JP7263971B2 - ロータ及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ及びモータに関するものである。
例えば、特許文献1に開示されたモータは、ロータの磁極部がロータコアに埋め込まれた永久磁石にて形成された埋込磁石型モータ(いわゆるIPM型モータ)である。また、特許文献1のモータは、ロータの各磁極部を形成する永久磁石が周方向に交互に異極となるように配置されたフルマグネット型のモータである。当該ロータにおいて、周方向に隣り合う磁極部同士の各間には、ロータコアの一部である中間コア部が設けられている。
特開2008-109799号公報
ところで、モータの小型化などの実現のために、ホール素子などの位置センサを廃止し、モータパラメータであるq軸インダクタンスを用いて回転位置推定を行うセンサレス制御が望まれている。しかしながら、上記のような中間コア部を有するロータでは、ロータの回転位置によるq軸インダクタンスの変動幅が大きくなる傾向があるため、上記センサレス制御における回転位置の推定の精度に影響が生じてしまう問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、q軸インダクタンスの変動を抑制できるロータ及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、回転軸(14)と、前記回転軸に対して同軸に固定された円筒状のロータコア(21)と、前記ロータコアに埋設された永久磁石(22)、及び、前記ロータコアの一部であって前記永久磁石の径方向外側に位置する外周コア部(23a)を有する磁石磁極部(23)と、を備え、前記磁石磁極部は、周方向に沿って交互に異極となるように複数設けられ、周方向に隣り合う前記磁石磁極部同士の各間に、前記ロータコアの一部である中間コア部(24)が設けられたロータであって、前記ロータコアは、前記磁石磁極部の前記外周コア部と前記中間コア部とを周方向に繋ぐブリッジ部(25)を備え、前記磁石磁極部は、周方向の一方側で隣り合う前記中間コア部とは前記ブリッジ部によって繋がり、周方向の他方側で隣り合う前記中間コア部とは、前記ロータコアの外周面から径方向内側に窪むように凹設された溝部(27)によって隔てられている。
上記課題を解決するモータは、環状のステータ(12)と、前記ステータの内側に設けられたロータ(13)と、を備えたモータであって、前記ロータは、回転軸(14)と、前記回転軸に対して同軸に固定された円筒状のロータコア(21)と、前記ロータコアに埋設された永久磁石(22)、及び、前記ロータコアの一部であって前記永久磁石の径方向外側に位置する外周コア部(23a)を有する磁石磁極部(23)と、を備え、前記磁石磁極部は、周方向に沿って交互に異極となるように複数設けられ、周方向に隣り合う前記磁石磁極部同士の各間に、前記ロータコアの一部である中間コア部(24)が設けられ、前記ロータコアは、前記磁石磁極部の前記外周コア部と前記中間コア部とを周方向に繋ぐブリッジ部(25)を備え、前記磁石磁極部は、周方向の一方側で隣り合う前記中間コア部とは前記ブリッジ部によって繋がり、周方向の他方側で隣り合う前記中間コア部とは、前記ロータコアの外周面から径方向内側に窪むように凹設された溝部(27)によって隔てられている。
上記のロータ及びモータによれば、磁石磁極部が周方向他方側の中間コア部に対して溝部によって隔てられているため、高トルク・低回転域における中間コア部での磁気飽和を抑制でき、その結果、q軸インダクタンスの変動を抑制できる。その結果、例えば、センサレス制御における回転位置推定の精度の向上に寄与できる。
実施形態のモータの断面図。 同形態のロータを一部拡大して示す平面図。 同形態におけるロータの軸方向に沿った断面図。 第1の比較構成を示す平面図。 第2の比較構成を示す平面図。 変更例のロータを一部拡大して示す平面図。 変更例のロータを一部拡大して示す平面図。 (a)(b)変更例のロータを説明するための説明図。 変更例のロータを一部拡大して示す平面図。 変更例のロータを一部拡大して示す平面図。
