JPH072609A - 農薬固形製剤 - Google Patents
農薬固形製剤Info
- Publication number
- JPH072609A JPH072609A JP14495593A JP14495593A JPH072609A JP H072609 A JPH072609 A JP H072609A JP 14495593 A JP14495593 A JP 14495593A JP 14495593 A JP14495593 A JP 14495593A JP H072609 A JPH072609 A JP H072609A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acephate
- weight
- solid
- preparation
- aluminum oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】アセフェート原体またはアセフェートを含有す
る農薬固形製剤に、酸化アルミニウムを添加するアセフ
ェートの安定化方法、ならびに酸化アルミニウムの添加
により保存安定性が改善されてなるアセフェート。 【効果】本発明は、酸化アルミニウムの添加により、ア
セフェート原体またはアセフェートを含有する農薬固形
製剤中のアセフェートの保存安定性が改善されてなるも
のである。
る農薬固形製剤に、酸化アルミニウムを添加するアセフ
ェートの安定化方法、ならびに酸化アルミニウムの添加
により保存安定性が改善されてなるアセフェート。 【効果】本発明は、酸化アルミニウムの添加により、ア
セフェート原体またはアセフェートを含有する農薬固形
製剤中のアセフェートの保存安定性が改善されてなるも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アセフェートを含有す
る安定化された農薬固形製剤に関するものである。
る安定化された農薬固形製剤に関するものである。
【従来の技術】アセフェート(O,S−ジメチル アセ
チルホスホルアミドチオエート)は、The Pesticide Ma
nual第8版(1987年 The British Crop Protection Cou
ncil発行)第1頁に記載の殺虫活性を有する化合物であ
り、各種害虫の防除に有効なことから、現在農業用殺虫
剤の有効成分として用いられている。
チルホスホルアミドチオエート)は、The Pesticide Ma
nual第8版(1987年 The British Crop Protection Cou
ncil発行)第1頁に記載の殺虫活性を有する化合物であ
り、各種害虫の防除に有効なことから、現在農業用殺虫
剤の有効成分として用いられている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アセフ
ェートは農薬製剤中での安定性があまり高くないため、
保存条件によっては製剤中のアセフェートの分解が激し
く、その結果アセフェートの殺虫効力を有効に活かせな
いことがあった。そこで、アセフェートを含有する安定
な農薬製剤の開発が望まれていた。
ェートは農薬製剤中での安定性があまり高くないため、
保存条件によっては製剤中のアセフェートの分解が激し
く、その結果アセフェートの殺虫効力を有効に活かせな
いことがあった。そこで、アセフェートを含有する安定
な農薬製剤の開発が望まれていた。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)アセフ
ェート、(b)酸化アルミニウムおよび(c)製剤用固
形担体を含有する安定化された農薬固形製剤を提供する
ものであり、酸化アルミニウムの添加により、アセフェ
ート原体または農薬固形製剤中のアセフェートが安定化
されることによるものである。アセフェートを安定化す
るのに有効な酸化アルミニウムの量は、一般にアセフェ
ート1重量部に対して0.01〜0.5 重量部であるが、勿論
それ以上の添加量であっても何ら問題はない。
ェート、(b)酸化アルミニウムおよび(c)製剤用固
形担体を含有する安定化された農薬固形製剤を提供する
ものであり、酸化アルミニウムの添加により、アセフェ
ート原体または農薬固形製剤中のアセフェートが安定化
されることによるものである。アセフェートを安定化す
るのに有効な酸化アルミニウムの量は、一般にアセフェ
ート1重量部に対して0.01〜0.5 重量部であるが、勿論
それ以上の添加量であっても何ら問題はない。
【0003】本発明において、農薬固形製剤中のアセフ
ェートの含有量は一般に0.5〜99重量%、好ましく
は5〜95重量%であり、安定化剤である酸化アルミニ
ウムの含有量は、アセフェートを安定化し得る量、通常
0.01〜50重量%、好ましくは1〜20重量%、よ
り好ましくは1〜10重量%である。本発明において用
いられる製剤用固形担体としては、カオリンクレー、ア
タパルジャイトクレー、セリサイトクレー、パイロフィ
ライトクレー、モンモリロナイトクレー、ゼオライト、
ベントナイト、酸性白土、活性白土、蛇紋岩、タルク、
珪藻土などの鉱物質担体、硫酸塩、硝酸塩、塩化物など
の無機塩、シリカなどの合成担体等の無機質担体、糖
類、澱粉、デキストリン、小麦粉、大豆粉、トウモロコ
シ粉、木粉等の有機質担体が挙げられる。これらの製剤
用固形担体は、本発明の農薬固形製剤中に、通常1〜9
0重量%、好ましくは20〜70重量%含有される。
ェートの含有量は一般に0.5〜99重量%、好ましく
は5〜95重量%であり、安定化剤である酸化アルミニ
ウムの含有量は、アセフェートを安定化し得る量、通常
0.01〜50重量%、好ましくは1〜20重量%、よ
り好ましくは1〜10重量%である。本発明において用
いられる製剤用固形担体としては、カオリンクレー、ア
タパルジャイトクレー、セリサイトクレー、パイロフィ
ライトクレー、モンモリロナイトクレー、ゼオライト、
ベントナイト、酸性白土、活性白土、蛇紋岩、タルク、
珪藻土などの鉱物質担体、硫酸塩、硝酸塩、塩化物など
の無機塩、シリカなどの合成担体等の無機質担体、糖
類、澱粉、デキストリン、小麦粉、大豆粉、トウモロコ
シ粉、木粉等の有機質担体が挙げられる。これらの製剤
用固形担体は、本発明の農薬固形製剤中に、通常1〜9
0重量%、好ましくは20〜70重量%含有される。
【0004】本発明の農薬固形製剤は、さらに必要によ
り各種の農薬製剤用補助剤を含有しても良く、該製剤用
補助剤としては、界面活性剤、色素、香料、公知の安定
化剤等が挙げられ、これらは本発明の農薬固形製剤中
に、通常0.1〜35重量%、好ましくは2〜10重量
%含有される。界面活性剤としては、例えばラウリル硫
酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリー
ルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸ナトリウムなどの
リグニンスルホン酸塩、コハク酸エステル誘導体、ポリ
エチレングリコールアルキルアリールエーテル硫酸エス
テル塩、芳香族スルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物
等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテル等
のノニオン性界面活性剤が挙げられる。尚、本発明の農
薬固形製剤は、さらに他の農薬活性成分を含有してもよ
い。
り各種の農薬製剤用補助剤を含有しても良く、該製剤用
補助剤としては、界面活性剤、色素、香料、公知の安定
化剤等が挙げられ、これらは本発明の農薬固形製剤中
に、通常0.1〜35重量%、好ましくは2〜10重量
%含有される。界面活性剤としては、例えばラウリル硫
酸ナトリウムなどのアルキル硫酸エステル塩、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリー
ルスルホン酸塩、リグニンスルホン酸ナトリウムなどの
リグニンスルホン酸塩、コハク酸エステル誘導体、ポリ
エチレングリコールアルキルアリールエーテル硫酸エス
テル塩、芳香族スルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物
等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテル等
のノニオン性界面活性剤が挙げられる。尚、本発明の農
薬固形製剤は、さらに他の農薬活性成分を含有してもよ
い。
【0005】本発明の農薬固形製剤は、(a)アセフェ
ート、(b)酸化アルミニウム、(c)製剤用固形担
体、さらに必要により界面活性剤などを加え、ミキサー
などで混合し、エアーミル、ハンマーミル、遠心式粉砕
機などの粉砕機で粉砕したり、これらの粉砕物をさらに
ローラーコンパクターなどの圧縮成型機、押出造粒機、
転動造粒機を用いて顆粒状に成型する等の通常の方法に
より製造される。
ート、(b)酸化アルミニウム、(c)製剤用固形担
体、さらに必要により界面活性剤などを加え、ミキサー
などで混合し、エアーミル、ハンマーミル、遠心式粉砕
機などの粉砕機で粉砕したり、これらの粉砕物をさらに
ローラーコンパクターなどの圧縮成型機、押出造粒機、
転動造粒機を用いて顆粒状に成型する等の通常の方法に
より製造される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を製剤例および試験例を挙げて
より詳細に説明するが、本発明は以下の例のみに限定さ
れるものではない。 製剤例1 アセフェート40重量部、酸化アルミニウム10重量
部、硫酸アンモニウム10重量部およびハイシール23
3(PPG製合成珪酸)40重量部をミキサーで混合し
た後、遠心式粉砕機で微粉砕し、本発明の農薬固形製剤
である水和剤を得る。 製剤例2 アセフェート25重量部、酸化アルミニウム5重量部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5重量部および
珪藻土65重量部をミキサーで混合した後、遠心式粉砕
機で微粉砕し、本発明の農薬固形製剤である水和剤を得
る。
より詳細に説明するが、本発明は以下の例のみに限定さ
れるものではない。 製剤例1 アセフェート40重量部、酸化アルミニウム10重量
部、硫酸アンモニウム10重量部およびハイシール23
3(PPG製合成珪酸)40重量部をミキサーで混合し
た後、遠心式粉砕機で微粉砕し、本発明の農薬固形製剤
である水和剤を得る。 製剤例2 アセフェート25重量部、酸化アルミニウム5重量部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5重量部および
珪藻土65重量部をミキサーで混合した後、遠心式粉砕
機で微粉砕し、本発明の農薬固形製剤である水和剤を得
る。
【0007】試験例 上記の製剤例1で得られた水和剤を50ml容ガラス製ア
ンプルに封入して60℃の恒温器中で2週間保存した。
ガスクロマトグラフィーを用いて、保存前後の製剤中の
アセフェート含量を測定し、その分解率を次式により求
めた。
ンプルに封入して60℃の恒温器中で2週間保存した。
ガスクロマトグラフィーを用いて、保存前後の製剤中の
アセフェート含量を測定し、その分解率を次式により求
めた。
【数1】 また、製剤例1において、酸化アルミニウム10重量部
に代えてハイシール233を10重量部用いて同様に製
剤した比較製剤についても同様に分解率を求めた。結果
を表1に示す。
に代えてハイシール233を10重量部用いて同様に製
剤した比較製剤についても同様に分解率を求めた。結果
を表1に示す。
【表1】
【0008】
【発明の効果】本発明は、酸化アルミニウムの添加によ
り、アセフェート原体またはアセフェートを含有する農
薬固形製剤中のアセフェートの保存安定性が改善されて
なるものである。
り、アセフェート原体またはアセフェートを含有する農
薬固形製剤中のアセフェートの保存安定性が改善されて
なるものである。
Claims (6)
- 【請求項1】(a)アセフェート、(b)酸化アルミニ
ウムおよび(c)製剤用固形担体を含有することを特徴
とする農薬固形製剤。 - 【請求項2】(a)アセフェート 5〜95重量%、
(b)酸化アルミニウム 1〜20重量%および(c)
製剤用固形担体 20〜70重量%から実質的になるこ
とを特徴とする農薬固形製剤。 - 【請求項3】(a)アセフェート 5〜95重量%、
(b)酸化アルミニウム 1〜20重量%、(c)製剤
用固形担体 20〜70重量%および(d)農薬製剤用
補助剤 2〜10重量%から実質的になることを特徴と
する農薬固形製剤。 - 【請求項4】アセフェートを含有する農薬固形製剤に、
酸化アルミニウムを添加することを特徴とする農薬固形
製剤の安定化方法。 - 【請求項5】アセフェートを含有する農薬固形製剤にお
いて、酸化アルミニウムを該農薬固形製剤全量に対して
1〜20重量%含有させることを特徴とする農薬固形製
剤の安定化方法。 - 【請求項6】酸化アルミニウムが添加されてなる安定化
されたアセフェート。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14495593A JPH072609A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 農薬固形製剤 |
TW83101529A TW296971B (ja) | 1993-06-16 | 1994-02-22 | |
