JPH07263635A - キャパシタおよび半導体装置 - Google Patents

キャパシタおよび半導体装置

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JPH07263635A
JPH07263635A JP6048220A JP4822094A JPH07263635A JP H07263635 A JPH07263635 A JP H07263635A JP 6048220 A JP6048220 A JP 6048220A JP 4822094 A JP4822094 A JP 4822094A JP H07263635 A JPH07263635 A JP H07263635A
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ruo
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浩太 吉川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高誘電率酸化物をキャパシタとして成長する
とき導電率を低下されず、下地半導体との良好なコンタ
クトが可能な下部電極を提供する。 【構成】 Ru/(Srx Ca1-x )RuO3 の2層電
極(4/5)を下部電極とし、その上にPZT,SrT
iO3 などの酸化物高誘電体材料(6)を成長し、さら
に上部電極(7)を成膜する。このキャパシタは特に半
導体基板(1)上に作製するとき有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャパシタおよび半導体
装置、とりわけ酸化物高誘電体材料を用いたキャパシタ
を有する半導体装置に係る。
【0002】
【従来の技術】DRAMの高集積化に伴い、セルの容量
を確保する事が年々困難になってきている。このため電
極面積を稼ぐ事により容量を確保しようというのが一般
的動向である。即ち、電極構造を立体化し電極面積を稼
ぐわけであるが、これはプロセスの非常な複雑化を招い
ており現在では限界に近づいている。さらに集積化が進
行すればこの方法での容量の確保は難しくなる。一方、
誘電体自身の薄膜化も限界に来ている。そこで誘電体を
酸化物高誘電率材料に置き換えて容量を確保しようとい
う方法が検討されている。
【0003】現在の1トランジスタ/1キャパシタで構
成されるメモリセルを有するDRAMにおいてはキャパ
シタの下部電極はトランジスタのソース/ドレインに接
続されねばならない。従って下部電極はSi基板に設け
られた拡散層、あるいはSi基板上に形成された金属膜
で構成される。シリコンを電極として酸化物誘電体膜を
形成するとその界面にSiO2 が形成されて実効的な誘
電率は低下してしまう。そこで、シリコン上に金属電極
を形成する場合はPt/Taの複合電極が検討されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Pt/
Taを電極とした場合にも、その上に酸化物誘電体膜を
形成した場合には白金が酸素を透過するため実際にはT
aが酸化されてしまいSi基板とコンタクトできなくな
ってしまう。このために酸素のバリア性に優れた導電性
酸化物の検討が必要である。
【0005】そこで、本発明は、酸化物誘電体の下部電
極に導電性酸化物でしかも誘電体と結晶の整合性の優れ
た物を用いて、高い誘電率と低リーク電流を確保したま
まSi基板とコンタクトすることを可能にした半導体装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、金属ルテニウム層とその上の(Srx Ca
1-x )RuO3 (式中、0≦x≦1)の層の積層構造
(2層電極)からなる下部電極と、その下部電極上に酸
化物高誘電体材料からなるキャパシタ層と、キャパシタ
層上の上部電極とから構成されるキャパシタ、およびこ
のキャパシタを有することを特徴とする半導体装置を提
供する。
【0007】本発明は、主にシリコンなどの半導体基板
の導電性領域上に酸化物高誘電体材料からなるキャパシ
タを形成するための下地電極に関する。酸化物高誘電体
材料としては、チタン酸ストロンチウム、チタン酸スト
ロンチウムバリウム、チタンジルコニウム酸鉛(PZ
T)などが知られているが、これらの誘電率は従来のS
iO2 ,Si3 4 ,Ta2 3 などと比べて約2桁ほ
ども大きい。
【0008】本発明では、この酸化物高誘電体材料の下
地電極として(Srx Ca1-x )RuO3 /Ruの複合
構造を採用する。(Srx Ca1-x )RuO3 の結晶構
造はペロブスカイトであり、酸化物高誘電率材料である
SrTiO3 ,(Srx Ba1-x )TiO3 ,PZT等
と同じ結晶構造である。しかも、格子のマッチングもと
れている。SrRuO3 の格子定数はa=5.53,b
=5.57,C=7.85であるが90回転し擬立方晶
とみなすとa′=3.93となりSrTiO3 のa=
3.905と+0.64%のミスマッチである。CaR
uO3 を同様に90回転するとa′=3.85となりS
rTiO3 に対して−1.41%のミスマッチである。
(Srx Ca1-x )RuO3 としてSr:Caの固溶比
を変えた場合、ミスマッチはSrTiO3 に対して−
1.41〜+0.64%となり、良好なマッチングがと
れている。
【0009】このため(Srx Ca1-x )RuO3 の上
部に形成された誘電体は良好な結晶性を有しており、高
い誘電率と低いリーク電流を保持している。また(Sr
x Ca1-x )RuO3 は酸素のバリア性に優れているた
め酸化物誘電体を形成する際に(Srx Ca1-x )Ru
3 /Ruの2層電極を酸素が透過して半導体界面を酸
化し酸化物を形成する事が無い。またPt/Ta系のよ
うに電極自身が酸化する事も無い。
【0010】しかし、(Srx Ca1-x )RuO3 を直
接に半導体基板上に堆積すると、その堆積時に半導体基
板表面が酸化されることを防止するために、先ず金属ル
テニウム層を(Srx Ca1-x )RuO3 層の下地バリ
ヤ層とする。金属Ruは堆積時に下地半導体基板を酸化
することはなく、しかもその上に(Srx Ca1-x )R
uO3 を堆積する際に表面が酸化されても導電性は失な
われない。
【0011】従って、Ru層の厚みは(Srx
1-x )RuO3 の堆積時に下地半導体基板まで酸化が
及ばないようにできる厚さがあればよく、一般に20nm
以上、好ましくは50nm以上であるが、上限は特にな
い。生産性の点から適当な厚さを採用すればよい。一
方、(Srx Ca1-x )RuO3 層の厚みは、酸化物高
誘電体材料の堆積時に酸素が半導体基板に至ることを防
止できる厚さが必要であるが、その厚さは下地Ru層の
厚さによっても異なる。一般的には、良好な結晶を成長
させるためにCVD法では100nm以上、スパッタ法で
は50nm以上必要である。また、より厚くなると柱状結
晶が成長して表面荒れが生じる傾向があるので限定され
ないが250nm以下にするのが好ましい。
【0012】(Srx Ca1-x )RuO3 層上には酸化
物高誘電体層、さらに上層電極を設けてキャパシタを完
成する。酸化物高誘電体層の厚みは所望の誘電率に依存
すると、材質によって異なる。例えば、誘電率250に
するには50nm以上、350では100nm以上の厚さが
必要であろう。
【0013】
【実施例】図1〜3は実施例の半導体装置を証明する断
面図である。図1を参照すると、導電性領域1aを表面
に有するシリコン基板1を表面酸化してSiO2 膜2
(厚さ300nm)を形成し、導電性領域1a上に下部電
極形成部のSiO2 を開口し(3μm□)、ここに堆積
とエッチバックを用いてポリシリコン膜3を埋め込む。
【0014】次いで、ポリシリコン膜3上に、スパッタ
法で及び雰囲気3mTorr 、基板温度400℃の条件でR
u層4を厚さ30nmに成長した後、MOCVD法で、S
r−DPM(dipivaloylmetanato)、Ca−DPMをソ
ースガスとし、O2 気流中、基板温度500〜600℃
の条件で(Srx Ca1-x )RuO3 (x=0.5)層
5を厚さ70nmに成長した。
【0015】(Srx Ca1-x )RuO3 はスパッタ法
を用い、例えば、(SrCa)RuOターゲット、O2
雰囲気(O2 /Ar=9/1)、20mTorr の圧力、基
板温度400〜500℃でも堆積できる。図2を参照す
ると、Ru層4/(SrCa)RuO3 層5をアルゴン
雰囲気中でミリングしてパターニングした後、スパッタ
法でO2 /Ar=9/1の雰囲気、20mTorr の圧力、
基板温度350〜500℃でSrTiO3 層6を100
nm厚に成長した。
【0016】さらに、この上に上部電極としてPt膜7
をスパッタ法でAr雰囲気中、3mTorr の圧力下、常温
で100nm厚に成膜した。こうして作製したキャパシタ
を有する半導体装置を図3に示す。ここで、Si基板1
の背面をHFでエッチングしてAu膜を蒸着後、上部の
Pt電極との間でキャパシタンス測定とリーク電流の測
定を行なった。この結果、比誘電率は220、リーク電
流は2V印加時で1.0×10-9A/cm2 であった。
【0017】因みに、従来提案されているPt/Ta複
合下部電極の場合には、Ti又はTaが完全に酸化され
て、Si基板の背面のPt電極では全くコンタクトが取
れなかった。図2にこの従来例のキャパシタ下部電極
(SrTiO3 /Pt/Ta=100/100/100
nm)をラザフォードバックスキャタリング(RBS)分
析した結果を図4に示すが、Taが酸化し、Si表面も
酸化しているのが見られる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、SrTiO3 ,PZT
などの高誘電率酸化物誘電体を用いたキャパシタを下地
半導体と良好にコンタクトすることが可能になる。従っ
て、半導体側からコンタクトが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のキャパシタを含む半導体装置の製造工
程を示す。
【図2】実施例のキャパシタを含む半導体装置の製造工
程を示す。
【図3】実施例のキャパシタを含む半導体装置の断面を
示す。
【図4】従来例のSrTiO3 /Pt/TaのSBR分
析チャートである。
【符号の説明】
1…Si基板 1a…ドープ領域 2…SiO2 層 3…ポリシリコン層 4…Ru層 5…(SrCa)RuO3 層 6…SrTiO3 層 7…Pt膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8242 27/108 // H01G 4/33 9174−5E H01G 4/06 102

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ルテニウム層とその上の(Srx
    1-x )RuO3 (式中、0≦x≦1)の層の積層構造
    からなる下部電極と、該下部電極上の酸化物高誘電体材
    料層と、該酸化物高誘電体材料層上の上部電極とから構
    成されることを特徴とするキャパシタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャパシタを含むことを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記金属ルテニウム層の厚さが20nm以
    上である請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記(Srx Ca1-x )RuO3 層の厚
    さが50nm以上である請求項2又は3記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記xが0.5である請求項2,3又は
    4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記酸化物高誘電体材料層がチタン酸ス
    トロンチウムである請求項2,3,4又は5記載の半導
    体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100264429B1 (ko) * 1995-07-28 2000-08-16 니시무로 타이죠 반도체장치

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