JPH07264831A - 電動機 - Google Patents

電動機

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Publication number
JPH07264831A
JPH07264831A JP5158294A JP5158294A JPH07264831A JP H07264831 A JPH07264831 A JP H07264831A JP 5158294 A JP5158294 A JP 5158294A JP 5158294 A JP5158294 A JP 5158294A JP H07264831 A JPH07264831 A JP H07264831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic poles
cogging torque
poles
field
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5158294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Okada
恭一 岡田
Katsuya Seko
克也 世古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5158294A priority Critical patent/JPH07264831A/ja
Publication of JPH07264831A publication Critical patent/JPH07264831A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コギングトルクを低く抑えるよう
にしている。 【構成】 ロータマグネット22における磁極の角度幅
を3種類(A,B,C)に異ならせ、これらの磁極は、
角度幅A,B,A,C,A,B,A,Cの順に設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電機子巻線を施すため
に電機子鉄心に溝を設けて突極構造にした電動機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の電動機においては、突
極構造でない電動機に比べて電気巻線に多くの界磁磁束
を鎖交させることができるから、小形軽量で大きな出力
が得られる。図5には、8極12スロットの電動機にお
いて、界磁部たるロータマグネット1に対する電機子鉄
心の突極2の相対的回転角度をずらして、示している。
これから分かるように、ロータマグネット1の各磁極の
角度幅A[deg]はすべて同等角度としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電機子
鉄心が突極構造の場合には、電機子鉄心が磁気的に不均
一な構造であるために、永久磁石などにより構成される
界磁部との相互作用により高調波成分のコギングトルク
が発生し、振動が多くなるという欠点があった。特に、
図5から分かるように、突極の相対的回転位置(K1,
K2,K3,K4,K5,K6)において、矢印で示す
コギングトルクが発生する。このときのコギングトルク
の変化の様子は図6に示している。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、コギングトルクを低く抑えること
ができる電動機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電動機は、4n
個(nは正の整数)の磁極を形成する界磁部と、複数相
の電機子巻線が巻装された突極および溝を有する電機子
鉄心を具備したものにおいて、前記界磁部における磁極
の角度幅を複数種類に異ならせたところに特徴を有する
(請求項1の発明)。この場合、上記界磁部における磁
極の角度幅は3種類としても良い(請求項2の発明)。
【0006】さらにこの場合、電機子鉄心の半径寸法を
r[mm]、電機子鉄心の溝の幅寸法をt[mm]、界
磁部の磁極の数をp、界磁部における磁極の3種類の角
度幅をA,B,C[deg]としたとき、この角度幅
A,B,Cをほぼ下記式で示される値に設定しても良い
(請求項3記載の発明)。
【0007】
【数2】 また、界磁部の磁極を角度幅A,B,A,Cの順に設け
るようにしても良い(請求項4記載の発明)。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、界磁部における磁極の角
度幅を複数種類に異ならせることで、ある回転角度にお
いてコギングトルクが大きく発生することをなくすこと
が可能となり、全体的にコギングトルクを低減すること
が可能となる。
【0009】この場合、角度幅を3種類とすれば製作も
比較的容易である。さらにこの場合、電機子鉄心の半径
寸法をr[mm]、電機子鉄心の溝の幅寸法をt[m
m]、界磁部の磁極の数をp、界磁部における磁極の3
種類の角度幅をA,B,C[deg]としたとき、この
角度幅A,B,Cをほぼ上述した式で示される値に設定
すれば、コギングトルクの一層の低減が図れるようにな
る。また、界磁部の磁極を角度幅A,B,A,Cの順に
設けるようにすれば、コギングトルクのより一層の低減
が図れるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図4を参照しながら説明する。まず、図2および図3に
は電動機としてブラシレスモータを示している。これら
図2および図3において、静止部位に取り付けられるス
リーブ11の外周には、基板12が固定されており、こ
の基板12にはステータ13がスペーサ14を介して取
り付けられている。ステータ13は、電機子鉄心たるコ
ア15と電機子巻線たるコイル16とを有して構成され
ている。
【0011】また上記軸受けスリーブ11には軸受17
を介して回転軸18が上下方向に挿通支承されており、
その上端部には、ボス19を介してロータヨーク20が
取着されている。このロータヨーク20の外周円部は下
方へ垂下しており、この垂下部20aには、このロータ
ヨーク20とでロータ21を構成する界磁部たるロータ
マグネット22が取着されている。前記コア15には突
極23および溝24が形成されており、突極23に前記
コイル16が巻装されている。
【0012】前記ロータマグネット22の磁極の角度幅
は、複数この場合A,B,Cの3種類に設定されてい
る。すなわち、この実施例においては、コア15の半径
