JPH07265546A - 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機 - Google Patents

多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機

Info

Publication number
JPH07265546A
JPH07265546A JP6063095A JP6309594A JPH07265546A JP H07265546 A JPH07265546 A JP H07265546A JP 6063095 A JP6063095 A JP 6063095A JP 6309594 A JP6309594 A JP 6309594A JP H07265546 A JPH07265546 A JP H07265546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
message
participant
processing device
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6063095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kondo
良夫 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP6063095A priority Critical patent/JPH07265546A/ja
Publication of JPH07265546A publication Critical patent/JPH07265546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報処理装置と複数のキーパッドとをそれぞ
れ双方向通信関係に接続する。 【構成】 情報処理装置12に並列接続される複数のキ
ーパッド15の各々に、キー入力部17の外に情報処理
装置12が参加者個々の選択又は決定に応答して各参加
者へ送出するメッセージを表示するメッセージ表示部1
8を設ける。これにより、キーパッド15と情報処理装
置12とを双方向通信関係で結ぶことができ、複数参加
者の総意で形成される情報空間を各人の厳密な情報把握
に支えられた活発な情報淘汰の場へと進化させる一方、
対話型の情報処理をに適した様々なソフトウェアを利用
して、ゲームや教育等のジャンルを超えた幅広い情報処
理が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置と対話し
ながら多人数が同時参加できるようにした多人数参加型
視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】PCエンジンやファミコンと呼ばれるテ
レビゲーム機は、テレビジョン受像機等のディスプレイ
にゲーム機本体を接続し、ゲーム機本体にケーブル接続
されたキーパッドを使って通常2名のプレーヤがゲーム
を楽しめるようになっている。しかし、ゲームのなかに
は3名以上で楽しめるものもあり、こうしたゲームは、
ゲーム機本体にマルチタップと呼ばれるゲーム人数拡張
用のアダプタを接続し、マルチタップに並列接続した5
個のキーパッドを使って5名のプレーヤが同時にゲーム
参加できるようになっている。
【0003】図6に示す従来のキーパッド1は、操作入
力手段として各種キーやスイッチ等を有しており、プレ
ーヤはこれらの操作入力手段を駆使して対戦ゲームやロ
ールプレイングゲームに参加することができる。すなわ
ち、例えば十字キー2を操作することで、ディスプレイ
画面上でキャラクタを上下左右に動かすことができ、ま
た2個のトリガ釦キー3,4を操作することにより、銃
から弾丸を発射したり飛行機等から爆弾を投下したりす
ることができる。さらに、銃の発射モードや爆弾の投下
モードは、モード切り替えスイッチ5,6を切り替え操
作することにより、高速連射(H),低速連射(L),
単射(OFF)の3段階に切り替えることができ、また
セレクト(SELECT)釦7やラン(RUN)釦8を
操作することで、ゲームを構成する数ある局面のなかか
ら適当な局面を選択することができるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビゲーム機
に使用するキーパッド1は、操作入力情報をゲーム機本
体に入力するための操作入力端末であり、独りで楽しむ
ゲームに限らず、複数のプレーヤが対戦する複数対戦型
ゲームにあっても、従来はプレーヤ全員に共通する情報
だけを画面表示するだけで十分であった。しかしなが
ら、ゲーム内容が複雑化するのに伴い、ゲームの途中で
プレーヤごとの得点や或いはプレーヤに課せられた制限
といった個々のプレーヤが欲する個別情報を呈示するか
否かが、ゲームの流れを大きく左右するようになりつつ
あり、またこうした傾向が顕著になりつつあるにも拘わ
らず、現状ではゲームの行方に影響する個別情報を表示
する画面余裕が殆どなく、適切な方法も存在しないた
め、ゲーム機本体に対し片方向通信路でしか結ばれてい
ない従来のキーパッド1の宿命として、白熱したゲーム
展開を期待しにくいといった課題があった。
