JPH072584A - 疎水性及び疎油性層を備える固体並びに前記層の塗膜方法 - Google Patents

疎水性及び疎油性層を備える固体並びに前記層の塗膜方法

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JPH072584A
JPH072584A JP15794A JP15794A JPH072584A JP H072584 A JPH072584 A JP H072584A JP 15794 A JP15794 A JP 15794A JP 15794 A JP15794 A JP 15794A JP H072584 A JPH072584 A JP H072584A
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JP15794A
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Christian Collette
クリステイアン・コレツト
Jean-Marc Corpart
ジヤン−マルク・コルパール
Francis Rondelez
フランシス・ロンデレ
Jean-Bruno Brzoska
ジヤン−ブリユノ・ブルゾスカ
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Elf Atochem SA
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/18Processes for applying liquids or other fluent materials performed by dipping
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D4/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペルフルオロアルキルハロシラン又はペルフ
ルオロアルキルアルコキシシランを有機溶媒混合物中の
希釈溶液として出発し、使用される有機シランに固有の
臨界温度Tc以下の温度に全反応工程を維持することに
より、再現可能で良好な品質のグラフティングを実現す
る。 【構成】 式: 【化1】 (式中、R1,R2及びR3は同一又は異なり、各々ハロ
ゲン原子、1〜3個の炭素原子を含むアルコキシ基、又
は1もしくは2個の炭素原子を含むアルキル基を表し、
1,R2及びR3基の少なくとも1個はハロゲン原子又
はアルコキシ基であり、aは1〜10の数であり、bは
0〜2の数であり、Qは直接結合又は2価結合基であ
る)の有機シランの有機溶液による固体の水和表面のシ
ラン化方法であって、前記有機シランの臨界温度Tcよ
りも低い温度で実施することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疎水性及び疎油性層で被
覆された固体支持体並びにその製造方法に係る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】単分子
層の堆積による固体表面の改質は種々の産業でますます
注目されつつある。ガラス、セラミック、金属又はメタ
ロイドのような種々の支持体を疎水性又は疎油性又は絶
縁性にする処理は多くの適用範囲がある。
【0003】エレクトロニクスの分野では、超薄型電気
絶縁層を作成できることが必要である。また、例えば道
路用車両又は建築物のガラスの氷結防止処理や、例えば
船舶の防汚処理も求められている。この種の表面改質を
得るための手段の1つとして、炭化水素又はペルフルオ
ロ長鎖を水和固体表面に化学的にグラフトする方法があ
る。このグラフティングはハロシラン型の基、より特定
的にはトリクロロシラン又はアルコキシシラン、特にト
リアルコキシシランを反応させることにより行われる。
「シラン化(silanization)」なる用語は
一般にこの種の表面処理を指称するために使用される。
シラン化の原理は文献中に広く記載されており、例えば
I.M.Tidswellら,J.Chem.Phy
s., 95(4), 2854 (1991);R.
Maozら,J.ColloidInterface
Sci., 100(2), 465(1991);F
R2 635 319;JP 62153147;JP
58142958を参照されたい。
【0004】シラン化方法はJ.Sagiv,J.A
m.Chem.Soc., 102,(1), 92
(1980)に詳細に記載されている。
【0005】ペルフルオロアルキルハロシラン又はペル
フルオロアルキルアルコキシシランを使用する公知方法
では良好な品質と良好な経時挙動とを有する層を再現可
能に得ることはできず、更に、一般には使用前に熱処理
が必要である(この点についてはUS 4997684
及びJP 58142958を参照されたい)。
【0006】
【課題を解決するための手段】ペルフルオロアルキルハ
ロシラン又はペルフルオロアルキルアルコキシシランか
ら出発するグラフティングは、使用される有機シランに
固有の臨界温度Tc以下の温度でグラフティングを行っ
た場合に再現可能であり且つ良好な品質を呈することが
