JP2006149167A - 埋込磁石型モータ - Google Patents
埋込磁石型モータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006149167A JP2006149167A JP2004339365A JP2004339365A JP2006149167A JP 2006149167 A JP2006149167 A JP 2006149167A JP 2004339365 A JP2004339365 A JP 2004339365A JP 2004339365 A JP2004339365 A JP 2004339365A JP 2006149167 A JP2006149167 A JP 2006149167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- teeth
- circumferential direction
- rotor
- type motor
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
【課題】トルクの低下を抑制しながらトルクリップル及びコギングトルクを低減することができる埋込磁石型モータを提供する。
【解決手段】埋込磁石型モータは、略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバー11と該ティースバー11の先端に周方向に沿って形成されたティース先端部12とを有するティース7が、周方向に等角度間隔で形成されたステータコア8と、ティースバー11に巻回された巻線とを備えるステータを備える。ティース先端部12の先端面周方向中央部には軸方向に貫通する補助溝13が形成され、軸方向から見て補助溝13の面積はティース先端部12の面積の10%〜50%に設定されている。
【選択図】 図3
【解決手段】埋込磁石型モータは、略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバー11と該ティースバー11の先端に周方向に沿って形成されたティース先端部12とを有するティース7が、周方向に等角度間隔で形成されたステータコア8と、ティースバー11に巻回された巻線とを備えるステータを備える。ティース先端部12の先端面周方向中央部には軸方向に貫通する補助溝13が形成され、軸方向から見て補助溝13の面積はティース先端部12の面積の10%〜50%に設定されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、埋込磁石型モータに関するものである。
高効率モータとしては、埋込磁石型モータがある。埋込磁石型モータは、ロータコア内に複数のマグネット(磁石)が埋設されたロータを有するモータであり、複数のティースを有するステータが作り出す回転磁界とロータとの間のマグネットトルクに加え、ロータに形成される回転磁界の磁路(磁路形成部)に基づくリラクタンストルクを有効に利用することにより高いモータ効率を得ることができる。
このようなモータにおいては、コギングトルクの低下、及び負荷時のトルク脈動の低下が求められており、そのために、ステータのティース先端面(ロータコアに対向する面)に補助溝を形成する構成が公知である。例えば、特許文献1には、1つのティースに対して、周方向幅や径方向幅の寸法が所定範囲内に設定された4つの補助溝が形成されたモータが提案されている。
特開2003−61272号公報
しかしながら、上記特許文献1では、補助溝の大きさは周方向幅や径方向幅でそれぞれ設定されているため、両者の関係によっては、補助溝が大きく形成されることにより磁気抵抗が大きくなり、ロータのトルクが低下することが懸念される。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、トルクの低下を抑制しながらトルクリップル及びコギングトルクを低減することができる埋込磁石型モータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバーと該ティースバーの先端に周方向に沿って形成されたティース先端部とを有するティースが、周方向に等角度間隔で形成されたステータコアと、前記ティースバーに巻回された巻線とを備えるステータと、軸方向に貫通する収容孔が周方向に複数形成されたロータコアと、各前記収容孔にそれぞれ配設された永久磁石とを備え、前記ステータの内側に回転可能に収容されるロータと、を備えた埋込磁石型モータであって、前記ティース先端部の先端面周方向中央部には軸方向に貫通する補助溝が形成され、軸方向から見て前記補助溝の面積は前記ティース先端部の面積の10%〜50%に設定される。
請求項2に記載の発明では、略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバーと該ティースバーの先端に周方向に沿って形成されたティース先端部とを有するティースが、周方向に等角度間隔で形成されたステータコアと、前記ティースバーに巻回された巻線とを備えるステータと、軸方向に貫通する収容孔が周方向に複数形成されたロータコアと、各前記収容孔にそれぞれ配設された永久磁石とを備え、前記ステータの内側に回転可能に収容されるロータと、を備えた埋込磁石型モータであって、前記ティース先端部の先端面周方向両端部には、軸方向に貫通して周方向両側に向けて前記ロータの外周面から離間するように傾斜する傾斜部が形成され、軸方向から見て前記傾斜部の面積は前記ティース先端部の面積の10%〜30%に設定される。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の埋込磁石型モータにおいて、前記巻線がn相外部電源と接続され、前記永久磁石の磁極数がPであるとき、基本のティース数が「n×P」とされ、前記ティースの数は前記基本のティース数の2倍に設定される。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、前記ステータコアの外周面は、軸方向全域にわたって、軸方向から見て一定の径を有する円形状に形成される。