【0005】また、従来のテレビゲーム機は、ゲーム機
とは名が付いてはいるものの、ゲームソフトウェア以外
のソフトウェア例えば教育用或いは学習用のソフトウェ
アを搭載させることも可能であり、一般のパーソナルコ
ンピュータに劣らぬ発展性を秘めるといっても過言では
ない。例えば、従来のテレビゲーム機を集合テレビ教育
システムに応用し、数十人或いはそれ以上の人を一堂に
集めて質問形式で教育を行うこともできる。その場合、
参加者全員が注視する大型のディスプレイに二者択一形
式又は多枝選択形式の問題を表示し、各参加者が各々に
割り当てられたキーパッドを使用して回答するだけでな
く、参加者全員を一様にレベルアップさせる目的で、例
えば全員から正答が得られるまでヒントを段階的に小出
しにする方式を採用することもできるが、そうした場合
に正答が発表されるまでは、どの回答者も自分の回答が
正答かどうか了解できないために、例えば次々に与えら
れるヒントに惑わされて、一旦は正答を得ていながら途
中から誤答を入力してしまう参加者も皆無と言えず、全
員が正答に辿り着くのに必要以上に時間がかかり過ぎる
ことから、教育効果に限界がある等の課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したものであり、複数の人が参加して進行させるソフ
トウェアを格納した記憶装置と、この記憶装置に格納さ
れた前記ソフトウェアに従って情報処理を行う情報処理
装置と、この情報処理装置に接続され、前記情報処理の
内容を画像表示する画像表示装置と、前記情報処理装置
に並列接続されて前記参加者ごとに割り当てられ、各々
前記情報処理に関連する参加者個々の選択又は決定をキ
ー操作を通じて入力するキー入力部及び前記情報処理装
置が前記参加者個々の選択又は決定に応答して各参加者
へ送出するメッセージを表示するメッセージ表示部を有
する複数のキーパッドとを具備したことを特徴とするも
のである。
【0007】また、本発明は、前記情報処理装置が送出
するメッセージを下りデータとし、キー入力は上りデー
タとするよう伝送方向を切り替えるマルチプレクサと、
該マルチプレクサを介して送受されるデータを保持する
レジスタと、該レジスタに保持された前記メッセージが
供給され、該メッセージに対応する文字又は記号等を示
す画像パターンを発生するパターンジェネレータとを備
えた前記キーパッドで構成されたことを特徴とするもの
である。
【0008】さらにまた、本発明は、参加者に多枝選択
型の問題を呈示し、参加者がキーパッドを介して返答す
る回答を正誤判定し、すべての参加者の回答が規定時間
内に正答に至った場合、又は規定時間に達しても誤答が
含まれる場合は正答を表示して、次の問題に移行する前
記情報処理装置で構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、本発明は、情報処理装置をゲームソ
フトウェアによって動作するテレビゲーム機で構成する
ことにより、多人数参加型テレビゲーム機を構成したこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図5を参照して説明する。図1は、本発明の多人数参加
型視聴覚装置の一実施例を示す概略構成図、図2,3
は、それぞれ図1に示したキーパッドの平面図及び回路
構成図、図4は、図1に示した情報処理装置の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0011】図1に示す多人数参加型視聴覚装置11
は、CPU(図示せず)を搭載した情報処理装置12を
中心に、ゲームソフトウェアや教育ソフトウェア等のソ
フトウェアが格納されたCD−ROM等の記憶装置1
3、或いは情報処理内容を画面表示するテレビジョン受
像機等の画像表示装置14、さらに操作入力手段として
複数のキーパッド15等を接続して構成してある。実施
例に示したキーパッド15は、図2に示したように、外
観はテレビゲーム機用の従来のキーパッド1に似ている
が、接続ケーブル16により情報処理装置12に対して
双方向通信可能に接続した点に、従来にない特徴があ
る。どのキーパッド15も、図3に示したように、前記
情報処理に関連する参加者個々の選択又は決定をキー操
作を通じて入力するキー入力部17と、情報処理装置1
2が参加者個々の選択又は決定に応答して各参加者へ送
出するメッセージを表示するメッセージ表示部18とを
備えており、参加者ごとに割り当てられて情報処理装置
12に並列接続される。
【0012】キーパッド15のキー入力部17は、十字
キー20やトリガ釦キー21、或いは射撃回数切り替え
スイッチ22やクロック周期切り替えスイッチ23、さ
らにはモード選択釦24やセレクト釦25或いはラン釦
26等の複数のキー集合体からなる。なお、十字キー2
0は、画像表示装置14の画面上でキャラクタを上下左
右に動かすためのキーであり、トリガ釦キー21は、銃
から弾丸を発射したり飛行機等から爆弾を投下したりす
るためのキーであり、また多人数テレビ教育システム等
にあっては、多枝選択型の質問に対する回答番号の指定
にも用いることができる。射撃回数切り替えスイッチ2
2は、銃の発射モードや爆弾の投下モードを連射と単射
の2段階に切り替えるためのスイッチであり、クロック
周期切り替えスイッチ23は、サンプリングクロックの
