JPH0725964U - 液体散布装置 - Google Patents

液体散布装置

Info

Publication number
JPH0725964U
JPH0725964U JP6280393U JP6280393U JPH0725964U JP H0725964 U JPH0725964 U JP H0725964U JP 6280393 U JP6280393 U JP 6280393U JP 6280393 U JP6280393 U JP 6280393U JP H0725964 U JPH0725964 U JP H0725964U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
liquid
pump
auxiliary
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6280393U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2598680Y2 (ja
Inventor
進 宮下
元雄 衣山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoritsu Co Ltd
Original Assignee
Kyoritsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoritsu Co Ltd filed Critical Kyoritsu Co Ltd
Priority to JP1993062803U priority Critical patent/JP2598680Y2/ja
Publication of JPH0725964U publication Critical patent/JPH0725964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2598680Y2 publication Critical patent/JP2598680Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプの回転数を所定値に設定したままで、
補助ノズルを使用する場合とメインノズルを使用する場
合とで、単位面積当たりの散布量に変化のない液体散布
装置を提供する。 【構成】 液体貯蔵タンクTに接続されたポンプPの圧
送液体吐出路1に三方コック2を介してメインノズル3
と補助ノズル4とを接続し、前記メインノズル3からの
吐出量と前記補助ノズル4からの吐出量との差に相当す
る流量に規制するオリフィス10を介して、前記ポンプ
Pから前記補助ノズル4方向へ圧送される液体の一部を
前記液体貯蔵タンクT内に戻すように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ブームスプレーヤ等の液体散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記液体散布装置の一例としてのブームスプレーヤは、例えば、散布用の液体 を貯蔵するタンクと、このタンクから液体を圧送するポンプとを搭載した走行機 体の左右に、複数の液体散布ノズルからなる、メインノズルとしてのノズル群が それぞれ設けられた複数のブームが展張されてなる。
【0003】 そして、前記走行機体を所定の速度で走らせながら前記ポンプを所定の回転数 で作動させ、前記タンク内の液体を前記各ノズル群から所定圧力で散布し、広大 な畑等において、効率よく単位面積当たり所定量の農薬等の散布をするものであ る。
【0004】 前記の如き液体散布装置においては、単位面積当たりの定量散布を常に維持す るという観点から、例えば散布巾を狭めるために散布を停止したノズル群があっ ても、散布を停止しない他のノズル群からの吐出量が変化しないことが望ましい 。この場合、前記ポンプは、通常、前記走行機体の駆動源の動力を用いて駆動せ しめられているため、吐出量を調整するために前記ポンプの回転数を変化させる と、前記機体の走行速度に影響が及ぶ。よって、散布を停止しない他のノズル群 からの定量吐出の維持が、前記ポンプの回転数を変えずに達成できることが望ま しい。
【0005】 そこで、本件出願人は、前記各ノズル群をそれぞれ三方コックを介して前記ポ ンプの吐出路に接続するとともに、前記各三方コックの一方の出口路を前記各ノ ズル群からの吐出量に相当する流量に規制するオリフィスを介して前記タンクに 接続し、散布を停止した前記ノズル群からの液体をタンク戻すように構成した液 体散布装置を提案した(実開平5−63666号公報参照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記の如き液体散布装置を使用する場合、圃場の地形によっては、 すべてのノズル群からの散布を停止させ、前記メインノズルとは別に設けられた 、例えば手持式補助ノズルを用いて、作業者が歩行しながら散布を行わざるを得 ない場合もあった。