ここに知見された。
【0007】これらの層は時間の経過によく耐える顕著
な疎油性及び疎水性を示す。これらの層は適切に洗浄及
び水和された表面に、該表面にグラフトするために使用
することが所望される有機シランの有機溶液を塗布する
ことにより得られる。被覆済み支持体を臨界温度Tcよ
りも高い温度で事後使用する場合にもこれらの利点は保
たれる。本発明に従ってグラフティングを行う場合に
は、従来技術で推奨されているように使用前に被覆済み
支持体をわざわざ熱処理する必要がない。
【0008】本発明のシラン化処理は水和固体表面に適
用することができ、従って、表面にヒドロキシル基を含
む固体に適用することができる。支持体として使用可能
な固体の例としては、ガラス、セラミック(好ましくは
酸化物型のセラミック)、金属(特にアルミニウム)又
はメタロイド(例えば酸化硅素)を挙げることができ
る。
【0009】本発明で使用される有機シランは構造:
【0010】
【化3】
【0011】[式中、R1,R2及びR3は同一又は異な
り、各々ハロゲン原子(好ましくは塩素原子)、1〜3
個の炭素原子を含むアルコキシ基(好ましくはメトキシ
又はエトキシ)、又は1もしくは2個の炭素原子を含む
アルキル基を表し、R1,R2及びR3基の少なくとも1
個はハロゲン原子又はアルコキシ基を表し、aは1〜1
0の数、好ましくは5〜9であり、bは0〜2の数であ
り、Qは直接結合(換言するならばQは基として存在し
ない)又は、bが0以外であるという条件下で例えばエ
ーテル、エステル又はチオエーテル基のような2価結合
基である]を有する。
【0012】使用される有機シランの臨界温度は上記a
及びbの関数であり、臨界温度(℃)は式:Tc(℃)
=5×(a+1)+3.5×b−40を使用して計算す
ることができる。従って、臨界温度は±3℃の近似値と
して得られる。
【0013】臨界温度以下の温度でグラフティングを実
施すると適切である。臨界温度の計算値よりも数度、例
えば3℃低い温度にすると好ましい。臨界温度は実験に
より裏付けることができる。このためには、グラフティ
ング温度が表面の疎水性又は疎油性に及ぼす作用を測定
すればよい。その結果、層がTcよりも低い温度でグラ
フトされた場合には表面品質が良好であり且つ実質的に
グラフティング温度から独立していることを確認するこ
とができる。
【0014】有機シランはミセルの形成を避けるよう
に、表面処理に使用される有機溶液中に低濃度(1×1
-4〜1×10-2mol/l)で導入することが好まし
い。この溶液は更に、1種以上の非極性炭化水素溶媒
(例えばn−アルカン)と、1種以上の極性溶媒(例え
ばジクロロメタン、トリクロロメタン、トリクロロエタ
ン、トリクロロエチレン、トリクロロトリフルオロエタ
ン及び四塩化炭素のような塩素化溶媒)とから構成され
る有機溶媒系も含む。溶媒系は好ましくは少なくとも7
0容量%の非極性溶媒と好ましくは少なくとも5容量%
の極性溶媒とを含む。溶媒に関するこれらの条件が満た
されるならば、臨界温度Tcは溶媒の種類から独立し、
使用される有機シランの種類のみに依存する。
【0015】本発明の方法の最低適用温度はシラン化溶
液の凝固温度に対応する。
【0016】有機シラン組成物を支持体に塗布する前
に、表面を洗浄して有機及び無機汚染物を除去し、グラ
フティングに適切なように表面を水和させることが望ま
しい。洗浄にはあらゆる適法を使用することができる。
非限定的な例としては、溶媒及び/又は洗剤溶液及び/
又はオゾンによる光化学処理を利用することができる。
前記光化学処理の場合には、処理すべき表面を酸素雰囲
気中で紫外線照射する。
【0017】洗浄直後に所望の温度で有機シラン組成物
を塗布しなければならない。浴が完全に乾くために十分
な時間、即ち数分間、一般には約10分間、組成物を作
用させる。
【0018】使用される有機シランの感湿性に応じて、
シラン化溶液を保護するために必要な処置を講じる。例
えば、本発明の方法の全工程を通して窒素又はアルゴン
の不活性雰囲気下に溶液を維持する。他方、シラン化後
は、グラフトした層は耐湿性であるため、被覆済み固体
を周囲の空気に再び暴露してもよい。
【0019】上記方法は有機シランの加水分解反応を利
用し、処理済み支持体の表面を式:
【0020】
【化4】
【0021】の有機硅素基で被覆するものである。上記
式中、上記R1,R2又はR3基がアルキル基を表す場合
に限り、残りの硅素原子の不帰属原子価は必然的に前記
1,R2又はR3基に結合したままである。R1,R2
はR3がハロゲン原子又はアルコキシ基を表す場合に
は、これらの基は支持体のヒドロキシル基と部分的に反
応している。コーティングが周囲空気又は水和媒体に再
び暴露されると、支持体の表面と反応していないSi−
ハロゲン又はSi−アルコキシ結合は水分子と反応し、
Si−OH結合を形成する。これらのヒドロキシル基は
大部分が縮合し、相隣接する有機硅素基間にSi−O−
Si橋を形成する。
【0022】従って、この方法は、a)酸素原子を介し
て式:
【0023】
【化5】
【0024】の有機硅素基を支持体の表面に結合し、
b)前記有機硅素基が反応前に2個以上のハロゲン又は
