JP2785093B2 - ベル式高炉の装入装置における均圧方法 - Google Patents

ベル式高炉の装入装置における均圧方法

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JP2785093B2
JP2785093B2 JP4353733A JP35373392A JP2785093B2 JP 2785093 B2 JP2785093 B2 JP 2785093B2 JP 4353733 A JP4353733 A JP 4353733A JP 35373392 A JP35373392 A JP 35373392A JP 2785093 B2 JP2785093 B2 JP 2785093B2
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small
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベル式高炉の炉頂から
炉内部へ原料を装入する際に行う原料装入装置の均圧方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の高圧操業においては、ベル及びシ
ール弁の開閉のため大ベルホッパー内及び小ベルホッパ
ー内の均圧及び排圧が必要である。例えば、小ベルホッ
パーと大ベルホッパーとからなる原料装入装置では、小
ベルホッパー内に原料を装入し、小ベルが閉状態から小
ベルホッパー上部に設けたシール弁開放前までの間は炉
頂圧力とほぼ同一の圧力で均圧し、この均圧が終わった
時点からシール弁開放直前までの間は小ベルホッパー内
の圧力を排圧してほぼ大気圧としている。この均圧は清
浄高炉ガスを用いて粗均圧を行う一次均圧と、不活性ガ
スとしての窒素ガスを用いて一次均圧で不足した圧力補
充と微調整均圧を行う二次均圧よりなっている。
【0003】従来の二次均圧方法における各装置の動作
を示すタイムチャートを図3に示す。二次均圧において
は、原料の装入タイムスケジュールにしたがって、二次
均圧開始から停止指令が出されるまでの間、つまり、一
次均圧が完了した後から、前記排圧を開始するまでの
間、小ベルホッパーと大ベルホッパー間の差圧が常に
「0」に近似するよう、窒素ガスを小ベルホッパー内に
導入している。すなわち、二次均圧開始指令が出される
と圧力調節計がオンとなり、圧力調節計の出力に基づき
調節弁が作動し、窒素ガスが小ベルホッパー内に流入し
て均圧が行われる。
【0004】そして、二次均圧を行っている最中に、小
ベルホッパー内に装入された原料を大ベルホッパー内に
装入するために小ベルを開くと、原料の落下に伴い瞬間
的に小ベルホッパー内の圧力が大ベルホッパー内の圧力
より低くなる。そこで、圧力調節計の出力に基づき、再
び調節弁が作動し窒素ガスが小ベルホッパー内に流入し
て均圧が行われる。この場合、小ベルホッパーと大ベル
ホッパーとの差圧を解消するため、大量の窒素ガスが小
ベルホッパー内に流入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、小ベルホッパ
ーから大ベルホッパーへ原料が落下、移動したために発
生する両ホッパー間の差圧は、前記のように瞬間的なも
のであり、時間の経過に伴って解消されるにもかかわら
ず、窒素ガスを導入している。
【0006】この窒素ガスの導入量は、二次均圧で使用
する全窒素ガス量の約45%にもなり、不必要な窒素ガ
スの使用は生産コストの上昇を招くことになる。したが
って、二次均圧における窒素ガス使用量の無駄を省くた
め、均圧制御方法の適正化が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、原料を収容して小ベルが閉状態の小ベ
ルホッパーに清浄高炉ガスを導入して一次均圧を行い、
その後から次の原料を小ベルホッパー内に装入するまで
の間、小ベルホッパーと大ベルホッパー間の圧力差に基
づき、不活性ガスを小ベルホッパー内に導入して小ベル
ホッパー内の圧力と大ベルホッパー内の圧力をほぼ同一
維持する二次均圧を行うベル式高炉の装入装置におけ
る均圧方法において、上記二次均圧中に、小ベルを開に
して小ベルホッパー内の原料を大ベルホッパーへ装入す
る場合に、小ベルホッパー内への前記不活性ガスの導入
を停止することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の均圧方法によれば、高炉ガスにより一
次均圧を行った後、二次均圧開始指令により不活性ガス
である窒素ガスを小ベルホッパー内に導入して、小ベル
ホッパーと大ベルホッパーの圧力差がほぼ「0」となる
よう二次均圧を行う。ここで、小ベルホッパー内に装入
した原料を大ベルホッパーへ装入するため小ベルを開く
必要がある。この際、小ベルホッパーと大ベルホッパー
間に原料の落下による圧力差が生じる。この場合、両ホ
ッパー間の圧力差は長く続くものではなく、しかも原料
装入に支障をきたすものではない。また、小ベルを開い
た状態で窒素ガスを流入させたとしても、窒素ガスは小
ベルホッパー及び大ベルホッパーの両方へ流入するの
で、均圧への利目が小さいため、窒素ガスが小ベルホッ
パー内に流入しないようにする。したがって、二次均圧
工程において均圧に直接影響を与えない無駄な窒素ガス
を消費することがなく、製造コストを低減することが可
能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明に係る高炉1の模式図である。
高炉1は、炉頂部に原料ホッパー2を有し、原料ホッパ
ー2の下部に小ベルホッパー3を設け、小ベルホッパー
3の下部に大ベルホッパー4を設けてある。原料ホッパ
ー2と小ベルホッパー2との間にはシール弁5が設けて
あり、原料ホッパー2と小ベルホッパー3とを隔離す
る。また、小ベルホッパー3と大ベルホッパー4との間
には小ベル6が昇降可能に設けてあり、小ベル6が小ベ
