JPH07259862A - すべり軸受 - Google Patents
すべり軸受Info
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- JPH07259862A JPH07259862A JP7396094A JP7396094A JPH07259862A JP H07259862 A JPH07259862 A JP H07259862A JP 7396094 A JP7396094 A JP 7396094A JP 7396094 A JP7396094 A JP 7396094A JP H07259862 A JPH07259862 A JP H07259862A
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- Japan
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- bearing
- overlay layer
- alloy layer
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/06—Sliding surface mainly made of metal
- F16C33/10—Construction relative to lubrication
- F16C33/1025—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
- F16C33/103—Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2240/00—Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
- F16C2240/40—Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
- F16C2240/42—Groove sizes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 軸受合金層の内周面に環状溝を形成するとと
もに、該軸受合金層をオーバレイ層で被覆し、摩耗時に
は、環状溝の凹部内に残存するオーバレイ層と、軸受合
金層の環状溝間の山部とをそれぞれ露出させるようにし
たすべり軸受に関する。本発明では、上記山部の高さを
h、該山部の頂部における上記オーバレイ層の厚さをt
としたとき、上記厚さtおよび高さhを次の3式の条件
を満たす範囲内に設定する。1≦h≦8…(1)、1.
5h<t≦4h+6…(2)、t≦25…(3)。ただ
し、上記hおよびtの寸法単位はμmである。 【効果】 すべり軸受のなじみ性を向上させ、それによ
って耐焼付性を向上させることができる。
もに、該軸受合金層をオーバレイ層で被覆し、摩耗時に
は、環状溝の凹部内に残存するオーバレイ層と、軸受合
金層の環状溝間の山部とをそれぞれ露出させるようにし
たすべり軸受に関する。本発明では、上記山部の高さを
h、該山部の頂部における上記オーバレイ層の厚さをt
としたとき、上記厚さtおよび高さhを次の3式の条件
を満たす範囲内に設定する。1≦h≦8…(1)、1.
5h<t≦4h+6…(2)、t≦25…(3)。ただ
し、上記hおよびtの寸法単位はμmである。 【効果】 すべり軸受のなじみ性を向上させ、それによ
って耐焼付性を向上させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はすべり軸受に関し、より
詳しくは、軸受合金層とオーバレイ層とを有するすべり
軸受に関する。
詳しくは、軸受合金層とオーバレイ層とを有するすべり
軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、すべり軸受として、内周面に、円
周方向に伸びる環状溝を軸方向に多数形成して軸方向に
隣接する環状溝間を円周方向に伸びる山部とした軸受合
金層と、この軸受合金層の表面を被覆するオーバレイ層
とを有し、上記オーバレイ層がその表面側から摩耗され
た際に、上記環状溝の凹部内に残存するオーバレイ層
と、上記軸受合金層の山部とをそれぞれ露出させるよう
に構成したすべり軸受が知られている(特開昭60−2
05015号公報)。このように構成したすべり軸受に
よれば、上記環状溝内のオーバレイ層によって優れたな
じみ性を得ることができ、またオーバレイ層がその表面
