンモータ駆動制御手段6とXYモータ駆
動制御手段8に送られ、これによりミシンモータ駆動制
御手段6は前記した縫い目形成手段7を制御し、一方X
Yモータ駆動制御手段8は前記したXY移動手段9を制
御して所定の模様を刺繍縫いさせるように構成されてい
る。
【0029】図14はハード的な構成を示すブロック図
であり、倍率指定釦26を備え、これにより指定された
倍率は倍率記憶装置51に記憶される。そして特定倍率
部1bのデータが該指定された倍率で大きさ調節装置5
0において拡大縮小処理されるようになっている。倍率
指定釦26は図3に示すようにミシン機枠Xのフロント
パネル上に形成されており、ここでは大中小の3つの倍
率を指定できるようになっている。なお、他の構成は図
2に示す構成と同一であるので、説明を省略する。
【0030】次に縫い目データ記憶装置10のデータ構
造が図4の場合の動作を図15により説明する。模様選
択釦20が押されて模様の選択がなされ(ステップS6
0)、模様大きさ指定釦30により形成される模様の大
きさが指定されると(ステップS61)、CPU100
は該指定された大きさを記憶する(ステップS62)。
次に倍率指定釦26から特定倍率部1bの倍率の指定が
なされると(ステップS63)、該指定された特定倍率
が記憶される(ステップS64)。そして回転速度指令
装置103からのミシン始動指令があると(ステップS
65)、タイミング信号発生装置114からのタイミン
グ信号を待って(ステップS66)、タイミング信号毎
に選択された模様の縫い目データを先頭番地から読み出
す(ステップS67)。そして、該読み出したデータの
データ種が識別され(ステップS68)、該データ種に
対応して倍率が判別される。即ち指定倍率部1aの場合
には模様大きさ指定釦30で指定した模様の大きさに対
応した倍率となり、特定倍率部1bの場合には倍率指定
釦26で指定した倍率となる(ステップS69)。この
倍率に従って調節装置50によりデータの拡大縮小を行
い(ステップS70)、拡大縮小処理したデータに基づ
いてXYモータ駆動回路115を駆動して(ステップS
71)、縫い目形成を実行する(ステップS72)。そ
して、選択された模様のデータが終了したか否か判断し
(ステップS73)、終了していなければステップS6
6に戻り、次の番地のデータを読み出し同じ動作を繰り
返す。データが終了していたら動作を終了する。以上に
より同様に図6の模様の例で云えば、タヌキデータ群ア
は指定された模様の大きさに対応した倍率で縫い目形成
され、頭木の葉データ群イと手木の葉データ群ウは倍率
指定釦26により指定された所望の倍率で縫い目形成が
なされる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の模様の拡大
縮小機能を備えたミシンは、識別する手段により所定の
模様データを識別することが出来、大きさ調整手段によ
り該識別したデータを他のデータとは異なる所定の倍率
で拡大縮小することができるから、同一の倍率で模様を
拡大縮小した場合の不自然な印象を防止でき、バランス
の良い模様形成を得ることが出来る。また請求項2のミ
シンでは模様データを指定倍率データと特定倍率データ
に分類し、特定倍率データのみを異なる倍率とするよう
にしてあるため、必ず大きさ指定に従う基本的な模様部
分を維持でき、異なる倍率の拡大縮小による混乱を避け
ることが出来る。請求項3のミシンにおいては、データ
に指示コードが付されており、この指示コードにより識
別をおこなうため、識別が簡単に行える。請求項4のミ
シンにおいては所定の倍率と異なる倍率が指定される模
様の大きさに対応してなされるため、模様の大きさを指
定すれば自動的に所定の倍率と異なる倍率が決定される
利点がある。請求項5のミシンでは所定の倍率と異なる
倍率を指定する手段を設けているため、操作者が任意に
所定の倍率と異なる倍率の指定を行える効果がある。請
求項6のミシンにおいては縫い模様を形成する各模様デ
ータをデータ群に区分して記憶し、データの識別はデー
タ群毎に行われるため、データ識別動作が簡略化され、
識別動作に要する時間も短くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例を示す外観斜視図。
【図4】模様データのデータ構造の一実施例を示す説明
図。
【図5】指定された模様大きさとデータ種と倍率との関
係の一例を示す説明図。
【図6】刺繍模様の拡大縮小と模様の選択の関係の説明
図。
【図7】本発明の一実施例の動作を説明するフローチャ
ート図。
【図8】模様データのデータ構造の他の実施例を示す説
明図。
【図9】本発明の一実施例の他の動作を説明するフロー
チャート図。
【図10】本発明の他の実施例を示す機能ブロック図。
【図11】本発明の他の実施例の構成を示すブロック
図。
【図12】本発明の他の実施例の動作を説明するフロー
チャート図。
【図13】本発明の更に他の実施例を示す機能ブロック
図。
【図14】本発明の更に他の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図15】本発明の更に他の実施例の動作を説明するフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1:縫い模様データ記憶手段、2:模様選択手段、3:
大きさ指定手段、4:データ識別手段、5:大きさ調節
手段、6:ミシンモータ駆動制御手段、7:縫い目形成
手段、8:XYモータ駆動制御手段、9:XY移動手
段、10:縫い目データ記憶装置、11:一時記憶装
置、12:頂点データ記憶装置、15:縫い目データ作
成手段、16:一時記憶手段、17:倍率指定手段、2
0:模様選択釦、25:縫い目データ作成プログラム記
憶装置、26:倍率指定釦、30:模様大きさ指定釦、
50:大きさ調節装置、51:倍率記憶装置、100:
CPU、101:プログラム記憶装置、103:回転速
度指令装置、104:縫いモード選択釦、105:表示
制御装置、106:表示装置、110:ミシンモータ駆
動回路、111:ミシンモータ、112:縫目形成機
構、113:モータ回転検出センサ、114:タイミン
グ信号発生装置、115:XYモータ駆動回路、11
6:XYモータ、117:XY移動機構、118:キャ
