JPH07258709A - 高炉装入物の装入制御方法とその装置 - Google Patents

高炉装入物の装入制御方法とその装置

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JPH07258709A
JPH07258709A JP7546094A JP7546094A JPH07258709A JP H07258709 A JPH07258709 A JP H07258709A JP 7546094 A JP7546094 A JP 7546094A JP 7546094 A JP7546094 A JP 7546094A JP H07258709 A JPH07258709 A JP H07258709A
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top gas
furnace top
charge
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JP7546094A
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Kozo Yamamura
耕造 山村
Shinobu Morimoto
忍 森本
Toshio Fukuyama
利男 福山
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロップ、スリップ又は、一時的な装入トラ
ブル等により炉内装入物レベルが異常に低下した際、オ
ペレータを介入することなく、自動的に装入物のタイミ
ングを決定して炉内に装入することにより、装入物表面
レベルを所定範囲に維持して、炉頂ガス温度の大幅な変
動を防止する。 【構成】 大ベルを開放して装入物を炉内に装入した
後、サウンジング装置の重錘が着床した際の測定深度H
と設定深度H0 の関係が、H≧H0 の場合には、装入物
の装入を一時停止すると共に、高炉々頂部で測定した炉
頂ガス温度Tと予め設定した上限温度設定値Tmax を比
較し、T>Tmax 場合には装入物の装入の一時停止を一
時停止を解除し、T≦Tmax 場合にはタイムカウンタを
動作し、タイムカウントがカウントアップすると前記T
と設定下限設定値Tmin を比較し、T≧Tmin になるま
で装入物の装入一時停止を解除しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高炉々内に鉱石、コ
ークス等の装入物を装入する制御方法とその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高炉においては、炉内の装入物(焼結
鉱、コークス、鉄鉱石、ペレット等)は徐々に降下し、
その表面が所定レベルに達すると、大ベルを下げて該大
ベル上の装入物を装入することをバッチ的に行ってい
る。
【0003】このような装入物の装入を繰り返し行うた
めに、通常は炉内に装入物を装入した後、該装入物の表
面レベルを測定して、そのレベルを一定の目標レベル範
囲に保つよう、炉頂装入制御装置により自動的に装入タ
イミングを制御する事がなされている。
【0004】即ち、装入物を装入するとサウンジング装
置の重錘を降ろして装入物表面の深度(装入物表面迄の
深さ)を測定し、その測定値が予め設定した所定深度ま
で下がると前記重錘を巻き上げて、次回の装入物を装入
する事を繰り返し行っている。
【0005】このような炉頂装入制御を行っているとき
に、例えば、図4(a)に示すようにt1 の時点で炉内
装入物にドロップが発生すると装入物表面レベルが異常
に深くなる。これによりサウンジング装置の重錘を直
ちに巻き上げる(t2 )。大ベルが下がり装入物を炉
内に装入する(t2 〜t3 )。再び前記サウンジング
装置の重錘を巻き下げて炉内装入物の表面レベルを測定
する(t3 〜t4 )。測定の結果、炉内装入物の深度
が基準深度より深い(以上)と該サウンジング装置の重
錘を直ちに巻き上げ、再び、装入物を炉内に装入する
(t4 〜t5 )。
【0006】このように、装入物の深度が異常に深くな
っていると短周期で装入物の装入が繰り返されてしま
い、温度の低い装入物が一気に炉内に装入され、図4
(b)に示すように炉頂ガス温度が急速に低下し、炉況
に悪影響を与えるばかりでなく設備損傷(結露による乾
式集塵フィルター詰まりなど)に至ったり、TRT(炉
頂発電設備)の出力が大幅に低下することがある。
【0007】一方、装入物の装入タイミングが長くなり
過ぎると炉内装入物の表面レベルが低下し過ぎて通気抵
