JPH0726336Y2 - オゾナイザ - Google Patents

オゾナイザ

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JPH0726336Y2
JPH0726336Y2 JP9678989U JP9678989U JPH0726336Y2 JP H0726336 Y2 JPH0726336 Y2 JP H0726336Y2 JP 9678989 U JP9678989 U JP 9678989U JP 9678989 U JP9678989 U JP 9678989U JP H0726336 Y2 JPH0726336 Y2 JP H0726336Y2
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JP
Japan
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dielectric
discharge electrode
discharge
ozonizer
electrode
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JP9678989U
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JPH0338326U (ja
Inventor
淳 長谷川
隆 兵庫
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、冷却性に優れたオゾナイザに関する。
[従来の技術] 従来のオゾナイザの一例を第5図に示す。
このオゾナイザは、セラミック誘電体2aに埋め込まれた
誘導電極1aと、セラミック誘電体2aの表面に延設された
放電電極3aとからなり、誘導電極1aと放電電極3aとの間
に交流高電圧を印加することによって、セラミック誘電
体2aの表面に沿面放電を発生させてオゾンを生成してい
る。
ただ、上記オゾナイザは放電電極3aとセラミック誘電体
2aとの間の境界角部c1に帯電粉塵などが吸着されること
により、第6図に示すように境界角部cに次第に粉塵層
Dが付着堆積し、放電特性が不均一化するという欠点が
あった。
この問題を解決するために特開昭61−32981号公報は、
第7図及び第8図に示すように、放電電極3bとセラミッ
ク誘電体2bとの間に誘電体製のスペーサ4bを設けてい
る。このようにすると、スペーサ4bとセラミック誘電体
2bとの間の境界角部c2への電界集中が弱まって境界角部
c2への帯電粉塵の吸着が減少し、かつ、粉塵層Dが放電
電極3bに近接して形成されにくく、放電特性が不均一化
しにくい。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、スペーサ4bの肉厚が厚いと粉塵層Dが放
電電極3bの近傍に形成されにくい利点があるものの、誘
導電極1bと放電電極3bとの間隔が拡大するので放電電圧
の昇圧が必要となり、それにともない消費電力及び発熱
が増加する欠点があった。
一方、線状スペーサ4bの肉厚が薄いと、粉塵層Dが放電
電極3bの近傍に形成されやすくなる。放電電極3bに近接
して粉塵層Dが堆積されると、放電特性が不均一化し、
セラミック誘電体2bの特定の表面部分に放電電流が集中
してその表面部分が過熱し、クラックや絶縁劣化などの
問題が生じる可能性がある。
また、粉塵層Dが集積したり各部が加熱したりすると、
オゾン生成効率が低下する。特に、高湿度環境において
集積した粉塵層Dが吸湿するとオゾン生成効率が著しく
低下する。
本考案はこのような課題に鑑みなされたものであり、粉
塵層の形成を阻止して誘電体の耐久性及びオゾン生成効
率の改善を図ったオゾナイザを提供することを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本考案はオゾナイザは、表面に薄板状の誘電体が固着さ
れた板状の誘導電極と、前記誘電体の露出表面に突設さ
れた誘電体製の支持突起と、該支持突起により支持され
て前記誘電体表面と所定間隔を保って延設された線状の
放電電極とを有してなる。
[作用] 本考案のオゾナイザにおいて、放電電極は、誘電体で形
成された1個又は複数の支持突起により支持されて平坦
な誘電体表面から隔離されている。互いに対向する誘電
体と放電電極との間の間隙部には粉塵層が形成されにく
く、均一な放電が可能となるので、放電経路が誘電体の
特定の表面部分に集中することにより高エネルギのイオ
ンなどがこの特定の表面部分に射突してその部分が過熱
したり絶縁劣化したりすることが少ない。
ただ、支持突起と誘電体との境界部には依然として粉塵
層が付着堆積するが、この境界部は小面積であり、全体
の放電特性に及ぼす影響は小さい。
[実施例] 本考案のオゾナイザの一実施例を、第1図〜第3図によ
り説明する。
このオゾナイザは、第1図に示すように、主表面11が平
坦で裏面12に多数の冷却フィン13が規則的に突設された
板状の誘導電極1を有しており、誘導電極1の主表面11
の全面にわたって、アルミナ磁器製の薄平板からなる誘
電体2がアロンセラミック(商品名)のような無機接着
材によって接着されている。そして、誘電体2により覆
われていない誘導電極1の残りの全表面には上記無機接
着剤の塗付により形成された約100μm厚の絶縁薄膜
(図示せず)が被着されている。
誘電体2の露出した主表面の中央部には、アルミナ磁器
製の支持突起4が上記無機接着剤によって接着されてい
る。この支持突起4は上端開口で開口面形状が略長方形
である凹部40をもつ筒状体であって、支持突起4の底部
に螺子孔41が穿設されており、凹部40の側面を区画する
その周壁部の2箇所に切欠部42が設けられている。
この螺子孔41には螺子5が螺合しており、螺子5は、ワ
ッシャ9、圧着端子8、放電電極3、スリーブ7、コイ
ルスプリング6を順次貫通して、それらを一体に保持し
ている。コイルスプリング6はその一端が凹部40の底面
に係止され、その他端はスリーブ7を上方に付勢してい
る。スリーブ7の外周側面は凹部40の内周側面に接して
