JPH07261583A - 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置 - Google Patents
加熱体、加熱装置、及び画像形成装置Info
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- JPH07261583A JPH07261583A JP6076569A JP7656994A JPH07261583A JP H07261583 A JPH07261583 A JP H07261583A JP 6076569 A JP6076569 A JP 6076569A JP 7656994 A JP7656994 A JP 7656994A JP H07261583 A JPH07261583 A JP H07261583A
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- heating element
- heating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板3と、該基板に設けた、少なくとも1対
の電極5・6で挟まれた通電発熱体4を基本構成体と
し、該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体に
ついて、加熱体の温度制御が不能となって加熱体が暴走
した場合においても、加熱体に確実・安全に且つ極めて
限定した想定箇所において割れを発生させて加熱体への
通電路を遮断させて発煙・発火を生じさせるに至らせる
ことをなくして、加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、
該加熱装置を用いた画像形成装置等の安全性・信頼性を
向上させること。 【構成】 基板と、該基板に設けた、少なくとも1対の
電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、該通電発
熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であり、前記通
電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体1
6を用いたこと。
の電極5・6で挟まれた通電発熱体4を基本構成体と
し、該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体に
ついて、加熱体の温度制御が不能となって加熱体が暴走
した場合においても、加熱体に確実・安全に且つ極めて
限定した想定箇所において割れを発生させて加熱体への
通電路を遮断させて発煙・発火を生じさせるに至らせる
ことをなくして、加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、
該加熱装置を用いた画像形成装置等の安全性・信頼性を
向上させること。 【構成】 基板と、該基板に設けた、少なくとも1対の
電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、該通電発
熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であり、前記通
電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体1
6を用いたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱体、加熱装置、及
び画像形成装置に関する。
び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、複写機・プリンタ・ファ
クシミリ等の画像形成装置において、画像の加熱定着等
のための被記録材の加熱装置としては、所定の温度に維
持された加熱ローラと、弾性層を有して前記加熱ローラ
に圧接する加圧ローラによって被記録材を挟持搬送しつ
つ加熱する熱ローラ方式が多用されている。またフラッ
シュ加熱方式、オープン加熱方式、熱板加熱方式など種
々の方式・構成のものが知られており、また実用されて
いる。
クシミリ等の画像形成装置において、画像の加熱定着等
のための被記録材の加熱装置としては、所定の温度に維
持された加熱ローラと、弾性層を有して前記加熱ローラ
に圧接する加圧ローラによって被記録材を挟持搬送しつ
つ加熱する熱ローラ方式が多用されている。またフラッ
シュ加熱方式、オープン加熱方式、熱板加熱方式など種
々の方式・構成のものが知られており、また実用されて
いる。
【0003】最近では、フィルム加熱方式の加熱装置が
提案され、実用化されている(特開昭63−31318
2号公報・特開平1−263679号公報・特開平2−
157878号公報・特開平4−44075〜4408
3号公報・特開平4−204980〜204984号公
報等)。
提案され、実用化されている(特開昭63−31318
2号公報・特開平1−263679号公報・特開平2−
157878号公報・特開平4−44075〜4408
3号公報・特開平4−204980〜204984号公
報等)。
【0004】この加熱装置は、被加熱体を加熱体に耐熱
フィルムを介して密着させ、加熱体と耐熱フィルムとを
相対移動させて加熱体の熱を耐熱フィルムを介して被加
熱体へ与える方式・構成のものであり、電子写真複写機
・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置における画
像加熱定着装置(像過熱装置、熱定着器)、即ち電子写
真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手
段により加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて被
記録材(エレクトロファックスシート・静電記録シート
・転写材シート・印刷紙など)の面に直接方式もしくは
間接(転写)方式で形成した目的の画像情報に対応した
未定着トナー画像を該画像を担持している被記録材面に
永久固着画像として加熱定着処理する手段として活用で
きる。
フィルムを介して密着させ、加熱体と耐熱フィルムとを
相対移動させて加熱体の熱を耐熱フィルムを介して被加
熱体へ与える方式・構成のものであり、電子写真複写機
・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置における画
像加熱定着装置(像過熱装置、熱定着器)、即ち電子写
真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手
段により加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを用いて被
記録材(エレクトロファックスシート・静電記録シート
・転写材シート・印刷紙など)の面に直接方式もしくは
間接(転写)方式で形成した目的の画像情報に対応した
未定着トナー画像を該画像を担持している被記録材面に
永久固着画像として加熱定着処理する手段として活用で
きる。
【0005】また、例えば、画像担持した被記録材を加
熱して表面性(艶など)を改質する装置、仮定着処理す
る装置など、その他、被加熱体を加熱処理する手段とし
て広く使用できる。
熱して表面性(艶など)を改質する装置、仮定着処理す
る装置など、その他、被加熱体を加熱処理する手段とし
て広く使用できる。
【0006】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるため、省電力化やウェイトタイムの短
縮化(クイックスタート性)が可能となる、画像形成装
置等の本機の機内昇温を低めることができる等の利点を
有し、効果的なものである。
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるため、省電力化やウェイトタイムの短
