JPH0726550B2 - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

自動二輪車の排気装置

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JPH0726550B2
JPH0726550B2 JP60237613A JP23761385A JPH0726550B2 JP H0726550 B2 JPH0726550 B2 JP H0726550B2 JP 60237613 A JP60237613 A JP 60237613A JP 23761385 A JP23761385 A JP 23761385A JP H0726550 B2 JPH0726550 B2 JP H0726550B2
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exhaust pipe
exhaust
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throttle
cylinder
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秀明 永坂
量一 松芳
嘉輝 椋本
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は自動二輪車の排気装置に関するもので、特に
2個以上の気筒から各別に導かれる排気関を一旦合流し
て消音器へ導き、エンジン性能を向上させるように構成
した排気管の改良に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来、多気筒エンジンを搭載した自動二輪車では、各気
筒に接続された各別の排気管の内、点火順序の近接する
もの相互間を連通させ、エンジン性能の向上を図る技術
が知られている(例えば、特開昭68−178820号公報)。
然しながら、点火時期の近接した2個の気筒の排気管を
互いに連通させると、点火時期の速い側の気筒の吸気弁
が開き始める、いわゆるオーバーラツプ時期に、吸気通
路の吸気負圧が燃焼室を通じて排気管内へ作用し、点火
時期の遅い側の排気が速い側の排気管内を逆流して燃焼
室に至り、その気筒の残留ガス量を増して燃焼を不安定
にすることがある(第6図参照)。
〔発明の目的、問題点を解決する手段の概要〕
この発明は上記不具合を解消し、前記した排気の逆流を
阻止する装置に関するもので、少なくとも2個の気筒か
ら導かれる各1本の排気管を合流して後端の消音器へ導
くものにおいて、両排気管の合流部を、点火時間の早い
方の気筒に接続された排気管の略直線部分に他方の排気
管の下流端を鋭角で合流させる構造とし、合流される側
の排気管における合流部の上流側となる部位にノズルを
構成する絞りを設け、この絞りの下流側開口を、合流す
る側の排気管の下流側開口より上流側に位置づけた点に
特徴がある。
〔作用〕
点火順序が先の気筒がオーバーラツプ時期に入つても、
その気筒の排気管には絞りが入つているため、その作用
が弱められ、後の気筒の排気は慣性により継続して大気
側へ流れるため、逆流現象が弱められる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によつてこの発明を説明すると、図
中、1は自動二輪車であり、前輪2と後輪3との間に位
置して車体フレーム4にエンジン5が搭載されている。
エンジン5は並列4気筒形であり、第3図で示すように
各気筒から導かれる4個の排気管#1、#2、#3およ
び#4と、それらの外側の2気筒分づつ集合させた集合
部6、および集合部6の後端に設けた排気消音器7とを
備えている。8は内側の2個の排気管#2、#3を相互
に連通させる第1連通管、9は左右2個の排気消音器7
を相互に連通させる第2連通管である。なお、この実施
例において、点火順序は#1、#2、#4、#3であ
り、それぞれ180゜の位相差でなされている。よつて、
第1連通管8によつて連結される2個の排気管#2、#
4は距離的には隣接するが点火順では360゜の位相差を
もつている。
こゝで、外側の2個の排気管を集合する集合部6は第4
図で示すように、直線的に延びる排気管#4の端部内径
をやゝ細くしてノズルを構成する絞りTを形成し、絞り
Tを介して伝えられる吸気負圧の影響が軽減している。
排気管#3と排気管#4との集合部6には絞りTの近傍
にやゝ小径の開口6aが設けられ、そこには他の排気管#
3が、その下流側端部が排気管#4に接近するように曲
げられて鋭角で合流している。また、この排気管#3の
下流側開口は、前記絞りTの下流側開口より下流側に位
置づけられている。
排気管#4は、第6図で示すように、他の排気管#3よ
りクランク角にして180゜だけ点火順序が早く、排気管
#4のオーバーラップ期間中に排気管#3からの排気が
行われても、排気管#4を経て伝えられるその気筒の吸
気負圧は絞りTによつて伝播が弱められ、あるいは遅延
される上、両排気管が鋭角で合流していることに起因し
て、排気管#3から排気管#4への逆流が著しく減少す
る。なお、図中でTDCとは上死点を意味する。また、排
気管4には排気管#3に先立って排気が排出されるか
ら、絞りTから排出される排気管#4からの高速な排気
流により吸引作用を生じ、その吸引効果のため低い通気