リッジ、119:刺繍枠、120:針棒、121:針。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 中 晴 比 古 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目ミ シン工業株式会社内 (72)発明者 笹 野 章 嘉 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目ミ シン工業株式会社内 (72)発明者 深 田 伸 一 東京都八王子市狭間町1463番地 蛇の目ミ シン工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫い模様を表すデータを記憶する記憶手
    段と、 該縫い模様を表すデータに基づいて形成される模様の大
    きさを指定する手段と、 前記縫い模様を表すデータから所定の模様を表すデータ
    を識別する手段と、 前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手
    段による識別に基づいて、前記識別されたデータ以外の
    データに係る模様を前記指定された大きさに対応する所
    定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別されたデー
    タに係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮
    小すべく指示する大きさ調整手段と、 該縫い模様を表すデータと大きさ調整手段からの指示に
    基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、 を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えた
    ミシン。
  2. 【請求項2】 縫い模様を表すデータを指定倍率データ
    と特定倍率とに区分して記憶する記憶手段と、 該縫い模様を表すデータに基づいて形成される模様の大
    きさを指定する手段と、 前記縫い模様を表すデータから前記指定倍率データと、
    特定倍率データとを識別する手段と、 前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手
    段による識別に基づいて、前記指定倍率データに係る模
    様を前記指定された大きさに対応する所定の倍率で拡大
    縮小すべく指示し、前記特定倍率データに係る模様を前
    記所定の倍率とは異なる倍率で拡大縮小すべく指示する
    大きさ調整手段と、 該縫い模様を表すデータと大きさ調整手段からの指示に
    基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、 を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えた
    ミシン。
  3. 【請求項3】 前記縫い模様を表すデータが指示コード
    を付与され、 前記識別する手段が、該指示コードに基づいてデータを
    識別する、 請求項1又は2に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミ
    シン。
  4. 【請求項4】 前記所定の倍率と異なる倍率が、前記大
    きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決め
    られる、 請求項1又は2又は3に記載の模様の拡大縮小機能を備
    えたミシン。
  5. 【請求項5】 前記所定の倍率と異なる倍率を指定する
    手段を備えた、 請求項1又は2又は3に記載の模様の拡大縮小機能を備
    えたミシン。
  6. 【請求項6】 複数の模様から形成される縫い模様を表
    すデータを、各模様毎にデータ群に区分して記憶する記
    憶手段と、 該縫い模様を表すデータに基づいて形成される模様の大
    きさを指定する手段と、 前記データ群に区分された縫い模様を表すデータから所
    定のデータ群を識別する手段と、 前記大きさを指定する手段による指定と前記識別する手
    段による識別に基づいて、前記識別されたデータ群以外
    のデータ群に係る模様を前記指定された大きさに対応す
    る所定の倍率で拡大縮小すべく指示し、前記識別された
    データ群に係る模様を前記所定の倍率とは異なる倍率で
    拡大縮小すべく指示する大きさ調整手段と、 該縫い模様を表すデータ群と大きさ調整手段からの指示
    に基づいて模様縫いを実行する縫い目形成手段と、 を備えたことを特徴とする模様の拡大縮小機能を備えた
    ミシン。
  7. 【請求項7】 前記縫い模様を表すデータ群が指示コー
    ドを付与され、 前記識別する手段が、該指示コードに基づいてデータ群
    を識別する、 請求項6に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミシン。
  8. 【請求項8】 前記所定の倍率と異なる倍率が、前記大
    きさを指定する手段による大きさの指定に対応して決め
    られる、 請求項6又は7に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミ
    シン。
  9. 【請求項9】 前記所定の倍率と異なる倍率を指定する
    手段を備えた、 請求項6又は7に記載の模様の拡大縮小機能を備えたミ
    シン。
  10. 【請求項10】 前記縫い模様を表すデータが縫い目を
    直接表す縫い目データである請求項1又は2又は3又は
    4又は5又は6又は7又は8又は9に記載の模様の拡大
    縮小機能を備えたミシン。
  11. 【請求項11】 前記縫い模様を表すデータが形成する
    模様の所定点を表すデータであり、 該所定点を表すデータから縫い目データを作成する手段
    を更に備えた、請求項1又は2又は3又は4又は5又は
    6又は7又は8又は9に記載の模様の拡大縮小機能を備
    えたミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7493867B2 (en) 2005-09-22 2009-02-24 Juki Corporation Sewing machine

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