寸法rを20.8mm、コア15の溝24の幅寸法tを
1.5mm、コア15の突極23の数を12としてい
る。また、ロータマグネット22の磁極数pは8として
おり、上述の角度A,B,C[deg]はほぼ下記式で
示される値に設定されている。
【0013】
【数3】
【0014】この場合、Aは45°、Bは47.06
°、Cは42.94°となっている。そして、図1に
は、突極23に対するロータマグネット22の相対的回
転位置を異ならせて示しており、同図から分かるよう
に、ロータマグネット22の磁極は、角度幅A,B,
A,C,A,B,A,Cの順に設けられている。この図
からわかるように、磁極1極分の突極23の相対的回転
位置(P1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P
8,P9,P10,P11,P12)において、矢印で
示すコギングトルクが発生するが、前掲の図5との比較
から分かるように、本実施例の方が低減されている。
【0015】図4にはコギングトルクの変化の様子を示
している。この図4と前掲の図6との比較から分かるよ
うに、本実施例においては、コギングトルクの大きさが
極めて小さく、しかも周波数は高くなっており、もっ
て、コギングトルクが低減化され且つ一定化されてい
る。
【0016】このような本実施例によれば、ロータマグ
ネット22における磁極の角度幅を複数種類に異ならせ
たことで、ある回転角度においてコギングトルクが大き
く発生することをなくすことが可能となり、全体的にコ
ギングトルクを低減することができる。特に本実施例に
よれば、上記磁極の角度幅を3種類としたことで製作も
容易となる。さらに本実施例によれば、3種類の角度幅
A,B,Cを前述した式に基づいて設定したので、コギ
ングトルクの一層の低減が図れるようになる。また、ロ
ータマグネット22の磁極を角度幅A,B,A,Cの順
に設けるようにしたことで、コギングトルクのより一層
の低減が図れるようになる。
【0017】なお、上記各実施例では、アウターロータ
形のモータを示したが、インナーロータ形のモータでも
良い。また、ロータマグネット22の磁極の並び方は、
角度幅A,B,A,C,A,C,A,Bでも良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の電動機に
よれば、界磁部における磁極の角度幅を複数種類に異な
らせることで、ある回転角度においてコギングトルクが
大きく発生することをなくすことができ、全体的にコギ
ングトルクを低減することができる。
【0019】請求項2の電動機によれば、界磁部におけ
る磁極の角度幅を3種類とすることで製作が容易とな
る。請求項3の電動機によれば、電機子鉄心の半径寸法
をr[mm]、電機子鉄心の溝の幅寸法をt[mm]、
界磁部の磁極の数をp、界磁部における磁極の3種類の
角度幅をA,B,C[deg]としたとき、この角度幅
A,B,Cをほぼ前述した式で示される値に設定するこ
とにより、コギングトルクの一層の低減が図れるように
なる。請求項4の電動機によれば、界磁部の磁極を角度
幅A,B,A,Cの順に設けることにより、コギングト
ルクのより一層の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、ロータマグネットに
対する突極の相対的回転角度をずらした展開図
【図2】ブラシレスモータの縦断側面図
【図3】横断平面図
【図4】コギングトルクの変化を示す図
【図5】従来例を示す図1相当図
【図6】図4相当図
【符号の説明】
15はコア(電機子鉄心)、16はコイル(電機子巻
線)、22はロータマグネット(界磁部)、23は突
極、24は溝を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4n個(nは正の整数)の磁極を形成す
    る界磁部と、複数相の電機子巻線が巻装された突極およ
    び溝を有する電機子鉄心を具備したものにおいて、前記
    界磁部における磁極の角度幅を複数種類に異ならせたこ
    とを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】 界磁部における磁極の角度幅は3種類で
    あることを特徴とする請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 電機子鉄心の半径寸法をr[mm]、電
    機子鉄心の溝の幅寸法をt[mm]、界磁部の磁極の数
    をp、界磁部における磁極の3種類の角度幅をA,B,
    C[deg]としたとき、この角度幅A,B,Cをほぼ
    下記式で示される値に設定したことを特徴とする請求項
    2記載の電動機。 【数1】
  4. 【請求項4】 界磁部の磁極を角度幅A,B,A,Cの
    順に設けたことを特徴とする請求項3記載の電動機。
JP5158294A 1994-03-23 1994-03-23 電動機 Pending JPH07264831A (ja)

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JP5158294A JPH07264831A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 電動機

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JP5158294A JPH07264831A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 電動機

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JP5158294A Pending JPH07264831A (ja) 1994-03-23 1994-03-23 電動機

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JP (1) JPH07264831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205399A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Asmo Co Ltd モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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