周期を高低2通りに切り替えるためのスイッチである。
モード選択釦24は、ケームソフトに用意されたAB2
通りのモードを選択するための釦であり、セレクト釦2
5とラン釦26は、ゲームを構成する数ある局面から適
当な局面を選択するときに用いる釦である。
【0013】キーパッド15のメッセージ表示部18
は、パッド本体の中央部上面の最も見やすい箇所に配設
した液晶ディスプレイ27と、この液晶ディスプレイ2
7を駆動する液晶駆動回路28と、液晶駆動回路28に
対して画像パターンを送り込むパターンジェネレータ2
9等から構成される。液晶ディスプレイ27は、7個の
セグメントを8の字型に配した7セグメント表示素子2
7aを4組配列したものであり、A〜Fまでのアルファ
ベット記号4文字か又は0〜9までの数字4桁を表示す
ることができる。また、パターンジェネレータ29は、
情報処理装置12から下りデータとして送られてくるメ
ッセージに従って、7セグメント表示素子27aによる
表示に必要なアルファニューメリック文字パターンを発
生し、これを液晶駆動回路28に送り込む。
【0014】ところで、情報処理装置12からは、メッ
セージデータ(下りデータ)の外にデータの上り下りを
制御する方向制御信号とキーパッド15の動作に必要な
クロック信号とが供給される。ただし、実施例では、情
報処理装置12とキーパッド15とを一本のデータ線路
だけで結ぶシリアル転送方式により双方向データ通信を
行う方法を採用しているため、キーパッド15内の入出
力インタフェースとして、方向制御信号により時分割で
データの上り下りを切り替えるマルチプレクサ30が配
設してある。マルチプレクサ30は、上りデータ線路に
設けたゲート回路30uと下りデータ線路に設けたゲー
ト回路30dを有しており、これら一対のゲート回路3
0u,30dが情報処理装置12から送られてくる方向
制御信号により互いに逆動作でゲートを開閉制御され
る。
【0015】31は、上りデータ又は下りデータを保持
する28段のシフトレジスタであり、キー入力部17に
よって与えられる12ビットのキー入力を上りデータと
してゲート回路30uに送り出す一方、ゲート回路30
dを介してゲーム機本体10から与えられる28ビット
のメッセージデータを下りデータとして保持する。この
シフトレジスタ31は、上りデータと下りデータに共用
されるため、上りデータを保持する前に下りデータを別
の場所に移し変えておく必要があり、このため下りデー
タの転送保持用に保持レジスタ32が接続してある。ま
た、保持レジスタ32にはパターンジェネレータ29が
接続されており、下りデータはここで個別情報を視覚表
示するためのパターン(アルファベット記号又は数字)
に変換される。
【0016】ところで、情報処理装置12が出力する方
向制御信号がハイレベルであるときは、上りデータのた
めのゲート回路30uがゲートを開いており、下りデー
タのためのゲート回路30dはゲートを閉じている。こ
のとき、キー入力部17から入力されたキー入力情報
は、入力端末数と同数の12ビット分が、情報処理装置
12からのクロック信号に同期してシフトレジスタ31
に並列ロードされる。次に、ロードタイミングを与えた
クロック信号に続くクロック信号により、順次シフトレ
ジスタ31内を1ビットずつシフトされながらゲート回
路30uに送り出される。従って、12ビットのキー入
力情報は、先頭ビットから順にシリアルテータとしてゲ
ート回路30uを経由して情報処理装置12に転送され
る。こうして、12ビット分すべてのキー入力情報の送
信が完了すると、情報処理装置12は方向制御信号を切
り替え、その極性をロウレベルに反転する。その結果、
マルチプレクサ30内ではゲート回路30uに代わって
ゲート回路30dがゲートを開く。このため、方向制御
信号を切り替えた直後に情報処理装置12は、キーパッ
ド15に対応する28ビットのメッセージデータを、下
りデータとして送信する。
【0017】下りデータは、液晶ディスプレイ27を構
成する7セグメント表示素子27aにより4個のアルフ
ァベット記号又は4桁の数字を表示するためのデータで
あり、方向制御信号によりゲートを開いたマルチプレク
サ30内のゲート回路30dを経由し、順次1ビットず
つシフトレジスタ31に格納される。この格納動作は、
クロック信号に同期したシフト動作によって行われ、2
8個目のクロック信号によりシフトレジスタ31には2
8ビット分の下りデータが保持される。ただし、29個
目のクロック信号はロード信号としてシフトレジスタ3
1に供給されるため、シフトレジスタ31に格納された
28ビット分の下りデータはここで一挙に保持レジスタ
32に転送され、シフトレジスタ31は空になる。
【0018】保持レジスタ32に接続されたパターンジ
ェネレータ29は、28ビットの下りデータを7ビット
ずつに分けて計4字のアルファニューメリック文字パタ
ーンを発生する。こうしてパターンジェネレータ29が
発するアルファニューメリック文字パターンが液晶駆動
回路28に供給され、4桁の数字又はA〜Fのアルファ
ベット記号として液晶ディスプレイ27に表示される。
すなわち、液晶ディスプレイ27は、4桁の数字を表示
することにより、例えばゲームソフトウェアに従ってキ
ーパッド15を使ってゲームをしているプレーヤの個人
