JPH07263911A - 積層部品及びその中心周波数調整方法 - Google Patents

積層部品及びその中心周波数調整方法

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JPH07263911A
JPH07263911A JP6053959A JP5395994A JPH07263911A JP H07263911 A JPH07263911 A JP H07263911A JP 6053959 A JP6053959 A JP 6053959A JP 5395994 A JP5395994 A JP 5395994A JP H07263911 A JPH07263911 A JP H07263911A
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JP
Japan
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dummy
resonance
center frequency
laminated
pair
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Pending
Application number
JP6053959A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Tokunaga
裕美 徳永
Hiroharu Nishimura
弘治 西村
Kenichi Hasegawa
健一 長谷川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造方法が非常に簡略化でき、生産性が向上
する積層部品及びその中心周波数調整方法を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 共振部8の両面にダミー部7,11をそれぞ
れ設け、このダミー部7,11のセラミックシートの積
層枚数を調整することによって中心周波数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機器等に用いられ
る積層部品及びその中心周波数調整方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の積層部品について説明す
る。
【0003】従来から、積層部品は、マイクロ波通信機
器等の各種電子機器に使用されている。積層部品を上記
の電子機器に使用する場合、材料においては例えば特開
昭62−137895号公報に記載されてるセラミック
基板組成物等が用いられる。
【0004】また積層部品の中心周波数を所定の使用周
波数に調整する時には、トリミング用容量の付加やま
た、使用周波数帯に応じたパタン構成を各周波数帯毎に
作製する必要があった。このために積層部品の製造にお
いては、周波数帯に応じて各パタン設計、各パタン毎に
パタン印刷をする必要がある。この各パタンで容量を構
成し容量の増減で積層部品の中心周波数を所定の使用周
波数に近づけていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、コードレス電話機等の通信機機では、同一
形状で880MHz〜960MHz帯に使用周波数が数
種類あるためそれぞれの周波数に応じて積層部品の中心
周波数を変化させなければならないので、上述のように
複数のパタンを準備しなければならず、非常に製造が煩
雑になり生産性が悪かった。
【0006】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、製造を簡略化することができ、生産性が向上する積
層部品及びその中心周波数調整方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、共振部上に設けられたダミー部の厚さを変化させ
た。
【0008】
【作用】この構成により、部品の種類を減らすことがで
きる。
【0009】
【実施例】図1,図2は本発明の一実施例における積層
部品を示す斜視図及び分解斜視図である。図1におい
て、1は本体で、本体1は少なくとも1面に電極が形成
されたシートと、電極が形成されていないシートを積層
して構成されている。
【0010】2a〜2d及び3a〜3dはそれぞれ本体
1の側面に形成された側面電極で、側面電極2a〜2
d,3a〜3dはスクリーン印刷等によって構成されて
おり、構成材料としては銀などが用いられている。この
側面電極2a〜2d,3a〜3dによって本体1内に形
成されたシート上の電極を電気的に接合している。
【0011】本体1は図2に示されるような構成となっ
ている。図2において、4はアース部で、アース部4は
セラミックシート5の上にアース電極6を形成すること
によって構成されている。このアース電極6は例えば銀
などの導電材料によって構成されている。また、このア
ース電極6は本体1の内部のシールド性を向上させると
いう効果も有している。
【0012】7はアース部4の上に設けられ、複数のセ
ラミックシートを積層して構成されたダミー部、8はダ
ミー部7の上に設けられた共振部で、共振部8はセラミ
ックシート9の上に鏡面対象の一対の共振電極10をス
クリーン印刷等で形成して構成されている。11はダミ
ー部7とともに共振部8を挟むように設けられたダミー
部で、ダミー部11は複数のセラミックシートを積層し
て構成されている。このダミー部7とダミー部11の厚
さを調整することによって、共振部8の中心周波数を調
整する。すなわち本実施例の場合には、ダミー部7,1
1を構成する際に積層するセラミックシートの枚数を調
整することによってQ値を変化させることができるの
で、共振部8の中心周波数を変化させることができる。
従来例では、複数のパターンを形成しておかなければな
らないので、中心周波数を調整する際には非常に手間が
かかっていたが、本実施例では、例えば統一したセラミ
ックシートを作製しておけば、そのセラミックシートの
枚数の調整だけで良いので、部品の種類を低減させるこ
とができるので、生産性が良くなる。
【0013】なお(表1)に示すように、ダミー部7,
11のセラミックシートの枚数を変化させることによっ
て、中心周波数が変化していることがわかる。
【0014】
【表1】
【0015】12はダミー部11の上に設けられたアー
ス部で、アース部12はセラミックシート13の上にア
ース電極14をスクリーン印刷等で形成することによっ
て構成されている。
【0016】15はアース部12の上に設けられた容量
部で、容量部15は電極を形成していない複数のセラミ
ックシート16と、セラミックシート17の上に一対の
電極18をスクリーン印刷等で形成した容量シート19
より構成されている。この時セラミックシート14の枚
