JPH07262179A - 構造化文書作成におけるテキストエディタのマクロ自動選択装置 - Google Patents

構造化文書作成におけるテキストエディタのマクロ自動選択装置

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JPH07262179A
JPH07262179A JP6047135A JP4713594A JPH07262179A JP H07262179 A JPH07262179 A JP H07262179A JP 6047135 A JP6047135 A JP 6047135A JP 4713594 A JP4713594 A JP 4713594A JP H07262179 A JPH07262179 A JP H07262179A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テキストエディタにおいて文書を作成し、又
は編集する際に、各文書が持つ独自の構造に応じて編集
を容易に行えるような機能をマクロとして効率よく提供
できるようにした構造化文書作成におけるテキストエデ
ィタのマクロ自動選択装置を提供することである。 【構成】 作成・編集対象の文書の型を定義した文書型
定義ファイル2と、その文書の型を認識する文書型解析
部3と、文書の型に応じたマクロ定義を有するマクロ辞
書5−0、5−1・・・を示す型マクロテーブル4を具
備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテキストエディタにおい
て文書を作成し、または編集する際に、各文書が持つ独
自の構造に応じて編集を容易に行えるような機能をマク
ロとして効率よく提供できるようにした構造化文書作成
におけるテキストエディタのマクロ自動選択装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テキストエディタにおけるマクロ
は、キー操作の連なりを一つのキーに割り当てたり、コ
マンドをマクロ言語を用いて作成することである。この
マクロ機能は、さらに一般的には一つのテキストエディ
タに一つの基本マクロファイル(例えばファイルオープ
ン、加算、カーソル移動等)とユーザー作成用のマクロ
ファイルがある程度である。
【0003】さらに従来のマクロにおいては外見上は同
じ動作でも、文書の型によって内部の動作が違うマクロ
などはそれぞれ別名のマクロとして定義しなければなら
ない。例えば氏名と電話番号のみを対比した個人用の簡
易型の電話リストを作る場合、職業まで記入された住所
録ファイルから作成する場合や、住所が記入された電話
帳ファイルから作成する場合が考えられる。
【0004】電話帳ファイルは、図5(A)に示す如
く、氏名、電話番号、住所の3つの行により1つの章が
構成されており、住所録ファイルは、図5(B)に示す
如く、氏名、住所、電話番号、職業という4つの行によ
り1つの章が構成されている。
【0005】従って、例えば佐藤一郎、山田二郎、伊藤
三郎・・・の前記個人用の簡易型の電話リストを電話帳
ファイルから作る場合、図5(A)の下方に示す如く、
電話帳ファイルから、その氏名の項を検索し、一致すれ
ば次行より電話番号を読み出し、不一致なら3行ジャン
プして氏名を検索することが必要である。また住所録フ
ァイルから同様の簡易型の電話リストを作る場合、図5
(B)の下方に示す如く、住所録ファイルからその氏名
の項を検索し、一致すれば2行ジャンプして電話番号を
読み出し、不一致なら4行ジャンプして氏名を検索する
ことが必要である。
【0006】従来、このような簡易型の電話リストを作
成するマクロを、図5(A)のケースをTel1とし定
義し、図5(B)のケースをTel2と別名で定義する
ことが必要であった。即ち、従来のマクロは外見上は同
じ動作でも、テキストの型が異なり、そのため内部の動
作が異なるマクロについては、それぞれ別名として定義
することが必要であった。その結果、同様の機能が大量
に定義されることになり、記憶すべきマクロの数が増大
することになる。たとえ文書型ごとに複数のユーザー定
義ファイルが作成されたとしても、編集途中で使用する
