JP2598680Y2 - 液体散布装置 - Google Patents

液体散布装置

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JP2598680Y2
JP2598680Y2 JP1993062803U JP6280393U JP2598680Y2 JP 2598680 Y2 JP2598680 Y2 JP 2598680Y2 JP 1993062803 U JP1993062803 U JP 1993062803U JP 6280393 U JP6280393 U JP 6280393U JP 2598680 Y2 JP2598680 Y2 JP 2598680Y2
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進 宮下
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ブームスプレーヤ等
の液体散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記液体散布装置の一例としてのブーム
スプレーヤは、例えば、散布用の液体を貯蔵するタンク
と、このタンクから液体を圧送するポンプとを搭載した
走行機体の左右に、複数の液体散布ノズルからなる、メ
インノズルとしてのノズル群がそれぞれ設けられた複数
のブームが展張されてなる。
【0003】そして、前記走行機体を所定の速度で走ら
せながら前記ポンプを所定の回転数で作動させ、前記タ
ンク内の液体を前記各ノズル群から所定圧力で散布し、
広大な畑等において、効率よく単位面積当たり所定量の
農薬等の散布をするものである。
【0004】前記の如き液体散布装置においては、単位
面積当たりの定量散布を常に維持するという観点から、
例えば散布巾を狭めるために散布を停止したノズル群が
あっても、散布を停止しない他のノズル群からの吐出量
が変化しないことが望ましい。この場合、前記ポンプ
は、通常、前記走行機体の駆動源の動力を用いて駆動せ
しめられているため、吐出量を調整するために前記ポン
プの回転数を変化させると、前記機体の走行速度に影響
が及ぶ。よって、散布を停止しない他のノズル群からの
定量吐出の維持が、前記ポンプの回転数を変えずに達成
できることが望ましい。
【0005】そこで、本件出願人は、前記各ノズル群を
それぞれ三方コックを介して前記ポンプの吐出路に接続
するとともに、前記各三方コックの一方の出口路を前記
各ノズル群からの吐出量に相当する流量に規制するオリ
フィスを介して前記タンクに接続し、散布を停止した前
記ノズル群からの液体をタンク戻すように構成した液体
散布装置を提案した(実開平5−63666号公報参
照)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記の如き
液体散布装置を使用する場合、圃場の地形によっては、
すべてのノズル群からの散布を停止させ、前記メインノ
ズルとは別に設けられた、例えば手持式補助ノズルを用
いて、作業者が歩行しながら散布を行わざるを得ない場
合もあった。
【0007】すなわち、例えば、圃場が狭くて前記走行
機体が入り込めないような場合に、前記走行機体を当該
圃場の隣接地に位置させ、メインノズル群からの散布を
停止して作業者が圃場を歩行しながら、前記ポンプに接
続された補助散布用ホースを延ばして、前記手持式補助
ノズルで散布をする必要があった。
【0008】前記補助ノズルを使用する場合にも、前記
ポンプの回転数を変えずして、前記メインノズル群から
の散布と同量の単位面積当たり定量散布が行われなくて
はならない。ところが、前記補助ノズルは、その使用目
的に鑑み、一般に、前記メインノズル群を構成する液体
噴射ノズル数より少数の液体噴射ノズルで構成されてい
る。このため、何らの手段も講じないと、停止された各
メインノズル群からの吐出量がすべて前記補助ノズル側
に回ってしまい、該補助ノズルからの吐出量が多くなり
すぎることとなる。
【0009】本考案は前記のような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題とするところは、前記ポンプの回転
数を所定値に設定したままで、前記補助ノズルを使用す
る場合と前記メインノズルを使用する場合とで、単位面
積当たりの散布量が変化しないようにするにはどのよう
な手段を講ずればよいか、という点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案に係る液体散布装置は、液体貯蔵タンクに接
続されたポンプの圧送液体吐出路に三方コックを介して
メインノズルと補助ノズルとを接続し、前記メインノズ
ルからの吐出量と前記補助ノズルからの吐出量との差に
相当する流量に規制するオリフィスを介して、前記ポン