縮化(クイックスタート性)が可能となる、画像形成装
置等の本機の機内昇温を低めることができる等の利点を
有し、効果的なものである。
【0007】加熱体としては、耐熱性・絶縁性のセラミ
ック基板と、該基板に印刷・焼成を経て形成された通電
発熱体(厚膜抵抗体)を基本構成とし、該通電発熱体に
電力を供給して発熱させる低熱容量・高速昇温の所謂セ
ラミックヒータが用いられている。
ック基板と、該基板に印刷・焼成を経て形成された通電
発熱体(厚膜抵抗体)を基本構成とし、該通電発熱体に
電力を供給して発熱させる低熱容量・高速昇温の所謂セ
ラミックヒータが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、各種の加熱装置
には温度コントロール部に異常が生じて加熱体が異常発
熱(加熱体の暴走)したときの発煙・発火を防止するた
めの安全機構として、加熱体に近接もしくは接触させて
温度ヒューズ・サーモスイッチ等のサーマルプロテクタ
を配設し、加熱体が暴走して異常発熱したとき、その異
常発熱でサーマルプロテクタが定格温度以上になると該
サーマルプロテクタの作動により加熱体への電力供給を
緊急遮断するものである。
には温度コントロール部に異常が生じて加熱体が異常発
熱(加熱体の暴走)したときの発煙・発火を防止するた
めの安全機構として、加熱体に近接もしくは接触させて
温度ヒューズ・サーモスイッチ等のサーマルプロテクタ
を配設し、加熱体が暴走して異常発熱したとき、その異
常発熱でサーマルプロテクタが定格温度以上になると該
サーマルプロテクタの作動により加熱体への電力供給を
緊急遮断するものである。
【0009】しかしながら、フィルム加熱方式の加熱装
置においては、加熱体が暴走し異常発熱したときの急激
な温度上昇に対して温度ヒューズ等のサーマルプロテク
タがこれに追従できず動作が遅れて発煙することがあ
る。これは加熱体に比べて温度ヒューズ等のサーマルプ
ロテクタの熱容量が大きいためである。
置においては、加熱体が暴走し異常発熱したときの急激
な温度上昇に対して温度ヒューズ等のサーマルプロテク
タがこれに追従できず動作が遅れて発煙することがあ
る。これは加熱体に比べて温度ヒューズ等のサーマルプ
ロテクタの熱容量が大きいためである。
【0010】そこで新たに考えられた安全対策として、
加熱体に特に割れ易い部分(加熱体破損助長部分)を設
けておき、加熱体が暴走して異常発熱した際の熱ストレ
スにより上記の加熱体破損助長部分で加熱体に割れを生
じさせることで加熱体への通電路を断裂遮断させて加熱
体暴走による発煙・発火を防止するという方法があっ
た。
加熱体に特に割れ易い部分(加熱体破損助長部分)を設
けておき、加熱体が暴走して異常発熱した際の熱ストレ
スにより上記の加熱体破損助長部分で加熱体に割れを生
じさせることで加熱体への通電路を断裂遮断させて加熱
体暴走による発煙・発火を防止するという方法があっ
た。
【0011】しかし実際にこの方法を用いたとき、多く
の場合は通電路を断裂遮断できるが、加熱体に生じる熱
ストレスを利用して加熱体に割れを生じさせるのでその
割れ方も不規則で、実際に規定した割れ方とは異なり、
加熱体の割れ方によっては通電路を確実に断裂遮断でき
ないケースがしばしば見受けられた。
の場合は通電路を断裂遮断できるが、加熱体に生じる熱
ストレスを利用して加熱体に割れを生じさせるのでその
割れ方も不規則で、実際に規定した割れ方とは異なり、
加熱体の割れ方によっては通電路を確実に断裂遮断でき
ないケースがしばしば見受けられた。
【0012】更に加熱体の割れが、加熱体の通電発熱体
を配設した発熱面側とは反対側の面に配設したサーミス
タ等の温度制御用素子(加熱体温度検出素子)のある部
分で生じると、通電発熱体を流れるACバイアスがサー
ミスタ端子より本体の低圧2次回路内にリークし、本体
制御部をも破損し、安全性が大きく損なわれる結果とな
っていた。
を配設した発熱面側とは反対側の面に配設したサーミス
タ等の温度制御用素子(加熱体温度検出素子)のある部
分で生じると、通電発熱体を流れるACバイアスがサー
ミスタ端子より本体の低圧2次回路内にリークし、本体
制御部をも破損し、安全性が大きく損なわれる結果とな
っていた。
【0013】本発明は、同じく、加熱体暴走時には加熱
体に熱ストレスで割れを生じさせて通電路を断裂遮断さ
せて発煙・発火を防止するものであるが、想定個所にお
いて加熱体に確実に割れを生じさせて通電路が確実に断
裂遮断されるようにして安全性・信頼性を向上させたも
のである。
体に熱ストレスで割れを生じさせて通電路を断裂遮断さ
せて発煙・発火を防止するものであるが、想定個所にお
いて加熱体に確実に割れを生じさせて通電路が確実に断
裂遮断されるようにして安全性・信頼性を向上させたも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする、加熱体、加熱装置、及び画像形成装置であ
る。
徴とする、加熱体、加熱装置、及び画像形成装置であ
る。
【0015】(1)基板と、該基板に設けた、少なくと
も1対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、
該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であ
り、前記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通
電発熱体を用いたことを特徴とする加熱体。
も1対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、
該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であ
り、前記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通
電発熱体を用いたことを特徴とする加熱体。
【0016】(2)上記(1)に記載の加熱体におい
て、通電発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体と
が電源に対して並列に接続されていることを特徴とする
加熱体。
て、通電発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体と
が電源に対して並列に接続されていることを特徴とする
加熱体。
【0017】(3)上記(1)に記載の加熱体におい
て、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電
発熱体を設けた面にあることを特徴とする加熱体。
て、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電
発熱体を設けた面にあることを特徴とする加熱体。
【0018】(4)上記(1)に記載の加熱体におい
て、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電
発熱体を設けた面とは反対側の面にあることを特徴とす
る加熱体。
て、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電
発熱体を設けた面とは反対側の面にあることを特徴とす
る加熱体。
【0019】(5)上記(1)乃至(4)の何れかに記
載の加熱体において、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱
体が加熱体上のサーマルプロテクタ部に近接した位置に
配置されていることを特徴とする加熱体。
載の加熱体において、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱
体が加熱体上のサーマルプロテクタ部に近接した位置に
配置されていることを特徴とする加熱体。
【0020】(6)上記(1)乃至(5)の何れかに記
載の加熱体において、穴部・傷部など、加熱体暴走時の