アルコキシ基を含んでいた場合には、酸素原子を介して
前記有機硅素基を他の硅素基と結合し、c)硅素原子に
結合した低比率のOHヒドロキシル基を形成するもので
ある。
【0025】被覆済み表面を特性決定するためには、所
与の液体の液滴縁部と前記表面との接触角度を測定す
る。特に、n−アルカンの同族列を使用し、表面張力γ
lvの関数としてこれらの液体の接触角度θのコサインを
プロットするZismanの方法(W.A.Zisma
n, Adv.Chem.Series, 43,
1, 1964; Ind.Eng.Chem., 5
5,19,1963)を適用することにより、臨界表面
張力γcを決定する。直線をcosθ=1に外挿する
と、γcが得られる。いずれの場合も25℃で平衡とな
る角度を使用する。
【0026】疎油性はこうして測定される臨界表面張力
が低ければ低いほど高い。使用する有機シランを考慮す
ると、本発明の方法では12mN/m未満といった極め
て低い値が得られる。
【0027】得られる層の疎水性は、水滴の縁部と支持
体の表面に堆積された層との接触角度を測定することに
より特性決定される。特に、層はこの接触角度が100
°以上の場合に氷結防止特性を示す。これらの測定は2
5℃で行われる。
【0028】経時挙動は促進老化、例えば被覆済み支持
体を沸騰水に浸漬することにより測定することができ
る。その後、前記老化がコーティングの疎水性又は疎油
性に及ぼす影響を観測する。
【0029】以下、非限定的な実施例により本発明を説
明する。
【0030】
【実施例】実施例1 顕微鏡用ガラススライドを支持体として使用した。1.
クロロホルムで数分間脱脂し、2.塩酸(濃度37容量
%)50容量%及び95%エタノール50容量%を含有
する溶液に含浸させ、3.新たに蒸留した水で順次濯
ぎ、4.100℃でオーブン乾燥することからなる手順
に従ってスライドの表面を洗浄した。
【0031】洗浄直後に、約8℃の臨界温度を有する式
817(CH22S(CH22Si(OEt)3のフッ
素化トリエトキシシラン1×10-3mol/lを含有す
る溶液にスライドを10分間浸漬した。この溶液の溶媒
系はn−ヘプタン80容量%及び四塩化炭素20容量%
から構成するものとした。
【0032】反応後、スライドを溶液から取り出し完全
に乾燥した。グラフティング温度の関数としてγcの測
定値を下記表にまとめる。測定は2回行った。
【0033】
【表1】
【0034】グラフティングを臨界温度よりも低い温度
で行った場合には、臨界表面張力は実質的にグラフティ
ング温度から独立し、著しく低く、12mN/m未満で
あった。
【0035】実施例2 実施例1のエトキシシランの代わりに約8℃の臨界温度
を有するトリメトキシシランC817(CH22S(C
22Si(OMe)3を同一濃度で使用した以外は、
実施例1と同一の操作条件下で操作した。結果を下記表
にまとめる。
【0036】
【表2】
【0037】臨界温度よりも低い温度でグラフティング
を行った場合には、臨界表面張力は実質的にグラフティ
ング温度から独立し、著しく低く、12mN/m未満で
あった。
【0038】実施例3 表面酸化したシリコンディスクを支持体として使用し
た。表面はシラン化に必要なヒドロキシル基を含む。
1.クロロホルムで数分間脱脂し、2.酸素雰囲気下で
UV照射により光化学処理し、3.硫酸70容量%及び
過酸化水素30容量%からなる溶液を新たに調製し、1
50℃に加熱した中に含浸させることにより表面を数分
間化学的に酸化させ、4.新たに蒸留した水で順次濯
ぎ、5.100℃でオーブン乾燥し、6.2の光化学処
理を再度行うことからなる手順によりディスクを洗浄し
た。
【0039】洗浄直後に、約2℃の臨界温度を有する式
817(CH22SiCl3のフッ素化トリクロロシラ
ン1×10-3mol/lを含有する溶液にディスクを1
0分間浸漬した。この溶液の溶媒系はn−オクタン80
容量%及び四塩化炭素20容量%から構成するものとし
た。
【0040】結果を下記表にまとめる。
【0041】
【表3】
【0042】グラフティングを−3及び0℃(Tc未
満)で実施すると、臨界表面張力は著しく低く、12m
N/m未満であった。
【0043】実施例4 アルミニウムシートを支持体として使用した。段階3の
代わりに室温で発煙硝酸溶液に5分間含浸させた以外は
実施例3に記載した手順に従ってシートを洗浄した。
【0044】洗浄直後に、式C817(CH22SiC
3のフッ素化トリクロロシラン1×10-3mol/l
を含有する溶液にシートを10分間浸漬した。この溶液
の溶媒系はn−オクタン80容量%及び四塩化炭素20
容量%から構成するものとした。
【0045】実施例3と同様の結果が得られた。
【0046】実施例5 実施例3と同一条件下で一方は−3℃、他方は12℃で
817(CH22SiCl3によりグラフトした2つの
酸化硅素ディスクを支持体として使用し、水滴の接触角
度を測定した。
【0047】結果を下記表にまとめる。
【0048】
【表4】
【0049】Tc(Tc=2℃、実施例3参照)よりも
低い温度である−3℃で形成されたコーティングのほう
が高疎水性であり、顕著な氷結防止性を示す。
【0050】実施例6 実施例2の条件下で一方は5℃、他方は20℃でC8