請求孔5に記載の発明では、請求項1〜4のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、前記永久磁石は、周方向に沿って径方向内側に凸の略V字形状に配置され、前記収容孔は、その外周側端部に該収容孔に沿って形成された外側延設部を有し、前記外側延設部は、周方向に隣り合うV字形状に配置された前記永久磁石の端部では互いに周方向に近接する位置に配置される。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、前記永久磁石は、周方向に沿って径方向内側に凸の略V字形状に配置され、前記ロータコアには、V字形状に配置された前記永久磁石の間に径方向に延びる磁路形成部が形成され、周方向に隣り合うV字形状に配置された前記永久磁石のV字をなす内側の角度が異なるように設定されて、隣り合う前記磁路形成部におけるそれぞれの周方向中心と、前記ティースの周方向中心とが同時にそれぞれ径方向に直列状態とならないように設定される。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、前記ロータコアには、前記永久磁石が配設された収容孔以外に、この部分よりも磁気抵抗の大きい部分がないように設定される。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ロータ外周面に対向するティース先端部の先端面周方向中央部には、軸方向に貫通する補助溝が形成され、軸方向から見て補助溝の面積はティース先端部の面積の10%〜50%に設定されている。このようにティース先端部に補助溝が形成されることで、ステータはロータに対してティース数が増加したように作用するため、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図ることができる。そして、この補助溝の面積を所定範囲内に設定することで、ティース先端部に補助溝を形成する場合に懸念されるトルクの低下を抑制することができる。即ち、ティース先端部に補助溝を形成することでティース先端部における空隙率が増加し磁気抵抗が大きくなるが、補助溝の面積をティース先端部の面積の10%〜50%とすることで、磁気抵抗が大きくなるのを抑制し、トルクの低下を抑制することができる。従って、トルクの低下を抑制しながら、トルクリップル及びコギングトルクを低減することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ロータ外周面に対向するティース先端部の先端面周方向中央部には、軸方向に貫通する補助溝が形成され、軸方向から見て補助溝の面積はティース先端部の面積の10%〜50%に設定されている。このようにティース先端部に補助溝が形成されることで、ステータはロータに対してティース数が増加したように作用するため、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図ることができる。そして、この補助溝の面積を所定範囲内に設定することで、ティース先端部に補助溝を形成する場合に懸念されるトルクの低下を抑制することができる。即ち、ティース先端部に補助溝を形成することでティース先端部における空隙率が増加し磁気抵抗が大きくなるが、補助溝の面積をティース先端部の面積の10%〜50%とすることで、磁気抵抗が大きくなるのを抑制し、トルクの低下を抑制することができる。従って、トルクの低下を抑制しながら、トルクリップル及びコギングトルクを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ロータ外周面に対向するティース先端部の先端面周方向両端部には、軸方向に貫通して周方向両側に向けてロータの外周面から離間するように傾斜する傾斜部が形成され、軸方向から見て傾斜部の面積はティース先端部の面積の10%〜30%に設定されている。このようにティース先端部に傾斜部が形成されることで、ロータ回転時のロータと各ティース先端部との間の磁束の授受が滑らかとなるため、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図ることができる。そして、この傾斜部の面積を所定範囲内に設定することで、ティース先端部に傾斜部を形成する場合に懸念されるトルクの低下を抑制することができる。即ち、ティース先端部に傾斜部を形成することでティース先端部における空隙率が増加し磁気抵抗が大きくなるが、傾斜部の面積をティース先端部の面積の10%〜30%とすることで、磁気抵抗が大きくなるのを抑制し、トルクの低下を抑制することができる。従って、トルクの低下を抑制しながら、トルクリップル及びコギングトルクを低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、巻線がn相外部電源と接続され、永久磁石の磁極数がPであるとき、基本のティース数が「n×P」とされ、ティースの数は前記基本のティース数の2倍に設定されるため、永久磁石とティース先端部との相互作用で発生するコギングトルクを抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ステータコアの外周面は、軸方向全域にわたって、軸方向から見て一定の径を有する円形状に形成されるため、ステータとロータとの間に発生する磁気吸引力が安定し、コギングトルクを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、収容孔はその外周側端部に収容孔に沿って形成された外側延設部を有し、外側延設部はV字形状に配置された永久磁石の端部において互いに周方向に近接する位置に配置されている。