おり、スリーブ7は上記周壁部の内周側面に案内されて
上下方向に変位可能となっている。
放電電極3は、その中央部において第3図に示すように
小径円弧状に湾曲して形成された係合部31をもつ1本の
線状のチタン線で形成されており、係合部31には螺子5
が嵌入されている。したがって、螺子5を旋回すると、
放電電極3は上下方向に変位する。なお、放電電極3
は、支持突起4の周壁部に設けられた切欠部42から突出
しており、切欠部42は放電電極3が螺子5を中心として
回動するのを防止している。また、放電電極3は、誘電
体2の表面に対し約1〜2mmの間隙を保持して平行に伸
びており、その両端及び中央部において誘電体2から遠
ざかる方向に緩かに湾曲して先端における電界集中を緩
和している。
圧着端子8が圧着された絶縁被覆ケーブル80は、オゾナ
イザの出力トランス(図示せず)の高位出力端に接続さ
れ、誘導電極1は接地されたその低位出力端に接続され
ている。
この出力トランスから誘導電極1と放電電極3との間に
所定の交流高電圧を印加すると、放電電極3と誘電体2
との間で生じた放電によりオゾンが生成される。
本実施例のオゾナイザは以下の利点を有している。
(a)放電電極3の大部分が誘電体2の平坦な表面から
隔離されているので、粉塵層が形成されにくい。
(b)支持突起4の近傍において、放電電極3は誘電体
2の表面から遠ざかるように配設されているので、支持
突起4の近傍での電界集中が緩和され、支持突起4と誘
電体2との境界角部C(第4図参照)への粉塵層の付着
堆積を妨害することができる。また、放電は互いに対向
する誘電体2と放電電極3との間の間隙部dにおいて主
として生じるので、支持突起4と誘電体2との境界角部
Cに多少の粉塵層が形成されてもオゾン生成にあまり支
障がない。
(c)放電電極3を支持突起4に係止する螺子5は同時
に圧着端子9を接続するためのターミナルを兼ねてお
り、構成が簡潔化されている。
(d)螺子5の旋回により放電電極3と誘電体2との間
の間隙部dを調節することができるので、出力電圧の異
なる各種オゾナイザに接続することができる。また、出
力電圧が一定のオゾナイザに適用してその放電電流量を
変更し、オゾン生成能力を調節することもできる。
(e)放電電極3が線状に形成されており、かつ、誘電
体2から離れて配置されているために、もともと過熱さ
れ易い放電電極3の冷却に有利であり、またたとえ放電
電極3が過熱されてもそれにより誘電体2が過熱されて
その絶縁性能が劣化することがない。
(f)放電電極3に対面して電界が集中する誘導電極1
の主表面にだけ相対的に厚い誘電体2が接着されてお
り、電界が集中しない誘導電極1の残りの表面には薄い
絶縁被膜が塗付されているだけであるので、従来のよう
に誘電体2の内部に埋め込まれた誘導電極1に比較して
格段にその冷却が改善され製造費用も軽減することがで
きる。
上記実施例の変形態様を以下に説明する。
誘電体2はアルミナ以外のセラミックスでもよく、ガラ
スおよび樹脂に置換することもできる。
放電電極3は、例えば第4図に示すように、複数の支持
突起4によって支持されてもよく、支持突起4に固定さ
れてもよい。ただ、この場合でも、境界角部Cにおける
粉塵層の集積を低減するために、境界角部Cの近傍にお
ける電界集中を空隙部dのそれよりも緩和することが好
ましい。
更に、放電電極3の形状は各種変更可能であり、例え
ば、平行線状、梯子状、網目状、放射状などの形状をも
つことができる。ただし、放電電極3の各放電部分と誘
電体2の表面との間はほぼ一定間隔とすることが好まし
い。
[考案の効果] 上記説明したように、本考案のオゾナイザは、誘導電極
に固着された誘電体の表面に突設された誘電体の支持突
起により誘電体と所定間隔を保って線状の放電電極を延
設しているので、誘電体表面に粉塵層が集積されにく
い。その結果、放電特性が不均一化して誘電体表面の特
定の表面部分だけが過熱することが少なく、誘電体の絶
縁耐久性及びオゾン生成効率の低下を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオゾナイザの一実施例を示す断面図、
第2図はその一部拡大平面図、第3図は放電電極3の中
央部拡大平面図、第4図は変形態様を示す正面図であ
る。第5図は従来のオゾナイザの一例を示す断面図、第
6図はその一部拡大断面図、第7図は従来のオゾナイザ
の他の一例を示す断面図、第8図はその斜視図である。 1…誘導電極、2……誘電体 3…放電電極、4…支持突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に薄板状の誘電体が固着された板状の
    誘導電極と、前記誘電体の露出表面に突設された誘電体
    製の支持突起と、該支持突起により支持されて前記誘電
    体表面と所定間隔を保って延設された線状の放電電極と
    を有してなるオゾナイザ。
JP9678989U 1989-08-18 1989-08-18 オゾナイザ Expired - Lifetime JPH0726336Y2 (ja)

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JP9678989U JPH0726336Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 オゾナイザ

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JP9678989U JPH0726336Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 オゾナイザ

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Publication Number Publication Date
JPH0338326U JPH0338326U (ja) 1991-04-12
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