【0007】 すなわち、例えば、圃場が狭くて前記走行機体が入り込めないような場合に、 前記走行機体を当該圃場の隣接地に位置させ、メインノズル群からの散布を停止 して作業者が圃場を歩行しながら、前記ポンプに接続された補助散布用ホースを 延ばして、前記手持式補助ノズルで散布をする必要があった。
【0008】 前記補助ノズルを使用する場合にも、前記ポンプの回転数を変えずして、前記 メインノズル群からの散布と同量の単位面積当たり定量散布が行われなくてはな らない。ところが、前記補助ノズルは、その使用目的に鑑み、一般に、前記メイ ンノズル群を構成する液体噴射ノズル数より少数の液体噴射ノズルで構成されて いる。このため、何らの手段も講じないと、停止された各メインノズル群からの 吐出量がすべて前記補助ノズル側に回ってしまい、該補助ノズルからの吐出量が 多くなりすぎることとなる。
【0009】 本考案は前記のような事情に鑑みてなされたもので、その課題とするところは 、前記ポンプの回転数を所定値に設定したままで、前記補助ノズルを使用する場 合と前記メインノズルを使用する場合とで、単位面積当たりの散布量が変化しな いようにするにはどのような手段を講ずればよいか、という点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係る液体散布装置は、液体貯蔵タンクに接 続されたポンプの圧送液体吐出路に三方コックを介してメインノズルと補助ノズ ルとを接続し、前記メインノズルからの吐出量と前記補助ノズルからの吐出量と の差に相当する流量に規制するオリフィスを介して、前記ポンプから前記補助ノ ズルの方向へ圧送される液体の一部を前記液体貯蔵タンク内に戻すように構成し たものである。
【0011】
【作用】
本考案によれば、ポンプの作動によって液体貯蔵タンク内の液体が圧送液体吐 出路内を圧送される。そして、三方コックによって、液体の吐出方向を、メイン ノズル方向と補助ノズル方向とに適宜切り換えることができる。
【0012】 圧送液体の吐出方向を前記補助ノズル方向へ切り換えると、該補助ノズルから 圧送液体が散布されるとともに、前記ポンプによって前記補助ノズル方向へ圧送 された液体の一部がオリフィスを介して前記タンク内に戻される。
【0013】 ここで、前記タンク内に戻される液体量は、前記オリフィスによって、前記メ インノズルからの吐出量と前記補助ノズルからの吐出量との差に相当する流量に 規制されている。このため、前記三方コックをいずれの方向に切り換えた場合で も、前記各ノズルによる吐出量は同一となる。
【0014】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例に係る液体散布装置の流体回路図を示し、散布すべ き薬液等の液体を貯蔵しているタンクTは、高圧プランジャポンプPに連通して いる。そして、このポンプPから薬液を送出する圧送液体吐出路1は、メイン三 方コック2の入口側に連通し、該メインコック2の二つの出口路は、メインノズ ル3と補助ノズル4とにそれぞれ連通している。よって、前記メイン三方コック 2を操作することにより、前記ポンプPから圧送されてくる薬液の全量を前記メ インノズル3の方向と前記補助ノズル4の方向とに適宜切り換えて送り出すこと ができる。
【0015】 図示例では、前記メインノズル3は、左側ブーム11、中央ブーム12、右側 ブーム13のそれぞれに配設された複数の液体散布ノズルNから構成されている 。前記各ブーム11,12,13のそれぞれに配設された左側ブームノズル群2 1、中央ブームノズル群22及び右側ブームノズル群23は、いずれも薬液散布 制御用の三方切換えコックである左側ブーム用コック31、中央ブーム用コック 32及び右側ブーム用コック33の出口路の一つとそれぞれ連通している。そし て、前記各ブーム用コック31,32,33の入口側は、前記メインコック2の 出口路の一方と連通している。
【0016】 また、前記各ブーム用コック31,32,33のもう一方の出口路は、それぞ れ戻し路41,42,43を介して、左側ブーム用オリフィス51,中央ブーム 用オリフィス52,右側ブーム用オリフィス53に連通されている。これらのオ リフィス51,52,53はいずれも、前記タンクTと連通した集合筐5に連通 している。
【0017】 前記各オリフィス51,52,53は、前記各メインノズル群21,22,2 3からの薬液の吐出量に相当する量の薬液を前記タンクTに戻すようにその開口 寸法がそれぞれ定められている。このため、圃場における薬液散布巾を狭めよう として、前記メインノズル群21,22,23の内、例えば前記左側ブームノズ ル群21からの薬液の散布を停止すべく前記左側ブーム用コック31を前記戻し 管41の方向に操作すると、前記左側ブーム用オリフィス51の作用により、前 記左側ブームノズル群21からの吐出量に相当するだけの薬液が前記戻し管41 を通して前記タンクT内に戻される。