ルホッパー3の下面に圧接することにより小ベルホッパ
ー3と大ベルホッパー4とを隔離する。さらに、大ベル
ホッパー4と炉内部7との間には大ベル8が昇降可能に
設けてあり、大ベル8が大ベルホッパー4の下面に圧接
することにより大ベルホッパー4と炉内部7とを隔離す
る。
【0010】小ベルホッパー3及び大ベルホッパー4に
は、それぞれ圧力配管9a,9bを介して差圧計10が
連絡している。そして、この差圧計10からの出力は、
調節計11に入力している。また、小ベルホッパー3に
は開閉弁12及び調節弁13を介して窒素ガス供給設備
14が接続してあり、均圧に使用する窒素ガスを供給し
ている。上記した調節計11は、差圧計10からの出力
に基づき調節弁13を作動させるための装置で、制御手
段である均排圧シーケンサ15からの二次均圧開始指令
に基づいて能動化し、調節弁13に作動信号を送信す
る。
【0011】また、小ベル開閉用シャフト6aには小ベ
ル6の開閉を検知する開閉検知スイッチ16が連絡して
あり、小ベル6が開くと小ベル開信号を均排圧シーケン
サ15に出力する。この小ベル開信号を受信した均排圧
シーケンサ15は、調節計11に対して出力していた二
次均圧開始指令信号を停止して差圧計10を非能動化
し、二次均圧開始指令が出されている間であっても調節
弁13への作動信号の送信を抑制する。
【0012】上記した均排圧シーケンサ15における制
御動作を図2に示したフローチャートに基づき説明す
る。二次均圧を行うための二次均圧開始指令が出力され
ると、監視タイマーを作動させ、小ベル6の開閉動作を
判断する。そして、開閉検知スイッチ16が小ベル6の
開状態を検知すると監視タイマーの状態を調べ、監視タ
イマーがタイムアップしていると、調節弁13を全閉状
態とし小ベルホッパー3への窒素ガスの供給を停止す
る。ここで、監視タイマーの状態を調べているのは、何
らかの原因で小ベル6が微動し、開閉スイッチ16が開
状態を検知した場合にまで、調節弁13を全閉状態とす
ることを防ぐためである。すなわち、実際に小ベルホッ
パー3内の原料を大ベルホッパー4内に装入するため
に、小ベル6が開状態となった場合にのみ調節弁13を
全閉状態とする。
【0013】一方、小ベル6が閉状態である場合、及び
監視タイマーがタイムアップしていない場合には、自動
制御により調節弁を制御し、小ベルホッパー3内に流入
する窒素ガス量を調節して均圧を行う。また、二次均圧
開始指令の出力が停止すると、調節弁13を全閉状態と
して小ベルホッパー3への窒素ガスの供給を停止し、二
次均圧を終了する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、高炉
炉頂から高炉内部へ原料を装入する際に行う均圧工程に
おいて、高炉ガスを小ベルホッパーに導入して一次均圧
を行った後、二次均圧開始指令が出されると、小ベルホ
ッパーと大ベルホッパー間の圧力差を計測し、該計測値
に基づき、不活性ガスを小ベルホッパー内に導入して小
ベルホッパー内の圧力と大ベルホッパー内の圧力をほぼ
同一に維持するよう二次均圧制御を行い、上記二次均圧
制御中に、小ベルホッパー内に装入した原料を大ベルホ
ッパーへ装入するため小ベルを開いても、小ベルホッパ
ー内への不活性ガスの流入を停止している。
【0015】すなわち、小ベルホッパー内に装入した原
料を大ベルホッパーへ装入するため小ベルを開いた場合
に生じる小ベルホッパーと大ベルホッパー間の圧力差
は、原料装入に何等支障をきたさないため、このような
場合には窒素ガスが小ベルホッパー内へ流入しないよう
に制御している。したがって、二次均圧工程において均
圧に直接影響を与えない無駄な窒素ガスを消費すること
がなく、高炉操業における製造コストを低減することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す高炉の模式図である。
【図2】均圧の制御手段である均排圧シーケンサにおけ
る制御動作を示したフローチャートである。
【図3】従来の均圧方法における各装置の動作を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1 高炉 2 原料ホッパー 3 小ベルホッパー 4 大ベルホッパー 5 シール弁 6 小ベル 7 炉内部 8 大ベル 9a,9b 圧力配管 10 差圧計 11 調節計 12 開閉弁 13 調節弁 14 窒素ガス供給設備 15 均排圧シーケンサ 16 開閉検知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 吉克 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本 製鐵株式会社 大分製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭58−25408(JP,A) 特開 昭56−169712(JP,A) 特開 昭57−79104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料を収容して小ベルが閉状態の小ベルホ
    ッパーに清浄高炉ガスを導入して一次均圧を行い、その
    後から次の原料を小ベルホッパー内に装入するまでの
    間、小ベルホッパーと大ベルホッパー間の圧力差に基づ
    き、不活性ガスを小ベルホッパー内に導入して小ベルホ
    ッパー内の圧力と大ベルホッパー内の圧力をほぼ同一に
    維持する二次均圧を行うベル式高炉の装入装置における
    均圧方法において、上記二次均圧中に、小ベルを開にし
    て小ベルホッパー内の原料を大ベルホッパーへ装入する
    場合に、小ベルホッパー内への前記不活性ガスの導入を
    停止することを特徴としたベル式高炉の装入装置におけ
    る均圧方法。
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