側から摩耗された際には、上記環状溝の凹部内に残存す
るオーバレイ層と、上記軸受合金層の山部とがそれぞれ
露出するので、上記環状溝を設けない同種のすべり軸受
のように軸受合金層が一度に大きく露出されることがな
く、優れた耐疲労性と耐摩耗性とを得ることができる。
周方向に伸びる環状溝を軸方向に多数形成して軸方向に
隣接する環状溝間を円周方向に伸びる山部とした軸受合
金層と、この軸受合金層の表面を被覆するオーバレイ層
とを有し、上記オーバレイ層がその表面側から摩耗され
た際に、上記環状溝の凹部内に残存するオーバレイ層
と、上記軸受合金層の山部とをそれぞれ露出させるよう
に構成したすべり軸受が知られている(特開昭60−2
05015号公報)。このように構成したすべり軸受に
よれば、上記環状溝内のオーバレイ層によって優れたな
じみ性を得ることができ、またオーバレイ層がその表面
側から摩耗された際には、上記環状溝の凹部内に残存す
るオーバレイ層と、上記軸受合金層の山部とがそれぞれ
露出するので、上記環状溝を設けない同種のすべり軸受
のように軸受合金層が一度に大きく露出されることがな
く、優れた耐疲労性と耐摩耗性とを得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記公報に
よれば、上述した作用効果を得るためには、上記山部の
頂部におけるオーバレイ層の厚さは上記山部の高さの
1.5倍以下とする必要があると記載されている。しか
しながら、上記オーバレイ層の厚さと山部の高さとを変
えて種々の試験を行なった結果、上記オーバレイ層の厚
さを山部の高さの1.5倍を越える厚さとしても、特に
なじみ性の点で、したがって耐焼付性の点で優れた軸受
性能が得られることが判明した。したがって本発明は、
基本的に上記オーバレイ層の厚さを山部の高さの1.5
倍を越える厚さとしたすべり軸受において、なじみ性お
よび耐焼付性に優れたすべり軸受を提供するものであ
る。
よれば、上述した作用効果を得るためには、上記山部の
頂部におけるオーバレイ層の厚さは上記山部の高さの
1.5倍以下とする必要があると記載されている。しか
しながら、上記オーバレイ層の厚さと山部の高さとを変
えて種々の試験を行なった結果、上記オーバレイ層の厚
さを山部の高さの1.5倍を越える厚さとしても、特に
なじみ性の点で、したがって耐焼付性の点で優れた軸受
性能が得られることが判明した。したがって本発明は、
基本的に上記オーバレイ層の厚さを山部の高さの1.5
倍を越える厚さとしたすべり軸受において、なじみ性お
よび耐焼付性に優れたすべり軸受を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上述
した構成のすべり軸受において、上記山部の高さをh、
該山部の頂部における上記オーバレイ層の厚さをtとし
たとき、縦軸に上記tをとり、横軸に上記hをとったグ
ラフにおいて、上記厚さtおよび高さhを次の3式の条
件を満たす範囲内に設定したことを特徴とするものであ
る。 1≦h≦8 …(1) 1.5h<t≦4h+6 …(2) t≦25 …(3) ただし、上記hおよびtの寸法単位はμmとする。
した構成のすべり軸受において、上記山部の高さをh、
該山部の頂部における上記オーバレイ層の厚さをtとし
たとき、縦軸に上記tをとり、横軸に上記hをとったグ
ラフにおいて、上記厚さtおよび高さhを次の3式の条
件を満たす範囲内に設定したことを特徴とするものであ
る。 1≦h≦8 …(1) 1.5h<t≦4h+6 …(2) t≦25 …(3) ただし、上記hおよびtの寸法単位はμmとする。
【0005】
【作用】上記構成によれば、後述する試験結果で示すよ
うに、従来のすべり軸受よりも優れたなじみ性および耐
焼付性を得ることができる。
うに、従来のすべり軸受よりも優れたなじみ性および耐
焼付性を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1は半円筒状又は円筒状に形成したすべり軸受1
の拡大断面図を示したものである。上記すべり軸受1
は、図示しない裏金上に軸受合金層2を設けており、該
軸受合金層2の内周面に、円周方向に沿って螺旋状の環
状溝2aを形成し、軸方向に隣接する環状溝2aの間を
円周方向に伸びる山部2bとしている。上記軸受合金層
2の表面は中間層3で被覆してあり、この中間層3は軸
受合金層3の表面の凹凸面に倣って凹凸面となってい
る。そして上記中間層3の表面はオーバレイ層4で被覆
してある。上記中間層3は、軸受合金層2とオーバレイ
層4とを密着させる目的で設けたものである。かかる構