マクロ群を切替えることは出来ない。
【0007】しかもマクロを一つのキーに割り当てる際
にも、マクロの数が増えると、キーの数が少ないので、
どのマクロをどのキーに割り当てるかが問題になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術では、文書を作成・編集する際において、外見上は同
じ動作をしていても、各々の文書の構造が違うために、
それぞれ異なったマクロとなることが多々あり、そうい
ったマクロはそれぞれ別名で定義されなければならず、
そのためマクロの数が異常に増大してしまうという問題
が生じてしまう。
【0009】さらに大量のマクロが生成されるので、そ
のマクロが実行されるために必要な呼び出されるまでの
検索の時間が長くかかり、その結果マクロの実行の速度
が遅くなるという問題が生じる。またキーにマクロを割
り当てる場合にも、マクロ数が増加することにもとづき
多量のキーが必要となる。
【0010】従って本発明は、文書の構造が違うため
に、外見上は同じ動作でも内部では違った動作を行うマ
クロを、ユーザーからはすべて同一の名前のマクロとし
て提供できるようにしたことを目的とする。さらにマク
ロ実行の高速化を計るための手段を提供することを目的
とする。そしてマクロをキーに割り当てることを効率良
く行うことを可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、図
1に示す如き原理構成される。図1において、1はエデ
ィタにより編集対象となる文書であり、例えば図5
(A)に示す如き電話帳とか、図5(B)に示す如き住
所録である。そしてこの文書1に対する文書作成・編集
を効率良く行うためにマクロが利用される。
【0012】2は文書型定義ファイルであり、これによ
り文書の型が記入されている。3は文書型解析部であ
り、実際に文書作成・編集を行うときに、その対象とす
る文書1の型を文書型定義ファイル2を参照することに
より文書の型を認識する。
【0013】4は型マクロテーブルであり、各文書の型
つまり型定義ファイル名とそれに適用される複数のマク
ロが収められているマクロ辞書5−0、5−1、5−2
・・・の1つが1対1対応の関係で記入されたものであ
り、この型マクロテーブルにより文書の型に適したマク
ロ辞書が選択される。
【0014】5は各文書の型毎に作成された複数のマク
ロ辞書5−0、5−1・・・を有するマクロ辞書群であ
り、このマクロ辞書群より、前記型マクロテーブル4に
より選択されたマクロ辞書が取り出される。
【0015】6はマクロ辞書部であり、文書の作成・編
集に寄与する基本マクロ辞書6−0と、文書の型に適し
て選択されたマクロ辞書5−iにより構成される。基本
マクロ辞書6−0は、例えばテキストオープンとかカー
ソル移動等のいかなる型のテキストに対しても共通に利
用可能な基本機能に対するマクロで構成される。文書の
型に適して選択された選択マクロ辞書5−iは、例えば
文書が住所録の場合には章ジャンプとして4行ジャンプ
とか、文書が電話帳の場合には章ジャンプとして3行ジ
ャンプというようなマクロが記載されている。
【0016】
【作用】実際に文書を作成・編集する場合、エディタに
より編集対象になる文書1の型定義ファイル名を文書型
解析部3が読み出し、これにもとづき文書型定義ファイ
ル2を参照して文書1の型を決定する。例えば文書1の
電話帳の場合には、その文書の型が図5(A)に示す如
く、1つの章が3行で構成されている型であることを文
書型定義ファイル2を参照して判別し、住所録の場合に
は、その文書の型が図5(B)に示す如く、1つの章が
4行で構成されている型であることを判別する。
【0017】そして文書型解析部3は、この型定義ファ
イル名に応じて型マクロテーブル4をアクセスし、マク
ロ辞書群5内におけるその文書の型に適したマクロ辞書
の格納先を得る。これにより文書1の型に適したマクロ
辞書つまりマクロ定義群が選択される。このようにして
現在作成・編集中の文書1に適したものとして選択され
たマクロ辞書5−iが基本マクロ辞書6−0のあとに付
加される。これにもとづき、文書1に適したマクロ辞書