的な得点を示したり、或いはゲーム参加を許される残存
寿命等の表示が可能であり、従来の画面一律共用型のゲ
ーム方法ではなし得なかったような、機知と戦略に富む
スリリングなゲーム展開が可能となる。
【0019】また、上記多人数参加型視聴覚装置11
は、テレビゲーム以外にも、例えば数十人或いはそれ以
上の人を一堂に集めて教育を行う集合テレビ教育システ
ムに適用することもできる。この種の集合テレビ教育シ
ステムは、全員が注視する大型のディスプレイに二者択
一形式或いは多枝選択形式の問題を表示し、各参加者が
各自のキーパッド15を使用して回答するのが一般的で
ある。
【0020】図4に示した集合テレビ教育システムで
は、まずステップ(101)において、参加者に与える
課題の説明が画像表示装置14の画面に表示される。次
に、ステップ(102)において、第1問目の多枝選択
質問を画面表示し、続くステップ(103)において、
選択枝を表示して番号による回答を求める。このとき、
参加者は各自キーパッド15を使用して回答番号に対応
するトリガ釦キー21を選択する。こうしてキー選択さ
れた回答番号は、上りデータとしてシフトレジスタ31
からマルチプレクサ30を介して情報処理装置12内に
送り込まれる。
【0021】回答の呈示を求めた情報処理装置12は、
ステップ(104)において参加者全員に対し各キーパ
ッド15からの回答を読み取る。回答を読み取った情報
処理装置12は、回答を正答と比較して、回答が正答に
一致するものについては、ステップ(106)におい
て、正答表示用すなわち「1111」なるメッセージを
送出する。一方、正答ではなく誤答を発したキーパッド
15に対しては、ステップ(107)において誤答表示
用に「0000」なるメッセージを発する。
【0022】こうして、参加者全員のキーパッド15に
対する正誤表示が完了するまで、判断ステップ(10
8)に続くステップ(109)において、表示が完了し
ていないキーパッド15が選択されて、ステップ(10
5)に帰還するステップが繰り返される。そして、ステ
ップ(108)において全キーパッド15への表示が完
了したことが判明した時点で、判断ステップ(110)
に移行する。判断ステップ(110)では、すべてのキ
ーパッド15が正答を発したかどうかが判断され、参加
者全員が正答を出した場合は、質問の目的が達成された
ことになるため、ステップ(119)に飛び、そこで画
面上に正答番号を表示した後、続くステップ(120)
にて次の問題に移行する。
【0023】一方、判断ステップ(110)において、
一部でも参加者の回答に誤答があったことが判ると、ま
ず続くステップ(111)において、繰り返し回数に1
を加算して、ここでは第1回目の繰り返しに入ることを
踏まえた上で、初回の回答呈示で誤答であったキーパッ
ド15について、再度回答を読み取る。すなわち、質問
者サイドから適時出されるヒントに基づいて参加者が再
考した結果、初回の回答読み取りと今回の回答読み取り
との間で回答に変化が見られるか否かチェックする動作
に入るわけである。具体的には、判断ステップ(11
3)において、前回正答しなかったキーパッド15の回
答について、正答かどうか再度判定する。そして、ここ
で正答を発したキーパッド15に対しては、ステップ
(114)において、正答表示用に「1111」なるメ
ッセージを送出し、正答ではなく依然として誤答を発す
るキーパッド15に対しては、ステップ(115)にお
いて誤答表示用に「0000」なるメッセージを送出す
る。
【0024】こうして、参加者全員のキーパッド15に
対する正誤表示が完了するまで、判断ステップ(11
6)に続くステップ(117)において、表示が完了し
ていないキーパッド15が選択されて、ステップ(11
3)に帰還するステップが繰り返される。そして、ステ
ップ(116)において全キーパッド15への表示が完
了したことが判明した時点で、判断ステップ(118)
に移行する。
【0025】ステップ(118)では、繰り返し回数が
予め設定された所定回数Nに一致したかどうかが判定さ
れ、そうでない場合は、ステップ(111)に戻って、
繰り返し回数に1を加算したのち、ステップ(112)
以下を繰り返す。ただし、判断ステップ(118)にお
いて、繰り返し回数が予め設定された所定回数Nに一致
したこと、すなわち規定時間が到来したことが判ると、
それ以上の質問の継続は無意味であると判断し、続くス
テップ(119)において正答を番号表示し、ステップ
(120)を経由してステップ(101)に戻る。
【0026】このように、多人数テレビ教育システムで
は、参加者を一堂に集めて多枝選択形式の問題を表示し
て回答を求めるようなときに、例えば全員から正答が得
られるまでヒントを段階的に小出しするにしても、正答
を得た回答者に対してはその場で正答である旨のメッセ
ージが伝えられるため、途中のヒントに惑わされて途中
から誤答を発することはなく、これにより短時間で十分
な教育効果を挙げることができる。すなわち、多人数参
加型視聴覚装置11は、情報処理装置12に並列接続さ
れる複数のキーパッド15の各々に、キー入力部17の
外に情報処理装置12が参加者個々の選択又は決定に応
答して各参加者へ送出するメッセージを表示するメッセ
ージ表示部18を設けたことで、キーパッド15と情報