以下、ロータを備えたモータの一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のモータ10は、埋込磁石型(IPM型)のブラシレスモータである。モータ10は、モータハウジング11の内周面に固定された円環状のステータ12と、ステータ12の内側に配置されたロータ13とを備えている。ロータ13は、ステータ12と同軸に配置された回転軸14を有している。回転軸14は、モータハウジング11に対して図示しない軸受を介して回転可能に支持されている。
ステータ12は、円環状のステータコア15を有し、該ステータコア15の外周面がモータハウジング11に固定されている。なお、ステータコア15は、例えば電磁鋼板からなる複数のコアシートが軸方向に積層されて構成されている。ステータコア15は、モータハウジング11の内周面に固定された円筒状の環状部Rと、その環状部Rの内周面から径方向内側に延設された複数のティースTとを備えている。本実施形態のティースTの数は12個で構成され、互いに同一形状をなしている。各ティースTは周方向において等間隔に設けられている。本実施形態の各ティースTは周方向に30度間隔で設けられている。また、本実施形態の各ティースTは、径方向の外側端部から内側端部に亘って一定幅をなすストレート形状とされている。
各ティースTには3相の巻線16が巻装されている。各相の巻線16に3相電源電圧が印加されると、ステータ12に回転磁界が形成される。このステータ12側の回転磁界とロータ13側の磁界との相互作用によりロータ13が回転される。なお、ロータ13は、軸線Lを中心とする周方向の両方向に回転するように制御される。
ロータ13は、回転軸14と、回転軸14に対して同軸に固定された円筒状のロータコア21と、ロータコア21の内部に埋設された複数の永久磁石22とを備えている。なお、図3に示すように、ロータコア21は、例えば電磁鋼板からなる複数のコアシート21sが軸方向に積層されて構成されている。
図1及び図2に示すように、ロータ13には、互いに同一形状の10個の永久磁石22が用いられ、各永久磁石22はロータコア21の外周面付近において、周方向等間隔に配置されている。なお、本実施形態の各永久磁石22は周方向に36度間隔で配置されている。ロータコア21は、10個の永久磁石22にそれぞれ対応してロータコア21に形成された10個の磁石収容孔21aを有し、各磁石収容孔21aに各永久磁石22が収容されている。各永久磁石22はロータコア21の外周面において、周方向に交互に異極となる磁石磁極部23を形成し、ロータ13の極数は10極とされている。また、ロータ13は、その全ての磁極の各々に永久磁石22を備えるフルマグネット型のロータである。
各永久磁石22は、例えば焼結磁石や、磁石粉を樹脂と混合して成型固化したボンド磁石などからなる。また、当該ボンド磁石は、例えばプラスチックマグネットやゴムマグネットなどである。また、本実施形態の永久磁石22は略直方体状をなし、永久磁石22の側面のうちの最も広い面がロータ13の径方向と直交するように設けられている。
ロータコア21は、周方向に隣り合う磁石磁極部23同士の各間において、中間コア部24を備えている。中間コア部24は、磁石磁極部23と同数、すなわち10個設けられている。各中間コア部24は、周方向に隣り合う互いに異極の磁石磁極部23の間に位置している。また、中間コア部24は、互いに異なる形状の第1中間コア部24Aと第2中間コア部24Bとからなる。第1中間コア部24A及び第2中間コア部24Bの数は同数、すなわち、それぞれ5個である。第1中間コア部24A及び第2中間コア部24Bは周方向において交互に配置されている。
図2に示すように、第1中間コア部24Aは、両隣の磁石磁極部23と繋がる一対のブリッジ部25を有している。各ブリッジ部25は、第1中間コア部24Aの径方向外側端部から周方向両側に延びるとともに、当該第1中間コア部24Aの両隣の磁石磁極部23の外周コア部23a繋がっている。外周コア部23aは、各磁石磁極部23において永久磁石22の径方向外側に位置するロータコア21の一部である。