抗が極端に低下し、吹き抜けを惹起することがある。こ
のため、装入物表面レベルが異常に深くなった場合に
は、前記炉頂装入制御装置での自動制御を中止し、オペ
レーターが炉頂ガス温度を監視しつつ装入物の装入タイ
ミングを決定し、これに従って前記炉頂装入制御装置を
操作して装入物を炉内に装入して、上記炉頂ガス温度の
急激な低下又は炉内装入物の表面レベルが極端に低く成
る事を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このオペレーターの装
入物の装入タイミングの決定には熟練を要し、しかも、
高炉が安定し通常の装入タイミングに戻るまで長時間に
渡って、この作業を行わなければならず、煩雑な作業を
伴うものであった。
【0009】上記のようなドロップ(又はスリップ等)
が発生した場合においても、オペレーターが介入するこ
となく、自動的に高炉々内に装入する装入物の装入タイ
ミングを精度よく決定し、これに基づいて前記炉頂装入
制御装置を制御して装入物を炉内に装入することによ
り、装入物表面レベルを所定範囲に維持して、炉頂ガス
温度の大幅な変動(低下又は上昇)を防止することを課
題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、その特徴とする手段
1は、高炉々上部に設けた表面レベル計で炉内に装入さ
れた装入物の表面まで深度を測定し、この測定値が基準
深度に達すると大ベルを開放して、炉内へ装入物を装入
する方法において、該大ベルを開放して炉内へ装入物を
装入した後、前記表面レベル計で装入物表面深度の測定
を開始した時の測定値が前記基準深度以上の場合には、
前記大ベルの開放を一時待機し、この状態で高炉上部に
設けた炉頂ガス温度計で炉頂ガス温度を測定し、また、
この測定温度が予め設定した基準上限温度以上の場合に
は前記大ベル開放の一時待機を解除して装入物を炉内に
装入し、前記測定炉頂ガス温度が基準上限温度以下の場
合にはタイムカウンタを動作し、該タイムカウンタがカ
ウントアップした後、前記測定炉頂ガス温度が予め設定
した基準下限温度以上になると前記大ベル開放の一時待
機を解除し、前記大ベルを開放して炉内へ装入物を装入
する高炉装入物の装入制御方法である。
【0011】更に、手段2は、高炉々内装入物の表面レ
ベルの深度を高炉々上部に設けた表面レベル計で測定
し、この測定深度が基準深度まで降下すると大ベルを開
放して、炉内へ装入物を装入する装入制御部を有する高
炉装入物の装入制御装置において、該大ベルを開放して
炉内へ装入物を装入した後、前記表面レベル計で装入物
表面深度の測定を開始した時の測定深度が前記基準深度
以上の場合には、前記大ベルの開放制御を一時待機する
装入待ち信号SAを出力すると共に炉頂ガス温度チェッ
ク信号SBを出力する着床時深度判定部と、
【0012】該着床時深度判定部からの装入待ち信号S
Aにより炉内への装入物の装入制御を一時待機する装入
待ち指令信号SIを前記装入制御部に出力する装入待ち
信号設定部と、
【0013】該着床時深度判定部から炉頂ガス温度チェ
ック信号SBにより高炉上部に設けた炉頂ガス温度計で
測定した炉頂ガス温度と予め設定した基準上限温度との
関係を判定し、該測定炉頂ガス温度が基準上限温度以上
の場合には前記装入制御部に前記装入待ち指令信号SI
を解除する解除信号SCを出力し、前記測定炉頂ガス温
度が基準上限温度以下の場合にはタイムカウンタを動作
するタイムカウント開始信号SDを出力する炉頂ガス上
限温度判定部と、
【0014】該タイムカウンタがカウントアップすると
前記測定炉頂ガス温度と予め設定した基準下限温度との
関係を判断し、該測定炉頂ガス温度が基準下限温度以上
になると前記装入制御部に装入待ち指令信号SIを解除
する解除信号SGを出力する炉頂ガス下限温度判断部と
を有する高炉装入物の装入制御装置である。
【0015】上記高炉々内装入物の深度を測定する表面
レベル計としては、装入物の表面レベルを直接測定する
重錘式のサウンジング装置、又は、間接式に測定するマ
イクロ波反射式の距離判定器でもよい。
【0016】
【作用】表面レベル計で測定した炉内装入物の表面レベ
ルの深度が基準深度以下になれば大ベルを開放して装入
物を炉内に装入する制御において、装入物を炉内に装入
した後、装入物深度の測定を開始した時に、該測定深度
が基準深度より深い場合には、スリップ、ドロップ等の
荷下がり異常として、炉内へ装入物を装入するのを一時
待機(装入制御に移行するのを一時中断)する。この状
態で炉頂ガス温度をチェックして炉頂ガス温度が基準上
限温度以上であれば、装入物装入による炉頂ガス温度の
低下に起因した設備トラブルを惹起する事がないので、
直ちに、前記一時待機を解除して装入物を装入し、炉内
装入物の深度を所定のレベルに戻す。
【0017】しかし、前記炉頂ガス温度をチェックした
際、炉頂ガス温度が基準上限温度以下であれば、この状
態で次の装入物を炉内に装入すると炉頂ガス温度が大幅
に低下して設備トラブルを惹起することがあるため、タ
イムカウンタを動作させて、該タイムカウンタがタイム
アップするまで装入物の装入を待機した後、再び、炉頂
ガス温度をチェックし、該ガス温度が基準下限温度(基
準上限温度>基準下限温度)以上になれば、炉内に装入
物を装入することにより、炉頂ガス温度の大幅低下を防
止するものである。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図を参照して説明す
る。図1中、1は高炉BFの上部に設け、炉内装入物表
面2のレベルを測定する重錘式のサウンジング装置、3
は炉頂円周方向に設けた4本の各ガス上昇管8に設け、
炉頂ガスの温度を測定する炉頂ガス温度計、4は装入物
を炉頂ホッパー5を介して小ベル6上に装入する装入コ
ンベア、7は小ベル6から受入れた装入物を炉内に供給
する大ベル、9はサウンジング装置1で測定した深度に
より装入コンベア4の稼働、炉頂ホッパー5へ受入れ及
び排出操作、小ベル6及び大ベル7の開閉操作、サウン
ジング装置1の測定操作の各々をシーケンス制御する炉
頂装入制御部である。
【0019】10は装入物を炉内に装入した後、サウン
ジング装置1の重錘1aが炉内装入物表面2に着い(着
床)た時のレベル値、即ち、測定深度Hと予め設定した
基準深度H0 の関係を判定する着床時深度判定部、11
は各ガス上昇管8に設けた各炉頂ガス温度計3の測定値
を平均した炉頂ガス温度Tと予め設定した基準上限温度
max の関係を判定する炉頂ガス温度上限判定部、12
はタイムカウンタ、13は炉頂ガス温度Tと予め設定し
た基準下限温度Tmin の関係を判定する炉頂ガス温度下
限判定部、14は前記炉頂装入制御部9に装入制御の
「一時待機」信号SIを出力する装入待ち信号設定部で
ある。
【0020】次に、この制御動作について図1、図2を
参照して説明する。大ベル7を開放して装入物を炉内に
装入した後にサウンジング装置1を作動して、サウンジ
ング装置1の重錘1aを炉内装入物表面2に着床され
る。そして、この着床時のレベル値、即ち、深度Hを着
床時深度判定部10に入力する。これにより着床時深度
判定部10は入力した測定深度Hと予め設定した基準深
度H0の関係を判定し(F1)、H≧H0 であれば「レ
ベル異常」として炉頂装入制御部9での装入制御を一時
待機する「装入待ち」信号SAを装入待ち信号設定部1
4に出力すると共に「炉頂ガス温度チェック」信号SB
を炉頂ガス温度上限判定部11に出力し、更に「リセッ
ト」信号RSをタイムカウンタ12に出力する(F
2)。
【0021】この「装入待ち」信号SAを入力すると装
入待ち信号設定部14は前記炉頂装入制御部9に装入待
ち指令信号SIを出力して、該炉頂装入制御部9の制御
操作を一時待機させる。更に、タイムカウンタ12をリ
セット状態にする。この炉頂装入制御部9の制御操作を
一時待機させることにより、炉頂ガス温度の上昇を待つ
ものであるが、この際、炉頂ガス温度Tが基準上限温度
max 以上の場合には、装入制御部9の制御操作を一時
待機する必要がない。
【0022】このため、前記「炉頂ガス温度チェック」
信号SBが炉頂ガス温度上限判定部11に入力すると、
該炉頂ガス温度上限判定部11は前記炉頂ガス温度計3
で測定した炉頂ガス温度Tを入力し、この炉頂ガス温度
Tと予め設定した基準上限温度Tmax の関係を判定し
(F3)、T>Tmax であれば、炉頂ガス温度を抑制す
るために炉頂装入制御部9での装入制御の一時待機を解
除する「装入待ち解除」信号SCを装入待ち信号設定部
14に出力する(F4)。しかし、T≦Tmax であれば
タイムカウンタ12に「タイムカウント開始」信号SD
を出力する。該装入待ち信号設定部14は「装入待ち解
除」信号SCを入力すると、炉頂装入制御部9に装入待
ち指令信号SIの出力を停止する。
【0023】更に、タイムカウンタ12に「タイムカウ
ント開始」信号SDが入力すると、装入制御の一時待機
を所定時間継続するために該タイムカウンタ12はカウ
ントを開始する。これによりタイムカウンタ12はカウ
ント積算し(F5)、この積算値Xが予め設定した規定
時間X0 (その時々の装入ペースに応じて決定するか、