加熱体破損助長部分を設けたことを特徴とする加熱体。
載の加熱体において、穴部・傷部など、加熱体暴走時の
加熱体破損助長部分を設けたことを特徴とする加熱体。
【0021】(7)加熱体と、一面が該加熱体に接触摺
動し、他面が被加熱体と接触するフィルムを有し、加熱
体上のフィルムと被加熱体が一緒に移動することで加熱
体の熱をフィルムを介して被加熱体へ伝達する加熱装置
において、前記加熱体は、基板と、該基板に設けた、少
なくとも1対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体
とし、該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体
であり、前記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をも
つ通電発熱体を用いたことを特徴とする加熱装置。
動し、他面が被加熱体と接触するフィルムを有し、加熱
体上のフィルムと被加熱体が一緒に移動することで加熱
体の熱をフィルムを介して被加熱体へ伝達する加熱装置
において、前記加熱体は、基板と、該基板に設けた、少
なくとも1対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体
とし、該通電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体
であり、前記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をも
つ通電発熱体を用いたことを特徴とする加熱装置。
【0022】(8)上記(7)に記載の加熱装置におい
て、加熱体の通電発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電
発熱体とが電源に対して並列に接続されていることを特
徴とする加熱装置。
て、加熱体の通電発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電
発熱体とが電源に対して並列に接続されていることを特
徴とする加熱装置。
【0023】(9)上記(7)に記載の加熱装置におい
て、加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱
体の通電発熱体を設けた面にあることを特徴とする加熱
装置。
て、加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱
体の通電発熱体を設けた面にあることを特徴とする加熱
装置。
【0024】(10)上記(7)に記載の加熱装置にお
いて、加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加
熱体の通電発熱体を設けた面とは反対側の面にあること
を特徴とする加熱装置。
いて、加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加
熱体の通電発熱体を設けた面とは反対側の面にあること
を特徴とする加熱装置。
【0025】(11)上記(7)乃至(10)の何れか
に記載の加熱装置において、加熱体の負の抵抗温度特性
をもつ通電発熱体が加熱体上のサーマルプロテクタ部に
近接した位置に配置されていることを特徴とする加熱装
置。
に記載の加熱装置において、加熱体の負の抵抗温度特性
をもつ通電発熱体が加熱体上のサーマルプロテクタ部に
近接した位置に配置されていることを特徴とする加熱装
置。
【0026】(12)上記(7)乃至(11)の何れか
に記載の加熱装置において、加熱体に穴部・傷部など、
加熱体暴走時の加熱体破損助長部分を設けたことを特徴
とする加熱装置。
に記載の加熱装置において、加熱体に穴部・傷部など、
加熱体暴走時の加熱体破損助長部分を設けたことを特徴
とする加熱装置。
【0027】(13)被加熱体が画像を担持させた被記
録材であり、該被記録材の画像を加熱処理する像加熱装
置であることをを特徴とする(7)乃至(12)の何れ
かに記載の加熱装置。
録材であり、該被記録材の画像を加熱処理する像加熱装
置であることをを特徴とする(7)乃至(12)の何れ
かに記載の加熱装置。
【0028】(14)被記録材に画像を形成する画像形
成手段と、上記(1)乃至(12)の何れかに記載の加
熱装置を前記画像形成手段側からの被記録材上の画像を
加熱処理する像加熱装置として備えたことを特徴とする
画像形成装置。
成手段と、上記(1)乃至(12)の何れかに記載の加
熱装置を前記画像形成手段側からの被記録材上の画像を
加熱処理する像加熱装置として備えたことを特徴とする
画像形成装置。
【0029】
【作用】即ち、何らかの予期できない原因によって通電
発熱体への通電制御が不能となり、通電発熱体への通電
が遮断できずに異常昇温を引き起こす状態に陥り、かつ
この通電発熱体の急激な昇温に対して温度ヒューズ等の
サーマルプロテクタこの昇温速度に追従できないときに
は、該通電発熱体は通電遮断が行なわれず発熱し続け、
加熱体の温度が上昇する(加熱体暴走)。
発熱体への通電制御が不能となり、通電発熱体への通電
が遮断できずに異常昇温を引き起こす状態に陥り、かつ
この通電発熱体の急激な昇温に対して温度ヒューズ等の
サーマルプロテクタこの昇温速度に追従できないときに
は、該通電発熱体は通電遮断が行なわれず発熱し続け、
加熱体の温度が上昇する(加熱体暴走)。
【0030】この加熱体の異常昇温に伴い、負の抵抗温
度特性をもつ通電発熱体(以下、NTC発熱体と記す)
も加熱されて該NTC発熱体の温度もタイムラグなく上
昇し、温調温度以上の温度に達すると、NTC発熱体の
抵抗値は通電発熱体の抵抗値を下回り、NTC発熱体へ
の通電量の方が多くなる。
度特性をもつ通電発熱体(以下、NTC発熱体と記す)
も加熱されて該NTC発熱体の温度もタイムラグなく上
昇し、温調温度以上の温度に達すると、NTC発熱体の
抵抗値は通電発熱体の抵抗値を下回り、NTC発熱体へ
の通電量の方が多くなる。
【0031】従って、NTC発熱体の発熱量が増加し、
NTC発熱体部の温度を局所的に昇温させ、かつ通電発
熱体部の発熱を抑制することができる。
NTC発熱体部の温度を局所的に昇温させ、かつ通電発
熱体部の発熱を抑制することができる。
【0032】そして加熱体上にNTC発熱体の発熱で局
所的に高温な部分が生じることで、加熱体に部分的な熱
ストレスが発生し、この部分において必ず加熱体が破損
して通電発熱体及びNTC発熱体への通電路を確実に断
裂遮断することが可能となり、発煙・発火に至る過昇温
が防止できる。
所的に高温な部分が生じることで、加熱体に部分的な熱
ストレスが発生し、この部分において必ず加熱体が破損
して通電発熱体及びNTC発熱体への通電路を確実に断
裂遮断することが可能となり、発煙・発火に至る過昇温
が防止できる。
【0033】更には、この加熱体の割れを助長する手段
として、NTC発熱体近傍の加熱体部分に穴・傷等の加
熱体破損助長部分を設けるもうけることで、加熱体上で
割れを発生させる部分が極めて限定できるため、加熱体
暴走時において安全にかつ確実に加熱体2への通電を加
熱体の割れにより遮断することができ、発煙・発火を生
じさせるに至らせることがなく、より安全性・信頼性が
向上する。
として、NTC発熱体近傍の加熱体部分に穴・傷等の加
熱体破損助長部分を設けるもうけることで、加熱体上で
割れを発生させる部分が極めて限定できるため、加熱体
暴走時において安全にかつ確実に加熱体2への通電を加
熱体の割れにより遮断することができ、発煙・発火を生
じさせるに至らせることがなく、より安全性・信頼性が
向上する。
【0034】
〈実施例1〉(図1〜図6) (1)画像形成装置例(図1) 図1に画像形成装置の一例の概略構成を示した。本例の
画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式
・プロセスカートリッジ着脱方式の電子写真複写装置で
ある。
画像形成装置は原稿台往復動型・回転ドラム型・転写式