各ブリッジ部25の径方向内側には、磁気抵抗部としての空隙部26が形成されている。磁石収容孔21aの周方向一端部から延長するように形成されている。すなわち、磁石収容孔21aと空隙部26とは互いに連通している。磁石磁極部23を構成する永久磁石22と第1中間コア部24Aとは、空隙部26を介して周方向に対向している。なお、磁石収容孔21a及び空隙部26は、ロータコア21を軸方向に貫通している。また、各ブリッジ部25は高い磁気抵抗を備えることが望ましい。具体的には、ブリッジ部25を径方向に潰して細くしたり、もしくは、ブリッジ部25を形成する各コアシート21sの部位を軸方向に潰したりすることで、ブリッジ部25の磁気抵抗を高めることが望ましい。
一方、第2中間コア部24Bは、両隣の磁石磁極部23に対して、前記第1中間コア部24Aのようなブリッジ部25を介して繋がっていない。詳しくは、第2中間コア部24Bとその両隣の磁石磁極部23との間にはそれぞれ、ロータコア21の外周面から径方向に窪む溝部27が形成されている。磁石磁極部23と第2中間コア部24Bとは、溝部27を介して周方向に対向している。すなわち、溝部27は、磁石磁極部23と第2中間コア部24Bとの間の磁気抵抗部として構成されている。なお、溝部27は、ロータコア21の軸方向の一端から他端まで軸方向に沿って形成されている。
なお、本実施形態では、磁石収容孔21aの空隙部26が形成されていない側の周方向端部を形成する壁部21bがロータコア21の一部として形成されている。そして、溝部27は、壁部21bにより磁石収容孔21aに対して区画されている。すなわち、溝部27と磁石収容孔21aとは互いに連通していない。
ロータコア21を構成する各コアシート21sは、1枚ずつまたは複数枚ずつ、各第1分割コア31の間の角度間隔、すなわち、本実施形態では72度回転しつつ積層されている。
図3に示すように、ロータ13は、ロータコア21の軸方向両端面に固定される一対のカバーCを備えている。なお、図1及び図2では、説明の便宜のため、カバーCの図示を省略している。一対のカバーCは、各磁石収容孔21aの軸方向両端の開口をそれぞれ塞いでいる。これにより、各磁石収容孔21aからの各永久磁石22の脱落が抑制されるようになっている。
[比較例について]
本実施形態のロータ13に対する比較例として、図4に示す第1の比較構成13Xと、図5に示す第2の比較構成13Yとを挙げる。なお、以下の各比較構成13X,13Yの説明において、上記実施形態と同じ符号は同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図4に示す第1の比較構成13Xでは、周方向に隣り合う磁石磁極部23同士の各間に設けられる中間コア部24が全て第1中間コア部24Aとされている。つまり、全ての中間コア部24が、両隣の磁石磁極部23とブリッジ部25を介して繋がっている。
一方、図5に示す第2の比較構成13Yでは、周方向に隣り合う磁石磁極部23同士の各間に設けられる中間コア部24が全て第2中間コア部24Bとされている。つまり、第2の比較構成13Yでは、上記実施形態のようなブリッジ部25が形成されておらず、各磁石磁極部23の周方向両側に溝部27が形成されている。
本実施形態の作用について説明する。
まず、本実施形態のロータ13と上記第1の比較構成13Xとを比較する。
第1の比較構成13Xでは、高トルク・低回転域(以下、高トルク域と言う)での回転時において、磁石磁極部23からその周方向両側の中間コア部24への短絡磁束が各ブリッジ部25を介して生じる。これにより、高トルク域において、各中間コア部24で磁気飽和が生じやすくなり、その結果、各中間コア部24を通るq軸磁束の通りやすさ、すなわち、q軸インダクタンスの変動量が大きくなる。
この点、本実施形態のロータ13では、磁石磁極部23と第2中間コア部24Bとが溝部27によって隔てられていることから、高トルク域での回転時において、第2中間コア部24Bが受ける磁石磁極部23の磁束の影響が少ない。これにより、高トルク域において、第2中間コア部24Bで磁気飽和が生じにくくなり、その結果、第1の比較構成13Xに比べて、ロータ13全体におけるq軸インダクタンスの変動量が小さくなる。