このため、ロータ回転時のロータとステータとの間の磁束の授受が滑らかとなり、トルクリップルを抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、隣り合う磁路形成部におけるそれぞれの周方向中心と、ティースの周方向中心とが同時にそれぞれ径方向に直列状態とならないため、隣り合う磁路形成部で同一の磁束分布になることが防止される。よって、トルクリップルを抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、ロータコアには、永久磁石が配設された収容孔以外に、この部分よりも磁気抵抗の大きい部分がないように設定されているため、磁気抵抗が大きくなることによりトルクが低下するのを抑制することができる。
本発明によれば、トルクの低下を抑制しながらトルクリップル及びコギングトルクを低減することができる埋込磁石型モータを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、埋込磁石型モータは、ハウジング1とステータ2とロータ3とを備える。ハウジング1は、略有底筒状のケース4と、ケース4の開口部(図1中、下端部)を閉塞するための蓋部5とを備える。そして、ステータ2はケース4の内周面に固定され、ロータ3はその回転軸6がケース4及び蓋部5に設けられた軸受4a,5aに支持されることでステータ2の内側に回転可能に収容される。
以下、本発明を具体化した第1実施の形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、埋込磁石型モータは、ハウジング1とステータ2とロータ3とを備える。ハウジング1は、略有底筒状のケース4と、ケース4の開口部(図1中、下端部)を閉塞するための蓋部5とを備える。そして、ステータ2はケース4の内周面に固定され、ロータ3はその回転軸6がケース4及び蓋部5に設けられた軸受4a,5aに支持されることでステータ2の内側に回転可能に収容される。
ステータ2は、略円筒状に形成され、周方向等角度間隔で軸中心に向かって延びるように形成された複数のティース7(図2参照)を有したステータコア8と、ティース7にインシュレータ9を介して巻回された巻線10とを備える。ステータコア8の外周面は、軸方向全域にわたって、突起や溝等の凹凸が形成されておらず、軸方向から見て一定の径を有する円形状に形成されている。なお、本実施の形態のステータコア8には60個のティース7が形成されている。
図2及び図3に示すように、ティース7は、ステータコア8の内周面にて軸中心に向かって延びるように形成されたティースバー11と、該ティースバー11の先端に周方向に沿って形成されたティース先端部12とを備える。ティース先端部12は、ティースバー11の先端に対し周方向両側に突出している。なお、図2及び図3においてはインシュレータ9及び巻線10の図示を省略している。また、本実施の形態では、巻線10はティース7に分布巻にて巻回され、該巻線10には位相差120度の3相交流電流が供給されることになる。
また、本実施の形態では、ティース先端部12の先端面周方向中央部に軸方向に貫通する補助溝13が形成されている。ティース先端部12に軸方向に貫通する補助溝13が形成されることで、ティース先端部12の先端面は周方向に第1ティース部12aと第2ティース部12bとに分割され、各ティース7はロータ3に対して2つのティースがあるように作用することとなる。また、軸方向から見て、補助溝13の面積S2(図3において着色して示す部分)は、ティース先端部12の面積S1(図3においてハッチングにて示す部分)の10%〜50%となるように設定されている。この面積S1に対する面積S2の範囲の設定については後述する。なお、補助溝13の面積S2がティース先端部12の面積S1の10%〜50%となるのであれば、補助溝13の周方向幅及び径方向幅をどのような値に設定してもよい。
ロータ3は、図1及び図2に示すように、前記回転軸6と、ロータコア14と、複数のV字形状に配置された一対の永久磁石15,16とを備える。本実施の形態のロータコア14は、磁性粉体が焼結されて形成されており、その軸中心には回転軸6が嵌着される中心孔14aが形成されている。また、本実施の形態では、周方向に10対の永久磁石15,16が配置されている。なお、巻線10はn相(n=3)外部電源と接続され、永久磁石15,16の磁極数Pは10であるため、基本のティース数(n×P)は30となり、ティース7の数は、この基本のティース数の2倍の60個に設定されている。
また、ロータコア14には、図2に示すように、軸方向に貫通し、一対で径方向内側に凸の略V字形状をなす収容孔21a,21b〜30a,30bが、周方向に10対並んで形成されている。そして、ロータコア14には、隣り合う前記V字の間で径方向に延びる磁路形成部31〜40が形成される。ここで、収容孔21a,21b〜30a,30bが形成するV字は、後述する永久磁石15,16の形状(V字をなす内側の角度θ1,θ2等)に対応した形状とされる。また、各収容孔21a,21b〜30a,30bは、径方向に一定の範囲に配置される(径方向最内点と径方向最外点が同じとされる)。