・プロセスカートリッジ着脱方式の電子写真複写装置で
ある。
【0035】100は装置機筺、101はその装置機筺
の上面板102上に配設したガラス板等の透明板部材よ
りなる往復動型の原稿載置台であり、機筺上面板101
上を図面上右方a、左方a´に夫々所定の速度で往復移
動駆動される。
の上面板102上に配設したガラス板等の透明板部材よ
りなる往復動型の原稿載置台であり、機筺上面板101
上を図面上右方a、左方a´に夫々所定の速度で往復移
動駆動される。
【0036】Gは原稿であり、複写すべき画像面側を下
向きにして原稿載置台101の上面に所定の載置基準に
従って載置し、その上に原稿圧着板103をかぶせて押
え込むことによりセットされる。
向きにして原稿載置台101の上面に所定の載置基準に
従って載置し、その上に原稿圧着板103をかぶせて押
え込むことによりセットされる。
【0037】104は機筺上面板102面に原稿載置台
101の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方
向)を長手として開口された原稿照明部としてのスリッ
ト開口部である。
101の往復移動方向とは直角の方向(紙面に垂直の方
向)を長手として開口された原稿照明部としてのスリッ
ト開口部である。
【0038】原稿載置台101上に載置セットした原稿
Gの下向き画像面は原稿載置台101の右方aへの往動
移動過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開
口部104の位置を通過していき、その通過過程でラン
プ105の光Lをスリット開口部104、透明な原稿載
置台101を通して受けて照明走査され、その照明走査
光の原稿面反射光が像素子アレイ106によって感光ド
ラム107面に結像露光される。
Gの下向き画像面は原稿載置台101の右方aへの往動
移動過程で右辺側から左辺側にかけて順次にスリット開
口部104の位置を通過していき、その通過過程でラン
プ105の光Lをスリット開口部104、透明な原稿載
置台101を通して受けて照明走査され、その照明走査
光の原稿面反射光が像素子アレイ106によって感光ド
ラム107面に結像露光される。
【0039】感光ドラム107は例えば酸化亜鉛感光層
・有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支
軸108を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回
転駆動され、その回転過程で帯電器109により正極性
又は負極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に
前記の原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けるこ
とにより感光ドラム107面には結像露光した原稿画像
に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
・有機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、中心支
軸108を中心に所定の周速度で矢示bの時計方向に回
転駆動され、その回転過程で帯電器109により正極性
又は負極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に
前記の原稿画像の結像露光(スリット露光)を受けるこ
とにより感光ドラム107面には結像露光した原稿画像
に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0040】この静電潜像は現像器110により加熱で
軟化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
111の配設部位へ移行していく。
軟化溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化さ
れ、該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器
111の配設部位へ移行していく。
【0041】Sは被記録材としての転写材シートPを積
載収納したカセットであり、該カセット内のシートが給
送ローラ112の回転により1枚宛繰出し給送され、次
いでレジストローラ113により、ドラム107上のト
ナー画像形成部の先端が転写放電器111の部位に到達
したとき転写材シートPの先端も転写放電器111と感
光ドラム107との間位置に丁度到達して両者一致する
ようにタイミングどりされて同期給送される。
載収納したカセットであり、該カセット内のシートが給
送ローラ112の回転により1枚宛繰出し給送され、次
いでレジストローラ113により、ドラム107上のト
ナー画像形成部の先端が転写放電器111の部位に到達
したとき転写材シートPの先端も転写放電器111と感
光ドラム107との間位置に丁度到達して両者一致する
ようにタイミングどりされて同期給送される。
【0042】そしてその給送シートの面に対して転写放
電器111により感光ドラム107側のトナー画像が順
次に転写されていく。
電器111により感光ドラム107側のトナー画像が順
次に転写されていく。
【0043】転写部でトナー画像転写を受けたシートは
不図示の分離手段で感光ドラム107面から順次に分離
され、搬送装置114によって像加熱装置(加熱定着装
置)50に導かれて担持している未定着トナー画像の加
熱定着を受け、画像形成物(コピー)として排出ローラ
116を通って排紙トレイ117上に排出される。
不図示の分離手段で感光ドラム107面から順次に分離
され、搬送装置114によって像加熱装置(加熱定着装
置)50に導かれて担持している未定着トナー画像の加
熱定着を受け、画像形成物(コピー)として排出ローラ
116を通って排紙トレイ117上に排出される。
【0044】画像転写後の感光ドラム107の面はクリ
ーニング装置118により転写残りトナー等の付着汚染
物の除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
ーニング装置118により転写残りトナー等の付着汚染
物の除去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0045】PCは装置本体100内のカートリッジ着
脱部120に着脱されるプロセスカートリッジであり、
本例の場合は、像担持体としての感光ドラム107、帯
電器109、現像器110、クリーニング装置118の
4つのプロセス機器を包含させて一括して装置本体10
0に対して着脱交換自在としてある。
脱部120に着脱されるプロセスカートリッジであり、
本例の場合は、像担持体としての感光ドラム107、帯
電器109、現像器110、クリーニング装置118の
4つのプロセス機器を包含させて一括して装置本体10
0に対して着脱交換自在としてある。
【0046】(2)像加熱装置50(図2) 図2は像加熱装置50の概略構成を示す側面模型図であ
る。本例の像加熱装置50はフィルム加熱方式の装置で
ある。
る。本例の像加熱装置50はフィルム加熱方式の装置で
ある。
【0047】1はエンドレスベルト状の耐熱性フィルム
(定着フィルム)であり、互いに略並行に配設した駆動
ローラ11と、テンションローラを兼ねる従動ローラ1
2と、加熱体(ヒータ)2の3部材間に懸回張設させて
ある。
(定着フィルム)であり、互いに略並行に配設した駆動
ローラ11と、テンションローラを兼ねる従動ローラ1
2と、加熱体(ヒータ)2の3部材間に懸回張設させて
ある。
【0048】フィルム1は熱容量を小さくしてクイック
スタート性を向上させるために、フィルムの膜厚は総厚
100μm以下、好ましくは40μm以下20μm以上
の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあるPTFE,P