【0018】 その結果、散布を続けている前記中央ブームノズル群22と前記右側ブームノ ズル群23とからの吐出量は以前と変わらないので、前記ポンプPの回転数を変 更することなく、単位面積当たり所定量の散布を維持することができる。
【0019】 以上のことは、他の中央ブームノズル群22又は右側ブームノズル群23から の散布を停止する場合も同様であり、また、前記各ブーム用コック31,32, 33を元に戻せば元通りの薬液散布ができる。
【0020】 次に、前記補助ノズル4について説明する。
【0021】 前記メイン三方コック2の出口路の他方は、補助ノズル用三方コック6の入口 側に連通し、この補助ノズル用三方コック6の出口路の一方は、補助ノズル用パ イプ7と補助ノズル用ホース8とを介して前記補助ノズル4へ連通している。
【0022】 また、前記補助ノズル用コック6の出口路の他方は、前記集合筐5を介して前 記タンクTと連通している。このため、前記補助ノズル4による薬液散布を停止 したい場合には、前記補助ノズル用コック6を前記タンクTの方向に操作すれば 、前記ポンプPから圧送される全ての薬液が前記タンクT内へと戻され、前記ポ ンプPを止めたりその回転数を変えたりする必要がない。
【0023】 前記補助ノズル4は、前記各ブーム11,12,13にそれぞれ設けられたメ インノズル群21,22,23より少数の複数の液体散布ノズルNからなるもの であり、圃場が狭い等の事情により、前記各ブーム11,12,13を使用して 前記メインノズル3からの薬液散布ができない場合に、前記メインノズル3に代 えて使用されるものである。すなわち、前記メインノズル3からの薬液散布が困 難な場合に、前記補助ノズル4の方向に薬液が吐出されるように前記メイン三方 コック2を切り換える。そして、前記補助ノズル用ホース8を走行機体から引き 延ばし、作業者が補助ノズル4を手に持って、前記メインノズル群21,22, 23から散布する時と同じ速度で移動しながら薬液の散布を行う。
【0024】 ところで、前記補助ノズル用パイプ7には、その配管途中に枝管9が分岐して 設けられている。この枝管9は、前記集合筐5を介して前記タンクTに連通して いる。そして、前記枝管9の途中には補助ノズル用オリフィス10が設けられて いる。
【0025】 この補助ノズル用オリフィス10は、前記各メインノズル群21,22,23 からの薬液の単位時間当たりの合計吐出量と前記補助ノズル4からの薬液の単位 時間当たりの合計吐出量との差に相当する量の薬液を、前記枝管9を通して前記 タンクTに戻すようにその開口寸法が定められている。
【0026】 このため、前記メインノズル3に代えて前記補助ノズル4による散布を行おう とする場合に、前記メイン三方コック2を前記補助ノズル4の方向に切り換えれ ば、前記補助ノズル用オリフィス10の作用により、前記メインノズル3からの 合計吐出量と前記補助ノズル4からの合計吐出量との差に相当するだけの量の薬 液が前記枝管9を通して前記タンクT内に戻される。
【0027】 その結果、前記補助ノズル4を用いた単位面積当たりの散布量は、前記メイン ノズル3を用いた単位面積当たりの散布量と等しくなるので、前記ポンプPの回 転数を変更することなく、単位面積当たり所定量の散布を維持することができる 。そして、前記メイン三方コック2を前記メインノズル3の方向に切り換えれば 、再度、前記メインノズル3での従前と同じ単位面積当たりの均等散布ができる 。
【0028】 なお、前記各コック2,6,31,32,33等が故障したりして前記ポンプ Pの吐出側の圧力が異常に高くなると、安全調圧弁14が働き、前記ポンプPの 吐出側の薬液は、余水路15を介して全量が前記タンクT内に戻される。
【0029】 なお、通常作業中に散布を中断する場合には、前記メイン三方コック2を補助 ノズル4側へ切換えるとともに、前記補助ノズル用三方コック6を前記集合筐5 側へ切換えることにより、圧送液体を前記タンクTへ戻すことができる。
【0030】 以上のように構成され作用する本実施例に係る液体散布装置によれば、前記メ インノズル3を使用する場合において、該メインノズル3のうちいずれかのノズ ル群からの散布を停止したときでも、散布を停止しない他のノズル群からの単位 面積当たりの散布量は、散布を停止する前の単位面積当たりの散布量と同じであ る。
【0031】 さらに、前記メインノズル3に代えて前記補助ノズル4による散布を行う場合 でも、走行機体の走行速度と同じ速度で前記補助ノズル4を作業者が移動させれ ば、該補助ノズル4からの単位面積当たりの散布量は、前記メインノズル3によ る単位面積当たりの散布量と同じとなる。
【0032】 すなわち、本実施例のものによれば、前記液体散布装置に含まれたいずれのノ ズル群21,22,23,4を使用して散布作業を行う場合でも、前記ポンプP の回転数を変更することなく、常に単位面積当たり均等量の薬液散布が実現でき る。