5−iと、基本マクロ辞書6−0によりエディタは文書
1を編集処理することができる。
【0018】また編集する文書を切替えると、前記と同
様の動作を行い、新しく編集する文書の型に応じたマク
ロ定義群のマクロ辞書を選択し、それ以前に編集してい
た文書の型に応じて選択されていたマクロ辞書群と入れ
替える。
【0019】このような操作により、文書の編集の際に
マクロを利用する場合は、外見上同様の動作でも、文書
の型により内部的に違った動作を行うマクロも、例えば
電話帳における章ジャンプは3行ジャンプし、住所録に
おける章ジャンプは4行ジャンプし違った動作を行う
が、マクロ定義群つまりマクロ辞書を切替えているた
め、同一のマクロ名(例えばTEL)で使用できるよう
になる。
【0020】さらに全ての文書の型に対応したマクロが
1つのマクロ辞書内に全て登録されることがないから、
ユーザーがマクロ辞書内にマクロとして記憶すべき量が
抑えられ、高速にマクロが実行可能となる。またキーに
マクロを割り当てるときも、文書の型毎に内部的に違っ
た動作を行うマクロも名前が同一のために1つのキーに
割り当てることが可能となる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図2〜図4に基づき説明
する。図2は本発明の一実施例構成図、図3は型マクロ
テーブル説明図、図4は本発明の動作説明図である。図
2において、図1と同記号は同一部を示し、1は文書、
2は文書型定義ファイル、3は文書型解析部、4は型マ
クロテーブル、5はマクロ辞書群、6はマクロ辞書部、
11はマクロ自動選択制御部、12は編集エディタであ
る。
【0022】文書1は、編集エディタ12により編集対
象となるものであり、例えば電話帳とか、住所録等の構
造化文書である。そして文書1には文書の型を示す型定
義をしているファイル名である型定義ファイル名が記入
されている。
【0023】文書型定義ファイル2は、本発明における
編集対象となる各構造化文書の型が記入されるものであ
る。構造化文書は構造化言語で記述されており、これに
は文書の型を決定する型定義というものがある。例えば
ISOの規格であるSGML(Standard Ge
neralized Markup Languag
e)ではDTD(Document Type Def
inition)とか、UnixのTexではスタイル
ファイルという型定義がある。この型定義により、テキ
ストつまり文書がいかなる形式、あるいは構造の文書で
あるかを詳細に定義する。例えばDTDの場合には、タ
イトル、セクション・・・等の項目の順番とか、タイト
ルはセンタリングとか左ズメであるとかその上下は何行
空けるというような内容の型が定義されている。
【0024】文書型解析部3は編集対象となる文書1の
型を解析するものであり、例えば文書1の型定義ファイ
ル名により文書型定義ファイル2を読み出して文書の型
を認識する。そして文書型解析部3は、型定義ファイル
名により型マクロテーブル4をアクセスする。
【0025】型マクロテーブル4は、図3に示す如く、
型定義ファイル名とその文書の型に適したマクロが格納
されているマクロ辞書の格納先つまりマクロファイル名
が1対1の関係で記入したテーブルであって、文書の型
に対応したマクロ群が格納されているマクロファイル名
がこれをアクセスすることにより得られる。そしてこの
マクロファイル名によりそのマクロが格納されているマ
クロ辞書の格納先が得られる。
【0026】マクロ辞書群5は各文書の型に適して選択
されたマクロ辞書5−0、5−1、5−2・・・を保持
するものであり、型マクロテーブル4により得られたマ
クロファイル名にもとづき、必要とする各マクロ辞書の
格納先がわかり、これにより文書の型に適したマクロ辞
書を取り出すことができる。
【0027】マクロ辞書部6は構造化文書の作成編集に
使用されるマクロ群であり、その型にかかわりなく文書
の作成に共通に寄与する基本マクロ辞書6−0と、前記
マクロ辞書群5から選択された文書の型に適して選択さ
れたマクロ辞書5−iを組み合わせて構成される。
【0028】この基本マクロ辞書6−0は、例えばテキ
ストオープンとか、カーソル移動とか、加算とか、検索
