JPH07260686A - 防爆型ガス検知部とその校正方法 - Google Patents

防爆型ガス検知部とその校正方法

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JPH07260686A
JPH07260686A JP7959094A JP7959094A JPH07260686A JP H07260686 A JPH07260686 A JP H07260686A JP 7959094 A JP7959094 A JP 7959094A JP 7959094 A JP7959094 A JP 7959094A JP H07260686 A JPH07260686 A JP H07260686A
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Kazuyuki Takeuchi
和之 竹内
Yukio Okamura
幸雄 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光等の媒体信号の通信により、ゼロ点調整及
びスパン調整等の操作を行う手段を備えた装置に備えら
れるフレームアレスタ構造を構成したセンサ室を有する
防爆型ガス検知部。 【構成】 4枚以上の複数の編組金網を、網目が互いに
約45°の偏位角を有するように重ね合わせた金網集合
体又は金網集合体をの接合面を融着して一体化した焼結
金網を通して、光等の媒体信号により防爆型ガス検知部
内の制御回路部と通信し得る発光素子及び受光素子を備
えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油化学コンビナー
ト、発電所等で使用されるガス監視装置において、光等
の媒体信号の通信により、ゼロ点調整及びスパン調整等
の操作を行う手段を備えた装置に備えられる火炎逸走阻
止エレメントを装着したフレームアレスタ構造を構成し
たセンサ室を有する防爆型ガス検知部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の防爆型ガス検知部は光で通
信する場合は、図14に示すように、表示窓17bにガ
ラスGを嵌入して設けて、その内側に発光素子8c及び
受光素子9cを配置したセンサ室12cに、外部から媒
体信号(光)をこの部分を通して行っている。本願出願
人による平成3年特許出願第276960号「集中監視
方法と装置」に開示されている防爆型ガス検知部の透明
窓は、強化ガラス製の透明板を嵌着してある。また、磁
気により防爆型ガス検知部内の電気回路を通して行って
いるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、石油化学
コンビナート、発電所等で使用される従来のこの種防爆
型ガス検知部にあっては、爆発等の危険性のある場所に
設置されるために、防爆構造にしなければならないとい
う規定がある。さらに防爆構造の規定では、透明窓に用
いる透明板は次によるとしている。
【0004】(1)透明板は、JIS(R3206)に
規定する強化ガラス又はこれと同等以上の強度をもつ難
燃性物質を使用し、爆発の際、片面の温度上昇に十分耐
えるものでなければならない。 (2)透明板は、これを透明窓に取付けた状態で、質量
200gの鋼球を200cmの高さから落下させても破
損しない強さをもたなければならない。 (3)透明板の取付けに当っては、これに危険な応力を
与えないようにしなければならない。 と規定している。
【0005】すなわち、図14に示す従来例のガス検知
器の要部断面図において、この規定に適合する従来の透
明板としては、JIS(R3206)に適合する強化ガ
ラスGが主に使用されるが、接合面の規定は、接合面の
スキの奥行きL及びスキWについて、内容積2〜100
cmにおいては前者10mm以上、後者は0.1mm
以下となっている。この規定を満足させるには、強化ガ
ラスは現実には大きな寸法になり、また、そのような強