FAの単層フィルム、あるいはポリイミド,ポリアミド
イミド,PEEK,PES,PPS等のフィルムの表面
にPTFE,PFA,FEP等を離型層としてコーティ
ングした複合層フィルム等である。
スタート性を向上させるために、フィルムの膜厚は総厚
100μm以下、好ましくは40μm以下20μm以上
の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあるPTFE,P
FAの単層フィルム、あるいはポリイミド,ポリアミド
イミド,PEEK,PES,PPS等のフィルムの表面
にPTFE,PFA,FEP等を離型層としてコーティ
ングした複合層フィルム等である。
【0049】13は加熱体2を断熱支持させたヒータホ
ルダ、10は加熱体2との間にフィルム1を挟んでフィ
ルムを加熱体2の面に総圧4〜15kgで圧接するシリ
コンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有する加圧ロー
ラである。
ルダ、10は加熱体2との間にフィルム1を挟んでフィ
ルムを加熱体2の面に総圧4〜15kgで圧接するシリ
コンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有する加圧ロー
ラである。
【0050】フィルム1は駆動ローラ11の回転によ
り、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱
体2面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速
度、即ち不図示の画像形成部(A)側から搬送されてく
る未定着トナー画像Tを担持した被記録材Pの搬送速度
と略同じ周速度でシワなく回転駆動される。
り、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱
体2面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速
度、即ち不図示の画像形成部(A)側から搬送されてく
る未定着トナー画像Tを担持した被記録材Pの搬送速度
と略同じ周速度でシワなく回転駆動される。
【0051】加熱体2は後述するように電力供給により
発熱する発熱源としての通電発熱体(通電発熱体)4を
含み、該通電発熱体4の発熱により昇温する。
発熱する発熱源としての通電発熱体(通電発熱体)4を
含み、該通電発熱体4の発熱により昇温する。
【0052】通電発熱体4に対する電力供給により加熱
体2が加熱され、またフィルム1が回転駆動されている
状態において、加熱体2と加圧ローラ10との圧接部N
(定着ニップ部)の、フィルム1と加圧ローラ10との
間に記録材Pが導入されることで、該被記録材Pがフィ
ルム1に密着してフィルムと一緒の重なり状態で圧接部
Nを通過していく。
体2が加熱され、またフィルム1が回転駆動されている
状態において、加熱体2と加圧ローラ10との圧接部N
(定着ニップ部)の、フィルム1と加圧ローラ10との
間に記録材Pが導入されることで、該被記録材Pがフィ
ルム1に密着してフィルムと一緒の重なり状態で圧接部
Nを通過していく。
【0053】この圧接部通過過程で加熱体2からフィル
ム1を介して被記録材Pに熱エネルギーが付与されて被
記録材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着され
る。被記録材Pは圧接部N通過後フィルム1から分離し
て排出されていく。
ム1を介して被記録材Pに熱エネルギーが付与されて被
記録材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着され
る。被記録材Pは圧接部N通過後フィルム1から分離し
て排出されていく。
【0054】(3)加熱体2の構成(図3〜図6) 図3は像加熱装置50の加熱体2の拡大横断面模型図、
図4は加熱体2の一部切欠き平面(表面側)模型図と、
通電回路ブロック図、及び加熱体暴走時の加熱体長手に
沿う温度分布図、図5は加熱体2の背面(裏面側)模型
図である。
図4は加熱体2の一部切欠き平面(表面側)模型図と、
通電回路ブロック図、及び加熱体暴走時の加熱体長手に
沿う温度分布図、図5は加熱体2の背面(裏面側)模型
図である。
【0055】本実施例の加熱体2は a.フィルム1の移動方向に略直交する方向を長手とす
る、Al2 O3(アルミナ),AlN,SiC等の電気
絶縁性・耐熱性・低熱容量の細長のセラミック基板3、 b.この基板3の一方面側(表面側)に基板長手に沿っ
て線状あるいは帯状に形成した発熱源としての銀パラジ
ウム(Ag/Pd),RuO2 ,Ta2 N等の通電発熱
体4、 c.該通電発熱体4とは並列に接続してあり、抵抗−温
度特性が顕著に負の特性を持つNTC発熱体16、 d.これら発熱体4・16への給電電極5・6、 e.基板3の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護層
としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層7、 f.基板3の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させて
設けたサーミスタ等の温度検出素子8、及び安全対策用
温度検出素子(サーマルプロテクタ)としての温度ヒュ
ーズ9 等よりなる。
る、Al2 O3(アルミナ),AlN,SiC等の電気
絶縁性・耐熱性・低熱容量の細長のセラミック基板3、 b.この基板3の一方面側(表面側)に基板長手に沿っ
て線状あるいは帯状に形成した発熱源としての銀パラジ
ウム(Ag/Pd),RuO2 ,Ta2 N等の通電発熱
体4、 c.該通電発熱体4とは並列に接続してあり、抵抗−温
度特性が顕著に負の特性を持つNTC発熱体16、 d.これら発熱体4・16への給電電極5・6、 e.基板3の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護層
としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層7、 f.基板3の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させて
設けたサーミスタ等の温度検出素子8、及び安全対策用
温度検出素子(サーマルプロテクタ)としての温度ヒュ
ーズ9 等よりなる。
【0056】加熱体2のオーバーコート層7側がフィル
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させて加熱
体2を断熱性のヒーターホルダ13(図2)を介して不
図示の支持部に固定支持させてある。
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させて加熱
体2を断熱性のヒーターホルダ13(図2)を介して不
図示の支持部に固定支持させてある。
【0057】加熱体2は通電発熱体4の給電電極5・6
間に交流電源20より電圧印加され、該通電発熱体4が
発熱することで昇温する。5a・6aは電極5・6の端
末部である。
間に交流電源20より電圧印加され、該通電発熱体4が
発熱することで昇温する。5a・6aは電極5・6の端
末部である。
【0058】a)正常時の温調制御 加熱体2の温度は基板背面の温度検出素子8で検出さ
れ、その検出情報が通電制御回路15へフィードバック
されて交流電源20から通電発熱体4への通電が制御さ
れることで、定着実行時に温度検出素子8で検出される
加熱体2の温度が所定の温度(定着温度)になるように
温調制御される。
れ、その検出情報が通電制御回路15へフィードバック
されて交流電源20から通電発熱体4への通電が制御さ
れることで、定着実行時に温度検出素子8で検出される
加熱体2の温度が所定の温度(定着温度)になるように
温調制御される。
【0059】加熱体2の温調制御は通電発熱体4に対す
る印加電圧または電流をコントロールするか、通電時間
をコントロールする方法が採られている。通電時間をコ
ントロールする方法には、電源波形の半波ごとに、通電
する、通電しない、を制御するゼロクロス波数制御、電
源波形の半波ごとに通電する位相角を制御する位相制御
がある。
る印加電圧または電流をコントロールするか、通電時間
をコントロールする方法が採られている。通電時間をコ
ントロールする方法には、電源波形の半波ごとに、通電
する、通電しない、を制御するゼロクロス波数制御、電
源波形の半波ごとに通電する位相角を制御する位相制御
がある。
【0060】即ち、温度検出素子(サーミスタ)8の出
力をA/D交換しCPUに取り込み、その情報をもとに
トライアックにより通電発熱体4に通電するAC電圧を
位相制御あるいは波数制御等のパルス幅変調をかけ、温
度検出素子8による加熱体の検知温度が一定となるよう
に通電発熱体4への通電を制御している。
力をA/D交換しCPUに取り込み、その情報をもとに
トライアックにより通電発熱体4に通電するAC電圧を
位相制御あるいは波数制御等のパルス幅変調をかけ、温
度検出素子8による加熱体の検知温度が一定となるよう
に通電発熱体4への通電を制御している。
【0061】上記のように通電発熱体4の温調制御を行
なうことにより、該発熱体4と並列に接続されたNTC
発熱体16も同時に発熱する。
なうことにより、該発熱体4と並列に接続されたNTC
発熱体16も同時に発熱する。
【0062】ただし、NTC発熱体16の特性は図6に
示した様になっており、通常の温調時には発熱体4は図
中Aの部分の抵抗値で、この時の抵抗値は同温度時の通
電発熱体4の抵抗値に比べて非常に高く設定してある。
このため、通常の温調時はほとんどの電流が通電発熱体
4側へ流れ、該通電発熱体4が全域にわたって発熱する
ことにより通常の定着動作が行なえる。
示した様になっており、通常の温調時には発熱体4は図
中Aの部分の抵抗値で、この時の抵抗値は同温度時の通
電発熱体4の抵抗値に比べて非常に高く設定してある。
このため、通常の温調時はほとんどの電流が通電発熱体
4側へ流れ、該通電発熱体4が全域にわたって発熱する
ことにより通常の定着動作が行なえる。
【0063】b)加熱体暴走時 温度ヒューズ9は通電発熱体4に対する通電路に直列に
接続して加熱体2の基板3の背面に近接または接触させ
て配設してあり、通電発熱体4の通電制御が不能の事態
を生じて加熱体2が異常昇温(加熱体暴走)すると、該
温度ヒューズ9が作動して通電発熱体4への通電回路が
解放され、通電発熱体4に対する通電がオフされる。
接続して加熱体2の基板3の背面に近接または接触させ
て配設してあり、通電発熱体4の通電制御が不能の事態
を生じて加熱体2が異常昇温(加熱体暴走)すると、該
温度ヒューズ9が作動して通電発熱体4への通電回路が
解放され、通電発熱体4に対する通電がオフされる。
【0064】しかし前述したように、温度ヒューズ9の
熱容量が大きいことで、加熱体2が暴走して異常発熱し
たときの急激な温度上昇に対して温度ヒューズ9の昇温
がこれに追従できず動作が遅れて発煙・発火に至ること
がある。
熱容量が大きいことで、加熱体2が暴走して異常発熱し
たときの急激な温度上昇に対して温度ヒューズ9の昇温
がこれに追従できず動作が遅れて発煙・発火に至ること
がある。
【0065】そこで本実施例では、加熱体2の昇温が急
激で該温度ヒューズ9が作動しない場合においては、前
述のNTC発熱体16の昇温により基板3上に部分的に
熱ストレスを生じさせることで加熱体2を割らせ、この
割れにより通電発熱体4への通電路を解放(断裂遮断)
させる方法をとる。
激で該温度ヒューズ9が作動しない場合においては、前
述のNTC発熱体16の昇温により基板3上に部分的に
熱ストレスを生じさせることで加熱体2を割らせ、この
割れにより通電発熱体4への通電路を解放(断裂遮断)
させる方法をとる。
【0066】即ち、何らかの予期できない原因によって
通電発熱体4への通電制御が不能となり、通電発熱体4
への通電が遮断できずに異常昇温を引き起こす状態に陥
り、かつこの通電発熱体4の急激な昇温に対して温度ヒ
ューズ9がこの昇温速度に追従できないときには、該通
電発熱体4は通電遮断が行なわれず発熱し続け、加熱体
2の温度が上昇する(加熱体暴走)。
通電発熱体4への通電制御が不能となり、通電発熱体4
への通電が遮断できずに異常昇温を引き起こす状態に陥
り、かつこの通電発熱体4の急激な昇温に対して温度ヒ
ューズ9がこの昇温速度に追従できないときには、該通
電発熱体4は通電遮断が行なわれず発熱し続け、加熱体
2の温度が上昇する(加熱体暴走)。
【0067】この加熱体の異常昇温に伴いNTC発熱体
16も加熱されて該NTC発熱体16の温度もタイムラ
グなく上昇し、温調温度以上の温度B(図6)に達する
と、NTC発熱体16の抵抗値は通電発熱体4の抵抗値
を下回り、NTC発熱体16への通電量の方が多くな
る。
16も加熱されて該NTC発熱体16の温度もタイムラ
グなく上昇し、温調温度以上の温度B(図6)に達する
と、NTC発熱体16の抵抗値は通電発熱体4の抵抗値
を下回り、NTC発熱体16への通電量の方が多くな
る。
【0068】従って、NTC発熱体16の発熱量が増加
し、NTC発熱体部16の温度を局所的に昇温させ(図
4の温度分布)、かつ通電発熱体部4の発熱を抑制する
ことができる。
し、NTC発熱体部16の温度を局所的に昇温させ(図
4の温度分布)、かつ通電発熱体部4の発熱を抑制する
ことができる。
【0069】そして加熱体2上にNTC発熱体16の発
熱で局所的に高温な部分が生じることで、加熱体2に部
分的な熱ストレスが発生し、この部分において必ず加熱
体が破損して通電発熱体4及びNTC発熱体16への通
電路を確実に断裂遮断することが可能となり、発煙・発
火に至る過昇温が防止できる。
熱で局所的に高温な部分が生じることで、加熱体2に部
分的な熱ストレスが発生し、この部分において必ず加熱
体が破損して通電発熱体4及びNTC発熱体16への通
電路を確実に断裂遮断することが可能となり、発煙・発
火に至る過昇温が防止できる。
【0070】更に、この加熱体2の割れを助長する手段
として、本実施例では図4に示した様にNTC発熱体近
傍の加熱体部分に穴17を空け、基板3の熱ストレスに
対する強度を部分的に低下させる方法を用いる。
として、本実施例では図4に示した様にNTC発熱体近
傍の加熱体部分に穴17を空け、基板3の熱ストレスに
対する強度を部分的に低下させる方法を用いる。
【0071】この加熱体破損助長部分としての穴17
は、他に、例えばダイヤモンドカッター等でつけた傷、
レーザ加工等によるミシン目、基板エッジの切り欠き等
でも同様な効果を得ることができる。
は、他に、例えばダイヤモンドカッター等でつけた傷、
レーザ加工等によるミシン目、基板エッジの切り欠き等
でも同様な効果を得ることができる。
【0072】従って、NTC発熱体16の配設、更には
加熱体破損助長部分17の配設により、加熱体上で割れ
を発生させる部分が極めて限定できるため、加熱体暴走
時において安全にかつ確実に加熱体2への通電を加熱体
の割れにより遮断することができ、発煙・発火を生じさ
せるに至らせることがなく、安全性・信頼性が向上す
る。
加熱体破損助長部分17の配設により、加熱体上で割れ
を発生させる部分が極めて限定できるため、加熱体暴走
時において安全にかつ確実に加熱体2への通電を加熱体
の割れにより遮断することができ、発煙・発火を生じさ
せるに至らせることがなく、安全性・信頼性が向上す
る。
【0073】〈実施例2〉(図7・図8) 本実施例は、図7・図8に示すように、NTC発熱体1
6を加熱体2の基板3の通電発熱体4を設けた面(表面
側)とは反対側の面(背面側)に配設したものである。
6を加熱体2の基板3の通電発熱体4を設けた面(表面
側)とは反対側の面(背面側)に配設したものである。
【0074】即ち、基板3の背面側に一対の給電電極1
8・19を設け、この電極18・19間にNTC発熱体