また、本実施形態のロータ13は、第2の比較構成13Yと比較して、低トルク・高回転域(以下、高回転域と言う)でのq軸インダクタンスの変動量が小さくなる。
このように、本実施形態のロータ13は、高トルク域及び高回転域の双方において、q軸インダクタンスの変動量が大きくなることが抑えられるようになっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)磁石磁極部23は、周方向の一方側で隣り合う第1中間コア部24Aとはブリッジ部25によって繋がり、周方向の他方側で隣り合う第2中間コア部24Bとは、ロータコア21の外周面から径方向内側に窪むように凹設された溝部27によって隔てられている。これにより、高トルク域及び高回転域の双方において、q軸インダクタンスの変動を抑制できる。その結果、例えば、センサレス制御における回転位置推定の精度の向上に寄与できる。
(2)中間コア部24は、周方向の両隣の磁石磁極部23に対しそれぞれブリッジ部25を介して繋がる第1中間コア部24Aと、周方向の両隣の磁石磁極部23に対しそれぞれ溝部27によって隔てられている第2中間コア部24Bとを、周方向において交互に有している。この構成によれば、第1中間コア部24A及び第2中間コア部24Bからなる各中間コア部24を、周方向において対称的な形状とすることが可能となり、その結果、コギングトルクを小さく抑えることが可能となる。また、この構成によれば、高トルク域における出力トルクの変動、すなわち、トルクリップルを抑えることが可能となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。なお、以下の説明において上記実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
・回転軸14及びロータコア21を含むロータ13を、軸線Lを中心とする周方向の一方方向のみに回転するように制御してもよい。この場合の好適なロータ13の構成の一例を図6及び図7に示す。なお、図6及び図7においては、反時計回り方向の矢印Dがロータ13の回転方向を示している。
図6に示すロータ13では、各中間コア部24が、回転方向Dの後方側で隣り合う磁石磁極部23に対しブリッジ部25を介して繋がるとともに、回転方向Dの前方側で隣り合う磁石磁極部23に対しては溝部27によって隔てられている。このような構成によれば、高回転域におけるq軸インダクタンスの変動をより一層抑えることが可能となる。
また、図7に示すロータ13では、各中間コア部24が、回転方向Dの前方側で隣り合う磁石磁極部23に対しブリッジ部25を介して繋がるとともに、回転方向Dの後方側で隣り合う磁石磁極部23に対しては溝部27によって隔てられている。このような構成によれば、高トルク域におけるq軸インダクタンスの変動をより一層抑えることが可能となる。また、高回転域におけるq軸インダクタンスの平均値を向上させることが可能となり、その結果、出力トルクの平均値を向上させることが可能となる。
・ロータコア21を、軸方向に並設された第1分割コア31と第2分割コア32とから構成してもよい。なお、図3に示す構成では、ロータコア21の軸方向の半分が第1分割コア31とされ、残りの半分が第2分割コア32とされている。また、第1分割コア31及び第2分割コア32の各々は、上記実施形態と同形状のコアシート21sが複数積層されて構成されている。
そして、図8(a)(b)に示すように、第1分割コア31の各第1中間コア部24Aと、第2分割コア32の各第2中間コア部24Bとが軸方向に重なるように構成されている。また、第1分割コア31の各第2中間コア部24Bと、第2分割コア32の各第1中間コア部24Aとが軸方向に重なるように構成されている。すなわち、第1分割コア31の各ブリッジ部25の位置と、第2分割コア32の各ブリッジ部25の位置とは、周方向において互いに異なるように構成されている。この構成によれば、出力トルクの変動、すなわち、トルクリップルを好適に抑えることが可能となる。なお、ロータコア21を構成する分割コアの数は2つに限らず、3つ以上としてもよい。
・図9に示すように、磁石磁極部23において、上記実施形態の壁部21bを省略してもよい。同図に示す構成では、磁石収容孔21aの空隙部26が形成されていない側の周方向端部において、溝部27側に開放する開放部41が形成されている。すなわち、磁石収容孔21aは、開放部41を介して溝部27と連通している。また、この構成では、外周コア部23aにおける周方向の第2中間コア部24B側の端部がロータコア21本体と繋がっておらず、外周コア部23aの周方向の一端部のみが第1中間コア部24Aと繋がっている片持ち形状をなす。この構成によれば、磁石収容孔21aの周方向の一端部が開放されることから、磁石収容孔21aに対する永久磁石22の組付性が向上される。
なお、この構成を上記の第1分割コア31及び第2分割コア32の各々に適用した場合、第1分割コア31では磁石収容孔21aの周方向一方側が開放され、第2分割コア32では磁石収容孔21aの周方向他方側が開放される。すなわち、磁石収容孔21aの周方向一端がロータコア21の軸方向全体に亘って溝部27側に開放された構成にはならない。このため、磁石収容孔21aに対する永久磁石22の組付性を向上しつつも、永久磁石22が周方向の溝部27側に位置ずれすることを抑制できる。
・また、図9に示すような構成において、永久磁石22の周方向端部に当接可能な当接部を、磁石収容孔21aの開放部41に備えてもよい。例えば、図10に示すロータ13は、合成樹脂やアルミニウムなどの非磁性体からなる当接部42を備えている。当接部42は各開放部41に対応して複数設けられている。また、各当接部42は各溝部27に挿入されている。当接部42は、開放部41の軸方向の一部を、周方向から閉塞するように設けられ、当接部42は永久磁石22の周方向端部に当接可能とされている。なお、各当接部42は、一対のカバーCにそれぞれ一体に設けられることが好ましい。このような構成によれば、永久磁石22の開放部41側への移動を当接部42によって規制することができる。これにより、磁石収容孔21a内の永久磁石22が、周方向の溝部27側に位置ずれすることを抑制できる。なお、当接部42を非磁性体とすることで、当接部42の磁路への影響は抑えられる。
・上記実施形態では、ティースTは、径方向の外側端部から内側端部に亘って一定幅をなすストレート形状とされたが、これ以外に例えば、ティースTの径方向内側端部から周方向の両側に延出する延出部を備えた形状としてもよい。
・上記実施形態における磁石磁極部23の数、すなわちロータ13の極数と、ティースTの数、すなわちスロット数は例示であり、14極:12スロットなどに適宜変更可能である。
10…モータ、12…ステータ、13…ロータ、14…回転軸、21…ロータコア、21a…磁石収容孔、22…永久磁石、23…磁石磁極部、23a…外周コア部、24…中間コア部、24A…第1中間コア部、24B…第2中間コア部、25…ブリッジ部、27…溝部、31…第1分割コア、32…第2分割コア、41…開放部、42…当接部。

Claims (7)

  1. 回転軸(14)と、
    前記回転軸に対して同軸に固定された円筒状のロータコア(21)と、
    前記ロータコアに埋設された複数の永久磁石(22)、及び、前記ロータコアの一部であって前記永久磁石の径方向外側に位置する外周コア部(23a)を有する磁石磁極部(23)と、を備え、
    前記ロータコアは、周方向に複数の磁石収容孔(21a)を有し、各磁石収容孔にはそれぞれ前記永久磁石が収容されており、
    前記磁石磁極部は、周方向に沿って交互に異極となるように複数設けられているとともに前記磁石磁極部の前記永久磁石は略直方体状をなし、前記永久磁石の側面のうちの最も広い面がロータ(13)の径方向と直交するように設けられ、
    周方向に隣り合う前記磁石磁極部同士の各間に、前記ロータコアの一部である中間コア部(24)が設けられたロータであって、
    前記ロータコアは、前記磁石磁極部の前記外周コア部と前記中間コア部とを周方向に繋ぐブリッジ部(25)を備え、
    前記磁石磁極部は、周方向の一方側で隣り合う前記中間コア部とは前記ブリッジ部によって繋がり、周方向の他方側で隣り合う前記中間コア部である第2中間コア部(24B)とは、前記ロータコアの外周面から径方向内側に窪むように凹設された溝部(27)によって隔てられており、
    前記第2中間コア部と周方向両隣の前記磁石磁極部との間にはそれぞれ、前記溝部が設けられ、
    前記第2中間コア部の周方向両隣の前記磁石磁極部の前記溝部側の端部には、前記ロータコアの一部である壁部(21b)を有し、
    前記溝部は、前記壁部により前記磁石収容孔に対して区画されている、ロータ。
  2. 前記壁部を挟んで位置する前記溝部と前記磁石収容孔とは互いに連通していない、請求項1に記載のロータ。
  3. 前記中間コア部は、周方向の両隣の前記磁石磁極部に対しそれぞれ前記ブリッジ部を介して繋がる第1中間コア部(24A)と、周方向の両隣の前記磁石磁極部に対しそれぞれ前記溝部によって隔てられている前記第2中間コア部(24B)とを、周方向において交互に有している、請求項1又は請求項2に記載のロータ。
  4. 前記ロータコアは一方方向に回転するように制御されるものであり、
    前記各中間コア部は、前記ロータコアの回転方向後方側で隣り合う前記磁石磁極部に対し前記ブリッジ部を介して繋がり、回転方向前方側で隣り合う前記磁石磁極部に対し前記溝部によって隔てられている、請求項1又は請求項2に記載のロータ。
  5. 前記ロータコアは一方方向に回転するように制御されるものであり、
    前記各中間コア部は、前記ロータコアの回転方向前方側で隣り合う前記磁石磁極部に対し前記ブリッジ部を介して繋がり、回転方向後方側で隣り合う前記磁石磁極部に対し前記溝部によって隔てられている、請求項1又は請求項2に記載のロータ。
  6. 前記ロータコアは、軸方向に並設された複数の分割コア(31,32)からなり、
    前記複数の分割コアにおける前記ブリッジ部の位置が周方向において互いに異なるように構成されている、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のロータ。
  7. 環状のステータ(12)と、前記ステータの内側に設けられたロータ(13)と、を備えたモータであって、
    前記ロータは、回転軸(14)と、前記回転軸に対して同軸に固定された円筒状のロータコア(21)と、前記ロータコアに埋設された複数の永久磁石(22)、及び、前記ロータコアの一部であって前記永久磁石の径方向外側に位置する外周コア部(23a)を有する磁石磁極部(23)と、を備え、
    前記ロータコアは、周方向に複数の磁石収容孔(21a)を有し、各磁石収容孔にはそれぞれ前記永久磁石が収容されており、
    前記磁石磁極部は、周方向に沿って交互に異極となるように複数設けられているとともに前記磁石磁極部の前記永久磁石は略直方体状をなし、前記永久磁石の側面のうちの最も広い面がロータ(13)の径方向と直交するように設けられ、
    周方向に隣り合う前記磁石磁極部同士の各間に、前記ロータコアの一部である中間コア部(24)が設けられ、
    前記ロータコアは、前記磁石磁極部の前記外周コア部と前記中間コア部とを周方向に繋ぐブリッジ部(25)を備え、
    前記磁石磁極部は、周方向の一方側で隣り合う前記中間コア部とは前記ブリッジ部によって繋がり、周方向の他方側で隣り合う前記中間コア部である第2中間コア部(24B)とは、前記ロータコアの外周面から径方向内側に窪むように凹設された溝部(27)によって隔てられており、
    前記第2中間コア部と周方向両隣の前記磁石磁極部との間にはそれぞれ、前記溝部が設けられ、
    前記第2中間コア部の周方向両隣の前記磁石磁極部の前記溝部側の端部には、前記ロータコアの一部である壁部(21b)を有し、
    前記溝部は、前記壁部により前記磁石収容孔に対して区画されている、モータ。
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