また、各収容孔21a,21b〜30a,30bの両端部には、漏れ磁束(磁石のN極から直ぐに自身のS極に向かう磁束)を小さくすべく延設された内側延設部41及び外側延設部42が(孔の一部として)形成されている。詳しくは、一対の収容孔21a,21b(22a,23a〜30a,30b)の径方向内側端部には、互いに近接する側(前記端部の略半分)から延びて漏れ磁束を小さくするように内側延設部41が形成されている。また、一対の収容孔21a,21b(22a,22b〜30a,30b)の径方向外側端部には、互いに離間する側から延びて漏れ磁束を小さくするように外側延設部42が形成されている。即ち、外側延設部42は、周方向に隣り合うV字形状に配置された永久磁石15,16の端部において、互いに近接する位置に配置されている。このため、ステータ2とロータ3との間の磁束の授受が滑らかなものとなる。なお、本実施の形態では、外側延設部42は、軸方向に延びてロータコア14を貫通するように形成されている(図3及び図4参照)。
なお、例えば軸方向に複数の円盤状のコアシートが積層されて形成されるロータコアの場合は、それらコアシートにリベットを貫通させるためのリベット孔が形成されるが、本実施形態のロータコア14は磁性粉体が焼結して形成されており、複数のコアシートを固定するためのリベット孔が形成されていない。このため、ロータコア14は、収容孔21a,21b〜30a,30b以外には、この部分よりも磁気抵抗の大きい部分がないように形成されている。
そして、(内側延設部41及び外側延設部42を除く)収容孔21a,21b〜30a,30bには、径方向内側に凸の略V字形状に配置される永久磁石15,16が収容保持されている。本実施の形態では、永久磁石15,16は、4角柱状の一対の永久磁石15a,15b,16a,16bを各収容孔21a,21b〜30a,30bに交互に収容することで略V字状に配置してなる。隣り合う永久磁石15,16は、N極とS極とが逆に設定され、例えば永久磁石15(永久磁石15a,15b)は径方向外側(V字をなす形状において内側)がN極、永久磁石16(永久磁石16a,16b)は径方向外側がS極に設定される。
また、周方向に隣り合うV字形状に配置された永久磁石15,16のV字をなす内側の角度θ1,θ2は、異なるように設定されている。つまり、ロータコア14は、内側が角度θ1とされた永久磁石15と、内側が角度θ2とされた永久磁石16とが、周方向に交互に配設されている。本実施の形態では、角度θ2の方が角度θ1よりも大きくなるように設定されている。上述したように、各前記収容孔21a,21b〜30a,30bは、径方向に一定の範囲内で形成されているため、内側の角度が大きい永久磁石15の方が、永久磁石16より若干多く(長く)磁石が使用されることになる。このように、V字をなす内側の角度θ1,θ2がそれぞれ設定された永久磁石15,16を用いたロータ3では、隣り合う磁路形成部31〜40におけるそれぞれの周方向中心と、ティース7の周方向中心とが同時にそれぞれ径方向に直列状態とならないように設定されている。
なお、図3に示すように、本実施の形態では、ロータコア14にV字形状に配置される永久磁石15(16)の周方向幅W1は、径方向幅W2の略17%に設定されている。このように永久磁石15,16の周方向幅が設定されることで、周方向に多くの磁石を使用でき、高トルク化を図ることができる。
上記のように構成された埋込磁石型モータでは、リラクタンストルク及びマグネットトルクを駆動力としてロータ3を高いモータ効率で回転駆動させることができる。
ここで、上述した面積S1に対する面積S2の範囲の設定について詳述する。
ここで、上述した面積S1に対する面積S2の範囲の設定について詳述する。
本実施の形態の埋込磁石型モータを回転させてロータ3回転時のトルク及びトルクリップルを測定すると、図5に示すような結果が得られた。同図には、補助溝13の面積率に対するトルク率L1及びリップル率L2の変化が示されている。ここで、面積率とはティース先端部12の面積S1に対する補助溝13の面積S2の比率である(図3参照)。また、トルク率L1とはティース先端部12の未加工時(ティース先端部12に補助溝13が形成されていないとき)のトルクに対する補助溝13形成時のトルクの比率であり、リップル率L2はティース先端部12未加工時のトルクリップルに対する補助溝13形成時のトルクリップルの比率である。
図5に示すように、前記面積率が10%〜50%の範囲であると、トルク率L1の低下は5%以内に抑えられており、ロータ3はティース先端部12未加工時の95%以上のトルクで回転可能である。また、リップル率L2は前記面積率が大きいほど低下する傾向を示しており、面積率が10%よりも大きければリップル率L2は90%よりも小さくなっており、トルクリップルが十分低減される。
従って、面積率の範囲を10%〜50%とすれば、トルク低下を抑えながらトルクリップルの低下を図ることができる。
次に、本実施形態における埋込磁石型モータの特徴的な作用効果を記載する。
次に、本実施形態における埋込磁石型モータの特徴的な作用効果を記載する。
(1)ロータ3外周面に対向するティース先端部12の先端面周方向中央部には、軸方向に貫通する補助溝13が形成され、軸方向から見て補助溝13の面積S2はティース先端部12の面積S1の10%〜50%に設定されている。このようにティース先端部12に補助溝13が形成されることで、ステータ2はロータ3に対してティース数が増加したように作用するため、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図ることができる。そして、この補助溝13の面積S2を所定範囲内に設定することで、ティース先端部12に補助溝13を形成する場合に懸念されるトルクの低下を抑制することができる。即ち、ティース先端部12に補助溝13を形成することでティース先端部12における空隙率が増加し磁気抵抗が大きくなるが、補助溝13の面積S2をティース先端部12の面積S1の10%〜50%とすることで、磁気抵抗が大きくなるのを抑制し、トルクの低下を抑制することができる。従って、トルクの低下を抑制しながら、トルクリップル及びコギングトルクを低減することができる。