処理装置12とを双方向通信関係で結ぶことができ、対
話型の情報処理が可能となる。
【0027】また、上記実施例では、メッセージ表示部
18として、文字又は記号を視覚表示する液晶ディスプ
レイ21を用いたが、液晶ディスプレイ21に代えて、
例えば数個のランプが下りデータの内容に応じて点灯又
は消灯するものを用いることも可能である。また、視覚
表示対象はアルファベット記号や数字に限らず、かな文
字や漢字或いは図形等に拡張することも可能であり、そ
の場合には正答と誤答に対して「YES」,「NO」或
いは「正」,「誤」のごとくメッセージ表示することも
可能である。
【0028】また、上記実施例では、情報処理装置12
が送信するメッセージを文字又は記号として各々のキー
パッド15に表示させる構成としたが、図5に示すキー
パッド35のごとく、音声出力装置として着脱式のイヤ
フォン型スピーカ36を接続することもできる。この場
合、保持レジスタ32にはパターンジェネレータ29に
並列に音声信号発生器又はDA変換器等を接続し、アン
プ回路(図示せず)を経由してイヤフォン型スピーカ3
6に対して音声情報を出力するようにするとよい。な
お、イヤフォン型のスピーカ36は、装着者個人にだけ
メッセージが提供できるため、メッセージの内容を第三
者に対して秘匿できる利点があるが、音声出力装置はイ
ヤフォン型スピーカ36に限らず、キーパッド15の表
面に埋め込む通常のスピーカであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、多人数参加型視聴
覚装置によれば、情報処理装置に並列接続される複数の
キーパッドの各々に、キー入力部の外に情報処理装置が
参加者個々の選択又は決定に応答して各参加者へ送出す
るメッセージを表示するメッセージ表示部を設けたの
で、キーパッドと情報処理装置とを双方向通信関係で結
ぶことができ、これにより複数参加者の総意で形成され
る情報空間を各人の緻密な情報把握に支えられた活発な
情報淘汰の場へと進化させることができ、同時にまた対
話型の情報処理に適した様々なソフトウェアを利用する
ことにより、ゲームや教育等のジャンルを越えた幅広い
情報処理が可能である等の優れた効果を奏する。
【0030】また、マルチプレクサが、情報処理装置が
送出するメッセージを下りデータとし、前記キー入力手
段を介するキー入力を上りデータとして伝送方向を切り
替えるため、情報処理装置とキーパッドを最小限のデー
タ線で構成された簡単な伝送路でもって接続することが
でき、また情報処理装置からキーパッドに伝送されたメ
ッセージは、一旦レジスタに保持した上でパターンジェ
ネレータにて文字又は記号パターンに変換して視覚表示
するため、情報処理装置にかかる伝送負担を軽減する一
方で、個々のキーパッドに対し必要かつ十分なメッセー
ジを的確に伝送することができる等の効果を奏する。
【0031】また、メッセージ表示部が、メッセージに
対応してアルファニューメリック文字パターンを発生す
るようにしたから、A〜Fまでのアルファベット記号か
又は0〜9までの数字或いはそれらを複合したメッセー
ジ表示が可能であり、また表示器を7セグメント表示素
子を隣接配列した液晶ディスプレイで構成することによ
り、アルファニューメリック文字パターンをもってA〜
Fまでのアルファベット記号か又は0〜9までの数字或
いはそれらを複合したメッセージを的確に表示すること
ができる等の効果を奏する。
【0032】さらに、メッセージ表示部に、メッセージ
を音声出力する音声出力装置を設けたので、聴取者を特
定しない通常のスピーカによりメッセージを耳から伝え
たり、或いはイヤフォン型スピーカにより、個々の参加
者へのメッセージを第三者に秘匿し、個人情報の保護を
図りつつ聴覚を通じたメッセージ伝達も可能である等の
効果を奏する。
【0033】さらに、本発明の多人数参加型視聴覚装置
は、情報処理装置が参加者に多枝選択型の問題を呈示
し、参加者がキーパッドを介して返答する回答を正誤判
定し、すべての参加者の回答が規定時間内に正答に至っ
た場合はその場で、また規定時間に達しても誤答が含ま
れる場合は正答を表示して、次の問題に移行する構成と
したから、例えば多人数を一堂に集めて多枝選択形式の
問題を表示して回答を求めるようなときに、例えば全員
から正答が得られるまでヒントを段階的に小出しにして
も、正答を得た回答者にはその場で正答である旨のメッ
セージが伝えられるため、途中のヒントに惑わされて途
中から誤答に至ることはなく、これにより限られた時間
を有効利用しながら優れた教育効果を挙げることができ
る等の効果を奏する。
【0034】また、本発明の多人数参加型テレビゲーム
機は、汎用コンピュータシステムではなくゲーム処理を
目的としたゲーム機本体のごとく、ゲーム処理を目的に
単能的に開発された装置をもって情報処理装置を置き換
えることもでき、その場合にゲーム機本体が前記参加者
個々の選択又は決定に応答して各参加者へ送出するメッ
セージが、各キーパッドのメッセージ表示部に表示され
るため、例えば複数のプレーヤが対戦する複数対戦型ゲ
ームを進める場合に、プレーヤごとに個人得点を表示し
たり、或いはゲーム参加を許される残存寿命等を表示し
たりすることにより、従来の画面一律共用型のゲーム方
法ではなし得なかったような、機知と戦略に富んだスリ