FR9403328A FR2706247B1 (fr) | 1993-06-16 | 1994-03-22 | Procédé de stabilisation de compositions pesticides contenant de l'acéphate, et compositions pesticides obtenues. |
KR1019940006604A KR950000027A (ko) | 1993-06-16 | 1994-03-30 | 농약 조성물 |
US08/220,882 US6335026B1 (en) | 1993-06-16 | 1994-03-31 | Pesticidal compositions |
ITRM940217A IT1272208B (it) | 1993-06-16 | 1994-04-15 | Composizioni pesticide. |
EP94302727A EP0629346A3 (en) | 1993-06-16 | 1994-04-18 | Pesticide mixtures. |
ES09400807A ES2094681B1 (es) | 1993-06-16 | 1994-04-19 | Composiciones plaguicidas |
BR9401546A BR9401546A (pt) | 1993-06-16 | 1994-04-19 | Processo para estabilizar uma composição pesticida sólida e a composição pesticida sólida obtida |
CN94104296A CN1096628A (zh) | 1993-06-16 | 1994-04-20 | 农药组合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14495593A JPH072609A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 農薬固形製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072609A true JPH072609A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15374084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14495593A Pending JPH072609A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 農薬固形製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072609A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018118938A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 住友化学株式会社 | 農薬複合粒子及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14495593A patent/JPH072609A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018118938A (ja) * | 2017-01-27 | 2018-08-02 | 住友化学株式会社 | 農薬複合粒子及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
HU205534B (en) | Pressed, solid herbicidal active ingredient concentrate and process for producing same | |
US6335026B1 (en) | Pesticidal compositions | |
US5488043A (en) | Method for stabilizing acephate and a dry pesticidal formulation containing the stabilized acephate | |
CN102870794A (zh) | 防治水稻纹枯病的杀菌组合物 | |
JPH072609A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JPH072611A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JP4216363B2 (ja) | 成分が安定化された固体農薬組成物 | |
JPH072610A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JPH072608A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JPH072612A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JP3598228B2 (ja) | 粒状農薬水和剤 | |
JP2969475B2 (ja) | 安定な水和顆粒状農薬 | |
JPH07304615A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JPH07173001A (ja) | 農薬固形製剤 | |
JP5207262B2 (ja) | 顆粒状水和剤 | |
JP2575009B2 (ja) | 粒状農薬水和剤 | |
AU2002366363A1 (en) | A process for preparation of chemically stable, dry-flow, low compact, dust free, soluble granules of phosphoroamidothioates | |
JPH05255002A (ja) | 水田用農薬固形製剤 | |
JPH0114201B2 (ja) | ||
JPS6323806A (ja) | 安定化させた農薬固型製剤 | |
JPH07179304A (ja) | 除草剤組成物 | |
KR940000009B1 (ko) | 상승적인 항균작용을 갖는 약제학적 조성물 | |
JP3582912B2 (ja) | 安定化剤および安定化された殺虫固形製剤 | |
JPS6121522B2 (ja) | ||
JPH0692805A (ja) | 水田用殺菌剤 |