JP2000296116A - 耳孔式体温計 - Google Patents
耳孔式体温計Info
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Abstract
表示部が見にくいという課題を有している。 【解決手段】 耳孔から発生する赤外線を赤外線検出器
1によって検出し、この信号をAD変換器4によってA
D変換した信号を温度換算手段5によって換算した温度
信号を音声合成手段6とスピーカ10とを介して出力す
るようにして、体温の測定結果を音声によっても容易に
知ることができる耳孔式体温計としている。
Description
温度を検出する耳孔式体温計に関するものである。
式体温計として、耳孔内部から放射された赤外線を導波
管や集光レンズを用いて焦電型赤外線検出素子や複数の
微少な熱電対を組み合わせたサーモパイル素子等の受光
面に導いて、耳孔内部から放射された赤外線の強度を検
出し、この赤外線の強度を温度に換算して表示する構成
のものがある。
式体温計は、測定結果を表示する表示部が見にくいとい
う課題を有している。つまり、表示部を筐体部分に配置
しているため、測定結果を知るためには毎回耳孔式体温
計を耳から抜いて目の前に持ってきて確認する必要があ
るものである。このことは、例えば、朝目覚めた直後に
体温を測りたい等の場合には、周囲が暗いため使い勝手
の悪さを感じるものである。
動作状態を報知する音声合成手段を設け、音声合成手段
の出力をスピーカによって通知するようにして、測定結
果を容易に知ることができる耳孔式体温計としている。
から発生する赤外線を赤外線検出器によって検出し、こ
の信号をAD変換器によってAD変換した信号を温度換
算手段によって換算した温度信号を音声合成手段とスピ
ーカとを介して出力するようにして、体温の測定結果を
音声によっても容易に知ることができる耳孔式体温計と
している。
する赤外線を案内するプローブの外側に第一の電極と第
二の電極とを設け、抵抗値測定手段によって測定した第
一の電極と第二の電極との間の電気的抵抗が基準値より
も高いときは、耳孔内にプローブが挿入されていないと
して体温の測定を実行しないようにして常に正しい状態
で体温の測定ができる耳孔式体温計としている。
段が赤外線検出器近傍に配置した可視光受光部によって
暗状態を検出した場合に、耳孔内にプローブが挿入され
ているとして体温の測定を実行するようにして、常に正
しい状態で体温の測定ができる耳孔式体温計としてい
る。
度を検出する温度検出器によって検出した温度があらか
じめ設定した値よりも大きい場合にはプローブが耳孔内
に挿入されたとして体温の測定を実行し、あらかじめ設
定した値よりも小さい場合にはプローブが耳孔内に挿入
されていないとして体温の測定を実行しないようにし
て、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計として
いる。
段によってプローブ内壁に設けた第1の電極と第2の電
極間の抵抗値があらかじめ決められた値よりも小さいこ
とを検出した場合には、プローブの内壁等に結露が生じ
ているとして体温の測定を実行しないようにして、正確
な体温の測定が実行できる耳孔式体温計としている。
段によってプローブ外壁に設けた第1の電極と第2の電
極間の抵抗値があらかじめ決められた値よりも小さいこ
とを検出すると、耳孔内が発汗によって結露するとして
体温の測定を実行しないようにして、正確な体温の測定
が実行できる耳孔式体温計としている。
の近傍に可視光を発光する発光手段を配置し、この発光
手段を発光させた状態で赤外線検出器の信号が基準値を
超えて変動したときには、赤外線を集光する集光手段が
結露しているとして体温の測定を実行しないようにし
て、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計として
いる。
の出力が予め設定した値よりも小さいことを測定値判定
手段によって検知したときには、ブザーを駆動して異常
を報知するようにして、正確な体温の測定が実行できる
耳孔式体温計としている。
の出力を受ける測定値判定手段を備え、前記測定値判定
手段が温度換算手段の出力が予め設定した値よりも小さ
い場合には測定不良であるとして振動モータを駆動して
異常を報知するようにして、正確な体温の測定が実行で
きる耳孔式体温計としている。
に信号を出力するタイマーを備え、温度換算手段がこの
タイマーの出力信号を受ける毎にそれまでに得られたデ
ータから体温を演算して、この中の最も高い体温を測定
値とすることによって、測定中にプローブの方向を修正
でき、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計とし
ている。
器を包み込むように配置した金属塊によって、赤外線検
出器自体の熱容量を大きくでき、測定中の赤外線検出器
の温度変動を少なくして正確な測定ができる耳孔式体温
計としている。
によってプローブ内壁に圧縮空気を吹き付けるようにし
て、プローブ内壁に耳垢が付着することを防止し、正確
な測定ができる耳孔式体温計としている。
いて説明する。図1は本実施例の構成を示すブロック図
である。プローブ11は耳孔13内に挿入して使用す
る、耳孔内から発生する赤外線は、プローブ11によっ
て集光手段12に案内されている。集光手段12はレン
ズとして作用するもので、プローブ11によって案内さ
れた赤外線は、集光手段12の焦点の位置に配置してい
る赤外線検出器1に集められる。このときプローブ11
は、前記集光手段12の位置を安定化する機能も有して
いる。
いる。すなわち、受光部14と温度検出器2とを有して
いる。受光部14は本実施例ではポリエチレンフィルム
の表面に設けたセラミック等によって構成した焦電素子
によって構成している。すなわち前記ポリエチレンフィ
ルムは熱絶縁体として作用しており、受光した赤外線に
よってポリエチレンフィルム以外の部分が加熱されない
ように限定しているものである。また、受光した赤外線
によって前記焦電素子の表面には+電荷が発生し、焦電
素子の裏面には−電荷が発生するものである。この電荷
の総量は、受光した赤外線の総量に比例するものとなっ
ている。この電荷は、図1に示している増幅器3によっ
て増幅され、AD変換器4によってAD変換され、温度
換算手段5に伝達されている。
成しており、赤外線検出器1の受光部14外に配置され
ており、赤外線検出器1自体の温度を検出して、前記A
D変換器4に伝達している。
をディジタル信号に変換して温度換算手段5に伝達して
いる。温度換算手段5は、赤外線検出器1から受けた温
度データと、温度検出器2から受けた温度データとを所
定の演算式によって演算することによって、鼓膜13の
温度を演算し、この信号を音声合成手段6と測定値表示
手段7に伝達して報知と表示とを行っている。前記赤外
線検出器1の受光部14が出力する直流電圧値は、鼓膜
13から照射された赤外線によって上昇した受光部14
の温度と、赤外線検出器1自体の温度との差に比例す
る。前記温度換算手段5が備えている演算式は、この関
係に基づいて設定しているものである。
に基づいて数値等の単語の音声信号を出力する。音声合
成手段6から出された音声信号は、音声信号増幅手段8
で十分な大きさの電気信号に増幅されて、スピーカ10
から音声として放射される。
用者がプローブ11を耳孔に挿入し、図示していないス
イッチをオンする。鼓膜13から放射される赤外線は、
プローブ11から集光手段12を介して赤外線検出器1
に伝達される。鼓膜13は人体の中枢部に連絡されてい
るため、鼓膜13から放射される赤外線は人体の温度を
最も正確に表しているものである。赤外線検出器1は、
この人体の温度を示す赤外線信号をアナログ信号として
増幅器3に伝達し、更に増幅器3からAD変換器4に伝
達しているものである。AD変換器4はこの信号と、赤
外線検出器1自体の温度を検出する温度検出器2の信号
とをディジタル信号に変換して、温度換算手段5に伝達
している。温度換算手段5は例えばマイコンを使用して
おり、この二つの信号から人体の温度を演算し、この信
号を音声合成手段6と測定値表示手段7に伝達してい
る。
信号を受けて、測定値に相当する単語を電気信号として
出力する。たとえば測定値が36.5℃であった場合に
は「さんじゅう」という単語と「ろく」という単語と
「てん」という単語と「ご」という単語と「ど」という
合計5つの単語の音声信号を連続的に出力する。この音
声信号は、音声信号増幅部8で増幅され、スピーカ10
から測定者に聞こえるように発音される。
測定値表示手段7に文字として表示すると共に、スピー
カ10から音声によって報知するようにしているもので
ある。このため、従来耳孔式体温計が有している表示部
が見にくいという課題を解決しているものである。つま
り、測定結果を知るためには毎回プローブ11を耳から
抜いて、表示部を目の前に持ってきて確認したりする必
要がなく、また、朝目覚めた直後に体温を測定したいと
きには、周囲が暗い状態であっても容易に体温が測定で
きるものである。
について説明する。図3は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、プローブ11の外側に第1
の電極26及び第2の電極27を設けている。第1の電
極26及び第2の電極27は、プローブ11を耳孔に挿
入したときに耳孔内の皮膚に触れるようになっている。
前記第1の電極26と第2の電極27との間には、第1
の電極26と第2の電極27間の電気抵抗値を測る抵抗
値測定手段28を設けている。この抵抗値測定手段28
の出力信号は、非導通検出手段29に伝達されている。
非導通検出手段29は抵抗値測定手段28が測定した第
1の電極26と第2の電極27との間の抵抗値が、たと
えば1MΩ以上であれば非導通であると判断する非導通
検出手段である。
記しているように、第1の電極26及び第2の電極27
は、プローブ11を測定者の耳孔に挿入したときに、測
定者の耳孔内の皮膚に触れている。従ってプローブ11
を耳孔内に挿入していないときには、抵抗値測定手段2
8が測定する抵抗値は、当然非常に高いものとなってい
る。つまり、抵抗値測定手段28が測定した第1の電極
26と第2の電極27との間の抵抗は1MΩ以上とな
る。このため非導通検出手段29は、非道通状態である
ことを検出する。この非導通状態であるにもかかわら
ず、使用者が図示していないスイッチを操作して測定開
始を指示しても、本実施例では体温の測定を実行しない
ようにしているものである。
することがなく、常に正しい状態での体温を報知できる
耳孔式体温計を実現するものである。
について説明する。図4は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、可視光受光部32と暗状態
検出手段33を備えている。可視光受光部32は耳孔式
体温計の赤外線検出器1近傍の明るさを検出している。
可視光受光部32の出力は暗状態検出手段33に伝達さ
れており、暗状態検出手段33は内蔵している基準値と
比較して赤外線検出器1周囲が明るいか暗いかを判断
し、この出力を温度換算手段5に伝達している。
状態検出手段33が赤外線検出器1の近傍が暗いと判断
する信号を温度換算手段5に伝達すると、温度換算手段
5は測定値はプローブ11を正しく耳に挿入して得られ
たものと判断し測定値表示手段7に測定温度を表示させ
る。また、暗状態検出手段33が赤外線検出器1の近傍
が明るいと判断したときには、プローブ11を正しく耳
に挿入して得られたものではない判断して測定値表示手
段7には測定温度を表示しない。つまり、プローブ11
が正しく耳に挿入されたことを赤外線検出器1の近傍の
明るさを検知することにより判断し、プローブ11を耳
に正しく入れられたと判断したときにだけ、測定値表示
手段に測定温度を表示するようにしている。
い状態での体温を報知できる耳孔式体温計を実現するも
のである。
について説明する。図5は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、赤外線検出器1に第1の温
度検出器2を、プローブ11の先端に第2の温度検出器
43を設けている。この第2の温度検出器43の出力
は、温度変化検出手段44に伝達されている。
ローブ11が耳孔内に挿入される前はプローブ11の温
度はほぼ室温と等しく、このためプローブ11に取り付
けられている第2の温度検出器43の出力も安定してい
る。使用者が体温を測定するためにプローブ11を耳孔
内に挿入すると、プローブ11の温度は急激に上昇し、
第2の温度検出器43の出力は変化する。温度変化検出
手段44はこの第2の温度検出器12の温度信号を監視
しており、第2の温度検出器43の検出した温度があら
かじめ設定した値よりも大きい場合にはプローブが耳孔
内に挿入されたとして体温の測定を実行し、あらかじめ
設定した値よりも小さい場合にはプローブが耳孔内に挿
入されていないとして体温の測定を実行しないようにし
ているものである。
い状態での体温を報知できる耳孔式体温計を実現するも
のである。
について説明する。図6は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、第1の電極26と第2の電
極27をプローブ11の内壁に配置している。また第1
の電極26と第2の電極27との間には、抵抗値測定手
段28が接続されている。抵抗値測定手段28の出力
は、導通検出手段30に接続されており、導通検出手段
30の出力は温度換算手段5に伝達されている。
く、耳孔内の発汗が多いときには、プローブ11の内壁
をはじめ集光手段12の反射部表面や、赤外線検出器1
の受光面に結露することがあった。この結露が生じる
と、水滴部分によって鼓膜13が発生した赤外線が吸収
される現象が生ずるものである。この状態では、赤外線
検出器1に伝達される赤外線の総量が正しく体温を反映
するものとはなっていないため、体温は正しく測定され
ないものである。
が測定した第1の電極26と第2の電極27との間の抵
抗値がたとえば1MΩ以下であれば結露が生じていると
判断する導通検出手段30を使用している。従って導通
検出手段30によって、正常状態であることを判定した
ときにのみ体温の測定を実行することによって、常に正
しい状態での体温を報知できる耳孔式体温計を実現する
ものである。
について説明する。図7は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、発光手段60を赤外線検出
器1の近傍に設けている。発光手段60は本実施例では
可視光を発光する発光ダイオードによって構成してお
り、温度換算手段5の信号によって駆動されるようにな
っている。また、発光手段60の発光方向は集光手段1
2の方向となっている。
赤外線検出器1から来た光線は集光手段12の反射鏡面
で反射されプローブ11の開口部から外部に抜けてい
く。しかし、集光手段12の反射鏡表面に結露が生じて
いる場合は、この光は正しく反射されずに散乱されて、
あらゆる方向に向かうものである。従って一部の光は、
赤外線検出器1にも入射する。この状態では、体温の測
定は正確ではないものである。
に、温度換算手段5を構成しているマイコンが使用者が
図示していない測定開始スイッチをオンした段階で発光
手段60を駆動しているものである。この状態で赤外線
検出器1の出力が大きく変動すれば、発光ダイオード6
0から放射された可視光が、集光手段12の反射鏡面等
の結露によって散乱されている状態と判断するものであ
る。つまり、本実施例ではこのような結露状態では正し
い体温測定はできないものとして、測定値表示部7に異
常通知を実行し、体温の測定は実行はしないものであ
る。
な体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実現している
ものである。
について説明する。図8は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では、耳孔式体温計のプローブ1
1の先端部分に第1の電極51と第2の電極52とを配
置している。また、前記第1の電極51と第2の電極5
2との間に、抵抗値測定手段53を設けており、前記電
極間の抵抗値を測定している。抵抗値測定手段53の出
力は、導通検出手段54に接続されている。導通検出手
段54は、抵抗値測定手段53が検出した抵抗値があら
かじめ決められた抵抗値よりも小さい場合には、導通状
態であるとして温度換算手段5に伝えている。
抗値測定手段53は、プローブ11の先端部分に配置し
ている第1の電極51と第2の電極52との間の抵抗値
を測定している。つまり、測定者がプローブ11を耳孔
内に挿入したときの前記電極間の抵抗値を検出している
ものである。この抵抗値が、導通検出手段54によって
基準値よりも低下していると認識されたときには、導通
検出手段54は耳孔内に発汗が異常に多く結露の可能性
があるとして、測定値表示部7に異常を報知し、体温の
測定は実行しないものである。
な体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実現している
ものである。
について説明する。図9は本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。本実施例では温度換算手段5に測定不良検
出手段36を接続している。測定不良検出手段36は、
内蔵している基準値に比べて温度換算手段5の出力値が
低すぎないかどうかを判定している。また、温度換算手
段5の出力値が前記した基準状態よりも低い場合には、
例えばプローブ11の設定が不良である等として測定不
良である報知をブザー61によって行っている。この報
知音は本実施例では、ビープ音としているものである。
い測定が出来る耳孔式体温計を実現できるものである。
について説明する。図10は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、図9に示しているブザー
61に代えて、振動モータ62を使用している。振動モ
ータ62は携帯電話の着信通知用の小型モータである。
測定不良検出手段36の出力信号が測定不良である場合
には、測定が正しくなかったとして、振動モータ62を
駆動するものである。使用者はこの振動モータの振動に
よって測定が誤りであることを認識して、再測定を実行
するものである。
い測定が出来る耳孔式体温計を実現できるものである。
例について説明する。図11は本実施例の構成を示すブ
ロック図である。本実施例では温度換算手段5にタイマ
ー35を接続している。タイマー35は一定時間毎に、
たとえば1秒毎に信号を出力している。このタイマー3
5から信号が出力される毎に、温度換算手段5はそれま
でに得られたデータから測定値を算出し出力する。本実
施例では、温度換算手段5は例えば8回の測定データの
内から最も高い温度を体温として採用して、音声合成手
段6に伝達し、音声合成信号増幅手段7からスピーカ1
0を介して音声で報知するようにしている。また同時
に、測定値表示手段7に8回分の体温データを順次表示
するものである。
方向によって、測定値がばらつくものである。このばら
つきは、測定した体温が高いプローブ11の方向が正し
い方向となっているものである。このため、本実施例で
は、測定結果が最も高いときのプローブ11の方向を知
ることができ、プローブ11の方向の修正が容易にでき
て正しい測定が実行できるものである。
施例について説明する。図12は本実施例の構成を示す
ブロック図である。本実施例では、赤外線検出器1は金
属塊65によって覆っているものである。金属塊65は
たとえば亜鉛で構成しており、赤外線検出器1に密着さ
せているものである。このため、本実施例では赤外線検
出器1は熱容量が大きくなっている。つまり、使用者が
赤外線検出器1を手で持っても、体温の伝達によって赤
外線検出器1の温度が大きく変化することはないもので
ある。
した体温の値は誤差を含んだものとなる。この点本実施
例によれば、赤外線検出器1は金属塊65によって覆っ
ている構成としているため、前記しているように使用者
が赤外線検出器1を手で持ったとしても、赤外線検出器
1の温度変化は極めて微少となるものである。
出器の温度を安定化させることができ、さらに正確な測
定ができる耳孔式体温計を実現するものである。
施例について説明する。図13は本実施例の構成を示す
ブロック図である。本実施例では、圧縮された空気を吹
き出す空気ポンプ66を赤外線検出器1の近傍に設けて
いる。また、空気ポンプ66の吐出口となるノズル67
を、プローブ11の内壁方向に向けている。
して測定する。このため、プローブ11の内壁には耳垢
が詰まりやすいものである。耳垢がプローブ11内に詰
まっている場合は、鼓膜13から放射された赤外線が減
衰して、正確な体温測定ができないものである。
測定後に空気ポンプ66を駆動してノズル67から空気
をプローブ11の内壁方向に吹き付けることにより、詰
まった耳垢を排除することができる。
るいは測定後に空気ポンプ66を駆動してノズル67か
ら空気をプローブ11の内壁方向に吹き付けることによ
り、詰まった耳垢を排除することができ、常に正確な体
温測定ができる耳孔体温計を実現できるものである。
生する赤外線を案内するプローブと、前記赤外線の温度
を検出する赤外線検出器と、前記赤外線検出器の出力信
号をAD変換するAD変換器と、AD変換器の信号を受
けて被測定物の温度に応じた信号を出力する温度換算手
段と、温度換算手段の温度換算結果を表示する測定値表
示手段と、前記温度換算手段の信号を受けて電気的な音
声信号を発生する音声合成手段と、前記音声合成手段の
出力信号によって音声を発生するスピーカとを備えた構
成として、体温の測定結果を音声によっても容易に知る
ことができる耳孔式体温計を実現するものである。
段によってプローブの外側に設けた第一の電極と第二の
電極との間の電気的抵抗を測定し、前記抵抗値測定手段
が高抵抗を検出した場合には体温を測定しない構成とし
て、常に正しい状態で体温の測定ができる耳孔式体温計
を実現するものである。
段が赤外線検出器近傍に配置した可視光受光部によって
暗状態を検出した場合にのみ体温を測定する構成とし
て、常に正しい状態で体温の測定ができる耳孔式体温計
を実現するものである。
度を検出する温度検出器を有し、この温度検出器が検出
した温度があらかじめ設定した値よりも大きい場合には
体温の測定を実行し、あらかじめ設定した値よりも小さ
い場合には体温の測定を実行しない構成として、正確な
体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実現するもので
ある。
段によってプローブ内壁に設けた第1の電極と第2の電
極間の抵抗値があらかじめ決められた値よりも小さいこ
とを検出すると体温の測定を実行しない構成として、請
求項1から4のいずれか1項に記載した耳孔式体温計。
段によってプローブ外壁に設けた第1の電極と第2の電
極間の抵抗値があらかじめ決められた値よりも小さいこ
とを検出すると体温の測定を実行しない構成として、正
確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実現するも
のである。
の近傍に可視光を発光する発光手段を配置し、この発光
手段を発光させた状態で赤外線検出器の信号が基準値を
超えて変動したときには、測定値表示手段に異常状態で
あることを表示する構成として、赤外線検出器の近傍に
配置した発光手段の信号が基準値を超えて変動したとき
には測定値表示手段に異常状態であることを表示する構
成として、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計
を実現するものである。
の出力を受ける測定値判定手段を備え、前記測定値判定
手段が温度換算手段の出力が予め設定した値よりも小さ
い場合にはブザーを駆動して異常を報知する構成とし
て、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実現
するものである。
の出力を受ける測定値判定手段を備え、前記測定値判定
手段が温度換算手段の出力が予め設定した値よりも小さ
い場合には振動モータを駆動して異常を報知する構成と
して、正確な体温の測定が実行できる耳孔式体温計を実
現するものである。
に信号を出力するタイマーを備え、温度換算手段がこの
タイマーの出力信号を受ける毎にそれまでに得られたデ
ータから体温を演算し、この中の最も高い体温を測定値
として音声合成手段に出力するようにして、測定中にプ
ローブの方向を修正でき、正確な体温の測定が実行でき
る耳孔式体温計を実現するものである。
器を包み込むように配置した金属塊を備えた構成とし
て、赤外線検出器自体の熱容量を大きくでき、測定中の
赤外線検出器の温度変動を少なくして正確な測定ができ
る耳孔式体温計を実現するものである。
壁に向けて圧縮された空気を吹き付ける空気ポンプを有
する構成として、プローブ内壁に耳垢が付着することを
防止し、正確な測定ができる耳孔式体温計を実現するも
のである。
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
成を示すブロック図
構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
Claims (12)
- 【請求項1】 耳孔から発生する赤外線を案内するプロ
ーブと、前記赤外線の温度を検出する赤外線検出器と、
前記赤外線検出器の出力信号をAD変換するAD変換器
と、AD変換器の信号を受けて被測定物の温度に応じた
信号を出力する温度換算手段と、温度換算手段の温度換
算結果を表示する測定値表示手段と、前記温度換算手段
の信号を受けて電気的な音声信号を発生する音声合成手
段と、前記音声合成手段の出力信号によって音声を発生
するスピーカとを備えた耳孔式体温計。 - 【請求項2】 抵抗値測定手段によってプローブの外側
に設けた第一の電極と第二の電極との間の電気的抵抗を
測定し、前記抵抗値測定手段が高抵抗を検出した場合に
は体温を測定しない請求項1に記載した耳孔式体温計。 - 【請求項3】 暗状態検出手段が赤外線検出器近傍に配
置した可視光受光部によって暗状態を検出した場合にの
み体温を測定する請求項1または2に記載した耳孔式体
温計。 - 【請求項4】 プローブの温度を検出する温度検出器を
有し、この温度検出器が検出した温度があらかじめ設定
した値よりも大きい場合には体温の測定を実行し、あら
かじめ設定した値よりも小さい場合には体温の測定を実
行しない請求項1から3のいずれか1項に記載した耳孔
式体温計。 - 【請求項5】 抵抗値測定手段によってプローブ内壁に
設けた第1の電極と第2の電極間の抵抗値があらかじめ
決められた値よりも小さいことを検出すると体温の測定
を実行しない請求項1から4のいずれか1項に記載した
耳孔式体温計。 - 【請求項6】 抵抗値測定手段によってプローブ外壁に
設けた第1の電極と第2の電極間の抵抗値があらかじめ
決められた値よりも小さいことを検出すると体温の測定
を実行しない請求項1から5のいずれか1項に記載した
耳孔式体温計。 - 【請求項7】 赤外線検出器の近傍に可視光を発光する
発光手段を配置し、この発光手段を発光させた状態で赤
外線検出器の信号が基準値を超えて変動したときには、
測定値表示手段に異常状態であることを表示する請求項
1から6のいずれか1項に記載した耳孔式体温計。 - 【請求項8】 温度換算手段の出力を受ける測定値判定
手段を備え、前記測定値判定手段が温度換算手段の出力
が予め設定した値よりも小さい場合にはブザーを駆動し
て異常を報知する請求項1から6のいずれか1項に記載
した耳孔式体温計。 - 【請求項9】 温度換算手段の出力を受ける測定値判定
手段を備え、前記測定値判定手段が温度換算手段の出力
が予め設定した値よりも小さい場合には振動モータを駆
動して異常を報知する請求項1から6のいずれか1項に
記載した耳孔式体温計。 - 【請求項10】 一定時間毎に信号を出力するタイマー
を備え、温度換算手段がこのタイマーの出力信号を受け
る毎にそれまでに得られたデータから体温を演算し、こ
の中の最も高い体温を測定値として音声合成手段に出力
するようにした請求項1から8のいずれか1項に記載し
た耳孔式体温計。 - 【請求項11】 赤外線検出器を包み込むように配置し
た金属塊を備えた請求項1から10のいずれか1項に記
載した耳孔式体温計。 - 【請求項12】 プローブ内壁に向けて圧縮された空気
を吹き付ける空気ポンプを有する請求項1から11のい
ずれか1項に記載した耳孔式体温計。
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