リングなゲーム展開が可能になる等の優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多人数参加型視聴覚装置の一実施例を
示す概略構成図である。
【図2】図1に示したキーパッドの平面図である。
【図3】図1に示したキーパッドの回路構成図である。
【図4】図1に示した情報処理装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図2に示したキーパッドの変形例を示す平面図
である。
【図6】従来のキーパッドの一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11 多人数参加型視聴覚装置 12 情報処理装置 13 記憶装置 14 画像表示装置 15,35 キーパッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の人が参加して進行させるソフトウ
    ェアを格納した記憶装置と、この記憶装置に格納された
    前記ソフトウェアに従って情報処理を行う情報処理装置
    と、この情報処理装置に接続され、前記情報処理の内容
    を画像表示する画像表示装置と、前記情報処理装置に並
    列接続されて前記参加者ごとに割り当てられ、各々前記
    情報処理に関連する参加者個々の選択又は決定をキー操
    作を通じて入力するキー入力部及び前記情報処理装置が
    前記参加者個々の選択又は決定に応答して各参加者へ送
    出するメッセージを表示するメッセージ表示部を有する
    複数のキーパッドとを具備したことを特徴とする多人数
    参加型視聴覚装置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理装置が送出するメッセージ
    を下りデータとし、キー入力は上りデータとするよう伝
    送方向を切り替えるマルチプレクサと、該マルチプレク
    サを介して送受されるデータを保持するレジスタと、該
    レジスタに保持された前記メッセージが供給され、該メ
    ッセージに対応する文字又は記号等を示す画像パターン
    を発生するパターンジェネレータとを備えた前記キーパ
    ッドで構成されたことを特徴とする請求項1記載の多人
    数参加型視聴覚装置。
  3. 【請求項3】 前記メッセージに対応するアルファニュ
    ーメリック文字パターンを発生する前記パターンジェネ
    レータで構成されたことを特徴とする請求項2記載の多
    人数参加型視聴覚装置。
  4. 【請求項4】 8の字状に配列された7個のセグメント
    により文字又は記号を表示する7セグメント表示素子を
    一又は二以上有する前記メッセージ表示部で構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の多人数参加型視聴覚装
    置。
  5. 【請求項5】 前記メッセージを音声出力する音声出力
    装置を備えた前記メッセージ表示部で構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の多人数参加型視聴覚装置。
  6. 【請求項6】 参加者に多枝選択型の問題を呈示し、参
    加者がキーパッドを介して返答する回答を正誤判定し、
    すべての参加者の回答が規定時間内に正答に至った場
    合、又は規定時間に達しても誤答が含まれる場合は正答
    を表示して、次の問題に移行する前記情報処理装置で構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の多人数参加型
    視聴覚装置。
  7. 【請求項7】 複数の人が参加して対戦するゲームソフ
    トウェアを格納した記憶装置と、この記憶装置に格納さ
    れた前記ゲームソフトウェアに従ってゲーム処理を行う
    ゲーム機本体と、このゲーム機本体に接続され、前記ゲ
    ーム処理の内容を画像表示する画像表示装置と、前記ゲ
    ーム機本体に並列接続されて前記参加者ごとに割り当て
    られ、各々前記ゲーム処理に関連する参加者個々の選択
    又は決定をキー操作を通じて入力するキー入力部及び前
    記ゲーム機本体が前記参加者個々の選択又は決定に応答
    して各参加者へ送出するメッセージを表示するメッセー
    ジ表示部を有する複数のキーパッドとを具備したことを
    特徴とする多人数参加型テレビゲーム機。
JP6063095A 1994-03-31 1994-03-31 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機 Pending JPH07265546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063095A JPH07265546A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063095A JPH07265546A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07265546A true JPH07265546A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13219410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6063095A Pending JPH07265546A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07265546A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH114966A (ja) * 1996-10-01 1999-01-12 Sony Computer Entateimento:Kk ゲーム機用操作装置及びゲーム装置
WO1999010060A1 (fr) * 1997-08-24 1999-03-04 Sony Computer Entertainment Inc. Machine de jeu, unite d'actionnement pour machine de jeu, systeme de jeu et procede de communication a deux voies pour machine de jeu
JP2001282090A (ja) * 2000-04-03 2001-10-12 Shusui:Kk 学習用プログラム記録媒体
US6776717B2 (en) 1997-08-24 2004-08-17 Sony Computer Entertainment, Inc. Game apparatus, game machine manipulation device, game system and interactive communication method for game apparatus
JP2007075418A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Sony Computer Entertainment Inc コントローラデバイス
US7699704B2 (en) 2003-11-28 2010-04-20 Nintendo Co., Ltd. Game system playable by plurality of players, game apparatus and storage medium storing game program
US8249276B2 (en) 2005-09-15 2012-08-21 Sony Computer Entertainment Inc. Information processor and controller device

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263365A (ja) * 1996-10-01 2002-09-17 Sony Computer Entertainment Inc ゲーム装置
JP2007136241A (ja) * 1996-10-01 2007-06-07 Sony Computer Entertainment Inc ゲーム装置
JPH114966A (ja) * 1996-10-01 1999-01-12 Sony Computer Entateimento:Kk ゲーム機用操作装置及びゲーム装置
US6565439B2 (en) 1997-08-24 2003-05-20 Sony Computer Entertainment, Inc. Game apparatus, game machine manipulation device, game system and interactive communication method for game apparatus
US6422943B2 (en) 1997-08-24 2002-07-23 Sony Computer Entertainment, Inc. Game apparatus, game machine manipulation device, game system and interactive communication method for game apparatus
AU733452B2 (en) * 1997-08-24 2001-05-17 Sony Interactive Entertainment Inc. Game apparatus, game machine manipulation device, game system and interactive communication method for game apparatus
US6776717B2 (en) 1997-08-24 2004-08-17 Sony Computer Entertainment, Inc. Game apparatus, game machine manipulation device, game system and interactive communication method for game apparatus