数を調整することによって、積層部品全体の容量の調整
を行う。この時容量シート19はアース電極14と接触
しないように配置される。
【0017】20は容量部15の上に形成された別の容
量部で、容量部20はセラミックシート21の上にスク
リーン印刷等によって一対の電極22を形成して構成さ
れている。
【0018】23は容量部20の上に設けられた別の容
量部で、容量部23は電極を形成していない複数のセラ
ミックシート24と、セラミックシート25の上に一対
の電極26をスクリーン印刷等で形成した容量シート2
7より構成されている。この時セラミックシート24の
枚数を調整することによって、積層部品全体の容量の調
整を行う。この時容量シート27は電極22と接触しな
いように配置される。
【0019】28は容量部23の上に形成された別の容
量部で、容量部28はセラミックシート29の上にスク
リーン印刷等によって一対の電極30を形成して構成さ
れている。
【0020】31は容量部28の上に設けられたアース
部で、アース部31はセラミックシート32の上にアー
ス電極33をスクリーン印刷等で形成することによって
構成されている。
【0021】34はアース部31上に設けられたカバー
材である。なお、これら各シートは側面電極2a〜2
d,3a〜3dによって電気的に接続されている。
【0022】なお、以上のセラミックシートは全て同一
材料でしかも同じ寸法のものが用いられる。構成材料と
しては、例えば、重量%表示で、ガラスフリットが60
〜95、チタン酸塩が5〜40からなる組成を有したセ
ラミック組成物で構成され、チタン酸塩としては具体的
にSrTiO3 ,CaTiO3 の少なくとも一方が用い
られ、またガラスフリットとしては、重量%でAl2
3 が50〜60、SiO2 が25〜30、PbOが7.
8〜8.3、CaOが3.3〜3.8、B2 3 が2.
5〜3.0、MgOが1.1〜1.5、Na2 Oが1.
1〜1.5等が用いられる。
【0023】また本実施例ではセラミックシートの厚み
は25μmとした。製造方法としては、まず広いセラミ
ックシートを複数枚作製し、その複数の広いセラミック
シートの内のいくつかに同じパターンの電極を形成す
る。この電極のパターンは例えばアース部12の電極1
4等を広いセラミックシート上に形成し、また別のセラ
ミックシートには電極22を形成する。すなわち図2に
示す電極のパターンを複数の広いセラミックシートにそ
れぞれ周期的に形成する。次に、この複数の広いセラミ
ックシートを図2に示す順番で積層して、40℃〜60
℃の温度下で圧力300〜500気圧/cm2 を加え各
シートを圧着する。そして、その圧着したものを所定の
型に切断し、その後に800℃〜1000℃で焼成して
図1に示す本体1を作製し、最後に互いの電極を電気的
に接合する2a〜2d,3a〜3dを形成して完成す
る。
【0024】
【発明の効果】本発明は、共振部上に設けられたダミー
部の厚さを変化させたことによって、部品の種類を減ら
すことができるので、製造方法が簡略化でき、生産性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における積層部品の斜視図
【図2】本発明の一実施例における積層部品の分解斜視
【符号の説明】
4,12,31 アース部 7,11 ダミー部 8 共振部 15,20,23,28 容量部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共振部と、前記共振部を挟むように設けら
    れた一対のダミー部と、前記一対のダミー部を挟むよう
    に設けられた一対のアース部と、前記一対のアース部の
    内で少なくとも一方のアース部上に設けられた容量部と
    を有した本体と、前記本体の側面に側面電極を設けたこ
    とを特徴とする積層部品。
  2. 【請求項2】共振部,アース部,容量部はそれぞれセラ
    ミックシート上に電極を形成して構成したことを特徴と
    する請求項1記載の積層部品。
  3. 【請求項3】セラミックシート上に共振電極を形成した
    共振部と、前記共振部を挟むように設けられ、複数のセ
    ラミックシートを所定枚積層して構成された一対のダミ
    ー部と、前記ダミー部を挟むように設けられ、アース電
    極を備えた一対のアース部と、前記一対のアース部の少
    なくとも一方のアース部上に電極を形成したセラミック
    シートを複数積層して各電極間で容量を構成する容量部
    とを有した本体と、前記本体の側面に設けられ、前記各
    電極を接続する側面電極を備えたことを特徴とする積層
    部品。
  4. 【請求項4】共振部上にダミー部を介してアース部及び
    容量部を積層する積層部品の製造方法であって、ダミー
    部の厚さを変えることによって中心周波数を調整するこ
    とを特徴とする積層部品の中心周波数調整方法。
  5. 【請求項5】ダミー部を複数のセラミックシートを積層
    して構成し、前記セラミックシートの積層枚数を調整し
    て中心周波数を調整することを特徴とする請求項4記載
    の積層部品の中心周波数調整方法。
JP6053959A 1994-03-24 1994-03-24 積層部品及びその中心周波数調整方法 Pending JPH07263911A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774797A3 (en) * 1995-11-20 1998-03-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. Laminated resonator and laminated band pass filter using same
US7649431B2 (en) 2006-10-27 2010-01-19 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Band pass filter
WO2023003266A1 (ko) * 2021-07-19 2023-01-26 삼성전자주식회사 경연성 인쇄 회로 기판 및 이를 포함하는 전자 장치

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US12101874B2 (en) 2021-07-19 2024-09-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Rigid flexible printed circuit board and electronic device including the same

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