16を配設してある。18a・19aはこの両電極の端
末部であり、それぞれ基板3の表面側の通電発熱体4に
対する一対の給電電極5・6の端末部5a・5bに対し
て基板を貫通する直径φ0.5mm程度のスルーホール
21・22を介して導通させてある。他の構成は図4・
図5の加熱体2と同じである。
8・19を設け、この電極18・19間にNTC発熱体
16を配設してある。18a・19aはこの両電極の端
末部であり、それぞれ基板3の表面側の通電発熱体4に
対する一対の給電電極5・6の端末部5a・5bに対し
て基板を貫通する直径φ0.5mm程度のスルーホール
21・22を介して導通させてある。他の構成は図4・
図5の加熱体2と同じである。
【0075】本例の場合も基板表面側の通電発熱体4と
基板背面側のNTC発熱体16は電源20に対して並列
になり、正常な温調時はNTC発熱体16の抵抗値は高
いので、ほとんどの電流が通電発熱体4へ流れて該通電
発熱体4が全域にわたって発熱することにより通常の定
着動作がなされる。
基板背面側のNTC発熱体16は電源20に対して並列
になり、正常な温調時はNTC発熱体16の抵抗値は高
いので、ほとんどの電流が通電発熱体4へ流れて該通電
発熱体4が全域にわたって発熱することにより通常の定
着動作がなされる。
【0076】また加熱体暴走時は前記実施例1のb)項
と同様にNTC発熱体16の抵抗値低下で該NTC発熱
体16の発熱量が増して加熱体2がこのNTC発熱体配
設部分で熱ストレスにより割れて通電発熱体2及びNT
C発熱体16に対する通電路が断裂遮断される。
と同様にNTC発熱体16の抵抗値低下で該NTC発熱
体16の発熱量が増して加熱体2がこのNTC発熱体配
設部分で熱ストレスにより割れて通電発熱体2及びNT
C発熱体16に対する通電路が断裂遮断される。
【0077】本例の場合も、基板3にスルーホール21
・22以外にも、加熱体破損助長部として穴17や傷部
等を設けることで、より確実に、かつ割れ発生部分を極
めて限定して加熱体に割れを生じさせて加熱体への通電
を遮断させ安全性を確保することができる。
・22以外にも、加熱体破損助長部として穴17や傷部
等を設けることで、より確実に、かつ割れ発生部分を極
めて限定して加熱体に割れを生じさせて加熱体への通電
を遮断させ安全性を確保することができる。
【0078】〈実施例3〉(図9・図10) 本実施例は図9・図10に示すように、NTC発熱体1
6を前記実施例2と同様に基板3の背面側に配設すると
共に、このNTC発熱体16を特に基板3上の温度ヒュ
ーズ9に最も近い場所に配設してある。
6を前記実施例2と同様に基板3の背面側に配設すると
共に、このNTC発熱体16を特に基板3上の温度ヒュ
ーズ9に最も近い場所に配設してある。
【0079】なお、本実施例では温度ヒューズ9を加熱
体に接触させてあるため、NTC発熱体16と温度ヒュ
ーズ9間でリークを生じないようにガラスコート等で絶
縁している。
体に接触させてあるため、NTC発熱体16と温度ヒュ
ーズ9間でリークを生じないようにガラスコート等で絶
縁している。
【0080】このようにNTC発熱体16を温度ヒュー
ズ9の近傍に配置することで、加熱体暴走時はNTC発
熱体16の熱で温度ヒューズ9を強制的に作動させて加
熱体2に割れを生じさせる前に加熱体2への通電を遮断
させることができ、またそれでも温度ヒューズ9が不作
動の場合には加熱体2に割れを発生させることで加熱体
2への通電を遮断させることができ、2段構成で発煙・
発火に至ることを防止することが可能となる。
ズ9の近傍に配置することで、加熱体暴走時はNTC発
熱体16の熱で温度ヒューズ9を強制的に作動させて加
熱体2に割れを生じさせる前に加熱体2への通電を遮断
させることができ、またそれでも温度ヒューズ9が不作
動の場合には加熱体2に割れを発生させることで加熱体
2への通電を遮断させることができ、2段構成で発煙・
発火に至ることを防止することが可能となる。
【0081】〈加熱装置の他の構成形態例〉(図11) 図11の(a)・(b)・(c)はそれぞれフィルム加
熱方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものであ
る。
熱方式の加熱装置の他の構成形態例を示したものであ
る。
【0082】(a)のものは、加熱体2と駆動ローラ2
4の2部材間にエンドレスベルト状の耐熱性フィルム1
を懸回張設して駆動ローラ24により回転駆動する構成
ものである。
4の2部材間にエンドレスベルト状の耐熱性フィルム1
を懸回張設して駆動ローラ24により回転駆動する構成
ものである。
【0083】(b)のものは、加熱体2と、該加熱体2
を保持させたフィルムガイド部材25の外側に円筒状の
耐熱性フィルム1をルーズに外嵌し、加熱体2に対して
フィルム1を加圧ローラ10で圧接させ、該加圧ローラ
10を回転駆動させることによりフィルム1の内面を加
熱体2面に密着摺動させながら回転駆動する構成(加圧
ローラ駆動式)のものである。
を保持させたフィルムガイド部材25の外側に円筒状の
耐熱性フィルム1をルーズに外嵌し、加熱体2に対して
フィルム1を加圧ローラ10で圧接させ、該加圧ローラ
10を回転駆動させることによりフィルム1の内面を加
熱体2面に密着摺動させながら回転駆動する構成(加圧
ローラ駆動式)のものである。
【0084】(c)のものは、耐熱性フィルム1とし
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸26
側から加熱体2を経由させて巻き取り軸27側へ所定の
速度で走行させるように構成したものである。
て、エンドレスベルト状のものではなく、ロール巻きに
した長尺の有端フィルムを用い、これを繰り出し軸26
側から加熱体2を経由させて巻き取り軸27側へ所定の
速度で走行させるように構成したものである。
【0085】尚、以上の各実施例はフィルム加熱方式の
加熱装置ないしはその装置の加熱体であるが、本発明は
フィルム加熱方式の加熱装置に限らず、基板と、該基板
に設けた、少なくとも一対の電極で挟まれた通電発熱体
を基本構成とし、該通電発熱体に電力を供給して発熱さ
せる加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、該加熱装置を
用いた画像形成装置等に適用して有効であることは勿論
である。
加熱装置ないしはその装置の加熱体であるが、本発明は
フィルム加熱方式の加熱装置に限らず、基板と、該基板
に設けた、少なくとも一対の電極で挟まれた通電発熱体
を基本構成とし、該通電発熱体に電力を供給して発熱さ
せる加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、該加熱装置を
用いた画像形成装置等に適用して有効であることは勿論
である。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱体の
温度制御が不能となって加熱体が暴走した場合において
も、加熱体に確実・安全に且つ極めて限定した想定箇所
において割れを発生させて加熱体への通電路を遮断させ
ることができ、発煙・発火を生じさせるに至らせること
がなく、加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、該加熱装
置を用いた画像形成装置等の安全性・信頼性を向上させ
ることができる。
温度制御が不能となって加熱体が暴走した場合において
も、加熱体に確実・安全に且つ極めて限定した想定箇所
において割れを発生させて加熱体への通電路を遮断させ
ることができ、発煙・発火を生じさせるに至らせること
がなく、加熱体、該加熱体を用いた加熱装置、該加熱装
置を用いた画像形成装置等の安全性・信頼性を向上させ
ることができる。
【図1】 画像形成装置例の概略構成図
【図2】 使用した像加熱装置(フィルム加熱方式の加
熱装置)の概略構成を示す側面模型図
熱装置)の概略構成を示す側面模型図
【図3】 実施例1における加熱体の拡大横断面模型図