(2)巻線10がn相外部電源(n=3)と接続され、永久磁石15,16の磁極数Pが10であるとき、基本のティース数が「30」とされ、ティース7の数は基本のティース数の2倍に設定されるため、永久磁石15,16とティース先端部との相互作用で発生するコギングトルクを抑制することができる。
(3)隣り合う磁路形成部31〜40におけるそれぞれの周方向中心と、ティース7の周方向中心とが同時にそれぞれ径方向に直列状態とならないため、隣り合う磁路形成部31〜40で同一の磁束分布になることが防止される。よって、トルクリップルを抑制することができる。
(4)ステータコア8は、軸方向から見て一定の径を有する円形状の外周面を有するため、ステータ2とロータ3との間に発生する磁気吸引力が安定し、コギングトルクを抑制することができる。
(5)収容孔21a,21b〜30a,30bは、その外周側端部に収容孔21a,21b〜30a,30bに沿って形成された外側延設部42を有し、外側延設部42はV字形状に配置された永久磁石15,16の端部において互いに周方向に近接する位置に配置されている。このため、ロータ3回転時のロータ3とステータ2との間の磁束の授受が滑らかとなり、トルクリップルを抑制することができる。
(6)ロータコア14には、永久磁石15,16が配設された収容孔21a,21b〜30a,30b以外には、この部分よりも磁気抵抗が大きくなる部分がないように設定されているため、磁気抵抗が大きくなることによりトルクが低下するのを抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施の形態を図6〜図8に従って説明する。本実施の形態では、図6に示すように、ティース先端部51の形状が前記第1実施の形態と若干異なっている。
以下、本発明を具体化した第2実施の形態を図6〜図8に従って説明する。本実施の形態では、図6に示すように、ティース先端部51の形状が前記第1実施の形態と若干異なっている。
図6に示すように、ティース先端部51の先端面周方向両端部には、軸方向に貫通して周方向両側に向けてロータ3の外周面から離間するように傾斜する傾斜部52が形成されている。軸方向から見た傾斜部52は、ティース先端部51の内側面51aに対して直線状に傾斜したテーパ状に形成されている。このため、ロータ3と各ティース先端部51との間の磁束の授受は、ロータ3の回転に伴い徐々に行われることとなる。
また、本実施の形態では、軸方向から見て、ティース先端部51に形成された傾斜部52の面積S12(図6において着色して示す部分)は、ティース先端部51の面積S11(図6においてハッチングにて示す部分)の10%〜30%となるように設定されている。なお、本実施の形態では、面積S12は、1つのティース先端部51に形成された2つの傾斜部52の面積を合計したものである。なお、面積S11に対する面積S12の範囲の設定については後述する。また、傾斜部52の面積S12がティース先端部51の面積S11の10%〜30%となるのであれば、傾斜部52の周方向幅及び径方向幅をどのような値に設定してもよい。
また、図7に示すように、本実施の形態のロータコア53には、上記第1の実施形態のロータコア14における外側延設部42に替えて、スキュー構造の外側空隙部54が形成されている。外側空隙部54は、各収容孔21a,21b〜30a,30b(V字永久磁石15,16)の径方向外側に形成されている。外側空隙部54は、永久磁石15,16の厚みと略同じ周方向幅を有しており、各収容孔21a,21b〜30a,30bの外側で軸方向に対して傾斜するように形成されている。このため、ロータ3回転時のロータ3とステータ2との間の磁束の授受が滑らかとなる。
ここで、上述した面積S11に対する面積S12の範囲の設定について説明する。
本実施の形態の埋込磁石型モータを回転させてロータ3回転時のトルク及びトルクリップルを測定すると、図8に示すような結果が得られた。同図には、傾斜部52の面積率に対するトルク率L11及びリップル率L12の変化が示されている。ここで、面積率とはティース先端部51の面積S11に対する傾斜部52の面積S12の比率である(図6参照)。また、トルク率L11とはティース先端部51の未加工時(ティース先端部51に傾斜部52が形成されていないとき)のトルクに対する傾斜部52形成時のトルクの比率であり、リップル率L12はティース先端部51未加工時のトルクリップルに対する傾斜部52形成時のトルクリップルの比率である。
本実施の形態の埋込磁石型モータを回転させてロータ3回転時のトルク及びトルクリップルを測定すると、図8に示すような結果が得られた。同図には、傾斜部52の面積率に対するトルク率L11及びリップル率L12の変化が示されている。ここで、面積率とはティース先端部51の面積S11に対する傾斜部52の面積S12の比率である(図6参照)。また、トルク率L11とはティース先端部51の未加工時(ティース先端部51に傾斜部52が形成されていないとき)のトルクに対する傾斜部52形成時のトルクの比率であり、リップル率L12はティース先端部51未加工時のトルクリップルに対する傾斜部52形成時のトルクリップルの比率である。
図8に示すように、前記面積率が10%〜30%の範囲であると、トルク率L11の低下は5%以内に抑えられており、ロータ3はティース先端部51未加工時の95%以上のトルクで回転可能である。また、リップル率L12は前記面積率が大きいほど低下する傾向を示しており、面積率が10%よりも大きければリップル率L12は90%よりも小さくなっており、トルクリップルが十分低減される。
従って、面積率の範囲を10%〜30%とすれば、トルク低下を抑えながらトルクリップルの低下を図ることができる。
次に、本実施形態における埋込磁石型モータの特徴的な作用効果を記載する。
次に、本実施形態における埋込磁石型モータの特徴的な作用効果を記載する。