のような、文書を作成したり編集する際に、対象とする
文書の型に依存することなくどの型の文書に対しても共
通の機能として動作するプリミティブなマクロを提供す
るマクロ群である。
【0029】また文書の型に適して選択されたマクロ辞
書5−iは、文書の型特有の処理を定義し、マクロとし
て実行できるようにマクロ定義を記しておくものであ
り、例えば電話帳に対しては章ジャンプとは3行毎にジ
ャンプするものとして定義され、住所録に対しては章ジ
ャンプとは4行毎にジャンプするものとして定義され
る。
【0030】マクロ自動選択制御部11は文書1に応じ
た選択マクロ辞書5−iをマクロ辞書群5から選択して
マクロ辞書部6に送出する等の制御を行うものである。
編集エディタ12は文書1を編集するものである。
【0031】本発明の動作を図4に示すフローチャート
にもとづき、例えば住所録から氏名と電話番号だけの簡
易型の電話リストを作成する場合について説明する。 (1)編集エディタ12は編集対象の文書1を選択して
これをオープンする。この文書1のオープンは基本マク
ロ辞書6−0に定義されているオープンマクロにより行
われる。
【0032】(2)次にマクロ自動選択制御部11に対
してオープンした文書1の型のチェックを命令する。マ
クロ自動選択制御部11は、文書型解析部3に対して文
書1の文書型定義ファイル2の読み出しを行わせる。こ
れにより文書型解析部3は文書1から型定義ファイル名
を読み取り、これにもとづき文書型定義ファイル2をア
クセスし、文書1の型例えばDTD1を認識する。
【0033】(3)このとき、最初のテキストオープン
か否かにより処理が次の(4)か(7)かに分かれる。 (4)最初のオープンであれば、文書型解析部3は文書
の型とマクロの関係を表した型マクロテーブル4をこの
型定義ファイル名によりアクセスし、マクロ検索を行っ
てその文書の型、例えばDTD1の文書を編集する際に
最も効率のいいマクロ辞書例えばマクロ辞書5−1を選
択する。
【0034】(5)これによりマクロ自動選択制御部1
1は、マクロ辞書群5よりこのマクロ辞書5−1を取り
出し、選択マクロ辞書5−iとしてこのマクロ辞書5−
1を基本マクロ辞書6−0に付加し、マクロ辞書部6を
構成する。
【0035】(6)編集エディタ12は、このようにし
て構成したマクロ辞書部6を用いて文書1に対し編集を
開始する。 (7)ところで前記(3)において、最初のテキストオ
ープンでなければ、即ち編集テキストが切り替ったとき
は、その文書の型をそれまで編集していた文書の型と比
較し、同じであればそのまま現在選択されているマクロ
辞書を使用して編集を行う。
【0036】(8)しかし文書の型が同じでなければ、
選択されていたマクロ辞書を開放して、新しく選択され
たマクロ辞書を選択マクロ辞書5−iとして基本マクロ
辞書6−0に付加し、編集に役立つマクロ辞書部6を提
供する。
【0037】ところで文書の型を決定する手法として前
記の如く型定義ファイル名を参照して決定する方式の外
に、型定義ファイルそのものを解析して型を判別・決定
する方式がある。
【0038】前者の第1の方式は、編集対象となった文
書には型が定義されているファイルが記されている。例
えばテキスト名にその型が定義されているファイルが記
入されており、このファイル名により型を判別・決定す
る方式である。
【0039】後者の第2の方式は、文書型定義ファイル
そのものを解析して型を判別・決定する方式であり、こ
の方式によれば前者の第1の方式よりもさらに詳細にマ
クロ群を区別できるようになる。
【0040】この型定義ファイルを解析して型を判別・
決定する方式については以下のようにチェックする。フ
ァイル名で決定するマクロ群より、後記の如く、さらに
小さく分けられている。つまり各項目毎(例えば文字コ
ードでどんなコードをデータ用文字として無視するか、
文書で使用する区切り文字は何にするかなどといった項
目毎)にマクロ群をセットしておく。
【0041】型定義を解析していくわけであるが、ある
項目に関する定義が記されていると、その定義内容によ
りどのマクロ群を使用するか決定する。決定に際しては
型マクロテーブルを参照することにより決定する。