化ガラスGを取り付けるセンサ室12c本体は大型で、
重量も大になって取り扱いに難点があり、コストも高価
になる嫌いがある。
【0006】そのため、従来の防爆型ガス検知部では、
電気機器の防爆構造の規定に適合するように、専用の表
示窓17bを設けて、光、磁気等の媒体信号によって通
信を行うことによって、検知作業を実施していたが、専
用の表示窓17bを設けることは、コストの増大、大形
化を招くので、製品とした場合に不利であリ、また、磁
気による防爆型ガス検知部内の電気回路と通信する場合
は、回路構成が複雑になり、信頼性に欠けるという問題
があった。
【0007】さらに、防爆構造にするためには、防爆型
ガス検知部のセンサ室12cは、外部と接する部分の一
部の空隙を有する外壁の構造がフレームアレスタの規定
に適合する構造として、測定ガスの拡散が容易に可能な
ようにするとともに、このフレームアレスタは内部の爆
発によって損傷及び火炎の逸走しない構造とする必要が
あった。そして、このようなフレームアレスタ構造を具
備したセンサ室12cには焼結金属を使用したものがあ
るが、空洞が極小で入り込んでいるので通気率が悪く、
目詰まりが甚だしいという実用上の欠点があった。
【0008】そしてまた、従来の目詰まり検出は、実測
定ガスによってセンサの応答速度を測定して確認し、校
正しなければならないという余分な作業が必要であっ
た。
【0009】そこで、本発明は、図1〜図13に示すよ
うに、前記したような従来のセンサ室12cが有してい
た課題を解決するために、4枚以上の金網を互いに偏位
角をもって重ね合わせた金網集合体2、又は前記金網集
合体2を融着して一体化した焼結金網1からなる火炎逸
走阻止エレメント1a(焼結金網)、1b(焼結金網又
は金網集合体)を装着して、その内部にガスセンサ5を
収納したセンサ室12とすることによって、前記の規定
に適合せしめるとともに、小型で、軽量で、コストの低
廉な防爆型ガス検出部3を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記欠点を解決し、目的
を達成するための本発明の構成を、実施例に対応する図
1乃至図13を用いて説明すると、本第1発明は、セン
サ室12に内蔵したガスセンサ5並びに制御回路6に接
続され校正制御信号を受信する受光素子9及び信号を出
力する発光素子8の前面に、4枚以上の金網2を重ね合
わせ、その接合面を融着して一体化した焼結金網1から
なる火炎逸走阻止エレメント1a(焼結金網)、1b
(焼結金網又は金網集合体)を装着し、校正用アダプタ
11を、前記校正用アダプタ11に内蔵した発光素子8
a及び受光素子9aが、前記センサ室12の受光素子9
及び発光素子8に、それぞれ相対配置するように着脱自
在に装着して、校正用信号設定器10の発信する光通信
用の校正制御信号を送受信するとともに、防爆型ガス検
知部3の制御回路6からの校正結果の信号を発信して、
その結果を校正用信号設定器10に内蔵する表示部17
に表示させることを特徴とするセンサ室12及び制御回
路6とからなる防爆型ガス検知部3である。
【0011】また、第2発明は、前記防爆型ガス検知部
3のセンサ室12に内蔵した受光素子9及び発光素子8
を、それぞれ連結素子14,14を介して配置し、その
前面に前記火炎逸走阻止エレメント1aを装着して、着
脱自在の校正用アダプタ11に内蔵した受光素子9a及
び発光素子8aと相対配置した第1発明の防爆型ガス検
知部3である。
【0012】さらに、第3発明は、火炎逸走阻止エレメ
ント1bを前面に装着したセンサ室12に内蔵したガス
センサ5の制御回路6に、校正制御信号を受信する受光
素子9及び発光素子8と、着脱自在に装着して相対配置
した校正用アダプタ11に内蔵した発光素子8a及び受
光素子9aとの間において、校正用信号設定器10の発
信する光通信用の校正制御信号を、伝導線19を通し
て、前記校正用アダプタ11の発光素子8aから出力す
ることにより送信し、前記火炎逸走阻止エレメント1b