抵抗の下で排気管#3の排気が行われる。すなわち、排
気管#3での通気抵抗を絞りTによる吸引効果によって
低減させることができる。
10は合流される側の排気管#4に合流する側の排気管#
3の開口方向前方外面に施したカバーで外観向上用であ
る。
なお、この実施例のエンジンは4気筒のものを示した
が、これに限るものでなく、偶数気筒であれば適用可能
であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は少なくとも2個の気筒から導
かれる各1本の排気管を合流して後端の消音器へ導くも
のにおいて、両排気管の合流部を、点火時期の早い方の
気筒に接続された排気管の略直線部分に他方の排気管の
下流端を鋭角で合流させる構造とし、合流される側の排
気管における合流部の上流側となる部位にノズルを構成
する絞りを設け、この絞りの下流側開口を、合流する側
の排気管の下流側開口より上流側に位置づけたため、点
火順序が先の気筒がオーバーラツプ時期に入つても、そ
の気筒の排気管には絞りTが入つているため、吸気負圧
の作用が弱められ、後の気筒の排気は慣性により継続し
て大気側へ流れるため、逆流現象が弱められる。よつ
て、発明の目的を達成できる効果がある。また、合流部
では、ノズルを構成する絞りから排気が排出された後に
引き続いて合流する側の排気管から排気が排出されるか
ら、この合流する側の排気管から排出される排気は、絞
りから排出された高速な排気流に吸引されるようにな
る。すなわち、絞りによる吸引効果により、合流する側
の排気管の通気抵抗を減少させることができる。
2つの排気管を合流させるには、両排気管の下流端を互
いに他方の排気管に接近するように曲げる構成を採った
り、一方の排気管は直線的に形成しておいて他方の排気
管の下流端を曲げる構成を採らなければならない。この
場合、排気管を曲げることに起因して通気抵抗が増大す
るのを防ぐことが必要である。すなわち、本願発明の排
気装置のように、点火時期の早い方の気筒に接続された
排気管を直線的に形成してこれに絞りを設けるととも
に、他方の排気管の下流端を前記排気管に鋭角で合流さ
せるという構成を採ることにより、絞りを設けたとして
も合流される側の排気管での通気抵抗は小さくて済み、
合流する側の排気管の下流端を曲げたとしても絞りによ
る吸引効果によりここでの通気抵抗も小さくて済むので
ある。しかも、絞りの下流側開口を合流する側の排気管
の下流側開口より上流側に位置づけたため、合流する側
の排気管から排出される排気が絞りによって遮られるこ
とがなく、より一層通気抵抗を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は自動二
輪車の側面図、第2図はその要部の拡大側面図、第3図
はその平面図、第4図はそのIV−IV断面図、第5図はエ
ンジンの特性図、第6図はバルブダイヤグラムである。 5……エンジン、7……排気消音器、#1、#2、#
3、#4……排気管、6……集合部、6a……開口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個の気筒から導かれる各1本
    の排気管を合流して後端の消音器へ導くものにおいて、
    両排気管の合流部を、点火期間の早い方の気筒に接続さ
    れた排気管の略直線部分に他方の排気管の下流端を鋭角
    で合流させる構造とし、合流される側の排気管における
    合流部の上流側となる部位にノズルを構成する絞りを設
    け、この絞りの下流側開口を、合流する側の排気管の下
    流側開口より上流側に位置づけたことを特徴とする自動
    二輪車の排気装置。
  2. 【請求項2】合流される側の排気管は、合流する側の排
    気管の開口方向前方外面にカバーが施してある特許請求
    の範囲第1項記載の自動二輪車の排気装置。
JP60237613A 1985-10-25 1985-10-25 自動二輪車の排気装置 Expired - Fee Related JPH0726550B2 (ja)

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JPS6299629A JPS6299629A (ja) 1987-05-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4643084B2 (ja) * 2001-09-17 2011-03-02 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の排気センサ配置構造
JP5998503B2 (ja) * 2012-02-07 2016-09-28 マツダ株式会社 多気筒エンジンの吸排気装置

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JPS58170815A (ja) * 1982-03-31 1983-10-07 Suzuki Motor Co Ltd エンジンの排気装置
JPS6032931A (ja) * 1983-08-01 1985-02-20 Moriwaki Eng:Kk 多気筒エンジン用排気管

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