プから前記補助ノズルの方向へ圧送される液体の一部を
前記液体貯蔵タンク内に戻すように構成したものであ
る。
【0011】
【作用】本考案によれば、ポンプの作動によって液体貯
蔵タンク内の液体が圧送液体吐出路内を圧送される。そ
して、三方コックによって、液体の吐出方向を、メイン
ノズル方向と補助ノズル方向とに適宜切り換えることが
できる。
【0012】圧送液体の吐出方向を前記補助ノズル方向
へ切り換えると、該補助ノズルから圧送液体が散布され
るとともに、前記ポンプによって前記補助ノズル方向へ
圧送された液体の一部がオリフィスを介して前記タンク
内に戻される。
【0013】ここで、前記タンク内に戻される液体量
は、前記オリフィスによって、前記メインノズルからの
吐出量と前記補助ノズルからの吐出量との差に相当する
流量に規制されている。このため、前記三方コックをい
ずれの方向に切り換えた場合でも、前記各ノズルによる
吐出量は同一となる。
【0014】
【実施例】図1は、本考案の一実施例に係る液体散布装
置の流体回路図を示し、散布すべき薬液等の液体を貯蔵
しているタンクTは、高圧プランジャポンプPに連通し
ている。そして、このポンプPから薬液を送出する圧送
液体吐出路1は、メイン三方コック2の入口側に連通
し、該メインコック2の二つの出口路は、メインノズル
3と補助ノズル4とにそれぞれ連通している。よって、
前記メイン三方コック2を操作することにより、前記ポ
ンプPから圧送されてくる薬液の全量を前記メインノズ
ル3の方向と前記補助ノズル4の方向とに適宜切り換え
て送り出すことができる。
【0015】図示例では、前記メインノズル3は、左側
ブーム11、中央ブーム12、右側ブーム13のそれぞ
れに配設された複数の液体散布ノズルNから構成されて
いる。前記各ブーム11,12,13のそれぞれに配設
された左側ブームノズル群21、中央ブームノズル群2
2及び右側ブームノズル群23は、いずれも薬液散布制
御用の三方切換えコックである左側ブーム用コック3
1、中央ブーム用コック32及び右側ブーム用コック3
3の出口路の一つとそれぞれ連通している。そして、前
記各ブーム用コック31,32,33の入口側は、前記
メインコック2の出口路の一方と連通している。
【0016】また、前記各ブーム用コック31,32,
33のもう一方の出口路は、それぞれ戻し路41,4
2,43を介して、左側ブーム用オリフィス51,中央
ブーム用オリフィス52,右側ブーム用オリフィス53
に連通されている。これらのオリフィス51,52,5
3はいずれも、前記タンクTと連通した集合筐5に連通
している。
【0017】前記各オリフィス51,52,53は、前
記各メインノズル群21,22,23からの薬液の吐出
量に相当する量の薬液を前記タンクTに戻すようにその
開口寸法がそれぞれ定められている。このため、圃場に
おける薬液散布巾を狭めようとして、前記メインノズル
群21,22,23の内、例えば前記左側ブームノズル
群21からの薬液の散布を停止すべく前記左側ブーム用
コック31を前記戻し管41の方向に操作すると、前記
左側ブーム用オリフィス51の作用により、前記左側ブ
ームノズル群21からの吐出量に相当するだけの薬液が
前記戻し管41を通して前記タンクT内に戻される。
【0018】その結果、散布を続けている前記中央ブー
ムノズル群22と前記右側ブームノズル群23とからの
吐出量は以前と変わらないので、前記ポンプPの回転数
を変更することなく、単位面積当たり所定量の散布を維
持することができる。
【0019】以上のことは、他の中央ブームノズル群2
2又は右側ブームノズル群23からの散布を停止する場
合も同様であり、また、前記各ブーム用コック31,3
2,33を元に戻せば元通りの薬液散布ができる。
【0020】次に、前記補助ノズル4について説明す
る。
【0021】前記メイン三方コック2の出口路の他方
は、補助ノズル用三方コック6の入口側に連通し、この
補助ノズル用三方コック6の出口路の一方は、補助ノズ
ル用パイプ7と補助ノズル用ホース8とを介して前記補
助ノズル4へ連通している。
【0022】また、前記補助ノズル用コック6の出口路
の他方は、前記集合筐5を介して前記タンクTと連通し
ている。このため、前記補助ノズル4による薬液散布を
停止したい場合には、前記補助ノズル用コック6を前記
タンクTの方向に操作すれば、前記ポンプPから圧送さ
れる全ての薬液が前記タンクT内へと戻され、前記ポン
プPを止めたりその回転数を変えたりする必要がない。
【0023】前記補助ノズル4は、前記各ブーム11,
12,13にそれぞれ設けられたメインノズル群21,
22,23より少数の複数の液体散布ノズルNからなる
ものであり、圃場が狭い等の事情により、前記各ブーム
11,12,13を使用して前記メインノズル3からの
薬液散布ができない場合に、前記メインノズル3に代え