成においては、一部のオーバレイ層4と中間層3とがオ
ーバレイ層4の表面側から摩耗された際には、図1の想
像線Lで示すように、上記環状溝2a凹部内に残存する
オーバレイ層4と中間層3、および上記軸受合金層2の
山部2aとがそれぞれ露出するようになる。次に図2に
示すように、本発明においては、上記山部2bの高さを
h、該山部2bの頂部における上記オーバレイ層4の厚
さをtとしたとき、縦軸に上記tをとり、横軸に上記h
をとったグラフにおいて、上記厚さtおよび高さhを次
の3式の条件を満たす範囲内に設定したことを特徴とす
るものである。 1≦h≦8 …(1) 1.5h<t≦4h+6 …(2) t≦25 …(3) ただし、上記hおよびtの寸法単位はμmである。上記
山部2bの高さhを8μmを越えた値とすると耐焼付性
が低下するとともに摩耗量が増大し、また1μm未満と
すると山部2bの高さが低過ぎてこれを設けた効果が発
揮できないからである。他方、オーバレイ層4の厚さt
を25μmを越えた値とすると、耐疲労性が低下するよ
うになる。なお、上記螺旋状の環状溝2aのピッチは例
えば0.2〜0.4mmとすることが望ましく、したが
って図1は、縦方向の縮尺と横方向の縮尺とをかなり大
きく異ならせて描いてある。また図2において、線Aの
下側の範囲が上述した公報の範囲であり、特に線A1と
線A2との範囲が好ましいと記載されている。次に、焼
付面圧を測定することによりなじみ性を測定した試験結
果に基づいて本発明の効果を説明する。図3において、
試料1〜8が本発明に相当し、試料a〜dが上記公報の
好ましい範囲内のものである。本試験に用いた各試料
は、SPCCからなる裏金に、Cu−23Pb−1.5
Snからなる軸受合金層2を焼結し、この軸受合金層2
の表面にピッチ0.2mmで必要な深さの環状溝2aを
形成したら、上記軸受合金層2の表面に電気メッキによ
り中間層3として2μm厚のNiメッキを施し、さらに
そのNiメッキ層3上に、Pb−10Sn−2Cuから
なる必要な厚さのオーバレイ層4を電気メッキにより形
成したものである。焼付面圧の試験は、ジャーナル型焼
付試験機を用い、ならし運転として5MPaで1時間運
転後、30分毎に10MPaずつ荷重を上昇させ、30
MPaとなったら30分サイクルで回転数を1000r
pmとした状態と回転を停止させた状態とを繰返し、こ
の状態で10時間の運転を行なってオーバレイ層4の摩
耗を促進させ、次に面圧を10MPaずつ段階的に上昇
させて焼付面圧を測定した。図3の試験結果に示される
ように、本発明品1〜8においては、50MPa以上と
いう焼付面圧を確保することができたが、上記好ましい
範囲の比較品a〜dにおいては最大でも30MPaであ
り、本発明品1〜8のなじみ性が優れ、それによって良
好な耐焼付性が得られている。なお、上述したように中
間層3は軸受合金層2とオーバレイ層4とを密着させる
目的で設けたものであるが、必要に応じてこれを省略し
てもよい。すなわち、特に軸受合金層2がCu系の軸受
合金層2の場合には、軸受合金層2とオーバレイ層4と
を充分な密着強度で密着させることができるので中間層
3を省略することができ、また軸受合金層2がA〓系の
軸受合金層2の場合には、軸受合金層2とオーバレイ層
4との密着強度を充分に確保できた場合には、中間層3
を省略することができる。また本発明に用いる軸受合金
層2としては、上述した試料で用いたものの他に、Al
−12Sn−1.5Pb−2.5Si−1Cu−0.2
Cr、又はCu−23Pb−3Sn、又はCu−15P
b−1.5Sn、又はCu−1Agが好ましく、中間層
3としてはNi、Cu、Cr、又はFeを湿式メッキや
乾式メッキによって施したものが好ましい。さらにオー
バレイ層4としては、上述した試料で用いたものの他
に、Pb−3Sn−5In、又は純Snが好ましく、或
いはポリイミドにMoS2 又はグラファイトを添加した
合成樹脂材料を用いてもよい。
と、図1は半円筒状又は円筒状に形成したすべり軸受1
の拡大断面図を示したものである。上記すべり軸受1
は、図示しない裏金上に軸受合金層2を設けており、該
軸受合金層2の内周面に、円周方向に沿って螺旋状の環
状溝2aを形成し、軸方向に隣接する環状溝2aの間を
円周方向に伸びる山部2bとしている。上記軸受合金層
2の表面は中間層3で被覆してあり、この中間層3は軸
受合金層3の表面の凹凸面に倣って凹凸面となってい
る。そして上記中間層3の表面はオーバレイ層4で被覆
してある。上記中間層3は、軸受合金層2とオーバレイ
層4とを密着させる目的で設けたものである。かかる構
成においては、一部のオーバレイ層4と中間層3とがオ
ーバレイ層4の表面側から摩耗された際には、図1の想
像線Lで示すように、上記環状溝2a凹部内に残存する
オーバレイ層4と中間層3、および上記軸受合金層2の
山部2aとがそれぞれ露出するようになる。次に図2に
示すように、本発明においては、上記山部2bの高さを
h、該山部2bの頂部における上記オーバレイ層4の厚
さをtとしたとき、縦軸に上記tをとり、横軸に上記h
をとったグラフにおいて、上記厚さtおよび高さhを次
の3式の条件を満たす範囲内に設定したことを特徴とす
るものである。 1≦h≦8 …(1) 1.5h<t≦4h+6 …(2) t≦25 …(3) ただし、上記hおよびtの寸法単位はμmである。上記
山部2bの高さhを8μmを越えた値とすると耐焼付性
が低下するとともに摩耗量が増大し、また1μm未満と
すると山部2bの高さが低過ぎてこれを設けた効果が発
揮できないからである。他方、オーバレイ層4の厚さt
を25μmを越えた値とすると、耐疲労性が低下するよ
うになる。なお、上記螺旋状の環状溝2aのピッチは例
えば0.2〜0.4mmとすることが望ましく、したが
って図1は、縦方向の縮尺と横方向の縮尺とをかなり大
きく異ならせて描いてある。また図2において、線Aの
下側の範囲が上述した公報の範囲であり、特に線A1と
線A2との範囲が好ましいと記載されている。次に、焼
付面圧を測定することによりなじみ性を測定した試験結
果に基づいて本発明の効果を説明する。図3において、
試料1〜8が本発明に相当し、試料a〜dが上記公報の
好ましい範囲内のものである。本試験に用いた各試料
は、SPCCからなる裏金に、Cu−23Pb−1.5
Snからなる軸受合金層2を焼結し、この軸受合金層2
の表面にピッチ0.2mmで必要な深さの環状溝2aを
形成したら、上記軸受合金層2の表面に電気メッキによ
り中間層3として2μm厚のNiメッキを施し、さらに
そのNiメッキ層3上に、Pb−10Sn−2Cuから
なる必要な厚さのオーバレイ層4を電気メッキにより形
成したものである。焼付面圧の試験は、ジャーナル型焼
付試験機を用い、ならし運転として5MPaで1時間運
転後、30分毎に10MPaずつ荷重を上昇させ、30
MPaとなったら30分サイクルで回転数を1000r
pmとした状態と回転を停止させた状態とを繰返し、こ
の状態で10時間の運転を行なってオーバレイ層4の摩
耗を促進させ、次に面圧を10MPaずつ段階的に上昇
させて焼付面圧を測定した。図3の試験結果に示される
ように、本発明品1〜8においては、50MPa以上と
いう焼付面圧を確保することができたが、上記好ましい
範囲の比較品a〜dにおいては最大でも30MPaであ
り、本発明品1〜8のなじみ性が優れ、それによって良
好な耐焼付性が得られている。なお、上述したように中
間層3は軸受合金層2とオーバレイ層4とを密着させる
目的で設けたものであるが、必要に応じてこれを省略し
てもよい。すなわち、特に軸受合金層2がCu系の軸受
合金層2の場合には、軸受合金層2とオーバレイ層4と
を充分な密着強度で密着させることができるので中間層
3を省略することができ、また軸受合金層2がA〓系の
軸受合金層2の場合には、軸受合金層2とオーバレイ層
4との密着強度を充分に確保できた場合には、中間層3
を省略することができる。また本発明に用いる軸受合金
層2としては、上述した試料で用いたものの他に、Al
−12Sn−1.5Pb−2.5Si−1Cu−0.2
Cr、又はCu−23Pb−3Sn、又はCu−15P
b−1.5Sn、又はCu−1Agが好ましく、中間層
3としてはNi、Cu、Cr、又はFeを湿式メッキや
乾式メッキによって施したものが好ましい。さらにオー
バレイ層4としては、上述した試料で用いたものの他
に、Pb−3Sn−5In、又は純Snが好ましく、或
いはポリイミドにMoS2 又はグラファイトを添加した
合成樹脂材料を用いてもよい。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、すべり
軸受のなじみ性を向上させることができ、それによって
耐焼付性を向上させることができるという効果が得られ
る。
軸受のなじみ性を向上させることができ、それによって
耐焼付性を向上させることができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明のすべり軸受の断面図。
【図2】本発明の範囲を示すグラフ。
【図3】本発明の耐焼付性の効果を示す試験結果図。
1…すべり軸受 2…軸受合金層 2
a…環状溝 2b…山部 3…中間層 4
…オーバレイ層
a…環状溝 2b…山部 3…中間層 4
…オーバレイ層
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面に、円周方向に伸びる環状溝を軸
方向に多数形成して軸方向に隣接する環状溝間を円周方
向に伸びる山部とした軸受合金層と、この軸受合金層の
表面を被覆するオーバレイ層とを有し、上記オーバレイ
層がその表面側から摩耗された際に、上記環状溝の凹部
内に残存するオーバレイ層と、上記軸受合金層の山部と
をそれぞれ露出させるように構成したすべり軸受におい
て、 上記山部の高さをh、該山部の頂部における上記オーバ
レイ層の厚さをtとしたとき、縦軸に上記tをとり、横
軸に上記hをとったグラフにおいて、上記厚さtおよび
高さhを次の3式の条件を満たす範囲内に設定したこと
を特徴とするすべり軸受。 1≦h≦8 …(1) 1.5h<t≦4h+6 …(2) t≦25 …(3) ただし、上記hおよびtの寸法単位はμmとする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396094A JP2974043B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | すべり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396094A JP2974043B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | すべり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259862A true JPH07259862A (ja) | 1995-10-09 |
JP2974043B2 JP2974043B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=13533162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7396094A Expired - Lifetime JP2974043B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | すべり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2974043B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011104939A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
US20130216162A1 (en) * | 2010-11-02 | 2013-08-22 | Yasuhiro Hikita | Sliding bearing |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP7396094A patent/JP2974043B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011104939A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受 |
CN102782350A (zh) * | 2010-02-26 | 2012-11-14 | 大丰工业株式会社 | 滑动轴承 |
EP2541085A1 (en) | 2010-02-26 | 2013-01-02 | Taiho Kogyo Co., Ltd | Slide bearing |
US20130216162A1 (en) * | 2010-11-02 | 2013-08-22 | Yasuhiro Hikita | Sliding bearing |
US8858081B2 (en) * | 2010-11-02 | 2014-10-14 | Taiho Kogyo Co., Ltd. | Sliding bearing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2974043B2 (ja) | 1999-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990804 |