WO1999010060A1 (fr) * 1997-08-24 1999-03-04 Sony Computer Entertainment Inc. Machine de jeu, unite d'actionnement pour machine de jeu, systeme de jeu et procede de communication a deux voies pour machine de jeu
JP2001282090A (ja) * 2000-04-03 2001-10-12 Shusui:Kk 学習用プログラム記録媒体
US7699704B2 (en) 2003-11-28 2010-04-20 Nintendo Co., Ltd. Game system playable by plurality of players, game apparatus and storage medium storing game program
JP2007075418A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Sony Computer Entertainment Inc コントローラデバイス
US8249276B2 (en) 2005-09-15 2012-08-21 Sony Computer Entertainment Inc. Information processor and controller device
US8787586B2 (en) 2005-09-15 2014-07-22 Sony Corporation Information processor and controller device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Grammenos et al. Designing universally accessible games
Felicia Digital games in schools: Handbook for teachers
US6755743B1 (en) Communication game system and processing method thereof
US7744091B2 (en) Identity guessing game and methods of playing
US5178545A (en) Electronic puzzle game with unknown random time of play
JP2004261236A (ja) ゲームシステム
CA2621114A1 (en) An interactive audio puzzle solving, game playing, and learning tutorial system and method
JPH07265546A (ja) 多人数参加型視聴覚装置及び多人数参加型テレビゲー ム機
JP4816435B2 (ja) 文字入力処理方法
JP2008049200A (ja) ゲームシステム
Kamitsios et al. A stereotype user model for an educational game: Overcome the difficulties in game playing and focus on the educational goal
Gale Gameplay in higher education: The use of serious games vs traditional instructional methods in learning
Iacovides Exploring the link between player involvement and learning within digital games
JP2003062331A (ja) タイピングゲーム装置
Duh et al. Playing different games on different phones: an empirical study on mobile gaming
JPH0850445A (ja) コンピュータを利用した学習システム
JP2003038850A (ja) クイズゲームの出題制御方法
JPH10272254A (ja) クイズゲーム装置
Robertson The Games in Schools-Community of Practice
JP2001009151A (ja) ゲームシステム及び情報記憶媒体
TWI228672B (en) Proceeding method of a multi-mode game software and system thereof
Huang et al. Online vocabulary quizMASter game for college English test band 4
CN106512378A (zh) 具有英文字母的扑克牌及包含有该扑克牌的娱乐装置
VÁRADI Gergely HLADONIK
RU15550U1 (ru) Видеоигровой аттракцион в вопросы и ответы

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080112

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112