【0042】以下に簡単な例をあげる。まず、型定義フ
ァイルに区切り文字(単語と単語の区切りを表す文字、
一般的には空白文字や改行文字です)が設定されている
とする。そしてこの区切り文字に関するマクロが複数あ
り、それぞれ動作は同じであるが内部の構造が違うとす
る。するとこれらのマクロ群は区切り文字毎に別々のマ
クロ群に格納されることが有効になるわけである。従っ
て、このようなマクロ群を区切り文字によって分別され
ているとする。
【0043】ここで解析部が型定義ファイルを解析して
きて、区切り文字が指定されている部分まで来たとする
と解析部は区切り文字をチェックしてどのマクロ群が有
効、つまりどの辞書を選択すべきかを判断する。このと
き型マクロテーブルに因り決定する。このようにして選
択したマクロを基本辞書マクロへ付加する。この動作を
各項目最後まで行うことによって最も最適なマクロ辞書
を作成し、文書作成・編集にマクロを提供してゆく。
【0044】本発明の実施例としてSGML文書を編集
する場合について説明する。SGML文書では、文書の
型を定義するものはDTDである。どのDTDによって
定義されているか、すなわちどの型の文書になるかは、
この文書型ファイルを見ることにより判断できる。
【0045】まず、ここで電話帳型の文書と、住所録型
の文書があるとし、両方の文書にはいずれも電話番号が
記載されており、また各文書からそれぞれ特定の人物の
電話番号を取り出してくるマクロがあるものとする。
【0046】初めに住所録型の文書を作成又は編集しよ
うと、これをオープンする。これにより前記の如く、文
書型解析部3がその型定義ファイル名により文書型定義
ファイル2をアクセスして文書の型を認識する。それか
らこの文書の型とマクロ辞書との対応関係を1対1に表
している型マクロテーブル4をアクセスし、例えばマク
ロ辞書5−1を選択する。この選択されたマクロ辞書5
−1は、マクロ自動選択制御部11により、基本マクロ
辞書6−0に選択マクロ辞書5−iとして付加されてマ
クロ辞書部6を構成し、住所録型の文書に対する文書の
作成又は編集が行われる。
【0047】ここで作成途中に氏名Aの電話番号を知る
必要ができたとする。このときマクロ辞書5−1に存在
する住所録型の文書から電話番号を取り出してくるマク
ロにより、この氏名Aの電話番号を得ることができる。
【0048】次に電話帳型の文書を編集するためこの文
書をオープンする。文書型解析部3が同様にしてその文
書の型を認識し、型マクロテーブル4が参照され、電話
帳型の文書に対応したマクロ群であるマクロ辞書が選択
される。そして文書編集中に氏名Aの電話番号を知る必
要がでてくると、今度は電話帳に対応したマクロによ
り、この電話番号を取り出してくることができる。
【0049】ここで両方の型の文書において使用される
電話番号の獲得は、例えば「TEL」という同じ名前で
定義することにより1つのマクロとして捉えることがで
きる。即ち電話帳型の文書を対象にTELというマクロ
を使用するときは、電話帳型の文書に適したマクロが適
用され、住所録型の文書を対象にTELというマクロを
使用するときは住所録型の文書に適したマクロが適用さ
れることになり、ユーザーからみたときは、電話番号を
とってくるマクロは同じ名前で定義することができる。
したがって1つのキーにこれらのマクロを割り当てるこ
とができ、外見的に1つのマクロとして機能させること
ができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、テ
キストエディタで構造化文書を作成・編集する上でマク
ロ機能を使用する際に、文書の型に適するマクロ群のマ
クロ辞書を文書の型に応じて複数用意しておき、文書の
型にもとづき適切なマクロ辞書を選択することができる
ので、ユーザーからは同じ動作に見えても文書の型によ
りエディタ内部では違った動作をするマクロの機能をユ
ーザーからは同じ1つのマクロとして使用可能にでき
る。このためユーザーは文書の型を考慮することなく、
あたかも同じ文書を作成しているように印象を持つこと
になり、文書作成の効率が向上するという効果を奏す
る。
【0051】請求項2に記載された発明によれば、基本
マクロ辞書と各文書の型に適したマクロ辞書を組み合わ
せるので、文書の型に適したマクロ辞書を選択して使用
することが可能となり文書を作成・編集するために1つ
の型の文書に使用されるマクロ数を従来の全マクロ共通
の場合に比較して大幅に減少することができるので、高
速にマクロを検索することが可能となり、マクロの実行
の高速化に寄与するところが大きい。
【0052】請求項3に記載された発明によれば、違っ
た型の文書について外見上同じ動作ではあるが内部では
違う動作を行うマクロを同じ名前で定義し、しかも同じ
1つのキーに割当てることができるので、数の少ないキ
ーを効率的に使用することができる。
【0053】請求項4に記載された発明によれば、文書
の型に適したマクロ辞書を簡単に選択、抽出することが
できる。請求項5に記載された発明によれば、文書の型
を極めて容易に定義し、その定義結果を認識することが
できる。
【0054】請求項6に記載された発明によれば、型定
義ファイルそのものをパーズ(Parse)して型を判
別・決定するのでさらに詳細にマクロ群を区別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】型マクロテーブル説明図である。
【図4】本発明の動作説明図である。
【図5】従来例説明図である。
【符号の説明】
1 文書 2 文書型定義ファイル 3 文書型解析部 4 型マクロテーブル 5 マクロ辞書群 5−0〜5−2 マクロ辞書 6 マクロ辞書部 6−0 基本マクロ辞書 11 マクロ自動選択制御部 12 編集エディタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成・編集対象の文書の型を定義した文
    書型定義ファイル(2)と、 その文書の型を認識する文書型解析部(3)と、 文書の型に応じたマクロ定義を有するマクロ辞書を示す
    型マクロテーブル(4)を具備したことを特徴とする構
    造化文書作成におけるテキストエディタのマクロ自動選
    択装置。
  2. 【請求項2】 各文書に共通の基本マクロ定義を有する
    基本マクロ辞書(6−0)と、各文書の型に適した選択
    マクロ辞書(5−i)により各文書を作成・編集するマ
    クロ辞書部を有することを特徴とする請求項1に記載の
    構造化文書作成におけるテキストエディタのマクロ自動
    選択装置。
  3. 【請求項3】 違った型の文書について外見上同じ動作
    ではあるが内部では違う動作を行うマクロを同じ名前で
    定義し、また同じ名前で定義されたマクロを1つのキー
    に割り当てたことを特徴とする請求項1に記載の構造化
    文書作成におけるテキストエディタのマクロ自動選択装
    置。
  4. 【請求項4】 文書の型に応じたマクロ辞書群を設け、
    前記型マクロテーブル(4)により文書の型に適したマ
    クロ辞書をこのマクロ辞書群から選択するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の構造化文書作成における
    テキストエディタのマクロ自動選択装置。
  5. 【請求項5】 オープンされた文書に記載された型定義
    を行っているファイル名で文書の型を決定することを特
    徴とする請求項1記載の構造化文書作成におけるテキス
    トエディタのマクロ自動選択装置。
  6. 【請求項6】 オープンされた文書に記載された型定義
    を解析して文書の型を決定することを特徴とする請求項
    1記載の構造化文書作成における文書の型を決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の構造化文書作成における
    テキストエディタのマクロ自動選択装置。
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KR100319756B1 (ko) * 2000-01-21 2002-01-09 오길록 논문 문서영상 구조 분석 방법

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