を介して、センサ室12に内蔵したガスセンサ5の制御
回路6に校正制御信号を受信入力する受光素子9に入力
して、前記防爆型ガス検知部3のゼロ調整、スパン校
正、リニアライズ校正等の校正操作を行い、防爆型ガス
検知部3のセンサ室12に内蔵したガスセンサ5の制御
回路6からの校正結果の信号を、前記センサ室12の発
光素子8から、前記火炎逸走阻止エレメントを介して、
前記校正用アダプタ11の受光素子9aに入力すること
により、前記校正用信号設定器10に返信送信して、前
記校正信号設定器10の表示部17に表示させることを
特徴とするセンサ室12と制御回路部6とからなる防爆
型ガス検知部3の校正方法である。
【0013】第4発明は、前記火炎逸走阻止エレメント
1bを前面に装着したセンサ室12に内蔵した発光素子
8及び受光素子9が、それぞれ連結素子14,14を介
して配置されたものである第3発明の防爆型ガス検知部
3の校正方法である。
【0014】
【作用】本発明の防爆型ガス検知部3は、図9に構成の
装置に使用されるものであって、その機能は、防爆型ガ
ス検知部3と外部の校正信号設定器10との間で媒体信
号の送受通信を行う。防爆型ガス検知部3は通常ガス濃
度を検出するものであるが、さらに校正信号設定機器1
0からの信号を受信して、ゼロ点、スパン校正、センサ
電圧調整、警報濃度設定、出力曲線のリニアライズを行
い、その結果を校正信号設定器10に返信する。該校正
信号設定器10は、この返信を受けてその内容を表示器
17に表示する。
【0015】校正信号設定器10の校正アダプタ11
は、防爆型ガス検知部3のガスセンサ室12の受光素子
9及び発光素子8にそれぞれ相対する位置に、着脱自在
に嵌合し得るごとく焼結金網1を介して装着されるとと
もに、校正信号設定器10の校正用アダプタ11を、そ
の内蔵する発光素子8b及び受光素子9bが、前記セン
サ室12に着脱自在に嵌着できる形状として、ガス検知
部3からの返信を前記校正信号設定器10の表示部17
の表示により確認する。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1乃至図13は本発明の実施例をそ
れぞれ示す図であって、図1は防爆型ガス検知部3の内
部構造を示す平面断面図、図2は本発明のセンサ室12
の要部断面図、図3はセンサ室12の要部の縦断面図、
図4は図3のA−A断面図、図5はセンサ室12の内部
構造と内蔵する制御回路6のブロック図及び校正用アダ
プタ11の内部構造と結線関係を示す図、図6は別実施
例のセンサ室12bの要部の縦断面図、図7は図6のB
−B断面図、図8は図6のセンサ室12bの内部構造と
内蔵する制御回路6のブロック図及び校正用アダプタ1
1の内部構造と結線関係を示す図、図9は本発明のセン
サ室12を使用した防爆型ガス検知部3のブロック図、
図10はガスセンサ出力とガス濃度の補正前の特性を示
す図、図11はガスセンサ出力とガス濃度の補正後の特
性を示す図、図12は防爆規格に適合する火炎逸走阻止
エレメントを構成する金網を示す図、図13は防爆規格
に適合する火炎逸走阻止エレメントの断面を示す図であ
る。
【0017】焼結金網1の一例としては、0.1mm
φのステンレス線を、0.15mmの間隔で経緯方向
に、100メッシュ相当に編組した金網を4枚、網目が
順次互いに30°〜60°(望ましくは45°)の偏位
角を有するように重ねたものである。焼結金網1は、前
記の金網集合体を重錘で押圧し、電気炉で熔融温度近く
まで加熱して、網目は融着せず残存したまま、互いの接
合面を融着して一体に形成したものである。この焼結金
網1は、前記した耐圧防爆構造の透明窓に用いる透明板
と同じく防爆の火炎逸走防止方法の一つであり、取り付
け枠との接合面の規定のスキの奥行きLとスキW(図1
4参照)に拘わらず「フレームアレスタ」の規定に適合
した構造として、その外形は強化ガラスGよりはるかに
小さく形成できるので、取り扱いに便なるのみならず、
焼結金網1のコストも低廉であるので、装置全体のコス
トダウンに寄与するところも大きい利点がある。
【0018】そして、前記一般用のガス検知部に使用さ
れる防塵金網は、防爆構造を採らないので、前記の「フ
レームアレスタ」の規定には適合しないが、火炎が逸走
するのを阻止する機能も有する通常の金網として使用さ
れる。
【0019】また、このような構造の焼結金網1又は金
網2集合体は、塵埃等による目詰まりも容易かつ簡単に
除去することが可能で、通気率も常に最高の状態に保持
し易いので、ガス検出精度の確保に優れた利点がある。
図5にその構造を示すセンサ室12は、ガスセンサ5と
ガスセンサ室12内に発光素子8及び受光素子9を内蔵
した例で、図9のように校正信号設定器10(ガスセン
サ5の感度を調整するためのテストガスを注入する部分
13も含む)とセンサ室12を焼結金網1又は金網2集
合体を通して光通信を行うものである。
【0020】校正信号設定器10から発する必要な情報
を、校正信号設定器10側の発光素子8aから検知部3
のセンサ室12の受光素子9に焼結金網1又は金網2集
合体を通して信号を送る。検知部3のセン室12側で受
光素子9により受光された光信号は、インタフェイスを
経由してCPUにデータとして取り込まれ、校正信号設
定器10から送られた情報に基づいて動作する。又逆
に、防爆型ガス検知部3からデータを受信する場合は、
センサ室12側の発光素子ダイオード8から焼結金網1
又は金網2集合体を通して校正信号設定器10側に送ら
れる。
【0021】防爆型ガス検知部3が検出するガス濃度に
ついては、センサ室12内のガスセンサ5の電圧出力が
増幅器により増幅され、A/Dコンバータでディジタル
化されCPU15に取り込まれる。図5はガスセンサ5
及び発光素子8、受光素子9を内蔵したセンサ室12か
ら着脱可能な制御回路部6を組み合わせて一体にしたガ
ス検知部3を構成した例で、ガスセンサ5と同一室内に
発光素子8、受光素子9を備えた場合を示す。この発光
素子8、受光素子9から送受される信号はインタフェイ
スを経由してCPUにデータとして取り込まれ、校正信
号設定器10から送信された情報に基づいて動作する。
【0022】而して、前記のセンサ室12は、発光ダイ
オード等の発光素子8あるいは赤外線発光素子等を組み
込んで、媒体信号を発生可能にしてあり、校正信号設定
器10には、前記媒体信号送信部なる発光素子8aと信
号発信器16との間は直接接続してある。
【0023】図6は別実施例のセンサ室12bの要部の
縦断面図で、その基本的構成は図3のセンサ室12と変
わらないが、センサ室12b側の発光素子8、受光素子
9を制御回路部6に内蔵した例であって、センサ室12
bの発光素子8、受光素子9までの間を連結素子14,
14により結合されたもので、機能としては前述と同一
である。図7は図6のセンサ室12のB−B断面図、図
8は図6のセンサ室12の内部構造と内蔵する制御回路
部6及びセンサ室12bと制御回路部6を一体にしたガ
ス検知部3のブロック図及び校正用アダプタ11の内部
構造と結線関係を示す図で、前記した図9のブロック構
成、作用によって、本発明のセンサ室部12bを使用し
た防爆型ガス検知部3として同様に機能する。
【0024】さらに図8はセンサ室12bの内部にガス
センサ5と連結素子14,14を内蔵し、発光素子8、
受光素子9を内蔵した制御回路部6と組み合わせて、セ
ンサ室12に、着脱可能な校正用アダプタ11を備えた
構成とし、ガスセンサ5としては別の室(制御回路6)
内に発光素子8、受光素子9を備えた例を示す。
【0025】ここで本発明防爆型ガス検知部を組み込ん
だガス濃度検出装置についてその機能を説明する。ま
ず、ガス調整の仕方について詳細に説明する。 ガスのない状態を確認して、校正信号設定器10よ
りゼロ調整を指示する信号を送信する。 防爆型ガス検知部3よりゼロ調整終了を示す信号が
返送され、校正信号設定器10の表示器17に表示され
る。 前記を確認した後、校正アダプタ11に所定濃度
のガスを注入し、センサ室12に送る。 ガス濃度が安定した時点で、スパン調整を指示する
信号を送信する。 防爆型ガス検知部3よりスパン調整終了を示す信号
が返送され、校正信号設定器10の表示器17に表示さ
れる。 以上でガス濃度測定の調整が終了して、測定に入れる状
態となる。
【0026】次にガス濃度−出力特性の補正の仕方を説
明する。図10はガスセンサ出力とガス濃度の補正前の
特性を示す図、図11はガスセンサ出力とガス濃度の補
正後の特性を示す図である。 あらかじめ測定しておいたガスセンサ濃度特性を元
に、ゼロ−フルスケール間の数ポイントのデータを前記
校正信号設定器10により入力する。図10はセンサ出
力とガス濃度の補正前の変化を示す。 入力したデータを元にして、出力カーブの補正を内
部CPUで行う。 補正終了の信号が防爆型ガス検知部3から返送され
てきて、図11のように特性の補正ができたことを確認
できる。
【0027】さらに焼結金網1の目詰まりを検知するに
は、ゼロ調整機能等を使って、光信号の返送の有無によ
って確認することができる。
【0028】以上のゼロ調整のほかに、つぎのような調
整等の機能を必要に応じて付加することができる。セン
サ出力をアンプ回路で増幅した値を、ガスを検知した状
態において規定の出力に調整するスパン調整。個々互い
違う特性をもったガスセンサにおいて、ガス濃度−アン
プで増幅後のセンサ出力が比例するように行うリニアラ
イズ補正。ガス濃度に対して警報信号を出力する値の設
定を行うアラーム設定。センサの断線等の故障信号を出
力するモードの設定を行うトラブル設定。センサの種類
により印加電圧が異なるために行うセンサ電圧設定。点
検時にアラーム、トラブルの出力を解除するメインテナ
ンスモード。アンプで増幅後、センサ出力のピーク値を
維持するピークホールド。アナログ及びデジタルの出力
切り替え。リニアライズ処理をする前の値を出力するリ
ニアライズ解除。アンプ増幅、リニアライズの処理前の
値を出力するセンサの生出力の送信等である。
【0029】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明のセンサ室12,12bを有する
防爆型ガス検知部3は、内部に設けた媒体信号送受信部
の発光素子8、受光素子9と、外部の信号発信器16の
出力を入力して送受信する校正用アダプタ11との間
に、媒体信号の送受通信を行うことができる構造とした
ものである。
【0031】ゼロ校正、スパン校正等の校正操作が簡便
に、かつ安全に行い得るので、装置の保守点検が容易に
行うことができるとともに、新たに専用の通信窓を設け
る必要がなく、小型でローコストな通信式のガス検知装
置を構成できるという効果をも併せて期待することが出
来るに至ったのである。
【0032】さらにまた、光による通信の状態により、
ガスを検出するための金網集合体2や焼結金網1の汚れ
や目詰まりの検出ができるとともに、より信頼性の高い
検知が可能になるという従来のものには期待することが
出来ない顕著な効果を有するに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】防爆型ガス検知部の内部構造を示す平面断面図
である。
【図2】本発明のセンサ室12の要部断面図である。
【図3】センサ室12の要部の縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】センサ室12の内部構造と内蔵する制御回路部
6のブロック図及び校正用アダプタ11の内部構造と結
線関係を示す図である。
【図6】別実施例のセンサ室12bの要部の縦断面図で
ある。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】図6のセンサ室12bの内部構造と内蔵する制
御回路部6のブロック図及び校正用アダプタ11の内部
構造と結線関係を示す図である。
【図9】本発明のセンサ室12を使用した防爆型ガス検
知部3のブロック図である。
【図10】ガスセンサ出力とガス濃度の補正前の特性を
示す図である。
【図11】ガスセンサ出力とガス濃度の補正後の特性を
示す図である。
【図12】防爆規格に適合する火炎逸走阻止エレメント
を構成する金網を示す図である。
【図13】防爆規格に適合する火炎逸走阻止エレメント
の断面を示す図である。
【図14】従来例のセンサ室の要部断面図である。
【符号の説明】
1 焼結金網 1a,1b 火炎逸走阻止エレメント 2 金網 3 防爆型ガス検知部 5 ガスセンサ 6 制御回路 7 端子部 8 センサ室の発光素子 8a 校正用アダプタの発光素子 9 センサ室の受光素子 9a 校正用アダプタの受光素子 10 校正信号設定器 11 校正用アダプタ 12 センサ室 13 ガス注入口 14 連結素子 15 CPU 16 信号発信器 17 表示部 18 信号設定部 19 伝導線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ室12に内蔵したガスセンサ5並
    びに制御回路6に接続され校正制御信号を受信する受光
    素子9及び信号を出力する発光素子8の前面に、4枚以
    上の金網2を重ね合わせ、その接合面を融着して一体化
    した焼結金網1からなる火炎逸走阻止エレメント1aを
    装着し、校正用アダプタ11を、前記校正用アダプタ1
    1に内蔵した発光素子8a及び受光素子9aが、前記セ
    ンサ室12の受光素子9及び発光素子8に、それぞれ相
    対配置するように着脱自在に装着して、校正用信号設定
    器10の発信する光通信用の校正制御信号を送受信する
    とともに、防爆型ガス検知部3の制御回路6からの校正
    結果の信号を発信して、その結果を校正用信号設定器1
    0に内蔵する表示部17に表示させることを特徴とする
    センサ室12及び制御回路6とからなる防爆型ガス検知
    部3。
  2. 【請求項2】 前記防爆型ガス検知部3のセンサ室12
    に内蔵した受光素子9及び発光素子8を、それぞれ連結
    素子14,14を介して配置し、その前面に前記火炎逸
    走阻止エレメント1aを装着して、着脱自在の校正用ア
    ダプタ11に内蔵した受光素子9a及び発光素子8aと
    相対配置した請求項1記載の防爆型ガス検知部3。
  3. 【請求項3】 火炎逸走阻止エレメント1bを前面に装
    着したセンサ室12に内蔵したガスセンサ5の制御回路
    6に、校正制御信号を受信する受光素子9及び発光素子
    8と、着脱自在に装着して相対配置した校正用アダプタ
    11に内蔵した発光素子8a及び受光素子9aとの間に
    おいて、校正用信号設定器10の発信する光通信用の校
    正制御信号を、伝導線19を通して、前記校正用アダプ
    タ11の発光素子8aから出力することにより送信し、
    前記火炎逸走阻止エレメント1bを介して、センサ室1
    2に内蔵したガスセンサ5の制御回路6に校正制御信号
    を受信入力する受光素子9に入力して、前記防爆型ガス
    検知部3のゼロ調整、スパン校正、リニアライズ校正等
    の校正操作を行い、防爆型ガス検知部3のセンサ室12
    に内蔵したガスセンサ5の制御回路6からの校正結果の
    信号を、前記センサ室12の発光素子8から、前記火炎
    逸走阻止エレメント1bを介して、前記校正用アダプタ
    11の受光素子9aに入力することにより、前記校正用
    信号設定器10に返信送信して、前記校正信号設定器1
    0の表示部17に表示させることを特徴とするセンサ室
    12と制御回路部6とからなる防爆型ガス検知部3の校
    正方法。
  4. 【請求項4】 前記火炎逸走阻止エレメント1bを前面
    に装着したセンサ室12に内蔵した発光素子8及び受光
    素子9が、それぞれ連結素子14,14を介して配置さ
    れたものである請求項3に記載の防爆型ガス検知部3の
    校正方法。
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