(1)ロータ3外周面に対向するティース先端部51の先端面周方向両端部には、軸方向に貫通して周方向両側に向けてロータ3の外周面から離間するように傾斜する傾斜部52が形成され、軸方向から見た傾斜部52の面積S12はティース先端部51の面積S11の10%〜30%に設定されている。このようにティース先端部51に傾斜部52が形成されることで、ロータ3回転時のロータ3と各ティース先端部51との間の磁束の授受が滑らかとなるため、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図ることができる。そして、この傾斜部52の面積S12を所定範囲内に設定することで、ティース先端部51に傾斜部52を形成する場合に懸念されるロータ3回転時のトルクの低下を抑制することができる。即ち、ティース先端部51に傾斜部52を形成することでティース先端部51における空隙率が増加し磁気抵抗が大きくなるが、傾斜部52の面積S12をティース先端部51の面積S11の10%〜30%とすることで、磁気抵抗が大きくなるのを抑制し、トルクの低下を抑制することができる。従って、トルクの低下を抑制しながら、トルクリップル及びコギングトルクを低減することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1の実施形態において、ティース先端部12に形成される補助溝13の面積は、ティース先端部12の面積の10%〜50%となるのであれば、どのような値に設定してもよい。また、ティース先端部12に形成される補助溝13の面積がティース先端部12の面積の10%〜50%となるのであれば、ティース先端部12に形成される補助溝の数は1つに限定されず、2つ以上の補助溝を形成してもよい。
・上記第1の実施形態において、ティース先端部12に形成される補助溝13の面積は、ティース先端部12の面積の10%〜50%となるのであれば、どのような値に設定してもよい。また、ティース先端部12に形成される補助溝13の面積がティース先端部12の面積の10%〜50%となるのであれば、ティース先端部12に形成される補助溝の数は1つに限定されず、2つ以上の補助溝を形成してもよい。
・上記第2の実施形態において、ティース先端部51に形成される傾斜部52の面積は、ティース先端部51の面積の10%〜30%となるのであれば、どのような値に設定してもよい。また、ティース先端部51に形成される傾斜部52の面積がティース先端部51の面積の10%〜30%となるのであれば、傾斜部をどのように形成してもよく、例えばティース先端部51の外周面周方向に一方の端部のみに傾斜部を形成してもよい。また、傾斜部52の軸方向から見た形状をティース先端部51の内側面51aに対して直線状に傾斜したテーパ状としたが、傾斜部52の形状はこれに限らない。例えば、周方向両側に向けてロータ3の外周面から徐々に離間するように湾曲した形状としてもよい。
・上記各実施の形態では、ステータコア8の外周面は、軸方向全域にわたって、軸方向から見て一定の径を有する円形状に形成されたものとしたが、ステータコア8の外周面に溝等の凹凸を形成してもよい。
・上記各実施の形態では、収容孔21a,21b〜30a,30b及び永久磁石15,16を略V字形状としたが、これに限定されず、他の形状に変更してもよい。例えば、単に周方向に沿って(半径同一周回上に)配設される曲線状や直線状の磁石に変更してもよい。なお、勿論、この場合、収容孔21a,21b〜30a,30bの形状も適宜変更する必要がある。
・上記各実施の形態では、ロータコア14は磁性粉体を焼結して形成したものとしたが、ロータこら14の構成はこれに限定されず、例えば、ロータコアを軸方向に分割された複数の円盤状のコアシートを積層して形成してもよい。また、永久磁石を収容する収容孔の形状が異なるロータコアを軸方向に重ねて形成してもよい。
・上記各実施の形態では、各前記永久磁石15,16は、径方向に一定の範囲に配置され、永久磁石15の方が永久磁石16よりも若干多く(長く)磁石が使用されるものとしたが、すべての永久磁石を同一形状に変更してもよい。このようにすると、部品点数(磁石の種類)を少なくすることができる。
・上記各実施の形態では、永久磁石15,16は、4角柱状の一対の永久磁石15a,15b及び永久磁石16a,16bを略V字形状に配置してなるものとしたが、略V字形状に一体形成された永久磁石に変更してもよい。なお、この場合、形状(前記角度θ1、θ2)の異なる永久磁石を複数用いる必要がある。また、この場合、収容孔21a,21b〜30a,30bの形状を永久磁石に応じて変更する必要がある。
・上記第1実施の形態では、外側延設部42は、周方向に隣り合う永久磁石15,16の外周側端部では互いに近接する位置に配置されたものとしたが、外側延設部を他の形状としてもよい。例えば、周方向に隣り合う永久磁石15,16の外周側端部において、互いに離間する位置に配置してもよい。
・上記各実施の形態のティース7の数(60個)や永久磁石15,16の数(10対)等の数値は、適宜変更してもよい。
2…ステータ、3…ロータ、7…ティース、8…ステータコア、10…巻線、11…ティースバー、12,51…ティース先端部、13…補助溝、14,53…ロータコア、15,15a,15b,16,16a,16b…永久磁石、21a,21b〜30a,30b…収容孔、31〜40…磁路形成部、42…外側延設部、52…傾斜部、θ1,θ2…角度、P…磁極数、S1,S11…ティース先端部の面積、S2…補助溝の面積、S12…傾斜部の面積。
Claims (7)
- 略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバーと該ティースバーの先端に周方向に沿って形成されたティース先端部とを有するティースが、周方向に等角度間隔で形成されたステータコアと、前記ティースバーに巻回された巻線とを備えるステータと、軸方向に貫通する収容孔が周方向に複数形成されたロータコアと、各前記収容孔にそれぞれ配設された永久磁石とを備え、前記ステータの内側に回転可能に収容されるロータと、を備えた埋込磁石型モータであって、
前記ティース先端部の先端面周方向中央部には軸方向に貫通する補助溝が形成され、軸方向から見て前記補助溝の面積は前記ティース先端部の面積の10%〜50%に設定されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 略円筒状に形成され、軸中心に向かって延びるように形成されたティースバーと該ティースバーの先端に周方向に沿って形成されたティース先端部とを有するティースが、周方向に等角度間隔で形成されたステータコアと、前記ティースバーに巻回された巻線とを備えるステータと、軸方向に貫通する収容孔が周方向に複数形成されたロータコアと、各前記収容孔にそれぞれ配設された永久磁石とを備え、前記ステータの内側に回転可能に収容されるロータと、を備えた埋込磁石型モータであって、
前記ティース先端部の先端面周方向両端部には、軸方向に貫通して周方向両側に向けて前記ロータの外周面から離間するように傾斜する傾斜部が形成され、軸方向から見て前記傾斜部の面積は前記ティース先端部の面積の10%〜30%に設定されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 請求項1又は2に記載の埋込磁石型モータにおいて、
前記巻線がn相外部電源と接続され、前記永久磁石の磁極数がPであるとき、基本のティース数が「n×P」とされ、前記ティースの数は前記基本のティース数の2倍に設定されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 請求項1〜3のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、
前記ステータコアの外周面は、軸方向全域にわたって、軸方向から見て一定の径を有する円形状に形成されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 請求項1〜4のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、
前記永久磁石は、周方向に沿って径方向内側に凸の略V字形状に配置され、前記収容孔は、その外周側端部に該収容孔に沿って形成された外側延設部を有し、前記外側延設部は、周方向に隣り合うV字形状に配置された前記永久磁石の端部では互いに周方向に近接する位置に配置されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 請求項1〜5のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、
前記永久磁石は、周方向に沿って径方向内側に凸の略V字形状に配置され、前記ロータコアには、V字形状に配置された前記永久磁石の間に径方向に延びる磁路形成部が形成され、周方向に隣り合うV字形状に配置された前記永久磁石のV字をなす内側の角度が異なるように設定されて、隣り合う前記磁路形成部におけるそれぞれの周方向中心と、前記ティースの周方向中心とが同時にそれぞれ径方向に直列状態とならないように設定されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。 - 請求項1〜6のうち何れか1項に記載の埋込磁石型モータにおいて、
前記ロータコアには、前記永久磁石が配設された収容孔以外に、この部分よりも磁気抵抗の大きい部分がないように設定されたことを特徴とする埋込磁石型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004339365A JP2006149167A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 埋込磁石型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004339365A JP2006149167A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 埋込磁石型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006149167A true JP2006149167A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36628197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004339365A Pending JP2006149167A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 埋込磁石型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006149167A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009046399A1 (de) | 2008-11-07 | 2010-05-20 | DENSO CORPORATION, Kariya-shi | Rotierende elektrische Maschine |
JP2014011890A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Jtekt Corp | 電動回転機およびその製造方法 |
US20150022044A1 (en) * | 2013-07-22 | 2015-01-22 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | System and method for reducing torque ripple in an interior permanent magnet motor |
CN112789787A (zh) * | 2018-09-27 | 2021-05-11 | 株式会社电装 | 励磁绕组型旋转电机 |
DE102018004886B4 (de) * | 2017-06-21 | 2021-05-12 | Fanuc Corporation | Rotor und rotierende elektrische Maschine |
-
2004
- 2004-11-24 JP JP2004339365A patent/JP2006149167A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102009046399A1 (de) | 2008-11-07 | 2010-05-20 | DENSO CORPORATION, Kariya-shi | Rotierende elektrische Maschine |
US8217547B2 (en) | 2008-11-07 | 2012-07-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rotating electric machine |
JP2014011890A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Jtekt Corp | 電動回転機およびその製造方法 |
US20150022044A1 (en) * | 2013-07-22 | 2015-01-22 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | System and method for reducing torque ripple in an interior permanent magnet motor |
DE102018004886B4 (de) * | 2017-06-21 | 2021-05-12 | Fanuc Corporation | Rotor und rotierende elektrische Maschine |
CN112789787A (zh) * | 2018-09-27 | 2021-05-11 | 株式会社电装 | 励磁绕组型旋转电机 |
CN112789787B (zh) * | 2018-09-27 | 2024-01-02 | 株式会社电装 | 励磁绕组型旋转电机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070057589A1 (en) | Interior permanent magnet rotor and interior permanent magnet motor | |
JP5301868B2 (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP2010098929A (ja) | ダブルギャップモータ | |
JP5865174B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
CN107040061B (zh) | 磁铁内置式马达 | |
KR20140091626A (ko) | 자속 집중형 모터 | |
US10020717B2 (en) | Dual stator, flux switching permanent magnet machine | |
JP2010035375A (ja) | モータ | |
JP7263971B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP5918941B2 (ja) | ロータ及びロータの製造方法 | |
JP2006149167A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP2006115584A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP6944675B2 (ja) | 回転子及び永久磁石式回転電機 | |
JP2007116822A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP2005218228A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
WO2021106153A1 (ja) | 回転電機 | |
JP6012046B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2004343886A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP2006025572A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP2006254598A (ja) | 埋込磁石型モータ | |
JP5814160B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP2003018770A (ja) | 回転電機 | |
JP2006025486A (ja) | 回転電機 | |
JP2012005251A (ja) | モータ | |
JP2010279156A (ja) | 永久磁石型回転機 |