【図4】 同加熱体の一部切欠き平面模型図と、通電回
路ブロック図と、加熱体暴走時における加熱体長手に沿
う温度分布グラフ
路ブロック図と、加熱体暴走時における加熱体長手に沿
う温度分布グラフ
【図5】 同加熱体の背面模型図
【図6】 通電発熱体と、NTC発熱体の抵抗−温度特
性グラフ
性グラフ
【図7】 実施例2における加熱体の一部切欠き平面模
型図
型図
【図8】 同加熱体の背面模型図
【図9】 実施例3における加熱体の一部切欠き平面模
型図
型図
【図10】 同加熱体の背面模型図
【図11】 (a)・(b)・(c)はそれぞれフィル
ム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例の概略模型図
ム加熱方式の加熱装置の他の構成形態例の概略模型図
50 加熱装置の総括符号 1 耐熱性フィルム 2 加熱体 3 基板 4 通電発熱体 5・6,18・19 給電電極 7 保護層 8 温度検出素子 9 温度ヒューズ(サーマルプロテクタ) 10 加圧ローラ 15 制御回路 16 NTC発熱体 17 加熱体破損助長部(穴など) 20 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 365 N (72)発明者 大羽 浩幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 基板と、該基板に設けた、少なくとも1
対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、該通
電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であり、前
記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通電発熱
体を用いたことを特徴とする加熱体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加熱体において、通電
発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体とが電源に
対して並列に接続されていることを特徴とする加熱体。 - 【請求項3】 請求項1に記載の加熱体において、負の
抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電発熱体を
設けた面にあることを特徴とする加熱体。 - 【請求項4】 請求項1に記載の加熱体において、負の
抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通電発熱体を
設けた面とは反対側の面にあることを特徴とする加熱
体。 - 【請求項5】 請求項1乃至同4の何れかに記載の加熱
体において、負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱
体上のサーマルプロテクタ部に近接した位置に配置され
ていることを特徴とする加熱体。 - 【請求項6】 請求項1乃至同5の何れかに記載の加熱
体において、穴部・傷部など、加熱体暴走時の加熱体破
損助長部分を設けたことを特徴とする加熱体。 - 【請求項7】 加熱体と、一面が該加熱体に接触摺動
し、他面が被加熱体と接触するフィルムを有し、加熱体
上のフィルムと被加熱体が一緒に移動することで加熱体
の熱をフィルムを介して被加熱体へ伝達する加熱装置に
おいて、 前記加熱体は、基板と、該基板に設けた、少なくとも1
対の電極で挟まれた通電発熱体を基本構成体とし、該通
電発熱体に電力を供給して発熱させる加熱体であり、前
記通電発熱体の一部に負の抵抗温度特性をもつ通電発熱
体を用いたことを特徴とする加熱装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の加熱装置において、加
熱体の通電発熱体と負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体
とが電源に対して並列に接続されていることを特徴とす
る加熱装置。 - 【請求項9】 請求項7に記載の加熱装置において、加
熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の通
電発熱体を設けた面にあることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項10】 請求項7に記載の加熱装置において、
加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通電発熱体が加熱体の
通電発熱体を設けた面とは反対側の面にあることを特徴
とする加熱装置。 - 【請求項11】 請求項7乃至同10の何れかに記載の
加熱装置において、加熱体の負の抵抗温度特性をもつ通
電発熱体が加熱体上のサーマルプロテクタ部に近接した
位置に配置されていることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項12】 請求項7乃至同11の何れかに記載の
加熱装置において、加熱体に穴部・傷部など、加熱体暴
走時の加熱体破損助長部分を設けたことを特徴とする加
熱装置。 - 【請求項13】 被加熱体が画像を担持させた被記録材
であり、該被記録材の画像を加熱処理する像加熱装置で
あることをを特徴とする請求項7乃至同12の何れかに
記載の加熱装置。 - 【請求項14】 被記録材に画像を形成する画像形成手
段と、請求項1乃至同12の何れかに記載の加熱装置を
前記画像形成手段側からの被記録材上の画像を加熱処理
する像加熱装置として備えたことを特徴とする画像形成
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076569A JPH07261583A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076569A JPH07261583A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261583A true JPH07261583A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=13608869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6076569A Pending JPH07261583A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07261583A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010276729A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Sharp Corp | 定着装置および該定着装置を備える画像形成装置 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6076569A patent/JPH07261583A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010276729A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Sharp Corp | 定着装置および該定着装置を備える画像形成装置 |
US8391761B2 (en) | 2009-05-26 | 2013-03-05 | Sharp Kabushiki Kaisha | Fixing device and image forming apparatus including fixing device |
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