て使用されるものである。すなわち、前記メインノズル
3からの薬液散布が困難な場合に、前記補助ノズル4の
方向に薬液が吐出されるように前記メイン三方コック2
を切り換える。そして、前記補助ノズル用ホース8を走
行機体から引き延ばし、作業者が補助ノズル4を手に持
って、前記メインノズル群21,22,23から散布す
る時と同じ速度で移動しながら薬液の散布を行う。
【0024】ところで、前記補助ノズル用パイプ7に
は、その配管途中に枝管9が分岐して設けられている。
この枝管9は、前記集合筐5を介して前記タンクTに連
通している。そして、前記枝管9の途中には補助ノズル
用オリフィス10が設けられている。
【0025】この補助ノズル用オリフィス10は、前記
各メインノズル群21,22,23からの薬液の単位時
間当たりの合計吐出量と前記補助ノズル4からの薬液の
単位時間当たりの合計吐出量との差に相当する量の薬液
を、前記枝管9を通して前記タンクTに戻すようにその
開口寸法が定められている。
【0026】このため、前記メインノズル3に代えて前
記補助ノズル4による散布を行おうとする場合に、前記
メイン三方コック2を前記補助ノズル4の方向に切り換
えれば、前記補助ノズル用オリフィス10の作用によ
り、前記メインノズル3からの合計吐出量と前記補助ノ
ズル4からの合計吐出量との差に相当するだけの量の薬
液が前記枝管9を通して前記タンクT内に戻される。
【0027】その結果、前記補助ノズル4を用いた単位
面積当たりの散布量は、前記メインノズル3を用いた単
位面積当たりの散布量と等しくなるので、前記ポンプP
の回転数を変更することなく、単位面積当たり所定量の
散布を維持することができる。そして、前記メイン三方
コック2を前記メインノズル3の方向に切り換えれば、
再度、前記メインノズル3での従前と同じ単位面積当た
りの均等散布ができる。
【0028】なお、前記各コック2,6,31,32,
33等が故障したりして前記ポンプPの吐出側の圧力が
異常に高くなると、安全調圧弁14が働き、前記ポンプ
Pの吐出側の薬液は、余水路15を介して全量が前記タ
ンクT内に戻される。
【0029】なお、通常作業中に散布を中断する場合に
は、前記メイン三方コック2を補助ノズル4側へ切換え
るとともに、前記補助ノズル用三方コック6を前記集合
筐5側へ切換えることにより、圧送液体を前記タンクT
へ戻すことができる。
【0030】以上のように構成され作用する本実施例に
係る液体散布装置によれば、前記メインノズル3を使用
する場合において、該メインノズル3のうちいずれかの
ノズル群からの散布を停止したときでも、散布を停止し
ない他のノズル群からの単位面積当たりの散布量は、散
布を停止する前の単位面積当たりの散布量と同じであ
る。
【0031】さらに、前記メインノズル3に代えて前記
補助ノズル4による散布を行う場合でも、走行機体の走
行速度と同じ速度で前記補助ノズル4を作業者が移動さ
せれば、該補助ノズル4からの単位面積当たりの散布量
は、前記メインノズル3による単位面積当たりの散布量
と同じとなる。
【0032】すなわち、本実施例のものによれば、前記
液体散布装置に含まれたいずれのノズル群21,22,
23,4を使用して散布作業を行う場合でも、前記ポン
プPの回転数を変更することなく、常に単位面積当たり
均等量の薬液散布が実現できる。
【0033】
【考案の効果】本考案に係る液体散布装置によれば、メ
インノズル、補助ノズルのいずれのノズルを用いて液体
散布をする場合でも、ポンプの回転数を変更することな
く、単位面積当たり所定量の液体散布を維持できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る液体散布装置の流体回
路図である。
【符号の説明】
T 液体貯蔵タンク P ポンプ 1 圧送液体吐出路 2 三方コック 3 メインノズル 4 補助ノズル 10 オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 17/00 101 A01M 7/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体貯蔵タンク(T)に接続されたポン
    プ(P)の圧送液体吐出路(1)に三方コック(2)を
    介してメインノズル(3)と補助ノズル(4)とを接続
    し、前記メインノズル(3)からの吐出量と前記補助ノ
    ズル(4)からの吐出量との差に相当する流量に規制す
    るオリフィス(10)を介して、前記ポンプ(P)から
    前記補助ノズル(4)方向へ圧送される液体の一部を前
    記液体貯蔵タンク(T)内に戻すように構成してなる液
    体散布装置。
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