17(CH22S(CH22Si(OMe)3によりグラ
フトした2つのガラススライドを支持体として使用し、
水滴の接触角度を測定した。
【0051】結果を下記表にまとめる。
【0052】
【表5】
【0053】Tc(Tc=8℃、実施例2参照)よりも
低い温度である5℃で形成されたコーティングのほうが
高疎水性であり、顕著な氷結防止性を示す。
【0054】実施例7 シランC1021(CH22−SiCl3を使用して実施
例3と同様に操作した。結果を下記表にまとめる。
【0055】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 302 Z 8720−4D Y 8720−4D C03C 17/30 C23C 22/02 (72)発明者 ジヤン−マルク・コルパール フランス国、95110・サノア、アレ・ド ウ・コルメイユ、60 (72)発明者 フランシス・ロンデレ フランス国、92260・フオントネー−オ− ローズ、ブールバール・ドウ・ラ・レピユ ブリツク、28 (72)発明者 ジヤン−ブリユノ・ブルゾスカ フランス国、31100・トウールーズ、プラ ス・ドユ・モルバン、8、アパルトマン・ 36

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、R1,R2及びR3は同一又は異なり、各々ハロ
    ゲン原子、1〜3個の炭素原子を含むアルコキシ基、又
    は1もしくは2個の炭素原子を含むアルキル基を表し、
    1,R2及びR3基の少なくとも1個はハロゲン原子又
    はアルコキシ基であり、aは1〜10の数であり、bは
    0〜2の数であり、Qは直接結合又は2価結合基であ
    る)の有機シランの有機溶液による固体の水和表面のシ
    ラン化方法であって、前記有機シランの臨界温度Tcよ
    りも低い温度で実施することを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 R1,R2及びR3の各々が塩素原子、メ
    トキシもしくはエトキシ基、又は1もしくは2個の炭素
    原子を含むアルキル基を表し、R1,R2及びR3基の少
    なくとも1個が塩素原子又はメトキシもしくはエトキシ
    基であり、aが5〜9であり、bが0又は2であり、Q
    がエーテル、エステルもしくはチオエーテル基又は直接
    結合を表すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 有機シランの濃度が有機溶媒系中の溶液
    として1×10-2〜1×10-4mol/lであることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒系が少なくとも5容量%の少な
    くとも1種の極性有機溶媒と少なくとも70容量%の少
    なくとも1種の非極性炭化水素溶媒とを含むことを特徴
    とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 非極性炭化水素溶媒の少なくとも1種が
    n−アルカン型であることを特徴とする請求項4に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 極性溶媒の少なくとも1種が塩素化溶媒
    であることを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 式: 【化2】 (式中、aは1〜10の数であり、bは0〜2の数であ
    り、Qは直接結合又は2価結合基であり、硅素の残りの
    原子価は酸素原子を介して1もしくは2個の炭素原子を
    含むアルキル基、OH基又は他の同様の有機硅素基に結
    合しており、これらの原子価の少なくとも1個は酸素原
    子を介して支持体に結合している)の有機硅素基からな
    る単層で被覆された支持体から構成される固体であっ
    て、臨界表面張力が12mN/m未満であることを特徴
    とする固体。
  8. 【請求項8】 aが5〜9であり、bが0又は2であ
    り、Qがエーテル基、硫黄原子又は直接結合を表すこと
    を特徴とする請求項7に記載の固体。
  9. 【請求項9】 支持体が金属、好ましくはアルミニウム
    から構成されることを特徴とする請求項7又は8に記載
    の固体。
  10. 【請求項10】 支持体がメタロイド、好ましくは酸化
    硅素から構成されることを特徴とする請求項7又は8に
    記載の固体。
  11. 【請求項11】 支持体が、好ましくは酸化物型のセラ
    ミックから構成されることを特徴とする請求項7又は8
    に記載の固体。
  12. 【請求項12】 支持体がガラスから構成されることを
    特徴とする請求項7又は8に記載の固体。
JP15794A 1993-01-05 1994-01-05 疎水性及び疎油性層を備える固体並びに前記層の塗膜方法 Pending JPH072584A (ja)

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