直近5回程度の通常高炉操業状態における重錘1aの着
床時間、即ち、重錘1aを巻き下げ完了から巻き上げ開
始までの時間の平均値に1以下の安全係数を乗じたもの
で決定した時間でよく、2〜3分程度である)に到達し
ない間は前記炉頂ガス温度上限判定部11に炉頂ガス温
度Tと基準上限温度Tmax の「再チェック」信号SEを
出力し、前記カウント積算値Xが規定時間X0 に到達す
る(カウントアップ)と(F6)、炉頂ガス温度下限判
定部13に「炉頂ガス温度チェック」信号SFを出力す
る。
【0024】この「炉頂ガス温度チェック」信号SFの
入力により炉頂ガス温度下限判定部13は前記炉頂ガス
温度計3で測定した炉頂ガス温度Tを入力し、この炉頂
ガス温度Tと予め設定した基準下限温度Tmin の関係を
判定し(F7)、T<Tminであれば、タイムカウンタ
12にカウント再積算開始信号SHを出力する。そし
て、このタイムカウンタ12のカウント積算値が所定時
間(5〜10秒程度)加算されると再びれ炉頂ガス温度
Tと基準下限温度Tmin の関係を判定し、この関係がT
≧Tmin になるまで前記同様の処理を行う。
【0025】前記炉頂ガス温度Tと基準下限温度Tmin
の関係がT≧Tmin となれば、「装入待ち解除」信号S
Gを前記装入待ち信号設定部14に出力(F8)する。
この「装入待ち解除」信号SGが入力すると、装入待ち
信号設定部14は前記同様に装入待ち指令信号SIの出
力を停止する。
【0026】このように制御して、炉内に装入物を装入
した場合におけるサウンジング装置1の重錘1aの動き
と炉頂ガス温度の関係を図3に示す。
【0027】t1 〜t2 時点:ドロップが発生し、重錘
1aは降下して基準深度H0 以下となる。 t2 〜t3 時点:重錘1aが巻き上げられ、大ベル7が
開放し該大ベル7上の装入物は炉内に装入される。そし
て、この装入が完了すると、重錘1aが巻き下げられ、
該重錘1aは炉内装入物表面2に着床する。 t3 〜t4 時点:重錘1aの着床時の深度Hは基準深度
0 以下である事から装入待ちをするため、装入待ち信
号設定部14から炉頂装入制御部9に装入待ち信号SI
が出力され、重錘1aは巻き上げずに深度Hの測定を継
続し、タイムカウンタ12がカウントアップするのを待
つ。しかし、この待ち時間中に炉頂ガス温度Tが基準上
限温度Tmax 以上になったので、装入待ち信号設定部1
4から炉頂装入制御部9に入力していた装入待ち信号S
Iは取り消され、装入待ちは解除される。 t4 〜t5 時点:この装入待ちは解除により直ちに重錘
1aに巻き上げられ、装入物が炉内に装入され、この装
入物の装入が完了すると、再び、重錘1aは巻き下げら
れ、炉内装入物の表面2に着床する。 t5 〜t6 時点:重錘1aの着床時の深度Hが基準深度
0 以下である事から、前記t3 〜t4 時点と同様にし
てタイムカウンタ12がカウントアップするまで装入待
ちする。そして、タイムカウンタ12がカウントアップ
した段階で、炉頂ガス温度Tをチェックし、該炉頂ガス
温度Tが基準上限温度Tmax から基準下限温度Tmin
範囲にあるので、重錘1aを巻き上げ、装入物を炉内に
装入する。
【0028】この制御を重錘1aの着床時の深度Hが基
準深度H0 以上になるtn 時点まで繰り返し、これ以後
は従来と同様の正常の制御を行う。
【0029】尚、本実施例ではサウンジング装置一台に
ついて説明したが、高炉円周方向に複数台のサウンジン
グ装置が設けられている場合には、その各サウンジング
装置に対応して着床時深度判定部10、炉頂ガス温度上
限判定部11、タイムカウンタ12、炉頂ガス温度下限
判定部13、装入待ち信号設定部14を各々設け、どの
装入待ち信号設定部14からでも装入待ち信号SIが炉
頂装入制御部9に入力すれば、該炉頂装入制御部9は装
入待ちを行う様にする事が好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、簡
単で安価な制御系で、炉内にドロップ又はスリップ、又
は、一時的な装入トラブル等が発生して、炉内装入物の
表面レベルが異常に低下した際、オペレータが全く介入
することなく、自動的に高炉々内に装入する装入物の装
入タイミングを決定し、これに基づいて前記炉頂装入制
御部を制御して、装入物を炉内に装入することにより、
高炉々内の装入物表面レベルを所定範囲に維持して、炉
頂ガス温度の大幅な変動を防止することを可能とするも
のであり、この分野における効果は多大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装入物制御装置のブロック
図。
【図2】本実施例の制御フローチャート図。
【図3】本実施例のサウンジング装置の重錘の動きと炉
頂温度との関係を示す図。
【図4】従来のサウンジング装置の重錘の動きと炉頂温
度との関係を示す図。
【符号の説明】
1 サウンジング装置 1a 重錘 2 装入物表面 3 炉頂ガス温度計 4 装入コンベア 5 炉頂ホッパー 6 小ベル 7 大ベル 8 ガス上昇管 9 炉頂装入制御部 10 着床時深度判定部 11 炉頂ガス温度上限判定部 12 タイムカウンタ 13 炉頂ガス温度下限判定部 14 装入待ち信号設定部 SA 装入待ち信号 SB 炉頂ガス温度チェック信号 RS リセット信号 SI 装入待ち指令信号 SC 装入待ち解除信号 SD タイムカウント開始信号 SE 再チェック信号 SF 炉頂ガス温度チェック信号 SH カウント再積算開始信号 SG 装入待ち解除信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉々上部に設けた表面レベル計で炉内
    に装入された装入物の表面まで深度を測定し、この測定
    値が基準深度に達すると大ベルを開放して、炉内へ装入
    物を装入する方法において、該大ベルを開放して炉内へ
    装入物を装入した後、前記表面レベル計で装入物表面深
    度の測定を開始した時の測定値が前記基準深度以上の場
    合には、前記大ベルの開放を一時待機し、この状態で高
    炉上部に設けた炉頂ガス温度計で炉頂ガス温度を測定
    し、この測定温度が予め設定した基準上限温度以上の場
    合には前記大ベル開放の一時待機を解除して装入物を炉
    内に装入し、又、前記測定炉頂ガス温度が基準上限温度
    以下の場合にはタイムカウンタを動作し、該タイムカウ
    ンタがカウントアップした後、前記測定炉頂ガス温度が
    予め設定した基準下限温度以上になると前記大ベル開放
    の一時待機を解除し、前記大ベルを開放して炉内へ装入
    物を装入することを特徴とする高炉装入物の装入制御方
    法。
  2. 【請求項2】 高炉々内装入物の表面までの深度を高炉
    々上部に設けた表面レベル計で測定し、この測定値が基
    準深度に達すると大ベルを開放して、炉内へ装入物を装
    入する装入制御部を有する高炉装入物の装入制御装置に
    おいて、該大ベルを開放して炉内へ装入物を装入した
    後、前記表面レベル計で装入物表面深度の測定を開始し
    た時の測定値が前記基準深度以上の場合には、前記大ベ
    ルの開放制御を一時待機する装入待ち信号SAを出力す
    ると共に炉頂ガス温度チェック信号SBを出力する着床
    時深度判定部と、該着床時深度判定部からの装入待ち信
    号SAにより炉内への装入物の装入制御を一時待機する
    装入待ち指令信号SIを前記装入制御部に出力する装入
    待ち信号設定部と、該着床時深度判定部から炉頂ガス温
    度チェック信号SBにより高炉上部に設けた炉頂ガス温
    度計で測定した炉頂ガス温度と予め設定した基準上限温
    度との関係を判定し、該測定炉頂ガス温度が基準上限温
    度以上の場合には前記装入制御部に前記装入待ち指令信
    号SIを解除する解除信号SCを出力し、前記測定炉頂
    ガス温度が基準上限温度以下の場合にはタイムカウンタ
    を動作するタイムカウント開始信号SDを出力する炉頂
    ガス上限温度判定部と、該タイムカウンタがカウントア
    ップすると前記測定炉頂ガス温度と予め設定した基準下
    限温度との関係を判断し、該測定炉頂ガス温度が基準下
    限温度以上になると前記装入制御部に装入待ち指令信号
    SIを解除する解除信号SGを出力する炉頂ガス下限温
    度判断部とを有することを特徴とする高炉装入物の装入
    制御装置。
JP7546094A 1994-03-23 1994-03-23 高炉装入物の装入制御方法とその装置 Withdrawn JPH07258709A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100399822B1 (ko) * 1999-12-30 2003-09-29 주식회사 포스코 고로설비의 이상 유무 판단 시스템
CN115558732A (zh) * 2022-10-24 2023-01-03 山东钢铁集团永锋临港有限公司 一种双尺到料线检测装置

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