【0033】
【考案の効果】
本考案に係る液体散布装置によれば、メインノズル、補助ノズルのいずれのノ ズルを用いて液体散布をする場合でも、ポンプの回転数を変更することなく、単 位面積当たり所定量の液体散布を維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る液体散布装置の流体回
路図である。
【符号の説明】
T 液体貯蔵タンク P ポンプ 1 圧送液体吐出路 2 三方コック 3 メインノズル 4 補助ノズル 10 オリフィス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯蔵タンク(T)に接続されたポン
    プ(P)の圧送液体吐出路(1)に三方コック(2)を
    介してメインノズル(3)と補助ノズル(4)とを接続
    し、前記メインノズル(3)からの吐出量と前記補助ノ
    ズル(4)からの吐出量との差に相当する流量に規制す
    るオリフィス(10)を介して、前記ポンプ(P)から
    前記補助ノズル(4)方向へ圧送される液体の一部を前
    記液体貯蔵タンク(T)内に戻すように構成してなる液
    体散布装置。
JP1993062803U 1993-10-28 1993-10-28 液体散布装置 Expired - Fee Related JP2598680Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993062803U JP2598680Y2 (ja) 1993-10-28 1993-10-28 液体散布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993062803U JP2598680Y2 (ja) 1993-10-28 1993-10-28 液体散布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725964U true JPH0725964U (ja) 1995-05-16
JP2598680Y2 JP2598680Y2 (ja) 1999-08-16

Family

ID=13210868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993062803U Expired - Fee Related JP2598680Y2 (ja) 1993-10-28 1993-10-28 液体散布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2598680Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2598680Y2 (ja) 1999-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3476490B1 (en) Distributed pump system
JP5964103B2 (ja) 薬液混合散布装置
US3801017A (en) Manifold for high pressure washer in mechanical mode selection
JP2598680Y2 (ja) 液体散布装置
EP0335967B1 (en) Automatic blanket wash system with flow through spray bar
EP2773540B1 (de) Verfahren und vorrichtung zum waschen eines fahrzeuges
JP2859061B2 (ja) 潤滑油供給方式
JP5124075B2 (ja) 噴霧可能な液体の塗布装置
JP2546428Y2 (ja) 液体散布装置
JPH09155259A (ja) 走行液体散布装置
JP3319232B2 (ja) 薬液散布装置及び薬液散布車
JP2002001180A (ja) 液体散布装置
JPH04931Y2 (ja)
JP2023146330A (ja) 薬液散布装置
JP4018203B2 (ja) 無線操縦型ヘリコプター搭載の薬液散布装置
JP2008125434A (ja) 走行式薬液混合撒布装置
JP2002066396A (ja) 2液混合型吐出装置
JP2973065B2 (ja) 洗車機における処理剤供給装置
JPH0713823Y2 (ja) スプレーヤの攪拌装置
JPH055984Y2 (ja)
JPS63224758A (ja) 塗装装置
JP2505286Y2 (ja) 塗料経路洗浄装置
JPH061270Y2 (ja) 洗浄装置
JP2673963B2 (ja) 希釈液噴出装置
JP2019048260A (ja) 攪拌装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees